JP3229464U - 包装用容器 - Google Patents

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Abstract

【課題】包装用容器と一体に保冷剤や備品等を収容する小収容空間を簡単に形成することができる包装用容器を提供する。【解決手段】折線を介して連続する複数の壁板31・41・51の端部に折線を介して連続する第一接続壁板21と、対向する他の端部に折線を介して連続する第二接続壁板61とを設け、折線を折り曲げて角筒形状として、第一接続壁板21の外側に第二接続壁板61を重ねて固定し、両端の開口部Kには蓋板23を設けてなる包装用容器11であって、第一接続壁板21の第二接続壁板61と重なる重合領域71に基部を有し、この基部から起立して容器内部に延在する仕切板81を設けて、仕切板81と、第二接続壁板61と、壁板51とで囲まれる小収容空間Sを形成する。【選択図】図2

Description

本考案は、包装用容器に関し、特に、容器内部に小収容空間を設けた包装用容器に関する。
従来から、ケーキ等の生菓子の持ち運びに使用する包装用容器では、生菓子を収容する他、保冷剤やナフキン、ローソク等の備品を一緒に収容するための小収容空間を設けた容器が開発されており、例えば、小箱状の保冷体収容部を包装箱(外箱)の内部に配置するものが知られている(特許文献1参照)。
また、例えば、保冷剤等の備品を収納するための収納部を外箱と一体に設けた包装用紙箱が知られている。この包装用紙箱は、底壁と天井壁と前後左右の周壁からなる壁部を一連に備え、各壁部の境界となる折目を内側に折曲げて箱に組立て固定する包装用紙箱であって、上記壁部のいずれか又は相対する2つの壁部の端部に、フラップ状の収納壁を当該壁部の内側に重なり合うように折曲げ可能に連設し、この収納壁の自由端を箱の内面側に固定し、箱の組立てにより壁部内面との間に保冷剤その他の備品を収納する空間からなる収納部を形成している(特許文献2参照)。
実用新案登録第3147686号公報 実用新案登録第3179427号公報
しかしながら、特許文献1に記載する包装箱では、包装箱(外箱)と小箱状の保冷剤収容部をそれぞれ作成しなければならないためコストが高額となり、また、組み立てや設置の手間が煩雑である。また、特許文献2に記載する包装用紙箱では、包装用紙箱と備品を収納する収納部を一体に設けているものの、フラップを折り曲げて固定する手間が煩雑である。
本考案は、上記問題を解決すべくなされたものである。本考案の目的は、包装用容器と一体に、例えば、保冷剤や備品等を収容する小収容空間を簡単に形成するものである。
本考案の解決しようとする課題は以上の如くであり、次にこの課題を解決するための手段を説明する。
第1の考案では、折線を介して連続する複数の壁板の一の端部に折線を介して連続する第一接続壁板と、対向する他の端部に折線を介して連続する第二接続壁板とを設け、折線を折り曲げて角筒形状として、前記第一接続壁板の外側に前記第二接続壁板を重ねて固定し、両端の開口部には蓋板を設けてなる包装用容器において、前記第一接続壁板の前記第二接続壁板と重なる重合領域に基部を有し、当該基部から起立して容器内部に延在する仕切板を設けて、前記仕切板と、前記第二接続壁板と、前記第二接続壁板と折線を介して連続する壁板と、で囲まれる小収容空間を形成することを特徴とする包装用容器である。
第2の考案では、第1の考案であって、前記仕切板は、前記重合領域の前記開口部側の端部を切り残して形成することを特徴とする包装用容器である。
第3の考案では、第1又は第2の考案であって、前記仕切板の前記開口部側の端部と前記開口部とが近接していることを特徴とする包装用容器である。
第4の考案では、第1から第3のいずれかの考案であって、前記仕切板は、前記第二接続壁板と折線を介して連続する壁板側に傾斜していることを特徴とする包装用容器である。
第5の考案では、第1から第4のいずれかの考案であって、前記基部に折線を有することを特徴とする包装用容器である。
第6の考案では、第5の考案であって、前記折線は、前記仕切板側に膨らむ形状であることを特徴とする包装用容器である。
第7の考案では、第5の考案であって、前記折線は、前記仕切板とは反対側に膨らむ形状であることを特徴とする包装用容器である。
第8の考案では、第1から第7のいずれかの考案であって、前記折線を折り曲げて角筒形状を平坦に折り畳んだ状態において、前記仕切板は、前記第二接続壁板と折線を介して連続する壁板と重なり、角筒形状に形成する際に、前記仕切板の自由端部が前記第二接続壁板と折線を介して連続する壁板の内面を滑動して前記基部から起立し容器内部に延在することを特徴とする包装用容器である。
本考案の効果として、以下に示すような効果を奏する。
第1の考案によれば、仕切板を基部から起立させるだけで、別部材を設けることなく、簡単に包装用容器内部に小収容空間を形成することができる。
第2の考案によれば、第1の考案の効果に加え、仕切板は、重合領域の開口部側の端部を切り残して形成するため、重合領域を広くとることができ、第一接続壁板と第二接続壁板との固着領域を広くとることができる。
第3の考案によれば、第1又は第2の考案の効果に加え、仕切板の前記開口部側の端部と前記開口部とが近接しているため、包装用容器を蓋板で閉塞すれば、小収容空間の開口部も閉塞され、例えば運搬による振動によって小収容空間に収容した備品等が開口部付近から飛び出すことを防止することができる。
第4の考案によれば、第1から第3の考案の効果に加え、仕切板が第二接続壁板と折線を介して連続する壁板側に傾斜しているため、仕切板が小収容空間を形成する側とは逆側に倒れ込みにくく、小収容空間を強固に保持することができる。
第5の考案によれば、第1から第4の考案の効果に加え、基部に折線を有するため、仕切板を起立させやすい。
第6の考案によれば、第5の考案の効果に加え、折線が仕切板側に膨らむ形状であるため、仕切板が小収容空間を形成する側とは逆側に倒れ込みにくく、小収容空間を強固に保持することができる。また、仕切板の開口部側が小収容空間を形成する側とは逆側に反るため、開口部側から備品等を挿入しやすくなる。
第7の考案によれば、第1から第7の考案の効果に加え、仕切板とは反対側に膨らむ形状であるため、仕切板が小収容空間を形成する側とは逆側に倒れ込みにくく、小収容空間を強固に保持することができる。
第8の考案によれば、第1から第7の考案の効果に加え、平坦とした包装用容器を角筒形状に形成する際に、仕切板の自由端部が第二接続壁板と折線を介して連続する壁板の内面を滑動して基部から起立するため、仕切板を別作業で起立させる手間がなく、簡単に小収容空間を形成することができる。
本実施形態の包装用容器11の展開形成体12の平面図。 包装用容器11の組み立て完成状態を示す斜視簡略図。 (a)包装用容器11の作成途中を示す平面図。(b)包装用容器11の半完成状態を示す平面図。 包装用容器11の貼着箇所を示す部分拡大平面図。 (a)(b)組み立て途中における図2A−A線端面図。 (a)他の実施形態の仕切板181付近の平面図。(b)他の実施形態の仕切板281付近の平面図。(c)他の実施形態の仕切板381付近の平面図。 (a)他の実施形態の仕切板481付近の平面図。(b)他の実施形態の仕切板581付近の平面図。
次に、本考案の実施形態である包装用容器11について説明する。
図1は包装用容器11の展開形成体12の平面図であり、図2は、包装用容器11の組み立て完成状態の斜視簡略図である。包装用容器11は、図1に示す展開形成体12を組み立てて形成されるものであり、デコレーションケーキを収容し、また、容器内の小収容空間Sには保冷剤やろうそく等の備品を収容して持ち帰り等に用いる包装用容器11である。包装用容器11は、板紙、段ボールなどの厚紙で形成されている。厚紙の他、樹脂素材を用いた板状部材等で形成してもよい。
包装用容器11は、図1に示すように、第一接続壁板21、壁板31、壁板41、壁板51、第二接続壁板61によって角筒形状に形成され、両端の開口部Kが蓋板22・23・32・33・42・43・52・53によって閉塞される包装用容器11である。また、包装用容器11の内部には保冷剤やろうそく、ナフキン等の備品を収容する小収容空間Sが設けられている。包装用容器11は平坦に折り畳まれた半完成状態でケーキ店等に納品され、デコレーションケーキ等を収容する前に最終の組み立てが行われて完成状態の包装用容器11とされる。
以下では、説明の容易のため、開口部Kが形成されている側を前後方向とする。また、上下方向は、包装用容器11を組み立てて、第一接続壁板21及び第二接続壁板61を下にして載置した状態で、壁板41側を上方とし、第一接続壁板21及び第二接続壁板61側を下方とする。
図1に示す展開形成体12に従って包装用容器11を構成する部分を説明する。図1は、包装用容器11の内側となる面を紙面手前側として示している。また、破線は折線を示している。
まず、第一接続壁板21及び第二接続壁板61は、組み立て完成状態において、包装用容器11の底部を構成する部分である。第一接続板21の端部には包装用容器11の側部を構成する壁板31が折線を介して連続している。第一接続板21の前側の端部には、前側の蓋部を構成する蓋板22が折線を介して連続している。蓋板22の前側の端部には、差込片24が折線を介して連続している。この折線は、蓋板22側に膨らむように湾曲している。また、差込片24には、この折線の略中央部から略直交する折線が形成されている。第一接続壁板21の後側の端部には、後側の蓋部を構成する蓋板23が折線を介して連続している。蓋板23の後側の端部には、差込片25が折線を介して連続している。この折線は、蓋板23側に膨らむように湾曲している。また、差込片25には、この折線の略中央部から略直交する折線が形成されている。
第一接続壁板21の壁板31に対向する側の端部付近には、仕切板81が折線82を介して設けている。折線82は仕切板81の基部であり、仕切板81側に膨らむ湾曲形状に設けている。本実施形態では、折線は切線を断続的に設けて形成しているが、押罫線でもよく、折り曲げを誘導する加工線が施されている状態を折線とする。仕切板81は、組み立て完成状態において、小収容空間Sを形成する部分である。仕切板81は、第一接続壁板21の壁板31に対向する側の端縁から壁板31側へ斜めに切り込む切線83・84を設け、仕切板81の自由端部85側を第一接続壁板21の壁板31に対向する側の端縁より突出させて、略台形状に形成している。仕切板81の自由端部85の前後幅は、第一接続壁板21の前後幅にほぼ等しい。
壁板31の端部のうち、第一接続壁板21と対向する端部には、包装用容器11の天部を構成する壁板41が折線を介して連続している。壁板31の前側の端部には、蓋板32が折線を介して連続しており、壁板31の後側の端部には、蓋板33が折線を介して連続している。
壁板41の端部のうち、壁板31と対向する端部には、包装用容器11の側部を構成する壁板51が、折線を介して連続している。壁板41の前側の端部には、前側の蓋部を構成する蓋板42が折線を介して連続している。この折線上には、差込片24が差し込まれて包装用容器11の開口部Kの閉塞状態を保持する差込部44が形成されている。差込部44は、この折線に略沿うスリットと、このスリットに連通する、壁板41側に切り欠かれた半円形状の孔部と、蓋板42側に切り欠かれたスリットに沿う孔部とによって形成されている。天面41の後側の端部には、後側の蓋部を構成する蓋板43が折線を介して連続している。この折線上には、差込片25が差し込まれて、包装用容器11の開口部Kの閉塞状態を保持する差込部45が形成されている。差込部45は、この折線に略沿うスリットと、このスリットに連通する、壁板41側に切り欠かれた半円形状の孔部と、蓋板43側に切り欠かれたスリットに沿う孔部とによって形成されている。
壁板51の端部のうち、壁板41と対向する端部には、包装用容器11の底部を構成する第二接続壁板61が、折線を介して連続している。壁板51の前側の端部には、蓋板52が折線を介して連続しており、壁板51の後側の端部には、蓋板53が折線を介して連続している。
第二接続板61は、左右幅が第一接続板21の約1/4〜1/5程度の幅であり、第一接続板21の外側に接着剤で固着される。
次に、包装用容器11を半完成状態まで組み立てる場合について説明する。まず、図3(a)に示すように、第一接続壁板21と壁板31との間の折線を谷折りして、第一接続壁板21を壁板31に対して折り返し、第一接続壁板21と壁板31及び壁板41の一部とが重なるようにする。このとき、仕切板81は壁板41に重なる。また、蓋板22と蓋板32及び蓋板42の一部とが重なる。また、蓋板23と蓋板33及び蓋板43の一部とが重なる。
次に、図3(b)に示すように、壁板41と壁板51との間の折線を谷折して、壁板51を壁板41に対して折り返し、壁板51と壁板41及び仕切板81の自由端部85側の部分とが重なるようにする。このとき、壁板51に連続する第二接続壁板61は、仕切板81の折線82側の部分及び第一接続壁板21の端縁側の外側に重なる。第一接続壁板21の第二接続壁板61と重なる部分は重合領域71を形成する。図2における斜線領域は重合領域71を示している。
また、この状態において、蓋板52と蓋板42とが重なる。また、蓋板53と蓋板43とが重なる。そして、第二接続壁板61と、第一接続壁板21の前後の開口部K側の切り残された部分及び、仕切板81と折線82付近を除く第二接続板61と重なる部分とを接着剤で固定すれば、包装用容器11は角筒形状が折線で平坦に折り畳まれた半完成状態となる。図4における斜線部分は、接着部分を示している。固定は、接着剤を用いた貼着手段や、熱溶着等の固定手段を用いることができる。
本実施の形態に係る包装用容器11の半完成状態までの組み立てでは、折目は全て谷折であり、固定する部分は、第一接続壁板21と第二接続壁板61との間のみであるから、貼り作業を貼り機によって容易に自動化することができ、製造コストを安価とすることができる。また、半完成状態では、包装用容器11は平坦に折り畳まれて厚さが薄く、コンパクトであるため、運搬や保管が容易となる。
次に、折り畳まれた半完成状態の包装用容器11を完成状態まで組み立てる場合について説明する。図5(a)(b)は、包装用容器11を組み立てる途中の状態を示す図2A−A線端面図である。まず、まだ谷折されておらず平坦状態である包装用容器11を、図5(a)(b)に示すように、壁板31と壁板41との間の折線と、壁板51と第二接続壁板61との間の折線を谷折して、底部を形成する第一接続壁板21及び第二接続壁板61に対して、壁板31と壁板51とを起立させ、側部を形成する壁板31、天部を形成する壁板41、側部を形成する壁板51によって角筒形状とする。このとき、壁板51に重なった仕切板81の自由端部85は、壁板51に押され、壁板51の内面を滑動して基部である折線82から起立し包装用容器11の容器内部に延在する。これにより、仕切板81と、第二接続壁板61と、壁板51とで囲まれる小収容空間Sを形成する。
このとき、図4に示すように、仕切板81は第一接続壁板21の包装用容器11の開口部K側の端部を切り残して形成しており、この切り残された部分及び仕切板81と折線82付近を除く第二接続壁板61と重なる部分と、第二接続壁板61とを接着しており、接着面積を広くとって、仕切板81を起立する際に接着が剥がれてしまうのを防止している。
また、仕切板81の基部である折線82は、仕切板81側に膨らむ湾曲形状であるため、仕切板81は壁板51側へ傾斜し、自由端部85は壁板51に接した状態で保持されている。
そして、包装用容器11の前側又は後側の開口部Kを蓋板で閉塞して、角筒形状を保持する。本実施形態では、まず、前側の開口部Kを閉塞する。具体的には、蓋板32・52を折線で谷折りして内側に曲げ、蓋板42を折線で谷折りして蓋板32・52に重なるように内側に曲げ、蓋板22を折線で谷折りして蓋板42に重なるよう内側に曲げれば、開口部Kが閉塞される。そして、差込片25を折線で折り曲げて、差込部44に差し込めば、開口部Kが閉塞された状態が保持される。図2はこの状態を示している。
このように、角筒形状を形成し、保持された状態で、内部にデコレーションケーキを収容する。また、小収容空間Sに、保冷剤や、ろうそく等の備品を収容する。
そして、後側の開口部Kを蓋板により閉塞する。具体的には、蓋板33・53を折線で谷折りして内側に曲げ、蓋板43を折線で谷折りして蓋板33・53に重なるように内側に曲げ、蓋板23を折線で谷折りして蓋板43に重なるよう内側に曲げれば、開口部Kが閉塞される。そして、差込片25を折線で折り曲げて、差込部45に差し込めば、開口部Kが閉塞された状態が保持される。このとき、小収容空間Sを構成する仕切板81の前側の端部は、包装用容器11の前側の開口部Kと近接している。また、仕切板81の後側の端部は、包装用容器11の後側の開口部Kと近接している。このため、小収容空間Sの前側の開口部SKは蓋板52によって閉塞され、小収容空間Sの後側の開口部SKは蓋板53によって閉塞されて、運搬中に保冷剤やろうそくが小収容空間Sから飛び出すことがない。
上記のようにして組み立てられた包装用容器11を開封する場合は、前側又は後側いずれかの開口部Kを開放して、収容したデコレーションケーキ及び小収容空間Sに収容した保冷剤、ろうそく等の備品を取り出せばよい。
このように、本実施形態の包装用容器11は、折線を介して連続する複数の壁板31・41・51の端部に折線を介して連続する第一接続壁板21と、対向する他の端部に折線を介して連続する第二接続壁板61とを設け、折線を折り曲げて角筒形状として、第一接続壁板21の外側に第二接続壁板61を重ねて固定し、両端の開口部Kには蓋板22・23・32・33・42・43・52・53を設けてなる包装用容器11において、第一接続壁板21の第二接続壁板61と重なる重合領域71に基部である折線82を有し、この基部から起立して容器内部に延在する仕切板81を設けて、仕切板81と、第二接続壁板61と、第二接続壁板61と折線を介して連続する壁板51と、で囲まれる小収容空間Sを形成する。
このため、仕切板81を基部である折線82から起立させるだけで、別部材を設けることなく、簡単に包装用容器11内部に小収容空間Sを形成することができる。
また、本実施形態の仕切板81は、重合領域71の開口部K側の端部を切り残して形成する。
このため、図4に示すように、重合領域71を広くとることができ、第一接続壁板21と第二接続壁板61との固着領域を広くとることができる。そして、接着面積を広くとって、仕切板81を起立する際に接着が剥がれてしまうのを防止することができる。
また、本実施形態の仕切板81の開口部K側の端部と開口部Kとが近接している。
このため、包装用容器11の開口部Kを蓋板22・23・32・33・42・43・52・53で閉塞すれば、小収容空間の開口部SKも閉塞され、例えば運搬による振動によって小収容空間Sに収容した備品等が開口部SK付近から飛び出すことを防止することができる。
また、本実施形態の仕切板81は、第二接続壁板61と折線を介して連続する壁板51側に傾斜する。
このため、仕切板81が小収容空間Sを形成する側とは逆側に倒れ込みにくく、小収容空間を強固に保持することができる。
また、本実施形態の仕切板81の基部には、折線82を有する。
このため、仕切板81を起立させやすい。
また、本実施形態の折線82は、仕切板81側に膨らむ形状である。
このため、仕切板81が小収容空間Sを形成する側とは逆側に倒れ込みにくく、小収容空間Sを強固に保持することができる。また、仕切板81の開口部SK側が小収容空間Sを形成する側とは逆側に反るため、開口部SKから備品等を挿入しやすくなる。
また、本実施形態の包装用容器11は、折線を折り曲げて角筒形状を平坦に折り畳んだ状態において、仕切板81は、第二接続壁板61と折線を介して連続する壁板51と重なり、角筒形状に形成する際に、仕切板81の自由端部85が第二接続壁板61と折線を介して連続する壁板51の内面を滑動して基部である折線82から起立し容器内部に延在する。
このため、仕切板81を別作業で起立させる手間がなく、簡単に小収容空間Sを形成することができる。
尚、実施の形態は上記に限定されるものではなく、例えば次のように変更してもよい。
例えば、本実施形態の仕切板81は、基部である折線82を仕切板81側に膨らむ湾曲形状としているが、図6(a)に示すように、仕切板181の基部である折線182を直線形状としてもよい。また、図6(b)に示すように、仕切板281の基部である折線282を仕切板281側とは反対側に膨らむ湾曲形状としてもよい。さらには、図6(c)に示すように、仕切板381の基部である折線382を、仕切板381側に膨らむ台形状としても、小収容空間Sを形成する側とは逆側に倒れ込みにくく、小収容空間を強固に保持することができる。
また、例えば、本実施形態の仕切板81は、重合領域71の開口部K側の端部を切り残して形成しているが、図7(a)に示す仕切板481のように、重合領域71の開口部K側の端部を切り残さずに、重合領域71の前側の開口部K側の端縁から後側の開口部K側に至るまでを基部として折線482を設けることもできるし、図7(b)に示す仕切板581のように、重合領域71の前側又は後側の開口部K側の端部のみを切り残すこともできる。
11 包装用容器
12 展開形成体
21 第一接続壁板
22 蓋板
23 蓋板
24 差込片
25 差込片
31 壁板
32 蓋板
33 蓋板
41 壁板
42 蓋板
43 蓋板
44 差込部
45 差込部
51 壁板
52 蓋板
53 蓋板
61 第二接続壁板
71 重合領域
81 仕切板
82 折線(基部)
83 切線
84 切線
85 自由端部
181 仕切板
182 折線(基部)
281 仕切板
282 折線(基部)
381 仕切板
382 折線(基部)
481 仕切板
482 折線(基部)
581 仕切板
582 折線(基部)
K 開口部
S 小収容空間
SK 開口部

Claims (8)

  1. 折線を介して連続する複数の壁板の一の端部に折線を介して連続する第一接続壁板と、対向する他の端部に折線を介して連続する第二接続壁板とを設け、折線を折り曲げて角筒形状として、前記第一接続壁板の外側に前記第二接続壁板を重ねて固定し、両端の開口部には蓋板を設けてなる包装用容器において、前記第一接続壁板の前記第二接続壁板と重なる重合領域に基部を有し、当該基部から起立して容器内部に延在する仕切板を設けて、前記仕切板と、前記第二接続壁板と、前記第二接続壁板と折線を介して連続する壁板と、で囲まれる小収容空間を形成することを特徴とする、包装用容器。
  2. 前記仕切板は、前記重合領域の前記開口部側の端部を切り残して形成することを特徴とする、請求項1に記載する包装用容器。
  3. 前記仕切板の前記開口部側の端部と前記開口部とが近接していることを特徴とする、請求項1又は請求項2に記載する包装用容器。
  4. 前記仕切板は、前記第二接続壁板と折線を介して連続する壁板側に傾斜していることを特徴とする、請求項1から請求項3のいずれか一項に記載する包装用容器。
  5. 前記基部に折線を有することを特徴とする、請求項1から請求項4のいずれか一項に記載する包装用容器。
  6. 前記折線は、前記仕切板側に膨らむ形状であることを特徴とする、請求項5に記載する包装用容器。
  7. 前記折線は、前記仕切板とは反対側に膨らむ形状であることを特徴とする、請求項5に記載する包装用容器。
  8. 前記折線を折り曲げて角筒形状を平坦に折り畳んだ状態において、前記仕切板は、前記第二接続壁板と折線を介して連続する壁板と重なり、角筒形状に形成する際に、前記仕切板の自由端部が前記第二接続壁板と折線を介して連続する壁板の内面を滑動して前記基部から起立し容器内部に延在することを特徴とする、請求項1から請求項7のいずれか一項に記載する包装用容器。
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