JP3228421U - 台車 - Google Patents

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鈴木 俊夫
俊夫 鈴木
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大一機材工業株式会社
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Abstract

【課題】台車本体に単管パイプを着脱自在にするとともに、差込状態が容易には抜けない台車を提供する。【解決手段】下面にキャスタが設けられた台車本体と、台車本体の四隅のコーナ部材5に少なくとも上方が開口された差込孔10と、差込孔に抜差し自在に設けられた支柱4と、差込孔の内周壁に設けられた板バネ12と、を備え、板バネは、差込孔に差し込まれた支柱を差込孔の内周壁10aに押しつけることで、支柱が差込孔から抜けるのを抑制する。【選択図】図7

Description

本考案は、資材などの運搬や保管等に用いられる台車に関し、特に、台車に載置した資材が荷崩れしないように台車本体の四隅に差し込み状に設けた支柱を、容易に抜き差しすることができるとともに、作業中に支柱が意に反して抜けることを抑制することができるようにしたものである。
建設現場や工場、或いは配送所などでは、完成品または原材料などの資材を運搬や保管等する台車として平台車が一般に用いられている。
この種の平台車は、例えば、矩形の枠状又は板状に組み立てられた台車本体の下面に4つのキャスタが取り付けられ、台車本体に積載した資材が横崩れしないように台車本体の上面四隅に支柱が差し込み状に設けられている。
このような平台車は台車本体の持運びや保管がコンパクトにできるように、台車本体に支柱を脱着自在に設けているものが多く、台車本体の上面四隅に設けられた差込孔に支柱を挿入するようになっている。このような支柱には、建設現場などで用いられるいわゆる単管パイプが利用されることが一般的であった。
実用新案登録第3202152号公報
ところで、資材を積載した台車を移動するときに、作業員が支柱を掴んで台車を押したりすることが多く、何かの拍子に支柱が台車本体から抜けてしまい、荷崩れを起こしてしまうという問題があった。
また、フォークリフトなどで台車を持ち上げるときに、台車本体を上下逆さにすることがあり、このようなとき、支柱が差込状態のままだと、抜け落ちてしまうという問題もあった。
さらに、台車にワイヤーを掛けてクレーンで吊り上げることがあるが、このようなときに、支柱を台車本体の差込孔に差し込んだだけでは、何かの拍子で支柱が抜けてしまうことがあり、高所から支柱が落下し、思わぬ事故となってしまうこともある。
このような積載物の荷崩れ、支柱の落下事故などを防止するために、支柱を台車本体に差込状態でボルトなどで固定することも考えられるが、そのために専用の支柱が必要になったり、固定手段が必要となったりして、利便性に欠けるという問題がある。
そこでこの考案は、専用の支柱でなく、例えば、単管パイプのように現場で汎用的に多く用いられている支柱を用いることができ、かつ、台車本体に対して支柱を着脱自在にするとともに、差込状態の支柱が容易には抜けない台車を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、請求項1に記載の考案は、下面にキャスタが設けられた台車本体と、前記台車本体の所定の位置に設けられ、少なくとも上方に開口した差込孔に抜差し自在に設けられた支柱と、前記差込孔の内周壁に設けられた板バネと、を備え、前記板バネは、前記差込孔に差し込まれた前記支柱を前記差込孔の内周壁に押しつけることで、前記支柱が前記差込孔から抜けるのを抑制した、ことを特徴とする。
請求項2に記載の考案は、請求項1に記載の台車において、前記差込孔の内周壁に、軸方向に伸びる溝が形成されており、前記溝に前記板バネが配設された、ことを特徴とする。
請求項3に記載の考案は、請求項1または2に記載の台車において、差込孔の下部に、直径方向に貫通するネジが設けられ、前記ネジが前記支柱の下方への抜けを防止するとともに、前記板バネは前記ネジに螺合されたナットにより差込孔の内周壁に固定された、ことを特徴とする。
請求項1に記載の考案によれば、差込孔の内周壁に設けられた板バネにより、支柱が台車本体の差込孔の内周壁に押し付けられることで、軸方向への移動が抑制され、支柱が台車本体から容易には抜け落ちてしまうことを防止しつつ、差込状態の支柱が容易には抜けないようにすることができる。
請求項2に記載の考案によれば、差込孔の内周壁に設けた溝内に板バネを収納できるため、支柱の外径と差込孔の内径との間隙をより小さくすることができ、支柱のがたつきを少なくし、支柱の差込孔への差込状態を安定させることができる。
請求項3に記載の考案によれば、差込孔を直径方向に貫通するネジを設けることで、支柱の下方への抜けを防止することができるとともに、板バネの固定を容易に行なうことができる。
この考案の実施の形態に係る台車の平面図である。 この考案の実施の形態に係る台車の側面図である。 コーナ部材を拡大して示す平面図である。 板バネを拡大して示す正面図である。 板バネを拡大して示す側面図である。 図3におけるA−A線に沿う拡大断面図で、本図は支柱を差込孔に差し込む前の状態を示すものである。 図3におけるA−A線に沿う拡大断面図で、本図は支柱を差込孔に差し込んだ状態を示すものである。
以下、この考案を図示の実施の形態に基づいて説明する。
図1〜図7は、本考案の実施形態を図示したものであり、図において、台車1は、台車本体2と該台車本体2の四隅の下面に設けられたキャスタ3と、前記台車本体2の四隅に抜き差し可能に設けられた支柱4とを備える。
台車本体2は、四隅に設けられたL字状のコーナ部材5と、これらコーナ部材5を前後または左右に連結する外枠材6と、対向する外枠材6を連結する中枠材7と、から成る。
台車本体2の下面であって、長手方向の両側端縁にそれぞれ寄った位置には、長手方向に伸びる2つの外枠材6間を架け渡すように下板8が取り付けられており、該下板8に前記キャスタ3が設けられている。
また、台車本体2の上面であって、前記下板8が設けられた位置を除く位置に、長手方向に伸びる2つの外枠材6間を架け渡すように上板9が取り付けられており、該上板9に資材などが積載される。
コーナ部材5の角部には、上下に貫通する差込孔10が形成され、上記支柱4が差し込まれるようになっている。
この実施の形態にあっては、例えば、足場用資材として利用される単管パイプを支柱4として利用できるように、差込孔10の内径が約50mmで、長さが約120mmに形成されている。
差込孔10の内周壁10aには軸方向に伸びる2つの溝11が180度ずれた位置に設けられており、これら溝11が対向する向きが平面視でコーナ部材5の直角に伸びる腕に対して45度になっている。
溝11は、幅18mm、深さ3mmに形成されており、この溝11内に板バネ12が配置される。ただし、これら寸法はあくまでも一例であり、溝11の各部寸法は前記には限定されない。
板バネ12は、厚さ1mm、幅16mm、長さ85mmのステンレス製で、その長さの約1/3が平面12aで残り約2/3が山なり状の湾曲部12bに形成されており、湾曲部12bの最も膨らんだ部位の高さが平面12aの底面から5.4mmになるように形成されている(図4、図5参照)。ただし、これら寸法はあくまでも一例であり、板バネ12の各部寸法は前記には限定されない。なお、板バネ12の厚さは、例えば、0.7〜1.3mm程度の範囲のうちのいずれかの寸法に設定されることが考えられる。また、板バネ12の湾曲部12bの最も膨らんだ部位の、平面12aの底面からの高さは、例えば、4.0〜7.0mm程度の範囲のうちのいずれかの寸法に設定されることが考えられる。なお、複数枚の板バネが相互に重ね合わせられたものが板バネ12として配置されるようにしてもよい。
また、前記板バネ12は、下端部に前記ネジ14が挿通される小孔12cが形成されている。
2つの溝11の下端寄りの位置にはコーナ部材5が貫通し、差込孔10に連通するネジ挿通孔13がそれぞれ形成され、このネジ挿通孔13にコーナ部材5の外側からネジ14が差込孔10の直径方向に挿通されている。
板バネ12の固定は、コーナ部材5のネジ挿通孔13にネジ14を挿通する際に、一方の溝11内に板バネ12を配置し、板バネ12の小孔12cにネジ14を挿通しつつ、ナット15を差込孔10内でネジ14に螺合する。そして、ネジ14の先端にナット15を螺合してネジ14をコーナ部材5に固定し、差込孔10内でネジ14に螺合したナット15を板バネ12が溝11内に密着するように締付けることにより、溝11内に板バネ12が固定される(図6参照)。
溝11内に固定された板バネ12は、その平面12aが溝11内に固定されて、溝11の底面に密着し、湾曲部12bは溝11から差込孔10側に僅かに(例えば、2.4mm)突出される。
しかして、このように構成された台車1に資材などを載積するには、台車本体2の四隅のコーナ部材5に形成された差込孔10に単管パイプなどの支柱4を上方から差し込む。これにより、長尺物の資材、例えば、足場板を台車本体2に積載したときに、資材の横方向への移動を支柱4が阻止し、その方向への荷崩れを防止することができる。
そして、支柱4の台車本体2への差し込みは、支柱4を差込孔10の上方から差し込み、下方へ押し込む。
このとき、差込孔10に差し込まされた支柱4は、その下端縁が溝11から突出した湾曲部12bを上方から押圧することで、板バネ12の湾曲部12bを溝11内に押し込み、これにより、支柱4が差込孔10の下方へ差し込まれる(図7参照)。
そして、支柱4がさらに下方へ押し込まれると、支柱4の下端縁がナット15に当接して、下方への移動が阻止され、下方への抜け止めされた状態で差し込みが完了する。
板バネ12はその湾曲部12bが溝11内に撓まされるため、弾発力をもって支柱4の外周面に接することになり、支柱4は差込孔10の内周壁10aに押圧された状態となって、容易には抜けないようになり、意に反して抜けてしまうことが防止される。
そして、支柱4を台車本体2から抜くときには支柱4を上方へやや強めに引っ張ることで引き抜くことができる。
また、この実施の形態に係る台車1にあっては、ネジ14およびナット15を、板バネ12を差込孔10内に固定する手段として機能させるとともに、支柱4の下方への抜けを防止する手段としても機能させることができる。
以上のように、本考案に係る台車1にあっては、支柱4を簡単に抜き差しすることができ、差込状態では、簡単に抜けることが無く、誤って抜けて荷崩れを起こすことを防止することができるとともに、台車本体2の保管など、支柱4が不要となったときに、支柱4を簡単に引き抜くことができ、台車本体2の取り扱いを簡便にすることができる。
しかも、支柱4として用いることができるのは、専用の支柱ではなく、例えば、単管パイプなど建設現場などで多く使用されているパイプ状のものを用いることができる。
また、この実施の形態に係る台車1にあっては、差込孔10内に溝11を設け、支柱4を差込孔10内に差し込んだときに、前記湾曲部12bが撓んで板バネ12が溝11内に収納されるため、差込孔10の内周壁と支柱4の外周面とを僅かな間隙にすることができ、支柱4のぐらつきを防止することができる。そして、ぐらつきが少ない分、支柱4が意に反して抜けてしまうことがなく、台車1を移動させるときに支柱4を把持して押すことができ、資材の安定した運搬を行なうことができる。
なお、この実施の形態に係る台車1にあっては、差込孔10内に溝11を設けて、板バネ12を収納できるようにしたが、本考案はこれに限らず、溝11がない場合でも良く、差込孔10への支柱4の抜き差しを容易にでき、差し込んだ状態を維持することができれば良い。
さらに、上記実施の形態に係る台車1にあっては、差込孔10内に配置した板バネ12を1つとしたが、本考案は2つ或いは複数の板バネを配設するようにしても良い。
さらに、上記実施の形態に係る台車1にあっては、台車本体2の四隅のコーナ部材5に支柱4を抜き差しできるようにしたが、本考案は四隅に限らず、長手方向の端縁よりも中央寄りの位置に差込孔を設け、該差込孔に支柱4を差し込みするようにしても良く、また、支柱4の本数も4本に限らず、複数の支柱4を抜き差しできるようにしても良い。要は、荷崩れ方向に少なくとも2本の支柱を設けていれば良い。
以上、この考案の実施の形態について説明したが、具体的な構成は、上記の実施の形態に限られるものではなく、この考案の要旨を逸脱しない範囲の設計の変更等があっても、この考案に含まれる。例えば、上記実施の形態では、差込孔10を直径方向に貫通するネジ14で、板バネ12を差込孔10内に固定したが、本考案はこのような貫通ネジ14に限らず、単に、板バネ12を差込孔10の内周壁10aにネジ止めするようにしても良い。この場合、ネジの頭が支柱4を下方に抜けないようにするストッパとして機能する。また、板バネ12の差込孔10内での固定手段はネジ、ナットに限らず、リベット(ブラインドリベットを含む)、溶接などであっても良い。
1 台車
2 台車本体
3 キャスタ
4 支柱
10 差込孔
11 溝
12 板バネ
13 ネジ挿通孔
14 ネジ
15 ナット

Claims (3)

  1. 下面にキャスタが設けられた台車本体と、
    前記台車本体の所定の位置に設けられ、少なくとも上方に開口した差込孔に抜差し自在に設けられた支柱と、
    前記差込孔の内周壁に設けられた板バネと、を備え、
    前記板バネは、前記差込孔に差し込まれた前記支柱を前記差込孔の内周壁に押しつけることで、前記支柱が前記差込孔から抜けるのを抑制した、
    ことを特徴とする台車。
  2. 前記差込孔の内周壁に、軸方向に伸びる溝が形成されており、前記溝に前記板バネが配設された、
    ことを特徴とする請求項1に記載の台車。
  3. 差込孔の下部に、直径方向に貫通するネジが設けられ、前記ネジが前記支柱の下方への抜けを防止するとともに、前記板バネは前記ネジに螺合されたナットにより差込孔の内周壁に固定された、
    ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の台車。
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