JP3228145U - 焼却装置 - Google Patents

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幸雄 藤村
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Abstract

【課題】内筒の少なくとも下端側を容易に交換できるようにして、メンテナンス効率の向上を図った焼却装置を提供する。【解決手段】焼却装置Sは、一次燃焼室10A、二次燃焼室10B及び排気塔11を備え、二次燃焼室10Bと排気塔11との間に排気ガスを処理する排気ガス処理塔40を設け、排気ガス処理塔40を、外筒41と、内筒43と、内筒43の側壁に設けられ外筒41との間に形成される通路42内に流入した排気ガスを内筒43内に吹き出す吹出口44と、内筒43内で吹出口44から吹き出す排気ガスの旋回流を生じさせる旋回流生成部45とを備えて構成し、内筒43を、本体53と、本体53に連設され内筒43の下端開口43aを含む下端体54とに分割し、この下端体54を取付け取外し可能にし、外筒41に下端体54を取付け取外すための開閉可能な作業口50を設けた。【選択図】図4

Description

本考案は、廃棄木材等の燃焼物を燃焼処理する焼却装置に係り、特に、一次燃焼室及びこれに隣接して設けられる二次燃焼室を備えた焼却装置に関する。
従来、この種の焼却装置として、特許文献1(実用新案登録第3169412号公報)に記載され、先に、本願出願人が提案したものが知られている。図9(a)に示すように、この焼却装置Saは、一次燃焼室(図示せず)及び一次燃焼室に隣接して設けられる二次燃焼室100を備え、二次燃焼室100に上側に立設される排気塔101を設け、二次燃焼室100と排気塔101との間に排気ガスを処理する排気ガス処理塔103を設けている。排気ガス処理塔103は、外筒104と、外筒104の内側にこの外筒104との間に通路105を形成するように設けられる内筒106と、内筒106の側壁に設けられ通路105内に流入した排気ガスを内筒106内に吹き出す吹出口107と、通路105内に設けられ排気ガスの旋回流を生じさせる旋回流生成部108とを備えて構成されている。内筒106の下端部109は下側に向けて漸次縮径するように逆円錐台状に形成されている。
この焼却装置Saによって、燃焼物を燃焼させるときは、一次燃焼室に廃棄木材等の燃焼物を投入し、着火してこれを燃焼させる。燃焼が進んでくると、一次燃焼室の燃焼ガスが二次燃焼室100に流入し、二次燃焼部100で更に燃焼させられ、排気ガス処理塔103を通って排気塔101から排気されていく。排気ガス処理塔103では、通路105内に流入した排気ガスは、旋回流生成部108により吹出口107から内筒106の内壁面に沿って吹き出される。これにより、内筒106内において、一方向の排気ガスの旋回流が生じる。その結果、排気ガス中の火の粉が消滅するとともに、固体と気体が分離し、固体が沈降して、気体のみが上昇するようになる。そのため、排気ガス中から燃焼成分や不燃成分の固体が除去され、それだけ、排気ガスの清浄化が図られる。この場合、内筒の下端部109は逆円錐台状に形成されているので、内筒106内で沈降する固体は、ダストとなって下端部109の傾斜面にガイドされて落下することから、落下し易くなっている。
実用新案登録第3169412号公報
ところで、この従来の焼却装置Saにおいては、排気ガス処理塔103の内筒106内において、固体と気体が分離し、固体が沈降して、気体のみが上昇するようにしており、内筒106内で沈降する固体は、ダストとなって下端部109の傾斜面にガイドされて落下するようにしているが、図9(a)に示すように、固体が下端部109に付着して堆積することがあり、その場合、雨水の影響等により塩酸等の酸が生じ、これに起因する等してこの下端部109を腐食させてしまい、図9(b)に示すように、この腐食によって経年的に徐々に脱落して、内筒106の機能を損ねてしまうという問題があった。このような場合には、排気ガス処理塔103を取外して、内筒106を交換する等の処置を施すが、排気ガス処理塔103を取外して内筒106を交換する作業は極めて煩雑であり、費用も高額になり、メンテナンス効率が極めて悪いという問題があった。
本考案は上記の点に鑑みて為されたもので、内筒の少なくとも下端側を容易に交換できるようにして、メンテナンス効率の向上を図った焼却装置を提供することを目的とする。
このような目的を達成するための本考案の焼却装置は、一次燃焼室及び該一次燃焼室に隣接して設けられる二次燃焼室を備え、該二次燃焼室に排気塔を設け、上記二次燃焼室と排気塔との間に二次燃焼室からの排気ガスを処理する排気ガス処理塔を設けた焼却装置において、
上記排気ガス処理塔を、上記二次燃焼室に連通する外筒と、該外筒の内側に該外筒との間に通路を形成するように設けられる内筒と、上記内筒の側壁に設けられ上記通路内に流入した排気ガスを該内筒内に吹き出す吹出口と、上記内筒内で上記吹出口から吹き出す排気ガスの旋回流を生じさせる旋回流生成部とを備えて構成し、上記内筒の少なくとも下端側を取付け取外し可能にし、上記外筒に上記内筒の少なくとも下端側を取付け取外すための開閉可能な作業口を設けた構成としている。
これにより、燃焼物を一次燃焼室で燃焼させると、一次燃焼室の燃焼ガスが二次燃焼室に流入し、二次燃焼室で更に燃焼させられ、排気ガス処理塔を通って排気塔から排気されていく。排気ガス処理塔では、通路内に流入した排気ガスは、旋回流生成部により吹出口から内筒の内壁面に沿って吹き出される。これにより、内筒内において、一方向の排気ガスの旋回流が生じる。その結果、排気ガス中の火の粉が消滅するとともに、固体と気体が分離し、固体が沈降して、気体のみが上昇するようになる。そのため、排気ガス中から燃焼成分や不燃成分の固体が除去され、それだけ、排気ガスの清浄化が図られる。
この場合、排気ガス処理塔の内筒内において、固体と気体が分離し、固体が沈降して、気体のみが上昇するようにしており、内筒内で沈降する固体は、ダストとなって下端側に落下するようにしているが、固体が内筒の下端側に付着して堆積することがあり、その場合、雨水の影響等により塩酸等の酸が生じ、これに起因する等してこの内筒の下端側が腐食してしまい、この腐食によって内筒の機能を損ねてしまうことがある。このような場合には、外筒の作業口を開け、内筒の下端側を取外し、新しいものを取付けて交換し、再び作業口を閉じる。この場合、内筒の少なくとも下端側を交換するだけで良いので、しかも、作業口を通じて行うことができるので、交換する作業は極めて簡単になり、費用も低減できることから、メンテナンス効率を大幅に向上させることができる。
より具体的には、本考案の燃焼装置は、一次燃焼室及び該一次燃焼室に隣接して設けられる二次燃焼室を備え、上記一次燃焼室を、燃焼物が投入される開閉可能な投入部と、該投入部から投入された燃焼物が収容される収容部と、該収容部の下側に設けられ該収容部に収容された燃焼物を一次燃焼させる一次燃焼部とを備えて構成し、上記二次燃焼室を、上記一次燃焼室の一次燃焼部に連通する連通口を有し該一次燃焼室からの燃焼ガスを二次燃焼させる二次燃焼部を備えて構成し、上記二次燃焼室に上記二次燃焼部に連通し上側に立設される排気塔を設け、上記二次燃焼室と排気塔との間に二次燃焼部からの排気ガスを処理する排気ガス処理塔を設けた焼却装置において、
上記排気ガス処理塔を、上記二次燃焼室の二次燃焼部に連通する下側開口及び上記排気塔側の上側開口を有した外筒と、該外筒の内側に該外筒との間に通路を形成するように設けられるとともに上記外筒の下側開口に対峙する下端開口及び上記外筒の上側開口に連通する上端開口を有した内筒と、上記内筒の側壁に設けられ上記通路に連通し上記外筒の下側開口から通路内に流入した排気ガスを吹き出す吹出口と、上記通路内に設けられ上記内筒内で上記吹出口から吹き出す排気ガスの旋回流を生じさせる旋回流生成部とを備えて構成し、上記内筒の少なくとも下端開口を含む下端側を取付け取外し可能にし、上記外筒に上記内筒の少なくとも下端開口を含む下端側を取付け取外すための開閉可能な作業口を設けた構成としている。
これにより、燃焼物を燃焼させるときは、投入部から廃棄木材等の燃焼物を一次燃焼室の収納部に投入する。適量を投入したならば、投入部を閉じ、一次燃焼部で燃焼物に着火して、これを燃焼させる。燃焼が進んでくると、一次燃焼部において、燃焼物が赤く燃えて燃焼物の所謂「おき」が生じ、この一次燃焼部での燃焼が定常化する。これにより、一次燃焼部での燃焼ガスが連通路を通って二次燃焼室に流入し、また、一次燃焼部での燃焼熱により収納部にある燃焼物が乾留され、この乾留ガスも一次燃焼部で燃焼されるとともに連通路を通って二次燃焼室に流入していく。そして、これらのガスが、二次燃焼部で更に燃焼させられる。
この際、排気ガス処理塔では、通路内に流入した排気ガスは、旋回流生成部により吹出口から内筒の内壁面に沿って吹き出される。これにより、内筒内において、一方向の排気ガスの旋回流が生じる。その結果、排気ガス中の火の粉が消滅するとともに、固体と気体が分離し、固体が沈降して、気体のみが上昇するようになる。そのため、排気ガス中から燃焼成分や不燃成分の固体が除去され、それだけ、排気ガスの清浄化が図られる。この場合、内筒内で沈降する固体は、ダストとなって下端開口から落下するが、この個体が内筒の下端開口側に付着して堆積し、雨水の影響等により塩酸等の酸が生じ、これに起因する等してこの内筒の下端開口側が腐食し、この腐食によって内筒の機能を損ねてしまうことがある。このような場合には、外筒の作業口を開け、内筒の少なくとも下端開口を含む下端側を取外し、新しいものを取付けて交換し、再び作業口を閉じる。この交換においては、内筒の少なくとも下端側を交換するだけで良いので、しかも、作業口を通じて行うことができるので、交換する作業は極めて簡単になり、費用も低減できることから、メンテナンス効率を大幅に向上させることができる。
そして、必要に応じ、上記内筒を、上記上端開口側の本体と、該本体に連設され上記内筒の下端開口を含む下端体とに分割し、上記下端体の下端開口側の壁部を上記下端開口に向けて漸次縮径するように逆円錐台状に形成し、該下端体を取付け取外し可能にした構成としている。
これにより、内筒内で沈降する固体は、ダストとなって内筒の下端開口に落下するが、内筒の下端開口側が逆円錐台状に形成されているので、落下し易く、確実に沈降させられる。また、排気ガス処理塔の内筒内で沈降する固体は、ダストとなって下端体の傾斜面にガイドされて落下するようにしているが、固体が下端体に付着して堆積し、雨水の影響等により塩酸等の酸が生じ、これに起因する等してこの下端体を腐食させてしまい、内筒の機能を損ねてしまうことがあるが、このような場合には、外筒の作業口を開け、内筒の下端体を取外し、新しい下端体を取付けて交換し、再び作業口を閉じる。この交換においては、下端体を交換するだけで良いので、しかも、作業口を通じて行うことができるので、交換する作業は極めて簡単になり、費用も低減できることから、メンテナンス効率を大幅に向上させることができる。
この構成においては、上記本体及び下端体の分割面を互いに対面可能な略水平面に形成し、上記下端体を、その壁部の外側に支持脚部を備えて構成し、上記外筒の下側開口側に上記下端体の支持脚部を支承する支承面部を設けたことが有効である。これにより、内筒の下端体は、支持脚部により外筒の支承面部に載置されて支承されているだけなので、設置が容易であり、また、取外しもただ下端体を移動させるだけで良いので、交換作業が極めて容易であり、より一層、メンテナンス効率を向上させることができる。
また、必要に応じ、上記旋回流生成部を、上記吹出口を覆うように一側縁が該吹出口の近傍の内筒に固定され他側縁が外筒に固定されて上記通路を仕切る仕切り板と、上記吹出口の上下に夫々設けられるとともに上記内筒と仕切り板との間に架設され該内筒及び仕切り板とで該吹出口から内筒の内壁面に沿って排気ガスが吹き出されるように導く導通路を形成する一対のガイド板とを備えて構成している。内筒,仕切り板及び一対のガイド板とで形成される導通路に排気ガスを導いて旋回させるので、旋回を確実に行なわせることができる。
更に、必要に応じ、上記吹出口を上記内筒に上下方向に複数列設した構成としている。内筒の上下にわたって旋回流が生じさせられ、固体と気体の分離効率が向上させられる。
更にまた、必要に応じ、上記吹出口の上下方向の複数の組を、上記内筒に等角度関係で複数組設けた構成としている。内筒の周方向の吹出口が増えることから、より一層確実に旋回流が生じさせられ、固体と気体の分離効率が向上させられる。
また、必要に応じ、上記外筒の下側開口の内径を該外筒の側壁の内径よりも小さく形成している。これにより、下側開口側と側壁との間に形成される段差部分を、上記の下端体の支持脚部を支承する支承面部とすることができる。また、排気ガスが、外筒の下側開口から通路内に流入する際、流速が急減するので、これにより、排気ガス中に不燃成分があると、これが沈降し易くなり、そのため、排気ガス中から不燃成分が除去され、それだけ、排気ガスの清浄化が図られる。
更に、必要に応じ、上記通路内に蒸気を送給する蒸気送給管を設けた構成としている。蒸気により冷却されるので、過剰加熱が防止されるとともに、空気と燃焼ガスが良く混合し、より一層燃焼が促進されて、燃焼効率が向上させられる。
そしてまた、必要に応じ、上記一次燃焼部の底部に溜まった灰を該底部を開放して排出する灰排出部を設けた構成としている。これにより、燃焼物を燃焼させるときは、投入部から廃棄木材等の燃焼物を一次燃焼室の収納部に投入する。適量を投入したならば、投入部を閉じ、一次燃焼部で燃焼物に着火して、これを燃焼させる。燃焼が進んでくると、一次燃焼部において、燃焼物が赤く燃えて燃焼物の所謂「おき」が生じ、この一次燃焼部での燃焼が定常化する。これにより、一次燃焼部での燃焼ガスが連通路を通って二次燃焼室に流入し、また、一次燃焼部での燃焼熱により収納部にある燃焼物が乾留され、この乾留ガスも一次燃焼部で燃焼されるとともに連通路を通って二次燃焼室に流入していく。そして、これらのガスが、二次燃焼部で更に燃焼させられる。
このようにして、燃焼を繰り返すと、一次燃焼部では、底部に灰が溜まってくるが、その場合には、燃焼が終息した適時に、灰排出部から一次燃焼部の底部に溜まった灰を排出させて取り出す。この場合、灰排出部においては、灰を底部を開放して排出するので、灰を落下させて取り出すことができ、そのため、従来の側部から取り出す場合に比較して取り出しが容易になり、それだけ、灰の排出効率が向上させられ、灰の取出し作業性が向上させられる。
また、必要に応じ、上記灰排出部を、上記一次燃焼部を構成する一次燃焼室の底壁に形成され上記一次燃焼部の底部を開放する排出開口と、該排出開口を開閉する排出扉とを備えて構成し、該灰排出部の下側に排出開口から排出された灰を集積する集積室を設け、該集積室に集積した灰を取り出す取出口を設けた構成としている。
これにより、灰を排出させるときは、排出扉を開いて排出開口を開にすると、灰は排出開口から落下して、集積室に集積させられる。この場合、灰が集積室に集積させられるので、単に落下させる場合に比較して、外部に飛散する事態が防止される。灰の排出が終わったならば、排出扉を閉めて排出開口を閉にし、再び、燃焼の用に供する。そして、集積室に集積させられた灰は、適時に取出口から取り出す。この場合、取出口を大きく形成しておけば、ホイルローダー等でまとめてしかも容易に取出すことができ、それだけ、灰の取出し作業性が良いものになる。
更に、必要に応じ、上記排出開口を、上記一次燃焼室の底部の略全面に形成した構成としている。これにより、排出扉を開いて排出開口を開にすると、底部に溜まった灰が一時に排出開口から落下することになるので、極めて短時間でほとんど全部の灰を一次燃焼室から排出でき、より一層、灰の排出効率が向上させられる。
更にまた、必要に応じ、上記排出扉を、上記排出開口を閉じる閉位置及び該排出開口を開く開位置の2位置に位置し得るように回動可能に支持し、上記閉位置で該排出扉を解除可能にロックするロック機構を備えた構成としている。ロック機構のロックを解除して排出扉を回動により開き、また、回動により閉めることができるので、スライドで開閉する場合に比較して、簡易かつ迅速に開閉動作を行うことができ、この点でも作業性が向上させられる。
また、必要に応じ、上記排出扉を回動駆動する駆動部を備えた構成としている。排出扉の開閉動作を容易に行うことができる。
また、必要に応じ、上記排出扉と同動するバランサを設けた構成としている。排出扉の開閉が、安定して行われる。
本考案の焼却装置によれば、排気ガス処理塔の内筒内において、固体と気体が分離し、固体が沈降して、気体のみが上昇するようにしており、内筒内で沈降する固体は、ダストとなって下端側に落下するようにしているが、固体が内筒の下端側に付着して堆積することがあり、その場合、雨水の影響等により塩酸等の酸が生じ、これに起因する等してこの内筒の下端側が腐食してしまい、この腐食によって内筒の機能を損ねてしまうことがある。このような場合には、外筒の作業口を開け、内筒の下端側を取外し、新しいものを取付けて交換し、再び作業口を閉じる。この場合、内筒の少なくとも下端側を交換するだけで良いので、しかも、作業口を通じて行うことができるので、交換する作業は極めて簡単になり、費用も低減できることから、メンテナンス効率を大幅に向上させることができる。
本考案の実施の形態に係る焼却装置を示す斜視図である。 本考案の実施の形態に係る焼却装置を示す背面図である。 本考案の実施の形態に係る焼却装置を示す側面図である。 本考案の実施の形態に係る焼却装置を示す側面断面図である。 本考案の実施の形態に係る焼却装置の排気ガス処理塔を示す斜視図である。 本考案の実施の形態に係る焼却装置の排気ガス処理塔を示す横断面図である。 本考案の実施の形態に係る焼却装置において、排気ガス処理塔の内筒の構成を示す分解斜視図である。 本考案の実施の形態に係る焼却装置の灰排出部において。駆動部の別の例を示す要部側面図である。 従来の焼却装置の一例を示し、(a)は排気ガス処理塔を示す断面図、(b)はその不具合を示す断面図である。
以下、添付図面に基づいて、本考案の実施の形態に係る焼却装置について詳細に説明する。
図1乃至図4に示すように、実施の形態に係る焼却装置Sは、廃棄木材等の燃焼物Wが燃焼させられる燃焼室10と、燃焼室10に連通し燃焼室10からの排気ガスを排気する排気塔11と、燃焼室10の灰を排出する灰排出部30と、燃焼室10と排気塔11との間に設けられ排気ガスを処理する排気ガス処理塔40とを備えている。
燃焼室10は、一次燃焼室10Aと、一次燃焼室10Aに隣接して設けられる二次燃焼室10Bとを備えている。一次燃焼室10A及び二次燃焼室10Bは耐火煉瓦等の耐火性壁材及びこの耐火性壁材を覆う金属板とを用いて形成されている。また、燃焼室10は、チャンネル部材で枠状の形成された基台17に支持されている。基台17は後述の集積室60を構成する壁部に支持されている。
一次燃焼室10Aは、廃棄木材等の燃焼物Wが投入される開閉可能な投入部12と、投入部12から投入された燃焼物Wが収容される収容部13と、収容部13の下側に設けられ収容部13に収容された燃焼物Wを一次燃焼させる一次燃焼部14とを備えて構成されている。収容部13は、その横断面積が上側から下側に向けて漸次縮小するようにホッパ状に形成されている。15は一次燃焼部14に外気を導入する外気導入部である。投入部12には、左右方向に移動して投入部12を開閉する左右一対の引き戸型の投入扉16が備えられている。
二次燃焼室10Bは、一次燃焼室10Aの一次燃焼部14に連通し火格子を嵌め込んだ連通口20を有し、適宜外気導入されて一次燃焼室10Aからの燃焼ガスを二次燃焼させる二次燃焼部21を有している。また、二次燃焼室10Bの上側には、二次燃焼室10Bの壁部として構成され水が入れられる金属製の水槽22が設けられている。23は水槽22を貫通しかつ二次燃焼室10B内に延びて排気ガスを排気塔11側へ導く導通管である。24は二次燃焼部21の燃焼を補助する灯油バーナである。
また、本装置には、一次燃焼部14の底部18に溜まった灰を底部18から排出する灰排出部30が設けられている。灰排出部30は、一次燃焼部14を構成する一次燃焼室10Aの底壁に形成され一次燃焼部14の底部18を開放する排出開口31と、排出開口31を開閉する排出扉32とを備えて構成されている。排出開口31は、一次燃焼室10Aの底部18の略全面に矩形状に形成されている。
また、排出扉32は、排出開口31を閉じる閉位置X及び排出開口31を開く開位置Yの2位置に位置し得るように回動可能に支持されている。排出扉32は、一次燃焼室10A側に耐火部材を備えて矩形状に形成されており、基台17の幅方向に沿う軸線を有した回動軸33にアーム34を介して固定されている。回動軸33は、基台17のチャンネル部材間に回動可能に架設されている。また、排出扉32と同動するバランサ35が設けられている。バランサ35は、回動軸33と平行な軸線を有する円柱状の金属製の錘であり、回動軸33に取付け部材35aを介して取り付けられている。このバランサ35により、排出扉32の開閉を、安定して行わせることができる。
また、排出扉32の閉位置Xでこの排出扉32を解除可能にロックするロック機構が備えられている。ロック機構は、例えば、基台17のチャンネル部材から差し込まれ、閉位置Xの排出扉32を下側から支持して開方向の移動を規制するロックピン36で構成されている。ロックピン36は、両側に一対設けることができる。尚、ソレノイドによりロックピン36を前後動させてロック及びロック解除するようにしても良い。
更に、排出扉32を回動駆動する駆動部37が備えられている。駆動部37は、燃焼室の前面側で基台17上に設けられる正逆可能な電動減速モータ38と、この電動減速モータ38の回転を回動軸33に伝動するチェーン伝動機構39とから構成されている。チェーン伝動機構39は、電動減速モータ38の回転軸に設けられた主スプロケット39aと、回動軸33の外側への延長部に設けられた従スプロケット39bと、主スプロケット39a及び従スプロケット39b間に架設されたチェーン39cとから構成されている。電動減速モータ38の制御は、例えば、図示外の制御盤からの指令により始動させ、排出扉32の閉位置Xあるいは開位置Yを検知する図示外のリミットスイッチからの信号により停止させる。
更にまた、灰排出部30の下側には排出開口31から排出された灰を集積する集積室60が設けられている。集積室60は、基台17の下側に設けられて基台17を支持しており、コンクリート製の壁体61で構成され、基台17のチャンネル部材に沿って平面からみて後面側を開にした断面コ字状に形成されている。集積室60において、後面側の開部分は、集積室60に集積した灰を取り出す取出口62として構成されている。集積室60の内側の大きさは、灰を取り出しやすくするために、幅,奥行及び高さが何れも1000mm以上に設定されることが望ましい。特に、ホイルローダーのバケット部分が出入りして灰を取り出すことができる大きさが望ましく、例えば、幅,奥行及び高さが何れも1600mm以上に設定されることが望ましい。また、取出口62の大きさも、幅及び高さが何れも1000mm以上、望ましくは1600mm以上に設定されることが望ましい。図の例では、例えば、幅2400mm、奥行3300mm、高さ1600mmに形成される。
排気ガス処理塔40は、図4乃至図7に示すように、二次燃焼室10B側で導通管23に接続される下側開口41a及び排気塔11側の上側開口41bを有した外筒41と、外筒41の内側に該外筒41との間に通路42を形成するように設けられるとともに外筒41の下側開口41aに対峙する下端開口43a及び外筒41の上側開口41bに連通する上端開口43bを有した内筒43と、内筒43の側壁に設けられ通路42に連通して外筒41の下側開口41aから通路42内に流入した排気ガスを吹き出す吹出口44と、通路42内に設けられ内筒43内で吹出口44から吹き出す排気ガスの旋回流を生じさせる旋回流生成部45とを備えて構成されている。内筒43の下端開口43a側の壁部は、下端開口43aに向けて漸次縮径するように逆円錐台状に形成されている。また、外筒41の下側開口41aの内径D1は、外筒41の側壁の内径D2よりも小さく形成されている。吹出口44は、内筒43に上下方向に複数(実施の形態では3個)列設されている。この吹出口44の上下方向の複数の組は、内筒43に等角度関係(実施の形態では180°)で複数組(実施の形態では2組(K1,K2))設けられている。
旋回流生成部45は、複数の吹出口44の組を覆うように一側縁が吹出口44の近傍の内筒43に固定され他側縁が外筒41に固定されて通路42を仕切る仕切り板46と、各吹出口44の上下に夫々設けられるとともに内筒43と仕切り板46との間に架設され内筒43及び仕切り板46とで吹出口44から内筒43の内壁面に沿って排気ガスが吹き出されるように導く導通路48を形成する一対のガイド板47とを備えて構成されている。隣接する2つの吹出口44の間に設けられるガイド板47は1つであり、2つの吹出口44において共用されている。
49は通路42内に蒸気を送給する蒸気送給管である。蒸気送給管49の一端は、上記水槽22に連通し、他端は上記最上位の導通路48に連通して設けられており、蒸気送給管49は、二次燃焼室10Bの水槽22の加熱により水槽22内の水が沸騰して発生する蒸気を導通路48に吹き出すものである。
より詳しくは、内筒43の少なくとも下端開口43aを含む下端側を取付け取外し可能にし、外筒41に内筒43の少なくとも下端開口43aを含む下端側を取付け取外すための開閉可能な作業口50を設けている。作業口50は、一次燃焼室10A側に設けられるとともに後述の下端体54が出し入れ可能な大きさに形成され、ヒンジ開閉型の作業扉51によって開閉させられる。符号52は作業口50の反対側の外筒41に設けられた覗き窓である。具体的には、内筒43は、上端開口側43bの本体53と、本体53に連設され内筒43の下端開口43aを含む下端体54とに分割されている。本体53及び下端体54の分割面53a,54aは、互いに対面可能な略水平面に形成されている。また、下端体54において、上述したように、下端開口43a側の壁部は、下端開口43aに向けて漸次縮径するように逆円錐台状に形成されている。実施の形態では、下端体54全体が逆円錐台状に形成されている。そして、この下端体54が取付け取外し可能になっている。
下端体54は、その壁部の外側に支持脚部55を備えて構成されている。図7に示すように、支持脚部55は、リング状のベース56と、基端がベース56に固着され先端が壁部の外側に固着される複数の脚棒57とから構成されている。複数の棒脚57は等角度間隔でベース56に立設されている。また、外筒41の下側開口41a側には、下端体54の支持脚部55を支承する支承面部58が設けられている。支承面部58は、上述したように、外筒41の下側開口41aの内径を、外筒41の側壁の内径よりも小さく形成した関係で、下側開口41a側と側壁との間に形成される段差部分で構成されている。
従って、この実施の形態に係る焼却装置Sによって、燃焼物Wを燃焼させるときは、以下のようになる。今、燃焼物Wとして、例えば、建物を壊したとき等に出る廃棄木材の場合で説明する。予め、水槽22には水を入れておく。先ず、投入扉16を開けてショベルローダ等で廃棄木材からなる燃焼物Wを投入部12から一次燃焼室10Aの収容部13に投入する。そして、適量を投入したならば、投入扉16を閉じ投入部12を閉じる。この状態で、灯油を染み込ませたおがくず等の燃焼補助剤を用いる等して、一次燃焼部14で燃焼物Wに着火する。
そして、一次燃焼室10Aの外気導入部15等から入る空気量を調整し、燃焼を促進するようにする。燃焼が進んでくると、一次燃焼部14において、燃焼物Wが赤く燃えて燃焼物Wの所謂「おき」が生じ、この一次燃焼部14での燃焼が定常化する。これにより、一次燃焼部14での燃焼ガスが連通口20を通って二次燃焼室10Bに流入し、また、一次燃焼部14での燃焼熱により収容部13にある燃焼物Wが乾留され、この乾留ガスも一次燃焼部14で燃焼されるとともに連通口20を通って二次燃焼室10Bに流入していく。
この燃焼において、徐々に燃焼物Wが燃焼されていくが、一次燃焼室10Aの収容部13が、その横断面積が上側から下側に向けて漸次縮小するようにホッパ状に形成されているので、一次燃焼部14の燃焼物Wに上からの荷重が大きく作用してこの一次燃焼部14の燃焼物Wが凝縮され、そのため、燃焼物Wの密度が高くなることから、所謂「おき」といわれる燃焼部分の密度も高くなり、従来に比較して、熱ボリュームが大きくさせられる。その結果、収納部13での乾留効率や二次燃焼部21での燃焼効率が向上させられる。
そして、これらのガスが、二次燃焼室10Bの二次燃焼部21で更に燃焼させられる。二次燃焼部21で燃焼させられた排気ガスは、導通管22から排気塔11へ向けて排出させられる。この過程では、排気ガスは、排気ガス処理塔40で処理される。排気ガス処理塔40では、排気ガスが、外筒41の下側開口41aから通路42内に流入する。この場合、外筒41の下側開口41aの内径D1が外筒41の側壁の内径D2よりも小さく形成されているので、排気ガスが、外筒41の下側開口41aから通路42内に流入する際、流速が急減するので、これにより、排気ガス中に不燃成分があると、これが沈降し易くなり、そのため、排気ガス中から不燃成分が除去され、それだけ、排気ガスの清浄化が図られる。
次に、外筒41の下側開口41aから通路42内に流入した排気ガスは、旋回流生成部45の内筒43,仕切り板46及び一対のガイド板47とで形成される導通路48に導かれ、吹出口44から内筒43の内壁面に沿って吹き出される。これにより、内筒43内において、一方向の排気ガスの旋回流が生じる。これにより、排気ガス中の火の粉が消滅するとともに、固体と気体が分離し、固体が沈降して、気体のみが上昇するようになる。このため、排気ガス中から燃焼成分や不燃成分の固体が除去され、それだけ、排気ガスの清浄化が図られる。また、この旋回過程においては、蒸気送給管49から通路42内に蒸気が送給される。そのため、冷却されて過剰加熱が防止されるとともに、空気と燃焼ガスが良く混合されてより一層燃焼が促進され、燃焼効率が極めて良くなる。
この場合、内筒43,仕切り板46及び一対のガイド板47とで形成される導通路48に排気ガスを導いて旋回させるので、旋回を確実に行なわせることができる。また、吹出口44が内筒43に上下方向に複数列設されているので、内筒43の上下にわたって旋回流が生じさせられ、そのため、固体と気体の分離効率が向上させられる。更に、吹出口44の上下方向の複数の組を、内筒43に等角度関係で複数組設けたので、内筒43の周方向の吹出口44が増えることから、より一層確実に旋回流が生じさせられ易くなり、そのため、固体と気体の分離効率が向上させられる。
そして、沈降する固体は、ダストとなって内筒43の下端開口43aから二次燃焼部21に落下して堆積する。この場合、内筒43の下端開口43a側の壁部が下端開口43aに向けて漸次縮径するように逆円錐台状に形成されているので、落下し易く、確実に沈降させることができる。
このようにして、燃焼を繰り返すと、一次燃焼部14では、底部18に灰が溜まってくるが、その場合には、燃焼が終息した適時に、灰排出部30から一次燃焼部14の底部18に溜まった灰を排出させて取り出す。この際、ロック機構のロックピン36を抜いてロックを解除し、電動減速モータ38を駆動して、排出扉32を開いて開位置Yにし、排出開口31を開放する。この場合、排出扉32を回動により開くので、スライドで開閉する場合に比較して、簡易かつ迅速に開動作を行うことができ、作業性が向上させられる。また、排出扉32には、これと同動するバランサ35が設けられているので、排出扉32の開動作が安定して行われる。
排出開口31が開放すると、一次燃焼部14の底部18に溜まった灰が集積室60に落下する。この場合、排出開口31は一次燃焼部14の底部18の略全面に形成されているので、排出開口31を開にすると、底部18に溜まった灰が一時に排出開口31から落下することになることから、極めて短時間でほとんど全部の灰を一次燃焼室10Aから排出でき、そのため、灰の排出効率が向上させられる。また、従来の一次燃焼部の側部から「灰掻き棒」等を使用して取り出す場合に比較して取り出しが容易になり、それだけ、灰の排出効率が向上させられ、灰の取出し作業性が向上させられる。更に、灰が集積室60に集積させられるので、単に落下させる場合に比較して、外部に飛散する事態が防止される。
灰の排出が終わったならば、電動減速モータ38を駆動して、排出扉32を閉めて閉位置Xにし、排出開口31を閉にし、ロック機構のロックピン36を差し込んでロックする。この場合、排出扉32を回動により閉めるので、スライドで開閉する場合に比較して、簡易かつ迅速に閉動作を行うことができ、作業性が向上させられる。また、排出扉32には、これと同動するバランサ35が設けられているので、排出扉32の閉動作が安定して行われる。排出扉32を閉めた状態で、再び、燃焼の用に供する。
そして、集積室60に集積させられた灰は、適時に取出口62から取り出す。この場合、取出口62を大きく形成しておけば、ホイルローダー等でまとめてしかも容易に取出すことができ、それだけ、灰の取出し作業性が良いものになる。
また、本実施の形態において、上述したように、排気ガス処理塔40では、内筒43内で沈降する固体は、ダストとなって下端体54の傾斜面にガイドされて落下するが、固体が下端体54に付着して堆積し、雨水の影響等により塩酸等の酸が生じ、これに起因する等してこの下端体54を腐食させてしまい、内筒43の機能を損ねてしまうことがある。このような場合には、外筒41の作業扉51を操作して作業口50を開け、内筒43の下端体54を取外し、新しい下端体54を取付けて交換し、再び作業扉51を操作して作業口50を閉じる。この交換においては、下端体54を交換するだけで良いので、しかも、作業口50を通じて行うことができるので、交換する作業は極めて簡単になり、費用も低減できることから、メンテナンス効率を大幅に向上させることができる。特に、内筒43の下端体54は、支持脚部55により外筒41の支承面部58に載置されて支承されているだけなので、設置が容易であり、また、取外しもただ下端体54を移動させるだけで良いので、交換作業が極めて容易であり、より一層、メンテナンス効率を向上させることができる。
図8には、排出扉32を回動駆動する駆動部の別の例を示している。この駆動部70は、燃焼室10の側部上方に設けられチェーン72を巻き出し及び巻き戻しする手動のチェーンブロック71と、このチェーンブロック71からのチェーン72が巻回され回動軸33の外側への延長部に設けられたホイール73とから構成される。チェーンブロック71のチェーン72の巻き出しにより、排出扉32を自重で開にし、巻き戻しにより排出扉32を閉にする。これによっても、上記と同様の作用,効果を奏する。
尚、上記実施の形態において、排出扉32の駆動部37,70は、電動減速モータ38やチェーンブロック71を備えて構成したが、必ずしもこれに限定されるものではなく、電動ウインチや油圧シリンダで開閉させるようにする等適宜変更して差し支えない。また、手動で開閉させるようにしても良い。更に、上記実施の形態において、集積室60の大きさやその取出口62の大きさは、上述したものに限定されるものではない。望ましくは、集積室60の大きさやその取出口62の大きさは、ホイルローダーのバケット部分が出入りして灰を取り出すことができる大きさが望ましい。更にまた、集積室60の取出口62は側方に設けても良く、また、取出口62を開閉扉で覆うようにしても良く、適宜変更して差し支えない。
尚また、上記実施の形態において、排気ガス処理塔40では、内筒43の下端体54を支持脚部55で支承面部58に支承して載置するようにし、この下端体54を取付け取外しするようにしたが、必ずしもこれに限定されるものではなく、例えば、下端体54を本体54に着脱可能に係着支持する等、取付け取外しの手段としては適宜変更して差支えない。本考案は、上述した本考案の実施の形態に限定されず、当業者は、本考案の新規な教示及び効果から実質的に離れることなく、これら例示である実施の形態に多くの変更を加えることが容易であり、これらの多くの変更は本考案の範囲に含まれる。
S 焼却装置
W 燃焼物
10 燃焼室
10A 一次燃焼室
10B 二次燃焼室
11 排気塔
12 投入部
13 収容部
14 一次燃焼部
15 外気導入部
16 投入扉
17 基台
18 底部
20 連通口
21 二次燃焼部
22 水槽
23 導通管
24 灯油バーナ
30 灰排出部
31 排出開口
32 排出扉
X 閉位置
Y 開位置
33 回動軸
34 アーム
35 バランサ
36 ロックピン(ロック機構)
37 駆動部
38 電動減速モータ
39 チェーン伝動機構
40 排気ガス処理塔
41 外筒
41a 下側開口
41b 上側開口
42 通路
43 内筒
43a 下端開口
43b 上端開口
44 吹出口
D1 外筒の下側開口の内径
D2 外筒の側壁の内径
K1 ,K2 吹出口の上下方向の組
45 旋回流生成部
46 仕切り板
47 ガイド板
48 導通路
49 蒸気送給管
50 作業口
51 作業扉
52 覗き窓
53 本体
53a 分割面
54 下端体
54a 分割面
55 支持脚部
56 ベース
57 脚棒
58 支承面部
60 集積室
61 壁体
62 取出口
70 駆動部
71 チェーンブロック
72 チェーン
73 ホイール

Claims (15)

  1. 一次燃焼室及び該一次燃焼室に隣接して設けられる二次燃焼室を備え、該二次燃焼室に排気塔を設け、上記二次燃焼室と排気塔との間に二次燃焼室からの排気ガスを処理する排気ガス処理塔を設けた焼却装置において、
    上記排気ガス処理塔を、上記二次燃焼室に連通する外筒と、該外筒の内側に該外筒との間に通路を形成するように設けられる内筒と、上記内筒の側壁に設けられ上記通路内に流入した排気ガスを該内筒内に吹き出す吹出口と、上記内筒内で上記吹出口から吹き出す排気ガスの旋回流を生じさせる旋回流生成部とを備えて構成し、上記内筒の少なくとも下端側を取付け取外し可能にし、上記外筒に上記内筒の少なくとも下端側を取付け取外すための開閉可能な作業口を設けたことを特徴とする焼却装置。
  2. 一次燃焼室及び該一次燃焼室に隣接して設けられる二次燃焼室を備え、上記一次燃焼室を、燃焼物が投入される開閉可能な投入部と、該投入部から投入された燃焼物が収容される収容部と、該収容部の下側に設けられ該収容部に収容された燃焼物を一次燃焼させる一次燃焼部とを備えて構成し、上記二次燃焼室を、上記一次燃焼室の一次燃焼部に連通する連通口を有し該一次燃焼室からの燃焼ガスを二次燃焼させる二次燃焼部を備えて構成し、上記二次燃焼室に上記二次燃焼部に連通し上側に立設される排気塔を設け、上記二次燃焼室と排気塔との間に二次燃焼部からの排気ガスを処理する排気ガス処理塔を設けた焼却装置において、
    上記排気ガス処理塔を、上記二次燃焼室の二次燃焼部に連通する下側開口及び上記排気塔側の上側開口を有した外筒と、該外筒の内側に該外筒との間に通路を形成するように設けられるとともに上記外筒の下側開口に対峙する下端開口及び上記外筒の上側開口に連通する上端開口を有した内筒と、上記内筒の側壁に設けられ上記通路に連通し上記外筒の下側開口から通路内に流入した排気ガスを吹き出す吹出口と、上記通路内に設けられ上記内筒内で上記吹出口から吹き出す排気ガスの旋回流を生じさせる旋回流生成部とを備えて構成し、上記内筒の少なくとも下端開口を含む下端側を取付け取外し可能にし、上記外筒に上記内筒の少なくとも下端開口を含む下端側を取付け取外すための開閉可能な作業口を設けたことを特徴とする焼却装置。
  3. 上記内筒を、上記上端開口側の本体と、該本体に連設され上記内筒の下端開口を含む下端体とに分割し、上記下端体の下端開口側の壁部を上記下端開口に向けて漸次縮径するように逆円錐台状に形成し、該下端体を取付け取外し可能にしたことを特徴とする請求項2記載の焼却装置。
  4. 上記本体及び下端体の分割面を互いに対面可能な略水平面に形成し、上記下端体を、その壁部の外側に支持脚部を備えて構成し、上記外筒の下側開口側に上記下端体の支持脚部を支承する支承面部を設けたことを特徴とする請求項3記載の焼却装置。
  5. 上記旋回流生成部を、上記吹出口を覆うように一側縁が該吹出口の近傍の内筒に固定され他側縁が外筒に固定されて上記通路を仕切る仕切り板と、上記吹出口の上下に夫々設けられるとともに上記内筒と仕切り板との間に架設され該内筒及び仕切り板とで該吹出口から内筒の内壁面に沿って排気ガスが吹き出されるように導く導通路を形成する一対のガイド板とを備えて構成したことを特徴とする請求項2乃至4何れかに記載の焼却装置。
  6. 上記吹出口を上記内筒に上下方向に複数列設したことを特徴とする請求項5記載の焼却装置。
  7. 上記吹出口の上下方向の複数の組を、上記内筒に等角度関係で複数組設けたことを特徴とする請求項6記載の焼却装置。
  8. 上記外筒の下側開口の内径を該外筒の側壁の内径よりも小さく形成したことを特徴とする請求項2乃至7何れかに記載の焼却装置。
  9. 上記通路内に蒸気を送給する蒸気送給管を設けたことを特徴とする請求項2乃至8何れかに記載の焼却装置。
  10. 上記一次燃焼部の底部に溜まった灰を該底部を開放して排出する灰排出部を設けたことを特徴とする請求項2乃至9何れかに記載の焼却装置。
  11. 上記灰排出部を、上記一次燃焼部を構成する一次燃焼室の底壁に形成され上記一次燃焼部の底部を開放する排出開口と、該排出開口を開閉する排出扉とを備えて構成し、該灰排出部の下側に排出開口から排出された灰を集積する集積室を設け、該集積室に集積した灰を取り出す取出口を設けたことを特徴とする請求項10記載の焼却装置。
  12. 上記排出開口を、上記一次燃焼室の底部の略全面に形成したことを特徴とする請求項11記載の焼却装置。
  13. 上記排出扉を、上記排出開口を閉じる閉位置及び該排出開口を開く開位置の2位置に位置し得るように回動可能に支持し、上記閉位置で該排出扉を解除可能にロックするロック機構を備えたことを特徴とする請求項12記載の焼却装置。
  14. 上記排出扉を回動駆動する駆動部を備えたことを特徴とする請求項13記載の焼却装置。
  15. 上記排出扉と同動するバランサを設けたことを特徴とする請求項13または14記載の焼却装置。
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