JP3228678U

JP3228678U - 薄型コネクタ

Info

Publication number: JP3228678U
Application number: JP2020000962U
Authority: JP
Inventors: 林賢昌; 官東慶
Original assignee: P Two Industries Inc
Current assignee: P Two Industries Inc
Priority date: 2019-10-16
Filing date: 2020-03-18
Publication date: 2020-11-05
Anticipated expiration: 2030-03-18
Also published as: TWM594295U; KR20210000899U; KR200495099Y1; CN212033354U

Abstract

【課題】フレキシブルフラットケーブルとプリント回路基板を接続するための薄型コネクタを提供する。【解決手段】薄型コネクタ１０は、蓋体１２と、座体１４及び留め具１６を備える。座体の軸受ボスによって、蓋体の第１の軸受凹溝及び留め具の第２の軸受凹溝を接合することで、蓋体と座体とがフレキシブルフラットケーブルを収容できる収容空間を形成し、自動的にロックする。蓋体を外力で引っ張ることで、蓋体と座体が１つの角度を挟むように設定され、且つ角度は、蓋体が座体におけるストッパーに作用する斜面によってストップされる。【選択図】図１

Description

本考案は、コネクタの技術分野に関わり、特にフレキシブルフラットケーブル（ＦｌｅｘｉｂｌｅＦｌａｔＣａｂｌｅ，ＦＦＣ）に適用される薄型コネクタ（ＴＨＩＮＮＩＮＧＣＯＮＮＥＣＴＯＲ）に関するものである。

従来、フレキシブルフラットケーブルは、自動化設備の生産ラインでＰＥＴ絶縁材の錫メッキフラットケーブルを圧着した信号の伝送を提供するデータケーブルであり、その自体は、自由に撓むことができる、及び高周波信号の伝送能力などのメリットを有するため、自動車、家電、ディスプレイ、スマートフォンなどの製品分野に適用される。

しかしながら、組み立て作業の過程で、使用者が筐体を折り畳むため、折り曲げの過程におけるフレキシブルフラットケーブルを容易に解放できず、これにより、筐体を変形したり損害したりことがある。

この改善策として、組立者が回路基板又はフレキシブルフラットケーブルを破損することなく容易に組み立てることができるように、本考案は、組立者が迅速に組み立てることができる薄型コネクタを提供する。

本考案の第一の目的は、フレキシブルフラットケーブルとプリント回路基板を接続するために、薄型コネクタを提供する。

本考案の第二の目的は、前記薄型コネクタにより、フレキシブルフラットケーブルの挿抜を影響することなく蓋体をストップするために、斜面を有するストッパーを提供する。

本考案の第三の目的は、前記薄型コネクタにより、蓋体と、座体と留め具とを接合するために、軸受ボスによって第１の軸受凹溝及び第２の軸受凹溝を接合する。

本考案の第四の目的は、前記薄型コネクタにより、蓋体と、座体と留め具とを安定して繰り返し係合できるために、第１の固定部材を介して弾性部材を接合する。

以上の目的及び他の目的を達成するために、本考案は、薄型コネクタを提供する。前記薄型コネクタは、フレキシブルフラットケーブルと回路基板を接続する。前記薄型コネクタは、蓋体と、座体及び留め具を備える。前記蓋体は、第１の本体、第１の軸受凹溝、第１の固定部材及び第２の固定部材を含む。前記第１の軸受凹溝及び前記第１の固定部材は、前記第１の本体の短辺に形成される。前記第２の固定部材は前記第１の本体の表面に形成され、且つ前記第２の固定部材にはストップピースが突出される。前記座体は、第２の本体と、軸受ボス及びストッパーを含む。前記第２の本体は前記回路基板に設けられてもよい。前記ストッパーは、前記第２の本体に設けられ、前記フレキシブルフラットケーブルの挿入口の２つの側辺に隣接する。また、前記ストッパーは斜面を有し、前記留め具は第２の軸受凹溝及び弾性部材を含み、前記留め具は前記第２の本体の短辺に設けられる。前記軸受ボスは、前記第１の軸受凹溝と前記第２の軸受凹溝を接合し、これにより、前記蓋体と前記座体は、前記フレキシブルフラットケーブルを収容するための収容空間を形成する。前記蓋体を外力で引っ張ることで、前記蓋体と前記座体が第１の角度を挟むように設定され、前記第１の角度は、前記蓋体が前記ストッパーに作用する斜面によってストップされる。

従来の技術と比較して、本考案は、薄型コネクタを提供し、フレキシブルフラットケーブルを自動的にロックできるだけでなく、フレキシブルフラットケーブルの出すことを圧迫することなく、容易に解放できる。

図１は本考案の実施例にかかる薄型コネクタの構造を示す図である。図２ａ〜２ｃは本考案の図１にかかる蓋体の詳しい構造を示す図である。図３ａ〜３ｃは本考案の図１にかかる座体の詳しい構造を示す図である。図４ａ〜４ｂは本考案の図１にかかる留め具の詳しい構造を示す図である。図５は本考案の図１にかかる薄型コネクタの操作を示す図である。図６は本考案の図１にかかる薄型コネクタの断面を示す図である。図７は本考案の図１にかかる薄型コネクタの接合を示す図である。

本考案の目的、特徴及び効果を十分に理解するために、後述の実施例及び図面に基づいて、本考案を説明する。

本考案において、「１つ」を使用して本明細書に記載されるユニット、デバイスを説明する。特に指摘しない限り、このような説明は、１つ、少なくとも１つを含むと理解され、かつ単数も同時に複数を含む。

図１は本考案の実施例にかかる薄型コネクタの構造を示す図である。図１では、薄型コネクタ１０は、フレキシブルフラットケーブル（図示せず）と回路基板（図示せず）を接続できる。

薄型コネクタ１０は、蓋体１２と、座体１４及び留め具１６を備える。

図２ａ〜２ｃは本考案の図１にかかる蓋体の詳しい構造を示す図である。図２ａ〜２ｃでは、蓋体１２は、第１の本体１２２と、第１の軸受凹溝１２４と、第１の固定部材１２６及び第２の固定部材１２８を備える。ここで、前記第１の固定部材１２６はＬ字状を例に説明するが、別の実施例では、前記第１の固定部材１２６は他の形状であってもよい。また、前記Ｌ字状は前記蓋体１２の表面から下へ延び、前記Ｌ字状のギャップ１２６２は後述の弾性部材１６４に対応される。ここで、前記第１の軸受凹溝１２４の形状は、後述の軸受ボス１４４の形状に対応するように設置される。また、前記第１の本体１２２の長辺及び軸受ボス１４４に隣接する一端はＡ１の角度で傾斜され、前記第１の本体１２２の他の長辺はＡ２の角度（例えば９０°）で傾斜されて、フレキシブルフラットケーブルを収容空間ＳＰにストップする。

前記第１の軸受凹溝１２４と前記第１の固定部材１２６は、前記第１の本体１２２の短辺に形成される。前記第２の固定部材１２８は、前記第１の本体１２２の表面に形成され、ストップピース１２８２が突出される。ここで、前記ストップピース１２８２の形状は台形体であり、前記フレキシブルフラットケーブルが挿入されると、前記ストップピース１２８２は前記フレキシブルフラットケーブルをロックでき、且つ前記台形体にストップされる。また、前記第２の固定部材１２８は、一端１２２２が前記蓋体１２に設けられ、他端が自由端１２２４である。前記ストップピース１２８２は、前記自由端１２２４に隣接するように形成され、且つ前記ストップピース１２８２は、前記フレキシブルフラットケーブル（即ち、ストップピース１２８２は、従来のフレキシブルフラットケーブルの先端の両側のギャップを係合する）を後述の収容空間ＳＰにロックするように、前記フレキシブルフラットケーブルに作用できる。

図３ａ〜３ｃは本考案の図１にかかる座体の詳しい構造を示す図である。座体１４は、第２の本体１４２と、軸受ボス１４４及びストッパー１４６を備える。

前記第２の本体１４２は、回路基板に設けられて固定してもよい。前記ストッパー１４６は前記第２の本体１４２に設けられ、フレキシブルフラットケーブルの挿入口の２つの側辺に隣接する。前記ストッパー１４６は、１つの斜面を提供する。ここで、前記軸受ボス１４４の形状は円柱体を例に説明するが、別の実施例では、前記軸受ボス１４４は他の形状であってもよい。ここでの前記第２の本体１４２は、複数の電気端子２を設置できるように、端子溝１４８を更に含んでもよい。１つの実施例では、前記座体１４の材質は金属であってもよい。

図４ａ〜４ｂは本考案の図１にかかる留め具の詳しい構造を示す図である。留め具１６は、第２の軸受凹溝１６２及び弾性部材１６４を備え、前記留め具１６は第２の本体１４２の短辺に形成される。ここで、前記第２の軸受凹溝１６２の形状は、軸受ボス１４４の形状に対応して設置される。前記弾性部材１６４の形状は鐘状を例に説明する。ここで、前記鐘状とＬ字状とが接合した後、蓋体１２は座体１４に固定される。図７を参照すると、Ｌ字状は弾性部材１６４を係合した後、前記鐘状の最高点はギャップ１２６２に陥る。

１つの実施例において、留め具１６の強度を高めるために、前記留め具１６の材質は、金属であってもよい。

図５は本考案の図１にかかる薄型コネクタの操作を示す図である。図６は本考案の図１にかかる薄型コネクタの断面を示す図である。図５では、蓋体１２と座体１４とがＡ３の角度を挟むように設定されるために、前記蓋体１２を外力で引っ張ることで、前記蓋体１２を裏返し、前記Ａ３の角度は、前記蓋体１２がストッパー１４６に作用する斜面によってストップされ、フレキシブルフラットケーブルの挿抜に影響を与えない。注意するのは、第１の本体１２２は第２の本体１４２と接合すると、前記第２の本体１４２の短辺は第１の本体１２２の短辺を覆う。

図６では、軸受ボス１４４は、第１の軸受凹溝１２４と第２の軸受凹溝１６２を接合した後に、蓋体１２と座体１４がフレキシブルフラットケーブルを収容できる収容空間ＳＰを形成する。

本考案の実施例を説明したが、実施例は、例として提示したものであり、考案の範囲を限定することは意図していない。実施例は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、考案の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。実施例やその変形は、考案の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された考案とその均等の範囲に含まれるものである。

１０…薄型コネクタ
１２…蓋体
１２２…第１の本体
１２２２…一端
１２２４…自由端
１２４…第１の軸受凹溝
１２６…第１の固定部材
１２６２…ギャップ
１２８…第２の固定部材
１２８２…ストップピース
１４…座体
１４２…第２の本体
１４４…軸受ボス
１４６…ストッパー
１４８…端子溝
１６…留め具
１６２…第２の軸受凹溝
１６４…弾性部材
Ａ１、Ａ２、Ａ３…角度
ＳＰ…収容空間

Claims

フレキシブルフラットケーブルと回路基板を接続する薄型コネクタであって、
第１の本体と、前記第１の本体の短辺に形成された第１の軸受凹溝と、前記第１の本体の短辺に形成された第１の固定部材と、前記第１の本体の表面に形成され、ストップピースが突出された第２の固定部材とを有する蓋体と、
前記回路基板に設けられた第２の本体と、軸受ボスと、斜面を有し、前記第２の本体に設けられ、且つ前記フレキシブルフラットケーブルの挿入口の２つの側辺に隣接するストッパーとを有する座体と、
第２の軸受凹溝と、弾性部材とを有し、前記第２の本体の短辺に形成された留め具と、を備え、
前記軸受ボスは、前記第１の軸受凹溝と前記第２の軸受凹溝を接合し、これにより、前記蓋体と前記座体は、前記フレキシブルフラットケーブルを収容するための収容空間を形成する。前記蓋体を外力で引っ張ることで、前記蓋体と前記座体が第１の角度を挟むように設定され、前記第１の角度は、前記蓋体が前記ストッパーに作用する前記斜面によってストップされることを特徴とする薄型コネクタ。
前記第１の本体は前記第２の本体と接合し、前記第２の本体の短辺は前記第１の本体の短辺を覆うことを特徴とする請求項１に記載の薄型コネクタ。
前記第１の固定部材は、前記蓋体の表面から下へ延びるＬ字状であり、前記Ｌ字状のギャップが前記弾性部材に対応することを特徴とする請求項１に記載の薄型コネクタ。
前記弾性部材の形状は鐘状であり、前記Ｌ字状は前記弾性部材を係合した後、前記鐘状の最高点が前記ギャップに陥ることを特徴とする請求項３に記載の薄型コネクタ。
前記第２の固定部材は、一端が前記蓋体に設けられ、他端が自由端であり、
前記ストップピースは、前記自由端に隣接するように形成され、前記フレキシブルフラットケーブルを前記収容空間にロックするように、前記フレキシブルフラットケーブルに作用することを特徴とする請求項１に記載の薄型コネクタ。
前記第１の本体の長辺及び前記軸受ボスに隣接する一端は、第２の角度で傾斜されることを特徴とする請求項１に記載の薄型コネクタ。
前記第１の本体の他の長辺は第３の角度で傾斜されて、前記フレキシブルフラットケーブルを前記収容空間にストップすることを特徴とする請求項１に記載の薄型コネクタ。
前記第２の本体は、複数の電気端子を設置するための端子溝を更に含むことを特徴とする請求項１に記載の薄型コネクタ。
前記留め具の材質は、金属であり、
前記座体の材質は、絶縁性を有することを特徴とする請求項１に記載の薄型コネクタ。
前記ストップピースの形状は台形体であることを特徴とする請求項１に記載の薄型コネクタ。