JP3228824U - 飾り台 - Google Patents
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Abstract
【課題】節句人形などの飾り物の収納スペースや飾った時のスペースのさらなる省スペース化が可能な飾り台を提供する。【解決手段】飾り台10は、飾り物22を載置するための複数の飾り板12と、複数の飾り板の各々が嵌合可能な複数の嵌合孔18が形成され、鉛直方向に対して傾斜した傾斜壁部16を有する支持構造物14と、を備え、複数の飾り板の各々は、複数の嵌合孔に嵌合可能な嵌合部を有し、該嵌合部が複数の嵌合孔に嵌合された状態で、複数の飾り板は夫々異なる高さに配置され、かつ、平面視で互いに重なり合うように配置される。【選択図】図3
Description
本開示は、祝いの品などを飾る飾り台に関する。
日本では、江戸時代から、5節句と称して、祝い品や子供のお守りを飾って子供の無事な成長を祈願する行事が行われている。例えば、正月には、羽子板や破魔弓を飾り、3月の桃の節句ではひな人形を飾り、5月の端午の節句では五月人形を飾っている。しかし、核家族化が進み、都市部への人口集中が進んでいる現代では、住宅事情から、収納スペースや飾り用スペースの確保が難しくなってきている。この問題を解決するため、例えば、特許文献1では、収納箱を階段状にして収納箱と飾り台を兼用可能にし、かつ一般の室内用飾り台にも兼用できる伸長式飾り台を提案している。また、特許文献2には、節句人形の収納容器と飾り台とに兼用可能であり、外側表面に高級感をもたせた櫃が提案されている。
特許文献1に記載された飾り台は、収納時のスペースをひな人形を飾るために組み立てたときと比べて何分の一かに縮小できるが、依然として一定以上の収納スペースや飾りスペースを必要とする。また、特許文献2に記載された飾り台も収納スペースを収納時に本来櫃がもつ容積以下の容積に縮小することはできない。従って、最終的な解決策にはなっていない。
本開示は、節句人形などの飾り物の収納スペースや飾った時のスペースのさらなる省スペース化が可能な飾り台を提案することを目的とする。
本開示に係る一態様の飾り台は、飾り物を載置するための複数の飾り板と、前記複数の飾り板の各々が嵌合可能な複数の嵌合孔が形成され、鉛直方向に対して傾斜した傾斜壁部を有する支持構造物と、を備え、前記複数の飾り板の各々は、前記複数の嵌合孔に嵌合可能な嵌合部を有し、該嵌合部が前記複数の嵌合孔に嵌合された状態で、前記複数の飾り板は夫々異なる高さに配置され、かつ平面視で互いに重なり合うように配置される。
本開示に係る一態様の飾り台によれば、組立てが容易でコンパクト化が可能になると共に、配置スペースを縮小できる。また、必要な飾り面の面積を確保できるため、節句人形と共に、別な飾り物も置くことができる。
以下、添付図面を参照して本考案の幾つかの実施形態について説明する。ただし、実施形態として記載され又は図面に示されている構成部品の寸法、材質、形状、その相対的配置等は、本考案の範囲をこれに限定する趣旨ではなく、単なる説明例にすぎない。
例えば、「ある方向に」、「ある方向に沿って」、「平行」、「直交」、「中心」、「同心」或いは「同軸」等の相対的或いは絶対的な配置を表す表現は、厳密にそのような配置を表すのみならず、公差、若しくは、同じ機能が得られる程度の角度や距離をもって相対的に変位している状態も表すものとする。
例えば、「同一」、「等しい」及び「均質」等の物事が等しい状態であることを表す表現は、厳密に等しい状態を表すのみならず、公差、若しくは、同じ機能が得られる程度の差が存在している状態も表すものとする。
例えば、四角形状や円筒形状等の形状を表す表現は、幾何学的に厳密な意味での四角形状や円筒形状等の形状を表すのみならず、同じ効果が得られる範囲で、凹凸部や面取り部等を含む形状も表すものとする。
一方、一つの構成要素を「備える」、「具える」、「具備する」、「含む」、又は「有する」という表現は、他の構成要素の存在を除外する排他的な表現ではない。
例えば、「ある方向に」、「ある方向に沿って」、「平行」、「直交」、「中心」、「同心」或いは「同軸」等の相対的或いは絶対的な配置を表す表現は、厳密にそのような配置を表すのみならず、公差、若しくは、同じ機能が得られる程度の角度や距離をもって相対的に変位している状態も表すものとする。
例えば、「同一」、「等しい」及び「均質」等の物事が等しい状態であることを表す表現は、厳密に等しい状態を表すのみならず、公差、若しくは、同じ機能が得られる程度の差が存在している状態も表すものとする。
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一方、一つの構成要素を「備える」、「具える」、「具備する」、「含む」、又は「有する」という表現は、他の構成要素の存在を除外する排他的な表現ではない。
図1〜図3は、一実施形態に係る飾り台10を示す斜視図であり、組立順に従って図番を付している。即ち、図1は組立前の状態を示し、図2は、組立後の飾り台10を示し、図3は、組立後の飾り台10に飾り物を載置した状態を示している。図1〜図3は、飾り台10を前方側、即ち鑑賞する側から視た斜視図である。図4は、組立後の飾り台10を背面側(鑑賞側と反対側)から視た斜視図である。
飾り台10は、飾り物を載置するための複数の飾り板12と、複数の飾り板12が取り付けられる支持構造物14を備えている。支持構造物14は鉛直方向に対して傾斜した傾斜壁部16を備え、傾斜壁部16には複数の嵌合孔18が形成されている。各飾り板12は各嵌合孔18嵌合可能な嵌合部20(図4参照)を有し、嵌合部20が各嵌合孔18に嵌合されることで飾り板12が支持構造物14に取り付けられる。複数の飾り板12の嵌合部20が嵌合孔18に嵌合された状態で、複数の飾り板12は夫々異なる高さに配置されると共に、平面視で互いに重なり合うように配置される。
このように、嵌合孔18に飾り板12を嵌合するだけで飾り台10を容易に組み立てることができる。飾り台10は基本的に支持構造物14及び複数の飾り板12のみで構成されているため、コンパクト化が可能になる。また、複数の飾り板12は支持構造物14に夫々異なる高さに取り付けられるため、各飾り板12の上面に飾り物を置く空間を確保できる。さらに、嵌合孔18に嵌合する飾り板12の数を調節することで、必要な飾り面の面積を確保できる。複数の飾り板12は、平面視で互いに重なり合うように配置されるため、水平方向の配置スペースを縮小できる。このように、場所を取らないため、節句人形を飾る時期が終わっても飾り台を収納せずに、別な飾り物を飾っておくこともできる。
図3は、飾り板12に飾り物として例示的にひな人形22を載置した例を示しているが、ひな人形22以外に羽子板24も飾られている。必要に応じて、支持構造物14に取り付ける飾り板12の数を調節することで、節句人形以外の祝い品や飾り物を飾って置くこともできる。図示の実施形態では、飾り板12の上面に毛氈26を敷き詰めて華やかさを出している。
図5は、飾り台10の組立前の支持構造物14の側面図である。一実施形態では、支持構造物14は、第1板部30と第2板部32とで構成され、第1板部30は複数の嵌合孔18が形成された傾斜壁部16を有する。第1板部30と第2板部32とは一端側同士で第1ヒンジ部34を介して互いに回動可能に結合されている。第1ヒンジ部34を含む面(傾斜壁部16の表面に沿う面)内において、第1ヒンジ部34から第1板部30の他端部30bまでの長さL1は、第1ヒンジ部34から第2板部32の他端部32bまでの長さL2より長くなるように構成されている。
このような構成によれば、支持構造物14の主要な構成物が第1板部30及び第2板部32のみで構成されるため、支持構造物14を軽量化かつコンパクト化できると共に、飾り台10の省スペース化が可能になる。また、図4に示すように、組立時に、第1板部30と第2板部32との間に所定の開き角αをもたせ、傾斜壁部16の表面が上下方向を向くように立設したとき、長さL2<長さL1であるため、第1板部30を鉛直方向に対して傾斜して配置できる。これによって、第1板部30及び第2板部32を安定して据え付けでき、倒れを抑制できる。また、図5に示すように、収納時に、第1板部30と第2板部32との開き角αを零にし、互いに平行となるように畳むことで、従来と比べて収納時のスペースを各段に縮小できる。
図4に示す例示的な実施形態では、第1板部30及び第2板部32は、長方形の板状体で構成されている。第1板部30及び第2板部32の幅はほぼ同一である。第2板部32は外縁部のみからなり内側が空間を形成しているため軽量化できる。図5に示すように、第1板部30は、飾り板12が取り付けられるため、第2板部32より大きな強度を必要とし、第2板部32より大きな板厚を有する。
図5に示す例示的な実施形態では、第1ヒンジ部34は実質的に第1板部30の一端部30aと第2板部32の一端部32aに取り付けられている。別な実施形態では、第1ヒンジ部34を第1板部30の端部30aから長手方向に離れた位置に配置できる。また、飾り板12、第1板部30及び第2板部32を檜などの木材を使用することで、軽量感を出すことができる。
図2に示す例示的な実施形態では、複数の飾り板12は長方形をなし、同一の形状及び大きさを有する。複数の飾り板12の両側短辺は、正面(鑑賞側)視で同一位置に重なるように揃えられ、かつ第1板部30の鉛直方向に対する傾斜に従って、長方形の両側長辺は平面視で平行にずれて配置されている。このように配置されるため、水平方向のスペースを広げることなく、各飾り板12の上面に形成される陳列空間を確保できる。
一実施形態では、図1に示すように、支持構造物14が上下方向に立った状態において、第1板部30の傾斜壁部16に形成された複数の嵌合孔18は、水平方向に沿って延在するスリット状貫通孔で形成され、かつ高さ方向に互いに間隔を置いて並列に配置される。これによって、各嵌合孔18に嵌合される複数の飾り板12は、夫々異なる高さに配置でき、各飾り板12上で飾り物の配置スペースを確保できる。また、複数の嵌合孔18の数及び嵌合孔18間の間隔を適宜選択して配置すると共に、飾り板12の嵌合部20を嵌合する嵌合孔18を適宜選択することで、支持構造物14に取り付ける飾り板12の数及び取付場所を選択できる。
図1に示す例示的な実施形態では、複数の嵌合孔18は水平方向に延在する直線状のスリット状貫通孔で構成され、各嵌合孔18は平行に配置され、各嵌合孔18間の間隔は等間隔に配置されている。さらに、各嵌合孔18は同一形状及び同一大きさを有している。
図6は、一実施形態に係る飾り板12を示す斜視図である。飾り板12の嵌合部20は、飾り板12の側端面12aの少なくとも一部から飾り板12の表裏面に沿う方向に突出した板状体で構成されている。このように、嵌合部20が飾り板12の表裏面に沿う方向に突出しているので、作業員が飾り板12を持って嵌合部20を嵌合孔18に挿入するのが容易になる。
一実施形態では、嵌合部20は、飾り板12の長辺から飾り板12の表裏面に沿う方向に突出した長方形の板状体で構成されている。飾り板12及び嵌合部20の表裏面は、段差なく連続した面を構成し、飾り板12と嵌合部20とは同一板厚を有する。嵌合孔18の幅と嵌合部20の板厚との関係は、嵌合部20が嵌合孔18に挿入しやすく、かつ嵌合部20が嵌合孔18に挿入されたとき、ぐらぐらしないように選択される。
図6に示す例示的な実施形態では、嵌合部20は飾り板12の長辺中央部から飾り板12の表裏面に沿う方向に突出した長方形の板状体で構成されている。また、複数の飾り板12の嵌合部20は同一形状及び同一大きさを有する。これによって、複数の嵌合孔18が同一形状及び同一大きさを有する場合、複数の嵌合部20は任意の嵌合孔18に嵌合でき、特定の嵌合孔18を選ぶ必要がない。
一実施形態では、図4に示すように、第1ヒンジ部34を中心とした第1板部30及び第2板部32がなす開き角αを規定するためのストッパ40を備えている。ストッパ40によって所望の開き角に固定できるため、第1板部30及び第2板部32を上下方向の安定した立ち姿勢で据え付けできる。
一実施形態では、開き角α及び長さL1及びL2の大小関係を適宜選択することで、第1板部30を鉛直方向に対して傾斜するように配置し、かつ第2板部32を鉛直方向に沿って配置することができる。このように、第2板部32を鉛直方向に沿って配置できるため、支持構造物14の設置スペースを縮小できる。例えば、第2板部32を室内の壁面に隙間なく接するように配置できるため、飾り台10の設置スペースを縮小できる。
図4に示す例示的な実施形態では、ストッパ40は棒状体で構成され、横断面が矩形を有する。
図4に示す例示的な実施形態では、ストッパ40は棒状体で構成され、横断面が矩形を有する。
一実施形態では、図4に示すように、ストッパ40の一端部は第1板部30又は第2板部32の一方に第2ヒンジ部42を介して回動可能に結合され、第1板部30又は第2板部32の他方に突起部44が設けられる。第1板部30と第2板部32とが閉じられ、開き角θが零となったとき、突起部44が嵌合可能なストッパ40の部位に凹部46が形成されている。飾り台10を組み立てるとき、第1ヒンジ部34を中心にストッパ40を回動して凹部46を突起部44に嵌合させるだけで、第1板部30及び第2板部32を所定の開き角αに固定した状態とすることができる。また、飾り台10を収納するときは、凹部46から突起部44を外すだけで、開き角αが解除できる。これによって、開き角αが零になるように第1板部30と第2板部32とを互いに閉じることができる。従って、飾り台10の組立又は収納が容易になる。
図4に示す実施形態では、第2ヒンジ部42が第1板部30の裏面に取り付けられ、突起部44が第2板部32に取り付けられているが、第2ヒンジ部42が第2板部32に取り付けられ、突起部44が第1板部30の裏面に取り付けられていてもよい。
図4に示す例示的な実施形態では、ストッパ40は、ストッパ本体に対して直交する方向に延在する支持部48がストッパ本体に結合され、ストッパ本体は支持部48を介して第2ヒンジ部42に取り付けられている。また、突起部44は第2板部32の外縁を形成する枠体の内側面から内側空間へ突出したボルトで構成されている。
図7は、第1板部30及び第2板部32の収納時の状態を示す背面図である。図7に示すように、飾り台10の収納時に、第1板部30と第2板部32とを開き角αが零となるように互いに平行に畳み、かつストッパ40を第1ヒンジ部34を中心に回動して第1板部30の裏面に平行に配置させることで、支持構造物14を薄い板状となるように折り畳むことができる。
一実施形態では、開き角αを零にし、ストッパ40を第1板部30の背面に接するように配置したとき、ストッパ40には突起部44を嵌合可能な凹部52が形成されている。収納時に、突起部44を凹部52に嵌合させることで、第2板部32を第1板部30の背面に当接できる。これによって、図5に示すように、第1板部30及び第2板部32の板厚のみの厚さに折り畳むことができる。従って、従来と比べて、飛躍的に収納スペースを縮小できる。
図8は、第1板部30の傾斜隔壁16形成された嵌合孔18に飾り板12の嵌合部20を嵌合させた状態を示す断面図である。一実施形態では、傾斜壁部16は、少なくとも嵌合孔18の周辺で一定の厚さt1を有する傾斜隔壁で構成される。また、嵌合孔18は、傾斜壁部16の垂線Lpの方向に沿って貫通するように形成される。鉛直方向に対して傾斜した傾斜隔壁16に垂線Lpの方向に嵌合孔18が形成されたとき、嵌合孔18に嵌合された嵌合部20は傾斜隔壁16が鉛直方向に対して傾いた角度θ1だけ水平方向から傾いてしまう。従って、嵌合部20の面と飾り板12の面とが同じ方向の連続面を形成するとき、飾り板12の上面は嵌合部20と同じ角度で傾いてしまう。そのため、飾り板12及び嵌合部20の傾きをなくすため、嵌合部20の上面に溝50が形成されている。溝50の存在によって、嵌合部20が嵌合孔18に嵌合した状態で飾り板12が水平姿勢となることができる。従って、飾り板12の上面に飾り物を安定して載置できる。
一実施形態では、図8に示すように、溝50の底面が飾り板12の上面に対してなす角度をθ2としたとき、角度θ2は、傾斜壁部16が鉛直方向に対してなす角度θ1に対して、θ2≦θ1を満たすように構成される。これによって、嵌合部20を嵌合孔18に挿入したとき、飾り板12の姿勢を水平方向に保持できる。
図8は、θ2<θ1の関係にあるときの嵌合孔18に対する嵌合部20の位置関係を示している。θ2<θ1の関係にあって、嵌合部20を水平方向に配置した時、底面50aと嵌合孔18の内面との間に、嵌合孔18の内面の角度θ1と溝50の底面50aの角度θ2との角度差により隙間sが発生するが、嵌合部20は最小限傾斜隔壁16の支持点P及びQで支持されるため、隙間sが生じても水平方向の姿勢に保持される。θ1=θ2のとき、底面50aの全面が嵌合孔18の内面に接した状態で嵌合部20が水平方向の姿勢で保持されるため、飾り板12の水平方向の姿勢保持力を向上できる。θ1<θ2の場合、嵌合部20が嵌合孔18に嵌合した状態で嵌合部20を水平方向に保持できず、嵌合孔18は支持点Q側が上方に傾いてしまう。
一実施形態では、溝50の底面50aと側面50bとは90°以上の角度を有するように形成される。これによって、θ2≦θ1を満たすとき、嵌合部20は、側面50bに干渉せずに支持点Qで傾斜隔壁16に確実に支持される。一方、底面50aと側面50bとが90°未満の角度のとき、嵌合部20は、側面50bに干渉して支持点Qで傾斜隔壁16に確実に支持されない場合があり、このとき、飾り板12が水平方向の姿勢で支持されない場合が出てくる。また、底面50a及び側面50bを平面で構成することで、嵌合部20を支持点Qで確実に支持させることができる。
一実施形態では、嵌合孔18の奥行寸法(垂線Lpの方向に沿う寸法)をt1とし、溝50の奥行寸法をt2としたとき、t1≦t2を満たすように構成される。このように、溝50の奥行寸法t2を嵌合孔18の奥行寸法t1以上とすることで、嵌合孔18の内面全面を底面50aで受けることができるため、嵌合部20が嵌合孔18から抜け出すのを抑制する効果を高めることができる。
一実施形態では、図8に示すように、嵌合孔18の垂線Lpと直交する上下方向寸法をdとしたとき、溝50が形成された嵌合部20の鉛直方向厚さxは、次の(1)式を満たすように構成される。
x≦d・cosθ1−t1・sinθ1 (1)
x≦d・cosθ1−t1・sinθ1 (1)
図8に示すように、嵌合部20が嵌合孔18に嵌合したとき、嵌合部20は、最小限傾斜隔壁16の鑑賞側表面16aにおける嵌合孔18の最上点Pと、傾斜隔壁16の裏面16bの最下点Qとで支持される。嵌合部20が嵌合孔18に挿入されたとき、上記(1)式を満たせば、嵌合部20及び飾り板12の姿勢を水平に保持することができる。逆に、上記(1)式を待たさないとき、嵌合部20及び飾り板12の姿勢を水平に保持できない。
上記各実施形態に記載の内容は、例えば以下のように把握される。
1)一態様の飾り台(10)は、飾り物(22、24)を載置するための複数の飾り板(12)と、前記複数の飾り板(12)の各々が嵌合可能な複数の嵌合孔(18)が形成され、鉛直方向に対して傾斜した傾斜壁部(16)を有する支持構造物(14)と、を備え、前記複数の飾り板(12)の各々は、前記複数の嵌合孔(18)に嵌合可能な嵌合部(20)を有し、該嵌合部(20)が前記複数の嵌合孔(18)に嵌合された状態で、前記複数の飾り板(12)は夫々異なる高さに配置され、かつ平面視で互いに重なり合うように配置される。
このような構成によれば、上記傾斜壁部に形成された嵌合孔に飾り板を嵌合するだけで飾り台を簡単に組み立てることができると共に、飾り台をコンパクト化できる。また、複数の飾り板は上記支持構造物に夫々異なる高さに取り付けられるため、各飾り板の上面に飾り物を載置するスペースを確保でき、かつ支持構造物に取り付けられる飾り板の数を調節することで、必要な飾り面の面積を確保できる。従って、節句人形と関係ない別な置物も置くこともできる。さらに、複数の飾り板は平面視で互いに重なり合うように配置されるため、水平方向の配置スペースを縮小できる。このように、場所を取らないため、節句人形を飾る時期が終わっても、飾り台を収納せずに、別な飾り物を飾っておくこともできる。
2)別な態様に係る飾り台(10)は、1)に記載の飾り台であって、前記複数の嵌合孔(18)は、前記傾斜壁部(16)で水平方向に沿って延在するスリット状貫通孔で形成され、かつ、高さ方向に互いに間隔を置いて並列に配置されている。
このような構成によれば、複数の飾り板を上記スリット状貫通孔に嵌合することで、複数の飾り板は、夫々異なる高さで水平方向に配置できる。従って、占有するスペースの割に、各飾り板上に飾り物の広い配置スペースを確保できる。
3)さらに別な態様に係る飾り台(10)は、1)又は2)に記載の飾り台であって、前記嵌合部(20)は、前記飾り板(12)の側端面(12a)の少なくとも一部から前記飾り板(12)の表裏面に沿う方向に突出した板状体で構成されている。
このような構成によれば、作業員が飾り板を手に持って嵌合部を嵌合孔に挿入するだけの簡単な操作で飾り板の取付けが可能になる。また、上記嵌合部は飾り板の表裏面に沿う方向に突出しているので、作業員が嵌合部を嵌合孔に挿入しやすい。
4)さらに別な態様に係る飾り板(10)は、1)乃至3)の何れかに記載の飾り台であって、前記支持構造物(14)は、前記傾斜壁部(16)を有する第1板部(30)と、前記第1板部(30)と一端部側同士で第1ヒンジ部(34)を介して結合された第2板部(32)と、を有し、前記第1ヒンジ部(34)を含む面内において、前記第1板部(30)の前記第1ヒンジ部(34)から他端部までの長さは、前記第2板部(32)の前記第1ヒンジ部(34)から他端部までの長さより長くなるように構成されている。
このような構成によれば、支持構造物の主要な構成物が第1板部及び第2板部のみで構成されるため、支持構造物を軽量化かつコンパクト化できる。これによって、飾り台の省スペース化が可能になる。また、第1板部の第1ヒンジ部から他端部までの長さが、第2板部の第1ヒンジ部から他端部までの長さより長いため、第1板部及び第2板部を所定の開き角として立設したとき、第1板部を鉛直方向に対して傾斜させることができる。これによって、第1板部及び第2板部を安定して据え付けでき、倒れを抑制できる。さらに、収納時には、第1板部と第2板部とは、第1ヒンジ部を中心とした開き角を零にし、互いに平行になるように畳むことで、従来と比べて収納時のスペースを格段に縮小できる。
5)さらに別な態様に係る飾り台(10)は、4)に記載の飾り台であって、前記第1ヒンジ部(34)を中心とした前記第1板部(30)及び前記第2板部(32)がなす開き角(α)を規定するためのストッパ(40)を備える。
このような構成によれば、上記ストッパにより上記開き角を所望の開き角に固定できるため、第1板部及び第2板部を安定して据え付けできる。
6)さらに別な態様に係る飾り台(10)は、5)に記載の飾り台であって、前記第1板部(30)及び前記第2板部(32)が前記ストッパ(40)で規定された前記開き角(α)を有するとき、前記第1板部(30)は鉛直方向に対して傾斜するように配置され、かつ、前記第2板部(32)は鉛直方向に沿って配置されるように構成されている。
このような構成によれば、第2板部を室内の壁面に隙間なく接するように配置できるため、飾り台の設置スペースを縮小できる。
7)さらに別な態様に係る飾り台(20)は、5)又は6)に記載の飾り台であって、前記ストッパ(40)の一端部は前記第1板部(30)又は前記第2板部(32)の一方に第2ヒンジ部(42)を介して結合され、前記第1板部(30)又は前記第2板部(32)の他方に設けられた突起部(44)と、前記ストッパ(40)の他端側に設けられ、前記規定された開き角(α)になったとき前記突起部(44)が嵌合可能な凹部(46)と、を備える。
このような構成によれば、第1板部と第2板部とが規定された開き角となったとき、ストッパの他端側で上記突起部が上記凹部に嵌合するので、第1板部及び第2板部とを規定された開き角で固定できる。また、収納時には、突起部を凹部から出すだけで開き角を解除できる。
8)さらに別な態様に係る飾り台(10)は、1)乃至7)の何れかに記載の飾り台であって、前記傾斜壁部(16)は傾斜隔壁で構成されると共に、前記嵌合孔(18)は、前記傾斜隔壁(16)の垂線方向に沿って貫通するように形成され、前記飾り板(12)の前記嵌合部(20)には、該嵌合部(20)が前記嵌合孔(18)に嵌合した状態で前記飾り板(12)が水平姿勢となるように溝(50)が形成されている。
このような構成によれば、嵌合孔は、前記傾斜隔壁の垂線方向に沿って貫通するように形成されるため、嵌合孔を形成するための加工が容易になる。また、複数の飾り板は、上記溝を形成することで、上記嵌合部が上記嵌合孔に嵌合した状態で姿勢が水平方向に保持されるため、飾り物を安定して載置できる。
9)さらに別な態様に係る飾り台(10)は、8)に記載の飾り台であって、前記傾斜隔壁(16)が鉛直方向に対してなす角度をθ1とし、前記溝(50)の底面(50a)が前記飾り板(12)の上面に対してなす角度をθ2としたとき、θ2≦θ1を満たすように構成される。
このような構成によれば、飾り板の嵌合部を嵌合孔に挿入したとき、飾り板の姿勢を水平方向に保持できる。
10)さらに別な態様に係る飾り台(10)は、8)又は9)に記載の飾り台であって、前記傾斜隔壁(16)に形成された前記嵌合孔(18)の奥行寸法をt1とし、前記溝(50)の奥行寸法をt2としたとき、t1≦t2を満たすように構成される。
このような構成によれば、嵌合孔の内面全面を上記溝の底面で受けることができるため、飾り板の嵌合部が嵌合孔から抜け出すのを抑制できる。
11)さらに別な態様に係る飾り台(10)は、8)乃至10)の何れかに記載の飾り台であって、前記傾斜隔壁(16)が鉛直方向に対してなす角度をθ1とし、前記嵌合孔(18)の奥行寸法をt1とし、前記嵌合孔(18)の前記垂線(Lp)と直交する上下方向の寸法をdとしたとき、前記溝(50)が形成された前記嵌合部(20)の最小厚さxは、下記(1)式を満たすように構成される。
x≦d・cosθ1−t1・sinθ1 (1)
x≦d・cosθ1−t1・sinθ1 (1)
このような構成によれば、嵌合部が嵌合孔に挿入された飾り板の姿勢を水平に保持することができる。
10 飾り台
12 飾り板
12a 側端面
14 支持構造物
16 傾斜隔壁(傾斜壁部)
18 嵌合孔
20 嵌合部
22 ひな人形
24 羽子板
26 毛氈
30 第1板部
30a 一端部
30b 他端部
32 第2板部
32a 一端部
32b 他端部
34 第1ヒンジ部
40 ストッパ
42 第2ヒンジ部
44 突起部
46、52 凹部
48 支持部
50 溝
50a 底面
50b 側面
P、Q 支持点
s 隙間
α 開き角
12 飾り板
12a 側端面
14 支持構造物
16 傾斜隔壁(傾斜壁部)
18 嵌合孔
20 嵌合部
22 ひな人形
24 羽子板
26 毛氈
30 第1板部
30a 一端部
30b 他端部
32 第2板部
32a 一端部
32b 他端部
34 第1ヒンジ部
40 ストッパ
42 第2ヒンジ部
44 突起部
46、52 凹部
48 支持部
50 溝
50a 底面
50b 側面
P、Q 支持点
s 隙間
α 開き角
Claims (11)
- 飾り物を載置するための複数の飾り板と、
前記複数の飾り板の各々が嵌合可能な複数の嵌合孔が形成され、鉛直方向に対して傾斜した傾斜壁部を有する支持構造物と、
を備え、
前記複数の飾り板の各々は、前記複数の嵌合孔に嵌合可能な嵌合部を有し、該嵌合部が前記複数の嵌合孔に嵌合された状態で、前記複数の飾り板は夫々異なる高さに配置され、かつ、平面視で互いに重なり合うように配置される、
飾り台。 - 前記複数の嵌合孔は、前記傾斜壁部で水平方向に沿って延在するスリット状貫通孔で形成され、かつ、高さ方向に互いに間隔を置いて並列に配置されている、
請求項1に記載の飾り台。 - 前記嵌合部は、前記飾り板の側端面の少なくとも一部から前記飾り板の表裏面に沿う方向に突出した板状体で構成されている、
請求項1又は2に記載の飾り台。 - 前記支持構造物は、
前記傾斜壁部を有する第1板部と、
前記第1板部と一端部側同士で第1ヒンジ部を介して結合された第2板部と、
を有し、
前記第1ヒンジ部を含む面内において、前記第1ヒンジ部から前記第1板部の他端部までの長さは、前記第1ヒンジ部から前記第1板部の前記他端部側に位置する前記第2板部の端部までの長さより長くなるように構成されている、
請求項1乃至3の何れか一項に記載の飾り台。 - 前記第1ヒンジ部を中心とした前記第1板部及び前記第2板部がなす開き角を規定するためのストッパを備える、
請求項4に記載の飾り台。 - 前記第1板部及び前記第2板部が前記ストッパで規定された前記開き角を有するとき、前記第1板部は鉛直方向に対して傾斜するように配置され、かつ、前記第2板部は鉛直方向に沿って配置されるように構成されている、
請求項5に記載の飾り台。 - 前記ストッパの一端部は前記第1板部又は前記第2板部の一方に第2ヒンジ部を介して結合され、
前記第1板部又は前記第2板部の他方に設けられた突起部と、
前記ストッパの他端側に設けられ、前記規定された開き角となったとき前記突起部が嵌合可能な凹部と、
を備える、
請求項5又は6に記載の飾り台。 - 前記傾斜壁部は傾斜隔壁で構成されると共に、前記嵌合孔は、前記傾斜隔壁の垂線方向に沿って貫通するように形成され、
前記飾り板の前記嵌合部には、該嵌合部が前記嵌合孔に嵌合した状態で前記飾り板が水平姿勢となるように溝が形成されている、
請求項1乃至7の何れか一項に記載の飾り台。 - 前記傾斜隔壁が鉛直方向に対してなす角度をθ1とし、前記溝の底面が前記飾り板の上面に対してなす角度をθ2としたとき、θ2≦θ1を満たすように構成される、
請求項8に記載の飾り台。 - 前記傾斜隔壁に形成された前記嵌合孔の奥行寸法をt1とし、前記溝の奥行寸法をt2としたとき、t1≦t2を満たすように構成される、
請求項8又は9に記載の飾り台。 - 前記傾斜隔壁が鉛直方向に対してなす角度をθ1とし、前記嵌合孔の奥行寸法をt1とし、前記嵌合孔の前記垂線と直交する上下方向の寸法をdとしたとき、前記溝が形成された前記嵌合部の最小厚さxは、下記(1)式を満たすように構成される、
請求項8乃至10の何れか一項に記載の飾り台。
x≦d・cosθ1−t1・sinθ1 (1)
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2020003284U JP3228824U (ja) | 2020-08-04 | 2020-08-04 | 飾り台 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2020003284U JP3228824U (ja) | 2020-08-04 | 2020-08-04 | 飾り台 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3228824U true JP3228824U (ja) | 2020-11-12 |
Family
ID=73043456
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2020003284U Active JP3228824U (ja) | 2020-08-04 | 2020-08-04 | 飾り台 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3228824U (ja) |
-
2020
- 2020-08-04 JP JP2020003284U patent/JP3228824U/ja active Active
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