JP3228084B2 - 立軸スクリュー付斜流ポンプ - Google Patents
立軸スクリュー付斜流ポンプInfo
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- JP3228084B2 JP3228084B2 JP20657995A JP20657995A JP3228084B2 JP 3228084 B2 JP3228084 B2 JP 3228084B2 JP 20657995 A JP20657995 A JP 20657995A JP 20657995 A JP20657995 A JP 20657995A JP 3228084 B2 JP3228084 B2 JP 3228084B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- bell mouth
- pump
- mixed flow
- flow pump
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Description
【０００１】
【産業上の利用分野】この発明は、下水等の夾雑物を多
く含む汚水に用いるポンプの改良に関する。
く含む汚水に用いるポンプの改良に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、立軸の斜流ポンプは公知で下水や
雨水の揚水に用いられている。例えば、特開平３−１２
４９９９号、実開平２−３５９９７号はその一例であ
る。そして、これらは何れも羽根車として数枚の遠心羽
根をケーシング内面に近接して設けた立軸斜流ポンプで
ある。
雨水の揚水に用いられている。例えば、特開平３−１２
４９９９号、実開平２−３５９９７号はその一例であ
る。そして、これらは何れも羽根車として数枚の遠心羽
根をケーシング内面に近接して設けた立軸斜流ポンプで
ある。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】上述の従来のポンプで
は、羽根車が円周方向に等間隔に配設した数枚の遠心羽
根で構成してあるので、汚水の吸込流路が狭く、下水の
ように大きな夾雑物を含む場合には、閉塞する難点があ
る。また、ポンプの吸込口（ベルマウス）の周辺では、
吸込口を中心とする渦流が生ずるとともに、ベルマウス
の下端開口の周縁で、吸込流がこの周縁によって切り裂
かれてベルマウスの側壁から剥離し、先の渦流の発生と
併せて吸込効率を低下させている。（図４参照）
は、羽根車が円周方向に等間隔に配設した数枚の遠心羽
根で構成してあるので、汚水の吸込流路が狭く、下水の
ように大きな夾雑物を含む場合には、閉塞する難点があ
る。また、ポンプの吸込口（ベルマウス）の周辺では、
吸込口を中心とする渦流が生ずるとともに、ベルマウス
の下端開口の周縁で、吸込流がこの周縁によって切り裂
かれてベルマウスの側壁から剥離し、先の渦流の発生と
併せて吸込効率を低下させている。（図４参照）
【０００４】
【課題を解決するための手段】この発明は、上述のよう
な従来の難点を解決したものであって、その要旨とする
ところは、ポンプ羽根として複数個のスクリュー羽根を
用いた立軸斜流ポンプにおいて、スクリュー羽根のケー
シングの下端に接続したベルマウスの下端の開口周縁部
に、断面が円形状の整流環を形成し、該整流環の外周部
を含んでベルマウスの母線方向に沿わせた複数個の突条
を設け、さらに、上記スクリュー羽根の先端をケーシン
グとベルマウスの接続部位まで垂下させ、その下部先端
の中心側を円弧状に切除して吸込口を拡開したものであ
る。
な従来の難点を解決したものであって、その要旨とする
ところは、ポンプ羽根として複数個のスクリュー羽根を
用いた立軸斜流ポンプにおいて、スクリュー羽根のケー
シングの下端に接続したベルマウスの下端の開口周縁部
に、断面が円形状の整流環を形成し、該整流環の外周部
を含んでベルマウスの母線方向に沿わせた複数個の突条
を設け、さらに、上記スクリュー羽根の先端をケーシン
グとベルマウスの接続部位まで垂下させ、その下部先端
の中心側を円弧状に切除して吸込口を拡開したものであ
る。
【０００５】上述スクリュー羽根についてさらに詳述す
ると、このスクリュー羽根は、斜流ポンプに用いられる
遠心羽根を駆動軸方向に継足したもので、斜流ポンプが
駆動軸方向に短尺の遠心羽根を周方向に数枚用いたもの
に比較して羽根数の少ない多段ポンプのような機能を有
するもので、高揚程の能力を有するものである。
ると、このスクリュー羽根は、斜流ポンプに用いられる
遠心羽根を駆動軸方向に継足したもので、斜流ポンプが
駆動軸方向に短尺の遠心羽根を周方向に数枚用いたもの
に比較して羽根数の少ない多段ポンプのような機能を有
するもので、高揚程の能力を有するものである。
【０００６】
【作用】この発明に係るポンプは、上述のように構成し
てあり、ベルマウスの周辺では、突条によって渦流の発
生が防止できるとともに、ベルマウスの吸込口では、吸
込水流が整流環の外周面に沿って吸込まれ、円滑にベル
マウス内に吸込まれる。すなわち、吸込口およびベルマ
ウス内で乱流を生ずることがなく、効率のよい吸込みを
することができる。
てあり、ベルマウスの周辺では、突条によって渦流の発
生が防止できるとともに、ベルマウスの吸込口では、吸
込水流が整流環の外周面に沿って吸込まれ、円滑にベル
マウス内に吸込まれる。すなわち、吸込口およびベルマ
ウス内で乱流を生ずることがなく、効率のよい吸込みを
することができる。
【０００７】このようにして吸込まれた水流は、ポンプ
羽根の入口では、羽根の先端の中央部が切除されて吸込
口が広いので、吸引水中に含まれる夾雑物が詰まること
がなく、また、従来遠心力のために圧力が低下気味であ
った羽根先端中心部に水流が円滑に流入し、効率のよい
揚水をすることができる。以下、図面に基づいてこの発
明を具体的に説明する。
羽根の入口では、羽根の先端の中央部が切除されて吸込
口が広いので、吸引水中に含まれる夾雑物が詰まること
がなく、また、従来遠心力のために圧力が低下気味であ
った羽根先端中心部に水流が円滑に流入し、効率のよい
揚水をすることができる。以下、図面に基づいてこの発
明を具体的に説明する。
【０００８】
【実施例】図１において、符号１は、ケーシング２内に
垂下したスクリュー羽根であり、その外周縁１ａをケー
シング２の内面に近接させるとともに、その先端をケー
シング２の下端まで延伸させている。そして、その下部
先端１ｂの中心側を円弧状に切除して吸込口１ｃを広く
している。符号３は、スクリュー羽根１の取付ボスで逆
円錐状に構成して駆動軸４に固定してある。
垂下したスクリュー羽根であり、その外周縁１ａをケー
シング２の内面に近接させるとともに、その先端をケー
シング２の下端まで延伸させている。そして、その下部
先端１ｂの中心側を円弧状に切除して吸込口１ｃを広く
している。符号３は、スクリュー羽根１の取付ボスで逆
円錐状に構成して駆動軸４に固定してある。
【０００９】スクリュー羽根１は、数枚の遠心羽根をそ
の駆動軸４方向に継足して下方に延伸させ、その先端を
前述のように切除するとともに、先細り状とし、取付ボ
ス３の下端よりもさらに下方に垂下させている。図１で
は、このスクリュー羽根を対称状に２枚用いている。
の駆動軸４方向に継足して下方に延伸させ、その先端を
前述のように切除するとともに、先細り状とし、取付ボ
ス３の下端よりもさらに下方に垂下させている。図１で
は、このスクリュー羽根を対称状に２枚用いている。
【００１０】次に、符号５は、ケーシング２の下端に接
続したベルマウス（吸込ケーシング）であって、その下
端をラッパ状に拡開して吸込口５ａを形成するととも
に、この吸込口５ａを形成する下端周縁には、断面が円
形状の整流環５ｂを形成し、また、その外周には、母線
方向に沿わせて整流用の突条５ｃを形成している。
続したベルマウス（吸込ケーシング）であって、その下
端をラッパ状に拡開して吸込口５ａを形成するととも
に、この吸込口５ａを形成する下端周縁には、断面が円
形状の整流環５ｂを形成し、また、その外周には、母線
方向に沿わせて整流用の突条５ｃを形成している。
【００１１】この発明に係るポンプは、上述のように構
成してあり、スクリュー羽根１の回転に伴なって、ベル
マウス５の周辺では渦流が発生するが、突条５ｃによっ
てその発生が抑制され、また、ベルマウス５の吸込口５
ａからは、上記のように渦流を抑制された水流が整流環
５ｂに沿って円滑にベルマウス５内に流入する。
成してあり、スクリュー羽根１の回転に伴なって、ベル
マウス５の周辺では渦流が発生するが、突条５ｃによっ
てその発生が抑制され、また、ベルマウス５の吸込口５
ａからは、上記のように渦流を抑制された水流が整流環
５ｂに沿って円滑にベルマウス５内に流入する。
【００１２】すなわち、従来の斜流ポンプでは、図４に
示すようにベルマウス５の吸込口５ａの周辺では、吸込
水流（矢印で示す）がベルマウス５の周辺で切り裂かれ
てベルマウスの内面から剥離して乱流を生じていたので
あるが、この発明では、整流環５ｂによって整流されて
ベルマウス５の内面に沿って円滑に流れ、効率のよい吸
込をすることができるものである。（図３参照）
示すようにベルマウス５の吸込口５ａの周辺では、吸込
水流（矢印で示す）がベルマウス５の周辺で切り裂かれ
てベルマウスの内面から剥離して乱流を生じていたので
あるが、この発明では、整流環５ｂによって整流されて
ベルマウス５の内面に沿って円滑に流れ、効率のよい吸
込をすることができるものである。（図３参照）
【００１３】また、このようにしてベルマウス５内に吸
込まれた水は、その上端部迄垂下しているスクリュー羽
根１によって、ケーシング２内に吸込まれて揚水され
る。すなわち、スクリュー羽根１の先端がベルマウスの
上端部迄垂下するのに併せて、スクリュー羽根１の先端
の中心側が切除されて広い吸込口１ｃを形成しているの
で、従来、吸込力が低下気味の羽根の中心部に充分に水
流が送り込まれ、効率のよい揚水をすることができる。
そして、これに併せて吸込口１ｃが広いので、水流中に
大きな夾雑物を含んでいても閉塞することがないもので
ある。
込まれた水は、その上端部迄垂下しているスクリュー羽
根１によって、ケーシング２内に吸込まれて揚水され
る。すなわち、スクリュー羽根１の先端がベルマウスの
上端部迄垂下するのに併せて、スクリュー羽根１の先端
の中心側が切除されて広い吸込口１ｃを形成しているの
で、従来、吸込力が低下気味の羽根の中心部に充分に水
流が送り込まれ、効率のよい揚水をすることができる。
そして、これに併せて吸込口１ｃが広いので、水流中に
大きな夾雑物を含んでいても閉塞することがないもので
ある。
【００１４】
【発明の効果】このように、この発明に係るポンプは、
ベルマウスの吸込口およびその内部で水流が乱れること
なく効率よく高揚程の揚水ができるとともに、水流中に
夾雑物を含んでいても閉塞することがなく、従来の斜流
ポンプに比較して格段のポンプ能力および効率を奏する
ものである。
ベルマウスの吸込口およびその内部で水流が乱れること
なく効率よく高揚程の揚水ができるとともに、水流中に
夾雑物を含んでいても閉塞することがなく、従来の斜流
ポンプに比較して格段のポンプ能力および効率を奏する
ものである。
【図１】この発明に係るポンプの要部の縦断面図であ
る。
る。
【図２】同じく、その羽根部分の底面図である。
【図３】同じく、そのベルマウスの下部の縦断面図であ
る。
る。
【図４】従来の立型斜流ポンプのベルマウスの下部の縦
断面図である。
断面図である。
１ スクリュー羽根１ｂ 下部先端 １ｃ 吸込口 ２ ケーシング ５ ベルマウス ５ｂ 整流環 ５ｃ 突条
Claims (1)
- 【請求項１】 ポンプ羽根として複数個のスクリュー羽
根１を用いた立軸斜流ポンプにおいて、スクリュー羽根
１のケーシング２の下端に接続したベルマウス５の下端
の開口周縁部に、断面が円形状の整流環５ｂを形成し、
該整流環５ｂの外周部を含んでベルマウス５の母線方向
に沿わせた複数個の突条５ｃを設け、さらに、上記スク
リュー羽根１の先端をケーシング２とベルマウス５の接
続部位まで垂下させ、その下部先端１ｂの中心側を円弧
状に切除して吸込口１Ｃを拡開したことを特徴とする立
軸スクリュー付斜流ポンプ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP20657995A JP3228084B2 (ja) | 1995-07-19 | 1995-07-19 | 立軸スクリュー付斜流ポンプ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP20657995A JP3228084B2 (ja) | 1995-07-19 | 1995-07-19 | 立軸スクリュー付斜流ポンプ |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0932788A JPH0932788A (ja) | 1997-02-04 |
| JP3228084B2 true JP3228084B2 (ja) | 2001-11-12 |
Family
ID=16525747
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP20657995A Expired - Fee Related JP3228084B2 (ja) | 1995-07-19 | 1995-07-19 | 立軸スクリュー付斜流ポンプ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3228084B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP4548913B2 (ja) * | 2000-08-17 | 2010-09-22 | 株式会社鶴見製作所 | 遠心ポンプ用オープン型羽根車 |
| TWI696762B (zh) * | 2019-07-18 | 2020-06-21 | 芳晟機電股份有限公司 | 軟式耐翻摺降噪複合襯裙 |
| CN110594201A (zh) * | 2019-10-28 | 2019-12-20 | 江苏省水利工程科技咨询股份有限公司 | 一种箱涵式双向流道内流线型消涡结构及其消涡的方法 |
-
1995
- 1995-07-19 JP JP20657995A patent/JP3228084B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0932788A (ja) | 1997-02-04 |
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Legal Events
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