JP3230304U - 消毒装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】消毒液ボトルの噴霧ノズルに掌をかざした使用者に代わって第三者が足踏み台の足踏み操作を円滑に行うことができる消毒装置を提供する。【解決手段】消毒液ボトル2を載置する載置台31を上下方向へ摺動自在に支持した支持台32を台X上に支持し、載置台31と支持台32との間に空気封入袋33を収容する。支持台32より立設した支柱41に摺動片42を上下摺動可能に挿通し、摺動片42の上端より前部側へ延ばした被せ部材43を消毒液ボトル2の頭頂部22に被せる。支持台32の下方から横方向へ離間した床面Bの離間位置に、空気ポンプ54を収容した足踏み台5を設置する。足踏み台5の操作時に収縮する空気ポンプ54の空気により空気封入袋33を伸長させ、消毒液ボトル2の頭頂部22を被せ部材43の上面432に押し付けて噴霧ノズル21から消毒液を噴霧している。【選択図】図2
Description
本考案は、ポンプ式の消毒液ボトルを用いた消毒装置に関する。
一般に、ウイルスによる感染症などを予防する上で、病院、公共施設や各種店舗の出入口にポンプ式の消毒液ボトルが設置されている。このポンプ式の消毒液ボトルは、噴霧ノズルの付いた頭頂部を掌で押圧することにより消毒液を噴霧して掌を消毒する際に用いられ、外部からのウイルスの持ち込みを防止し、衛生管理を充実させるようにしている。このようなポンプ式の消毒液ボトルは、多くのメーカーが製造しているため、サイズも様々である。
しかし、ポンプ式の消毒液ボトルは、多くの人が頭頂部を押圧するため、頭頂部が汚染されるおそれがある。そこで、頭頂部を手で触ることなく、消毒液ボトルの消毒液を噴霧できる足踏み式の消毒装置が従来より知られている(特許文献1参照)。
この消毒装置は、床面に設置される縦長状の台座部と、この台座部の上端に上下方向へ摺動自在に支持され、消毒液ボトルを載置する載置台と、台座部より上方へ延び、載置台上の消毒液ボトルの頭頂部に対して上方から被せられる被せ部材と、台座部の下端に足踏み操作可能に設置され、足踏み可能に上昇する上昇位置と足踏み操作により下降する下降位置とに変換されるシーソー状の足踏みペダル部と、この足踏みペダル部と載置台との間に上下動自在に設けられ、足踏みペダル部の両位置への変換動作を載置台の上下方向への摺動動作に変換するロッド状部材とを備えている。
そして、足踏みペダル部は、消毒液ボトルの重さにより下降するロッド状部材により上昇位置に変換される一方、足踏み操作されて下降位置に変換された際に消毒液ボトルの重さに抗してロッド状部材を上昇させることで、消毒液ボトルの頭頂部を被せ部材に押し付けて噴霧ノズルから消毒液を噴霧するようにしている。
ところで、前記従来の消毒装置は、縦長状の台座部の上端に消毒液ボトルが、下端に足踏みペダル部のような足踏み台がそれぞれ一体に設けられているため、成人のような健常者にとっては自身の足の操作により掌に消毒液を最適に噴霧することができるようにしている。
しかし、老人や足の不自由な身障者にあっては、自身の足による足踏み台の操作が円滑に行えないことがあり、第三者の足の操作に依存しなければならないことがある。
その場合、縦長状の台座部の上下両端に消毒液ボトルと足踏み台が設けられていると、消毒液ボトルの噴霧ノズルに掌をかざした使用者の足元に足踏み台があるため、第三者が使用者に代わって足踏み台を足踏み操作することができず、遣い勝手が悪いものであった。しかも、消毒装置が非常に嵩張ったものとなり、掃除などをする際に邪魔になるという欠点もある。
本考案は、かかる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、非常にコンパクトで邪魔になり難くい上、消毒液ボトルの噴霧ノズルに掌をかざした使用者に代わって第三者が足踏み台の足踏み操作を円滑に行うことができる消毒装置を提供することにある。
前記目的を達成するため、本考案では、噴霧ノズルの付いた頭頂部を押圧することにより消毒液を噴霧して使用者の掌を消毒するポンプ式の消毒液ボトルを用いた消毒装置を前提とする。そして、前記消毒液ボトルを載置する載置台と、前記載置台を上下方向へ摺動自在に支持する支持台と、前記載置台と前記支持台との間に収容され、内部に封入された流体が前記消毒液ボトルの重さにより排出される伸縮自在な流体封入袋と、前記支持台の背部より上方へ立設された支柱と、前記支柱に対し上下方向へ摺動自在に挿通された摺動片と、前記摺動片の上端より前部側へ延び、前記消毒液ボトルの頭頂部に対して上方から被せられる被せ部材と、前記摺動片と前記支柱との間に設けられ、前記被せ部材を前記消毒液ボトルの頭頂部に被せた状態で前記摺動片の前記支柱に対する上下方向への摺動を規制する規制手段と、前記支持台の下方から横方向へ離間した床面の離間位置に足踏み操作可能に設置され、足踏み可能に上昇する上昇位置と足踏み操作により下降する下降位置とに変換される足踏み台と、前記足踏み台に設けられ、内部の流体を給排する伸縮自在な流体給排源と、前記流体封入袋と前記流体給排源とを流体流通可能に連結し、前記消毒液ボトルの重さにより収縮した際の前記流体封入袋からの流体を前記流体給排源に流通させた状態で前記足踏み台を上昇位置に変換するチューブと、を備えることを特徴としている。
また、前記被せ部材は、前記頭頂部と当接する上面と、この上面の周囲より垂下し、前記頭頂部を側方からも覆う周囲面と、この周囲面に設けられ、前記噴霧ノズルとの干渉を回避する切欠とを備えていてもよい。
また、前記支持台を、前記使用者の掌の高さの台上に設置していてもよい。
これに対し、前記使用者の掌の高さの壁面に、その壁面より離反する位置まで突出した状態から当該壁面に沿って上方へ延びる突片を有するフックを設ける。そして、前記フックの突片に、前記支柱の下端が挿通された状態で当該支柱を係止していてもよい。
以上、要するに、足踏み台を、足踏み操作により下降位置に変換した際に流体給排源からの流体を消毒液ボトルの重さに抗して流体封入袋に流通させることで、消毒液ボトルの頭頂部を被せ部材に押し付けて噴霧ノズルから消毒液を噴霧し、使用者の掌を円滑に消毒することが可能となる。
その場合、使用者の掌を消毒する消毒液ボトルを載置した載置台を支持する支持台の下方から横方向へ離間した床面の離間位置に足踏み台を設置することで、老人や足の不自由な身障者が自身の足による足踏み台の操作を円滑に行えなくても、消毒液ボトルの噴霧ノズルに掌をかざした使用者に代わって支持台の下方から横方向へ離間した床面の離間位置において足踏み台の操作を第三者が円滑に行うことができる。
しかも、支持台の流体封入袋と足踏み台の流体給排源とをチューブを介して連結することで、消毒装置が嵩張ることなく非常にコンパクトなものとなり、掃除などをする際に邪魔になることもなく、持ち運びも簡単に行うことができる。
また、消毒液ボトルの噴霧ノズルとの干渉を切欠により回避しつつ頭頂部の周囲を側方から覆う被せ部材によって、消毒液ボトルの噴霧ノズルの回転を抑えつつ消毒液ボトルの頭頂部を側方へずれることなく円滑に覆うことができる。
また、支持台を掌の消毒可能な高さの台上に設置することで、支持台上に載置台を介して支持した消毒液ボトルを使用者の背丈に応じた台上に設置することができ、車椅子に着座した身障者や背の低い子供にとっても非常に遣い易いものとなる。
これに対し、掌の消毒可能な高さの壁面に設けたフックの突片に支柱の下端を挿通した状態で係止することで、台を設置するスペースがない場所であっても支持台上に載置台を介して支持した消毒液ボトルを壁面に設置することができ、消毒液ボトルを設置する際の自由度を拡張することができる。
図1は本考案の実施の形態に係る消毒装置を未操作状態で側方から見た側面図、図2は図1の消毒装置を操作状態で側方から見た側面図をそれぞれ示している。また、図3は図1の消毒装置を前方から見た正面図、図4は図1の消毒装置を後方から見た背面図、図5は図1の消毒装置を上方から見た平面図をそれぞれ示している。
図1〜図5に示すように、消毒装置1は、噴霧ノズル21の付いた頭頂部22を押圧することにより消毒液を噴霧して使用者の掌を消毒するポンプ式の消毒液ボトル2を用いている。そして、消毒装置1は、使用者の掌の消毒可能な高さに消毒液ボトル2を載置するステンレス製の載置台31と、載置台31を上下方向へ昇降自在に支持するステンレス製の支持台32と、載置台31と支持台32との間に収容され、アコーデオン状に上下方向へ伸縮する流体封入袋としての合成樹脂製の空気封入袋33とを備えている。この空気封入袋33は、下端が開口している。
また、消毒装置1は、支持台32の背部(図1及び図2では右側)より上方へ立設されたステンレス製の支柱41と、この支柱41に対し摺動自在に挿通されたステンレス製の摺動片42と、消毒液ボトル2の頭頂部22に対して上方から被せられるステンレス製の被せ部材43と、摺動片42の支柱41に対する摺動を規制する規制手段としてのねじ部材44とを備えている。支持台32は、掌の消毒可能な高さ(例えば60cm)の台X上に設置されている
更に、消毒装置1は、台X上の支持台32の下方から横方向へ離間した床面Bの離間位置に足踏み操作可能に設置された足踏み台5を備えている。この足踏み台5は、床面Bの離間位置に底面(図1〜図4では下面)が接地した状態で上方へ開口する断面略コ字状の基台51と、基台51の一端側(図1及び図2では右端側)に略水平方向へ延びるピン52を介して一端側(図1及び図2では右端側)が回転自在に支持された足台53とを備えている。足台53は、基台51と共にステンレスにより形成され、下方へ開口する断面略コ字状に形成されている。
また、消毒装置1は、足踏み台5に設けられた流体給排源としての空気ポンプ54を備えている。この空気ポンプ54は、合成樹脂により成形されたアコーデオン状に上下方向へ伸縮する手動式のものであって、内部に対し空気を給排する給排口50(図4に表れる)を備えている。この空気ポンプ54の給排口50には、後述するチューブ55の他端(下端)が連結されている。空気ポンプ54は、足台53の内部に収容されている。
また、消毒装置1は、空気封入袋33と空気ポンプ54との間を空気流通可能に連結するチューブ55を備えている。このチューブ55は、可撓性を有する合成樹脂材により形成されている。
図6は図1の消毒装置1の支持台32を上方から見た平面図を示している。この図6にも示すように、支持台32には、空気封入袋33の下端の開口縁を支持台32の上面に対し固着するビス(図示せず)を螺着するための周方向等間隔置きの8つのビス穴34,34,…が設けられている。この各ビス穴34に螺着されるビス(図示せず)によって空気封入袋33下端の開口縁が支持台32の裏側から密閉状態に密着される。この場合、支持台32は、載置台31よりも大きな平面形状に形成されている。
また、支持台32の上面には、真円形状の空気流通孔34が設けられている。この空気流通孔34には、支持台32の上面の裏側からコネクタ35が装着され、このコネクタ35にチューブ55の一端(上端)が連結されている。つまり、チューブ55の一端は、空気流通孔34のコネクタ35を介して空気封入袋33に連結されている。なお、コネクタ35は、空気流通孔34の中心軸回りに回動自在に支持されている。
更に、支持台32の周囲の左右両側面の背部寄りには下方に開口する略逆U字状の切欠36,36が設けられ、いずれか一方の切欠36を介してコネクタ35に一端が連結されたチューブ55が支持台32内から導出される。このとき、コネクタ35は、チューブ55を導出する一方の切欠36側に向くように回転しておく。なお、支持台32の周囲の背面には、支柱41の下端を固着するための左右一対のねじ穴37,37が設けられている。
図7は図1の消毒装置1の支柱41であって、(a)は支柱41の背面図、(b)は支柱41の側面図、(c)は支柱41の平面図をそれぞれ示している。この図7にも示すように、支柱41は、断面略C字状に形成され、その下端より中央の直線部分を一体的に左右両方向へ直線状に延ばしたフランジ部45を備えている。このフランジ部45の左右両位置には、支持台32の周囲の背面の各ねじ穴37と合致するねじ穴46,46が設けられ、両ねじ穴37,46に螺着されるねじ47によって支柱41を支持台32の下端に固着している。
図8は図1の消毒装置1の摺動片42及び被せ部材43であって、(a)は摺動片42及び被せ部材43の背面図、(b)は摺動片42及び被せ部材43の側面図、(c)は摺動片42及び被せ部材43の平面図をそれぞれ示している。この図8にも示すように、摺動片42には、その左右方向中央に溶着された状態で摺動片42の背面に沿って延びる溶着片48が設けられている。
溶着片48は、支柱41の開口端よりも背面側に突出した状態で当該支柱41に沿って摺動し、これによって、支柱41に対する摺動片42の上下方向への摺動のみを可能としている。被せ部材43は、摺動片42の上端より前部側へ延びる延長片421の前端に一体的に設けられている。また、溶着片48も、当該溶接片48の上端より前部側へ延びる延長片481を備え、この延長片481の前端は被せ部材43の途中位置まで延長されて当該被せ部材48の上面に溶着されている。被せ部材43は、消毒液ボトル2の頭頂部22と当接する上面432と、この上面432の周囲より下方へ垂下し、頭頂部22を側方からも覆う周囲面430と、この周囲面432に設けられ、噴霧ノズル21との干渉を回避する切欠431とを備えている。このとき、載置台31上に載置された消毒液ボトル2は、被せ部材43によって頭頂部22のみが覆われている。
ねじ部材44は、摺動片42及び溶接片48の下部に手で緩締可能に螺着され、被せ部材43を消毒液ボトル2の頭頂部21に上方から被せた状態で支柱41の直線部分に対し先端を圧接させることで摺動片42及び溶接片48の支柱41に対する上下方向への摺動を規制している。
図9は図1の消毒装置1の足踏み台5の平面図を示している。この図9にも示すように、足踏み台5は、平面視でほぼ同じような形状に形成され、基台51よりも足台53が若干大きな平面形状となっている。基台51のピン52よりも若干背部側寄りの左右両位置には、それぞれ外側方へ突出する突ピン56,56が設けられている。一方、各突ピン56と対応する足台53の左右両位置には、それぞれ上下方向へ長い長孔57,57が設けられている。各突ピン56は、各長孔57内に挿通されている。
そして、足踏み台5の足台53は、消毒液ボトル2の重さにより収縮した際の空気封入袋33からの空気をチューブ55を介して空気ポンプ54に流通させた状態で各長孔57の上端位置に各突ピン56が当接することで上昇位置(図1に示す位置)に変換される。一方、足踏み台5の足台53は足踏み操作により各長孔57の下端位置に各突ピン56が当接することで下降位置(図2に示す位置)に変換される。このとき、足台53が下降位置に変換された際に空気ポンプ54内で圧縮された空気がチューブ55を介して空気封入袋33に導入されると、この導入された空気が消毒液ボトル2の重さに抗して空気封入袋33を上方へ伸長させることで、消毒液ボトル2の頭頂部22を被せ部材43に押し付けて噴霧ノズル21から消毒液を噴霧している。
したがって、本実施の形態では、足踏み台5の足台53を、足踏み操作により下降位置に変換した際に空気ポンプ54からのノズル55を介した空気が消毒液ボトル2の重さに抗して空気封入袋33に流通すると、この空気封入袋33が上方へ伸長し、消毒液ボトル2の頭頂部22を被せ部材43の上面432に押し付けて噴霧ノズル21から消毒液を噴霧し、使用者の掌を円滑に消毒することが可能となる。
その場合、使用者の掌を消毒する消毒液ボトル2を載置した載置台31を支持する支持台32の下方から横方向へ離間した床面Bの離間位置に足踏み台5が設置されているので、老人や足の不自由な身障者が自身の足による足踏み台5の操作を円滑に行えなくても、消毒液ボトル2の噴霧ノズル21に掌をかざした使用者に代わって支持台32の下方から横方向へ離間した床面Bの離間位置より足踏み台5の操作を第三者が円滑に行うことができる。
しかも、支持台32の空気封入袋33と足踏み台5の空気ポンプ54とがチューブ55を介して連結されているので、消毒装置1が嵩張ることなく非常にコンパクトなものとなり、掃除などをする際に邪魔になることもなく、持ち運びも簡単に行うことができる。
また、消毒液ボトル2の噴霧ノズル21との干渉を切欠431により回避しつつ頭頂部22の周囲を周囲面430により側方から覆う被せ部材43によって、消毒液ボトル2の噴霧ノズル31の回転を抑えつつ消毒液ボトル2の頭頂部22を側方へずれることなく円滑に覆うことができる。
また、支持台32が掌の消毒可能な高さの台X上に設置されているので、支持台32上に載置台31を介して支持した消毒液ボトル2が使用者の背丈に応じた台X上に設置することができ、車椅子に着座した身障者や背の低い子供にとっても非常に遣い易いものとなる。
更に、載置台31上に載置された消毒液ボトル2は、被せ部材43によって頭頂部22のみが覆われているので、消毒液ボトル2のパッケージや消毒液量が簡単に視認でき、違和感なく安心して使用することができる。
なお、本考案は前記実施の形態に限定されるものではなく、その他種々の変形例を包含している。例えば、前記実施の形態では、支持台32を台X上に設置したが、図10及び図11に示すように、フック6を用いて支持台32が壁面Hに設置されていてもよい。つまり、掌の消毒可能な高さの壁面Hには、その壁面Hより離反する位置まで突出した状態から当該壁面Hに沿って平行に上方へ延びる突片61を有するフック6が、左右両方向へそれぞれ延びるブラケット片62,62に開口するビス孔63,63に挿通されたビス64によって取り付けられている。そして、フック6の突片61には、支柱41の下端が挿通された状態で係止されている。これにより、支持台32を支持するための台を設置するスペースがない場所であっても、支持台32上に載置台31を介して支持した消毒液ボトル2を壁面Hに設置することができ、消毒液ボトル2を設置する際の自由度を拡張することが可能となる。
また、前記実施の形態では、載置台31、支持台32、支柱41、摺動片42、被せ部材43、基台51及び足台53をステンレスにより形成したが、その他の金属や硬質の合成樹脂材により形成されていてもよく、材質については特に限定されるものではない。
また、前記実施の形態では、台Xの高さを60cmとしたが、幼児や小学生、又は車椅子を使用する身障者などの使用者を対象とする施設にあっては、これよりも低い台に変更してもよいのはいうまでもない。更に、新たに台を用意する必要がなく、既存の台を利用して支持台を設置すればよい。
また、前記実施の形態では、空気封入袋33下端の開口縁を支持台32の各ビス穴34の裏側にビスによって密閉状態に密着したが、空気封入袋などの流体封入袋を密封された袋により構成し、この流体封入袋を載置台と支持台との間に収容されていてもよい。このとき、流体封入袋の上下両端面が載置台及び支持台に対し接着されていてもよい。
また、前記実施の形態では、足踏み台5の基台51の一端側にピン52を介して足台53の一端側を回転自在に支持したが、ピンによる支持関係を廃止し、基台に対し空気ポンプなどの流体給排源を介して足台を昇降自在に載せることで、足台が足踏み操作によって基台に対して上昇位置から下降位置に変換されるようにしてもよい。このとき、流体給排源の上下両端面が基台及び足台に対し接着されていてもよい。
更に、前記実施の形態では、流体として空気を適用したが、水やオイルなどの液体が流体として適用されていてもよい。
1 消毒装置
2 消毒液ボトル
21 噴霧ノズル
22 頭頂部
31 載置台
32 支持台
33 空気封入袋(流体封入袋)
41 支柱
42 摺動片
43 被せ部材
430 周囲面
431 切欠
432 上面
44 ねじ部材(規制手段)
5 足踏み台
54 空気ポンプ(流体給排源)
55 チューブ
6 フック
61 突片
B 床面
H 壁面
X 台
2 消毒液ボトル
21 噴霧ノズル
22 頭頂部
31 載置台
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42 摺動片
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430 周囲面
431 切欠
432 上面
44 ねじ部材(規制手段)
5 足踏み台
54 空気ポンプ(流体給排源)
55 チューブ
6 フック
61 突片
B 床面
H 壁面
X 台
Claims (4)
- 噴霧ノズルの付いた頭頂部を押圧することにより消毒液を噴霧して掌を消毒するポンプ式の消毒液ボトルを用いた消毒装置であって、
前記消毒液ボトルを載置する載置台と、
前記載置台を上下方向へ摺動自在に支持する支持台と、
前記載置台と前記支持台との間に収容され、内部に封入された流体が前記消毒液ボトルの重さにより排出される伸縮自在な流体封入袋と、
前記支持台の背部より上方へ立設された支柱と、
前記支柱に対し上下方向へ摺動自在に挿通された摺動片と、
前記摺動片の上端より前部側へ延び、前記消毒液ボトルの頭頂部に対して上方から被せられる被せ部材と、
前記摺動片と前記支柱との間に設けられ、前記被せ部材を前記消毒液ボトルの頭頂部に被せた状態で前記摺動片の前記支柱に対する上下方向への摺動を規制する規制手段と、
前記支持台の下方から横方向へ離間した床面の離間位置に足踏み操作可能に設置され、足踏み可能に上昇する上昇位置と足踏み操作により下降する下降位置とに変換される足踏み台と、
前記足踏み台に設けられ、内部の流体を給排する伸縮自在な流体給排源と、
前記流体封入袋と前記流体給排源とを流体流通可能に連結し、前記消毒液ボトルの重さにより収縮した際の前記流体封入袋からの流体を前記流体給排源に流通させた状態で前記足踏み台を上昇位置に変換するチューブと、
を備えていることを特徴とする消毒装置。 - 前記被せ部材は、前記頭頂部と当接する上面と、この上面の周囲より垂下し、前記頭頂部を側方からも覆う周囲面と、この周囲面に設けられ、前記噴霧ノズルとの干渉を回避する切欠とを備えている請求項1に記載の消毒装置。
- 前記支持台は、前記掌の消毒可能な高さの台上に設置されている請求項1又は請求項2に記載の消毒装置。
- 前記掌の消毒可能な高さの壁面には、その壁面より離反する位置まで突出した状態から当該壁面に沿って上方へ延びる突片を有するフックが設けられ、
前記フックの突片には、前記支柱の下端が挿通された状態で当該支柱が係止されている請求項1又は請求項2に記載の消毒装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2020004753U JP3230304U (ja) | 2020-11-04 | 2020-11-04 | 消毒装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2020004753U JP3230304U (ja) | 2020-11-04 | 2020-11-04 | 消毒装置 |
Publications (1)
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN118001437A (zh) * | 2024-04-09 | 2024-05-10 | 齐齐哈尔市中医医院(齐齐哈尔市第三医院、黑龙江中医药大学齐齐哈尔临床医学院) | 一种外科手术器械消毒护理器 |
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2020
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CN118001437A (zh) * | 2024-04-09 | 2024-05-10 | 齐齐哈尔市中医医院(齐齐哈尔市第三医院、黑龙江中医药大学齐齐哈尔临床医学院) | 一种外科手术器械消毒护理器 |
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