JP3229175U - 名刺 - Google Patents

Abstract

【課題】同姓同名の使用者がいる場合においても、他の使用者との混同を避けることの可能な名刺を提供する。【解決手段】文字Ｎ、Ｍ、Ｌによる情報が記載された名刺１であって、任意の文字の周縁部に点による識別情報Ｘ、Ｙが付されている。文字の複数に識別情報が付されていて、識別情報を構成する点の大きさが、この点が付される文字毎に異なる。【選択図】図１

Description

本考案は、個人や会社等に関連した文字情報が記載された名刺に関する。

一般に、名刺には、使用者本人を特定するために、個人使用の場合には、使用者本人の名前や住所、あるいは、連絡先等の個人情報に関する文字情報が記載され、また、会社所属の場合には、前述した個人情報に加えて、会社名や会社に関連する文字情報が記載されている（特許文献１参照）。

ところで、同姓同名の使用者、あるいは、同一名称の会社であると、個人使用の場合には、住所と関連付けて使用者を特定し、また、同一名称の会社の場合には、所属する部署等に関連付けて使用者本人を特定している。

実用新案登録第３２１５９２６号公報

しかしながら、名刺を受け取ってから時間が経過すると、名前は覚えているが、使用者と住所や所属部署の関連付けが曖昧となりやすく、名刺と使用者本人の特定ができなくなってしまうことがある。

本考案は、このような名刺の不具合に対処すべくなされたもので、同姓同名の使用者がいる場合においても、他の使用者との混同を避けることの可能な名刺を提供することを解決すべき課題とする。

本考案の名刺は、前述した課題を解決するために、文字による情報が記載された名刺であって、任意の文字の周縁部に点による識別情報が付されていることを特徴とする。

このように構成された名刺は、点からなる識別情報が文字と一体化されて、その文字が、文字としての機能を維持しつつ変形された文字として認識される。

したがって、同姓同名の使用者、あるいは、同一名称の会社であっても、変形された文字によって容易に識別することができる。

前記識別情報は、名刺に記載された文字の複数に付することが好ましい。
これによって、変形された文字数を増やして識別機能を高めることができる。

前記識別情報を構成する点の大きさを、この点が付される文字毎に異ならせることも可能である。

これによって、文字の変形形態を多様化して識別機能をさらに高めることができる。

前記識別情報は文字の上部、下部、側部の何れか一カ所に付すことが好ましい。
これは、一つの文字に付する識別情報を最小限度に止めて、変形される文字が煩雑化することを防止するためである。

前記文字による情報を、氏名、あるいは、組織名に付すことにより、同姓同名の識別や、同一名の会社等の識別をすることができる。

本考案の名刺によれば、同姓同名の使用者、あるいは、同一名称の組織の識別を容易に行なうことができる。

本考案の名刺の一実施形態を示す正面図である。 本考案の名刺の変形例を示す正面図である。 本考案の名刺の変形例を示す正面図である。

以下、本考案の一実施形態について図１を参照して説明する。
図１において符号１は本実施形態の名刺を示す。

この名刺１には、会社名を示す文字Ｍ、個人（使用者）の氏名を示す文字Ｎ、連絡先の情報を示す文字Ｌが記載されている。

そして、本実施形態においては、氏名を示す文字Ｎの周縁部に、点による識別情報Ｘ・Ｙが付されている。

前記識別情報Ｘを構成する点は、姓の二文字目である「花」の文字の右側部に沿い、かつ、上下に間隔をおいて２箇所に付され、また、識別情報Ｙを構成する点は、名の一文字目である「植」の上縁に沿い、かつ、左右方向に間隔をおいて２箇所に付されている。

また、本実施形態においては、識別情報Ｘを構成する点と識別情報Ｙを構成する点の大きさを異ならせた構成としている。

このように構成された本実施形態の名刺１は、点からなる識別情報Ｘ・Ｙが文字Ｎと一体化されて、その文字Ｎが、文字としての機能を維持しつつ変形された文字として認識される。

したがって、同姓同名の使用者であっても、変形された文字によって容易に識別される。

また、前記識別情報Ｘ・Ｙを構成する点の大きさを変えることにより、同一文字であっても異なった変形文字とすることができる。

これに加えて、識別情報Ｘ・Ｙを付する位置を変えることにより（図２参照）、あるいは、付す位置を変えることにより、また、識別情報Ｘ・Ｙを付する文字数を変えることにより、さらに、これらを組み合わせることにより、さらに、一文字の変形可能な量を増やすことができる。

したがって、同姓同名の使用者間における識別作用を確実に実施することができる。

このような識別効果は、図３に示すように、同一名の会社においても、会社名を表示する文字Ｍに識別情報Ｚを付すことにより同様に得られる。

また、前記識別情報Ｘ・Ｙ・Ｚを点としたことにより、これらが付される文字Ｍ・Ｎに対して識別情報Ｘ・Ｙ・Ｚを小さくして、文字本来の機能を損なうことを防止することができる。

なお、前記実施形態や変形例において示した構成は一例であって、名刺１に記載された文字情報に応じて種々変更可能である。

１ 名刺
Ｍ・Ｎ・Ｌ 文字
Ｘ 識別情報
Ｙ 識別情報
Ｚ 識別情報

Claims (6)

1. 文字による情報が記載された名刺であって、任意の文字の周縁部に点による識別情報が付されていることを特徴とする名刺。
2. 前記文字の複数に前記識別情報が付されていることを特徴とする請求項１に記載の名刺。
3. 前記識別情報を構成する点の大きさが、この点が付される前記文字毎に異なることを特徴とする請求項１に記載の名刺。
4. 前記識別情報が前記文字の上部、下部、側部の何れか一カ所に付されていることを特徴とする請求項１ないし請求項３の何れかに記載の名刺。
5. 前記文字による情報が氏名であることを特徴とする請求項１ないし請求項４の何れかに記載の名刺。
6. 前記文字による情報が組織名であることを特徴とする請求項１ないし請求項４の何れかに記載の名刺。