JP3229807B2 - 扉の自然開放防止装置 - Google Patents

扉の自然開放防止装置

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JP3229807B2
JP3229807B2 JP12788196A JP12788196A JP3229807B2 JP 3229807 B2 JP3229807 B2 JP 3229807B2 JP 12788196 A JP12788196 A JP 12788196A JP 12788196 A JP12788196 A JP 12788196A JP 3229807 B2 JP3229807 B2 JP 3229807B2
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参郎 南
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大阪金具株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は本箱、食器棚、タン
ス等の家具に取り付けられた扉が人手により開放されな
い限り、地震や大きな振動等によって扉の内側からの力
が作用しても自然に開放しないようにした扉の自然開放
防止装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】洋服タンス、食器棚、本箱、その他の家
具においては、その開口部に1枚の扉を取り付けるか、
若しくは2枚の扉を互いに対向して観音扉式にして配設
しこの扉に蝶番を取り付けて開閉自在に取り付けられて
いる。そしてこの扉の開閉を簡易に、確実に行うため、
扉に把手を、また扉が妄りに開かないようにマグネット
式、ばね式などの係止装置が一方の扉と家具本体との
間、或いは扉と扉との間に夫々取り付けられ、この係止
装置による係止力以上の力でもって扉に外力を作用させ
たときのみ、この係止装置が互いに外れて扉が開き、係
止装置による係止力以下の力しか作用しない少しくらい
の揺れや傾きでは扉が妄りに開かないようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このようなマグネット
式、ばね式、その他いずれの方式の係止装置であっても
家具が静止した状態では係止装置の作用にていずれも扉
は妄りに開閉せず、その目的を達成することができる。
しかし地震発生時や運搬時等において、家具が大きく揺
れたり転倒しかけたりするようなとき、従来の係止装置
では扉の揺れにより係止装置の係止力以上の力が一方ま
たは双方の扉にその内側等から作用し、これにより係止
装置が外れて扉が自然に開き、扉が破損したり、収納物
品が飛び出し物品を破損することがある。またこのよう
な大きな揺れ等に対して、扉に取り付けた鍵を利用して
扉が妄りに開かないようにすることも考えられるが、日
常の使用時においては開閉の都度、施解錠することに必
要以上の手数を要し、煩わしいという問題点があった。
【0004】本発明は地震や大きな振動等によっても、
扉が人手により開放されない限り食器棚、タンス等の家
具に取り付けられた扉が自然に開放しないようにして開
扉による家具本体の転倒防止及び収納物品の飛び出しに
よる破損の防止を図ることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の扉の自然開放防止装置は、扉に設ける係止
具本体と、この扉を開閉自在に取り付けた家具本体の側
板に取り付ける係止具とより構成すると共に、係止具に
設ける可撓式の係止片を拘束する係止具ホルダーをスラ
イド自在にして係止具本体に設け、係止具の可撓式の係
止片には係止具本体に突設した楔形係止片と係止する係
止爪を設けたことを特徴とする。
【0006】上記の構成からなる本発明の扉の自然開放
防止装置は、家具本体の開口面に開閉自在に設けた扉
と、この扉と対向する家具本体側板扉に互いに係止して
ロックされる係止具本体と係止具を備えているので、扉
を閉じるだけで対向する両係止具が自動的に係止、かつ
ロックもされるため、鍵を掛けなくても扉は妄りに開く
ことが防止でき、地震時等においても安全であると共
に、しかも扉を開く際、扉に設けた把手を引くだけで係
止具本体、係止具間の係止が自動的に解除された後、扉
が自然に開けられるが、家具の揺れ等では両係止具がロ
ックされて、妄りに開くことがなく、開扉による収納物
品の飛び出しを防止することができる。
【0007】この場合、係止具本体に突設した楔形係止
片と係止する係止爪を係止具に弾性材質をもって一体に
形成した係止片の先端外側に対向して設けると共に、こ
の対向する係止片間先端部内に挿入して係止片間が縮小
しないよう拘束する係止具ホルダーを筒型として、スラ
イド自在にして係止具本体に設けることができる。
【0008】上記の構成からなる本発明の扉の自然開放
防止装置は、係止具ホルダーを筒型としているので、対
向する係止片間先端部内に挿入するだけで係止片間が縮
小しないよう拘束することができ、構成が簡易となり、
かつ動作が確実に行える。
【0009】この場合、係止具本体に突設した楔形係止
片と係止する係止爪を係止具に弾性材質をもって一体に
形成した係止片の先端内側に対向して設けると共に、こ
の係止片の外側を係止具ホルダーにて拘束し、把手を引
く時係止具ホルダーの後退にて係止片の拘束を解くよう
にすることができる。
【0010】上記の構成からなる本発明の扉の自然開放
防止装置は、係止爪を係止具に弾性材質をもって一体に
形成しているので、制作が簡易でしかも取付も簡単に行
える。
【0011】また、本発明の扉の自然開放防止装置は、
扉に設ける係止具本体と、この扉を開閉自在に取り付け
た家具本体の側板に取り付ける係止具とよりなり、係止
具本体側に突設する係止片を雄形とし、係止具内にはこ
雄形係止片係合するピンをスライド自在にばね圧下
にて内装し、係止具本体内にばね圧下にてスライド自在
にして、前記ピンに形成した溝に係止して拘束する係止
具ホルダーを設け、把手をもって扉を引くとき係止具ホ
ルダーを後退させてピンとの係止を解くようにしたこと
を特徴とする。
【0012】上記の構成からなる本発明の扉の自然開放
防止装置は、扉が閉まったとき、ピンにて係止片をロッ
クしているので、扉は把手を持って正規に開けない限
り、妄りに解放することがなく、またロックの解除は把
手をひくだけで簡易に解除でき、操作が簡易になる。
【0013】また、本発明の扉の自然開放防止装置は、
扉に設ける係止具本体と、この扉を開閉自在に取り付け
た家具本体の側板に取り付ける係止具とよりなり、係止
具側には雄形の係止片を突設し、係止具本体内にばね圧
下にてデッドボルト兼用ピンをスライド自在に配設し、
デッドボルト兼用ピンを拘束するロックボルト板をス
ライド自在にして係止具本体に設け、把手をもって扉を
引くときロックボルト板を後退させてデッドボルト兼用
ピンとの係止を解くようにしたことを特徴とする。
【0014】上記の構成からなる本発明の扉の自然開放
防止装置は、扉が閉まったとき、デッドボルト兼用ピン
にて雄形係止片をロックしているので、扉は把手を持っ
て正規に開けない限り、妄りに解放することがなく、ま
たロックの解除は把手をひくだけで簡易に解除でき、操
作が簡易になる。
【0015】またこの場合、家具本体側に取り付ける係
止具を、家具本体にビス等にて固定した調整具に摺動可
能に支持することができる。
【0016】上記の構成からなる本発明の扉の自然開放
防止装置においては、係止具は家具本体に固定した調整
具に摺動可能に設けられているので、係止具と係止する
扉側に設ける係止具との相対取付位置に誤差が生じてい
ても、最初の閉扉時に係止片にてガイドされて係止具が
調整具内に摺動移動し、係止片と互いに係止される位置
に自動的に修正されて保持されるため、2回目からの閉
扉時には正確に互いに係止され、取り付けが簡単とな
る。
【0017】
【発明の実施の形態】以下本発明の扉の自然開放防止装
置の実施の形態を図面にもとづいて説明する。この実施
例においてFはタンス、食器棚、ロッカー等の家具本体
の側板を示し、この家具本体の開口部の側板Fに1枚の
扉Dを配設し、蝶番を介して開閉自在に設ける。この扉
の取付方法は従来と同様であるためその詳細説明は省略
する。この扉Dと、この扉Dと対向する家具本体の側板
Fとの間に本発明による特殊な構成をした係止装置を設
ける。この係止装置は扉Dに設けた把手Hと対向する位
置の裏側で扉の開閉を簡易に行えるように、日常の使用
時には従来品と同様に簡易に開閉操作が行え、かつ強い
振動等によっても扉が妄りに開かないようにした係止具
本体Aと、この扉Dを閉じたとき、係止具本体Aと互い
に係止するように家具本体の側板Fに設けた係止具Bと
より構成される。
【0018】この係止具本体Aは図1以下に示すように
扉D側にビスにて固定して取り付け、かつ楔形の係止片
2を突設した固定具本体ケース1と、この固定具本体ケ
ース1内に把手を引くことにより出没可能にしてばね圧
下にて嵌挿した係止具ホルダー3と、この係止具ホルダ
ー3を出没させる把手固定用ボルト5、このボルトを嵌
合してスムースに摺動させ復帰用ばね6を圧縮させるよ
うにした鍔付きパイプ状のパイプガイド4とより構成さ
れる。この固定具本体ケース1は図5に詳示したように
固定具本体ケース1の表面所定位置に係止片2を突設す
る。この係止片2は図1の実施例では楔形をし、内側に
窪んだ窪み21とこの窪みに連接した突条の係止爪22
とを備えてなり、これを上下或いは左右に一対を配設す
るか、又は図10、図21に示すように鏃形とする。
【0019】また、固定具本体ケース1の所定位置に、
係止具ホルダー3を出没自在に嵌挿する係止具ホルダー
嵌挿溝11を穿孔する。この係止具ホルダー嵌挿溝11
は図1の実施例では固定具本体ケース1のほぼ中央位置
に鍔付きの円形又は角形とし、これに図4に示すよう筒
形の係止具ホルダー3を嵌挿し、復帰用ばね6による飛
び出しを防止するための内鍔11aにて係止しつつ出没
可能とするか、又は、図13に示すように固定具本体ケ
ース1の表面側に所定の深さを有するコ字形とする。そ
して図13の実施例では係止具ホルダー嵌挿溝11は、
係止片2を囲むようにしてコ字形とし、またこの係止具
ホルダー嵌挿溝11と、係止片2と対向する位置に段付
異径状のガイド嵌挿孔12をそれぞれ穿孔する。さらに
係止具本体ケース1の両端部には皿ビス固定用の取付孔
13、13を穿孔し、裏面側には裏板嵌挿溝14を形成
してなる。
【0020】固定具本体ケース1の係止具ホルダー嵌挿
溝11内に嵌挿される係止具ホルダー3は、図1に示す
実施例では図4に示すように両端部の内径、外径とも異
径とした筒形で、この大径筒部34と小径筒部35との
連接部外周に鍔36を突設してなり、これを固定具本体
ケース1の係止具ホルダー嵌挿溝11内に嵌挿したと
き、鍔36が係止具ホルダー嵌挿溝11の内鍔11aに
係止してそれ以上の突出を防止するが内鍔11aに係止
するまでは自由に出没するようにし、小径筒部35が突
出時、係止具Bの対向する係止片81、81間に挿入さ
れて係止片81、81を互いに接近する方向への可撓を
ロックするようにする。
【0021】また図6に示す実施例は、固定具本体ケー
ス1内にばね圧下にて係止具ホルダー3を裏板7による
ビス止め以外の方法で簡易に取り付けるようにしたもの
で、これは固定具本体ケース1の係止具ホルダー嵌挿溝
11を有する中央部一側面を図6(A)に示すように切
り欠き、この切欠端面1Aにピン挿入溝15、15を形
成し、この切欠端面1Aにこの切欠部分に嵌合して固定
具本体ケース側と一体となる止具16を嵌着して形成す
るものである。この止具16は、上述のように切欠端面
部分1Aに嵌合される大きさ・形状を有し、この止具1
6に突設した係止ピン17、17をピン挿入溝15に嵌
入して形着するようにするとともに、この止具16の係
着にて内鍔付きの係止具ホルダー嵌挿溝11及び孔11
bの開口側部は閉じられ、図1、図2に示す実施例と同
じ形状とする。そしてこの止具16を係着する前に、ば
ね6、係止具ホルダー3を係止具ホルダー嵌挿溝11内
に嵌挿しておくもので、これによりビス止め作業を省略
し、図1に示す実施例よりも容易に迅速に組み立てられ
るようにする。
【0022】図10に示す第3実施例では係止具ホルダ
ー3は、図16に示すように両端に側片31、31を対
向したコ字形をしており、この対向する両側片の中央部
位置に舌片状の取付片32を突設し、この取付片32に
ボルト挿通孔33を穿孔する。このように中央部位置に
舌片状の取付片32を突設して対向した側片31、31
を備えたコ字形の係止具ホルダー3は係止具ホルダー嵌
挿溝11内に嵌挿され、スムースに摺動するようにして
その相対位置及び形状を定めるものである。
【0023】パイプガイド4は図1、図17に示すよう
にパイプ状で、その一端部外周面に鍔41を形成し、こ
の鍔41の外径は固定具本体ケース1側に設けた係止具
ホルダー嵌挿溝11内(図1の実施例では)、或いは図
10に示す実施例では係止具ホルダー嵌挿溝11と別に
設けたガイド嵌挿孔12内に嵌挿されるようにして、ま
た内径はボルト5を嵌合できるようにしてそれぞれ定め
るものとする。
【0024】一方家具本体の側板Fに設ける係止具Bは
合成樹脂その他予め定めた弾性を備えた材質を用いて図
3、図10、図15に示すように一体に形成する。即ち
家具本体の側板Fにビス止めにて設けるに適した大きさ
と形状をしたベース8とこのベースに可撓式の係止片8
1、81を互いに対向して突出し、この可撓式の係止片
81、81の先端には係止爪82、82を対向して或い
は外向きにして設け、かつベース80にはビス取付用の
ビス孔83、83を穿孔するものである。そしてこの対
向する可撓式の係止片81、係止爪82間は扉を閉じた
時、扉裏面に取り付けた係止具本体Aに突出した楔形を
した係止片2が図11(B)に示すように対向する係止
片81、係止爪82間に挿入係止されるようにして定め
る。係止具Bの異なる実施例を図5乃至図9に示す。こ
の実施例では係止具Bを家具本体側の側板Fに上下方向
に移動調整可能としてビス止めするもので、これにより
対向し、互いに係止する係止具本体Aとの対向位置の整
合性をもたせるようにする。
【0025】図5乃至図9に示す実施例の係止具Bは、
側板Fに固定される調整具84にて摺動可能にして支持
される。この調整具84は図7に示すように、調整具本
体片84Aと調整具補助体片84Bとを屈曲可能な連設
片89、89にて連設して形成し、この両片84A、8
4Bを連設片89にて2つ折りに、かつ互いに図7
(C)のように対向させて一体としたとき、各片の両端
部分を互いに導通するようにしてビス孔83、83を穿
設するとともに、調整具本体片84A内には調整具補助
片84Bと一体としたとき、図7(C)に示すように内
部に係止具スライド溝孔86を形成し、かつこの係止具
スライド溝孔86の対向する内側面にスライドガイド溝
85、85を両片84A、84Bに夫々形成する。そし
て調整具本体片84A側のスライドガイド溝85内の一
部には、窓孔85hを穿孔するとともに、このスライド
ガイド溝85の長手方向両端部外方位置で互いに対向し
た各片84Aと84Bの内側面に、ピン孔84hとピン
84Pを、即ち調整具本体片84Aの内側面にはピン孔
84hを、調整具補助片84Bの内側面にはピン84P
を夫々設け、両片84A、84Bを対向したとき、図7
(C)に示すようにピン孔内にピンが挿入して位置決め
して一体とするようにする。また調整具本体片84Aの
外側面には、目盛が附され、調整具内にスライド可能に
して支持した係止具Bのスライド移動量を確認できるよ
うにする。
【0026】この調整具84内に保持される係止具B
は、図9に示すものが採用される。この係止具Bは、図
1、図3に示す実施例と同様に先端に係止爪82、82
を有する可撓式の係止片81、81を互いに対設し、こ
の係止片81、81を突設したベース80を、その両側
面にガイド片80a、80aを突設し、このガイド片8
0aを調整具84のスライドガイド溝85、85内に嵌
挿してスライド自在とし、かつこの一方のガイド片80
aに指針片80cを突設し、この指針片80cを窓孔8
5h内に挿通突出するようにする。またベース80に
は、ばね片80dを突設し、このばね片80dにて係止
具Bは調整具84の係止具スライド溝孔86内にて妄り
に移動しないように一定の押圧力以上が加わったときの
み摺動するようにする。
【0027】従って調整具本体片84Aと補助片84B
を、図7(A)、(B)に示すように組立前において係
止具スライド溝孔86内に、図9に示す係止具Bを挿入
し、ベース80のガイド80aをスライドガイド溝85
に、指針片80cを窓孔85hに夫々嵌合するように挿
入し、次に調整具本体片84A、補助片84Bを連設片
89にて折り曲げ、ピンをピン孔内に挿入して一体とす
れば、係止具Bは係止具スライド溝孔内で保持され、か
つガイド溝内に沿って摺動可能にして一体とされる。
【0028】図1乃至図4に示すように構成した各部材
を組み立てるには、図1に示す実施例においては係止具
ホルダー3を固定具本体ケースの係止具ホルダー嵌挿溝
11内にスムースに摺動するようにして嵌挿する。この
時、大径筒部34が固定具本体ケースの表面に突出する
ようにし、外周に突設した鍔36を係止具ホルダー嵌挿
溝11内鍔に係止してそれ以上の突出を防止すると共
に、小径部34の外周にばね6を嵌挿しこのばねを固定
具本体ケースにビス止めする裏板7にて係止し係止具ホ
ルダー3をばね圧下にて支持するようにする。また、こ
の係止具ホルダー3内には把手固定用ボルト5を挿通
し、その頭部を係止具ホルダー3内の段部にて係止し扉
Dを貫通し扉外面にて把手Hを螺合して取り付ける。こ
の時把手固定用ボルト5の外周にガイドパイプ4を嵌挿
して把手固定用ボルトの摺動を円滑に行えるようにす
る。
【0029】そして係止具Bを家具本体の側板Fにビス
止めにて設ける。この時扉を閉じたとき、ベース8に互
いに対向して突出した可撓式の係止片81、81を、固
定具本体ケース1の表面に突設した係止片2、2間に挿
入され、かつ可撓式の係止片81、81の先端に設けた
係止爪82、82が係止片2に設けた内側に窪んだ窪み
21とこの窪みに連接した突条の係止爪22に互いに係
止するようにして係止具Bの取付位置を定める。
【0030】従って、扉を閉じたとき、係止具Bの可撓
式の係止片81、係止爪82は扉裏面に取り付けた係止
具本体Aに突出した楔形をした係止片2、2間に挿入さ
れ対向する係止片81、係止爪82間に挿入係止される
と共に、係止具Bの可撓式の係止片81、81間に挿入
されて係止片81、81をロックする。この状態では家
具等が傾いたりして扉に扉を開く方向に力が作用しても
係止具ホルダーにて外向きの係止爪82は係止片2の窪
み21に係止具ホルダー3にて押圧ロックされているの
で、係止爪82、82は互いに接近する方向に押圧屈曲
変形しないため、妄りに解放されることはない。しか
し、把手を持って係止具ホルダー3を引くとばねに抗し
て係止具ホルダー3が図1の矢符の方向にスライドし没
入すると係止具Bの可撓式の係止片81、81間に挿入
されていた係止具ホルダー3の大径部もスライドして係
止片81、81間位置より外れ、可撓式の係止片81、
81の先端の係止具ホルダーによる拘束が解除されフリ
ーとなる。この状態でさらに扉を引くと可撓式の係止片
81は自由に撓むことが可能となり、この可撓式の係止
片81先端の係止爪82は係止片2の窪み21から突条
の係止爪22の傾斜面に沿って摺動して両係止片の係止
が解除され、扉が解放するものとなる。
【0031】図5乃至図9に示す実施例では、扉側に固
定する係止具本体Aと対向する位置の本体側板Fに調整
具84を固定するが、係止具本体Aの係止片2と許容範
囲内の誤差で係止具Bが取り付けられていない場合、こ
の係止具本体A、係止具Bの取付後、最初の扉閉時、係
止片2に可撓式の係止片81が当接し、扉の閉じる角度
に応じてこの係止片81を有する係止具Bは調整具84
内をスライドガイド溝に沿って移動し、係止具本体Aと
正確に一致する位置で停止し、ばね片にて保持される。
これで係止具Bは自動的に係止具本体Aとの許容誤差範
囲内に調整されて保持され、次回からの扉の開閉は正常
に行われるもので、扉の自然開放防止は図1の実施例と
同様にして行われるものである。
【0032】又は図10に示す第3実施例においては、
図13に示すように係止具ホルダー3をベースの係止具
ホルダー嵌挿溝11内にスムースに摺動するようにして
嵌挿すると共に、取付片32側から頭部付ボルト5を取
付片のボルト挿通孔33を経てベースのガイド嵌挿孔1
2内に挿通する。そしてこのガイド嵌挿孔12内でボル
ト5の外周に鍔付きパイプ状のパイプガイド4とこのガ
イドの外周にコイル状のばね6を嵌挿しその後、裏板7
をベースの裏面側の裏板嵌挿溝14に嵌合してビス止め
する。これにより係止具本体Aを組み立てる。
【0033】次にこの係止具本体Aを扉Dに取り付ける
には扉Dの把手取付位置に予め把手取付孔DHを選考す
る。この把手取付孔DHはパイプガイド4を嵌挿できる
径を有する。そしてこの把手取付孔DH内に扉裏側に係
止具本体Aを沿わせる。このとき、ベースの裏側に突出
しているボルトとガイドとを把手取付孔に挿入し扉表側
に突出するボルトの先端に把手Hを図10に示すように
螺合して固定する。
【0034】次に扉開閉時の動作を説明する。扉を閉じ
る場合、図10に示すように扉Dを家具本体側に接近さ
せ、そして楔形の係止片2の先端が対向した係止爪8
1、82間に当接されると、この楔形の係止片2にて先
端形状に従って係止爪81、82間を図11(A)に示
すように押し広げつつ係止爪81、82間に挿入され、
扉が完全にしまった状態では図11(B)に示すように
一旦押し広げられた係止爪81、82間はその弾性によ
って再び閉じられて係止される。このとき、係止爪8
1、82の先端外側を係止具本体Aの係止具ホルダー3
の側片31、31にて抱持されるため、把手を持って扉
を開かない限り、係止具ホルダー3の側片31、31に
て係止爪81、82の先端外側が拘束されているので、
妄りに解放しない。
【0035】扉を開くには把手Hをもって引くと図12
に示すように、まず把手に螺合したボルト5を介してボ
ルト先端に取り付けた係止具ホルダー3が共に引かれて
ガイドにてばね6を圧縮しつつベースの係止具ホルダー
嵌挿溝11内にスムースに没入する。この係止具ホルダ
ー3のベース内への没入にて対向する係止爪81、82
の外側の拘束が解除されることになり、扉を閉じる場合
と同様に係止爪81、82の先端は外側方向へ自由に変
型することが可能となる。
【0036】この状態でさらに把手を介して扉を引く
と、この把手を引く力はすべて扉にかかるものとなる。
扉が家具本体から離間する方向へ移動する際、この楔形
の係止片2にて今度は係止爪81、82の先端を外側方
向へ押し広げるようになって対向するは係止爪81、8
2間を滑って抜け去るようになる。係止爪81、82間
より楔形の係止片2が完全に抜け去ると係止爪81、8
2は再びその弾性にて元の状態に戻るものである。そし
て把手の引張力を解くとばね6の作用にて把手、ボル
ト、ガイド、係止具ホルダー3は元の状態に復帰し、係
止具ホルダー3はベースの係止具ホルダー嵌挿溝11内
より突出するものである。
【0037】また、図21に示すものは第4実施例で、
係止具本体Aをベースより係止具ホルダー3を突出さ
せ、係止具Bの構成を変えて、扉を開く際、把手のスラ
イド量を少なくしたものである。
【0038】図21に示す第4実施例において、家具本
体の側板Fにビスにて取付可能とした係止具Bのベース
8には対向してピン嵌挿溝84、84を形成し、この各
ピン嵌挿溝84、84内に先端が球形その他係止可能と
した形状としたピン9、9をばね92の圧力下にて嵌挿
支持し、このばね圧にてピン9が常に互いにその先端が
接近するように付勢すると共に、この各ピンの側面には
係止具ホルダー3の側片先端が嵌合係止するための溝9
2をそれぞれ刻設する。この溝92は扉を閉じる際、対
向するピン9、9間に係止具本体Aのベースに突設した
楔形の係止片2を狭持したとき、溝92内に係止具ホル
ダー3の側片先端が嵌合係止するようにしてその相対位
置を定める。
【0039】この場合、係止具ホルダー3の側片先端が
嵌合係止するピン9の溝が浅くしても確実に係止できる
ので、扉開閉時の把手のストロークを少なくする必要の
ある開閉動作の激しい実施例に適している。なお、係止
具ホルダー3はボルトの外周に勘合したばねにて摺動さ
せることもできるが、確実に復帰するように図21に示
すようにベースと係止具ホルダー3間にばね93を配設
することもできる。そしてこの動作は図6乃至図20に
示す実施例と同じであるため、詳細説明を省略する。
【0040】さらにまた、図22はさらに異なる第5実
施例を示したもので、扉に取り付ける係止具本体C内に
デッドボルトを兼ねたピンを設け、家具本体側に取り付
ける係止具Eに雄形係止片を突出させ、扉を開く際、把
手のスライド量に応じてデッドボルト兼用のピンを移動
させて扉の開放を許容するようにしたものである。家具
本体側に取り付ける係止具Eは,図15に示す係止具B
のベース8と同じ形状をした固定具本体ケース10に雄
形係止片101を突出させて一体に形成すると共に、扉
に取り付ける係止具本体Cにはこの雄形係止片101を
挿入しかつ係止する機構を備える。
【0041】この係止具本体Cは、扉裏面にビス止めす
るケース110と、このケース内に雄形係止片101の
挿入方向と直行する方向にスライドするデッドボルト兼
用ピン111、把手の引っ張りによってスライドするロ
ックボルト板112、及び雄形係止片101の挿入によ
ってデッドボルト兼用ピン111のロックを解除するデ
ッドボルト戻止具113とを配して構成する。
【0042】従って、ケース110内には把手取付用の
ボルト挿入孔114、このボルト挿入孔114の裏側で
隣接して設けたロックボルト板挿入孔115、及びデッ
ドボルト兼用ピン111を挿入するピン挿入孔117、
雄形係止片101を挿入する雄形係止片挿入孔116を
形成すると共に、ロックボルト板挿入孔115内にL字
形状のロックボルト板112を挿入し、かつこのピン挿
入孔117内に挿入したデッドボルト兼用ピン111の
先端を雄形係止片挿入孔116内に覗かせるようにし、
後端にはデッドボルト兼用ピン111の先端が雄形係止
片挿入孔116内に常に突出するようばね118を付設
する。
【0043】なお、この平板状のデッドボルト兼用ピン
111の中央部には把手取付用ボルトを挿入するための
ボルト挿入孔が穿孔される。L字形に屈曲したロックボ
ルト板112にはガイドパイプ120、ボルト119を
挿通してボルト先端に把手Hを取り付けて一体とすると
共に、ケース裏面に配設した裏板121とロックボルト
板112の裏面との間にばね122を配設する。また、
雄形係止片挿入孔116の内底部にはデッドボルト戻止
具113をばね123を介して配設し、デッドボルト戻
止具113の先端が没入したデッドボルト兼用ピン11
1の先端切欠部111Kに係止可能とすると共に、雄形
係止片挿入孔116内に雄形係止片が挿入されるとき、
デッドボルト戻止具113をばねに抗して押し戻すよう
にする。
【0044】図22に示すように扉が閉まっている状態
では雄形係止片挿入孔116内に挿入された雄形係止片
101の先端にてばね123を抗してデッドボルト戻止
具113を押し込んだ状態で保持し、デッドボルト兼用
ピン111の先端は雄形係止片101と係止している。
この状態でデッドボルト兼用ピン111の後端はロック
ボルト板112にて係止されているので、扉はデッドボ
ルト兼用ピン111と雄形係止片101にてロックされ
た状態となり把手を引かない限り扉は妄りに開くことは
ない。
【0045】把手を引くとばね122を撓ませロックボ
ルト板112も把手と共に引かれてデッドボルト兼用ピ
ン111の後端はロックボルト板112との係止が解除
される。この状態でさらに把手を引くとこの把手を引く
力によって家具本体から扉を引き離される。この時、デ
ッドボルト兼用ピン111の後端はフリーとなっている
ので雄形係止片101の形状に沿ってデッドボルト兼用
ピン111は没する方向にスライドし、雄形係止片10
1が雄形係止片挿入孔116内より引き抜かれて雄形係
止片101の最突出部に達するとデッドボルト兼用ピン
111の先端切欠部111Kにデッドボルト戻止具11
3の先端が係止してデッドボルト兼用ピン111がロッ
クされ、扉のロックが完全に解除され、扉は自由に開閉
できるものとなる。
【0046】また、扉を閉じる場合は従来の扉と同様に
ただ扉を閉じるだけで、雄形係止片101が雄形係止片
挿入孔116内に挿入されるときデッドボルト戻止具1
13を雄形係止片101に先端で押し込み、デッドボル
ト兼用ピン111の先端切欠部111Kに係止されてい
たデッドボルト戻止具113の先端がこの先端切欠部1
11Kより離れて係止が解除され、デッドボルト兼用ピ
ン111がばね118にて突出してその後端にロックボ
ルト板112が係止されて図22に示す待機状態にな
る。
【0047】
【発明の効果】本発明の扉の自然開放防止装置において
は、家具本体の開口面に開閉自在に設けた扉と、この扉
と対向する家具本体側板扉に互いに係止してロックされ
る係止具本体と係止具を備えているので、扉を閉じるだ
けで対向する雌雄両係止具が自動的に係止、かつロック
もされるため、鍵を掛けなくても扉は妄りに開くことが
防止でき、地震時等においても安全であると共に、しか
も扉を開く際、扉に設けた把手を引くだけで係止具本
体、係止具間の係止が解除された後、扉が自然に開けら
れるが、家具の揺れ等では両係止具がロックされて、妄
りに開くことがなく、開扉による収納物品の飛び出しを
防止することができる。
【0048】本発明の請求項2記載の扉の自然開放防止
装置においては、係止具ホルダーを筒型としているの
で、対向する係止片間先端部内に挿入するだけで係止片
間が縮小しないよう拘束することができ、構成が簡易と
なり、かつ動作が確実に行える利点がある。
【0049】本発明の請求項3記載の扉の自然開放防止
装置においては、係止爪を係止具に弾性材質をもって一
体に形成しているので、製作が簡易でしかも取付も簡単
に行える。
【0050】本発明の請求項4記載の扉の自然開放防止
装置においては、楔形係止片を狭持し、かつばね圧下に
支持したピンに溝を刻設し、これに係止具ホルダーの先
端を嵌合係止してロックするようにしているので扉を開
く際、把手のスライド量を少なくすることができ頻繁に
開閉する扉に最適である。
【0051】本発明の請求項5記載の扉の自然開放防止
装置によれば、扉が閉まったとき、デッドボルト兼用ピ
ンにて雄形係止片をロックしているので、扉は把手を持
って正規に開けない限り、妄りに解放することがなく、
またロックの解除は把手をひくだけで簡易に解除でき、
操作が簡易になる。
【0052】本発明の請求項6記載の扉の自然開放防止
装置によれば、扉側に固定された係止具本体の係止片と
対向し、互いに係止する家具本体側の係止具との相対取
付位置において取付誤差があっても、この係止具が扉に
対し調整具を介して摺動可能に取り付けられているの
で、この取付誤差が扉の1回目の開閉にて自動的に修正
され整合されて確実に係止ロックすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の扉の自然開放防止装置の第1実施例を
示し、ドアを閉じた状態の断面図である。
【図2】同固定具本体ケースの説明図で、(A)は一部
破断した正面図、また(B)は側面図を夫々示す。
【図3】同係止具の説明図で、(A)は正面図、また
(B)は一部破断した側面図を夫々示す。
【図4】係止具ホルダーの説明図で、(A)は側面図、
(B)は断面図である。
【図5】第2実施例の説明図で、扉を閉じた状態を示す
断面図である。
【図6】第2実施例における固定具本体ケースの説明図
で、(A)は側面図、(B)は一部破断した正面図であ
る。
【図7】第2実施例における調整具の説明図で、(A)
は組立前の正面図、(B)は同裏面図、(C)は組立後
の側面図である。
【図8】第2実施例における調整具に係止具を組み込ん
だ状態を示す側面図である。
【図9】第2実施例における係止具を示し、(A)は正
面図、(B)は平面図、(C)は側面図である。
【図10】本発明の扉の自然開放防止装置の第3実施例
を示し、ドアを閉じる状態の断面図である。
【図11】同動作説明図で、(A)は扉が閉じる直前の
状態を、また(B)は閉じた状態を夫々示す。
【図12】同動作説明図で、扉を閉じた状態から開くた
め把手を引いた状態を示す。
【図13】本発明の扉の自然開放防止装置の係止具本体
の説明図で、(A)は側面図、(B)は断面図、(C)
は反対側の側面図である。
【図14】雄形係止具の説明図で、(A)は平面図、
(B)は側面図、(C)は底面図である。
【図15】係止具の説明図で、(A)は正面図、(B)
は側面図である。
【図16】本発明の係止具ホルダーの説明図で、(A)
は正面図、(B)は側面図,(C)は底面図である。
【図17】ガイドの説明図である。
【図18】ボルトの説明図である
【図19】ばねの説明図である
【図20】裏板の説明図である
【図21】第4実施例の説明図で、扉を閉じた状態を示
す断面図である。
【図22】第5実施例の説明図で、扉を閉じた状態を示
す断面図である。
【図23】同第5実施例の正面図である。
【符号の説明】
F 家具本体の側板 A 係止具本体 B 係止具 C 係止具本体 D 扉 E 係止具 H 把手 1 固定具本体ケース 10 ベース 11 係止具ホルダー嵌挿溝 12 ガイド嵌挿孔 2 係止片 3 係止具ホルダー 31 側片 32 取付片 4 ガイド 5 ボルト 6 ばね 80 ベース 81 係止爪 82 係止爪 84 ピン嵌挿溝 9 ピン 100 ベース 101 雄形係止片 110 ケース 111 デッドボルト兼用ピン 112 ロックボルト板 113 デッドボルト戻止具 114 ボルト挿入孔 115 ロックボルト板挿入孔 116 雄形係止片挿入孔 117 ピン挿入孔

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 扉に設ける係止具本体と、この扉を開閉
    自在に取り付けた家具本体に取り付ける係止具とより構
    成すると共に、係止具に設ける可撓式の係止片を拘束す
    る係止具ホルダーをスライド自在にして係止具本体に設
    け、係止具の可撓式の係止片には係止具本体に突設した
    楔形係止片と係合する係止爪を設けたことを特徴とする
    扉の自然開放防止装置。
  2. 【請求項2】 係止具本体に突設した楔形係止片と係合
    する係止爪を係止具に弾性材質をもって一体に形成した
    係止片の先端外側に対向して設けると共に、この対向す
    る係止爪間先端部内に挿入して係止爪間が縮小しないよ
    う拘束する係止具ホルダーを筒型として、スライド自在
    にして係止具本体に設けたことを特徴とする請求項1記
    載の扉の自然開放防止装置。
  3. 【請求項3】 係止具本体に突設した楔形係止片と係合
    する係止爪を係止具に弾性材質をもって一体に形成した
    係止片の先端内側に対向して設けると共に、この係止爪
    の外側を係止具ホルダーにて拘束し、把手を引く時係止
    具ホルダーの後退にて係止爪の拘束を解くようにしたこ
    とを特徴とする請求項1記載の扉の自然開放防止装置。
  4. 【請求項4】 扉に設ける係止具本体と、この扉を開閉
    自在に取り付けた家具本体の側板に取り付ける係止具と
    よりなり、係止具本体側に突設する係止片を雄形とし、
    係止具内にはこの雄形係止片と係合するピンをスライド
    自在にばね圧下にて内装し、係止具本体内にばね圧下に
    てスライド自在にして、前記ピンに形成した溝に係止し
    て拘束する係止具ホルダーを設け、把手をもって扉を引
    くとき係止具ホルダーを後退させてピンとの係止を解く
    ようにしたことを特徴とする扉の自然開放防止装置。
  5. 【請求項5】 扉に設ける係止具本体と、この扉を開閉
    自在に取り付けた家具本体の側板に取り付ける係止具と
    よりなり、係止具側には雄形の係止片を突設し、係止具
    本体内にばね圧下にてデッドボルト兼用ピンをスライド
    自在に配設し、デッドボルト兼用ピンを拘束するロッ
    クボルト板をスライド自在にして係止具本体に設け、把
    手をもって扉を引くときロックボルト板を後退させてデ
    ッドボルト兼用ピンとの係止を解くようにしたことを特
    徴とする扉の自然開放防止装置。
  6. 【請求項6】 係止具を家具本体に固定した調整具に摺
    動可能にして支持することを特徴とする請求項1、2、
    3、4又は5記載の扉の自然開放防止装置。
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