JP3229353U - 機器収納ボード - Google Patents

機器収納ボード Download PDF

Info

Publication number
JP3229353U
JP3229353U JP2020003816U JP2020003816U JP3229353U JP 3229353 U JP3229353 U JP 3229353U JP 2020003816 U JP2020003816 U JP 2020003816U JP 2020003816 U JP2020003816 U JP 2020003816U JP 3229353 U JP3229353 U JP 3229353U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
top plate
main body
positioning member
vertical
storage board
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2020003816U
Other languages
English (en)
Inventor
貴博 中川
貴博 中川
Original Assignee
株式会社久和屋
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社久和屋 filed Critical 株式会社久和屋
Priority to JP2020003816U priority Critical patent/JP3229353U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3229353U publication Critical patent/JP3229353U/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Drawers Of Furniture (AREA)

Abstract

【課題】壁面据付タイプとして使用する場合でも壁面への固定作業を容易に行うことができる機器収納ボードを提供する。【解決手段】機器収納ボード1は、縦幅よりも横幅が長い矩形状の天板13と、天板で上面を覆われ、前面側に引出し1Cと機器収納部1Bを有する収納部本体55とを備える。収納部本体の前面側上端部には上下方向に貫通するネジ挿通孔27を有する前方支持部材29、31、33が固定されており、ネジ挿通孔に対応して天板の裏面には雌ネジ部39が埋設されている。天板はネジ挿通孔に挿通される固定ネジ37で収納部本体に着脱自在に固定される。天板の裏面には横位置決め部材35が固定され、その奥行側端部は背板17の内面に当接して縦幅方向の位置決めを行う縦位置決め部材35aとなる。壁面Wに固定する場合には、天板を外した状態でビス57をねじ込んで固定する。【選択図】図2

Description

本考案は、オーディオビジュアル機器(以下、AV機器と略す。)等を収納する機器収納ボードに関し、詳しくは壁面にも設置可能な機器収納ボードに関するものである。
この種の機器収納ボードは、テレビボードやリビングボードなどとも呼ばれており、例えば特許文献1に記載されているように、横幅方向に長い直方体状の外観を有している。両サイドに引出しを有しているとともに、中央部には開閉扉が設けられ、その内部はAV機器収納部となっている。
テレビジョン受像機(以下、テレビと略す。)が載る天板は、側板や裏板(背板)、仕切板にビス等で固定されている。
すなわち、引出しや開閉扉等の可動部を除く部分は、一体に固定された1つの筐体となっている。床面設置タイプでは通常底面に脚部を有しており、筐体が床面から浮いた状態となる。
この種の機器収納ボードは一般のサイドボードに比べて床面から天板までの高さが低いことから、ローボードとも呼ばれている。
テレビに接続されるDVD(Digital Versatile Disc)レコーダやDVDプレーヤ等のAV機器を、インテリア家具としての側面を有する機器収納ボード内に収納することにより、AV機器や接続配線が室内で露出することによるインテリア性の低下を抑制することができる。
AV機器収納部の開閉扉には、リモートコントローラ(以下、リモコンと略す。)から出射される信号光を通過させる、横に細長く延びるスリット状の開口部が上下方向に間隔をおいて複数形成されている。
特開2016−52384号公報
ところで、この種の機器収納ボードは上記のように、脚部を有する床面設置タイプが一般的であるが、壁面に宙吊り状態に固定する壁面据付タイプも存在する。
テレビの薄型化が進んだ今日では、これを壁面に固定することも少なくない。そして、テレビに接続されるAV機器を同じく壁面に固定した機器収納ボード内に収納することによりインテリア性を向上させることも行われている。
しかしながら、基本的にテレビを天板上に載せることを想定して筐体が構成されているために、壁面に固定する場合、引出しを取り外したり、開閉扉を開放した状態で、奥行の長い長尺ドライバ等の工具を用いて背板を壁面にビスで固定することが行われている。
この固定作業は、例えば天板、底板、側板及び仕切板で囲まれた矩形の狭い閉空間内でボードの前面側から手を入れて行わなければならない。このため、作業スペースが狭くて作業の自由度が極めて低いとともに、天板で光が遮られてボード内が暗いこととも相まって、非常に面倒であった。
本考案は上記従来の問題点に着目して為されたものであり、壁面据付タイプとして使用する場合でも壁面への固定作業を容易に行うことができる機器収納ボードの提供を、その目的とする。
本考案は、上記目的を達成するために、この種の機器収納ボードの前面側が引出しや開閉扉が存在することにより開放可能であることを利用して、天板を容易に着脱できるようにし、これにより作業スペースを上面開放可能として壁面への固定作業を容易化することとした。
具体的には、請求項1の考案は、天板と、該天板で上面が覆われており、内部に機器収納部を備えて前面側に開口を有する収納部本体と、前記天板の裏面に設けられ、前記収納部本体に対する位置決めを行う位置決め部材と、前記収納部本体の前面近傍に設けられ、上下方向に貫通する複数のネジ挿通孔と、前記天板の裏面に設けられた複数の雌ネジ部とを備え、前記ネジ挿通孔に挿通された固定ネジが前記位置決め部材により位置決めされた前記天板の前記雌ネジ部に螺合することにより前記天板が前記収納部本体に着脱自在に固定されていることを特徴とする機器収納ボードである。
請求項2の考案は、請求項1に記載した機器収納ボードにおいて、前記収納部本体が、背板と、左右の側板と、底板と、前面側上端部の前記左右の側板間に固定された前方支持部材とを有し、前記ネジ挿通孔が前記前方支持部材に横幅方向に間隔をおいて複数形成されていることを特徴とする機器収納ボードである。
請求項3の考案は、請求項2に記載した機器収納ボードにおいて、前記収納部本体が機器収納部を画成する仕切板を有し、前記位置決め部材が前記収納部本体に対する横幅方向の位置決めを行う複数の横位置決め部材と、縦幅方向の位置決めを行う複数の縦位置決め部材とからなり、前記横位置決め部材が前記仕切板及び/又は前記左右の側板の側面に接することにより横幅方向の位置決めがなされ、前記縦位置決め部材が前記背板に当接することにより縦幅方向の位置決めがなされることを特徴とする機器収納ボードである。
請求項4の考案は、請求項3に記載した機器収納ボードにおいて、前記横位置決め部材が縦幅方向に延びる柱状の形状を有し、前記横位置決め部材の奥行側端部が前記縦位置決め部材としてなることを特徴とする機器収納ボードである。
請求項5の考案は、請求項4に記載した機器収納ボードにおいて、前記縦位置決め部材が奥行方向に突出する凸部を有し、前記背板は前記凸部が嵌合する凹部を有していることを特徴とする機器収納ボードである。
請求項6の考案は、請求項1から5のいずれかに記載した機器収納ボードにおいて、収納部本体の前面側には、開口を閉鎖する引出し及び/又は開閉扉が備えられていることを特徴とする機器収納ボードである。
本考案によれば、壁面据付タイプとして使用する場合でも壁面への固定作業を容易に行うことができる機器収納ボードを提供できる。
本考案の実施の形態に係る機器収納ボードの使用状態を示す斜視図である。 図1で示した機器収納ボードの一部省略の分解斜視図である。 図1で示した機器収納ボードの天板を示す一部省略図で、(a)は背面図、(b)は底面図、(c)は底面図に対応した側面図である。 図1で示した機器収納ボードの天板を収納部本体に嵌める前の状態を示す一部省略の図で、図2のV−V線での縦断面図である。 図1で示した機器収納ボードにおける天板の横位置決め部材と収納部本体側の右側板との接触状態を示す要部正面図である。 図4の状態から天板を収納部本体に嵌めて横幅方向の位置決めが完了した状態を示す一部省略の概要正面図である。 図4の状態から天板を収納部本体に嵌めて横幅方向の位置決めが完了した状態を示す一部省略の縦断面図である。 図5の状態から天板を奥行方向にずらして縦幅方向の位置決めを行った状態の一部省略の縦断面図である。 図1で示した機器収納ボードを床面設置タイプとした場合の使用状態を示す正面図である。
以下、本考案の実施の形態について図を参照して説明する。
図1は、本実施の形態に係る機器収納ボード1の使用状態を示している。機器収納ボード1は、床面Fから下面が高さh寸法分浮いた状態で壁面Wに背面側を固定して設置されている。
機器収納ボード1の上方には、保持枠3を介してテレビ5が壁面Wに機器収納ボード1とは分離した状態で固定されている。機器収納ボード1は、内部が空洞で横幅方向(矢印X方向)に細長い直方体状の外形を為しており、前面側に開口2を有している。更に、機器収納ボード1の内部の中央に機器収納部1Bが備えられ、その横幅方向両側に引出し1A、1Cが備えられている。
機器収納部1Bの内部にはAV機器の一例であるDVDレコーダ7(図2参照)が収納されており、テレビ5とDVDレコーダ7とを接続する配線9は、壁面W内を通って機器収納ボード1の背面に対向する部位から外部に引き出され、機器収納部1Bの背面に形成された開口部17b(図2参照)からボード内部に導入されている。
図1において、矢印Yは縦幅方向を、Y1は奥行方向を、Y2はボード前面側方向を、符号11は巾木をそれぞれ示している。
図2に示すように、機器収納ボード1は、縦幅よりも横幅が長い矩形の天板13と、天板13で上面を覆われ、ボード前面側に引出し1A、1C及び機器収納部1Bを有する収納部本体55とを備えている。
収納部本体55は、天板13と同等の面積を有して平行に対面する底板15と、分割構成の背板17と、底板15と背板17とにそれぞれ直交状態で固定された左右の側板19、21と、底板15と背板17とにそれぞれ直交状態で固定されている。収納部本体55の内部には仕切板23、25が設けられて機器収納部1Bが画成されている。収納部本体55の前面側上端部において、また、収納部本体55は仕切板23と左側板19との間、仕切板23、25間及び仕切板25と右側板21との間に固定された前方支持部材29、31、33等を有している。
左右の前方支持部材29、33は、上下方向に貫通するネジ挿通孔27を1つ有し、中央の前方支持部材31は上下方向に貫通するネジ挿通孔27を2つ有している。ネジ挿通孔27は、収納部本体55の前面近傍に設けられている。
天板13はその裏面に、仕切板23、25及び左右の側板19、21の側面に接して収納部本体55に対する横幅方向の位置決めをする複数の横位置決め部材35を有している。横位置決め部材35は縦幅方向に延びる柱状に形成され、左右の側板19、21及び仕切板23、25の位置に対応して、横幅方向に間隔をおいて複数(ここでは4つ)設けられている。横位置決め部材35は天板13の補強材としての機能も有している。
各横位置決め部材35の奥行側端部は、縦幅方向の位置決めを行う縦位置決め部材35aとしてなり、縦位置決め部材35aには奥行方向(矢印Y1方向)に突出する円柱状の凸部(ホゾ)35bがその略半分を埋設されて保持されている。凸部35bに対応して、背板17には凸部35bが嵌合する断面円形の凹部(ホゾ穴)17aが非貫通状態で形成されている。
天板13のボード前面側(矢印Y2側)の裏面には、ボード前面を開放した状態、すなわち引出し1A、1Cを引き出し、後述する機器収納部1Bの開閉扉41を開けた状態で、ネジ挿通孔27に上向きに挿通された固定ネジ37が螺合する雌ネジ部39が埋設されている。
機器収納部1Bの前面側には、開閉扉41が蝶番43を介して上下方向に開閉可能に設けられており、その外面には横幅方向に延びる断面三角形状のスリット41aが上下方向に間隔をおいて複数(ここでは3つ)形成されている。スリット41aは家具としての機器収納ボード1のインテリア性を向上させるために設けられている。
開閉扉41の内面側には、不図示のリモコンから出射される信号光を通過させる貫通孔41bがスリット41aに連通して形成されている。
開閉扉41の内面の両側には補強材44が固定されている。また、開閉扉41の内面の両側は、仕切板23、25の内面下部に固定された、回動時の動作を緩やかにするスローダウンステー45に支持されている。
機器収納部1B内にはDVDレコーダ7が収納されており、背板17には開口部17bが形成されている。テレビ5側の配線9は壁面Wの内部を通って穴Waから外部に引き出され、開口部17bを介して機器収納部1B内に導入されてDVDレコーダ7に接続されている。
この接続作業は、天板13を取り外した状態で行われ、上面が開放された明るく自由度の高いスペースで容易且つ迅速に行うことができる。DVDレコーダ7を他のAV機器(例えばDVDプレーヤ)に交換するような場合も同様の簡易な作業となる。
テレビ5の画面映りが悪くて配線9の接続不良等が想定される場合にも、天板13を取り外して容易に確認することができる。
矩形の箱形状をなす引出し1Cの前板47の外面には、機器収納部1Bの開閉扉41と同様に、横幅方向に延びる断面三角形状のスリット47aが上下方向に間隔をおいて3つ形成されている。
右側板21の内面と仕切板25の外面には、引出し1Cの出し入れを円滑にするためのガイドレール49が固定されており、引出し1Cの両側面にはガイドレール49に嵌合するレールガイド51が設けられている。
図示しないが、引出し1Aも引出し1Cと同様の構成を有している。引出し1A、1Cの前板47に形成されるスリット47aは、機器収納部1Bの開閉扉41のスリット41aと横幅方向に直線状に連なるように形成されている。
図3に示すように、各横位置決め部材35は、3つのビス53で天板13に固定されており、横位置決め部材35のボード前面側端部には面取りによる斜面部35cが形成されている。図3において、符号13aは天板13の裏面のボード前面側に設けられた指掛け用の細長い溝を示している。
図3(b)に示すように、本実施の形態における天板13のサイズは、横幅Lが1800mm、縦幅Mが360mm、厚さが20mmである。天板13は完全な長方形ではなく、その前端縁13bは曲率の小さい緩やかな凸カーブ状に形成されている。また、天板13は、前端縁13bが収納部本体55の前面を若干越えて庇状に突出する大きさを有している。天板13を含めた機器収納ボード1の上下方向の幅(高さ)は235mmである。
本実施の形態では、機器収納ボード1を構成する天板13、底板15、背板17、左右の側板19、21、仕切板23、25、前方支持部材29、31、33、引出し1A、1C及び機器収納部1Bは木質系材料で構成されている。
天板13を取り付ける場合には、図4に示すように、収納部本体55に対して天板13を大まかに位置合わせした状態で上方から嵌合する。
図5に示すように、横位置決め部材35の下端側は丸く面取りされているため、目視の位置合わせが多少ずれていても面取り部分の横ずれ調整機能により最終的に右側板21の内側面に接触しながら下降(摺動)する。
全体としては、図6に示すように、図中左端の横位置決め部材35Aの左側面が左側板19の内側面に、横位置決め部材35Bの右側面が仕切板23の外側面に、横位置決め部材35Cの左側面が仕切板25の外側面に、右端の横位置決め部材35Dが右側板21の内側面にそれぞれ接触した状態で嵌合する。
これにより、収納部本体55に対する天板13の横幅方向の位置決めが完了する。
この状態では、図7に示すように、収納部本体55に対する天板13の縦幅方向の位置決めは完了していない。すなわち、縦位置決め部材35aの奥行側端面35dが背板17の内面17cに当接していない。
横幅方向の位置決めを寸法的に余裕をもって行うことができるように、前方支持部材33の奥行側端部には面取りによる斜面部33aが横位置決め部材35の斜面部35cと平行的に形成されている。すなわち部材間の角部が接触することによって天板13の位置決め動作が阻害されることを防止している。
図7に示す状態から、天板13を奥行方向にずらすと、図8に示すように、横位置決め部材35の奥行側端部である縦位置決め部材35aの端面35dが背板17の内面17cに当接し、これにより収納部本体55に対する天板13の縦幅方向の位置決めが完了する。
縦幅方向の位置決めが完了すると、前方支持部材29、31、33に形成されたネジ挿通孔27に天板13の雌ネジ部39が対向して一致する。引出し1A、1Cをある程度引き出した状態又は収納部本体55から完全に引き抜いた状態で、且つ、開閉扉41を開けた状態で、固定ネジ37を各前方支持部材29、31、33のネジ挿通孔27に通して雌ネジ部39に螺合することにより天板13を収納部本体55に固定することができる。
ネジ挿通孔27は、収納部本体55の前面近傍に位置しているので、前面側から手を入れてすぐに固定操作を行うことができ、作業が容易となる。
固定ネジ37による4箇所での固定により、天板13は収納部本体55に対して横幅方向と縦幅方向のいずれにも位置ずれしない状態となる。
また、縦位置決め部材35aの凸部(ホゾ)35bが背板17の凹部(ホゾ穴)17aに嵌合することにより、収納部本体55に対する天板13の奥行側端部の上下方向の位置決めが完了する。縦幅方向の位置決めを阻害しないように、凹部(ホゾ穴)17aの深さは凸部(ホゾ)35bの突出長さよりも大きく設定されている。
背板17の内面17cに縦位置決め部材35aの端面35dが当接する縦幅方向の位置決め完了状態のみでは、天板13の厚み方向(上下方向)の経時的な反りを抑制できないが、凸部35bの凹部17aへの嵌合により、環境条件の変化による経時的な天板13の反りの発生を防止できる。
機器収納部1Bに収納されているAV機器を取り替えるために、天板13を取り外す場合には、両側の引出し1A、1Cを取り外すかある程度引き出した状態にし、且つ機器収納部1Bの開閉扉41を開けた状態で、ドライバ等の工具で固定ネジ37を外せば、あとは構成上の嵌合を外すだけであるので、作業が容易となる。
すなわち、工具を用いた天板13の着脱作業は固定ネジ37の箇所(ここでは4箇所)のみであり、それ以外は工具を用いずに天板13を動かすだけの作業となる。
収納部本体55の壁面Wへの固定作業は、天板13を取り外すとともに引出し1A、1Cをある程度引き出した状態とし、AV機器を収納していない軽量化した状態で行われる。
この状態で、図2に示すように、収納部本体55の開放された上面側から短尺のドライバ等の工具を用いてビス57を背板17にねじ込んで貫通させ、さらに壁面Wの内部の不図示の芯材にねじ込む作業となる。
上面が開放された明るく自由度の大きいスペースでの作業となるので、作業が極めて容易となり、作業時間も短縮できる。収納部本体55を壁面Wに固定した後、上述の方法で天板13を収納部本体55に固定する。
上記の実施の形態では、機器収納ボード1を壁面据付タイプとして説明したが、図9に示すように、底板15に脚部59を付ければ床面設置タイプとして利用することができる。脚部59は底板15の左右両側部に奥行方向へ間隔をあけて2本ずつ配置され、更に底板15のほぼ中心に1本設けられて、合計5本備えられている。
室内の模様替え等により壁面据付タイプとする必要性が生じた場合には、脚部59を取り外して上述の方法により容易に壁面Wに固定することができる。
以上、本考案の実施の形態について詳述してきたが、具体的構成は、上記の各実施の形態に限定されるものではなく、本考案の趣旨を逸脱しない範囲における設計の変更があっても考案に含まれる。
例えば、上記実施の形態では、縦幅よりも横幅が長い機器収納ボード1を示したが、縦幅よりも横幅が短いものも本考案に含まれる。このような構成とした場合には、天板も縦幅よりも横幅が短い矩形のものとなる。また、天板は矩形に限定されず、例えば前面側の縁部が円弧状となった平板状、平面視台形の平板状であってもよい。
引出し1A、1C及び機器収納部1Bの配置は上記実施の形態に限定されず、例えば引出しを中央に配置する構成としてもよい。更に、引出し及び/又は開閉扉を有する構成としてもよい。すなわち、引出しだけを設けた構成、または開閉扉を有する収納部だけを設けた構成とすることも可能である。また、引出し、機器収納部の数は上記実施の形態に限定されず、任意に設定することが可能である。更に、引出し、機器収納部を設けず前面側に開口を有する構成とすることも可能である。
なお、本考案は開閉扉と引出しの前板のスリットの形状、その数、更にスリットの有無等を含めて、実施の形態と異なるデザインの機器収納ボードにも適用される。
機器収納ボード1の材質は木質系材料だけでなく、プラスチックや金属の複合構成でもよい。機器収納ボード1のサイズも上記に限定されない。
縦位置決め部材35aは横位置決め部材35とは別個に設ける構成としてもよい。
また、背板17や前方支持部材29、31、33を分割構成としたが、1枚板構成としてもよい。天板13を固定ネジ37で固定する箇所の数も上記に限定されない。
上記実施の形態では、収納部本体55の壁面Wへの固定作業を、天板13を取り外すとともに引出し1A、1Cをある程度引き出した状態で行う場合を示したが、引出し1A、1Cを取り外した状態で行ってもよいのは勿論である。
また、上記実施の形態では、引出し1A、1C、開閉扉41を備える構成としたが、本考案はこれに限定されず、引出し1A、1C、開閉扉41のいずれも備えない構成とすることも可能である。引出し1A、1C、開閉扉41の有無にかかわらず、天板13を着脱自在とすることでAV機器を交換する作業を極めて容易に行うことができる。
1…機器収納ボード 1A、1C…引出し 1B…機器収納部
2…開口 13…天板 15…底板 17…背板 17a…凹部
17b…開口部 19…左側板 21…右側板 23、25…仕切板
27…ネジ挿通孔 29、31、33…ネジ挿通部材としての前方支持部材
35…横位置決め部材 35a…縦位置決め部材 35b…凸部 37…固定ネジ
39…雌ネジ部 55…収納部本体

Claims (6)

  1. 天板と、該天板で上面が覆われており、内部に機器収納部を備えて前面側に開口を有する収納部本体と、前記天板の裏面に設けられ、前記収納部本体に対する位置決めを行う位置決め部材と、前記収納部本体の前面近傍に設けられ、上下方向に貫通する複数のネジ挿通孔と、前記天板の裏面に設けられた複数の雌ネジ部とを備え、前記ネジ挿通孔に挿通された固定ネジが前記位置決め部材により位置決めされた前記天板の前記雌ネジ部に螺合することにより前記天板が前記収納部本体に着脱自在に固定されていることを特徴とする機器収納ボード。
  2. 請求項1に記載した機器収納ボードにおいて、
    前記収納部本体が、背板と、左右の側板と、底板と、前面側上端部の前記左右の側板間に固定された前方支持部材とを有し、前記ネジ挿通孔が前記前方支持部材に横幅方向に間隔をおいて複数形成されていることを特徴とする機器収納ボード。
  3. 請求項2に記載した機器収納ボードにおいて、
    前記収納部本体が機器収納部を画成する仕切板を有し、前記位置決め部材が前記収納部本体に対する横幅方向の位置決めを行う複数の横位置決め部材と、縦幅方向の位置決めを行う複数の縦位置決め部材とからなり、前記横位置決め部材が前記仕切板及び/又は前記左右の側板の側面に接することにより横幅方向の位置決めがなされ、前記縦位置決め部材が前記背板に当接することにより縦幅方向の位置決めがなされることを特徴とする機器収納ボード。
  4. 請求項3に記載した機器収納ボードにおいて、
    前記横位置決め部材が縦幅方向に延びる柱状の形状を有し、前記横位置決め部材の奥行側端部が前記縦位置決め部材としてなることを特徴とする機器収納ボード。
  5. 請求項4に記載した機器収納ボードにおいて、
    前記縦位置決め部材が奥行方向に突出する凸部を有し、前記背板は前記凸部が嵌合する凹部を有していることを特徴とする機器収納ボード。
  6. 請求項1から5のいずれかに記載した機器収納ボードにおいて、
    収納部本体の前面側には、開口を閉鎖する引出し及び/又は開閉扉が備えられていることを特徴とする機器収納ボード。
JP2020003816U 2020-09-07 2020-09-07 機器収納ボード Active JP3229353U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2020003816U JP3229353U (ja) 2020-09-07 2020-09-07 機器収納ボード

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2020003816U JP3229353U (ja) 2020-09-07 2020-09-07 機器収納ボード

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP3229353U true JP3229353U (ja) 2020-12-03

Family

ID=73544568

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2020003816U Active JP3229353U (ja) 2020-09-07 2020-09-07 機器収納ボード

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3229353U (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3229353U (ja) 機器収納ボード
JP5524713B2 (ja) 電子機器収納箱
KR200457813Y1 (ko) 가변식 선반이 구비된 서가
JP5225873B2 (ja) ボックス状体
KR101480457B1 (ko) 냉장고의 드로워 장치
JP6014855B2 (ja) 電気電子機器収納用箱における扉の反転構造
JPH0444119Y2 (ja)
KR200441299Y1 (ko) 미닫이 장롱
JP3585257B2 (ja) スライドラック類の支持装置
JP5004926B2 (ja) 組立式キャビネット及びその組立方法
JP2542263Y2 (ja) 引出し付き机
JP5276296B2 (ja) 収納棚
JP2797600B2 (ja) 引出し装置
JP6911617B2 (ja) シェルフシステム
JP2873365B2 (ja) シューズボックス
JP2513656Y2 (ja) 机等のスライドキャップ付き配線ダクトカバ―
JPH045666Y2 (ja)
JP2005054960A (ja) 化粧板固定構造
JP2024032564A (ja) 間仕切装置
JP3134564U (ja) 収納棚
JP3613152B2 (ja) 収納機能付キャビネットの引出し部収納構造
JP3145415U (ja) パチスロ機用キャビネット
JP2005152578A (ja) 家具用棚及び家具
JP4544115B2 (ja) 床置き畳台
JP3985950B2 (ja) シャッタ付きキャビネット

Legal Events

Date Code Title Description
R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 3229353

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250