JP3228240U - 空間除菌清浄化装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】確実な除菌効果を得ることのできる空間除菌清浄化装置を提供する。【解決手段】筐体12の吸気口18及び排気口20を互いに連通する送風路と、筐体12内に配設され、水に次亜塩素酸水生成用の粉末を溶解させて生成された次亜塩素酸水を貯水するための貯水槽42と、送風路中に通風可能に配設され、含水可能な除菌フィルタと、この除菌フィルタに、貯水槽42に貯水された次亜塩素酸水を上方から流し落としして、次亜塩素酸水を含侵させる次亜塩素酸水供給手段48と、この除菌フィルタよりも、吸気口18側の送風路内に配置された除塵用のHEPAフィルタ32と、吸気口18から導入された外気を、HEPAフィルタ32及び除菌フィルタを順次通風して、排気口20から排出する空気流を、送風路内に生成する送風手段とを具備し、HEPAフィルタ32で除塵され、次亜塩素酸水を含侵した除菌フィルタを通風することにより筐体12の周囲の空間を除菌・清浄化する。【選択図】図3

Description

考案の詳細な説明
この考案は本装置が設置された周囲空間を除菌し清浄化する空間除菌清浄化装置に関する。
空気清浄機や加湿機には、これまでにも様々な工夫が盛り込まれている。例えば実用新案登録文献1記載の加湿機では、加湿用の水槽の水を電気分解して次亜塩素酸を含む電解水を生成し、この次亜塩素酸を水槽の水や加湿フィルタの除菌に利用している。実用新案登録文献2記載の加湿機では、加湿用の水の一部を電気分解して電解水を生成し、この電解水をミスト化し、加湿された空気に乗せて機外に放散することにより、室内空気の除菌や脱臭に役立てている。
特許文献1に記載のものでは、加湿部の除菌はできるが、室内空気の除菌や脱臭はできない。特許文献2に記載のものでは、室内空気の除菌や脱臭は可能であるが、構造上、加湿をしながらでないと、室内空気の除菌や脱臭はできない。
このため、両特許文献1、2の出願人と同一出願人より、両特許文献1,2を従来技術とした特許出願が、特許文献3として出願されている。
特開2006−57995号公報 (国際特許分類:F24F6/00) 特開2009−216320号公報 (国際特許分類:F24F6/16、F24F7/00、C02F1/46) 特開2011−137605号公報 (国際特許分類:F24F6/00)
しかしながら、特許文献3に記載の加湿機においては、確かに空気清浄フィルタ21を備えて導入した外気の除塵が行われていたが、加湿空気を作り出す次亜塩素酸水の濃度は1ppmと僅かで除菌機能は実質的に付帯しておらず、電解水ミスト生成装置65により室内に放出される電解水ミストの次亜塩素酸水の濃度は5ppmと、主としてこの電解水ミストにより除菌が実行されるように構成されており、装置が複雑となっており、改善が要望されていた。
また、特許文献3の明細書中、[0020]に記載されている通り、「空気清浄化装置20は空気清浄フィルタ21により構成される。空気清浄フィルタ21は粗塵用フィルタ、脱臭フィルタ、細塵用フィルタなどを組み合わせたものである。」とのみ記載されているだけで、その具体的な仕様に関する記載も無ければ、これを示唆する記載もない。
更に言及すれば、特許文献3においては、加湿機により加湿された空気を室内に排出される際に、湿気を帯びた空気の除塵を達成することを目的とするのみで、加湿に供されなかった電解水が加湿用貯水槽57に回収される際に、この電解水に外気に含まれる微細な塵が混入して、加湿用貯水槽57に貯水される水を微細な塵が汚染することを防止できない状況であった。特に、加湿用貯水槽57に貯水される水が微細な塵により汚染されると、水の電気抵抗値が増大して、電解時の電圧が充分に得られず、次亜塩素酸水の生成効率が悪くなる問題点が指摘され、解決が強く要望されていた。
考案の目的
この考案は、上述した事情に鑑みなされたもので、次亜塩素酸水を用いて空間を除菌すると共に清浄化する空間除菌清浄化装置において、次亜塩素酸水の濃度を広範囲に設定することが出来、特に、電解により生成される次亜塩素酸水の濃度よりも高い濃度の次亜塩素酸水を用いて除菌することにより、確実な除菌効果を得ることのできる空間除菌清浄化装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、この考案に係わる空間除菌清浄化装置は、請求項1の記載によれば、吸気口及び排気口が形成された筐体と、この筐体の吸気口及び排気口を互いに連通する送風路と、前記筐体内に配設され、水に次亜塩素酸水生成用の粉末を溶解させて生成された次亜塩素酸水を貯水するための貯水槽と、前記送風路中に通風可能に配設され、含水可能な除菌フィルタと、この除菌フィルタに、前記貯水槽に貯水された次亜塩素酸水を上方から流し落としして、該次亜塩素酸水を含侵させる次亜塩素酸水供給手段と、この除菌フィルタよりも、前記吸気口側の前記送風路内に配置された除塵用のHEPAフィルタと、前記吸気口から導入された外気を、前記HEPAフィルタ及び前記除菌フィルタを順次通風して、前記排気口から排出する空気流を、前記送風路内に生成する送風手段とを具備し、前記HEPAフィルタで除塵され、前記次亜塩素酸水を含侵した除菌フィルタを通風することにより次亜塩素酸により除菌された空気を、清浄空気として前記排気口から前記筐体外に排気して、前記筐体の周囲の空間を除菌・清浄化することを特徴としている。
このように請求項1に記載の空間除菌清浄化装置を構成することにより、次亜塩素酸水は、水に次亜塩素酸水生成用の粉末を溶解させて生成するようになされているので、電解により次亜塩素酸水を生成させる場合と比較して、次亜塩素酸の濃度を比較的広い範囲で、且つ、相対的に高濃度に設定することが出来、その利用範囲が広がる効果を達成することができることになる。また、除菌フィルタを通風する空気は、水に次亜塩素酸水生成用の粉末を溶解して生成され、除菌フィルタに上方から掛け落とされて十分に含侵された次亜塩素酸水に触れて、該次亜塩素酸水に含まれる次亜塩素酸により除菌され、排気口から機外に排出されることになる。このように、この装置が設置された空間の空気(外気)は、除菌フィルタを通風する際に除菌フィルタに含侵された次亜塩素酸水中の次亜塩素酸水に触れて、次亜塩素酸水中の次亜塩素酸により除菌されるものであり、これにより、外気の除菌を達成するものである。尚、本装置においては、次亜塩素酸水をミスト化して加湿蒸気として外気に放出し、ミスト化された次亜塩素酸水により外気を除菌する従来の加湿器タイプの装置とは、その除菌機序を全く異ならせるものであり、本装置は決して次亜塩素酸水の蒸気を周囲空間に排出するものではなく、ましてや次亜塩素酸水の蒸気を人が吸い込んで引き起こされる危険性を有するものでなく、次亜塩素酸の除菌効果を利用しつつ、人体の健康にも十分な配慮がなされた状態で、空間除菌・清浄化効果を発揮することのできるものである。
また、この考案に係わる空間除菌清浄化装置は、請求項2の記載によれば、前記次亜塩素酸水は、前記筐体外で、水が収容された容器中に、次亜塩素酸水生成用の粉末を投入して生成され、この容器から前記貯水槽に投入されることを特徴としている。
このように、請求項2に記載の空間除菌清浄化装置を構成することにより、筐体外において水が収容された容器中に、次亜塩素酸水生成用の粉末を投入して次亜塩素酸水を生成するので、極めて容易に、次亜塩素酸水を生成することが出来、作業効率の向上を図ることが可能となる。
また、この考案に係わる空間除菌清浄化装置は、請求項3の記載によれば、前記次亜塩素酸水は、前記筐体内で、水が収容された前記貯水槽に、次亜塩素酸水生成用の粉末を投入することにより生成されることを特徴としている。
このように、請求3に記載の空間除菌清浄化装置を構成することにより、筐体内において、水が収容された前記貯水槽に、次亜塩素酸水生成用の粉末を投入することにより次亜塩素酸水を生成するので、次亜塩素酸水が筐体外に漏れ出ることが効果的に防止される効果が達成されることになる。
また、この考案に係わる空間除菌清浄化装置は、請求項4の記載によれば、前記貯水槽内に貯留された次亜塩素酸水は、電解生成され得る次亜塩素酸水の濃度よりも濃い濃度に設定されていることを特徴としている。
このように、請求項4に記載の空間除菌清浄化装置を構成することにより、次亜塩素酸水を生成するための粉末における含有濃度を高く設定するか、該粉末の導入量を多く設定することにより、次亜塩素酸水を電解生成する場合と比較して、より濃い濃度に簡易に設定することができる効果が達成されることになる。
また、この考案に係わる空間除菌清浄化装置は、請求項5の記載によれば、前記次亜塩素酸水生成用の粉末は、ジクロロイソシアヌル酸塩を主成分とすることを特徴としている。
このように、請求項5に記載の空間除菌清浄化装置を構成することにより、次亜塩素酸水を確実に生成することが可能となる。
また、この考案に係わる空間除菌清浄化装置は、請求項6の記載によれば、前記除菌フィルタは、次亜塩素酸水を含侵した状態で、ここを通風する空気中に存在するウィルスを該次亜塩素酸により不活化することを特徴としている。
このように、請求項6に記載の空間除菌清浄化装置を構成することにより、吸気口から取り入れられた外気に含まれるウィルスは、除菌フィルタを通風することにより、次亜塩素酸により確実に不活化されることになる。
また、この考案に係わる空間除菌清浄化装置は、請求項7の記載によれば、前記次亜塩素酸水は、微酸性に調整されていることを特徴としている。
このように、請求項7に記載の空間除菌清浄化装置を構成することにより、次亜塩素酸水中の次亜塩素酸の存在比率を可及的に高く維持することができることとなり、除菌効率の向上を図ることが可能となる。
また、この考案に係わる空間除菌清浄化装置は、請求項8の記載によれば、前記HEPAフィルタは、PM2.5の除塵能力を発揮するよう形成されていることを特徴としている。
このように、請求項8に記載の空間除菌清浄化装置を構成することにより、外気中からPM2.5の微細な塵が除塵され、貯水槽に回収される次亜塩素酸水にPM2.5の微細な塵が混入することが確実に防止されることになる。
また、この考案に係わる空間除菌清浄化装置は、請求項9に記載によれば、前記HEPフィルタよりも、吸気口側の前記送風路内に、該送風路内を送付される空気を脱臭する脱臭フィルタが配設されていることを特徴としている。
このように、請求項9に記載の空間除菌清浄化装置を構成することにより、この装置から排気される除菌清浄化済の空気は、更に、脱臭されることとなり、この装置が設置される周囲の空間の空気の質は、更に向上されることになる。
また、この考案に係わる空間除菌清浄化装置は、請求項10の記載によれば、前記脱臭フィルタは、活性炭を含有することを特徴としている。
このように請求項10に記載の空間除菌清浄化装置を構成することにより、脱臭フィルタに含有された活性炭により、この装置から排気される除菌清浄化空気は、更に確実に、脱臭されることとなり、この装置が設置される周囲の空間の空気の質は、更に確実に向上されることになる。
考案の効果
この考案によると、次亜塩素酸水を用いて空間を除菌すると共に清浄化する空間除菌清浄化装置において、次亜塩素酸水の濃度を広範囲に設定することが出来、特に、電解により生成される次亜塩素酸水の濃度よりも高い濃度の次亜塩素酸水を用いて除菌することにより、確実な除菌効果を得ることのできる空間除菌清浄化装置が提供されることになる。
本考案の実施形態に係る空間除菌清浄化装置の外観を前方から見た斜視図である。 図1の空間除菌清浄化装置の外観を、後方から見た斜視図である。 図1の空間除菌装置の内部構造を示す分解斜視図である。 図1の空間除菌清浄化装置の垂直断面図である。 図1の空間除菌清浄化装置の垂直断面図で、図2と反対の方向に視点を置き、且つ断面箇所を異ならせたものである。 図1の空間除菌清浄化装置の水平断面図である。 図1の空間除菌清浄化装置の筐体に挿入される、空間除菌装置保持状態の水受けパンと、それに組み合わせられる筐体内部材の斜視図である。 図1の空間除菌清浄化装置の垂直断面図で、図2及び図3と直角の方向に断面したものである。 空間除菌装置保持状態の水受けパンの垂直断面図である。 空間除菌装置保持状態の水受けパンの垂直断面図で、図9のA−A線の位置で断面したものである。 空気除菌装置保持状態の水受けパンの垂直断面図で、図9のB−B線の位置で断面したものである。 空気除菌装置非保持状態の水受けパンの斜視図である。 空気除菌装置保持状態の水受けパンの上面図である。 空気除菌装置非保持状態の水受けパンの上面図である。 空気除菌装置非保持状態の水受けパンの垂直断面図である。 背面側から見た送風装置の斜視図である。 図6と同様の空間除菌清浄化装置の垂直断面図で、図6と反対の方向に視点を置いて示す図である。
以下に、添付図面を参照して、この考案に係わる空間除菌清浄化装置の一実施形態の構成を、詳細に説明する。まず、この一実施例の空間除菌清浄化装置10は、図1乃至図3に示すように、前後方向に偏平で前面が全面的に開放された筐体12と、この筐体12の開放された前面を全面的に開放可能に覆う前カバー14とを備えている。尚、以下の説明において、筐体10の説明に用いる方位表現については、図1における紙面左側が左、紙面右側が右、と定義する。他の構成要素の説明に用いる方位表現もこれにならうものとする。
図1及び図3に示すように、筐体10の上面前方には操作パネル16が配置されている。この操作パネル16には、各種指令を入力するスイッチ群と、空間除菌清浄化装置10の運転状況その他の情報を表示するランプ群が配置されている。スイッチ群はメンブレンスイッチにより構成され、ランプ群は発光ダイオード(LED)により構成される。
また、図3に示すように、前カバー14の前面の底縁には、横方向に延出するスリット状の吸気口18、及び、これの両側縁には、夫々縦方向に延出する凹み状の吸気口18が形成され、また、図1及び図2に示すように、筐体12の上面後方に排気口20が形成されている。排気口20にはこれを閉塞可能に開放する上ルーバー22が取り付けられ、排気口20から手指等が差し込まれるのを防ぐと共に、装置内への塵の侵入を防いでいる。
図4及び図5に示すように、筐体12の内部には、一方の端が吸気口12、他方の端が排気口20となった空気流通経路(送風路)22が形成されている。空気流通経路22には、吸気口18を起点とした上流側から排気口20を終点とした下流側に向けて、空気清浄化装置24、空気除菌装置26、及び送風装置28が順に配置されている。
図3に具体的に示すように、空気清浄化装置24は、空気流通経路22の最も上流側に配置され、装置10内に吸気口18から導入(吸気)した外気(空気)中の粗い塵を除塵すると共に臭気を活性炭を介して脱臭する脱臭フィルタ30と、この脱臭フィルタ30と筐体12の開口との間に介設されたPM2.5クラスのHEPAフィルタ32からなる微細塵用の除塵フィルタとを備えて構成されている。
送風装置28は、3箇所の吸気口18から吸い込まれ、排気口20から排出される空気流を形成すものであって、シロッコファン34及びそれを回転させるモータ36と、シロッコファン34を囲むファンケーシング38とを備えて構成されている。ファンケーシング38には排気口20に接続する吐出口38a(図16に最も良く形状が表れている)が形成されている。
次に、図4乃至図8を参照して、空気除菌装置26の構造を詳細に説明する。この空気除菌装置26には、これに除菌用の次亜塩素酸水を供給する給水装置40が設けられている。この給水装置40は、筐体12の右側面から着脱可能に挿入される、引出式の水受けパン42を中心として構成される。この水受けパン42の右側面と、その上に着脱可能に取り付けられるカバー44は、筐体12の外殻の一部を構成する。水受けパン42の右側面には、操作者の手を掛けるための凹部46が形成されている。
水受けパン42は、図7乃至図12に示すように、空気除菌装置26を構成する除菌機構48(後に詳述する。)と共に、約5リットルの次亜塩素酸水が予め貯留される除菌水供給タンク50を支持するように構成されている。尚、この発明の特徴の一つを構成する点であるが、この除菌水供給タンク50は、筐体12から取り外された(即ち、水受けパン42から外され)状態で、水道水が貯留されると共に、次亜塩素酸水生成用の粉末が混入・溶解されていて、除菌水供給タンク50中の次亜塩素酸水は電解により生成される次亜塩素酸水の次亜塩素酸濃度(約5ppm〜15ppm)よりも高く設定された濃度の次亜塩素酸水が、除菌水として予め収容されている。換言すれば、この実施例においては、除菌水としては、電解生成された次亜塩素酸水を用いるものではなく、次亜塩素酸水生成用の粉末を水に溶解させることにより生成された次亜塩素酸水が用いられるものである。
ここで、この一実施例においては、次亜塩素酸水生成用の粉末は、主としてジクロロイソシアヌル酸塩を主成分とする化合物から規定されている。このように、主としてジクロロイソシアヌル酸塩を主成分とする化合物から次亜塩素酸水生成用の粉末を規定することにより、これを水道水に溶解させることにより、確実に、次亜塩素酸水が生成されることとなる。
水受けパン42の右端には、図3及び図6に示すように、除菌水供給タンク50から供給される次亜塩素酸水を除菌水として一旦受ける除菌水受け部52が規定されている。除菌水受け部52には、除菌水供給タンク50の図示しないバルブを押し開ける突起54が形成されている。
このように除菌水の入った除菌水供給タンク50を水受けパン42の除菌水受け部52上にセットすると、突起54により除菌水供給タンク50の図示しないバルブが押し開けられ、後述するように所定水位(図9〜図11で示す水位線WL)まで除菌水が水受けパン42全体に供給されるように構成されている。
水受けパン42には、図14に示すように、除菌水受け部52の他、除菌水供給部56が、それぞれ隔壁によって区画されており、これら除菌水受け部52及び除菌水供給部56は、互いに除菌水が流通可能な状態になされている。ここで、除菌水供給部56は、除菌水受け部52から流入してきた除菌水を、後述する除菌機構48を介して除菌フィルタ76に上方から掛け落として含水させるように供給するためと、除菌フィルタ76に上方から掛け落とされた除菌水のうち、除菌フィルタ76に含侵されなかった余剰除菌水を回収するように設けられている。
除菌水受け部52と除菌水供給部56との間には、連通部52aが形成されている。この連通部52aにより、水受けパン42の水位は同一に保たれることになる。尚、連通部52aは、図12に示すように、隔壁を貫通する小孔により構成されている。
水受けパン42の左端外面には、図11に示すように、空気除菌装置26に電流を供給するためのコネクタ66が取り付けられている。ここで、水受けパン42を筐体12の奥まで押し込むと、筐体12の内部に設けられた図示しないコネクタにコネクタ66が係合し、図示しない電源及び制御装置と結線され、空気除菌装置26に対する給電が可能となる。
一方、水受けパン42には、図12に示すように、除菌水供給部56の正面側の側壁上端とこれの裏面側の側壁上端から、対をなす支柱68が互いに向かい合う形で立設されている。各支柱68の互いに対向する面の上端には、上方に開いたU字形の軸受部70が形成されている。両軸受部70に除菌装置48の支軸72e(後述する。)が回転自在に支持される。
続いて、空気除菌装置26の主たる構成要素としての除菌機構48の構造を説明する。この除菌機構48は、水車のような形状のホイール72を備えている。このホイール72は中心にハブ72a、周縁にリム72bを有し、ハブ72aとリム72bとを、複数の正面側スポーク72cと複数の背面側スポーク72dとで強固に連結した構造となっている。
詳述すると、図8に示すように、ホイール72は、正面側スポーク72c、リム72b、及び内側のハブ部72a1を有するホイールベース72lと、背面側スポーク72d、外側のハブ部72a2、及び後述する入力歯車72fを有するホイールキャップ72mとを備えて構成され、ホイールベース72lにホイールキャップ72mを、ハブ72a1、72a2同士を嵌め合わせて結合することにより構成されている。内外両ハブ部72a1、72a2を互いに合わせたものがハブ72aとなる。
ハブ72aからは前後に支軸72eが突き出しており、この支軸72eの両端を、両支柱68の軸受部70に夫々落とし込むことにより、ホイール72は水平軸線まわりに回転自在に支持される。
ホイール72には除菌部74(図9参照)が設けられている。除菌部74を主として構成するのは、ディスク状の除菌フィルタ76である。除菌フィルタ76は保水能力と通風性を兼ね備えた素材、例えばネットや不織布からなり、背面側スポーク72dの前面に取り付けられる。
除菌フィルタ76は、平板状のまま取り付けられるのでなく、所定の起伏(立体)形状を呈するように取り付けられる。好適する実施形態では、図8に示すように、除菌フィルタ76の中心部を正面側スポーク72cの方に押し出し、周囲に円錐面76aを生じさせている。
詳述すると、ホイール72の背面側スポーク72dには、円錐面76aを形成するための傾斜面72hを有するリブ72iが突設され、一方、正面側スポーク72cの裏側には、傾斜面72hと向かい合う位置に、傾斜面72hと同じ傾斜面72jを有するリブ72kが突設されている。そして、ホイールベース72lとホイールキャップ72mを結合する際に両リブ72iと72kの間に除菌フィルタ76を挟み込むことにより、除菌フィルタ76を平板状でない所定の起伏(立体)形状にしている。
ホイール72のリム72bには、一面が開口された複数(図では6個)のバケット78が、一定の角度間隔で配置される。各バケット78は、別部品をリム72bに取り付けてもよく、リム72bに一体成型してもよい。
全てのバケット78が開口を一定方向に向けて配置されている。ホイール72が回転し、バケット78がリム72bの最下部まで移動した時、バケット78は除菌水供給部56の除菌水中に沈み、除菌水がバケット78内に浸入する。そして、ホイール72が更に回転して、自重によりバケット78の開口が上を向くように回転すると、バケット78は除菌水を汲み上げる事になる。バケット78がリム72bの上部に来て、その開口が横向きになるにつれ、汲み上げた除菌水が滴下する。ここで、除菌フィルタ76の円錐面76aは、除菌水の落下進路に干渉しており、滴下する除菌水は、除菌フィルタ76上に掛け落とされることになる。
尚、除菌フィルタ76に上方から掛け落とされた除菌水のうち、除菌フィルタ76に含侵されなかった余剰の次亜塩素酸水は、水受けパン42の除菌水供給部56に落下し、ここに再び回収されることになる。
ここで、ホイール72を回転させるモータ80は、水受けパン42にではなく、筐体12の内部の隔壁12a(図7参照)に支持されている。モータ80は出力歯車80aを有している。出力歯車80aは、モータ80と同じく隔壁12aに支持された中間歯車82に噛合している。この中間歯車82には、ホイール72のホイールキャップ72mの外周部に一体成型ないし固定された入力歯車72fが噛み合っている。尚、入力歯車72fが中間歯車82に噛み合うのは、水受けパン42を筐体12内の最も奥まで押し込んだときに設定されている。
ホイール72の周囲を囲い84(図7参照)が取り巻き、囲い84の内部が、上述したファンケーシング38の吸気口38bに連通している。囲い84は、隔壁12aに一体成型した部分囲い84aと、水受けパン42に一体成型した部分囲い84bとにより構成される。水受けパン42を筐体12内の最も奥まで押し込んだとき、部分囲い84aに部分囲い84bが接合し、囲い84が完成するように設定されている。
以上のように構成される空間除菌清浄化装置10において、次に、空間除菌清浄化装置10の動作を説明する。
先ず、除菌水供給タンク50の中に次亜塩素酸水が十分残っていれば、除菌水受け部52及び除菌水供給部56の夫々の内部には、図9〜図11に夫々示す水位線WLの高さまで水が溜まっている状態である。除菌水供給タンク50の中の水が残り少なく、水位が水位線WLより下がっている状態であれば、図示しないセンサがそれを検知し、操作パネル16に水不足の旨の表示が出る。水不足の表示を見たときは、操作者は、カバー44を外し、除菌水供給タンク50を取り出して、中に水道水を補給し、次亜塩素酸水生成用の粉末を溶解させて、次亜塩素酸水を生成する。除菌水としての次亜塩素酸水の補給後、除菌水供給タンク50を水受けパン42の上に置くと、除菌水供給タンク50から流れ出す除菌水によって水位が水位線WLの高さまで回復し、水不足の表示は消える。外しておいたカバー44を元通りはめ込めば、空間除菌清浄化装置10の運転が可能になる。
一方、空間除菌清浄化装置10を通常運転モードで運転すると、送風装置28のモータ36及び除菌機構48のモータ80に給電が行われ、これらの構成要素は図示しない制御装置によるそれぞれ定められた制御内容に従って動作を開始するが、本願考案の特徴を構成するものでないので、その説明を省略する。
一方、除菌機構48を構成するモータ80は、ホイール72を所定のゆっくりとした回転速度で回転させる。ホイール72の回転方向は、ホイール72を正面側から示す図10においては反時計方向回りに、ホイール72を背面側から見ている図11においては時計方向回りとなる。ホイール72がこの方向に回転するのに伴い、バケット78は除菌水供給部56から除菌水を汲み上げて、除菌フィルタ76に上方から掛け落とすという動作を繰り返す。
ここで、モータ80への通電により、シロッコファン32が回転すると、吸気口18→空気清浄化装置24→空気除菌装置26→送風装置28→排気口20という空気の流れが空気流通経路22に発生する。
一方、吸気口18から吸い込まれた空気(外気)は、空気清浄化装置24の脱臭フィルタ30を通過する際に、臭いを脱臭されると共に粗い塵埃が除塵され、引き続くHEPAフィルタ32を通過する際に、PM2.5の微細な塵埃を捕捉されて清浄になり、除菌フィルタ76を通過する際に、この除菌フィルタ76に保持されている除菌水と接触して、除菌水を構成する次亜塩素酸水に含まれる次亜塩素酸により、外気は除菌され、特に外気に含まれるウィルスは不活化されることになる。
一方、この除菌水が含侵された除菌フィルタ76を通風する際に、外気は除菌水を帯びる(含む)ようになる。このように除菌水を帯びた空気は、送風装置28に吸い込まれ、排気口20から装置10外に排気され、装置10の周囲の空間に放出されることとなる。この結果、除菌水を帯びて放出された空気は、装置10の周囲の空間を、除菌することになる。具体的には、排気口20から排気された排気中に含まれる除菌水により、この装置10の周囲の空間中に存在する種々の菌が除菌されると共に、周囲の空間に存在する機器類の表面に付着している菌も、除菌されることになる。
一方、除菌フィルタ76に上方からかけられた除菌水は、除菌フィルタ76に保持されえなかった剰余分が、自重により下方に落下し、除菌水供給部56に回収され、再び、上記除菌動作に供されることになる。ここで、除菌フィルタ76から回収された除菌水は、除菌フィルタ76を通過する空気が、HEPAフィルタ32により、微細な塵埃を除塵されて清浄化されているので、当然に、微細な塵埃を含まない清浄化された除菌水となっている。この結果、除菌フィルタ76から落下してきて除菌水供給部56に回収された除菌水が、除菌水供給部58に既に貯水されている除菌水を、微細な塵埃で汚染することは、効果的に防止されることとなる。
このように、除菌フィルタ76から除菌水が回収されることにより、除菌水供給部56の除菌水は、常に補充されて、除菌に必要となる最低限の量しか、消費されないこととなり、これにより、除菌水給水タンク50における除菌水の消費量が可及的に抑制され、除菌水給水タンク50における除菌水の補充作業が軽減される効果を達成することが出来る。
また、除菌フィルタ76から回収されてきた除菌水は、HEPAフィルタ32により微細な塵埃まで除塵されて清浄化されているので、除菌水供給部56回収される除菌水を、微細な塵埃で汚染することが無く、既に除菌水供給部56内に貯水されている除菌水(次亜塩素酸水)を、微細な塵埃で汚染することも、効果的に抑制されることになる。
また、この実施形態の構成では、空気清浄化装置24にも空気除菌装置26にも、送風装置28の吐出力でなく吸引力が作用するから、空気除菌装置26が大きな抵抗にならず、送風量の低下が少なくて済む効果が達成される。また、除菌フィルタ76を濡らすのが除菌水であるから、除菌フィルタ76自体を除菌することができることになる。
更に、この実施形態の構成においては、空気清浄化装置22を通過して清浄化された空気に除菌水を含ませていて、これだけで、室内空間を充分に除菌・脱臭することが出来るものであるため、従来のようなミスト発生装置も、ミスト送風装置も必要とならず、装置10全体の構成の簡略化及び小型化及びコスト減を図ることが出来ることとなる。
空間除菌清浄化装置10を長期間使用していると、水が接触する箇所に水中のミネラルがスケールとなって付着する。実施形態の構成では、水が接触する箇所が水受けパン42を中心にまとまっているので、水受けパン42を引き出せば、水関係のメンテナンスが必要な箇所を筐体12の外に出すことができる。これにより、メンテナンスが楽になる。
以上、この考案の実施形態につき説明したが、この考案はこれに限定されるものではなく、この考案の主旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能であることはいうまでもない。
この考案は、室内の除菌・清浄化に寄与するものであり、室内として、一般家庭の室内に留まらず、医療施設等の寝室・病室・手術室・処置室等にも、また、業務用の事務室等、人員が集まる部屋(空間)の環境改善等にも、広く利用可能であることはいうまでもない。
10 空間除菌清浄化装置
12 筐体
14 前カバー
16 操作パネル
18 吸気口
20 排気口
22 空気流通経路
24 空気清浄化装置
26 空気除菌装置
28 送風装置
30 脱臭フィルタ
32 HEPAフィルタ
34 シロッコファン
36 モータ
38 ファンケーシング
38a 吐出口
38b 吸気口
38c 副吐出口
40 給水装置
42 水受けパン
44 カバー
46 凹部
48 除菌機構
50 除菌水供給タンク
52 除菌水受け給部
52a 連通部
54 突起
56 除菌水供給部
68 支柱
70 軸受け部
72 ホイール
72a ハブ
72a1 内側ハブ部
72a2 外側ハブ部
72b リム
72c 正面側スポーク
72d 背面側スポーク
72e 支軸
72f 入力歯車
72l ホイールベース
72m ホイールキャップ
72h 傾斜面
72i リブ
72j 傾斜面
72k リブ
74 除菌部
76 除菌フィルタ
76a 円錐面
78 バケット
34A 係合部
80 モータ
80a 出力歯車
82 中間歯車
84 囲い
84a 部分囲い
84b 部分囲い

Claims (10)

  1. 吸気口及び排気口が形成された筐体と、
    この筐体の吸気口及び排気口を互いに連通する送風路と、
    前記筐体内に配設され、水に次亜塩素酸水生成用の粉末を溶解させて生成された次亜塩素酸水を貯水するための貯水槽と、
    前記送風路中に通風可能に配設され、含水可能な除菌フィルタと、
    この除菌フィルタに、前記貯水槽に貯水された次亜塩素酸水を上方から流し落として、該次亜塩素酸水を含侵させる次亜塩素酸水供給手段と、
    この除菌フィルタよりも、前記吸気口側の前記送風路内に配置された除塵用のHEPAフィルタと、
    前記吸気口から導入された外気を、前記HEPAフィルタ及び前記除菌フィルタを順次通風して、前記排気口から排出する空気流を、前記送風路内に生成する送風手段と、
    を具備し、
    前記HEPAフィルタで除塵され、前記次亜塩素酸水を含侵した除菌フィルタを通風することにより次亜塩素酸により除菌された空気を、清浄空気として前記排気口から前記筐体外に排気して、前記筐体の周囲の空間を除菌・清浄化することを特徴とする空間除菌清浄化装置。
  2. 前記次亜塩素酸水は、前記筐体外で、水が収容された容器中に、次亜塩素酸水生成用の粉末を投入して生成され、この容器から前記貯水槽に投入されることを特徴とする請求項1に記載の空間除菌清浄化装置。
  3. 前記次亜塩素酸水は、前記筐体内で、水が収容された前記貯水槽に、次亜塩素酸水生成用の粉末を投入することにより生成されることを特徴とする請求項1に記載の空間除菌清浄化装置。
  4. 前記貯水槽内に貯留された次亜塩素酸水は、電解生成され得る次亜塩素酸水の濃度よりも濃い濃度に設定されていることを特徴とする請求項2又は3に記載の空間除菌清浄化装置。
  5. 前記次亜塩素酸水生成用の粉末は、ジクロロイソシアヌル酸塩を主成分とすることを特徴とする請求項1に記載の空間除菌清浄化装置。
  6. 前記除菌フィルタは、次亜塩素酸水を含侵した状態で、ここを通風する空気中に存在するウィルスを該次亜塩素酸により不活化することを特徴とする請求項1に記載の空間除菌清浄化装置。
  7. 前記次亜塩素酸水は、微酸性に調整されていることを特徴とする請求項1に記載の空間除菌清浄化装置
  8. 前記HEPAフィルタは、PM2.5の除塵能力を発揮するよう形成されていることを特徴とする請求項1に記載の空間除菌清浄化装置。
  9. 前記HEPAフィルタよりも、吸気口側の前記送風路内に、該送風路内を送付される空気を脱臭する脱臭フィルタが配設されていることを特徴とする請求項1に記載の空間除菌清浄化装置。
  10. 前記脱臭フィルタは、活性炭を含有することを特徴とする請求項9に記載の空間除菌清浄化装置。
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