JP3230657B2 - 無線通信基地局の信号処理装置 - Google Patents

無線通信基地局の信号処理装置

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JP3230657B2
JP3230657B2 JP17810097A JP17810097A JP3230657B2 JP 3230657 B2 JP3230657 B2 JP 3230657B2 JP 17810097 A JP17810097 A JP 17810097A JP 17810097 A JP17810097 A JP 17810097A JP 3230657 B2 JP3230657 B2 JP 3230657B2
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    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W88/00Devices specially adapted for wireless communication networks, e.g. terminals, base stations or access point devices
    • H04W88/08Access point devices

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、一般に通信の分野
に関し、特に、パーソナル無線通信の分野に関する。
【0002】
【従来の技術】無線通信、特に、セルラ電話の使用が急
激に拡大している。ほとんどの無線通信は、商用のセル
ラネットワークを含む商用の無線ネットワークを通じて
実行される。商用無線ネットワークは、とりわけ、無線
端末と無線周波信号通信を行う複数の地理的に分散した
基地局から構成される。無線ネットワークは、無線ネッ
トワーク加入者間の通信を実現し、さらに重要なこと
に、無線ネットワーク加入者と公衆交換電話網(PST
N(public switched telephone network))のような外
部の通信ネットワークの加入者の間の通信を実現する。
【0003】一般に、商用無線ネットワークと互換性の
ために設計された無線端末(電話機)は、その無線ネッ
トワークあるいは類似の商用無線ネットワーク内のみで
の使用に制限される。商用無線ネットワークは一般に、
無線ネットワークの装置およびサービスの各使用ごと
に、換言すれば、各電話通話ごとに課金する。その結
果、そのような無線端末を使用するたびに、加入者は、
通常の電話サービス料金に加えて無線ネットワークサー
ビス料金を課される。しかし、最近では、パーソナル基
地局として知られる通信サービスが開発されている。こ
のサービスによれば、商用無線ネットワーク用に設計さ
れた無線端末が、商用無線ネットワークを使用せずに通
信可能となる。商用無線ネットワークの基地局と同様
に、パーソナル基地局は、無線周波信号を用いて無線端
末への通信リンクを提供する。このような無線周波信号
は、通常はセルラあるいは無線サービスに割り当てられ
る周波数帯域にある。パーソナル基地局(PBS(perso
nal base station))は、他の宅内装置と同様に外部ネ
ットワークにも直接接続され、外部ネットワークとの通
信を実現する。このようにして、PBSにより、無線端
末は、商用無線ネットワークサービスプロバイダの料金
を負わずに、コードレス通信の利益を享受することがで
きる。さらに、無線端末は、PBSの近傍から出て商用
無線ネットワークの近傍に入ると、その商用無線ネット
ワークを用いた通信サービスを提供する。
【0004】従って、PBSは、住居あるいはオフィス
の環境で有用である。セルラ電話機を所有し商用セルラ
ネットワークに加入している加入者の住居におけるPB
Sの使用を考える。この加入者が住居を離れ屋外の活動
に加わるときは、商用セルラネットワークを通じて通信
することによってセルラ電話機を利用することが可能で
ある。商用セルラネットワークを使用している間に、こ
の加入者はそのようなセルラサービスのサービス料金を
課される。しかし、この加入者が住居内にいるときは、
PBSを通じて通信することによってセルラ電話機を使
用することが可能であり、この場合は商用セルラネット
ワーク料金は課されない。
【0005】PBS機器、特に、ディジタル無線端末と
互換性のあるPBS機器の実現にはいくつかの特殊な問
題点が生じている。そのような問題点の1つは、PBS
によりサービスされる通話と無線ネットワークによりサ
ービスされる通話の間の信号干渉の可能性に関するもの
である。上記のように、PBSと無線ネットワークは同
じRFチャネルを使用する。PBSが商用無線ネットワ
ークのサービスエリア内にある場合、信号干渉の可能性
は重大である。
【0006】この干渉の問題に対処する1つの方法は、
PBSに対して、付近の無線ネットワークに通常割り当
てられるRFチャネルをモニタするよう要求することで
ある。PBSは、モニタしたRFチャネル上のアクティ
ビティを検出すると、通話サービスを提供する別のRF
チャネルを選択する。無線通信産業では、各チャネルは
周波数の対からなり、一方の周波数はアップリンク信号
(すなわち、無線端末が基地局へ送信する信号)に割り
当てられ、他方の周波数はダウンリンク信号(すなわ
ち、基地局が無線端末へ送信する信号)に割り当てられ
る。すべてのチャネルのアップリンク信号周波数は一様
に、アップリンクチャネルスペクトルと呼ばれる規定の
隣接するスペクトル内にある。同様に、すべてのチャネ
ルのダウンリンク信号周波数は一様に、ダウンリンクチ
ャネルスペクトルと呼ばれる別の隣接するスペクトル内
にある。セルラ電話産業では、アップリンクチャネルス
ペクトルは824〜849MHzと定義され、ダウンリ
ンクチャネルスペクトルは869〜894MHzと定義
されている。従って、周波数対は、例えば、834MH
zのアップリンクチャネル周波数と879MHzのダウ
ンリンクチャネル周波数からなる。パーソナル通信シス
テム(PCS(personal communication system))とし
て知られる別の無線産業では、アップリンクチャネルス
ペクトルは1849.98〜1909.95MHzと定
義され、ダウンリンクチャネルスペクトルは1930.
02〜1989.89MHzと定義されている。
【0007】PBSは、各チャネル上の信号強度を測定
することによってRFチャネルをモニタすることが可能
である。チャネルは、そのチャネルのアップリンクまた
はダウンリンクの信号周波数のいずれかで検出される信
号強度がほとんどまたは全くない場合には、空いている
可能性が高い。PBSはそのようなチャネルモニタリン
グ情報を、電話通話のRFチャネルを選択する際のいく
つかのファクタのうちの1つとして使用する。このよう
にして、PBSは、付近の商用無線ネットワーク機器に
よって既に使用中であるチャネルを避けようとする。
【0008】上記のような無線ネットワークチャネル使
用モニタリング(あるいは、簡単に「チャネルモニタリ
ング」という。)の技術は実現するのが困難である。こ
の実現の困難さは、とりわけ、デュプレクサの使用に起
因する。デュプレクサの目的は、受信(Rx)信号と送
信(Tx)信号をPBS内でルーティングし分離するこ
とである。デュプレクサは、本質的に1対のRFバンド
パスフィルタからなる3ポートデバイスである。3個の
ポートは、アンテナポート、受信(Rx)ポートおよび
送信(Tx)ポートである。一方のバンドパスフィルタ
はアンテナポートおよびRxポートに接続され、全アッ
プリンク(すなわちRx)チャネルスペクトルに割り当
てられたパスバンドを有する。他方のバンドパスフィル
タはアンテナポートおよびTxポートに接続され、全ダ
ウンリンク(すなわちTx)チャネルスペクトルに割り
当てられたパスバンドを有する。こうして、デュプレク
サは、選択されるチャネルにかかわらず、アップリンク
信号とダウンリンク信号の分離を保証する。このような
デュプレクサを使用する従来のパーソナル基地局は、例
えば、米国特許第5,488,649号(発明者:Sche
llinger)に記載されている。
【0009】米国特許第5,488,649号に記載さ
れているもののような従来のパーソナル基地局構成の問
題点は、PBSがダウンリンクチャネルスペクトルの信
号を受信することができず、そのため、そのスペクトル
の信号をモニタすることができないことである。デュプ
レクサは、そのフィルタリングおよびルーティングの動
作の性質により、ダウンリンクチャネルスペクトルの信
号をPBSの送信回路へと「上流へ」ルーティングし、
受信回路へは送らない。着信信号を正しく処理して信号
強度測定を行えるのは受信回路のみであり、送信回路は
できない。従って、このような従来の基地局はアップリ
ンクチャネル周波数しかモニタすることができず、特定
のダウンリンクチャネル周波数のアクティビティがある
かどうかに関する情報を得るには外部の機器に依らなけ
ればならない。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】従って、チャネル利用
状況を判定するためにアップリンクおよびダウンリンク
の両方のチャネルスペクトルの信号を受信しモニタする
ことが可能なデュプレクサ技術を用いたパーソナル基地
局が必要とされている。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、基地局がアッ
プリンクチャネル周波数をモニタしているときにデュプ
レクサの一方のポートから受信回路(例えば復調器)へ
信号をルーティングし、基地局がダウンリンクチャネル
周波数をモニタしているときにデュプレクサのもう一方
のポートから受信回路へ信号をルーティングするRFス
イッチング方式を使用した基地局においてRF信号を送
受信する方法および装置を実現する。このRFスイッチ
ング方式により、基地局はチャネルモニタリングを直接
的に実行することが可能となる。
【0012】一実施例では、本発明は、基地局において
RF信号をモニタする装置を実現する。この装置は、R
F信号を復調することが可能な復調回路(復調器)と、
RF信号トランシーバ(RFトランシーバ)と、コント
ローラとからなる。RF信号トランシーバは、ダウンリ
ンクRF信号を無線端末へ送信するとともに、アップリ
ンクRF信号を無線端末から受信することが可能であ
る。RFトランシーバはさらに、第1周波数帯域内の第
1信号を受信し第2周波数帯域内の第2信号を受信する
ことが可能なアンテナと、アンテナに接続され、第1お
よび第2のポートを有し、第1周波数帯域内の信号を第
1ポートへ送り、第2周波数帯域内の信号を第2ポート
へ送る信号ルータと、第1ポートに接続された第1RF
スイッチと、第1RFスイッチに接続された第1RF信
号路と、第2ポートに接続された第2RF信号路と、第
1RF信号路および第2RF信号路に接続され、復調回
路に接続された出力を有する第2RFスイッチとからな
る。
【0013】コントローラは、第1RFスイッチおよび
第2RFスイッチに接続可能である。コントローラによ
り、第1RFスイッチは第1信号路を第1信号ポートに
接続するとともに、第2RFスイッチは第1RF信号路
を復調回路に接続して第1RF信号のモニタリングを可
能にする。ここで、コントローラにより、第2RFスイ
ッチは第2信号路を復調回路に接続し、第2RF信号の
モニタリングを可能にする。
【0014】上記のRFトランシーバによれば、第1
(ダウンリンク)周波数帯域および第2(アップリン
ク)周波数帯域の両方における信号モニタリングが実現
される。復調器はRF復調およびその他の処理ステップ
を実行してベースバンド信号を生成し、このベースバン
ド信号から、チャネルモニタリング測定値が得られる。
【0015】
【発明の実施の形態】図1に、公衆交換電話網(PST
N)10、無線ネットワーク12、およびパーソナル基
地局34を含む例示的な通信ネットワークを示す。PS
TN10は、一般に市内局、市外局および長距離ネット
ワーク(図示せず)の組合せを含む通常の電話サービス
の通信ネットワークである。PSTN10は、ある地域
にわたる電話サービスを提供する。PSTN10は、例
示的な加入者装置14を含む、いくつかのネットワーク
加入者の加入者機器に接続可能である。
【0016】図1に示した例示的な無線ネットワーク1
2は、移動交換センタ16、第1基地局18、第2基地
局20および第3基地局22を含む。移動交換センタ1
6は、音声やデータのトランクを通じて各基地局18、
20および22に接続可能である。移動交換センタ16
はさらにPSTN10にも接続可能である。PBS34
もPSTN10に接続可能である。上記の構成は単なる
例示であり、PBS34が動作するような環境を説明す
るのに必要な通信ネットワークの顕著な機能のみを例示
したものである。注意すべき点であるが、例えば、無線
ネットワークは複数の移動交換センタや、3個より多く
の基地局を含むことが可能である。
【0017】無線ネットワーク12は無線端末に通信サ
ービスを提供する。このために、各基地局は、規定のサ
ービスエリア内にある無線端末にサービスする。基地局
は、1対の無線周波数によって無線端末との間で通話信
号を通信することによって無線端末にサービスする。特
に、第1基地局18は、第1サービスエリア28内に物
理的に位置する無線端末にサービスする。第1サービス
エリア28は、概略的かつ記号的に、第1基地局18を
囲む六角形で規定されている。第2基地局20は、同様
に規定されるが地理的に異なる第2サービスエリア30
内の無線端末にサービスし、第3基地局22は第3サー
ビスエリア32内の無線端末にサービスする。注意すべ
き点であるが、実際には、サービスエリアは厳密には六
角形ではなく、複数の基地局のサービスエリアがある程
度重なり合うこともある。
【0018】PBS34は、PBSサービスエリア36
内の無線端末37のような無線端末に無線通信サービス
を提供する。PBS34の構造は、図2および図3に関
して以下でさらに詳細に説明する。
【0019】この例の通信ネットワークの動作時に、P
STN10、PBS34および無線ネットワーク12は
協調して、加入者(ユーザ)間の通信を行う。例えば、
PSTN10は、加入者装置14と、PSTN10に接
続された他の加入者機器(図示せず)との間の通信を行
う。また、PSTN10は、加入者装置14と、PBS
34および無線ネットワーク12の両方との間の通信も
行う。
【0020】無線ネットワーク12の動作について、無
線端末26を使用する側と、加入者セット14を使用す
る側の間の例示的な電話通話に関して説明する。このよ
うな例では、第1サービスエリア28内にある無線端末
26は、音声あるいはデータを含む通話信号を生成(お
よび受信)する。この通話信号は、ある選択されたチャ
ネルすなわち無線周波数対を用いて無線端末26と基地
局18の間で通信される。基地局18はさらに、この通
話信号を、音声あるいはデータのトランクを通じて移動
交換センタ16との間で通信する。さらに、移動交換セ
ンタ16は、PSTN10とともに、加入者装置14へ
の適当な経路を通じてこの信号を通信するように動作す
る。
【0021】上記の例の通話は、他の同様の通話と同じ
く、2種類の別々の料金を課する。一方はPSTNサー
ビスプロバイダに対するものであり、他方は無線ネット
ワークサービスプロバイダに対するものである。特に、
無線ネットワーク12は一般に、無線ネットワーク12
のサービスを利用する通話に対して通話単位または分単
位で課金する会社によって管理運用される。同様に、P
STN10は一般に、サービスおよび機器を利用する通
話に対して課金する。
【0022】PBS34は、基地局18、20および2
2と同様に動作する。特に、PBS34は、PBSサー
ビスエリア36内の無線端末に通信サービスを提供す
る。PBS34は宅内用に設計されているため、PBS
サービスエリア36は一般に第1サービスエリア28、
第2サービスエリア30あるいは第3サービスエリア3
2より地理的に小さい。PBS34と、第1、第2およ
び第3の基地局18、20および22との間の動作の類
似性のため、無線端末26のような無線端末は、サービ
スエリア36内に物理的に入った場合にPBS34を使
用して通信することが可能である。従って、同じ無線端
末を用いて、PBS34および無線ネットワーク12の
両方を使用して通信することが可能である。PBS34
は一般に宅内機器として使用する(換言すれば、利用者
が所有あるいはリースする)ことを意図しているため、
その使用には一般に通話単位あるいは分単位の料金はな
い。
【0023】注意すべき点であるが、PBSサービスエ
リア36は、例えば第3サービスエリア32を含む無線
ネットワーク12のサービスエリアとある程度重なり合
う。このサービスエリアの重なり合いのため、無線端末
37は、PBSサービスエリア36と第3サービスエリ
ア32の両方の中に位置する可能性がある。無線端末3
7が電話通話にPBS34を利用する場合、そのRF信
号は、第3基地局22のものと干渉する可能性がある。
このような干渉は、PBSによりサービスされる電話通
話が、第3基地局22によりサービスされる同時並行す
る電話通話と同じRFチャネルを使用するときに起こ
る。このような干渉を避けるため、PBS34は、どの
RFチャネルが使用中であるかを検出するモニタリング
動作を実行し、既に使用中のチャネルを避けようと試み
る。
【0024】理解されるように、PBSサービスエリア
36は第3サービスエリア32のみと重なり合うように
図示されているが、多くのシステムではPBSサービス
エリアは商用無線ネットワークの1つまたは複数の基地
局サービスエリアに完全に含まれてしまうこともある。
そのような状況では、チャネルモニタリング動作は干渉
を避けるためにさらに重要となる。
【0025】本発明によるPBS34は、空き(アイド
ル)状態の間に、換言すれば、無線端末に通信サービス
を提供していないときに、RFチャネルをモニタするよ
う設定される。アイドル状態の間に、PBS34は、P
BS34が利用可能であることを付近の無線端末に通知
するための同報(ブロードキャスト)のような、他の必
要な機能も実行する。このような機能は、商用無線ネッ
トワーク基地局によって実行されるものと同様であり、
本発明に特徴的な点ではない。いつでも、PBS34
は、無線端末に通話サービスを提供するよう要求される
と、無線通信サービスを提供するよう再設定され、電話
通話に使用するために利用可能なRFチャネルを選択す
る。PBS34と、このPBS34がチャネルモニタリ
ングおよび通話サービスを実行する方法について、図2
および図3に関して以下でさらに詳細に説明する。
【0026】図2は、本発明によるパーソナル基地局の
ブロック図である。特に、図2は、図1のPBS34を
さらに詳細に示したものである。明確化のため、図2の
PBS34のさまざまな構成要素はブロック図形式で示
されている。当業者であれば対応する詳細な回路を容易
に実装可能である。
【0027】PBS34は、RFトランシーバ102、
Tx変調器104、Rx復調器106、コントローラ1
08、ユーザインタフェース114、モデム116、ス
イッチ118、ハイブリッドネットワーク120および
ディジタル信号プロセッサ122を有する。RFトラン
シーバ102は、単一アンテナのRF送受信器であり、
通話信号を送受信することに加えて、信号が基地局Rx
(アップリンク)信号周波数スペクトル内にあるかそれ
とも基地局Tx(ダウンリンク)信号周波数スペクトル
内にあるかにかかわらず、Rx復調器106にモニタリ
ング信号を供給することが可能である。RFトランシー
バ102は、Tx変調器104およびRx復調器106
の両方に接続される。
【0028】Tx変調器104は低出力(例えば1m
W)であり、従って、一般に入手可能なセルラあるいは
携帯電話機にあるRF変調器と同様のものとすることが
可能である。一般に、Tx変調器104は、発振器、フ
ィルタ、位相シフタおよびミキサの組合せのような、ベ
ースバンドディジタル通信信号をRFキャリア信号上に
変調する周知の回路を含む。例えば、適当な変調回路
は、周波数変換段と、米国ペンシルベニア州アレンタウ
ン所在のルーセント・テクノロジーズ社のマイクロエレ
クトロニクス部門から入手可能なW2010変調器IC
を有する。
【0029】Rx復調器106は、一般に入手可能な携
帯電話機にあるRF復調器と同様とすることが可能であ
る。Rx復調器106は、発振器、ミキサおよびフィル
タの組合せのような、RFキャリア信号あるいは中間周
波数(IF)信号からベースバンドディジタル通信信号
を復調する周知の回路を含む。例えば、適当な復調回路
は、米国ペンシルベニア州アレンタウン所在のルーセン
ト・テクノロジーズ社のマイクロエレクトロニクス部門
から入手可能なW1575復調器ICを有する。
【0030】RFトランシーバ102、Tx変調器10
4、およびRx復調器106は、それぞれの動作を制御
するコントローラ108に接続される。コントローラ1
08はさらに、ユーザインタフェース114に接続され
る。ユーザインタフェース114は、コントローラ10
8から動作情報を取得し、その動作情報に基づいてユー
ザにステータスインジケータ(状態表示)を提供する。
ユーザインタフェース114は、押しボタンのような、
PBS34の動作をある程度制御することが可能な入力
デバイスを有することも可能である。例えば、押しボタ
ンにより、ユーザは、PBS34の動作電源を入れるか
どうかを制御することが可能である。
【0031】Tx変調器104およびRx復調器106
はさらに、ディジタル信号プロセッサ(DSP)122
に接続される。DSP122は、コントローラ108お
よびスイッチ118にも接続される。モデム116は、
コントローラ108およびスイッチ118に接続され
る。スイッチ118はさらに、ハイブリッドネットワー
ク120に接続され、ハイブリッドネットワーク120
を、モデム116またはDSP122のいずれかに接続
するように動作可能である。ハイブリッドネットワーク
120は、外部の通信ネットワーク(図示せず)に接続
される。
【0032】図1に関して説明した上記のような状況下
で、PBS34は、一般に、通常モードと探索モードと
いう2つの動作モードを有する。通常モードの間、PB
S34は通話サービスを提供して、無線端末が、図1の
PSTN10のような外部ネットワークの加入者と通信
すなわち電話通話を行うことが可能となる。探索モード
動作の間、PBS34は、とりわけ、RFチャネル利用
可能性を判断するために付近の無線機器からの信号をモ
ニタする。PBS34は一般に、無線端末へ通話サービ
スを提供していないときはいつでも探索モードで動作す
ることになる。通話が開始されるとすぐに、PBS34
は探索モードの動作を中断し、通常モードでの動作を開
始する。
【0033】探索モードについてさらに詳細に説明す
る。探索モードでは、PBS34は通話サービスを提供
せず、従って、無線端末と外部ネットワークの間の音声
通信サービスを提供しない。その代わりに、PBS34
は、すべてのアップリンクチャネル周波数およびダウン
リンクチャネル周波数の信号の信号強度をモニタする。
このために、コントローラ108は、以下のようにし
て、トランシーバ102およびRx復調器106の動作
を制御する。
【0034】アップリンクチャネル周波数(これは付近
の無線端末によって送信される信号を含む)をモニタす
るため、まず、トランシーバ102は、アップリンクチ
ャネル周波数をRx復調器106に送るよう設定され
る。トランシーバ102がアップリンクチャネル周波数
をRx復調器106に送るための設定については、図3
に関して以下でさらに詳細に説明する。次に、RFトラ
ンシーバ102は、各アップリンクチャネル周波数に同
調し、そのチャネル周波数をIF信号に変換し、そのI
F信号をRx復調器106に送る。Rx復調器106
は、それ自体であるいは他の回路との組合せで、IF信
号の信号強度を測定する。使用される信号強度測定方法
は、そのための特定の手段とともに、設計的事項であ
る。例えば、復調器106は、各信号から、信号強度を
示すDC電圧レベルを取得する全波整流回路を含む。こ
のような技術は当業者には周知である。
【0035】ダウンリンクチャネル周波数(これは付近
の基地局によって送信される信号を含む)をモニタする
ため、トランシーバ102は、ダウンリンクチャネル周
波数を復調器106に送るように設定される。トランシ
ーバ102がダウンリンクチャネル周波数をRx復調器
106に送るための設定については、図3に関して以下
でさらに詳細に説明する。次に、RFトランシーバ10
2は、各ダウンリンクチャネル周波数に同調し、そのチ
ャネル周波数をIF信号に変換し、そのIF信号をRx
復調器106に送る。上記のように、Rx復調器106
は、それ自体であるいは他の回路との組合せで、IF信
号の信号強度を測定する。
【0036】信号強度情報はコントローラ108に送ら
れ、コントローラ108は、その信号強度情報から、ど
のチャネルが空いておりどのチャネルが使用中であるか
を判断する。特定のチャネルのRx(アップリンク)周
波数およびTx(ダウンリンク)周波数の両方で検出さ
れる信号強度が所定のしきい値より低い場合、そのチャ
ネルは空いているとみなされる。チャネル周波数対のい
ずれか、換言すれば、Tx周波数またはRx周波数のい
ずれかが所定しきい値以上であると判断される場合、そ
のチャネルは使用中であり、従って利用可能でないとみ
なされる。所定しきい値は、使用される信号強度測定技
術に依存し、当業者であれば経験的に決定することがで
きる。
【0037】通常モード動作時に、PBS34は通話を
サポートする。すなわち、無線端末(図示せず)と、外
部電話ネットワーク(図示せず)に接続された加入者の
間の通話サービスを提供する。このため、PBS34
は、外部ネットワークから無線端末へ、および、無線端
末から外部ネットワークへ、信号を送る。
【0038】一般に、無線端末は、無線周波数信号を使
用して、Rx(アップリンク)信号をRFトランシーバ
102へ送る。アップリンク信号は、一般に、セルラサ
ービスに割り当てられたアップリンク周波数スペクトル
内のRFキャリア(すなわち、836MHz±12.5
MHz)を、音声あるいはデータの信号を表す圧縮ディ
ジタル信号で変調したものである。圧縮ディジタル信号
は、無線電話において一般に使用される符号励振線形予
測(CELP)符号化として知られる方法によって圧縮
(符号化)されたディジタル信号であり、当業者に周知
である。
【0039】PBS34によってサービスされる通話
は、無線端末によって(出呼の場合)、あるいは、外部
ネットワークに接続された加入者によって(入呼の場
合)、発呼される。出呼の発呼、あるいは、着呼を示す
信号の受信は、モデム116によって実行される。換言
すれば、モデム116は、ダイヤリングと、着呼シグナ
リングの受信を実行する。発呼を行うため、スイッチ1
18は、モデム116をハイブリッド120に接続す
る。発呼が行われると、スイッチ118はDSP122
をハイブリッド120に接続し、無線端末と外部ネット
ワークの間の通信を可能にする。
【0040】呼接続が確立すると、RFトランシーバ1
02はアップリンク信号を受信し、適当なアップリンク
周波数に同調する。次に、RFトランシーバ102は、
Rx(アップリンク)信号をRx復調器106に送る。
Rx復調器106は、そのアップリンク信号からベース
バンドアップリンク信号を生成するために、そのアップ
リンク信号を復調する。次に、DSP122は、ベース
バンドアップリンク信号に対して、当業者に周知の伸長
およびその他の復号動作を実行する。また、DSP12
2は、信号に対してディジタル−アナログ(D/A)変
換を実行し、アナログアップリンク信号を生成する。そ
の後、アナログアップリンク信号は、スイッチ118を
通じてハイブリッドネットワーク120に送られる。そ
の後、ハイブリッドネットワーク120は、当業者に周
知のように、アナログアップリンク信号を2線ラインに
より外部ネットワークに送る。
【0041】外部通信ネットワーク側からは、外部通信
ネットワークに接続された加入者は、出音声あるいはデ
ータ信号を、PBS34を通じて無線端末に送る。外部
ネットワークは、このような信号(一般にアナログ信
号)を、ハイブリッドネットワーク120に送る。ハイ
ブリッドネットワーク120は、アナログダウンリンク
信号をDSP122に送り、DSP122は、アップリ
ンク信号について上記で説明した動作の逆(A/D変換
および符号化など)を実行する。DSP122は、その
結果得られる信号すなわちベースバンドダウンリンク信
号をTx変調器104に送る。Tx変調器104は、ベ
ースバンドダウンリンク信号からダウンリンク(Tx)
信号を生成するのに必要な変調および周波数シフトのプ
ロセスを実行する。Tx信号は、一般に、Tx(ダウン
リンク)周波数スペクトル(特に、881MHz±1
2.5MHz)内の周波数を有するRFキャリア上にベ
ースダウンリンク信号を変調したものである。
【0042】上記の実施例において、本発明によるPB
Sは、通話信号の送受信のみならず、アップリンクおよ
びダウンリンクの両方のチャネルスペクトルの信号をモ
ニタする。さらに、PBSは、ダウンリンクチャネル周
波数をモニタするために別個のRF受信・復調機器を必
要としない。以下で説明する図3に、本発明による無線
周波数トランシーバ200を示す。この無線周波数トラ
ンシーバ200は、上記の探索モード(および通常モー
ド)の機能を実現する。図3のRFトランシーバ200
は、図2のトランシーバ102として使用するのに適し
ている。また、図3には、RFトランシーバ200とと
もに動作して、本発明のいくつかの機能を提供する復調
回路290およびコントローラ291も示されている。
【0043】RFトランシーバ200は、パーソナル基
地局、および、直接または間接に地上電話ネットワーク
に接続された他のタイプの基地局とともに使用するよう
に設計される。実際、RFトランシーバ200は、アッ
プリンクおよびダウンリンクの両方のチャネルスペクト
ルの信号をモニタすることが必要とされる任意の基地局
で使用可能である。
【0044】図3に示した実施例のRFトランシーバ2
00は、アンテナ202、デュプレクサ204、第1R
Fスイッチ206、第2RFスイッチ208、送信信号
路209、第1RF信号路210および第2RF信号路
211という構成要素を有する。アンテナ202は、第
2周波数帯域(一般にアップリンクRF信号に対応す
る)内の第2RF信号を受信するとともに、第1周波数
帯域(一般にダウンリンクRF信号に対応する)内の第
1RF信号を受信することが可能な適当なRFアンテナ
である。デュプレクサ204は、本質的に、共通ポート
212、第1ポート213、および第2ポート214を
有する3ポート信号ルータ兼フィルタである。共通ポー
ト212および第1ポート213は、第1周波数帯域内
のRF信号を双方向に通信し、共通ポート212および
第2ポート214は第2帯域内のRF信号を双方向に通
信する。デュプレクサ204についてさらに詳細には図
4に関して以下で説明する。共通ポート212はアンテ
ナ202に接続される。
【0045】第1RFスイッチ206および第2RFス
イッチ208は3ポートデバイスであり、第1スイッチ
ポートを他の2つのスイッチポートのいずれかに双方向
接続する。換言すれば、単極双投スイッチである。第1
RFスイッチ206および第2RFスイッチ208は、
米国マサチューセッツ州Lowell所在のMaCom社から入手
可能なモデルSW277スイッチのようなGaAs M
MICスイッチが適当である。第1RFスイッチ206
は第1帯域ポート213、第1信号路210、および送
信信号路209に接続される。第2RFスイッチ208
は第1RF信号路210および第2RF信号路211に
接続され、また、同調回路を通じて復調回路290に接
続される。復調回路290は、上記の図2の復調回路1
06と同様のものが適当である。同調回路は、ミキサ2
24、周波数合成器226、および電圧制御発振器(V
CO)228からなる。同調回路は、通話サービスおよ
びチャネルモニタリングのために、各チャネル周波数に
同調する。
【0046】外部コントローラ291は、一般に基地局
に位置し、図2のパーソナル基地局34のコントローラ
108として適当であり、第1RFスイッチ206およ
び第2RFスイッチ208に接続される。また、外部コ
ントローラ291は、同調回路の同調動作を制御するた
めに、周波数合成器226およびVCO228にも接続
される。
【0047】さらに、第1RF信号路210は、第1低
雑音増幅器215、直列接続された増幅器段216、お
よび直列接続された第1バンドパスフィルタ217から
なる。第1バンドパスフィルタ217は、第1周波数帯
域に対応する通過帯域を有する。第2信号路211は、
第2低雑音増幅器218、および、直列接続された第2
バンドパスフィルタ219からなる。第2バンドパスフ
ィルタ219は、第2周波数帯域に対応する通過帯域を
有する。第1低雑音増幅器215および第2低雑音増幅
器218は、一般に、同一の低雑音RF増幅器であり、
無線通話サービスに適した動作特性を有する。増幅器段
216は、第1信号路210において、より効果的なチ
ャネルモニタリングのために感度を高める追加的な増幅
を行う。同様の増幅器段を第2信号路211に含めるこ
とも可能であるが、それは、RFトランシーバ200の
全回路コストを不必要に増大させることになる可能性が
ある。
【0048】動作時に、RFトランシーバ200は、送
信および受信の両方の通話信号のRF信号ルーティング
を行うとともに、第1および第2の両方の周波数帯域の
周波数の信号をモニタリングする。このために、トラン
シーバ200は、探索モードおよび通常モードで動作
し、その一般的性質は図2に関して説明したとおりであ
る。
【0049】探索モード動作時に、トランシーバ200
は、第1周波数帯域からの第1信号と、第2周波数帯域
からの第2信号を受信し、それらを、一般には一度に1
つずつ、復調回路290に送る。復調回路290は、そ
れらの信号を復調あるいは分析し、図2に関して既に説
明したようなチャネルモニタリングを行うために、信号
強度情報を取得する。第1周波数帯域は、標準化される
か、あるいは、広く受け入れられているRFチャネル割
当てによって送信(ダウンリンク)RF信号チャネルに
割り当てられた周波数を含む。第2周波数帯域は、標準
化されるか、あるいは、広く受け入れられているRFチ
ャネル割当て方式による受信(アップリンク)RF信号
チャネルに対応する周波数を含む。
【0050】第1信号をモニタするため、第1RFスイ
ッチ206は、コントローラ291の制御下で、第1帯
域ポート213を第1RF信号路210に接続する。第
2RFスイッチ208は、コントローラの制御下で、第
1RF信号路210と復調器290の間の接続を行う。
動作時に、第1信号を含む、複数の周波数で無線送信さ
れたRF信号は、アンテナ202によって受信され、デ
ュプレクサ204に送られる。デュプレクサ204は、
周波数帯域によりRF信号をフィルタリングし、第1信
号を第1帯域ポート213に送る。デュプレクサ204
は、第1帯域ポート213に現れる第1信号が第1周波
数帯域内の周波数のみを含むことを保証するためにある
程度のフィルタリングを行うが、それにもかかわらず他
の周波数が混入することがあり、これは一般に後でフィ
ルタリングして除去しなければならない。
【0051】次に、第1信号はスイッチを通じて第1R
F信号路210に送られる。第1RF信号路210で
は、第1低雑音増幅器215および増幅器216が第1
信号を増幅する。次に、第1バンドパスフィルタ217
は、増幅された第1信号をフィルタリングし、第1周波
数帯域にない周波数をほとんど除去する(減衰させ
る)。次に、増幅されフィルタリングされた第1信号
は、第1信号路210から、第2RFスイッチ208を
通って、同調回路、特に、ミキサ224に送られる。
【0052】一般に、同調回路は、第1IF信号を生成
することによって特定のチャネル周波数に同調する。第
1IF信号は、第1信号を周波数変換した信号であっ
て、注目するチャネル周波数がIFに変換される。この
IFは、所定の固定値である。特に、コントローラ29
1により、周波数合成器226およびVCO228は、
DCF±IFに等しい周波数のRFミキシング信号を生
成する。ここで、DCFは、注目するダウンリンクチャ
ネルの周波数であり、IFは所定の中間周波数である。
RFミキシング信号はミキサ224に送られる。ミキサ
224は、RFミキシング信号を第1信号と混合し、第
1IF信号を生成する。複数のチャネル周波数に同調す
るため、コントローラ291により、周波数合成器22
6およびVCO228は、異なる周波数のDCFでミキ
シング信号を生成する。
【0053】復調回路290は、当業者に周知のよう
に、第1IF信号を復調し、チャネル利用可能性判定を
行うための情報、すなわち、信号を生成する。
【0054】第1信号をモニタするため、第1スイッチ
206は、コントローラの制御下で、第1帯域ポート2
13を第1RF信号路210から切断する。第2RFス
イッチ208は、コントローラの制御下で、第2信号路
211と復調回路290の間の接続を行う。動作時に、
複数の周波数で無線送信されたRF信号は、アンテナ2
02によって受信され、デュプレクサ204に送られ
る。この複数の周波数のRF信号は第2信号を含む。デ
ュプレクサ204は、周波数帯域により、第2信号を第
2帯域ポート214に送る。デュプレクサ204は、第
2帯域ポート214に現れる第2信号が第2周波数帯域
内の周波数のみを含むことを保証するためにある程度の
フィルタリングを行うが、それにもかかわらず他の周波
数が混入することがあり、これは一般に後でフィルタリ
ングして除去しなければならない。
【0055】次に、第2信号は第2RF信号路211に
送られる。第2RF信号路211では、第2低雑音増幅
器218が第2信号を増幅する。次に、第2バンドパス
フィルタ219は、第2周波数帯域内にない周波数成分
をフィルタリングによりほとんど除去する(減衰させ
る)。次に、増幅されフィルタリングされた第2信号
は、第2信号路211から、第2RFスイッチ208を
通って、同調回路、特に、ミキサ224に送られる。
【0056】同調回路は、第2IF信号を生成するよう
に動作する。第2IF信号は、第2信号を周波数変換し
た信号であって、注目するアップリンクチャネル周波数
がIF周波数に変換される。このIF周波数は、アップ
リンクおよびダウンリンクの両方のチャネル周波数に対
して同一の固定値である。従って、コントローラ291
により、周波数合成器226およびVCO228は、U
CF±IFに等しい周波数のRFミキシング信号を生成
する。ここで、UCFは、注目するアップリンクチャネ
ルの周波数であり、IFは所定の中間周波数である。R
Fミキシング信号はミキサ224に送られる。ミキサ2
24は、RFミキシング信号を第2信号と混合し、第2
IF信号を生成する。ダウンリンクチャネル周波数の場
合と同様に、コントローラ291により、周波数合成器
226およびVCO228は、他のアップリンクチャネ
ル周波数に同調するために、異なる周波数のUCFでミ
キシング信号を生成する。
【0057】復調回路290は、当業者に周知のよう
に、第2IF信号を復調し、チャネル利用可能性判定を
行うための情報、すなわち、信号を生成する。
【0058】通常モードでは、第1RFスイッチ206
は送信信号路209をデュプレクサ204の第1帯域ポ
ート213に接続し、第2RFスイッチは第2信号路2
11を復調器290に接続する。このモードでは、Tx
(ダウンリンク)RF信号(第1周波数帯域内のキャリ
ア周波数を有する)は、送信信号路209に送られる。
送信信号路209は、さらに、Tx信号をフィルタリン
グし増幅するための送信フィルタ220および送信増幅
器222を有することが可能である。このためには、送
信フィルタ220は、第1周波数帯域に対応する通過帯
域を有するバンドパスフィルタからなるべきである。
【0059】Tx信号は、第1RFスイッチ206を通
じて、デュプレクサ204の第1帯域ポート213に送
られる。デュプレクサ204は、第1帯域ポート213
で受信したTx信号を共通ポート212に送り、さら
に、Tx信号は、無線送信のために、アンテナ202に
送られる。
【0060】Tx信号の処理および送信の同時並行し
て、アンテナ202は、例えば無線端末内にある外部送
信器によって無線送信されたアップリンク(Rx)信号
を受信することが可能である。Rx信号は、一般に、第
2周波数帯域内の周波数を有する。Rx信号は、アンテ
ナ202から共通ポート212に送られる。デュプレク
サ204は、共通ポート212に現れるRx信号を第2
帯域ポート214に送る。次に、この受信信号は、第2
帯域ポートから、第2信号路211に送られる。第2信
号路211の構成要素は、第2信号に関して既に説明し
たのと同様にRx信号を増幅しフィルタリングする。次
に、第2信号路211は、Rx信号を第2RFスイッチ
208に送り、第2RFスイッチ208は、Rx信号を
同調回路に送り、同調回路は、上記と同様に、適当なチ
ャネル周波数に同調して、Rx信号を復調器290に送
る。
【0061】このように、本発明は、単一のデュプレク
サを用いた基地局トランシーバが、通話信号の送受信を
行うとともに、アップリンクおよびダウンリンクの両方
の周波数スペクトルでチャネルモニタリングを行うこと
を可能にする新規なRFスイッチング方式を実現する。
トランシーバは、通常モード動作中は通話信号を送受信
し、一方、電話通話の間に実行される探索モード動作時
にはモニタリング信号を受信する。このようなトランシ
ーバは特にPBS装置で有用であるが、商用無線ネット
ワークの基地局でも有用である。
【0062】図4に、図3のデュプレクサ204として
使用するのに適した、無線通信で用いられる3ポートデ
ュプレクサの等価回路を示す。適宜、図3で用いた参照
符号を図4の対応する構成要素で用いる。
【0063】図4で、共通ポート212は、外部にはア
ンテナに接続され、他方、第1伝送線304および第2
伝送線306に接続される。第1デュプレクスフィルタ
308は、第1伝送線304と第1帯域ポート213の
間に接続される。第2デュプレクスフィルタ310は、
第2伝送線306と第2帯域ポート214の間に接続さ
れる。第1伝送線304は、周波数881MHzで第1
デュプレクスフィルタ308に50オーム整合インピー
ダンスを与える一方で、共通ポート212において第2
デュプレクスフィルタ310のインピーダンスに対する
負荷効果を縮小するために836MHzインピーダンス
を開回路に回転するような、指定された長さを有するよ
うに設計される。第2伝送線306は、周波数836M
Hzで第2デュプレクスフィルタ310に50オーム整
合インピーダンスを与える一方で、共通ポート212に
おいて第1デュプレクスフィルタ308のインピーダン
スに対する負荷効果を縮小するために881MHzイン
ピーダンスを開回路に回転するような、指定された長さ
を有するように設計される。
【0064】適当なデュプレクサはLK Products社によ
って提供されており、特に、モデルAMPS/TDMA
800セラミックデュプレクスフィルタが適している。
PCS無線システムなどの他の無線システムに適したデ
ュプレクスフィルタも同様の構造を有するが、別の周波
数帯域内で動作するように設計されている。
【0065】以上、本発明の実施例について説明した
が、さまざまな変形例が可能である。例えば、本発明
は、上記のセルラ電話周波数方式内での使用には全く限
定されない。本発明は、第1周波数帯域にアップリンク
信号周波数を割り当て、第2周波数帯域にダウンリンク
信号周波数を割り当てる任意の無線ネットワークで等し
く使用可能である。
【0066】さらに、半二重通信フォーマットを利用す
る無線システムでは、図3のデュプレクサ204は、ア
ンテナスイッチのような別の信号ルータで置換すること
が可能であり、その場合にも本発明の原理の利益を享受
することができる。アンテナスイッチは、アンテナポー
ト212を、第1ポート213または第2ポート214
のいずれか一方と接続する単極双投RFスイッチであ
る。(ダウンリンク周波数帯域内の)第1信号をモニタ
するためには、アンテナスイッチはアンテナを第1ポー
トと接続する。(アップリンク周波数帯域内の)第2信
号をモニタするためには、アンテナスイッチはアンテナ
を第2ポートと接続する。RFトランシーバの回路およ
び動作は、図3に関して上記で説明したのと一貫したも
のとすることが可能である。現在では、このような半二
重無線通信フォーマットはGSMによって使用されてい
る。
【0067】
【発明の効果】以上述べたごとく、本発明の装置は、復
調回路290と、RFトランシーバ200と、コントロ
ーラ291とからなり、RFトランシーバ200は、第
1周波数帯域内の第1信号および第2周波数帯域内の第
2信号を受信するアンテナ202と、アンテナ202に
接続され第1周波数帯域内の信号を第1ポート213へ
送り第2周波数帯域内の信号を第2ポート214へ送る
信号ルータ204と、第1ポート213に接続された第
1RFスイッチ206と、第1RFスイッチ206に接
続された第1RF信号路210と、第2ポート214に
接続された第2RF信号路211と、第1RF信号路2
10および第2RF信号路211に接続され、出力が復
調回路290に接続された第2RFスイッチ208とか
らなる。本発明によれば、チャネル利用状況を判定する
ためにアップリンクおよびダウンリンクの両方のチャネ
ルスペクトルの信号を受信しモニタすることが可能なデ
ュプレクサ技術を用いたパーソナル基地局が実現でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】無線ネットワーク、公衆交換電話網、およびパ
ーソナル基地局を含む例示的な通信ネットワークの図で
ある。
【図2】本発明によるパーソナル基地局のブロック図で
ある。
【図3】本発明によるRFトランシーバおよび付随する
PBS回路のブロック図である。
【図4】本発明によるRFトランシーバで用いられるデ
ュプレクサの図である。
【符号の説明】
10 公衆交換電話網(PSTN) 12 無線ネットワーク 14 加入者装置 16 移動交換センタ(MSC) 18 第1基地局 20 第2基地局 22 第3基地局 28 第1サービスエリア 30 第2サービスエリア 32 第3サービスエリア 34 パーソナル基地局(PBS) 36 PBSサービスエリア 37 無線端末 102 RFトランシーバ 104 Tx変調器 106 Rx復調器 108 コントローラ 114 ユーザインタフェース 116 モデム 118 スイッチ 120 ハイブリッドネットワーク 122 ディジタル信号プロセッサ 200 RFトランシーバ 202 アンテナ 204 デュプレクサ 206 第1RFスイッチ 208 第2RFスイッチ 209 送信信号路 210 第1RF信号路 211 第2RF信号路 212 共通ポート 213 第1帯域ポート 214 第2帯域ポート 215 第1低雑音増幅器 216 増幅器段 217 第1バンドパスフィルタ 218 第2低雑音増幅器 219 第2バンドパスフィルタ 220 送信フィルタ 222 送信増幅器 224 ミキサ 226 周波数合成器 228 電圧制御発振器(VCO) 290 復調回路 291 外部コントローラ 304 第1伝送線 306 第2伝送線 308 第1デュプレクスフィルタ 310 第2デュプレクスフィルタ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (73)特許権者 596077259 600 Mountain Avenue, Murray Hill, New J ersey 07974−0636U.S.A. (72)発明者 ウィンストン ホン リウ アメリカ合衆国,08873 ニュージャー ジー,サマーセット,ハズリット ウェ イ 290 (56)参考文献 特開 平8−65229(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04B 7/24 - 7/26 102 H04Q 7/00 - 7/38

Claims (20)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1周波数帯域内のダウンリンク信号を
    無線端末へ送信し第2周波数帯域内のアップリンク信号
    を無線端末から受信する基地局で使用する信号処理装置
    において、該装置は、RF信号を復調することが可能な
    復調回路と、RF信号を変調することが可能な変調回路
    と、RFトランシーバと、コントローラとからなり、 前記RFトランシーバは、 前記第1周波数帯域内の第1RF信号および前記第2周
    波数帯域内の第2RF信号を受信することが可能なアン
    テナと、 前記アンテナに接続され、第1ポートおよび第2ポート
    を有し、前記第1周波数帯域内の信号を前記第1ポート
    と前記アンテナの間で伝送し、前記第2周波数帯域内の
    信号を前記第2ポートと前記アンテナの間で伝送する信
    号ルータとからなり、 前記コントローラは、前記第1RF信号のモニタリング
    を行うために前記第1ポートを前記復調回路に接続し、
    前記第2RF信号のモニタリングを行うために前記第2
    ポートを前記復調回路に接続することを特徴とする信号
    処理装置。
  2. 【請求項2】 前記コントローラは、ダウンリンク信号
    の送信を行うために前記第1ポートを前記変調回路に接
    続し、アップリンク信号の受信を行うために前記第2ポ
    ートを前記復調回路に接続することを特徴とする請求項
    1の装置。
  3. 【請求項3】 RF信号をモニタするために基地局で使
    用する信号処理装置において、該装置は、RF信号を復
    調することが可能な復調回路と、ダウンリンクRF信号
    を無線端末へ送信しアップリンクRF信号を無線端末か
    ら受信するRFトランシーバと、コントローラとからな
    り、 前記RFトランシーバは、 第1周波数帯域内の第1RF信号および第2周波数帯域
    内の第2RF信号を受信することが可能なアンテナと、 前記アンテナに接続され、第1ポートおよび第2ポート
    を有し、前記第1周波数帯域内の信号を前記第1ポート
    に伝送し、前記第2周波数帯域内の信号を前記第2ポー
    トに伝送する信号ルータと、 前記第1ポートに接続された第1RFスイッチと、 前記第1RFスイッチに接続された第1RF信号路と、 前記第2ポートに接続された第2RF信号路と、 前記第1RF信号路および前記第2RF信号路に接続さ
    れ、前記復調回路に接続された出力を有する第2RFス
    イッチとからなり、 前記コントローラは、前記第1RFスイッチ、前記第2
    RFスイッチ、および前記復調回路に接続され、前記コ
    ントローラの制御下で、前記第1RF信号のモニタリン
    グを行うために前記第1RFスイッチは前記第1ポート
    を前記復調回路に接続し、前記第2RF信号のモニタリ
    ングを行うために前記第2RFスイッチは前記第2ポー
    トを前記復調回路に接続することを特徴とする信号処理
    装置。
  4. 【請求項4】 前記復調回路は、前記第1RF信号およ
    び前記第2RF信号から信号強度測定値を取得し、前記
    第1RF信号および前記第2RF信号のモニタリングを
    行うために該信号強度測定値を前記コントローラに送信
    することを特徴とする請求項3の装置。
  5. 【請求項5】 前記アンテナは前記第1周波数帯域内の
    ダウンリンクRF信号を送信することが可能であり、前
    記第1RFスイッチは、ダウンリンクRF信号の送信を
    行うために変調回路を前記第1ポートに接続することが
    可能であることを特徴とする請求項3の装置。
  6. 【請求項6】 前記RFトランシーバは同調回路をさら
    に有し、該同調回路は、前記第1RF信号のモニタリン
    グを行うために特定のダウンリンクチャネル周波数に同
    調可能であるとともに、前記第2RF信号のモニタリン
    グを行うために特定のアップリンクチャネル周波数に同
    調可能であることを特徴とする請求項3の装置。
  7. 【請求項7】 前記同調回路は、前記第2RFスイッチ
    と前記復調回路の間に接続されたミキサと、該ミキサに
    接続された電圧制御発振器と、該電圧制御発振器に接続
    された周波数合成器とからなることを特徴とする請求項
    6の装置。
  8. 【請求項8】 前記コントローラは、前記同調回路の動
    作を制御するために前記同調回路に接続可能であること
    を特徴とする請求項7の装置。
  9. 【請求項9】 ダウンリンクRF信号を無線端末へ送信
    しアップリンクRF信号を無線端末から受信する、基地
    局用RFトランシーバにおいて、該RFトランシーバ
    は、 第1周波数帯域内の第1RF信号および第2周波数帯域
    内の第2RF信号を受信することが可能なアンテナと、 前記アンテナに接続され、第1ポートおよび第2ポート
    を有し、前記第1周波数帯域内の信号を前記第1ポート
    に伝送し、前記第2周波数帯域内の信号を前記第2ポー
    トに伝送する信号ルータと、 前記第1ポートに接続された第1RFスイッチと、 前記第1RFスイッチに接続されるとともに外部の変調
    回路に接続可能な送信信号路と、 前記第1RFスイッチに接続された第1RF信号路と、 前記第2ポートに接続された第2RF信号路と、 前記第1RF信号路および前記第2RF信号路に接続さ
    れ、前記復調回路に接続された出力を有する第2RFス
    イッチとからなり、 前記第1RF信号のモニタリングを行うために前記第1
    RFスイッチは前記第1RF信号路を前記第1ポートに
    接続するとともに前記第2RFスイッチは前記第1RF
    信号路を前記復調回路に接続し、前記第2RF信号のモ
    ニタリングを行うために前記第2RFスイッチは前記第
    2RF信号路を前記復調回路に接続することを特徴とす
    るRFトランシーバ。
  10. 【請求項10】 前記アンテナは前記第1周波数帯域内
    のダウンリンクRF信号を送信することが可能であり、
    前記第1RFスイッチは、ダウンリンクRF信号の送信
    を行うために前記送信信号路を前記第1ポートに接続す
    ることが可能であることを特徴とする請求項9のRFト
    ランシーバ。
  11. 【請求項11】 前記アンテナは前記第2周波数帯域内
    のアップリンクRF信号を受信することが可能であり、
    前記第2RFスイッチは、アップリンクRF信号の受信
    を行うために前記復調回路を前記第2RF信号路に接続
    することが可能であることを特徴とする請求項5または
    9いずれかのRFトランシーバ。
  12. 【請求項12】 前記第1RF信号路は第1低雑音増幅
    器および直列接続された第1バンドパスフィルタを有
    し、該第1バンドパスフィルタは前記第1周波数帯域に
    対応する通過帯域を有し、前記第2RF信号路は第2低
    雑音増幅器および直列接続された第2バンドパスフィル
    タを有し、該第2バンドパスフィルタは前記第2周波数
    帯域に対応する通過帯域を有することを特徴とする請求
    項3または9いずれかのRFトランシーバ。
  13. 【請求項13】 前記第1RF信号のモニタリングを行
    うために特定のダウンリンクチャネル周波数に同調可能
    であるとともに、前記第2RF信号のモニタリングを行
    うために特定のアップリンクチャネル周波数に同調可能
    である同調回路をさらに有することを特徴とする請求項
    9のRFトランシーバ。
  14. 【請求項14】 前記同調回路は、前記第2RFスイッ
    チと前記復調回路の間に接続されたミキサと、該ミキサ
    に接続された電圧制御発振器と、該電圧制御発振器に接
    続された周波数合成器とからなることを特徴とする請求
    項13のRFトランシーバ。
  15. 【請求項15】 前記信号ルータはデュプレクサからな
    ることを特徴とする請求項3または9いずれかのRFト
    ランシーバ。
  16. 【請求項16】 前記信号ルータは単極双投スイッチか
    らなることを特徴とする請求項3または9いずれかのR
    Fトランシーバ。
  17. 【請求項17】 第1周波数帯域内のダウンリンク信号
    を無線端末へ送信し第2周波数帯域内のアップリンク信
    号を無線端末から受信する無線通信基地局の復調回路に
    RF信号を供給する方法において、 a.前記第1周波数帯域内の第1RF信号および前記第
    2周波数帯域内の第2RF信号を受信するステップと b.第1ポートおよび第2ポートを有し前記第1周波数
    帯域内の信号を前記第1ポートに伝送し前記第2周波数
    帯域内の信号を前記第2ポートに伝送する、前記基地局
    内の信号ルータに、前記第1RF信号および前記第2R
    F信号を送るステップと、 c.前記第1RF信号を前記復調回路に送るために前記
    第1ポートを前記復調回路に接続するステップと、 d.前記第2RF信号を前記復調回路に送るために前記
    第2ポートを前記復調回路に接続するステップとからな
    ることを特徴とする、無線通信基地局の復調回路にRF
    信号を供給する方法。
  18. 【請求項18】 前記基地局は、第1信号路と、前記第
    2ポートに接続された第2信号路とをさらに有し、前記
    ステップcは、前記第1RF信号を前記復調回路に送る
    ために、前記第1ポートを前記第1信号路に接続すると
    ともに前記復調回路を前記第1信号路に接続するステッ
    プをさらに有することを特徴とする請求項17の方法。
  19. 【請求項19】 前記基地局は、第1信号路と、前記第
    2ポートに接続された第2信号路とをさらに有し、前記
    ステップcは、前記第2RF信号を前記復調回路に送る
    ために、前記第2信号路を前記復調回路に接続するステ
    ップをさらに有することを特徴とする請求項17の方
    法。
  20. 【請求項20】 d.前記第1周波数帯域内のRFチャ
    ネルに対応するダウンリンク周波数を有するダウンリン
    ク信号を前記信号ルータの第1ポートに送るステップ
    と、 e.前記ダウンリンク信号を外部の無線端末に送信する
    ステップと、 f.前記第2周波数帯域内のRFチャネルに対応するア
    ップリンク周波数を有するアップリンク信号を外部の無
    線端末から受信するステップと、 g.前記アップリンク信号を前記信号ルータの第2ポー
    トに送るステップとをさらに有することを特徴とする請
    求項17の方法。
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