JP3230471B2 - Pwm制御装置およびpwm制御方法 - Google Patents

Pwm制御装置およびpwm制御方法

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JP3230471B2 JP31050197A JP31050197A JP3230471B2 JP 3230471 B2 JP3230471 B2 JP 3230471B2 JP 31050197 A JP31050197 A JP 31050197A JP 31050197 A JP31050197 A JP 31050197A JP 3230471 B2 JP3230471 B2 JP 3230471B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、PWM制御装置お
よびPWM制御方法に関するものであり、特に被制御装
置における異常を検出して制御の信頼性を向上すること
が可能なPWM制御装置およびPWM制御方法に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】信号のパルス幅をコントロールするパル
ス幅制御を行うことにより流量制御バルブ、モーター等
の負荷装置の動作を制御するPWM(Pulse Width Modu
lation)制御装置が広く用いられている。このPWM制
御においては、PWM制御装置から所望のデューティー
に応じたPWM制御用パルス信号が被制御装置へ供給さ
れ、被制御装置の駆動回路がこのPWM制御用パルス信
号に応じた駆動信号を所定振幅で生成して供給すること
により最終段の負荷装置が駆動される。
【0003】また、従来より、制御回路内の駆動素子の
異常の検出を目的とした異常検出装置が用いられてお
り、例えば特開昭60−119480号公報等には、定
周期のチェックパルスをトランジスタに入力し、出力パ
ルスの反転信号とチェックパルスのパルス幅を比較する
ことにより、制御回路の出力トランジスタの異常を定常
運転中に検出する異常検出装置等が開示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記のよ
うな異常検出装置をPWM制御装置およびPWM制御方
法に用いようとすると、以下のような課題が存在する。
【0005】まず、従来の異常検出装置では、異常時の
パルス出力を取り出すために専用の回路が必要となり、
トランジスタ駆動回路のほかに異常検出のための回路を
大幅に追加する必要があり、回路規模が増大してしまう
という課題があった。具体的には、まずチェックパルス
を必要とするため、チェックパルスの発振回路が必要で
あり、トランジスタ出力とのタイミング合わせのための
遅延回路やフリップフロップ、その他比較のためのゲー
トが必要となる。
【0006】また、上記のような異常検出装置では定周
期のパルスの異常検出しか行うことができず、PWM制
御における異常検出に用いることができない。上記のよ
うな異常検出装置ではトランジスタの遅延時間の設定が
固定のため、PWMのような可変デューティーのパルス
の場合にはチェックパルスとの比較においてタイミング
のずれが生じ、異常の誤検出を行う可能性がある。
【0007】さらに、PWM出力パルスのデューティー
が0%や100%であった場合、見かけ上パルスとはな
らないので異常が発生しても上記のような異常検出装置
では検出することができない。上記のような異常検出装
置では異常時の出力パルスの立ち上がりから立ち下がり
までの間を反転出力しているため、エッジのない波形が
入力されても認識できないためである。
【0008】この発明は上記課題を解決するためのもの
であり、定常動作中にPWM出力制御における異常出力
の検出を行い、ON故障/OFF故障の判断を行うこと
のできるPWM制御装置およびPWM制御方法を提供す
ることを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明のPWM制御装置
は、定周期パルスを発生する定周期パルス発生手段と、
デューティーおよび周期に対応したPWM制御用パルス
信号を前記定周期パルスを用いて生成して被制御装置に
供給するPWM制御用パルス信号生成手段と、前記被制
御装置に供給される前記PWM制御用パルス信号の状態
を取得するPWM制御用パルス信号状態取得手段と、前
記被制御装置において前記PWM制御用パルス信号に従
った駆動信号を生成して負荷装置を駆動する駆動回路か
ら前記負荷装置に供給される前記駆動信号の状態を取得
する駆動信号状態取得手段と、前記PWM制御用パルス
信号取得手段により取得された前記PWM制御用パルス
信号の状態と前記駆動信号取得手段により取得された前
記駆動信号の状態との一致/不一致を前記PWM制御用
パルス信号における同一位相に対応させて比較する比較
手段とを備え、前記被制御装置のON/OFF故障を検
出するようにしたものである。
【0010】本発明の他のPWM制御装置は、前記PW
M制御用パルス信号生成手段が、前記定周期パルス発生
手段から供給される前記定周期パルスのパルス数を係数
して計数値を出力するカウント手段と、前記PWM制御
用パルス信号の前記デューティーに関して設定された第
1の設定値と前記カウント手段における前記計数値が一
致したときに第1の一致信号を発生する第1の比較手段
と、前記PWM制御用パルス信号の前記周期に関して設
定された第2の設定値と前記カウント手段における前記
計数値が一致したときに第2の一致信号を発生して前記
計数値をリセットする第2の比較手段と、前記第1の比
較手段において前記第1の一致信号が発生した場合には
前記PWM制御用パルス信号をON状態またはOFF状
態にし、前記第2の比較手段において前記第2の一致信
号が発生した場合には前記PWM制御用パルス信号をO
FF状態またはON状態にするPWM制御用パルス信号
N/OFF手段とを有するようにしたものである。
【0011】本発明の他のPWM制御装置は、前記PW
M制御用パルス信号の立ち下がりと前記PWM制御用パ
ルス信号の次の立ち上がりの間において取得された前記
PWM制御用パルス信号の状態と前記駆動信号の状態を
前記比較手段が比較するようにしたものである。
【0012】本発明の他のPWM制御装置は、前記PW
M制御用パルス信号の立ち上がりと前記PWM制御用パ
ルス信号の次の立ち下がりの間において取得された前記
PWM制御用パルス信号の状態と前記駆動信号の状態を
前記比較手段が比較するようにしたものである。
【0013】本発明の他のPWM制御装置は、前記PW
M制御用パルス信号の立ち下がりと前記PWM制御用パ
ルス信号の次の立ち上がりの間において取得された前記
PWM制御用パルス信号の状態と前記駆動信号の状態と
の比較と、前記PWM制御用パルス信号の立ち上がりと
前記PWM制御用パルス信号の次の立ち下がりの間にお
いて取得された前記PWM制御用パルス信号の状態と前
記駆動信号の状態との比較を、前記比較手段が行うよう
にしたものである。
【0014】本発明の他のPWM制御装置は、前記比較
手段において両者の状態が不一致であった場合に、前記
被制御装置における前記駆動回路から前記負荷装置への
制御を遮断する制御遮断手段を備えたものである。
【0015】本発明の他のPWM制御装置は、前記比較
手段において両者の状態が不一致であった場合に、異常
検出を報知する異常報知手段を備えたものである。
【0016】本発明のPWM制御方法は、定周期パルス
を発生する定周期パルス発生工程と、デューティーおよ
び周期に対応したPWM制御用パルス信号を前記定周期
パルスを用いて生成して被制御装置に供給するPWM制
御用パルス信号生成工程と、前記被制御装置に供給され
る前記PWM制御用パルス信号の状態を取得するPWM
制御用パルス信号取得工程と、前記被制御装置において
前記PWM制御用パルス信号に従った駆動信号を生成し
て負荷装置を駆動する駆動回路から前記負荷装置に供給
される前記駆動信号の状態を取得する駆動信号取得工程
と、前記PWM制御用パルス信号取得工程において取得
された前記PWM制御用パルス信号の状態と前記駆動信
号取得工程において取得された前記駆動信号の状態との
一致/不一致を前記PWM制御用パルス信号における同
一位相に対応させて比較する比較工程とを備え、前記被
制御装置のON/OFF故障を検出するようにしたもの
である。
【0017】本発明の他のPWM制御方法は、前記PW
M制御用パルス信号生成工程が、前記定周期パルス発生
工程により発生される前記定周期パルスのパルス数を係
数して計数値を出力するパルス数係数工程と、前記PW
M制御用パルス信号の前記デューティーに関して設定さ
れた第1の設定値と前記パルス数係数工程における前記
計数値とを比較しそれらが一致したときに第1の一致信
号を発生する第1の比較工程と、前記PWM制御用パル
ス信号の前記周期に関して設定された第2の設定値と前
記パルス数係数工程における前記計数値とを比較しそれ
らが一致したときに第2の一致信号を発生して前記計数
値をリセットする第2の比較工程と、前記第1の比較工
程において前記第1の一致信号が発生した場合には前記
PWM制御用パルス信号をON状態またはOFF状態に
する第1のPWM制御用パルス信号ON/OFF工程
と、前記第2の比較工程において前記第2の一致信号が
発生した場合には前記PWM制御用パルス信号をOFF
状態またはON状態にする第2のPWM制御用パルス信
号ON/OFF工程とを有するようにしたものである。
【0018】本発明の他のPWM制御方法は、前記比較
工程において、前記PWM制御用パルス信号の立ち下が
りと前記PWM制御用パルス信号の次の立ち上がりの間
において取得された前記PWM制御用パルス信号の状態
と前記駆動信号の状態を比較するようにしたものであ
る。
【0019】本発明の他のPWM制御方法は、前記比較
工程において、前記PWM制御用パルス信号の立ち上が
りと前記PWM制御用パルス信号の次の立ち下がりの間
において取得された前記PWM制御用パルス信号の状態
と前記駆動信号の状態を比較するようにしたものであ
る。
【0020】本発明の他のPWM制御方法は、前記比較
工程において、前記PWM制御用パルス信号の立ち下が
りと前記PWM制御用パルス信号の次の立ち上がりの間
において取得された前記PWM制御用パルス信号の状態
と前記駆動信号の状態との比較と、前記PWM制御用パ
ルス信号の立ち上がりと前記PWM制御用パルス信号の
次の立ち下がりの間において取得された前記PWM制御
用パルス信号の状態と前記駆動信号の状態との比較を実
行するようにしたものである。
【0021】本発明の他のPWM制御方法は、前記比較
工程において両者の状態が不一致であった場合に、前記
被制御装置における前記駆動回路から前記負荷装置への
制御を遮断する制御遮断工程を備えたものである。
【0022】本発明の他のPWM制御方法は、前記比較
工程において両者の状態が不一致であった場合に、異常
検出を報知する異常報知工程を備えたものである。
【0023】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して詳細に説明する。
【0024】実施の形態1. 図1は本発明の実施の形態1のPWM制御装置を示すブ
ロック図である。図において、1は本実施の形態のPW
M制御装置であり、2はこのPWM制御装置1により制
御される被制御装置である。
【0025】PWM制御装置1において、3は一定周期
のクロックパルス信号を生成する発振器(定周期パルス
発生手段)、4はこの発振器3から供給されるクロック
パルス信号を用いて、設定された周期とデューティーに
応じたPWM制御用パルス信号を生成するタイマー回路
(PWM制御用パルス信号生成手段)、5はタイマー回
路4より供給されたPWM制御用パルス信号を被制御装
置2の駆動回路10に対して出力するとともに、その出
力したPWM制御用パルス信号のレベル状態を保持して
その内容を比較装置8に供給する出力部(PWM制御用
パルス信号状態取得手段)である。被制御装置2の駆動
回路10はこのPWM制御用パルス信号に従った状態変
化をする駆動信号を生成して、最終段に配置された流量
制御バルブ,モーター,光源等の負荷装置11を駆動す
る。6は駆動回路10に対して負荷装置11と並列に接
続され、駆動回路10が最終段の負荷装置11を駆動す
る際の駆動信号を検出する検出回路6(駆動信号状態取
得手段)、7は検出回路6により検出された駆動信号の
状態を保持して比較装置8に供給する入力部(駆動信号
状態取得手段)、8は出力部5から供給されるPWM制
御装置の状態と入力部7から供給される駆動信号の状態
とを比較する比較装置(比較手段)、9は比較装置8に
おける比較結果を記憶する記憶装置である。なお、PW
M制御装置1の上記の各部は、図示しないCPUやRO
M,RAM等の記憶装置を有したマイコンユニット等に
より実現される。
【0026】被制御装置2の駆動回路10はPWM制御
装置1から供給されるPWM制御用パルス信号に従った
状態変化をする駆動信号を生成し、これにより最終段の
負荷装置11を駆動するが、この駆動信号は電圧信号で
あっても電流信号であってもよく、また、PWM制御用
パルス信号のONに従って増加しOFFに従って減少す
る信号など、PWM制御用パルス信号と同型でないよう
な信号であってもよい。
【0027】まず、PWM制御用パルス信号を生成する
タイマー回路4の詳細な構成および動作について説明す
る。図2はタイマー回路4の構成例を示すブロック図で
ある。図2において、タイマー回路4は、カウンタ21
(カウント手段)、第1の比較器22(第1の比較手
段)、第2の比較器23(第2の比較手段)、およびセ
ットリセットフリップフロップ(FF)24(PWM制
御用パルス信号ON/OFF手段)から構成されてい
る。上記構成によるタイマー回路4では、その時点のP
WM制御のデューティーおよび周期に対応したPWM制
御用パルス信号が生成される。例えばPWM制御の周期
が発振器3から出力されるクロックパルス信号の20周
期分であり、デューティーが80%である場合には、O
FFの期間としてクロックパルス信号4周期分、ONの
期間としてクロックパルス信号16周期分を有した、ク
ロックパルス信号20周期分の周期のPWM制御用パル
ス信号がタイマー回路4から出力される。以下具体的に
説明する。
【0028】カウンタ21は、そのクロック端子25に
発振器3から供給されるクロックパルス信号のパルス数
を係数して計数値を出力する。第1の比較器22は、P
WM制御用パルス信号のデューティーに関して設定され
た設定値1とカウンタ21における計数値が一致したと
きに一致信号を発生する。一致信号はFF24のセット
端子に供給され、FF24がセットされる。これによ
り、PWM制御用パルス信号すなわち出力部5の状態は
ONとなる。
【0029】また、検出回路6は、PWM制御装置1よ
り供給されたPWM制御用パルス信号により被制御装置
2が正常に動作しているかを監視するために、駆動回路
10から最終段の負荷装置11に供給される駆動信号の
出力レベルを検出・変換し、これを入力部7に転送す
る。比較装置8は、出力部5と入力部7のレベル状態の
比較を行う。出力部5は、前述のようにカウンタ21の
計数値とデューティーに関する設定値1とが一致したと
きにONとなる。一方入力部7には、駆動回路10およ
び検出回路6の遅延時間分だけPWM制御用パルス信号
から遅延して、対応した駆動信号のレベル状態が入力さ
れる。被制御装置2が正常に動作していれば、対応する
時点同士の出力部5のレベル状態と入力部7のレベル状
態は一致する。
【0030】ここで、何らかの原因により被制御装置2
の駆動回路10がOFF状態のままとなってしまうOF
F故障を起こした場合は、出力部5のレベルがONとな
っても検出回路6および入力部7のレベルはOFFのま
まであり、比較装置8においてレベルが不一致となり、
OFF故障が検出される。
【0031】第2の比較器23は、PWM制御用パルス
信号の周期に関して設定された設定値2とカウンタ21
における計数値が一致したときに一致信号を発生し、こ
れがFF24のリセット端子に入力され、FF24がリ
セットされる。これにより、PWM制御用パルス信号す
なわち出力部5の状態はOFFとなる。また、前記一致
信号はカウンタ21のリセット端子にも供給され、カウ
ンタ21がリセットされる。
【0032】検出回路6は、PWM制御装置1より供給
されたPWM制御用パルス信号により被制御装置2が正
常に動作しているかを監視するために、駆動回路10か
ら負荷装置11に供給される駆動信号の出力レベルを検
出・変換し、これを入力部7に転送する。比較装置8
は、出力部5と入力部7のレベル状態の比較を行う。出
力部5は、前述のようにカウンタ21の計数値と周期に
関する設定値2とが一致したときにOFFとなる。一
方、入力部7には、駆動回路10および検出回路6の遅
延時間分だけPWM制御用パルス信号から遅延して、対
応した駆動信号のレベル状態が入力される。被制御装置
2が正常に動作していれば、対応する時点同士の出力部
5のレベル状態と入力部7のレベル状態は一致する。
【0033】ここで、何らかの原因により被制御装置2
の駆動回路10がON状態のままとなってしまうON故
障を起こした場合は、出力部5のレベルがOFFとなっ
ても検出回路6および入力部7のレベルはONのままで
あり、比較装置8においてレベルが不一致となり、ON
故障が検出される。
【0034】次に、本実施の形態のPWM制御装置の動
作について説明する。
【0035】通常、PWM制御装置1よりPWM制御用
パルス信号が供給されていれば、被制御装置2における
駆動回路10および負荷装置11は正常に動作する。本
発明では、被制御装置2の最終段の負荷装置11と並列
に設けた検出回路6と出力部5のレベルを逐次比較する
ことにより、被制御装置2に発生する異常の検出を行
う。
【0036】図3は本実施の形態のPWM制御装置の各
部の動作を示すタイムチャートである。図3に示す時刻
T0〜T1において、PWM制御装置1のCPUは、例
えばセンサーによる検出結果に応じた適正なPWM制御
を行うための周期およびデューティーに対応した設定値
1および設定値2を決定し、これらをタイマー回路4の
第1の比較器22および第2の比較器23にそれぞれ入
力する。発振器3は、一定周期のクロックパルス信号を
発生してタイマー回路4のカウンタ21に供給する。前
記設定値1,2の入力後、タイマー回路4のカウンタ2
1は時刻T1においてカウントを開始する。
【0037】時刻T2においてタイマー回路4のカウン
タ21のカウントの値が設定値1と一致すると、両者を
比較する第1の比較器22において信号INT1(一致
信号)が発生し、この信号INT1がFF24のセット
端子に供給されてFF24がセットされ、これによりP
WM制御用パルス信号すなわち出力部5の状態はONと
なる。またこの時、このINT1信号をトリガーとして
比較装置8において診断プログラム1が実行される。こ
の診断プログラム1は被制御装置2の駆動回路10がO
FF故障した場合に異常を検出するものである。
【0038】そして、時刻T3においてタイマー回路4
のカウンタ21のカウントの値が設定値2と一致する
と、両者を比較する第2の比較器23において信号IN
T2(一致信号)が発生し、この信号INT2がFF2
4のリセット端子に供給されてFF24がリセットさ
れ、これによりPWM制御用パルス信号すなわち出力部
5の状態はOFFとなる。またこの時、このINT2信
号をトリガーとして診断プログラム2が実行される。こ
の診断プログラム2は被制御装置2の駆動回路10がO
N故障した場合に異常を検出するものである。
【0039】以下、駆動回路10のOFF故障の場合に
ついて説明する。例えば図3の時刻T4以降において、
駆動回路10のOFF故障により入力部7への入力がO
FF状態に張り付いているものとする。この間にも、I
NT1信号をトリガーとして診断プログラム1が起動さ
れる。図5はこの診断プログラム1の各工程を示すフロ
ーチャートである。まず、診断プログラム1は上記のよ
うにタイマー回路4のカウンタ21のカウント値とデュ
ーティーに関する設定値1とが一致したタイミングをト
リガーとして起動される。その後、PWM制御装置1の
CPUは入力部7の遅延分にタイミングを合わせるた
め、駆動回路10と検出回路6による遅延時間だけ待機
する(ステップA1)。それからCPUは出力部5の状
態を比較装置8に転送し(ステップA2)、入力部7の
状態を比較装置8に転送する(ステップA3)。そして
ステップA4において、比較装置8はこの出力部5と入
力部7とのレベル状態の比較を行う。このとき、出力部
5は信号INT1によりON状態となっている。これに
対し、被制御装置2が正常であれば、入力部7のレベル
状態は出力部5と一致し、そのまま診断プログラム1は
終了する。しかし駆動回路10がOFF故障していれ
ば、この二つのレベル状態は一致せず故障と判定され、
ステップA5でこの故障の状態が記憶装置9に保存さ
れ、診断プログラム1が終了する。
【0040】図3を参照すると、時刻T5は信号INT
2により診断プログラム2が起動する時刻であるが、駆
動回路10のOFF故障により入力部7への入力が依然
OFF状態に張り付いている。このときは出力部も設定
通りにOFF状態となっているため、ここでは両者を比
較してもOFF故障とは判定されない。すなわちOFF
故障を検出するためには、時刻T4と時刻T5の間に診
断プログラム1を実施しなければならない。この実施の
形態1においては、出力部5から出力されるPWM制御
用パルス信号のON状態への立ち上がりをトリガーとし
てOFF故障検出用の上記診断プログラム1を実施する
ため、適切にOFF故障の検出を行うことが可能であ
る。
【0041】以下、駆動回路10のON故障の場合につ
いて説明する。図4を参照すると、時刻T0’〜時刻T
3’において、前記図3の時刻T0〜時刻T3の手順と
同様にして、タイマー回路4においてPWM制御用パル
ス信号が生成され、出力部5の状態は図4のように変化
する。例えば図4の時刻T4’以降において、駆動回路
10のON故障により、入力部7への入力がON状態に
張り付いているものとする。この間にも、INT2信号
をトリガーとして、診断プログラム2が起動される。図
6はこの診断プログラム2の各工程を示すフローチャー
トである。まず、診断プログラム2は上記のようにカウ
ンタ21のカウント値と周期に関する設定値2とが一致
したタイミングをトリガーとして起動される。その後、
PWM制御装置1のCPUは入力部7の遅延分にタイミ
ングを合わせるため、駆動回路10と検出回路6による
遅延時間だけ待機する(ステップB1)。それからCP
Uは出力部5の状態を比較装置8に転送し(ステップB
2)、入力部7の状態を比較装置8に転送する(ステッ
プB3)。そしてステップB4において、比較装置8は
この出力部5と入力部7とのレベル状態の比較を行う。
このとき、出力部5は信号INT2によりOFF状態と
なっている。これに対し、被制御装置2が正常であれ
ば、入力部7のレベル状態は出力部5と一致し、そのま
ま診断プログラム2は終了する。しかし駆動回路10が
ON故障していれば、この二つのレベル状態は一致せず
故障と判定され、ステップB5でこの故障の状態が記憶
装置9に保存され、診断プログラム2が終了する。
【0042】図4を参照すると、時刻T5’は信号IN
T1により診断プログラム1が起動する時刻であるが、
駆動回路10のON故障により入力部7への入力が依然
ON側に張り付いている。このときは出力部5も設定通
りON状態となっているため、ここでは両者を比較して
もON故障とは判定されない。すなわちON故障を検出
するためには、時刻T4’から時刻T5’の間に診断プ
ログラム2を実施しなければならない。この実施の形態
1においては、出力部5から出力されるPWM制御用パ
ルス信号のOFF状態への立ち下がりをトリガーとして
ON故障検出用の上記診断プログラム2を実施するた
め、適切にON故障の検出を行うことが可能である。
【0043】以上のように、この実施の形態1によれ
ば、被制御装置2において最終端の負荷装置11を駆動
する駆動回路10のOFF故障/ON故障等の異常を検
出する機能を付加したPWM制御を行うことが可能とな
り、記憶装置9に保存された被制御装置2の故障の状態
を基に、適切な対策を講ずることが可能となる。また、
上記異常検出のための診断プログラム1,2はPWM制
御用パルス信号の立ち上がりと立ち下がりをトリガーと
して開始されるため、前記従来例のようにチェックパル
ス等を必要とせず、少ない回路規模により上記効果を得
ることが可能となる。
【0044】なお、この実施の形態1のPWM制御装置
は、被制御装置2の駆動回路10が出力する駆動信号が
前述のように例えばPWM制御用パルス信号のONに従
って増加しOFFに従って減少する信号など、PWM制
御用パルス信号と同型でないような場合にも、検出回路
6を駆動信号の増加状態/減少状態の検出を行うものと
するなどにより、被制御装置2の故障検出を行うことが
可能である。
【0045】実施の形態2. 図7は本発明の実施の形態2のPWM制御装置を示すブ
ロック図である。図において、12は被制御装置2の駆
動回路10と負荷装置11の間の接続を断続するスイッ
チ(制御遮断手段)である。なお、図1に示したものと
同様の構成要素については同一符号を付して重複説明を
省略する。この実施の形態2のPWM制御装置は、PW
M制御用パルス信号の被制御装置2への出力、および被
制御装置2の駆動回路10のOFF故障/ON故障の検
出は、前記実施の形態1のPWM制御装置と同様に行う
が、比較装置8における駆動回路10の故障の検出に対
して、異なる処理を行う。
【0046】例えば被制御装置2の負荷装置11が自動
車のブレーキアクチュエータであるような場合、被制御
装置2に異常が発生すると意図する制御が行えず、フル
ブレーキやノーブレーキとなる危険性がある。この実施
の形態2では、出力部5と入力部7のレベル状態が一致
しないとき、スイッチ12がOFFとなり、負荷装置1
1の駆動回路10による制御が遮断される。
【0047】以上のように、この実施の形態2によれ
ば、前記実施の形態1の効果に加え、被制御装置2の駆
動回路10における異常の検出に従って、駆動回路10
による負荷装置11の制御を遮断し、負荷装置11の制
御を他に引き渡すことが可能となる効果が得られる。
【0048】実施の形態3. 図8は本発明の実施の形態3のPWM制御装置を示すブ
ロック図である。図において、13はLED,ランプ等
の表示素子(異常報知手段)である。なお、図1に示し
たものと同様の構成要素については同一符号を付して重
複説明を省略する。この実施の形態3のPWM制御装置
は、PWM制御用パルス信号の被制御装置2への出力、
および被制御装置2の駆動回路10のOFF故障/ON
故障の検出は、前記実施の形態1のPWM制御装置と同
様に行うが、比較装置8において駆動回路10の故障が
検出された場合、比較装置8に接続された表示素子13
が点灯して使用者に異常の発生を知らせ、対応を促す。
【0049】以上のように、この実施の形態3によれ
ば、前記実施の形態1の効果に加え、PWM制御される
被制御装置2の異常が検出された場合に、表示素子13
の点灯により使用者に異常発生を報知することが可能と
なる。なお、上記表示素子以外に、ブザー,音声等の他
の異常報知手段を用いることも可能であることはいうま
でもない。
【0050】
【発明の効果】以上のように、本発明のPWM制御装置
によれば、定周期パルスを発生する定周期パルス発生手
段と、デューティーおよび周期に対応したPWM制御用
パルス信号を前記定周期パルスを用いて生成して被制御
装置に供給するPWM制御用パルス信号生成手段と、前
記被制御装置に供給される前記PWM制御用パルス信号
の状態を取得するPWM制御用パルス信号状態取得手段
と、前記被制御装置において前記PWM制御用パルス信
号に従った駆動信号を生成して負荷装置を駆動する駆動
回路から前記負荷装置に供給される前記駆動信号の状態
を取得する駆動信号状態取得手段と、前記PWM制御用
パルス信号取得手段により取得された前記PWM制御用
パルス信号の状態と前記駆動信号取得手段により取得さ
れた前記駆動信号の状態との一致/不一致を前記PWM
制御用パルス信号における同一位相に対応させて比較す
る比較手段とを備え、前記被制御装置のON/OFF故
障を検出するようにしたため、PWM制御される被制御
装置におけるON/OFF故障の発生を検出する機能を
付加したPWM制御を行うことが可能となり、ON/O
FF故障に対応して適切な対策を講ずることが可能とな
る効果がある。
【0051】本発明の他のPWM制御装置によれば、前
記PWM制御用パルス信号生成手段が、前記定周期パル
ス発生手段から供給される前記定周期パルスのパルス数
を係数して計数値を出力するカウント手段と、前記PW
M制御用パルス信号の前記デューティーに関して設定さ
れた第1の設定値と前記カウント手段における前記計数
値が一致したときに第1の一致信号を発生する第1の比
較手段と、前記PWM制御用パルス信号の前記周期に関
して設定された第2の設定値と前記カウント手段におけ
る前記計数値が一致したときに第2の一致信号を発生し
て前記計数値をリセットする第2の比較手段と、前記第
1の比較手段において前記第1の一致信号が発生した場
合には前記PWM制御用パルス信号をON状態またはO
FF状態にし、前記第2の比較手段において前記第2の
一致信号が発生した場合には前記PWM制御用パルス信
号をOFF状態またはON状態にするPWM制御用パル
ス信号ON/OFF手段とを有するようにしたため、前
記PWM制御用パルス信号を、デューティーに関して設
定された前記第1の設定値と周期に関して設定された前
記第2の設定値とに基づいて正確に生成して被制御装置
に供給することができる効果がある。
【0052】本発明の他のPWM制御装置によれば、前
記PWM制御用パルス信号の立ち下がりと前記PWM制
御用パルス信号の次の立ち上がりの間において取得され
た前記PWM制御用パルス信号の状態と前記駆動信号の
状態を前記比較手段が比較するようにしたため、PWM
制御される被制御装置におけるON故障の発生を検出す
る機能を付加したPWM制御を行うことが可能となり、
ON故障に対応して適切な対策を講ずることが可能とな
る効果がある。
【0053】本発明の他のPWM制御装置によれば、前
記PWM制御用パルス信号の立ち上がりと前記PWM制
御用パルス信号の次の立ち下がりの間において取得され
た前記PWM制御用パルス信号の状態と前記駆動信号の
状態を前記比較手段が比較するようにしたため、PWM
制御される被制御装置におけるOFF故障の発生を検出
する機能を付加したPWM制御を行うことが可能とな
り、OFF故障に対応して適切な対策を講ずることが可
能となる効果がある。
【0054】本発明の他のPWM制御装置によれば、前
記PWM制御用パルス信号の立ち下がりと前記PWM制
御用パルス信号の次の立ち上がりの間において取得され
た前記PWM制御用パルス信号の状態と前記駆動信号の
状態との比較と、前記PWM制御用パルス信号の立ち上
がりと前記PWM制御用パルス信号の次の立ち下がりの
間において取得された前記PWM制御用パルス信号の状
態と前記駆動信号の状態との比較を、前記比較手段が行
うようにしたため、PWM制御される被制御装置におけ
るON故障およびOFF故障の発生を検出する機能を付
加したPWM制御を行うことが可能となり、ON故障お
よびOFF故障に対応して適切な対策を講ずることが可
能となる効果がある。
【0055】本発明の他のPWM制御装置によれば、前
記比較手段において両者の状態が不一致であった場合
に、前記被制御装置における前記駆動回路から前記負荷
装置への制御を遮断する制御遮断手段を備えるようにし
たため、PWM制御される被制御装置の駆動回路の故障
が発生した場合に負荷装置の制御を故障した駆動回路か
ら切り放し、他の制御に引き渡すことが可能となる効果
がある。
【0056】本発明の他のPWM制御装置によれば、前
記比較手段において両者の状態が不一致であった場合
に、異常検出を報知する異常報知手段を備えるようにし
たため、PWM制御される被制御装置の故障発生を使用
者に報知して適切な対応を促すことが可能となる効果が
ある。
【0057】本発明のPWM制御方法によれば、定周期
パルスを発生する定周期パルス発生工程と、デューティ
ーおよび周期に対応したPWM制御用パルス信号を前記
定周期パルスを用いて生成して被制御装置に供給する
WM制御用パルス信号生成工程と、前記被制御装置に供
給される前記PWM制御用パルス信号の状態を取得する
PWM制御用パルス信号取得工程と、前記被制御装置に
おいて前記PWM制御用パルス信号に従った駆動信号を
生成して負荷装置を駆動する駆動回路から前記負荷装置
に供給される前記駆動信号の状態を取得する駆動信号取
得工程と、前記PWM制御用パルス信号取得工程におい
て取得された前記PWM制御用パルス信号の状態と前記
駆動信号取得工程において取得された前記駆動信号の状
態との一致/不一致を前記PWM制御用パルス信号にお
ける同一位相に対応させて比較する比較工程とを備え
前記被制御装置のON/OFF故障を検出するようにし
たため、PWM制御される被制御装置におけるON/O
FF故障の発生を検出する機能を付加したPWM制御を
行うことが可能となり、ON/OFF故障に対応して適
切な対策を講ずることが可能となる効果がある。
【0058】本発明の他のPWM制御方法によれば、前
記PWM制御用パルス信号生成工程が、前記定周期パル
ス発生工程により発生される前記定周期パルスのパルス
数を係数して計数値を出力するパルス数係数工程と、前
記PWM制御用パルス信号の前記デューティーに関して
設定された第1の設定値と前記パルス数係数工程におけ
る前記計数値とを比較しそれらが一致したときに第1の
一致信号を発生する第1の比較工程と、前記PWM制御
用パルス信号の前記周期に関して設定された第2の設定
値と前記パルス数係数工程における前記計数値とを比較
しそれらが一致したときに第2の一致信号を発生して前
記計数値をリセットする第2の比較工程と、前記第1の
比較工程において前記第1の一致信号が発生した場合に
は前記PWM制御用パルス信号をON状態またはOFF
状態にする第1のPWM制御用パルス信号ON/OFF
工程と、前記第2の比較工程において前記第2の一致信
が発生した場合には前記PWM制御用パルス信号をO
FF状態またはON状態にする第2のPWM制御用パル
ス信号ON/OFF工程とを有するようにしたため、前
記PWM制御用パルス信号を、デューティーに関して設
定された前記第1の設定値と周期に関して設定された前
記第2の設定値とに基づいて正確に生成して被制御装置
に供給することができる効果がある。
【0059】本発明の他のPWM制御方法によれば、前
記比較工程において、前記PWM制御用パルス信号の立
ち下がりと前記PWM制御用パルス信号の次の立ち上が
りの間において取得された前記PWM制御用パルス信号
の状態と前記駆動信号の状態を比較するようにしたた
め、PWM制御される被制御装置におけるON故障の発
生を検出する機能を付加したPWM制御を行うことが可
能となり、ON故障に対応して適切な対策を講ずること
が可能となる効果がある。
【0060】本発明の他のPWM制御方法によれば、前
記比較工程において、前記PWM制御用パルス信号の立
ち上がりと前記PWM制御用パルス信号の次の立ち下が
りの間において取得された前記PWM制御用パルス信号
の状態と前記駆動信号の状態を比較するようにしたた
め、PWM制御される被制御装置におけるOFF故障の
発生を検出する機能を付加したPWM制御を行うことが
可能となり、OFF故障に対応して適切な対策を講ずる
ことが可能となる効果がある。
【0061】本発明の他のPWM制御方法によれば、前
記比較工程において、前記PWM制御用パルス信号の立
ち下がりと前記PWM制御用パルス信号の次の立ち上が
りの間において取得された前記PWM制御用パルス信号
の状態と前記駆動信号の状態との比較と、前記PWM制
御用パルス信号の立ち上がりと前記PWM制御用パルス
信号の次の立ち下がりの間において取得された前記PW
M制御用パルス信号の状態と前記駆動信号の状態との比
較を実行するようにしたため、PWM制御される被制御
装置におけるON故障およびOFF故障の発生を検出す
る機能を付加したPWM制御を行うことが可能となり、
ON故障およびOFF故障に対応して適切な対策を講ず
ることが可能となる効果がある。
【0062】本発明の他のPWM制御方法によれば、前
記比較工程において両者の状態が不一致であった場合
に、前記被制御装置における前記駆動回路から前記負荷
装置への制御を遮断する制御遮断工程を備えるようにし
たため、PWM制御される被制御装置の駆動回路の故障
が発生した場合に負荷装置の制御を故障した駆動回路か
ら切り放し、他の制御に引き渡すことが可能となる効果
がある。
【0063】本発明の他のPWM制御方法によれば、前
記比較工程において両者の状態が不一致であった場合
に、異常検出を報知する異常報知工程を備えるようにし
たため、PWM制御される被制御装置の故障発生を使用
者に報知して適切な対応を促すことが可能となる効果が
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1のPWM制御装置を示す
ブロック図である。
【図2】図1のPWM制御装置におけるタイマー回路の
構成例を示すブロック図である。
【図3】図1のPWM制御装置の各部の動作を示すタイ
ムチャートである。
【図4】図1のPWM制御装置の各部の動作を示すタイ
ムチャートである。
【図5】実施の形態1において用いられる診断プログラ
ム1の各工程を示すフローチャートである。
【図6】実施の形態1において用いられる診断プログラ
ム2の各工程を示すフローチャートである。
【図7】本発明の実施の形態2のPWM制御装置を示す
ブロック図である。
【図8】本発明の実施の形態3のPWM制御装置を示す
ブロック図である。
【符号の説明】
1 PWM制御装置 2 被制御装置 3 発振器(定周期パルス発生手段) 4 タイマー回路(PWM制御用パルス信号生成手段) 5 出力部(PWM制御用パルス信号状態取得手段) 6 検出回路(駆動信号状態取得手段) 7 入力部(駆動信号状態取得手段) 8 比較装置(比較手段) 10 駆動回路 11 負荷装置 12 スイッチ(制御遮断手段) 13 表示素子(異常報知手段)21 カウンタ(カウント手段) 22 第1の比較器(第1の比較手段) 23 第2の比較器(第2の比較手段) 24 FF(PWM制御用パルス信号ON/OFF手
段)

Claims (14)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 定周期パルスを発生する定周期パルス発
    生手段と、デューティーおよび周期に対応したPWM制御用パルス
    信号を前記定周期パルスを用いて生成して被制御装置に
    供給する PWM制御用パルス信号生成手段と、前記被制
    御装置に供給される前記PWM制御用パルス信号の状態
    を取得するPWM制御用パルス信号状態取得手段と、 前記被制御装置において前記PWM制御用パルス信号に
    従った駆動信号を生成して負荷装置を駆動する駆動回路
    から前記負荷装置に供給される前記駆動信号の状態を取
    得する駆動信号状態取得手段と、 前記PWM制御用パルス信号取得手段により取得された
    前記PWM制御用パルス信号の状態と、前記駆動信号取
    得手段により取得された前記駆動信号の状態との一致/
    不一致を、前記PWM制御用パルス信号における同一位
    相に対応させて比較する比較手段とを備え、前記被制御
    装置のON/OFF故障を検出することを特徴とする
    WM制御装置。
  2. 【請求項2】 前記PWM制御用パルス信号生成手段
    は、 前記定周期パルス発生手段から供給される前記定周期パ
    ルスのパルス数を係数して計数値を出力するカウント手
    段と、 前記PWM制御用パルス信号の前記デューティーに関し
    て設定された第1の設定値と前記カウント手段における
    前記計数値が一致したときに第1の一致信号を発生する
    第1の比較手段と、 前記PWM制御用パルス信号の前記周期に関して設定さ
    れた第2の設定値と前記カウント手段における前記計数
    値が一致したときに第2の一致信号を発生して前記計数
    値をリセットする第2の比較手段と、 前記第1の比較手段において前記第1の一致信号が発生
    した場合には前記PWM制御用パルス信号をON状態ま
    たはOFF状態にし、前記第2の比較手段において前記
    第2の一致信号が発生した場合には前記PWM制御用パ
    ルス信号をOFF状態またはON状態にするPWM制御
    用パルス信号ON/OFF手段とを有す ることを特徴と
    する請求項1記載のPWM制御装置。
  3. 【請求項3】 前記PWM制御用パルス信号の立ち下が
    りと前記PWM制御用パルス信号の次の立ち上がりの間
    において取得された前記PWM制御用パルス信号の状態
    と前記駆動信号の状態を前記比較手段が比較することを
    特徴とする請求項1記載のPWM制御装置。
  4. 【請求項4】 前記PWM制御用パルス信号の立ち上が
    りと前記PWM制御用パルス信号の次の立ち下がりの間
    において取得された前記PWM制御用パルス信号の状態
    と前記駆動信号の状態を前記比較手段が比較することを
    特徴とする請求項1記載のPWM制御装置。
  5. 【請求項5】 前記PWM制御用パルス信号の立ち下が
    りと前記PWM制御用パルス信号の次の立ち上がりの間
    において取得された前記PWM制御用パルス信号の状態
    と前記駆動信号の状態との比較と、前記PWM制御用パ
    ルス信号の立ち上がりと前記PWM制御用パルス信号の
    次の立ち下がりの間において取得された前記PWM制御
    用パルス信号の状態と前記駆動信号の状態との比較を、
    前記比較手段行うことを特徴とする請求項1記載のPW
    M制御装置。
  6. 【請求項6】 前記比較手段において両者の状態が不一
    致であった場合に、前記被制御装置における前記駆動回
    路から前記負荷装置への制御を遮断する制御遮断手段を
    備えたことを特徴とする請求項1から請求項の何れか
    1項記載のPWM制御装置。
  7. 【請求項7】 前記比較手段において両者の状態が不一
    致であった場合に、異常検出を報知する異常報知手段を
    備えたことを特徴とする請求項1から請求項の何れか
    1項記載のPWM制御装置。
  8. 【請求項8】 定周期パルスを発生する定周期パルス発
    生工程と、デューティーおよび周期に対応したPWM制御用パルス
    信号を前記定周期パルスを用いて生成して被制御装置に
    供給する PWM制御用パルス信号生成工程と、 前記被制御装置に供給される前記PWM制御用パルス信
    号の状態を取得するPWM制御用パルス信号取得工程
    と、 前記被制御装置において前記PWM制御用パルス信号に
    従った駆動信号を生成して負荷装置を駆動する駆動回路
    から前記負荷装置に供給される前記駆動信号の状態を取
    得する駆動信号取得工程と、 前記PWM制御用パルス信号取得工程において取得され
    た前記PWM制御用パルス信号の状態と、前記駆動信号
    取得工程において取得された前記駆動信号の状態との一
    致/不一致を、前記PWM制御用パルス信号における同
    一位相に対応させて比較する比較工程とを備え、前記被
    制御装置のON/OFF故障を検出することを特徴とす
    PWM制御方法。
  9. 【請求項9】 前記PWM制御用パルス信号生成工程
    は、 前記定周期パルス発生工程により発生される前記定周期
    パルスのパルス数を係数して計数値を出力するパルス数
    係数工程と、 前記PWM制御用パルス信号の前記デューティーに関し
    て設定された第1の設定値と前記パルス数係数工程にお
    ける前記計数値とを比較しそれらが一致したときに第1
    の一致信号を発生する第1の比較工程と、 前記PWM制御用パルス信号の前記周期に関して設定さ
    れた第2の設定値と前記パルス数係数工程における前記
    計数値とを比較しそれらが一致したときに第2の一致信
    号を発生して前記計数値をリセットする第2の比較工程
    と、 前記第1の比較工程において前記第1の一致信号が発生
    した場合には前記PWM制御用パルス信号をON状態ま
    たはOFF状態にする第1のPWM制御用パルス信号O
    N/OFF工程と、 前記第2の比較工程において前記第2の一致信号が発生
    した場合には前記PWM制御用パルス信号をOFF状態
    またはON状態にする第2のPWM制御用パルス信号O
    N/OFF工程とを有することを特徴とする請求項8記
    載のPWM制御方法。
  10. 【請求項10】 前記比較工程において、前記PWM制
    御用パルス信号の立ち下がりと前記PWM制御用パルス
    信号の次の立ち上がりの間において取得された前記PW
    M制御用パルス信号の状態と前記駆動信号の状態を比較
    することを特徴とする請求項記載のPWM制御方法。
  11. 【請求項11】 前記比較工程において、前記PWM制
    御用パルス信号の立ち上がりと前記PWM制御用パルス
    信号の次の立ち下がりの間において取得された前記PW
    M制御用パルス信号の状態と前記駆動信号の状態を比較
    することを特徴とする請求項記載のPWM制御方法。
  12. 【請求項12】 前記比較工程において、前記PWM制
    御用パルス信号の立ち下がりと前記PWM制御用パルス
    信号の次の立ち上がりの間において取得された前記PW
    M制御用パルス信号の状態と前記駆動信号の状態との比
    較と、前記PWM制御用パルス信号の立ち上がりと前記
    PWM制御用パルス信号の次の立ち下がりの間において
    取得された前記PWM制御用パルス信号の状態と前記駆
    動信号の状態との比較を実行することを特徴とする請求
    項8記載のPWM制御方法。
  13. 【請求項13】 前記比較工程において両者の状態が不
    一致であった場合に、前記被制御装置における前記駆動
    回路から前記負荷装置への制御を遮断する制御遮断工程
    を備えたことを特徴とする請求項から請求項12の何
    れか1項記載のPWM制御方法。
  14. 【請求項14】 前記比較工程において両者の状態が不
    一致であった場合に、異常検出を報知する異常報知工程
    を備えたことを特徴とする請求項から請求項13の何
    れか1項記載のPWM制御方法。
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