JP3229087B2 - 車両用分離型荷台のテールゲート開閉装置 - Google Patents

車両用分離型荷台のテールゲート開閉装置

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JP3229087B2 JP22333293A JP22333293A JP3229087B2 JP 3229087 B2 JP3229087 B2 JP 3229087B2 JP 22333293 A JP22333293 A JP 22333293A JP 22333293 A JP22333293 A JP 22333293A JP 3229087 B2 JP3229087 B2 JP 3229087B2
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忠義 坂本
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は荷役運搬車両用分離型荷
台のテールゲート開閉装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の開閉装置としては、車体
と荷台が一台のリヤダンプ車の例ではあるが、荷台上部
に一端が支持された支持アームの他端にテールゲートを
固定し、前記支持アームの中間部に、車体シャシー後端
に一端が直接支持された回転アームの他端を支持させて
ホイストシリンダによる荷台の昇降に伴い前記回転アー
ムと支持アームとのリンク機構によりテールゲートを自
動開閉させるものが良く知られている(実開平2−14
5532号公報等参照)。
【0003】一方、テールゲートは荷役積載時、テール
ゲート用フックでその下端を保持されて積荷の落下を防
止し、荷卸し時にはテールゲート用フックのかけはずし
を行い、テールゲートを開閉している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、分離型荷台
においては、前述した車体、荷台一体のリヤダンプ車と
異なり、テールゲート開閉の動力伝達アームの支持点を
車体シャシー側に直結することができない。また、荷台
独自に動力源を持たすことは非常に困難である。そのた
め、荷台に動力装置を備えると、車体が荷台を搭載、分
離するたびに動力供給回路等の連結、分離作業を行なう
必要があり、作業が著しく煩雑化するという問題点があ
った。
【0005】テールゲート保持においては、テールゲー
トを開閉するたびにフックのかけはずしを行う必要があ
り作業性が悪く、自動化するとそのための装置が必要と
なり、価格が高くなり、保守管理も必要となってくると
いう問題点があった。テールゲート開口初期、テールゲ
ートは、各構成部のねじれ、たわみもしくは積荷による
内側からの圧迫等により、テールゲート用フックと干渉
しながら回転すると、その力が各テールゲート開閉装置
にまで支障をきたす可能性がある。これはフックがかけ
はずしのタイプであっても固定であっても、テールゲー
トの動作の問題なので同じである。
【0006】本発明は、かかる問題点に対処するため開
発されたものであって分離型荷台においてテールゲート
の開閉操作を荷台の昇降によって自動的に行わせること
を目的とする。
【0007】上記の目的を達成するための本発明の構成
を実施例に対応する図1乃至図4を用いて説明すると、
本発明に係る車両用分離型荷台のテールゲート開閉装置
は、一端の回転支軸6を中心として荷台10の上部に回
転可能に支持されたアッパアーム2と、該アッパアーム
2を下方に回動させたときに荷台10の後端面と接触
し、かつ荷台10の後端面との間に上部開放で下部接触
のテーパ隙間Aを形成するようにしてアッパアーム2の
他端に上端を支持されたテールゲート1と、荷台10の
後端に固定されて荷台10下降時においてテールゲート
1の下端を保持するテールゲート用フックと、一端の回
転支軸9を中心として荷台10に回転可能に支持された
リフトアーム4と、該リフトアーム4の他端に一端を連
結されるとともに他端をアッパアーム2の中間部に連結
されたプッシュアーム3とを備え、荷台10を上昇させ
る際、リフトアーム4を車体11に係合させ、該車体1
1から作用する反力をリフトアーム4およびプッシュア
ーム3を介してアッパアーム2に伝達し、該アッパアー
ム2を上方に回動させ、その過程でテールゲート用フッ
ク12による保持を解消してテールゲート1を開放する
ことを特徴とする。
【0008】
【作用】そして本発明は上記の手段により荷台が車体よ
り分離されている時及び車載状態で荷台下降時は荷台上
部に支持されたアッパアームは荷台上面と水平となり、
テールゲートは荷台の後端を上方開放の一定角度のテー
パ隙間をもつようにして、荷台の後端を閉鎖し、荷台の
後端に固定されたテールゲート用フックでその下端を保
持されて積荷の落下を防止する。
【0009】一方、荷台が車載され荷卸しのために上昇
している時は、リフトアームが車体後端面と接触し、こ
れにより、プッシュアームを押上げ、テールゲートをこ
れと継がれるアッパアームの荷台への支持点を中心に回
転させ、荷台後端を開放し積荷を落下させる。荷台上昇
初期プッシュアームを押上げ始め、アッパアームが一定
角度回転しテールゲートとアッパアームの接触部が接触
するまでの作用を説明するとアッパアームとテールゲー
トの連結部は、アッパアームと荷台の連結部より下方に
あるため、アッパアームが回転すると、テールゲートと
の連結部は、荷台との連結部と荷台に対し水平となるま
で、テールゲートの上部と共に荷台後方へ離れるように
回転する。
【0010】テールゲートは、アッパアームと隙間があ
るため、アッパアームが回転し始めると、アッパーアー
ムとの連結部を中心として、自重により隙間を埋める方
向へ回転しながらテールゲートの下端は荷台後端を上方
へスライドし、フックブラケットがテールゲート用フッ
ク上方から抜け出す。隙間が埋まると荷台との連結部を
中心としてアッパアームと同じ回転運動に入る。
【0011】なお、荷台上昇終了時において、テールゲ
ートは荷台後端に対して極めて高い位置に保持される。
【0012】
【実施例】以下添付図面に基づいて本発明の一実施例を
説明する。図1に、本発明の分離型荷台を車載して荷台
を降下させている状態を示す。図2に、図1のテールゲ
ートコントロール部拡大図、図3に、荷台が上昇しテー
ルゲートが開口する初期の状態を示す。
【0013】図示のように、テールゲート1は舟底一方
開形の荷台10の上部に一端が回転支軸6にて取付けら
れたアッパアーム2の他端に、回転支軸5により取付け
角一定となるように取付けられる。この時、図2に示す
ように前記テールゲート1と荷台10後端の間には隙間
Aが設けられ、前記テールゲート1とアッパアーム2の
接触面の間には隙間Bが設けられる。
【0014】荷台10の下部には、回転支軸9にてリフ
トアーム4の一端が取付けられる。このリフトアーム4
は、回転支軸9を中心に一定角度だけ回転することで、
車体の後端面に係合してそれ以上の回転が阻止されるよ
うになっている。前記リフトアーム4の他端には、回転
支軸8にてプッシュアーム3の一端が取付けられ、この
プッシュアーム3の他端が前記アッパアーム2の中間部
に回転支軸7にて取付けられる。
【0015】テールゲート用フック12は、荷台10の
外側部に前記テールゲート1のフック用ブラケット1a
を保持するように取付けられる。又、このように構成さ
れた荷台10は、前記回転支軸9をヒンジ点として、車
体の後部に支持され昇降される。次に、図1〜図4に基
づいて本装置の作用を説明する。
【0016】荷台10が車体より分離され自立している
場合及び車載され下降している状態(図1、図2参照)
では、アッパアーム2は荷台10の上面と水平を保ち、
テールゲート1は荷台10の後端を閉鎖し、積荷の落下
を防止する。この時テールゲート1のフック用ブラケッ
ト1aは、荷台10に固定されているフック12に保持
されている。
【0017】荷台10の上昇時(図3参照)において
は、まず、荷台10が荷卸しのための上昇初期に、リフ
トアーム4が車体11後端面と車体係合部4aにて接触
する。さらに荷台10は上昇するが、リフトアーム4は
回転軸9と車体係合部4aでその位置を保持される。続
いてプッシュアーム3は回転支軸8を中心に図3中D方
向へ回転し、これと連結されているアッパアーム2は、
テールゲートと共に、プッシュアーム3に上方向に押さ
れて回転支軸6を中心に図3中C方向へ回転し、荷台1
0の後端はテールゲート1により開放される。
【0018】この時、テールゲート1と荷台10の後端
接触部には、荷こぼれしない程度の上方開放テーパ隙間
Aが開いている。また、回転支軸5は、回転支軸6の高
さまで回転する間、荷台10より上方後部へ離れる。こ
の隙間により、テールゲートがフックに干渉する動作を
しても、フックから外れるまでのテールゲート開閉装置
及び荷台のたわみ、ねじれを吸収する。
【0019】更に、アッパアーム2とテールゲート1接
触部には、下方開放テーパ隙間Bが開いているため、テ
ールゲート1は、回転支軸5を中心とする自重による回
転をしながら上昇し、それに伴い、フック用ブラケット
1aは、荷台10後端とほぼ平行(図3中E方向)にス
ライドしていく。このスライドは、アッパアーム2とテ
ールゲート1接触部のテーパ隙間Aが接触するまで行わ
れ、その後アッパアーム2とテールゲート1と共に回転
支軸6を中心に図3中C方向に回転し、フック12より
外れてから上昇していく。
【0020】荷台10上昇終了時には、テールゲート1
は荷台10の後端に対して、極めて高位置に効果的に保
持される。なお本発明は、上記実施例に限定されず、本
発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々の変更が可能であ
ることは言う迄もない。
【0021】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、下
記のような効果が得られる。 (1)荷台の回転をリンク機構により伝達してテールゲ
ートの開閉に利用する方法を採用しているため、荷台自
体に動力源を必要とせず、荷台の分離、搭載時における
動力供給回路の脱着作業も必要としないため、安価であ
り維持費も少なく、作業性が良い。 (2)本発明による分離型荷台のテールゲート開閉装置
は、テールゲート、アッパアーム、プッシュアーム及び
リフトアームよりなる簡単なリンク機構で構成されるた
め、安価に製作できると共に保守、管理が容易である。 (3)テールゲートが十分な高さまで上るので、荷卸し
た積載物によりできる山の上部をテールゲートで削って
積載物を広範囲に広げることがなく、置場面積を節約で
きる。また、荷台上を落下する積載物がテールゲートに
衝突することがないことから、テールゲート開閉装置を
破損する虞れがない。 (4)テールゲートの保持のフックが固定であるため、
フックのかけはずしの作用及びその自動化装置等が不要
になり、安価であり、保守、管理が容易である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す側面図である。
【図2】本発明のテールゲート部の拡大側面図である。
【図3】本発明のテールゲート部の開口初期の拡大側面
図である。
【図4】本発明の荷台上昇終了時の状態を示す側面図で
ある。
【符号の説明】
1 テールゲート 2 アッパアーム 3 プッシュアーム 4 リフトアーム 6 回転支軸 9 回転支軸 10 荷台
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭57−87728(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60P 1/267 B60P 1/26

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一端の回転支軸を中心として荷台の上部
    に回転可能に支持されたアッパアームと、該アッパアームを下方に回動させたときに 前記荷台の後
    端面と接触し、かつ前記荷台の後端面との間に上部開放
    で下部接触のテーパ隙間を形成するようにして前記アッ
    パアームの他端に上端を支持されたテールゲートと、 前記荷台の後端に固定されて該荷台下降時に前記テール
    ゲートの下端を保持するテールゲート用フックと、 一端の回転支軸を中心として前記荷台に回転可能に支持
    されたリフトアームと、 該リフトアームの他端に一端を連結されるとともに他端
    を前記アッパアームの中間部に連結されたプッシュアー
    ムとを備え、 前記荷台を上昇させる際、前記リフトアームを車体に係
    合させ、該車体から作用する反力を前記リフトアームお
    よび前記プッシュアームを介して前記アッパアームに伝
    達し、該アッパアームを上方に回動させ、その過程で前
    記テールゲート用フックによる保持を解消して前記テー
    ルゲートを開放することを特徴とする車両用分離型荷台
    のテールゲート開閉装置。
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