JP3228436U - 組立用部材と組立用部材セット、並びに間仕切りシステム - Google Patents
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Abstract
【課題】隙間のないコーナー部を保持することができる組立用部材を提供する。【解決手段】組立用部材10は、間仕切りシステムの組立に用いられる組立用部材であって、折り曲げ部BSを有する第1の板材1000の、折り曲げ部BSの一方側の部分1000aを少なくとも挟持する第1の挟持部100−1と、第1の板材1000の、折り曲げ部BSの他方側の部分1000bを少なくとも挟持する第2の挟持部100−2と、を備える。【選択図】図1
Description
本考案は、組立用部材と組立用部材セット、並びに間仕切りシステムに関する。
近年、地震や水害等に備えた防災対策が国や地方公共団体等において喫緊の課題となっている。ひとたび激甚な災害が発生すれば、広域の指定避難場所等へ多人数の人々が避難することになる。避難場所は、公園や学校などの体育館などの施設が利用されることになるが、この際には世帯ごとに所定の狭いエリアでの生活が求められるため、プライバシー確保のための対策が必要となる。また、インフルエンザや新型のウイルスによる感染症の拡大を防ぐためのソーシャルディスタンス(フィジカルディスタンス)の確保も重要となってきており、その対策も求められている。
避難場所で採用され得る様々な技術が提案されている。例えば、特許文献1には、一時的に設置される間仕切りシステムが提案されている。この間仕切りシステムは、組立用部材として、コーナー部が形成されるように互いの端部が突き合わされた板材同士を連結している構成を備えている。
上掲したような従来の組立用部材では、板材の端部同士でコーナー部を形成するので、隙間のないコーナー部を保持することに関して改善の余地があった。また、段ボールなどの板材を使用して空間を仕切る場合には、外力が加わると変形し易いという問題や、軽量であるために動き易いという問題もあった。一方、災害等の緊急時において、間仕切られたエリアを形成する場合には、簡易な作業で行うことができるという点も大切であり、また、すぐに資材を調達することができるという点で、段ボールなどの既存の材料を用いることができれば、安価でもあるため、大変便利である。
そこで、本考案は、材料の調達を迅速に行うことができて組み立て作業も簡易であり、かつ間仕切り形状の保持を確実に行うことができる組立用部材と、複数種の組立用部材を含む組立用部材セット、さらにはこれらを用いた間仕切りシステムを提供することを主目的とする。
本考案は、間仕切りシステムの組立に用いられる組立用部材であって、折り曲げ部を有する第1の板材の、前記折り曲げ部の一方側の部分を少なくとも挟持する一の挟持部と、前記第1の板材の、前記折り曲げ部の他方側の部分を少なくとも挟持する別の挟持部と、を備える、組立用部材を提供する。
前記組立用部材は、前記折り曲げ部に内側から接触する接触部を更に備えていてもよい。
前記一の挟持部及び前記別の挟持部の各々は、互いに対向する一対の挟持片を含み、前記一対の挟持片の互いに対向する対向面には、少なくとも1つの凸部が形成されていてもよい。
前記別の挟持部は、前記第1の板材の、前記折り曲げ部の他方側の部分と、該部分と重ね合わされた、第2の板材の一部とを一緒に挟持してもよい。
本考案は、前記第1の板材及び前記第2の板材を略L字状に連結する、前記組立用部材と、前記第1の板材及び前記第2の板材を略T字状に連結求項4に記載の組立用部材と、を備える、組立用部材セットも提供する。
本考案は、前記第1の板材及び前記第2の板材を略L字状に連結する請求項4に記載の組立用部材と、第3の板材の端面が側面に突き当てられた前記第2の板材の、前記第3の板材が突き当てられた位置の一方側の部分及び他方側の部分をそれぞれ挟持する2つの挟持部と、前記第3の板材を挟持する挟持部とを含む組立用部材と、を備える、組立用部材セットも提供する。
前記組立用部材セットは、前記第2の板材の前記一部とは反対側の他部と、前記他部と重ね合わされた、第4の板材の一部とを一緒に挟持する挟持部を含む組立用部材を更に備えていてもよい。
前記組立用部材セットは、第5の板材を挟持する挟持部と、第6の板材を挟持する挟持部とを含み、前記第5及び第6の板材を略L字状に連結する組立用部材を更に備えていてもよい。
本考案は、前記組立用部材と、少なくとも1つの板材と、を備える、間仕切りシステムも提供する。
本考案は、前記組立用部材セットと、複数の板材と、を備える、間仕切りシステムも提供する。
前記複数の板材の各々は、中空構造を有していてもよい。
前記組立用部材は、前記折り曲げ部に内側から接触する接触部を更に備えていてもよい。
前記一の挟持部及び前記別の挟持部の各々は、互いに対向する一対の挟持片を含み、前記一対の挟持片の互いに対向する対向面には、少なくとも1つの凸部が形成されていてもよい。
前記別の挟持部は、前記第1の板材の、前記折り曲げ部の他方側の部分と、該部分と重ね合わされた、第2の板材の一部とを一緒に挟持してもよい。
本考案は、前記第1の板材及び前記第2の板材を略L字状に連結する、前記組立用部材と、前記第1の板材及び前記第2の板材を略T字状に連結求項4に記載の組立用部材と、を備える、組立用部材セットも提供する。
本考案は、前記第1の板材及び前記第2の板材を略L字状に連結する請求項4に記載の組立用部材と、第3の板材の端面が側面に突き当てられた前記第2の板材の、前記第3の板材が突き当てられた位置の一方側の部分及び他方側の部分をそれぞれ挟持する2つの挟持部と、前記第3の板材を挟持する挟持部とを含む組立用部材と、を備える、組立用部材セットも提供する。
前記組立用部材セットは、前記第2の板材の前記一部とは反対側の他部と、前記他部と重ね合わされた、第4の板材の一部とを一緒に挟持する挟持部を含む組立用部材を更に備えていてもよい。
前記組立用部材セットは、第5の板材を挟持する挟持部と、第6の板材を挟持する挟持部とを含み、前記第5及び第6の板材を略L字状に連結する組立用部材を更に備えていてもよい。
本考案は、前記組立用部材と、少なくとも1つの板材と、を備える、間仕切りシステムも提供する。
本考案は、前記組立用部材セットと、複数の板材と、を備える、間仕切りシステムも提供する。
前記複数の板材の各々は、中空構造を有していてもよい。
以下に添付図面を参照しながら、本考案の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。以下に説明する実施形態は、本考案の代表的な実施形態を示したものであり、これにより本考案の範囲が狭く解釈されることはない。本明細書において、本考案に係る組立用部材、組立用部材セット及び間仕切りシステムが複数の効果を奏することが記載される場合でも、本考案に係る組立用部材、組立用部材セット及び間仕切りシステムが少なくとも1つの効果を奏すればよい。本明細書に記載された効果はあくまで例示であって限定されるものではなく、また他の効果があってもよい。
本考案について、以下の順序で説明を行う。
1.本考案の第1の実施形態に係る組立用部材
2.本考案の第2の実施形態に係る組立用部材
3.本考案の第3の実施形態に係る組立用部材セット
4.本考案の第4の実施形態に係る間仕切りシステム
5.本考案の変形例
1.本考案の第1の実施形態に係る組立用部材
2.本考案の第2の実施形態に係る組立用部材
3.本考案の第3の実施形態に係る組立用部材セット
4.本考案の第4の実施形態に係る間仕切りシステム
5.本考案の変形例
1.<本考案の第1の実施形態に係る組立用部材>
以下、本考案の第1の実施形態に係る組立用部材10について、図1及び図2を参照して説明する。図1は、組立用部材10により第1及び第2の板材1000、2000が連結された状態を示す図である。図2Aは、組立用部材10の斜視図である。図2Bは、組立用部材10の平面図である。図2Cは、図2Bに示す組立用部材10を矢印C方向から見た側面図(側面図1)である。図2Dは、図2Bに示す組立用部材10を矢印D方向から見た側面図(側面図2)である。
以下、本考案の第1の実施形態に係る組立用部材10について、図1及び図2を参照して説明する。図1は、組立用部材10により第1及び第2の板材1000、2000が連結された状態を示す図である。図2Aは、組立用部材10の斜視図である。図2Bは、組立用部材10の平面図である。図2Cは、図2Bに示す組立用部材10を矢印C方向から見た側面図(側面図1)である。図2Dは、図2Bに示す組立用部材10を矢印D方向から見た側面図(側面図2)である。
第1の実施形態に係る組立用部材10は、間仕切りシステムの組立に用いられる。具体的には、組立用部材10は、少なくとも1つのコーナー部(角部)を有する間仕切りシステムの構築に用いられる。組立用部材10は、板材により形成されるコーナー部を保持するコーナー保持機能及び板材を連結する連結機能のうち少なくともコーナー保持機能を有する。すなわち、組立用部材10は、「コーナー保持部材」と称してもよいし、連結機能を有する場合には「連結部材」と称してもよい。
組立用部材10が機能性を発揮する対象となる板材は、中実構造及び中空構造のいずれを有するものであってもよいが、中空構造を有するものであることが特に好ましい。このような中空構造を有する板材として、例えば紙製の段ボール板、プラスチック製の段ボール板等の段ボール構造を有する板材(例えば後述する第1及び第2の板材1000、2000、他の実施形態の各板材も同様)が挙げられる。
以上の説明は、後述する第2の実施形態に係る組立用部材20と、第3の実施形態に係る組立用部材セットに用いられる組立用部材40及び組立用部材50にも当てはまる。
組立用部材10は、主として、図1に示すように、コーナー部となる折り曲げ部BSを有する第1の板材1000と第2の板材2000とを略L字状に連結するのに用いられる。第1の板材1000は、折り曲げ部BSの一方側の部分1000aと他方側の部分1000bとを折り曲げ部BSに沿って相対的に折り曲げることにより、隙間のないコーナー部を形成することが可能である。一方、板材の端部同士を突き合わせてコーナー部を形成する場合には、多少の隙間ができてしまう。ここで、折り曲げ部BSは、フラットな板材を折り曲げて付けた折り目であってもよいし、予め加工により板材に形成された折り曲げ可能な部分(例えば薄肉部)であってもよい。
(第1の実施形態に係る組立用部材の構成)
組立用部材10は、一例として、図1に示すように、折り曲げ部BSを有する第1の板材1000の、折り曲げ部BSの一方側の部分1000aを挟持する挟持部(例えば第1の挟持部100−1)を備える。さらに、組立用部材10は、一例として、第1の板材1000の、折り曲げ部BSの他方側の部分1000bと、該部分1000bと重ね合わされた、第2の板材2000の一部2000aとを一緒に挟持する挟持部(例えば第2の挟持部100−2)を備える。
すなわち、組立用部材10は、第1の板材1000の折り曲げ部BSにより形成される隙間のないコーナー部を保持する機能及び第1及び第2の板材1000、2000を連結する機能を併有する。
第1及び第2の板材1000、2000は、一例として、いずれも側板として用いられる。
組立用部材10は、一例として、図1に示すように、折り曲げ部BSを有する第1の板材1000の、折り曲げ部BSの一方側の部分1000aを挟持する挟持部(例えば第1の挟持部100−1)を備える。さらに、組立用部材10は、一例として、第1の板材1000の、折り曲げ部BSの他方側の部分1000bと、該部分1000bと重ね合わされた、第2の板材2000の一部2000aとを一緒に挟持する挟持部(例えば第2の挟持部100−2)を備える。
すなわち、組立用部材10は、第1の板材1000の折り曲げ部BSにより形成される隙間のないコーナー部を保持する機能及び第1及び第2の板材1000、2000を連結する機能を併有する。
第1及び第2の板材1000、2000は、一例として、いずれも側板として用いられる。
さらに、組立用部材10は、一例として、接触部110、並びに第1及び第2の挟持部100−1、100−2と接触部110とを支持する支持部120を備えうる。なお、組立用部材10において、接触部110は必須ではなく、省略してもよい。
組立用部材10は、一例として、樹脂(例えば硬質樹脂)製である。組立用部材10は、例えば、射出成型等の成型法により一体成型されている。
なお、組立用部材10は、例えば、射出成型等の成型法により各挟持部(もしくは各挟持片)と支持部120とを別々に成型し、互いに組み合わせる(例えば嵌合させる)ことにより、組み立てられるものであってもよい。
組立用部材10は、一例として、樹脂(例えば硬質樹脂)製である。組立用部材10は、例えば、射出成型等の成型法により一体成型されている。
なお、組立用部材10は、例えば、射出成型等の成型法により各挟持部(もしくは各挟持片)と支持部120とを別々に成型し、互いに組み合わせる(例えば嵌合させる)ことにより、組み立てられるものであってもよい。
支持部120は、一例として、図2Bに示すように、平面視で角部が丸みを帯びた略二等辺三角形の平板部材からなる。第1及び第2の挟持部100−1、100−2は、一例として、図2A〜図2Dに示すように支持部120の略二等辺三角形の一面(以下「支持面」と呼ぶ)の2つの底角に対応する位置にそれぞれ立設されている。
第1の挟持部100−1は、板材を挟持する、互いに対向する一対の挟持片100a、100aを有する。第2の挟持部100−2は、板材を挟持する、互いに対向する一対の挟持片100b、100bを有する。第1の挟持部100−1の各挟持片100a及び第2の挟持部100−2の各挟持片100bは、一例として実質的に同一である。
第1及び第2の挟持部100−1、100−2は、一例として、各々の挟持方向、すなわち一対の挟持片が対向する方向が互いに略直交する位置関係にある(図2B〜図2D参照)。すなわち、第1及び第2の挟持部100−1、100−2は、一例として、第1の板材1000の折り曲げ部BSにより形成されるコーナー部を略直角に保持する機能を有する。
第1及び第2の挟持部100−1、100−2は、図2A〜図2Dに示すように、実質的に同一の構成及び機能を有する。そこで、以下では、代表的に第1の挟持部100−1についてのみ詳細に説明する。すなわち、以下の第1の挟持部100−1についての説明は、第2の挟持部100−2にも当てはまる。
一対の挟持片100a、100aは、基端側から先端側にかけて徐々に互いの間隔が小さくなるように支持部120に支持されている(図2C、図2D参照)。各挟持片100aは、例えば弾性(ばね性)を有する細長い板状である。
詳述すると、一対の挟持片100a、100aの基端間には、一例として、重ねられた複数(例えば3枚)の板材の全厚程度のクリアランスがある。一対の挟持片100a、100aの先端間には、一例として、1枚の板材の厚さよりも小さいクリアランスがある。
一対の挟持片100a、100aは、基端側から先端側にかけて徐々に互いの間隔が小さくなるように支持部120に支持されている(図2C、図2D参照)。各挟持片100aは、例えば弾性(ばね性)を有する細長い板状である。
詳述すると、一対の挟持片100a、100aの基端間には、一例として、重ねられた複数(例えば3枚)の板材の全厚程度のクリアランスがある。一対の挟持片100a、100aの先端間には、一例として、1枚の板材の厚さよりも小さいクリアランスがある。
以上の構成により、第1の挟持部100−1では、一対の挟持片100a、100a間に少なくとも1枚の板材が挿入されことにより一対の挟持片100a、100aが互いに離れる方向に押し広げられて、一対の挟持片100a、100aに互いに近づく向きの弾性復帰力が発生する。この弾性復帰力が挟持力となって、第1の挟持部100−1は、1枚の板材でも重ねられた複数(例えば3枚以下)の板材でも確実に挟持することができる。
特に、一対の挟持片100a、100aが中空構造を有する板材を挟持する場合には、該板材に一対の挟持片100a、100aを十分に食い込ませることができるので、一対の挟持片100a、100aにより該板材を強固に挟持することが可能である。
特に、一対の挟持片100a、100aが中空構造を有する板材を挟持する場合には、該板材に一対の挟持片100a、100aを十分に食い込ませることができるので、一対の挟持片100a、100aにより該板材を強固に挟持することが可能である。
一対の挟持片100a、100aの先端部は、互いに離れる方向に僅かに反り返っている。これにより、一対の挟持片100a、100aの先端面間を板材の端面に押し付けることにより一対の挟持片100a、100aの先端間を押し広げることができるので、該板材を一対の挟持片100a、100a間に容易に挿入することが可能である。
一対の挟持片100a、100aの互いに対向する対向面には、例えば支持面に略平行な方向に延びる凸条Rが複数(例えば4つ)設けられている(図2C及び図2D参照)。これにより、第1の挟持部100−1が挟持する少なくとも1枚の板材と、第1の挟持部100−1との相対的な位置ずれを抑制できる。なお、凸条Rが延びる方向は、支持面に交差する方向であってもよい。
ここでは、上記対向面に凸条Rが複数設けられているが、これに限らず、要は、少なくとも1つ設けられていることが好ましい。また、上記対向面には、凸条に限らず、要は、突起等の凸部が少なくとも1つ設けられていることが好ましい。なお、凸条、突起等を含む凸部が上記対向面に設けられることは必須ではない。
ここでは、上記対向面に凸条Rが複数設けられているが、これに限らず、要は、少なくとも1つ設けられていることが好ましい。また、上記対向面には、凸条に限らず、要は、突起等の凸部が少なくとも1つ設けられていることが好ましい。なお、凸条、突起等を含む凸部が上記対向面に設けられることは必須ではない。
図1に戻り、一例として、第1の挟持部100−1が、折り曲げ部BSを有する第1の板材1000の、折り曲げ部BSの一方側の部分1000aを挟持する。第2の挟持部100−2が、第1の板材1000の、折り曲げ部BSの他方側の部分1000bと、該部分1000bと重ね合わされた、第2の板材2000の一部2000aとを一緒に挟持する。
第1の板材1000は、一例として、他方側の部分1000bが一方側の部分1000aよりも小さいが、大きくてもよいし、同じ大きさであってもよい。
なお、第2の挟持部100−2が、第1の板材1000の、折り曲げ部BSの一方側の部分1000aを挟持し、且つ、第1の挟持部100−1が、第1の板材1000の、折り曲げ部BSの他方側の部分1000bと、該部分1000bと重ね合わされた、第2の板材2000の一部2000aとを一緒に挟持するように構成してもよい。
第1の板材1000は、一例として、他方側の部分1000bが一方側の部分1000aよりも小さいが、大きくてもよいし、同じ大きさであってもよい。
なお、第2の挟持部100−2が、第1の板材1000の、折り曲げ部BSの一方側の部分1000aを挟持し、且つ、第1の挟持部100−1が、第1の板材1000の、折り曲げ部BSの他方側の部分1000bと、該部分1000bと重ね合わされた、第2の板材2000の一部2000aとを一緒に挟持するように構成してもよい。
接触部110は、図1及び図2Bに示すように、第1の板材1000の折り曲げ部BSに内側から接触する。すなわち、接触部110は、折り曲げ部BSにより形成されたコーナー部を補強する機能を有する。
接触部110は、略二等辺三角形の支持面の頂角に対応する位置に立設されている(図2B参照)。
詳述すると、接触部110は、第1の板材1000の、折り曲げ部BSの一方側の部分1000aに接触する第1の接触面110aと、第1の板材1000の、折り曲げ部BSの他方側の部分1000bに接触する第2の接触面110bとを有する。
第1及び第2の接触面110a、110bは、交差部において、折り曲げ部BS側に頂点を有する略直角の角部を形成する(図1、図2B参照)。
接触部110の、支持面の法線方向の長さは、例えば各挟持部の、支持面の法線方向の長さの1/3〜2/3程度(例えば1/2)である。
接触部110は、略二等辺三角形の支持面の頂角に対応する位置に立設されている(図2B参照)。
詳述すると、接触部110は、第1の板材1000の、折り曲げ部BSの一方側の部分1000aに接触する第1の接触面110aと、第1の板材1000の、折り曲げ部BSの他方側の部分1000bに接触する第2の接触面110bとを有する。
第1及び第2の接触面110a、110bは、交差部において、折り曲げ部BS側に頂点を有する略直角の角部を形成する(図1、図2B参照)。
接触部110の、支持面の法線方向の長さは、例えば各挟持部の、支持面の法線方向の長さの1/3〜2/3程度(例えば1/2)である。
(第1の実施形態に係る組立用部材を用いて板材を連結する方法の具体例)
以上のように構成される組立用部材10を用いて板材を連結する方法の具体例を説明する。
先ず、作業者が、図1に示すように、第1の板材1000の他方側の部分1000bの外側に第2の板材2000の一部2000a(一端側の一部)を位置させ、且つ、両者の端面が略面一となるように第1及び第2の板材1000、2000を配置する。
次に、作業者が、一対の挟持片100a、100a間に第1の板材1000の一方側の部分1000aを挿入していくとともに、一対の挟持片100b、100b間に第1の板材1000の他方側の部分1000b及び第2の板材2000の一部2000aを一緒に挿入していく。作業者は、この挿入動作の途中から接触部110を折り曲げ部BSに内側から接触させる。
最終的に、当該挿入動作が完了したときには、図1に示すように、第1の板材1000の一方側の部分1000aの端面が一対の挟持片100a、100aの基端間に配置され、且つ、第1の板材1000の他方側の部分1000bの端面及び第2の板材2000の一部2000aの端面が一対の挟持片100b、100bの基端間に配置され、且つ、第1の板材1000の折り曲げ部BSの端面が支持面に接触した状態となる。このとき、接触部110の第1の接触面110aの略全体が第1の板材1000の一方側の部分1000aに接触し、且つ、接触部110の第2の接触面110bの略全体が第1の板材1000の他方側の部分1000bに接触した状態となる。
以上のように構成される組立用部材10を用いて板材を連結する方法の具体例を説明する。
先ず、作業者が、図1に示すように、第1の板材1000の他方側の部分1000bの外側に第2の板材2000の一部2000a(一端側の一部)を位置させ、且つ、両者の端面が略面一となるように第1及び第2の板材1000、2000を配置する。
次に、作業者が、一対の挟持片100a、100a間に第1の板材1000の一方側の部分1000aを挿入していくとともに、一対の挟持片100b、100b間に第1の板材1000の他方側の部分1000b及び第2の板材2000の一部2000aを一緒に挿入していく。作業者は、この挿入動作の途中から接触部110を折り曲げ部BSに内側から接触させる。
最終的に、当該挿入動作が完了したときには、図1に示すように、第1の板材1000の一方側の部分1000aの端面が一対の挟持片100a、100aの基端間に配置され、且つ、第1の板材1000の他方側の部分1000bの端面及び第2の板材2000の一部2000aの端面が一対の挟持片100b、100bの基端間に配置され、且つ、第1の板材1000の折り曲げ部BSの端面が支持面に接触した状態となる。このとき、接触部110の第1の接触面110aの略全体が第1の板材1000の一方側の部分1000aに接触し、且つ、接触部110の第2の接触面110bの略全体が第1の板材1000の他方側の部分1000bに接触した状態となる。
(第1の実施形態に係る組立用部材の効果)
以上説明した第1の実施形態に係る組立用部材10は、間仕切り用の複数の板材を連結する組立用部材であって、折り曲げ部BSを有する第1の板材1000の、折り曲げ部BSの一方側の部分1000aを挟持する挟持部(例えば第1の挟持部100−1)と、第1の板材1000の、折り曲げ部BSの他方側の部分1000bと、該部分1000bと重ね合わされた、第2の板材2000の一部2000aとを一緒に挟持する挟持部(例えば第2の挟持部100−2)と、を備える。
この場合、第1及び第2の挟持部100−1、100−2により、第1の板材1000の折り曲げ部BSにより形成されるコーナー部(隙間のないコーナー部)を保持するとともに、第1及び第2の板材1000、2000を連結することができる。
結果として、第1の実施形態に係る組立用部材10によれば、隙間のないコーナー部を保持しつつ板材同士を連結することができる
以上説明した第1の実施形態に係る組立用部材10は、間仕切り用の複数の板材を連結する組立用部材であって、折り曲げ部BSを有する第1の板材1000の、折り曲げ部BSの一方側の部分1000aを挟持する挟持部(例えば第1の挟持部100−1)と、第1の板材1000の、折り曲げ部BSの他方側の部分1000bと、該部分1000bと重ね合わされた、第2の板材2000の一部2000aとを一緒に挟持する挟持部(例えば第2の挟持部100−2)と、を備える。
この場合、第1及び第2の挟持部100−1、100−2により、第1の板材1000の折り曲げ部BSにより形成されるコーナー部(隙間のないコーナー部)を保持するとともに、第1及び第2の板材1000、2000を連結することができる。
結果として、第1の実施形態に係る組立用部材10によれば、隙間のないコーナー部を保持しつつ板材同士を連結することができる
組立用部材10は、折り曲げ部BSに内側から接触する接触部110を更に備えうる。これにより、折り曲げ部BSにより形成されたコーナー部を内側から補強した状態となるので、該コーナー部をより確実に保持することが可能となる。
2.<本考案の第2の実施形態に係る組立用部材>
以下に、第2の実施形態に係る組立用部材20について、図3及び図4を参照して説明する。図3は、組立用部材20により第1及び第2の板材3000、2000が連結された状態を示している。図4Aは、組立用部材20の斜視図である。図4Bは、組立用部材20の平面図である。図4Cは、図4Bに示す組立用部材20を矢印C方向から見た側面図(側面図1)である。図4Dは、図4Bに示す組立用部材20を矢印D方向から見た側面図(側面図2)である。
以下に、第2の実施形態に係る組立用部材20について、図3及び図4を参照して説明する。図3は、組立用部材20により第1及び第2の板材3000、2000が連結された状態を示している。図4Aは、組立用部材20の斜視図である。図4Bは、組立用部材20の平面図である。図4Cは、図4Bに示す組立用部材20を矢印C方向から見た側面図(側面図1)である。図4Dは、図4Bに示す組立用部材20を矢印D方向から見た側面図(側面図2)である。
組立用部材20は、主として、図3に示すように、コーナー部となる折り曲げ部BSを有する第1の板材3000と、第2の板材2000とを略T字状に連結するのに用いられる。
組立用部材20は、一例として、図4A〜図4Dに示すように、第1及び第2の挟持部200−1、200−2と、これらを支持する支持部220とを備える。
組立用部材20は、一例として、樹脂(例えば硬質樹脂)製である。組立用部材20は、例えば、射出成型等の成型法により一体成型されている。
なお、組立用部材20は、射出成型等の成型法により各挟持部(もしくは各挟持片)と支持部220とを別々に成型し、互いに組み合わせる(例えば嵌合させる)ことにより、組み立てられるものであってもよい。
第1及び第2の板材3000、2000は、一例として、いずれも側板として用いられる。
支持部220は、例えば長手方向を有する平板状の部材からなる。
第1及び第2の挟持部200−1、200−2は、それぞれ支持部220の一面(支持面)の長手方向の一端部及び他端部に立設されている。
組立用部材20は、一例として、図4A〜図4Dに示すように、第1及び第2の挟持部200−1、200−2と、これらを支持する支持部220とを備える。
組立用部材20は、一例として、樹脂(例えば硬質樹脂)製である。組立用部材20は、例えば、射出成型等の成型法により一体成型されている。
なお、組立用部材20は、射出成型等の成型法により各挟持部(もしくは各挟持片)と支持部220とを別々に成型し、互いに組み合わせる(例えば嵌合させる)ことにより、組み立てられるものであってもよい。
第1及び第2の板材3000、2000は、一例として、いずれも側板として用いられる。
支持部220は、例えば長手方向を有する平板状の部材からなる。
第1及び第2の挟持部200−1、200−2は、それぞれ支持部220の一面(支持面)の長手方向の一端部及び他端部に立設されている。
第1の挟持部200−1は、板材を挟持する、互いに対向する一対の挟持片200a、200aを有する。
第2の挟持部200−2は、板材を挟持する、互いに対向する一対の挟持片200b、200bを有する。
第2の挟持部200−1の各挟持片200a及び第2の挟持部200−2の各挟持片200bは、一例として第1の実施形態に係る組立用部材10の各挟持片と実質的に同一である。
第2の挟持部200−2は、板材を挟持する、互いに対向する一対の挟持片200b、200bを有する。
第2の挟持部200−1の各挟持片200a及び第2の挟持部200−2の各挟持片200bは、一例として第1の実施形態に係る組立用部材10の各挟持片と実質的に同一である。
第1及び第2の挟持部200−1、200−2は、一例として、各々の挟持方向、すなわち一対の挟持片が対向する方向が互いに略直交する位置関係にある(図4B〜図4D参照)。
すなわち、第1及び第2の挟持部200−1、200−2は、第1の板材3000の折り曲げ部BSにより形成されるコーナー部を略直角に保持する機能を有する。
すなわち、第1及び第2の挟持部200−1、200−2は、第1の板材3000の折り曲げ部BSにより形成されるコーナー部を略直角に保持する機能を有する。
第2の挟持部200−2は、一例として、図3に示すように、折り曲げ部BSを有する第1の板材3000の、折り曲げ部BSの一方側の部分3000aを挟持する。
第1の挟持部200−1は、一例として、第1の板材3000の、折り曲げ部BSの他方側の部分3000bと、該他方側の部分3000bに重ね合わされた、第2の板材2000の他部2000b(他端側の一部)とを一緒に挟持する。
ここでは、第1の板材3000は、一例として、一方側の部分3000aが他方側の部分3000bよりも大きいが、小さくてもよいし、同じ大きさであってもよい。
なお、第1の挟持部200−1が、第1の板材3000の一方側の部分3000aを挟持し、且つ、第2の挟持部200−2が、第1の板材3000の他方側の部分3000bと第2の板材2000の他部とを一緒に挟持するように構成してもよい。
第1の挟持部200−1は、一例として、第1の板材3000の、折り曲げ部BSの他方側の部分3000bと、該他方側の部分3000bに重ね合わされた、第2の板材2000の他部2000b(他端側の一部)とを一緒に挟持する。
ここでは、第1の板材3000は、一例として、一方側の部分3000aが他方側の部分3000bよりも大きいが、小さくてもよいし、同じ大きさであってもよい。
なお、第1の挟持部200−1が、第1の板材3000の一方側の部分3000aを挟持し、且つ、第2の挟持部200−2が、第1の板材3000の他方側の部分3000bと第2の板材2000の他部とを一緒に挟持するように構成してもよい。
(第2の実施形態に係る組立用部材20を用いて板材を連結する方法の具体例)
以上のように構成される組立用部材20を用いて板材を連結する方法の具体例を説明する。
先ず、作業者が、図3に示すように、第1の板材3000の他方側の部分3000bの外側に第2の板材2000の他部2000b(他端側の一部)を位置させ、且つ、両者の端面が略面一となるように第1及び第2の板材3000、2000を配置する。
次に、作業者が、一対の挟持片200b、200b間に第1の板材3000の一方側の部分3000aを挿入していくとともに、一対の挟持片200a、200a間に第1の板材3000の他方側の部分3000b及び第2の板材2000の他部2000bを一緒に挿入していく。
最終的に、当該挿入動作が完了したときには、図3に示すように、第1の板材3000の一方側の部分3000aの端面が一対の挟持片200b、200bの基端間に配置され、且つ、第1の板材3000の他方側の部分3000bの端面及び第2の板材2000の他部2000bの端面が一対の挟持片200a、200aの基端間に配置された状態となる。
このようにして、組立用部材20により、第1及び第2の板材3000、2000を略T字状に連結することができる。
以上のように構成される組立用部材20を用いて板材を連結する方法の具体例を説明する。
先ず、作業者が、図3に示すように、第1の板材3000の他方側の部分3000bの外側に第2の板材2000の他部2000b(他端側の一部)を位置させ、且つ、両者の端面が略面一となるように第1及び第2の板材3000、2000を配置する。
次に、作業者が、一対の挟持片200b、200b間に第1の板材3000の一方側の部分3000aを挿入していくとともに、一対の挟持片200a、200a間に第1の板材3000の他方側の部分3000b及び第2の板材2000の他部2000bを一緒に挿入していく。
最終的に、当該挿入動作が完了したときには、図3に示すように、第1の板材3000の一方側の部分3000aの端面が一対の挟持片200b、200bの基端間に配置され、且つ、第1の板材3000の他方側の部分3000bの端面及び第2の板材2000の他部2000bの端面が一対の挟持片200a、200aの基端間に配置された状態となる。
このようにして、組立用部材20により、第1及び第2の板材3000、2000を略T字状に連結することができる。
以上説明した第2の実施形態に係る組立用部材20は、接触部110による効果(コーナー部の補強効果)を除いて上記第1の実施形態に係る組立用部材10と同様の効果を奏するとともに、例えば板材同士を略T字状に連結する場合のようにコーナー部を補強する必要性が低い場合に、接触部110を有しない簡素な構成の組立用部材として有用である。
3.<本考案の第3の実施形態に係る組立用部材セット>
以下に、第3の実施形態に係る組立用部材セットについて、図面を参照して説明する。
第3の実施形態に係る組立用部材セットは、第1及び第2の板材1000、2000を略L字状に連結する第1の実施形態に係る組立用部材10(図1参照)と、第1及び第2の板材3000、2000を略T字状に連結する第2の実施形態に係る組立用部材20(図3参照)と、の少なくとも一方、並びに他の組立用部材を備える。
第3の実施形態に係る組立用部材セットによれば、組立用部材10、20の少なくとも一方を備えることにより、頑丈な略L字状の間仕切り部及び/又は頑丈な略T字状の間仕切り部を含む間仕切りシステムを簡単に構築できる組立用部材セットを実現できる。
以下に、第3の実施形態に係る組立用部材セットについて、図面を参照して説明する。
第3の実施形態に係る組立用部材セットは、第1及び第2の板材1000、2000を略L字状に連結する第1の実施形態に係る組立用部材10(図1参照)と、第1及び第2の板材3000、2000を略T字状に連結する第2の実施形態に係る組立用部材20(図3参照)と、の少なくとも一方、並びに他の組立用部材を備える。
第3の実施形態に係る組立用部材セットによれば、組立用部材10、20の少なくとも一方を備えることにより、頑丈な略L字状の間仕切り部及び/又は頑丈な略T字状の間仕切り部を含む間仕切りシステムを簡単に構築できる組立用部材セットを実現できる。
例えば第3の実施形態に係る組立用部材セットは、以下に説明する組立用部材30も備えうる。
(組立用部材セットに含まれうる組立用部材30)
以下に、組立用部材30について、図3及び図5を参照して説明する。図5Aは、組立用部材30の斜視図である。図5Bは、組立用部材30の正面図である。図5Cは、組立用部材30の側面図である。
以下に、組立用部材30について、図3及び図5を参照して説明する。図5Aは、組立用部材30の斜視図である。図5Bは、組立用部材30の正面図である。図5Cは、組立用部材30の側面図である。
組立用部材30は、主として、第2及び第4の板材2000、4000(図3参照)を並列に(互いに平行に)連結するのに用いられる。
組立用部材30は、一例として、図5A〜図5Cに示すように、挟持部300と、該挟持部300を支持する支持部320とを備える。
組立用部材30は、一例として、樹脂(例えば硬質樹脂)製である。組立用部材30は、例えば、射出成型等の成型法により一体成型されている。
なお、組立用部材30は、射出成型等の成型法により各挟持部(もしくは各挟持片)と支持部320とを別々に成型し、互いに組み合わせる(例えば嵌合させる)ことにより、組み立てられるものであってもよい。
支持部320は、例えば平面視で略長方形の平板状の部材からなる。
挟持部300は、支持部320の一面(支持面)に長手方向に沿って離間する2つの位置にそれぞれ立設された一対の挟持片300a、300bを有する。
挟持部300は、上記第1の実施形態に係る組立用部材10の各挟持部と実質的に同一の構成及び機能を有する。
挟持部300は、図3に示すように、第2の板材2000の他部2000bの、第1の板材3000の折り曲げ部BSに対して第2の板材2000の一部2000a(図1参照)側(一端側)とは反対側の部分と、該部分に重ね合わされた、第4の板材4000の一部4000a(一端側の部分)とを一緒に挟持する。
組立用部材30は、一例として、図5A〜図5Cに示すように、挟持部300と、該挟持部300を支持する支持部320とを備える。
組立用部材30は、一例として、樹脂(例えば硬質樹脂)製である。組立用部材30は、例えば、射出成型等の成型法により一体成型されている。
なお、組立用部材30は、射出成型等の成型法により各挟持部(もしくは各挟持片)と支持部320とを別々に成型し、互いに組み合わせる(例えば嵌合させる)ことにより、組み立てられるものであってもよい。
支持部320は、例えば平面視で略長方形の平板状の部材からなる。
挟持部300は、支持部320の一面(支持面)に長手方向に沿って離間する2つの位置にそれぞれ立設された一対の挟持片300a、300bを有する。
挟持部300は、上記第1の実施形態に係る組立用部材10の各挟持部と実質的に同一の構成及び機能を有する。
挟持部300は、図3に示すように、第2の板材2000の他部2000bの、第1の板材3000の折り曲げ部BSに対して第2の板材2000の一部2000a(図1参照)側(一端側)とは反対側の部分と、該部分に重ね合わされた、第4の板材4000の一部4000a(一端側の部分)とを一緒に挟持する。
(組立用部材30を用いて板材を連結する方法の具体例)
以上のように構成される組立用部材30を用いて板材を並列に連結する方法の具体例を説明する。
先ず、作業者が、第4の板材4000の一部4000aの外側に第2の板材2000の他部2000b(他端側の一部)を位置させ、且つ、両者の端面が略面一となるように第2及び第4の板材2000、4000を配置する。
次に、作業者が、一対の挟持片300a、300a間に第2の板材2000の他部2000b及び第4の板材4000の一部4000aを一緒に挿入していく。
最終的に、当該挿入動作が完了したときには、図3に示すように、第2の板材2000の他部2000bの端面及び第4の板材4000の一部4000aの端面が支持面(支持部320の一面)に接触した状態となる。
このようにして、組立用部材30により、第2及び第4の板材2000、4000を並列に連結することができる。
以上のように構成される組立用部材30を用いて板材を並列に連結する方法の具体例を説明する。
先ず、作業者が、第4の板材4000の一部4000aの外側に第2の板材2000の他部2000b(他端側の一部)を位置させ、且つ、両者の端面が略面一となるように第2及び第4の板材2000、4000を配置する。
次に、作業者が、一対の挟持片300a、300a間に第2の板材2000の他部2000b及び第4の板材4000の一部4000aを一緒に挿入していく。
最終的に、当該挿入動作が完了したときには、図3に示すように、第2の板材2000の他部2000bの端面及び第4の板材4000の一部4000aの端面が支持面(支持部320の一面)に接触した状態となる。
このようにして、組立用部材30により、第2及び第4の板材2000、4000を並列に連結することができる。
以上説明した組立用部材30を更に備える組立用部材セットは、上述した組立用部材セットの効果を奏するとともに、例えば間仕切りシステムの側板をストレート(まっすぐ)に延長するために板材同士を並列に連結する場合に有効である。
例えば第3の実施形態に係る組立用部材セットは、第2の実施形態に係る組立用部材20に加えて又は代えて、以下に説明する組立用部材40を備えうる。
(組立用部材セットに含まれうる組立用部材40)
以下に、組立用部材40について、図6及び図7を参照して説明する。図6は、組立用部材40により第2及び第3の板材2000、3500を連結した状態を示す図である。図7Aは、組立用部材40の斜視図である。図7Bは、組立用部材40の正面図である。図7Cは、組立用部材40の側面図である。図7Dは、組立用部材40の平面図である。
以下に、組立用部材40について、図6及び図7を参照して説明する。図6は、組立用部材40により第2及び第3の板材2000、3500を連結した状態を示す図である。図7Aは、組立用部材40の斜視図である。図7Bは、組立用部材40の正面図である。図7Cは、組立用部材40の側面図である。図7Dは、組立用部材40の平面図である。
組立用部材40は、主として、図6に示すように、第2の板材2000と第3の板材3500とを略T字状に連結するのに用いられる。
組立用部材40は、一例として、図7A〜図7Dに示すように、第1〜第3の挟持部400−1、400−2、400−3と、これらを支持する支持部420とを備える。
組立用部材40は、一例として、樹脂(例えば硬質樹脂)製である。組立用部材40は、例えば、射出成型等の成型法により一体成型されている。
なお、組立用部材40は、射出成型等の成型法により各挟持部(もしくは各挟持片)と支持部420とを別々に成型し、互いに組み合わせる(例えば嵌合させる)ことにより、組み立てられるものであってもよい。
支持部420は、例えば平面視で略T状の平板部材からなる。
第1及び第2の挟持部400−1、400−2は、それぞれ支持部420の一面(支持面)のT字の横辺方向の一端部及び他端部に立設されている。
第3の挟持部400−3は、支持面のT字の縦辺の、縦辺と横辺との交点とは反対側の端部に立設されている。
組立用部材40は、一例として、図7A〜図7Dに示すように、第1〜第3の挟持部400−1、400−2、400−3と、これらを支持する支持部420とを備える。
組立用部材40は、一例として、樹脂(例えば硬質樹脂)製である。組立用部材40は、例えば、射出成型等の成型法により一体成型されている。
なお、組立用部材40は、射出成型等の成型法により各挟持部(もしくは各挟持片)と支持部420とを別々に成型し、互いに組み合わせる(例えば嵌合させる)ことにより、組み立てられるものであってもよい。
支持部420は、例えば平面視で略T状の平板部材からなる。
第1及び第2の挟持部400−1、400−2は、それぞれ支持部420の一面(支持面)のT字の横辺方向の一端部及び他端部に立設されている。
第3の挟持部400−3は、支持面のT字の縦辺の、縦辺と横辺との交点とは反対側の端部に立設されている。
第1の挟持部400−1は、板材を挟持する、互いに対向する一対の挟持片400a、400aを有する。
第2の挟持部400−2は、板材を挟持する、互いに対向する一対の挟持片400b、400bを有する。
第3の挟持部400−3は、板材を挟持する、互いに対向する一対の挟持片400c、400cを有する。
第1の挟持部400−1の各挟持片400a及び第2の挟持部400−2の各挟持片400b及び第3の挟持部400−3の各挟持片400cは、一例として第1の実施形態に係る組立用部材10の各挟持片と実質的に同一である。
第2の挟持部400−2は、板材を挟持する、互いに対向する一対の挟持片400b、400bを有する。
第3の挟持部400−3は、板材を挟持する、互いに対向する一対の挟持片400c、400cを有する。
第1の挟持部400−1の各挟持片400a及び第2の挟持部400−2の各挟持片400b及び第3の挟持部400−3の各挟持片400cは、一例として第1の実施形態に係る組立用部材10の各挟持片と実質的に同一である。
第1及び第2の挟持部400−1、400−2は、一例として、各々の挟持方向、すなわち一対の挟持片が対向する方向が互いに略平行な位置関係にある。
第1及び第2の挟持部400−1、400−2と、第3の挟持部400−3とは、一例として、各々の挟持方向、すなわち一対の挟持片が対向する方向が互いに略直交する位置関係にある。
第1及び第2の挟持部400−1、400−2と、第3の挟持部400−3とは、一例として、各々の挟持方向、すなわち一対の挟持片が対向する方向が互いに略直交する位置関係にある。
第1及び第2の挟持部400−1、400−2は、図6に示すように、例えば側板として用いられる第3の板材3500の端面が側面に突き当てられた第2の板材2000の、第3の板材3500が突き当てられた位置の一方側及び他方側の部分2000b、2000cをそれぞれ挟持する。第3の挟持部400−3は、第3の板材3500を挟持する。
(組立用部材40を用いて板材を連結する方法の具体例)
以上のように構成される組立用部材40を用いて板材を連結する方法の具体例を説明する。
先ず、作業者が、第3の板材3500の側端面を第2の板材2000の側面に突き当て、且つ、第3の板材3500の上端面と第2の板材2000の上端面とが略面一となるように第2及び第3の板材2000、3500を配置する。
次に、作業者が、一対の挟持片400a、400a間に第2の板材2000の一方側の部分2000bを挿入し、且つ、一対の挟持片400b、400b間に第2の板材2000の他方側の部分2000cを挿入し、且つ、一対の挟持片400c、400c間に第3の板材3500を挿入していく。
最終的に、当該挿入動作が完了したときには、図6に示すように、第2の板材2000の一方側の部分2000bの端面が一対の挟持片400a、400aの基端間に配置され、且つ、第2の板材2000の他方側の部分2000cの端面が一対の挟持片400b、400bの基端間に配置され、且つ、第3の板材3500の端面が一対の挟持片400c、400cの基端間に配置された状態となる。
このようにして、組立用部材40により、第2及び第3の板材2000、3500を略T字状に連結することができる。
以上のように構成される組立用部材40を用いて板材を連結する方法の具体例を説明する。
先ず、作業者が、第3の板材3500の側端面を第2の板材2000の側面に突き当て、且つ、第3の板材3500の上端面と第2の板材2000の上端面とが略面一となるように第2及び第3の板材2000、3500を配置する。
次に、作業者が、一対の挟持片400a、400a間に第2の板材2000の一方側の部分2000bを挿入し、且つ、一対の挟持片400b、400b間に第2の板材2000の他方側の部分2000cを挿入し、且つ、一対の挟持片400c、400c間に第3の板材3500を挿入していく。
最終的に、当該挿入動作が完了したときには、図6に示すように、第2の板材2000の一方側の部分2000bの端面が一対の挟持片400a、400aの基端間に配置され、且つ、第2の板材2000の他方側の部分2000cの端面が一対の挟持片400b、400bの基端間に配置され、且つ、第3の板材3500の端面が一対の挟持片400c、400cの基端間に配置された状態となる。
このようにして、組立用部材40により、第2及び第3の板材2000、3500を略T字状に連結することができる。
以上説明した組立用部材40を更に備える組立用部材セットによれば、上述した組立用部材セットの効果を奏するとともに、折り曲げ部BSを有しない板材を用いて頑丈な略T字状の間仕切り部を有する間仕切りシステムを構築できる。
例えば第3の実施形態に係る組立用部材セットは、さらに、以下に説明する組立用部材50を備えうる。
(組立用部材セットに含まれうる組立用部材50)
以下に、組立用部材50について、図8及び図9を参照して説明する。図8は、組立用部材50により第5及び第6の板材5000、6000を連結した状態を示す図である。図9Aは、組立用部材50の斜視図である。図9Bは、組立用部材50の側面図である。
以下に、組立用部材50について、図8及び図9を参照して説明する。図8は、組立用部材50により第5及び第6の板材5000、6000を連結した状態を示す図である。図9Aは、組立用部材50の斜視図である。図9Bは、組立用部材50の側面図である。
組立用部材50は、主として、図8に示すように、側板として用いられる第5の板材5000と、底板として用いられる第6の板材6000とを略L字状に連結するのに用いられる。
組立用部材50は、一例として、図9A及び図9Bに示すように、第1及び第2の挟持部500−1、500−2を備える。
組立用部材50は、一例として、図9A及び図9Bに示すように、第1及び第2の挟持部500−1、500−2を備える。
第1の挟持部500−1は、板材を挟持する、互いに対向する一対の挟持片500a、500aを有する。
第2の挟持部500−2は、板材を挟持する、互いに対向する一対の挟持片500b、500bを有する。
第1の挟持部500−1の各挟持片500a及び第2の挟持部500−2の各挟持片500bは、一例として第1の実施形態に係る組立用部材10の各挟持片と概ね同一の構成及び機能を有する。
組立用部材50は、一例として、樹脂(例えば硬質樹脂)製である。組立用部材50は、例えば、射出成型等の成型法により一体成型されている。
なお、組立用部材50は、射出成型等の成型法により各挟持部(もしくは各挟持片)を別々に成型し、互いに組み合わせる(例えば嵌合させる)ことにより、組み立てられるものであってもよい。
第2の挟持部500−2は、板材を挟持する、互いに対向する一対の挟持片500b、500bを有する。
第1の挟持部500−1の各挟持片500a及び第2の挟持部500−2の各挟持片500bは、一例として第1の実施形態に係る組立用部材10の各挟持片と概ね同一の構成及び機能を有する。
組立用部材50は、一例として、樹脂(例えば硬質樹脂)製である。組立用部材50は、例えば、射出成型等の成型法により一体成型されている。
なお、組立用部材50は、射出成型等の成型法により各挟持部(もしくは各挟持片)を別々に成型し、互いに組み合わせる(例えば嵌合させる)ことにより、組み立てられるものであってもよい。
組立用部材50は、一例として、第1及び第2の挟持部500−1、500−2の各々の挟持方向、すなわち一対の挟持片が対向する方向が互いに略直交する位置関係となるように全体として側面視略L字状に構成されている。
第1の挟持部500−1は、一例として、図8に示すように、側板として用いられる第5の板材5000を挟持する。
第2の挟持部500−2は、一例として、底板として用いられる第6の板材6000を挟持する。
第2の挟持部500−2は、一例として、底板として用いられる第6の板材6000を挟持する。
(組立用部材50を用いて板材を連結する方法の具体例)
以上のように構成される組立用部材50を用いて板材を連結する方法の具体例を説明する。
先ず、作業者が、図8のように組立用部材50を立てた状態で一対の挟持片500b、500b間に第6の板材6000を横から挿入する。
次に、作業者が、一対の挟持片500a、500a間に第5の板材5000を上方から挿入する。
このようにして、組立用部材50により、第5及び第6の板材5000、6000を略L字状に連結することができる。
以上のように構成される組立用部材50を用いて板材を連結する方法の具体例を説明する。
先ず、作業者が、図8のように組立用部材50を立てた状態で一対の挟持片500b、500b間に第6の板材6000を横から挿入する。
次に、作業者が、一対の挟持片500a、500a間に第5の板材5000を上方から挿入する。
このようにして、組立用部材50により、第5及び第6の板材5000、6000を略L字状に連結することができる。
以上説明した組立用部材50を更に備える組立用部材セットによれば、上述した組立用部材セットの効果を奏するとともに、側板と底板とを含む頑丈な間仕切り部を有する間仕切りシステムを構築できる。
4.<本考案の第4の実施形態に係る間仕切りシステム>
図10は、間仕切りシステム1の斜視図である。
間仕切りシステム1は、例えば避難所となりうる建物の床上に仮設(一時的に設置)される。
第4の実施形態に係る間仕切りシステム1は、図10に示すように、第1及び第2の実施形態に係る組立用部材10、20の少なくとも一方と、少なくとも1つの板材とを備えうる。
第4の実施形態に係る間仕切りシステム1は、第3の実施形態に係る組立用部材セットと、複数の板材とを備えうる。
図10は、間仕切りシステム1の斜視図である。
間仕切りシステム1は、例えば避難所となりうる建物の床上に仮設(一時的に設置)される。
第4の実施形態に係る間仕切りシステム1は、図10に示すように、第1及び第2の実施形態に係る組立用部材10、20の少なくとも一方と、少なくとも1つの板材とを備えうる。
第4の実施形態に係る間仕切りシステム1は、第3の実施形態に係る組立用部材セットと、複数の板材とを備えうる。
詳述すると、間仕切りシステム1は、図10に示すように、一例として、複数(例えば8つ)の組立用部材10と、複数(例えば4つ)の組立用部材20と、複数(例えば2つ)の組立用部材30と、複数(例えば3つ)の組立用部材50と、複数(例えば2つ)の第1の板材1000と、複数(例えば2つ)の第1の板材3000と、複数(例えば2つ)の第4の板材4000と、複数(例えば2つ)の第5の板材5000と、複数(例えば3つ)の第6の板材6000と、複数(例えば2つ)の第2の板材7000(側板)とを備える。
間仕切りシステム1は、間仕切りにより区画された、複数(例えば3つ)の部屋を有している。以下、当該3つの部屋のうち図10の紙面に向かって右手前の部屋を第1の部屋、左奥の部屋を第3の部屋、第1及び第3の部屋の間の部屋を第2の部屋と呼ぶ。
各部屋は、上方から見て、一方に切れ目を有する四方を囲まれた形状(例えば略C字形状)を有している。各部屋における切れ目に相当する箇所が出入口となる。
各第1の板材1000は、一例として、一端側及び他端側に折り曲げ部BSを有し、間仕切りシステム1における3つの部屋の並び方向の両端の側板として用いられている。
る。
各第1の板材3000は、一例として、一端側及び他端側に折り曲げ部BSを有し、隣接する部屋間を仕切る共通の側板として用いられている。
第2の板材2000は、一例として、第1の部屋の出入口側から見て奥側の側板として用いられている。
各第4の板材4000は、一例として、第2又は第3の部屋の出入口側から見て奥側の側板として用いられている。
各第5の板材5000は、各部屋の出入り口の左側又は右側の側板として用いられ、隣接する部屋間で共有されている。
各第5の板材5000は、第1の板材3000との関係(組合せ)において、第2の板材としても機能する。
一の第2の板材7000は、第1の部屋の出入口の右側の側板として用いられている。
別の第2の板材7000は、第3の部屋の出入口の左側の側板として用いられている。
各第6の板材6000は、部屋毎の底板として用いられている。
組立用部材10は、第1及び第2の板材の上端面側及び下端面側に設けられている。なお、第1及び第2の板材の下端面側に設けられる組立用部材10の、床に接触する面に滑り止め用の部材(例えば軟質樹脂製の部材)を設けてもよい。
組立用部材20は、第1及び第2の板材の上端面側にのみ設けられているが、下端面側にも設けられてもよい。なお、第1及び第2の板材の下端面側に設けられる組立用部材20の、床に接触する面に滑り止め用の部材(例えば軟質樹脂製の部材)を設けてもよい。
組立用部材30は、第2及び第4の板材の上端面側にのみ設けられているが、下端面側にも設けられてもよい。なお、第2及び第4の板材の下端面側に設けられる組立用部材30の、床に接触する面に滑り止め用の部材(例えば軟質樹脂製の部材)を設けてもよい。
第1の板材3000に代えて、第3の板材3500を用いてもよい(図8参照)。この場合、組立用部材20に代えて、組立用部材40を用いることが好ましい。
組立用部材50の、床に接触する面に滑り止め用の部材(例えば軟質樹脂製の部材)を設けてもよい。
各第1の板材1000は、一例として、一端側及び他端側に折り曲げ部BSを有し、間仕切りシステム1における3つの部屋の並び方向の両端の側板として用いられている。
る。
各第1の板材3000は、一例として、一端側及び他端側に折り曲げ部BSを有し、隣接する部屋間を仕切る共通の側板として用いられている。
第2の板材2000は、一例として、第1の部屋の出入口側から見て奥側の側板として用いられている。
各第4の板材4000は、一例として、第2又は第3の部屋の出入口側から見て奥側の側板として用いられている。
各第5の板材5000は、各部屋の出入り口の左側又は右側の側板として用いられ、隣接する部屋間で共有されている。
各第5の板材5000は、第1の板材3000との関係(組合せ)において、第2の板材としても機能する。
一の第2の板材7000は、第1の部屋の出入口の右側の側板として用いられている。
別の第2の板材7000は、第3の部屋の出入口の左側の側板として用いられている。
各第6の板材6000は、部屋毎の底板として用いられている。
組立用部材10は、第1及び第2の板材の上端面側及び下端面側に設けられている。なお、第1及び第2の板材の下端面側に設けられる組立用部材10の、床に接触する面に滑り止め用の部材(例えば軟質樹脂製の部材)を設けてもよい。
組立用部材20は、第1及び第2の板材の上端面側にのみ設けられているが、下端面側にも設けられてもよい。なお、第1及び第2の板材の下端面側に設けられる組立用部材20の、床に接触する面に滑り止め用の部材(例えば軟質樹脂製の部材)を設けてもよい。
組立用部材30は、第2及び第4の板材の上端面側にのみ設けられているが、下端面側にも設けられてもよい。なお、第2及び第4の板材の下端面側に設けられる組立用部材30の、床に接触する面に滑り止め用の部材(例えば軟質樹脂製の部材)を設けてもよい。
第1の板材3000に代えて、第3の板材3500を用いてもよい(図8参照)。この場合、組立用部材20に代えて、組立用部材40を用いることが好ましい。
組立用部材50の、床に接触する面に滑り止め用の部材(例えば軟質樹脂製の部材)を設けてもよい。
以上のように構成される間仕切りシステム1によれば、少ない部品点数で複数(例えば3つ)の部屋を構成可能な間仕切りシステムを実現できる。
なお、間仕切りシステム1では、例えば第2の部屋のような中間の部屋を増設することにより多くの(例えば4つ以上)の部屋を構成することもできるし、例えば第2の部屋のような中間の部屋を削減することにより2つの部屋を構成することもできる。
なお、間仕切りシステム1では、例えば第2の部屋のような中間の部屋を増設することにより多くの(例えば4つ以上)の部屋を構成することもできるし、例えば第2の部屋のような中間の部屋を削減することにより2つの部屋を構成することもできる。
5.<本考案の変形例>
本考案は、上記第1〜第4の実施形態に限定されず、種々の変形が可能である。
例えば、各組立用部材の構造、形状等は、適宜変更可能である。
例えば、組立用部材セットにおける組立用部材の組み合わせも適宜変更可能である。
例えば、上記第1及び第2の実施形態の組立用部材10、20は、一の挟持部が1枚の板材を挟持し、且つ、別の挟持部が2枚の板材を挟持しているが、これに限られず、要は、一挟持部が少なくとも1枚の板材を挟持し、且つ、別の挟持部が少なくとも1枚の板材を挟持すればよい。
例えば、第1及び第2の板材1000、2000を組立用部材20で略L字状に連結してもよい。
例えば、第1及び第2の板材3000、2000を組立用部材10で略T字状に連結してもよい。
上記第4の実施形態では、隣接する部屋間で板材を共有する一連一体の間仕切りシステム1について説明したが、本考案によれば、複数の板材及び複数の組立用部材を用いて単一の部屋を有する間仕切りシステムを少なくとも1つ構築することも可能である。
また、上記第1〜第4の実施形態においては、間仕切り部及び/又は間仕切りシステムの組み立てについて説明したが、間仕切り部及び/又は間仕切りシステムの分解についても、組み立てと逆の手順により容易に行うことができるのはいうまでもない。
本考案は、上記第1〜第4の実施形態に限定されず、種々の変形が可能である。
例えば、各組立用部材の構造、形状等は、適宜変更可能である。
例えば、組立用部材セットにおける組立用部材の組み合わせも適宜変更可能である。
例えば、上記第1及び第2の実施形態の組立用部材10、20は、一の挟持部が1枚の板材を挟持し、且つ、別の挟持部が2枚の板材を挟持しているが、これに限られず、要は、一挟持部が少なくとも1枚の板材を挟持し、且つ、別の挟持部が少なくとも1枚の板材を挟持すればよい。
例えば、第1及び第2の板材1000、2000を組立用部材20で略L字状に連結してもよい。
例えば、第1及び第2の板材3000、2000を組立用部材10で略T字状に連結してもよい。
上記第4の実施形態では、隣接する部屋間で板材を共有する一連一体の間仕切りシステム1について説明したが、本考案によれば、複数の板材及び複数の組立用部材を用いて単一の部屋を有する間仕切りシステムを少なくとも1つ構築することも可能である。
また、上記第1〜第4の実施形態においては、間仕切り部及び/又は間仕切りシステムの組み立てについて説明したが、間仕切り部及び/又は間仕切りシステムの分解についても、組み立てと逆の手順により容易に行うことができるのはいうまでもない。
1:間仕切りシステム、10、20、30、40、50:組立用部材、100−1、200−1、300−1、400−1、500−1:第1の挟持部(一の挟持部)、100−2、200−2、300−2、400−2、500−2:第2の挟持部(別の挟持部)、110:接触部、1000、3000:第1の板材、2000、7000:第2の板材、3500:第3の板材、4000:第4の板材、5000:第5の板材、6000:第6の板材、BS:折り曲げ部、R:凸条(凸部)。
Claims (11)
- 間仕切りシステムの組立に用いられる組立用部材であって、
折り曲げ部を有する第1の板材の、前記折り曲げ部の一方側の部分を少なくとも挟持する一の挟持部と、
前記第1の板材の、前記折り曲げ部の他方側の部分を少なくとも挟持する別の挟持部と、
を備える、組立用部材。 - 前記折り曲げ部に内側から接触する接触部を更に備える、請求項1に記載の組立用部材。
- 前記一の挟持部及び前記別の挟持部の各々は、互いに対向する一対の挟持片を含み、
前記一対の挟持片の互いに対向する対向面には、少なくとも1つの凸部が形成されている、請求項1又は2に記載の組立用部材。 - 前記別の挟持部は、前記第1の板材の、前記折り曲げ部の他方側の部分と、該部分と重ね合わされた、第2の板材の一部とを一緒に挟持する、請求項1〜3のいずれか1項に記載の組立用部材。
- 前記第1の板材及び前記第2の板材を略L字状に連結する、請求項4に記載の組立用部材と、
前記第1の板材及び前記第2の板材を略T字状に連結する、請求項4に記載の組立用部材と、
を備える、組立用部材セット。 - 前記第1の板材及び前記第2の板材を略L字状に連結する、請求項4に記載の組立用部材と、
第3の板材の端面が側面に突き当てられた前記第2の板材の、前記第3の板材が突き当てられた位置の一方側の部分及び他方側の部分をそれぞれ挟持する2つの挟持部と、前記第3の板材を挟持する挟持部とを含む組立用部材と、
を備える、組立用部材セット。 - 前記第2の板材の前記一部とは反対側の他部と、前記他部と重ね合わされた、第4の板材の一部とを一緒に挟持する挟持部を含む組立用部材を更に備える、請求項5又は6に記載の組立用部材セット。
- 第5の板材を挟持する挟持部と、第6の板材を挟持する挟持部とを含み、前記第5及び第6の板材を略L字状に連結する組立用部材を更に備える請求項5〜7のいずれか一項に記載の組立用部材セット。
- 請求項1〜4のいずれか1項に記載の組立用部材と、
少なくとも1つの板材と、
を備える、間仕切りシステム。 - 請求項5〜8のいずれか1項に記載の組立用部材セットと、
複数の板材と、
を備える、間仕切りシステム。 - 前記板材は、中空構造を有する、請求項9又は10に記載の間仕切りシステム。
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