JP3174597B2 - リフトアップダンプ車のテールゲート開閉装置 - Google Patents

リフトアップダンプ車のテールゲート開閉装置

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JP3174597B2 JP25873491A JP25873491A JP3174597B2 JP 3174597 B2 JP3174597 B2 JP 3174597B2 JP 25873491 A JP25873491 A JP 25873491A JP 25873491 A JP25873491 A JP 25873491A JP 3174597 B2 JP3174597 B2 JP 3174597B2
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孝信 古角
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、荷台をシャシフレーム
に対して傾斜及び昇降するリフトアップダンプ車のテー
ルゲート開閉装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、シャシフレームの上部に荷台を傾
動自在に配設し、シャシフレームと荷台との間に荷台傾
斜手段を設けると共に、荷台の後端にテールゲートを開
閉自在に設け、荷台の後端下部に係止杆をシャシフレー
ムの左右方向の軸線のまわりに回動自在に配設し、テー
ルゲートの下部に係止杆の一端に係脱する係止ピンを設
け、シャシフレームに係止杆の回動を阻止するストッパ
を設け、荷台と係止杆との間に係止杆の他端をストッパ
に向って付勢する付勢手段を設けたダンプ車のテールゲ
ート開閉装置が知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来のダン
プ車のテールゲート開閉装置では、荷台の荷台傾斜手段
によるシャシフレームに対する傾斜に際し、係止杆の他
端が荷台のシャシフレームに対する傾斜に伴ってストッ
パより離脱すると同時に、係止杆が付勢手段の付勢力に
より回動し、係止杆の一端がテールゲートの下部の係止
ピンの係止を解除し、テールゲートがその自重により荷
台の後端に対して回動し、荷台のテールゲートを開放す
るようにしたにすぎないものであった。
【0004】本発明の目的は、上述する問題点に対処し
て、荷台をシャシフレームに対して前上がりに傾斜した
ダンプ状態とした時には、従来のものと同様に、荷台の
テールゲートを開放し、荷台をシャシフレームに対して
水平状態で全体上昇したリフトアップ状態とした時に
は、荷台のテールゲートを閉鎖したままの状態として、
テールゲートのばたつきによる積載物の落下を防止する
ことが可能なリフトアップダンプ車のテールゲート開閉
装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明のリフトアップダ
ンプ車のテールゲート開閉装置は、シャシフレームの上
部に荷台を傾動・全体昇降移動自在に配設し、前記荷台
の後端にテールゲートを開閉自在に設け、前記荷台の後
端下部に係止杆を前記シャシフレームの左右方向の軸線
のまわりに回動自在に配設すると共に、前記テールゲー
トの下部に前記係止杆に係脱する第1の係合体を設け、
前記シャシフレームに、前記係止杆が前記第1の係合体
との係合解除方向へ回動するのを阻止するストッパを設
け、前記荷台と前記係止杆との間に前記係止杆を前記ス
トッパに向って付勢する第1の付勢手段を設け、前記荷
台の下部に、第1の係合体を係止した係止杆に係脱する
よう回動すると共に、係止杆との係合時に該係止杆が前
記第1の係合体との係合解除方向へ回動するのを阻止す
るリフトロックレバーを配設し、前記シャシフレーム
に、前記リフトロックレバーに係合して、該リフトロッ
クレバーが前記係止杆との係合方向に回動するのを阻止
する第2の係合体を設け、前記荷台と前記リフトロック
レバーとの間に、前記リフトロックレバーを前記係止杆
との係合方向に付勢する第2の付勢手段を設けたことを
特徴とする構成を有するものである。
【0006】
【作用】シャシフレームの上部に配設した荷台をシャシ
フレームに対して前上がりに傾斜したダンプ状態とする
と、荷台の後端下部に回動自在に配設した係止杆がシャ
シフレームに設けたストッパより離脱すると同時に、係
止杆が第1の付勢手段の付勢力により回動するが、リフ
トロックレバーが第2の付勢手段の付勢力によりシャシ
フレームに設けた第2の係合体に当接したままの状態
維持し、係止杆がテールゲートに設けた第1の係合体の
係止を解除し、この結果、テールゲートがその自重によ
り荷台の後端に対して回動し、荷台のテールゲートを開
放する。
【0007】また、荷台をシャシフレームに対して水平
状態のまま全体上昇したリフトアップ状態とすると、係
止杆が荷台の上昇に伴ってストッパより離脱する、リ
フトロックレバーが、第2の係合体より離脱した結果
第2の付勢手段の付勢力により回動して係止杆に係合
、係止杆が第1の係合体との係合を解除する方向に回
動するのを阻止し、係止杆が第1の係合体を係止した状
態を維持し、荷台のテールゲートが閉鎖したままの状態
となる。
【0008】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳細
に説明する。
【0009】図1において、1はシャシフレームであ
り、シャシフレーム1の上部には荷台2が傾動・全体
降移動自在に配設され、荷台2の後端にはテールゲート
3が開閉自在に設けられ、荷台2の後端下部には係止杆
としてロックアーム4がシャシフレーム1の左右方向の
軸線のまわりに回動自在に配設されると共に、ロックア
ーム4の下方において、荷台2の下部にはリフトロック
レバー5が回動自在に配設され、テールゲート3の下部
にはロックアーム4の一端に係脱する第1の係合体とな
る係止ピン6が設けられている。
【0010】シャシフレーム1には、図1に示すよう
に、ロックアーム4の回動を阻止するストッパとしてボ
ルト7が設けられると共に、荷台2とロックアーム4と
の間にはロックアーム4の他端をボルト7に向って付勢
する第1の付勢手段として引張コイルバネ8が設けら
れ、シャシフレーム1の後端にはリフトロックレバー5
の一端に係合する第2の係合体となる係合ピン9が設け
られ、荷台2とリフトロックレバー5との間にはリフト
ロックレバー5の他端をロックアーム4に向って付勢す
る第2の付勢手段として引張コイルバネ10が設けられ
ている。
【0011】シャシフレーム1の上部には、図1に示す
ように、サブフレーム11が配設されると共に、サブフ
レーム11の上部にはシャシフレーム1の長手方向に沿
って互いに平行な第1のガイドレール12,12がそれ
ぞれ配設され、サブフレーム11の後端部には荷台2の
後端下部がヒンジ13を介して回動自在に連結されてい
る。
【0012】荷台2の下部には、図1に示すように、第
1のガイドレール12,12の内側に長手方向に沿って
互いに平行な第2のガイドレール14,14がそれぞれ
配設され、荷台2の後端寄りの下部には第2のガイドレ
ール14の外側に下方に向って垂下したブラケット15
が設けられ、ブラケット15には外方に向って突出した
支持ピン16が固定されると共に、ブラケット15の下
端寄りには外方に向って突出した支持ピン17が固定さ
れている。
【0013】ブラケット15の支持ピン16の上部に
は、図1に示すように、外方に向って張出した受け板1
8が固定され、受け板18の後端寄りには斜め下方に向
って傾斜した傾斜部19が形成されると共に、受け板1
8の前端には、図2に示すように、下方に向って折曲し
た垂下片20が形成され、受け板18の傾斜部19には
係止孔が設けられ、受け板18の垂下片20には係止孔
が設けられている。
【0014】ブラケット15の外側には、図1に示すよ
うに、ロックアーム4が配置され、ロックアーム4の長
手方向中央付近には保持体21が固定され、保持体21
には、図2に示すように、ロックアーム4の両側に側壁
22,22がそれぞれ形成され、保持体21の側壁2
2,22に設けた支持孔にはブラケット15の支持ピン
16が挿通され、ブラケット15の支持ピン16の先端
寄りにはワッシャ23が嵌合され、保持体21はブラケ
ット15の支持ピン16に対して抜止ピン(図示せず)
により係止され、ロックアーム4は保持体21を介して
ブラケット15の支持ピン16に回動自在に支持されて
いる。
【0015】ロックアーム4の一端には、図1に示すよ
うに、下方に向って屈曲したフック24が形成され、ロ
ックアーム4の保持体21とフック24との間の上面に
は上方に向って突出した受け片25が設けられると共
に、ロックアーム4の受け片25には係止孔が設けられ
ている。
【0016】ブラケット15の受け板18の傾斜部19
とロックアーム4の受け片25との間には、図1に示す
ように、引張コイルバネ8が配置され、引張コイルバネ
8の一端がブラケット15の受け板18の傾斜部19の
係止孔に引掛けられると共に、引張コイルバネ8の他端
がロックアーム4の受け片25の係止孔に引掛けられ、
ロックアーム4の一端寄りが引張コイルバネ8により荷
台2に向って上方に常時引張られている。
【0017】ブラケット15の下端寄りの外側には、図
1に示すように、ロックアーム4の下部に臨んでリフト
ロックレバー5が配置され、リフトロックレバー5の一
端寄りに設けた貫通孔には、図2に示すように、カラー
26が固定され、リフトロックレバー5のカラー26に
はブラケット15の支持ピン17が挿通され、ブラケッ
ト15の支持ピン17の先端寄りにはワッシャ27が嵌
合され、リフトロックレバー5の一端には、図3に示す
ように、内方に向って折曲した張出部28が形成される
と共に、リフトロックレバー5の張出部28の先端には
後方に向って折曲した当接片29が形成され、リフトロ
ックレバー5の他端寄りの側部には外方に向って膨出し
た受け部材30が固定され、受け部材30には係止孔が
設けられ、カラー26はブラケット15の支持ピン17
に対して抜止ピン(図示せず)により係止され、リフト
ロックレバー5はカラー26を介してブラケット15の
支持ピン17に回動自在に支持されている。
【0018】ブラケット15の受け板18の垂下片20
とリフトロックレバー5の受け部材30との間には、図
1に示すように、引張コイルバネ8の引張力よりも強い
引張力の引張コイルバネ10が配置され、引張コイルバ
ネ10の一端がブラケット15の受け板18の垂下片2
0の係止孔に引掛けられると共に、引張コイルバネ10
の他端がリフトロックレバー5の受け部材30の係止孔
に引掛けられ、リフトロックレバー5の他端が引張コイ
ルバネ10により荷台2に向って上方に常時引張られて
いる。
【0019】サブレーム11の後端には、図1に示すよ
うに、ヒンジ13の支持ピン31と同一中心軸線上に係
合ピン9が設けられ、係合ピン9にはリフトロックレバ
ー5の当接片29が引張コイルバネ10の引張力により
当接され、係合ピン9はリフトロックレバー5の引張コ
イルバネ10の引張力によるブラケット15の支持ピン
17に対する回動を阻止するようになっている。
【0020】荷台2の後端には、図1に示すように、テ
ールゲート3が配置され、テールゲート3の下部には、
図2に示すように、下方に向って垂下した一対の支持板
32,32がそれぞれ設けられ、支持板32と支持板3
2との間には水平方向に係止ピン6が横架され、テール
ゲート3の上部両端は荷台2の後端にヒンジ(図示せ
ず)により回動自在に装着されている。
【0021】荷台2の後端下部には、図1に示すよう
に、後板33が配設され、後板33には、図2に示すよ
うに、下方に向って開口する切欠部34が形成され、ブ
ラケット15の後縁寄りの外側には後板33の切欠部3
4を通って後方に突出した係合板35が設けられ、係合
板35には後方に向って開口する嵌合凹部36が形成さ
れ、係合板35の嵌合凹部36にはテールゲート3の係
止ピン6が嵌入されている。
【0022】テールゲート3の下部の係止ピン6には、
図1に示すように、ロックアーム4のフック24が引掛
けられて係止され、テールゲート3の係止ピン6はロッ
クアーム4のフック24及び係合板35により荷台2に
対して固縛され、荷台2の後端がテールゲート3により
閉鎖されている。
【0023】第1のガイドレール12の外側には、図1
に示すように、ロックアーム4の他端に臨んでひじ板3
7が配設され、ひじ板37の垂直壁38の上縁には外方
に向って折曲した水平壁39が形成され、ひじ板37の
水平壁39にはねじ孔40が設けられ、ひじ板37の水
平壁39のねじ孔40にはボルト7が螺着され、ボルト
7はひじ板37の水平壁39にナット41により固定さ
れている。
【0024】ボルト7の頭部42には、図1に示すよう
に、ロックアーム4の他端が引張コイルバネ8の引張力
により当接され、ボルト7はロックアーム4の引張コイ
ルバネ8の引張力によるブラケット15の支持ピン16
に対する回動を阻止するようになっている。
【0025】第1のガイドレール12には荷台2をシャ
シフレーム1に対して傾斜あるいは昇降するための油圧
シリンダ43(図5参照)の基端が回動自在に設けられ
ると共に、第1のガイドレール12と第2のガイドレー
ル14との間には荷台2をシャシフレーム1の上部に対
して水平状態のまま昇降するための第1の支持部材44
と第2の支持部材45とからなる昇降機構46(図7参
照)が設けられ、油圧シリンダ43のピストンロッド4
7の先端が昇降機構46の第2の支持部材45に回動自
在に連結され、油圧シリンダ43のシリンダチューブに
は圧油を供給するための油圧供給手段として油圧ポンプ
(図示せず)が連絡されている。
【0026】次に、この実施例の作用について説明す
る。
【0027】まず、荷台2が図4に示すシャシフレーム
1の上部に下降した状態の位置から、荷台2を図5に示
すシャシフレーム1に対して前上がり傾斜したダンプ状
態とすると、ロックアーム4の他端が荷台2のシャシフ
レーム1に対する傾斜に伴ってボルト7の頭部42より
上方に向って離脱し、ロックアーム4が引張コイルバネ
8の引張力によりブラケット15の支持ピン16に対し
て図1の反時計方向に回動し、図6に示すように、リフ
トロックレバー5の当接片29が引張コイルバネ10の
引張力により係合ピン9に当接したままの状態を維持
し、ロックアーム4の他端寄りの下面がリフトロックレ
バー5の他端のコーナー部に当接し、リフトロックレバ
ー5がロックアーム4の引張コイルバネ8によるブラケ
ット15の支持ピン16に対する回動を阻止し、リフト
ロックレバー5はブラケット15の支持ピン17に対し
て回動しない。
【0028】ロックアーム4の引張コイルバネ8による
ブラケット15の支持ピン16に対する回動により、図
6に示すように、ロックアーム4のフック24がテール
ゲート3の係止ピン6の係止を解除し、テールゲート3
がその自重により荷台2の後端に対して回動すると同時
に、テールゲート3の係止ピン6が係合板35の嵌合凹
部36より後方に向って抜外れ、荷台2のテールゲート
3を開放する。
【0029】また、荷台2がシャシフレーム1に対して
図5に示す前上がりに傾斜したダンプ状態の位置から、
荷台2を図4に示すシャシフレーム1の上部に向って下
降すると、テールゲート3がその自重により荷台2の後
端に向って回動すると同時に、テールゲート3の係止ピ
ン6が係合板35の嵌合凹部36に入込み、ロックアー
ム4の他端が荷台2のシャシフレーム1の上部への下降
に伴ってボルト7の頭部42に当接し、ロックアーム4
が引張コイルバネ8の引張力に抗しながらブラケット1
5の支持ピン16に対して図6の時計方向に回動し、図
1に示すように、ボルト7がロックアーム4の引張コイ
ルバネ8によるブラケット15の支持ピン16に対する
回動を阻止し、リフトロックレバー5の当接片29が引
張コイルバネ10の引張力により係合ピン9に当接した
ままの状態を維持し、リフトロックレバー5はブラケッ
ト15の支持ピン17に対して回動しない。
【0030】ロックアーム4のボルト7によるブラケッ
ト15の支持ピン16に対する回動により、図1に示す
ように、ロックアーム4のフック24がテールゲート3
の係止ピン6を引掛けて係止し、テールゲート3の下部
の係止ピン6をロックアーム4のフック24及び係合板
35により荷台2に対して固縛し、荷台2のテールゲー
ト3をロックアーム4により閉鎖する。
【0031】さらに、荷台2が図4に示すシャシフレー
ム1の上部に下降した状態の位置から、荷台2を図7に
示すシャシフレーム1に対して水平状態のまま上昇した
リフトアップ状態とすると、ロックアーム4の他端が荷
台2のシャシフレーム1に対する上昇に伴ってボルト7
の頭部42より上方に向って離脱すると同時に、リフト
ロックレバー5の当接片29が係合ピン9より上方に向
って離脱し、リフトロックレバー5が引張コイルバネ1
0の引張力によりブラケット15の支持ピン17に対し
て図1の時計方向に回動する。
【0032】リフトロックレバー5の引張コイルバネ1
0によるブラケット15の支持ピン17に対する回動に
より、図8に示すように、リフトロックレバー5の他端
のコーナー部がロックアーム4の他端寄りの下面に当接
し、引張コイルバネ10がリフトロックレバー5を介し
てロックアーム4の引張コイルバネ8によるブラケット
15の支持ピン16に対する回動を阻止し、ロックアー
ム4のフック24がテールゲート3の係止ピン6を引掛
けて係止した状態を維持し、荷台2のテールゲート3を
ロックアーム4により閉鎖したままの状態となる。
【0033】荷台2が図7に示すシャシフレーム1に対
して水平状態のまま上昇したリフトアップ状態の位置か
ら、荷台2を図4に示すシャシフレーム1に上部に向っ
て下降すると、ロックアーム4の他端が荷台2のシャシ
フレーム1の上部への下降に伴ってボルト7の頭部42
に当接すると同時に、リフトロックレバー5の当接片2
9が係合ピン9に当接し、リフトロックレバー5が引張
コイルバネ10の引張力に抗しながらブラケット15の
支持ピン17に対して図8の反時計方向に回動する。
【0034】リフトロックレバー5の係合ピン9による
ブラケット15の支持ピン17に対する回動により、図
1に示すように、リフトロックレバー5の他端のコーナ
ー部がロックアーム4の他端寄りの下面より下方に向っ
て離脱し、ボルト7がロックアーム4の引張コイルバネ
8によるブラケット15の支持ピン16に対する回動を
阻止し、ロックアーム4のフック24がテールゲート3
の係止ピン6を引掛けて係止した状態を維持し、荷台2
のテールゲート3をロックアーム4により閉鎖したまま
の状態となる。
【0035】
【発明の効果】以上に述べたように、本発明のリフトア
ップダンプ車のテールゲート開閉装置によれば、荷台を
シャシフレームに対して前上がりに傾斜したダンプ状態
とすると、係止杆が荷台の傾斜に伴ってストッパより離
脱するので、係止杆は第1の付勢手段の付勢力により回
動するが、リフトロックレバーは第2の付勢手段の付勢
力により第2の係合体に当接したままの状態となるの
で、リフトロックレバーが係止杆の第1の付勢手段によ
る回動の邪魔をすることがなく、係止杆が第1の係合体
の係止を解除し、この結果、テールゲートがその自重に
より荷台の後端に対して回動し、荷台のテールゲートを
開放することができる。
【0036】また、荷台をシャシフレームに対して水平
のまま全体上昇したリフトアップ状態とした時には、係
止杆が荷台の上昇に伴ってストッパより離脱する、リ
フトロックレバーも同時に第2の係合体より離脱するの
で、リフトロックレバーは第2の付勢手段の付勢力によ
第1の係合体を係止している係止杆と係合するよう回
動して、係止杆が第1の係合体との係合を解除する方向
へ回動するのを阻止し、このため、荷台のテールゲート
は閉鎖したままの状態に維持されて、振動等によりテー
ルゲートがばたついて積載物が落下するのを防止するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例のリフトアップダンプ車のテー
ルゲート開閉装置の要部切断正面図
【図2】図1の要部側断面図
【図3】ロックアームとリフトロックレバーとの配置状
態を示す要部平面図
【図4】テールゲート開閉装置を備えたリフトアップダ
ンプ車の概略正面図
【図5】荷台のシャシフレームに対するダンプ状態を示
すリフトアップダンプ車の概略正面図
【図6】荷台のシャシフレームに対するダンプ時のテー
ルゲートの開放状態を示す要部切断正面図
【図7】荷台のシャシフレームに対するリフトアップ状
態を示すリフトアップダンプ車の概略正面図
【図8】荷台のシャシフレームに対するリフトアップ時
のテールゲートの閉鎖状態を示す要部切断正面図
【符号の説明】
1 シャシフレーム 2 荷台 3 テールゲート 4 ロックアーム 5 リフトロックレバー 6 係止ピン 7 ボルト 8 引張コイルバネ 9 係合ピン 10 引張コイルバネ 11 サブフレーム 12 第1のガイドレール 13 ヒンジ 14 第2のガイドレール 15 ブラケット 16 支持ピン 17 支持ピン 18 受け板 19 傾斜部 20 垂下片 21 保持体 22 側壁 23 ワッシャ 24 フック 25 受け片 26 カラー 27 ワッシャ 28 張出部 29 当接片 30 受け部材 31 支持ピン 32 支持板 33 後板 34 切欠部 35 係合板 36 嵌合凹部 37 ひじ板 38 垂直壁 39 水平壁 40 ねじ孔 41 ナット 42 頭部 43 油圧シリンダ 44 第1の支持部材 45 第2の支持部材 46 昇降機構 47 ピストンロッド
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60P 1/273 B60P 1/267

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シャシフレームの上部に荷台を傾動・
    昇降移動自在に配設し、前記荷台の後端にテールゲー
    トを開閉自在に設け、前記荷台の後端下部に係止杆を前
    記シャシフレームの左右方向の軸線のまわりに回動自在
    に配設すると共に、前記テールゲートの下部に前記係止
    杆に係脱する第1の係合体を設け、前記シャシフレーム
    に、前記係止杆が前記第1の係合体との係合解除方向へ
    回動するのを阻止するストッパを設け、前記荷台と前記
    係止杆との間に前記係止杆を前記ストッパに向って付勢
    する第1の付勢手段を設け、前記荷台の下部に、前記第
    1の係合体を係止した係止杆に係脱するよう回動すると
    共に、前記係止杆との係合時に、該係止杆が前記第1の
    係合体との係合解除方向へ回動するのを阻止するリフト
    ロックレバーを配設し、前記シャシフレームに、前記リ
    フトロックレバーに係合して、該リフトロックレバーが
    前記係止杆との係合方向に回動するのを阻止する第2の
    係合体を設け、前記荷台と前記リフトロックレバーとの
    間に、前記リフトロックレバーを前記係止杆との係合方
    向に付勢する第2の付勢手段を設けたことを特徴とする
    リフトアップダンプ車のテールゲート開閉装置。
JP25873491A 1991-09-11 1991-09-11 リフトアップダンプ車のテールゲート開閉装置 Expired - Fee Related JP3174597B2 (ja)

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