JP3230725U

JP3230725U - 太陽光発電用蓄電装置を備える太陽光発電システム

Info

Publication number: JP3230725U
Application number: JP2020005222U
Authority: JP
Inventors: 西原　秀次; 秀次西原
Original assignee: 株式会社ソーラージャパン
Priority date: 2020-08-26
Filing date: 2020-12-03
Publication date: 2021-02-18
Anticipated expiration: 2030-12-03

Abstract

【課題】太陽光発電用蓄電装置と「ひと組の電線」で接続し、充放電を交互にできるようにして材料と工賃のコストを削減した太陽光発電システムを提供する。【解決手段】太陽光発電用蓄電装置７を備える太陽光発電システムであって、太陽光パネル１と、該太陽光パネルに接続され、直流電源を商用交流電源に変換するパワコン３と、パワコンと電力会社５との間に接続された分電盤４と、分電盤と電力会社との間に取り付けられた電力センサーＣとを備え、太陽光発電用蓄電装置は、蓄電池と、蓄電池に接続されて電力センサーの信号によって蓄電池への蓄電とパワコンへの直流出力制御をする回路を内蔵した制御盤とを備え、制御盤は、太陽光パネルとパワコンとを接続する電線Ｆに、プラス用とマイナス用の電線から構成されるひと組の電線Ｅによって接続される。【選択図】図２

Description

本考案は、太陽光発電を蓄放電する技術分野に属し、太陽光発電の余剰電力（Ｇ）を蓄電し、購入電力（Ｈ）のあるときに蓄電した電力を放電して太陽光発電を有効に自家消費しようとするものである。

従来の太陽光発電用蓄電装置（２）は図１のごとく、
太陽光パネル（１）で発電した電力を従来の太陽光発電用蓄電装置（２）に入力専用電線（Ａ）を経由して蓄電池に蓄電していた。
放電する場合は従来の太陽光発電用蓄電装置（２）の蓄電池からパワコン（３）用電圧に昇圧して出力専用電線（Ｂ）でパワコン（３）に供給していた。
このため、入力専用電線（Ａ）と出力専用電線（Ｂ）のふた組の電線を必要としていた。

特願２０１４−１２５１９７充放電装置特願２０１４−１４２３７０太陽光発電向け蓄電システム実用新案登録第３２２３０１７号太陽光発電用蓄放電装置

従来の太陽光発電用蓄電装置（２）では入力専用電線（Ａ）と出力専用電線（Ｂ）のふた組の電線が必要で、これが設置作業の大きな負担となり、材料と工賃のコスト増の大きな原因となっていた。

上記課題を、解決するために、
太陽光発電システムと太陽光発電用蓄電装置（７）をひと組のプラスとマイナスの電線（以下、「ひと組の電線」（Ｅ）と表現する。）で接続し、この「ひと組の電線」（Ｅ）で充放電を交互にできるようにした太陽光発電用蓄電装置（７）により解決しようとするものである。
すなわち、本考案にかかる太陽光発電システムの一形態によれば、太陽光発電用蓄電装置（７）を備える太陽光発電システムであって、太陽光パネル（１）と、該太陽光パネル（１）に接続され、直流電源を商用交流電源に変換する装置であるパワコン（３）と、該パワコン（３）と電力会社（５）との間に接続された分電盤（４）と、該分電盤（４）と前記電力会社（５）との間に取り付けられた電力センサー（Ｃ）とを備え、前記太陽光発電用蓄電装置（７）は、蓄電池（Ｉ）と、該蓄電池（Ｉ）に接続されて前記電力センサー（Ｃ）の信号によって蓄電池（Ｉ）への蓄電とパワコン（３）への直流出力制御をする回路を内蔵した制御盤（Ｊ）とを備え、該制御盤（Ｊ）は、前記太陽光パネル（１）と前記パワコン（３）とを接続する電線（Ｆ）に、プラス用とマイナス用の電線から構成されるひと組の電線（Ｅ）によって接続されている。

本考案の太陽光発電用蓄電装置（７）により、太陽光発電システムに「ひと組の電線」（Ｅ）で簡単に取り付けることが出来るようになり、材料と工事時間を大幅に削減できるようになる。

従来の太陽光発電用蓄電装置（２）の設置例を示した図である。本考案の太陽光発電用蓄電装置（７）の設置例を示した図である。本考案の太陽光発電用蓄電装置（７）の形態例を示した図である。

本考案による実施の形態について説明すると、図２のごとく、
本考案の太陽光発電用蓄電池（７）から「ひと組の電線」（Ｅ）を取り出し、太陽光パネル（１）とパワコン（３）を接続する電線（Ｆ）に接続する。
電力センサー（Ｃ）からの電力センサー信号線（Ｄ）を本考案の太陽光発電用蓄電装置（７）に接続する。
これらにより本考案の太陽光発電用蓄電装置（７）を太陽光発電システムに接続できるようになる。

実施例としては、図２のごとく、
本考案の太陽光発電用蓄電池（７）から取り出した「ひと組の電線」（Ｅ）を、太陽光パネル（１）とパワコン（３）を接続する電線（Ｆ）にプラスとマイナス同極に接続する。
分電盤（４）と電力会社（５）の間に電力センサー（Ｃ）を取付け、電力センサー（Ｃ）からの電力センサー信号線（Ｄ）を本考案の太陽光発電用蓄電装置（７）に接続する。
なお、太陽光発電用蓄電装置（７）は、図３に示すように、蓄電池（Ｉ）と、該蓄電池（Ｉ）に接続されて前記電力センサー（Ｃ）の信号によって蓄電池（Ｉ）への蓄電とパワコン（３）への直流出力制御をする回路を内蔵した制御盤（Ｊ）とを備え、該制御盤（Ｊ）は、前記太陽光パネル（１）と前記パワコン（３）とを接続する電線（Ｆ）に、プラス用とマイナス用の電線から構成されるひと組の電線（Ｅ）によって接続される。
電力センサー（Ｃ）の信号で太陽光発電の電力が消費電力（６）を上回り、余剰電力（Ｇ）のある場合は余剰電力（Ｇ）を太陽光パネル（１）の電圧（ＤＣ３００Ｖ）から「ひと組の電線」（Ｅ）を経由して蓄電池電圧（ＤＣ５０Ｖ）に降圧して蓄電する。電力センサーの信号で消費電力（６）による購入電力（Ｈ）のある場合は蓄電池電圧（ＤＣ５０Ｖ）をパワコン（３）用電圧（ＤＣ３００Ｖ）に昇圧して、「ひと組の電線」（Ｅ）を経由してパワコン（３）に供給する。
余剰電力（Ｇ）と購入電力（Ｈ）は同時に発生することは無いので、「ひと組の電線」（Ｅ）を蓄放電の交互に利用することが出来るようになる。

本考案の太陽光発電用蓄電装置（７）は太陽光発電システムに簡単に安く取り付けることが出来、太陽光発電の電力を簡単に昼夜自家消費出来るようになる。
太陽光発電の有効利用と普及に貢献できるようになる。

以上、本考案につき好適な形態例を挙げて種々説明してきたが、本考案はこの形態例に限定されるものではなく、考案の精神を逸脱しない範囲内で多くの改変を施し得るのは勿論のことである。

１太陽光パネル
２従来の太陽光発電用蓄電装置
３パワコン
４分電盤
５電力会社
６消費電力
７本考案の太陽光発電用蓄電装置
Ａ入力専用電線
Ｂ出力専用電線
Ｃ電力センサー
Ｄ電力センサー信号線
Ｅ「ひと組の電線」
Ｆ太陽光パネル（１）とパワコン（３）を接続する電線
Ｇ余剰電力
Ｈ購入電力

Claims

太陽光発電用蓄電装置（７）を備える太陽光発電システムであって、
太陽光パネル（１）と、
該太陽光パネル（１）に接続され、直流電源を商用交流電源に変換する装置であるパワコン（３）と、
該パワコン（３）と電力会社（５）との間に接続された分電盤（４）と、
該分電盤（４）と前記電力会社（５）との間に取り付けられた電力センサー（Ｃ）とを備え、
前記太陽光発電用蓄電装置（７）は、蓄電池（Ｉ）と、該蓄電池（Ｉ）に接続されて前記電力センサー（Ｃ）の信号によって蓄電池（Ｉ）への蓄電とパワコン（３）への直流出力制御をする回路を内蔵した制御盤（Ｊ）とを備え、
該制御盤（Ｊ）は、前記太陽光パネル（１）と前記パワコン（３）とを接続する電線（Ｆ）に、プラス用とマイナス用の電線から構成されるひと組の電線（Ｅ）によって接続されていることを特徴とする太陽光発電システム。