JP3230871B2 - 真空播種機 - Google Patents
真空播種機Info
- Publication number
- JP3230871B2 JP3230871B2 JP00235693A JP235693A JP3230871B2 JP 3230871 B2 JP3230871 B2 JP 3230871B2 JP 00235693 A JP00235693 A JP 00235693A JP 235693 A JP235693 A JP 235693A JP 3230871 B2 JP3230871 B2 JP 3230871B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- seeding
- roll
- hopper
- seeds
- seed
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Landscapes
- Sowing (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、種子吸着の効率を高め
るための真空播種機における改良技術に関する。
るための真空播種機における改良技術に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来より、育苗箱を搬送する搬送装置上
に播種機を設置し、該播種機は周囲に吸着孔を多数開口
した播種ロールを回転してホッパー内の種子を吸着し、
育苗箱上に達すると吸引を解除して播種する真空播種機
は公知となっている。
に播種機を設置し、該播種機は周囲に吸着孔を多数開口
した播種ロールを回転してホッパー内の種子を吸着し、
育苗箱上に達すると吸引を解除して播種する真空播種機
は公知となっている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の真空播
種機においては、ホッパー内の種子が底部に固まった状
態となったり、ホッパーの播種ロールに対峙する開口部
において、種子が吸着される位置は決まっているので、
その位置ばかり種子が吸着されて不足する部分が生じ、
ホッパー通過後の該種子ロール表面には、種子の未吸着
部が発生する。このままで播種すると、育苗箱上に均等
に播種されず、欠株が生じてしまう。
種機においては、ホッパー内の種子が底部に固まった状
態となったり、ホッパーの播種ロールに対峙する開口部
において、種子が吸着される位置は決まっているので、
その位置ばかり種子が吸着されて不足する部分が生じ、
ホッパー通過後の該種子ロール表面には、種子の未吸着
部が発生する。このままで播種すると、育苗箱上に均等
に播種されず、欠株が生じてしまう。
【０００４】
【課題を解決するための手段】本発明は、以上の如き課
題を解決するために、次のような構成とする。育苗箱Ｐ
を搬送する搬送装置Ｃの上に設置され、搬送方向に回転
する播種ロール１と種子を供給するためのホッパー８を
具備し、該播種ロール１内には内壁部材を設けて、内壁
部材の上部を空気を吸入する吸着部Ａとし、下部を空気
を吐出する播種部Ｂに分離し、該吸着部Ａにて該ホッパ
ー８より種子を該播種ロール１の表面に吸着し、該播種
部Ｂにて種子を搬送装置Ｃ上の育苗箱Ｐ上に播種する真
空播種機において、該ホッパー８が構成するホッパー吸
着口８ａの上下の途中部の、播種ロール１の内部に内壁
部材を配置し、該播種ロール１の播種部Ｂの一部をホッ
パー吸着口８ａ部分に重合させ、該播種部Ｂより吐出す
る空気の一部をホッパー８内に導入するように構成した
ものである。
題を解決するために、次のような構成とする。育苗箱Ｐ
を搬送する搬送装置Ｃの上に設置され、搬送方向に回転
する播種ロール１と種子を供給するためのホッパー８を
具備し、該播種ロール１内には内壁部材を設けて、内壁
部材の上部を空気を吸入する吸着部Ａとし、下部を空気
を吐出する播種部Ｂに分離し、該吸着部Ａにて該ホッパ
ー８より種子を該播種ロール１の表面に吸着し、該播種
部Ｂにて種子を搬送装置Ｃ上の育苗箱Ｐ上に播種する真
空播種機において、該ホッパー８が構成するホッパー吸
着口８ａの上下の途中部の、播種ロール１の内部に内壁
部材を配置し、該播種ロール１の播種部Ｂの一部をホッ
パー吸着口８ａ部分に重合させ、該播種部Ｂより吐出す
る空気の一部をホッパー８内に導入するように構成した
ものである。
【０００５】
【作用】種子ロール１の播種部Ｂより吐出した空気の一
部がホッパー８の底部より導入され、該ホッパー８内の
種子を攪拌し、播種ロール１の吸着部Ａに対して種子が
均等に分散するので、該播種ロールへの種子の吸着が均
等となり、未吸着の発生を低減する。
部がホッパー８の底部より導入され、該ホッパー８内の
種子を攪拌し、播種ロール１の吸着部Ａに対して種子が
均等に分散するので、該播種ロールへの種子の吸着が均
等となり、未吸着の発生を低減する。
【０００６】
【実施例】本発明の解決すべき課題及び構成は以上の如
くであり、次に添付の図面に示した本発明の実施例を説
明する。図１は真空播種機のＸ側側面図、図２は同じく
Ｙ側側面図、図３は同じく搬送上流側より見た正面図で
ある。
くであり、次に添付の図面に示した本発明の実施例を説
明する。図１は真空播種機のＸ側側面図、図２は同じく
Ｙ側側面図、図３は同じく搬送上流側より見た正面図で
ある。
【０００７】真空播種機の全体構成について図１乃至図
３より説明する。育苗箱Ｐの搬送装置Ｃは、側板２５・
２５間に搬送用ロッド２６・２６・・・が横架され、該
搬送用ロッド２６にローラー２７・２７が固設され、該
搬送用ロッド２６が駆動されて、該ローラー２７・２７
上を育苗箱Ｐが搬送される構成となっている。また、該
搬送装置Ｃの下方には、後記均平用エアブラシ１２及び
播種ロール１に空気を送り込むためのブロア２８を配設
している。真空播種機は、このような構成の搬送装置Ｃ
上に設置するものであり、高さを調節できるように調節
用リンク２４を左右２本ずつ平行に介設し、調節ネジ２
２・２２にて搬送装置Ｃの側板２５・２５上と後記側板
１６ａ・１６ｂの底部の間隔を調節している。また、一
方の側板２５の上方に位置検出スイッチ２３を設置し、
搬送装置Ｃ上を搬送されてきた育苗箱Ｐが所定位置に到
達すると、該スイッチがＯＮして、播種ロール１が駆動
する構成としている。
３より説明する。育苗箱Ｐの搬送装置Ｃは、側板２５・
２５間に搬送用ロッド２６・２６・・・が横架され、該
搬送用ロッド２６にローラー２７・２７が固設され、該
搬送用ロッド２６が駆動されて、該ローラー２７・２７
上を育苗箱Ｐが搬送される構成となっている。また、該
搬送装置Ｃの下方には、後記均平用エアブラシ１２及び
播種ロール１に空気を送り込むためのブロア２８を配設
している。真空播種機は、このような構成の搬送装置Ｃ
上に設置するものであり、高さを調節できるように調節
用リンク２４を左右２本ずつ平行に介設し、調節ネジ２
２・２２にて搬送装置Ｃの側板２５・２５上と後記側板
１６ａ・１６ｂの底部の間隔を調節している。また、一
方の側板２５の上方に位置検出スイッチ２３を設置し、
搬送装置Ｃ上を搬送されてきた育苗箱Ｐが所定位置に到
達すると、該スイッチがＯＮして、播種ロール１が駆動
する構成としている。
【０００８】真空播種機全体は外板２１にて被覆され、
該外板２１内において、両側には該搬送装置Ｃの側板２
５上方にて側板１６ａ・１６ｂを立設している。該側板
１６ｂの上方内側には、播種ロール１を駆動するための
駆動用モーターＭを固設し、該側板１６ａの上方内側に
は、該播種ロール１の回転速度を調節するための速度コ
ントローラＳが固設されている。そして、該駆動モータ
ーＭの出力軸を該側板１６ｂの外側にて上部スプロケッ
ト１７のボス部に挿入する。更に、該上部スプロケット
１７と該播種ロール１の該側板１６ｂ外側に配設されて
いる下部スプロケット１８との間に駆動用チェーン１９
を巻回して、該播種ロール１を駆動する構成となってい
る。
該外板２１内において、両側には該搬送装置Ｃの側板２
５上方にて側板１６ａ・１６ｂを立設している。該側板
１６ｂの上方内側には、播種ロール１を駆動するための
駆動用モーターＭを固設し、該側板１６ａの上方内側に
は、該播種ロール１の回転速度を調節するための速度コ
ントローラＳが固設されている。そして、該駆動モータ
ーＭの出力軸を該側板１６ｂの外側にて上部スプロケッ
ト１７のボス部に挿入する。更に、該上部スプロケット
１７と該播種ロール１の該側板１６ｂ外側に配設されて
いる下部スプロケット１８との間に駆動用チェーン１９
を巻回して、該播種ロール１を駆動する構成となってい
る。
【０００９】側板１６ａ・１６ｂ間においては、該駆動
用モーターＭと該速度コントローラＳの下方に、均平用
エアブラシ１２を横架固設し、更にその下方に空気吐出
管２を横架固設し、該空気吐出管２を中心軸として、播
種ロール１を回転可能に横設している。そして、該均平
用エアブラシ１２と該播種ロール１の後方にて、種子を
供給するホッパー８を配設しているのである。
用モーターＭと該速度コントローラＳの下方に、均平用
エアブラシ１２を横架固設し、更にその下方に空気吐出
管２を横架固設し、該空気吐出管２を中心軸として、播
種ロール１を回転可能に横設している。そして、該均平
用エアブラシ１２と該播種ロール１の後方にて、種子を
供給するホッパー８を配設しているのである。
【００１０】また、前記ブロア２８より該均平用エアブ
ラシ１２には、真空播種機のＹ側にエアブラシ用ダクト
１３を配設し、播種ロール１内の空気吐出管２には、Ｙ
側に播種ロール用吸入側ダクト１４を、Ｘ側に播種ロー
ル用吐出側ダクト１５を配設している。なお、該播種ロ
ール用吐出側ダクト１５と該空気吐出管２との間には、
空気弁板７を介設している。該均平用エアブラシ１２に
は、図２のように、種子ロール１の後記ホッパー吸着口
８ａの終端部に向けて、複数の空気吐出孔１２ａ・１２
ａ・・・を開口されており、該ブロア２８から該エアブ
ラシ用ダクト１３を介して該均平用エアブラシ１２内に
空気が送り込まれ（Ｗ５）、該空気吐出孔１２ａより空
気を該播種ロール１表面に吐出して（Ｗ６）、余分に吸
着した種子を除去するものである。また、播種ロール１
に供給される空気の流れは、該ブロア２８より播種ロー
ル用吸入側ダクト１４を経て（Ｗ３）空気吐出管２を通
過し、該播種ロール用吐出側ダクト１５より再びブロア
２８に達する（Ｗ４）ようになっている。
ラシ１２には、真空播種機のＹ側にエアブラシ用ダクト
１３を配設し、播種ロール１内の空気吐出管２には、Ｙ
側に播種ロール用吸入側ダクト１４を、Ｘ側に播種ロー
ル用吐出側ダクト１５を配設している。なお、該播種ロ
ール用吐出側ダクト１５と該空気吐出管２との間には、
空気弁板７を介設している。該均平用エアブラシ１２に
は、図２のように、種子ロール１の後記ホッパー吸着口
８ａの終端部に向けて、複数の空気吐出孔１２ａ・１２
ａ・・・を開口されており、該ブロア２８から該エアブ
ラシ用ダクト１３を介して該均平用エアブラシ１２内に
空気が送り込まれ（Ｗ５）、該空気吐出孔１２ａより空
気を該播種ロール１表面に吐出して（Ｗ６）、余分に吸
着した種子を除去するものである。また、播種ロール１
に供給される空気の流れは、該ブロア２８より播種ロー
ル用吸入側ダクト１４を経て（Ｗ３）空気吐出管２を通
過し、該播種ロール用吐出側ダクト１５より再びブロア
２８に達する（Ｗ４）ようになっている。
【００１１】次に、播種ロール１の構成について説明す
る。該空気吐出管２の側板１６ｂの外側に突出した部分
上に、該播種ロール１に固設されている下部スプロケッ
ト軸１８ａを回転可能に支持し、側板１６ａ上において
は、該播種ロール１と播種ロール用吐出側ダクト１５と
の間に枢支部材２０を介設し、該播種ロール１が該播種
ロール用吐出側ダクト１５上にて回転可能となるように
構成している。このようにして、該播種ロール１が、空
気吐出管２を中心軸として回転可能となるように構成さ
れているのである。
る。該空気吐出管２の側板１６ｂの外側に突出した部分
上に、該播種ロール１に固設されている下部スプロケッ
ト軸１８ａを回転可能に支持し、側板１６ａ上において
は、該播種ロール１と播種ロール用吐出側ダクト１５と
の間に枢支部材２０を介設し、該播種ロール１が該播種
ロール用吐出側ダクト１５上にて回転可能となるように
構成している。このようにして、該播種ロール１が、空
気吐出管２を中心軸として回転可能となるように構成さ
れているのである。
【００１２】播種ロール１の表面上には、多条に吸着孔
１ａ・１ａ・・・を開口しており、更に、その内部にお
いては、空気吐出管２に複数の空気吐出孔２ａ・２ａ・
・・が開口しており、また、図１及び図２の如く、該空
気吐出管２の上部より前方へ水平に、また、該空気吐出
管２の後部より下方へ垂直に内壁部材である内壁金具３
を固設し、該内壁金具３の両側には側壁部材である側壁
金具４・４を固設し、該内壁金具３及び側壁金具４と播
種ロール１の表面内側との間には、それぞれゴム材５・
６を取付けて密閉し、播種ロール１の内部を、吸着部Ａ
と播種部Ｂに分割している。このように構成することに
より、空気吐出管２内に送り込まれた空気は、一部がそ
のまま空気弁板７を通過して播種ロール用吐出側ダクト
１５へと送られる一方、該空気吐出孔２ａより播種部Ｂ
内に吐出され、更に播種部Ｂ上における播種ロール１表
面の吸着孔１ａより吐出される。この空気吐出によっ
て、該吸着孔１ａに吸着されている種子を放出して、該
播種ロール１の下方に搬送される育苗箱Ｐ上に播種する
のである。
１ａ・１ａ・・・を開口しており、更に、その内部にお
いては、空気吐出管２に複数の空気吐出孔２ａ・２ａ・
・・が開口しており、また、図１及び図２の如く、該空
気吐出管２の上部より前方へ水平に、また、該空気吐出
管２の後部より下方へ垂直に内壁部材である内壁金具３
を固設し、該内壁金具３の両側には側壁部材である側壁
金具４・４を固設し、該内壁金具３及び側壁金具４と播
種ロール１の表面内側との間には、それぞれゴム材５・
６を取付けて密閉し、播種ロール１の内部を、吸着部Ａ
と播種部Ｂに分割している。このように構成することに
より、空気吐出管２内に送り込まれた空気は、一部がそ
のまま空気弁板７を通過して播種ロール用吐出側ダクト
１５へと送られる一方、該空気吐出孔２ａより播種部Ｂ
内に吐出され、更に播種部Ｂ上における播種ロール１表
面の吸着孔１ａより吐出される。この空気吐出によっ
て、該吸着孔１ａに吸着されている種子を放出して、該
播種ロール１の下方に搬送される育苗箱Ｐ上に播種する
のである。
【００１３】一方、空気吐出管２の空気吐出は、壁材に
遮られて吸着部Ａには届かない。吸着部Ａ内の空気は空
気弁板７を通って播種ロール用吐出側ダクト１５内に吸
引されるのであり、従って、吸着部Ａ上の播種ロール１
表面の吸着孔１ａを通じて、外気が該播種ロール１の吸
着部Ａ内に吸引されるようになる。この吸着部Ａにおけ
る吸着孔１ａの空気吸引力を利用して、ホッパー８より
種子を吸着するのであり、こうして吸着した種子を、前
記の如く、播種部Ｂにおいて、育苗箱Ｐ上に放出して播
種するのである。
遮られて吸着部Ａには届かない。吸着部Ａ内の空気は空
気弁板７を通って播種ロール用吐出側ダクト１５内に吸
引されるのであり、従って、吸着部Ａ上の播種ロール１
表面の吸着孔１ａを通じて、外気が該播種ロール１の吸
着部Ａ内に吸引されるようになる。この吸着部Ａにおけ
る吸着孔１ａの空気吸引力を利用して、ホッパー８より
種子を吸着するのであり、こうして吸着した種子を、前
記の如く、播種部Ｂにおいて、育苗箱Ｐ上に放出して播
種するのである。
【００１４】次に、ホッパー８について説明する。該ホ
ッパー８は、上部に種子の投入口があり、ホッパー内の
下方においては、前部底板９及び後部底板１０が斜め下
方に配設されていて、該ホッパー８内の種子が滑落する
ようにしており、両底板９・１０の下端部は、該種子ロ
ール１表面に隣接させ、該後部底板１０の下端部より下
方には、表面に静電気防止用の布を貼設したウレタン材
１１を該播種ロール１との間に介設して、該ホッパー８
底部から種子が下方に落下するのを防止している。この
ように、両底板９・１０の下端部にて構成されているホ
ッパー８の底部を吸着口８ａとして種子ロール１表面に
対峙させ、開口させているのである。
ッパー８は、上部に種子の投入口があり、ホッパー内の
下方においては、前部底板９及び後部底板１０が斜め下
方に配設されていて、該ホッパー８内の種子が滑落する
ようにしており、両底板９・１０の下端部は、該種子ロ
ール１表面に隣接させ、該後部底板１０の下端部より下
方には、表面に静電気防止用の布を貼設したウレタン材
１１を該播種ロール１との間に介設して、該ホッパー８
底部から種子が下方に落下するのを防止している。この
ように、両底板９・１０の下端部にて構成されているホ
ッパー８の底部を吸着口８ａとして種子ロール１表面に
対峙させ、開口させているのである。
【００１５】ホッパー吸着口８ａにおける播種ロール１
は、図１のように、内壁金具３が途中に配置されてい
て、上部が吸着部Ａ、下部が播種部Ｂとなっている。即
ち、上部の吸着部Ａにおいて、前記の如く吸着孔１ａよ
り空気を吸引して（Ｗ２）ホッパー８内の種子の吸着が
なされる一方、下部の播種部Ｂでは種子ロール１の吸着
孔１ａより空気が吐出される（Ｗ１）ので、該吸着口８
ａの下方に滞留しがちな種子を、その吐出した空気にて
攪拌するのである。この種子攪拌によって、吸着部Ａに
おける種子吸着に欠粒が生じず、均平に吸着がなされる
のである。
は、図１のように、内壁金具３が途中に配置されてい
て、上部が吸着部Ａ、下部が播種部Ｂとなっている。即
ち、上部の吸着部Ａにおいて、前記の如く吸着孔１ａよ
り空気を吸引して（Ｗ２）ホッパー８内の種子の吸着が
なされる一方、下部の播種部Ｂでは種子ロール１の吸着
孔１ａより空気が吐出される（Ｗ１）ので、該吸着口８
ａの下方に滞留しがちな種子を、その吐出した空気にて
攪拌するのである。この種子攪拌によって、吸着部Ａに
おける種子吸着に欠粒が生じず、均平に吸着がなされる
のである。
【００１６】なお、図１に示すように、ホッパー８にお
ける後部底板１０の下端部は、播種ロール１の上下中線
よりやや上方にあり、該ホッパー８の吸着口８ａにおけ
る種子ロール１の表面が上方を向くので、該吸着口８ａ
より吸着部Ａにおける種子ロール１表面に種子が吸着さ
れる際に、該種子の質量にて種子ロール１表面より種子
が落下してしまうことがない。この構成は、特に、落下
しやすい質量の大きい種子、あるいは異形種子を吸着す
る際に有効である。
ける後部底板１０の下端部は、播種ロール１の上下中線
よりやや上方にあり、該ホッパー８の吸着口８ａにおけ
る種子ロール１の表面が上方を向くので、該吸着口８ａ
より吸着部Ａにおける種子ロール１表面に種子が吸着さ
れる際に、該種子の質量にて種子ロール１表面より種子
が落下してしまうことがない。この構成は、特に、落下
しやすい質量の大きい種子、あるいは異形種子を吸着す
る際に有効である。
【００１７】
【発明の効果】本発明は以上の如く構成したので、次の
如き効果を奏するものである。真空播種機において、ホ
ッパーの底部のホッパー吸着口８ａの下部に、播種ロー
ルの播種部Ｂを重複させ、播種部Ｂより吐出される空気
（Ｗ１）をホッパー底部に導入したので、ホッパー吸着
口８ａの下部において、該ホッパー底部に滞留しがちな
種子が攪拌され、播種ロール１へ吸着される種子の分布
が均一になり、吸着種子の欠粒が低減されて、有効な播
種を得ることができるのである。
如き効果を奏するものである。真空播種機において、ホ
ッパーの底部のホッパー吸着口８ａの下部に、播種ロー
ルの播種部Ｂを重複させ、播種部Ｂより吐出される空気
（Ｗ１）をホッパー底部に導入したので、ホッパー吸着
口８ａの下部において、該ホッパー底部に滞留しがちな
種子が攪拌され、播種ロール１へ吸着される種子の分布
が均一になり、吸着種子の欠粒が低減されて、有効な播
種を得ることができるのである。
【図１】真空播種機のＸ側側面図である。
【図２】同じくＹ側側面図である。
【図３】同じく搬送上流側より見た正面図である。
１ 播種ロール Ａ 吸着部 Ｂ 播種部 ２ 空気吐出管 ３ 内壁金具 ４ 側壁金具 ５・６ ゴム材 ７ 空気弁板 ８ ホッパー ８ａ 吸着口
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名) A01C 7/04
Claims (1)
- 【請求項１】 育苗箱Ｐを搬送する搬送装置Ｃの上に設
置され、搬送方向に回転する播種ロール１と種子を供給
するためのホッパー８を具備し、該播種ロール１内には
内壁部材を設けて、内壁部材の上部を空気を吸入する吸
着部Ａとし、下部を空気を吐出する播種部Ｂに分離し、
該吸着部Ａにて該ホッパー８より種子を該播種ロール１
の表面に吸着し、該播種部Ｂにて種子を搬送装置Ｃ上の
育苗箱Ｐ上に播種する真空播種機において、該ホッパー
８が構成するホッパー吸着口８ａの上下の途中部の、播
種ロール１の内部に内壁部材を配置し、該播種ロール１
の播種部Ｂの一部をホッパー吸着口８ａ部分に重合さ
せ、該播種部Ｂより吐出する空気の一部をホッパー８内
に導入するように構成したことを特徴とする真空播種
機。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP00235693A JP3230871B2 (ja) | 1993-01-11 | 1993-01-11 | 真空播種機 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP00235693A JP3230871B2 (ja) | 1993-01-11 | 1993-01-11 | 真空播種機 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06205604A JPH06205604A (ja) | 1994-07-26 |
| JP3230871B2 true JP3230871B2 (ja) | 2001-11-19 |
Family
ID=11526995
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP00235693A Expired - Fee Related JP3230871B2 (ja) | 1993-01-11 | 1993-01-11 | 真空播種機 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3230871B2 (ja) |
-
1993
- 1993-01-11 JP JP00235693A patent/JP3230871B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH06205604A (ja) | 1994-07-26 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| CA1040484A (en) | Pneumatic seed dispensing apparatus | |
| US20210251129A1 (en) | Row unit with integrated pressure source | |
| CN210861945U (zh) | 一种农用种子风选干燥装置 | |
| JP3230871B2 (ja) | 真空播種機 | |
| KR20190054729A (ko) | 진공파종모듈 및 이를 이용한 진공파종장치 | |
| WO2012111237A1 (ja) | 投射材分別装置およびショット処理装置 | |
| KR101092127B1 (ko) | 곡물 선별 장치 | |
| CN206759989U (zh) | 一种小型间歇性喷粉包衣机 | |
| CN106694254B (zh) | 大型复式精选机 | |
| JPH0664407U (ja) | 吸着式播種機 | |
| JP3253152B2 (ja) | 水稲用真空播種機 | |
| CN207340470U (zh) | 一种研究场所用谷物筛选包衣机 | |
| JP4324270B2 (ja) | バケットエレベータを用いた梅実前処理装置 | |
| JP3777300B2 (ja) | 軟質プラスチックの選別装置 | |
| JP6718572B2 (ja) | 播種機 | |
| JP2002171805A (ja) | 吸引式播種機 | |
| JP3163256B2 (ja) | 籾摺装置の籾摺ロール | |
| CN220350765U (zh) | 一种电动三通溜槽 | |
| JP2606922Y2 (ja) | 種子繰出装置 | |
| CN219955996U (zh) | 一种麦粒烘干设备 | |
| JP3419824B2 (ja) | 煎餅生地自動整列装置 | |
| CN212550596U (zh) | 一种物料分选装置 | |
| CN210935853U (zh) | 种子加工用运输设备 | |
| CN206564862U (zh) | 瀑布助喷式多功能脱粒机 | |
| JP3404836B2 (ja) | 施肥機 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |