JPH0984809A - 口腔洗浄方法及びその装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 洗浄及び吸水を同時に行わずに口腔が洗浄で
きるようにし、複数のノズル及びホースを不要とするこ
とで、口腔洗浄時の不快感をなくすとともに、洗浄作業
性の向上を図る。 【解決手段】 口腔洗浄方法において、給水・吸水ポン
プより供給された洗浄水をホース２９を介してブラシ部
へ供給し洗浄水をブラシ部に形成された開口部より口腔
に噴射する動作と、噴射動作によって口腔に溜まった汚
水をブラシ部の開口部より吸引する動作とを含み、噴射
動作と吸引動作とを開口部を介して交互に行うととも
に、汚水の吸引動作時には汚水吸引流路内で汚水に混入
した異物５２を捕集する。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、洗浄水を噴射して
口腔を洗浄する口腔洗浄方法及びその装置に関するもの
である。

【０００２】

【従来の技術】従来の口腔洗浄方法は、洗浄水を口腔に
噴射し、口腔に溜まった洗浄水、唾液、食べかす等の混
合した汚水を口腔から溢れさせながら行うのが一般的で
あった。しかし、このような口腔洗浄方法では、口腔か
ら溢れた汚水が衣服等を汚損することがあるとともに、
本来必要のない口腔以外の部分も汚水で濡れることとな
るため、不快感を伴うものであった。

【０００３】このような不具合を解消するものとして、
口腔から汚水が溢れ落ちるのを防止するものの一例とし
て例えば特開平２−３６８５９号公報に記載されるもの
がある。

【０００４】図８は従来の口腔洗浄器を示す外観図であ
る。この口腔洗浄器１では、洗浄水を噴射する口腔洗浄
ノズル３と、口腔内の水を吸引する吸水ノズル５とが備
えられている。また、口腔洗浄ノズル３及び吸水ノズル
５は、それぞれ可撓性を有するホース７、９で、口腔洗
浄器本体１１に内蔵された図示しない給水ポンプ及び吸
水ポンプに接続されている。

【０００５】この口腔洗浄器１を用いた口腔洗浄方法で
は、口腔洗浄ノズル３から給水タンク１０内の洗浄水を
噴射させて口腔内の歯や歯ぐき等を洗浄しながら、口腔
内の汚水を吸水ノズル５で同時に吸引する。このような
口腔洗浄器１を用いた従来の口腔洗浄方法によれば、口
腔洗浄ノズル３から洗浄水を噴射すると同時に、汚水を
吸水ノズル５で吸引することができるので、汚水が口腔
に溢れ落ちることがなく、良好な使用感が得られた。

【０００６】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
口腔洗浄方法では、洗浄水の噴射と、汚水の吸引とを同
時に行うこととしていたため、独立した口腔洗浄ノズル
３と吸水ノズル５とが必要となり、口腔にはこれら二つ
のノズル３、５を挿入しなければならず、口腔内に挿入
される器具が多くなることから、不快感が生ずる場合が
あった。

【０００７】また、これら二つの口腔洗浄ノズル３と吸
水ノズル５は、それぞれが噴射ホース７と吸引ホース９
により口腔洗浄器本体１１と接続されるため、これら複
数のホースによって洗浄作業性が低下する場合があっ
た。本発明は上記状況に鑑みてなされたもので、洗浄及
び吸水を同時に交互に行うことで口腔を確実に洗浄で
き、かつ複数のノズル及びホースが不要となる口腔洗浄
方法及びその装置を提供し、高い洗浄効果を確保しつ
つ、使用感の向上、洗浄作業性の向上を図ることを目的
とする。

【０００８】

【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明に係る口腔洗浄方法は、給水・吸水ポンプより
供給された洗浄水をホースを介して洗浄部へ供給し該洗
浄水を洗浄部に形成された開口部より口腔に噴射する動
作と、該噴射動作によって口腔に溜まった汚水を前記洗
浄部の開口部より吸引する動作とを含み、前記噴射動作
と前記吸引動作とを前記開口部を介して交互に行うとと
もに、前記汚水の吸引動作時には汚水吸引流路内を通過
する汚水の流路を変偏させて前記汚水に混入した汚物を
捕集することを特徴とするものである。

【０００９】本発明に係る口腔洗浄装置の構成は、洗浄
部と、該洗浄部に形成された噴射吸引用の開口部と、前
記洗浄部に可撓性を有するホースを介して接続され該開
口部からの洗浄水の噴射及び汚水の吸引を行う給水・吸
水ポンプと、前記洗浄部と該給水・吸水ポンプとの間の
前記ホースに介装され前記洗浄水及び前記汚水の通過す
るケーシングと、該ケーシングに付設され前記汚水の迂
回流路を形成する収納体と、前記汚水の流路を変偏させ
るべく、前記ケーシング内に前記汚水の流れ方向に略直
交する方向で配設される邪魔板とを具備したものであ
る。

【００１０】口腔洗浄方法では、洗浄水の噴射と汚水の
吸引とを交互に繰り返すので、一本のホースにより給水
・吸水ポンプと口腔洗浄装置との接続が可能となる。ま
た、洗浄水の噴射と汚水の吸引が交互に行えるため、口
腔内に挿入する器具が一つとなる。口腔洗浄装置では、
吸引された汚水の流路を変偏させることにより、流路の
変偏に追従できない汚物が邪魔板に衝突し、若しくは流
路から飛び出し、この作用により汚物を邪魔板下方の収
納体に沈降させて捕集することができ、吸引された汚水
から汚物を即座に除去することが可能となる。

【００１１】本発明において、汚物とは固体及び比重が
大きい液体をも含むものとする。

【００１２】

【発明の実施の形態】以下、本発明に係る口腔洗浄方法
及びその装置の好適な実施の形態を図面を参照して詳細
に説明する。図１は本発明による口腔洗浄方法を実施す
る口腔洗浄装置の要部構成図、図２は図１のＡ−Ａ線矢
視図、図３は図１のＢ−Ｂ線矢視図、図４は図１の口腔
洗浄装置に接続される洗浄部であるブラシ部の断面図で
ある。

【００１３】先ず、本発明による口腔洗浄方法を実施す
るための口腔洗装置について説明する。図１に示すよう
に、口腔洗浄装置２１の要部は、例えば円筒状のケーシ
ング２３により形成される。ケーシング２３の両端には
ケーシング２３の内径より小径の先端側小径部２５ａ及
び基端側小径部２５ｂとが連設されている。なお、ケー
シング２３と小径部２５ａ、２５ｂとの内径は、必要に
より逆転することもできる。

【００１４】先端側小径部２５ａには図４に示すブラシ
部２７が着脱自在に装着される。ブラシ部２７は、円板
状の基体２７ａの一方の面にブラシ２７ｂが植設され、
該一方の面の中心に先端側小径部２５ａと連通する開口
部２７ｃを有したもの等が好適となる。つまり、開口部
２７ｃは、周囲に円環状に植設されたブラシ２７ｂに包
囲された状態となっている。なお、ブラシ部は、上述し
た円形形状の他に、棒状の基部側面にブラシを複数植設
した通常のものとし、その先端に開口部を形成したもの
などとしてもよい。また、開口部２７ｃを適宜位置に複
数設けるようにしても良い。

【００１５】一方、基端側小径部２５ｂには図示しない
給水・吸水ポンプが可撓性を有するホース２９により接
続される。給水・吸水ポンプは、所定時間間隔で、一本
のホース２９に対して噴射と吸水を交互に行えるように
なっている。給水・吸水ポンプとしては、ピストン、シ
リンダ、吸込弁、吐出弁を主要部分とする容積形の往復
ポンプなどが用いられる。また、給水・吸水ポンプは、
給水、吸水のそれぞれに適した形のポンプを二つ設け、
これらの給水口、吸水口を統合配管で一つにし、ホース
２９に接続するものであってもよい。いずれにせよ、給
水・吸水ポンプと基端側小径部２５ｂとの間は、一本の
ホース２９によって接続される。なお、２つのポンプを
設ける場合は、本願発明のように、噴射と吸水とを交互
に実行する他、噴射と吸水とを同時に実行することが可
能となる。この場合、ケーシング内の２つの流路は一端
から他端まで完全に独立分離される。独立分離される流
路としては、例えば、一方の流路の外環に他方の流路を
形成するようにした断面同心形状の他、ケーシング内の
流路を２分割して一方の流路と他方の流路とを形成する
ようにした断面半円形状とする。

【００１６】ケーシング２３の周壁には開口部３１が形
成され、開口部３１の縁部は鍔部３３となって突出され
る。この開口部３１には一端が開口した例えば円筒状の
収納体３５が装着される。収納体３５は、開口部３１の
鍔部３３に開口を挿入し、図示しない係止手段などを介
して着脱自在に取り付けられる。従って、収納体３５が
装着されたケーシング２３は、収納体３５の容積分、内
部容積が増加することとなる。

【００１７】ケーシング２３は、口腔洗浄装置２１使用
時に、中心軸が水平となり且つ収納体３５が下方となる
姿勢（図１に示す状態）で使用される。ケーシング２３
の中央部には半円板状の邪魔板３７が内設され、図２に
示すように、邪魔板３７はケーシング２３内部の下半分
を仕切っている。邪魔板３７に仕切られたケーシング２
３の空間は、邪魔板３７が開口部３１上に設けられるこ
とにより、収納体３５内を迂回して連通状態となる。

【００１８】邪魔板３７の上端には水平方向の上下仕切
板４１が基端側小径部２５ｂに向かって延設され、上下
仕切板４１は邪魔板３７と基端側小径部２５ｂとの間の
ケーシング２３内部の空間を上下に仕切っている。ま
た、ケーシング２３近傍の基端側小径部２５ｂ内は、上
下仕切板４１の延設部４１ａにより上下に仕切られてい
る。上下に仕切られた基端側小径部２５ｂ内の上側内部
空間には給水・吸水ポンプからの水流を通過させ、これ
と逆方向の流れを阻止する第一逆止弁４３が設けられて
いる。また、基端側小径部２５ｂ内の下側内部空間には
先端側小径部２５ａからの水流を通過させ、これと逆方
向の流れを阻止する第二逆止弁４５が設けられている。

【００１９】第一逆止弁４３、第二逆止弁４５は、例え
ば図３に示すように、延設部４１ａを挟み上下に設けら
れた半円板状の弁板４７を、基端側小径部２５ｂの直径
方向の回動軸４９でそれぞれ回動自在に支持し、半円弧
状の弁座部５１をそれぞれ弁板４７の逆方向に設けるこ
とによって構成できる。

【００２０】このように構成される口腔洗浄装置２１を
用いた口腔洗浄方法を、図１、図５を参照して説明す
る。図５は汚水吸引時における口腔洗浄装置を示す説明
図である。本発明による口腔洗浄方法は、給水・吸水ポ
ンプにより洗浄水の噴射と、口腔内の汚水の吸引とを交
互に繰り返して行う。即ち、給水・吸水ポンプから洗浄
水の給水を行うと、図１に示すように基端側小径部２５
ｂの第二逆止弁４５が閉じられ、洗浄水は第一逆止弁４
３を通過してケーシング２３内へと流入する。

【００２１】ケーシング２３内へ流入した洗浄水は、先
端側小径部２５ａより流出し、ブラシ部２７の開口部２
７ｃから口腔内へと噴射されることとなる。この給水・
吸水ポンプからの洗浄水の噴射は、所定時間（例えば、
数秒間）で停止され、次いで、給水・吸水ポンプによる
吸水動作へと切り換えられることになる。給水・吸水ポ
ンプが吸水動作に切り換えられると、口腔内に溜まった
唾液、食べかす等の混合した汚水がブラシ部２７の開口
部２７ｃから吸引され、先端側小径部２５ａを介してケ
ーシング２３内へ流入される。

【００２２】先端側小径部２５ａからケーシング２３内
へ流入した汚水は、図５に示すように基端側小径部２５
ｂの第一逆止弁４３が閉じられることにより、収納体３
５の上部を迂回して第二逆止弁４５よりケーシング２３
内から基端側小径部２５ｂへと排出されることとなる。
この際、汚水に混入した汚物５２は、邪魔板３７に衝突
し、慣性力が衝突により吸収され自重により収納体３５
底部に沈降することとなる。また、邪魔板３７下部の汚
水迂回路においては、汚水の通過断面積が大きくなるた
め、汚水の流速が低下し、汚物５２の搬送力が小さくな
る。この結果、特に比重の大きい汚物５２は、重力の作
用によって、収納体３５底部に沈降することとなる。

【００２３】また、比重が小さく、汚水中を浮遊して搬
送される汚物は、例えば、収納体３５の汚水出口側と邪
魔板３７との間に非吸収性の通水部材であるメッシュな
どのストレーナ５３（図５参照）を設けることにより、
収納体３５内に確実に捕集することができる。また、ス
トレーナ５３が非吸水性であるため、汚水がストレーナ
５３に吸水されることがない。

【００２４】なお、収容体３５内に収容されている汚物
が開口部３１を介して流出する虞れがあるときは、さら
に、汚水入口側と邪魔板３７との間に、逆止弁４４を図
示配置することにより、汚物を収容体３５内に確実に閉
じ込めることができる。このようにして、汚水を吸引す
ることにより汚物の捕集が行われた後、再び給水・吸水
ポンプは、給水運転へと切り換えられ、給水・吸水ポン
プから送られた洗浄水が第一逆止弁４３を通過してブラ
シ部２７の開口部２７ｃから口腔内へと噴射されること
となる。この際、第二逆止弁４５が閉じられることによ
り、収納体３５内部には洗浄水が流入することがなく、
収納体３５内部の汚物５２が先端側小径部２５ａから流
出することがない。

【００２５】このような噴射、吸引動作が交互に繰り返
されることにより、口腔内が噴射洗浄水により洗浄され
るとともに、汚物５２を含んだ汚水がその直後に吸引さ
れ、口腔から汚水が溢れることなく、口腔内が効率良く
洗浄されることとなる。なお、洗浄水の噴射、及び汚水
の吸引は、同一時間で交互に繰り返す他、噴射時間と吸
引時間とを異なるもの、例えば、噴射時間より吸引時間
を長くしたもので交互に繰り返されるものであってもよ
い。また、噴射時間及び吸引時間を、それぞれ任意に設
定可能な制御手段を備えるようにしても良い。

【００２６】このような口腔洗浄方法によれば、洗浄水
の噴射と汚水の吸引とを交互に繰り返すので、一本のホ
ース２９により給水・吸水ポンプと口腔洗浄装置２１と
を接続することができ、従来のように複数本のホースを
使用する場合に比べ、洗浄作業性を向上させることがで
きる。また、ブラシ部２７の開口部２７ｃから洗浄水の
噴射と汚水の吸引が交互に行えるため、口腔内に挿入す
る器具がブラシ部２７一つのみとなり、複数の器具を口
腔内に挿入するものに比べ、使用感を向上させることが
できる。

【００２７】更に、吸引された汚水を邪魔板３７に衝突
させ、汚物５２を邪魔板３７下方の収納体３５に沈降さ
せるようにしたため、吸引された汚水から汚物５２を即
座に除去することができ、汚水吸引路に汚物５２が残留
することがなくなる。この結果、洗浄水の噴射と汚水の
吸引とを一つの経路にて交互に行った場合においても、
洗浄水に汚物が混入して噴射されることがない。

【００２８】そして、収納体３５は、着脱自在に装着さ
れているので、収容した汚物５２を容易に除去すること
ができる。なお、この際、収納体３５を透明容器とすれ
ば、捕集した汚物５２の確認が容易に行えるようにな
る。

【００２９】次に、図６、図７に基づき口腔洗浄装置の
変形例を説明する。図６に示す口腔洗浄装置６１では、
邪魔板３７がケーシング２３の開口部３１から下方に垂
下され、収納体３５内部に突出されている。従って、汚
水吸引時には、先端側小径部２５ａから流入した汚水
が、邪魔板３７を挟み、下向きの流れ６３と、上向きの
流れ６５とに分けられることになる。

【００３０】このような構成の口腔洗浄装置６１では、
汚水の上向きの流れ６５を形成できるため、この上向き
の流れ６５において、汚物５２に対して有効的に重力を
作用させることができ、収納体３５底部からの汚物５２
の這い上がりを抑制することができる。これにより、収
納体３５の捕集機能を向上させることができる。

【００３１】図７に示す口腔洗浄装置７１では、ケーシ
ング２３に圧力調整弁７３が設けられ、圧力調整弁７３
は外部からの空気の流入を可能とする一方、ケーシング
２３内からの洗浄水及び汚水の流出を防止している。こ
のような口腔洗浄装置７１では、汚水の吸引量が圧力調
整弁７３から吸入された外気量と、先端側小径部２５ａ
から吸引された汚水との合計容積となる。従って、先端
側小径部２５ａ、即ち、ブラシ部２７の開口部２７ｃか
ら吸入される汚水量は、圧力調整弁７３からケーシング
２３に流入する外気量分低減されることとなる。これに
より、開口部２７ｃからの汚水吸引力を適宜に低減させ
ることが可能となり、例えば、汚水吸引時に、開口部２
７ｃが口腔内に吸着するような不快な使用状態を回避す
ることができる。

【００３２】なお、上記実施例では、洗浄部がブラシ部
２７である場合について説明したが、スポンジ等、擦り
取る動作により洗浄するものであっても良い。また、ブ
ラシ部２７は、洗浄水噴射用と、汚水吸引用とで別個の
ものとしてもよく、また、開口部２７ｃの開口形状、開
口面積を噴射時と吸引時とで切替え自在にすることで、
一つのものを共用するものであってもよい。

【００３３】

【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明に係
る口腔洗浄方法によれば、洗浄水の噴射と汚水の吸引と
を交互に繰り返すので、一本のホースにより給水・吸水
ポンプと口腔洗浄装置とを接続することができ、従来の
ように複数本のホースを使用する場合に比べ、洗浄作業
性を向上させることができる。また、洗浄水の噴射と汚
水の吸引が交互に行えるため、口腔内に挿入する器具が
一つのみとなり、複数の器具を口腔内に挿入するものに
比べ、使用感を向上させることができる。

【００３４】本発明に係る口腔洗浄装置によれば、吸引
された汚水を邪魔板に衝突させ、汚物を邪魔板下方の収
納体に沈降させて捕集することができるため、吸引され
た汚水から汚物を即座に除去することができ、汚水吸引
路に汚物が残留することがなくなる。この結果、洗浄水
の噴射と汚水の吸引とを一つの経路にて交互に行った場
合においても、噴射される洗浄水に汚物が混入すること
を防止することができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明による口腔洗浄方法を実施する口腔洗浄
装置の要部構成図である。

【図２】図１のＡ−Ａ線矢視図である。

【図３】図１のＢ−Ｂ線矢視図である。

【図４】図１の口腔洗浄装置に接続されるブラシ部の断
面図である。

【図５】本発明による口腔洗浄装置の汚水吸引時におけ
る状態を示す説明図である。

【図６】本発明による口腔洗浄装置の変形例を示す説明
図である。

【図７】本発明による口腔洗浄装置の変形例を示す説明
図である。

【図８】従来の口腔洗浄器を示す外観図である。

【符号の説明】

２１ 口腔洗浄装置 ２３ ケーシング ２７ ブラシ部 ２７ｃ 開口部 ２９ ホース ３５ 収納体 ３７ 邪魔板 ４３ 第一逆止弁 ４５ 第二逆止弁 ５２ 汚物

Claims (5)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 給水・吸水ポンプより供給された洗浄水
   をホースを介して洗浄部へ供給し該洗浄水を洗浄部に形
   成された開口部より口腔に噴射する動作と、 該噴射動作によって口腔に溜まった汚水を前記洗浄部の
   開口部より吸引する動作とを含み、 前記噴射動作と前記吸引動作とを前記開口部を介して交
   互に行うとともに、前記汚水の吸引動作時には汚水吸引
   流路内を通過する汚水の流路を変偏させて前記汚水に混
   入した汚物を捕集することを特徴とする口腔洗浄方法。
2. 【請求項２】 洗浄部と、 該洗浄部に形成された噴射吸引用の開口部と、 前記洗浄部に可撓性を有するホースを介して接続され該
   開口部からの洗浄水の噴射及び汚水の吸引を行う給水・
   吸水ポンプと、 前記洗浄部と該給水・吸水ポンプとの間の前記ホースに
   介装され前記洗浄水及び前記汚水の通過するケーシング
   と、 該ケーシングに付設され前記汚水の迂回流路を形成する
   収納体と、 前記汚水の流路を変偏させるべく、前記ケーシング内に
   前記汚水の流れ方向に略直交する方向で配設される邪魔
   板とを具備したことを特徴とする口腔洗浄装置。
3. 【請求項３】 前記ケーシング内を二つの流路に仕切
   り、それぞれの該流路に逆方向の流れを阻止する第一逆
   止弁、第二逆止弁とを設けることで前記二つの流路を前
   記洗浄水又は前記汚水の専用流路としたことを特徴とす
   る請求項２記載の口腔洗浄装置。
4. 【請求項４】 前記収納体を前記ケーシングに着脱自在
   に装着したことを特徴とする請求項２記載の口腔洗浄装
   置。
5. 【請求項５】 前記汚水の流路の収納体後方に通水部材
   が設けられたことを特徴とする請求項３に記載の口腔洗
   浄装置。