JP3227886U - 保護具 - Google Patents

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JP3227886U
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順哉 今井
順哉 今井
早理 中原
早理 中原
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卓 大石
亮 武田
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Abstract

【課題】保護具取付け用の部材が設けられていない帽体に取付けることができる保護具を提供する。【解決手段】保護具10は、装着者の顔面を覆うシールド本体20と、連結部材40を介して装着者の頭に着用される帽体1と係合してシールド本体を帽体に装着する一対の係合部30(クリップ)とを備え、シールド本体は、横方向中央部に帽体の鍔3が貫通可能なスリット21が設けられている。【選択図】図2

Description

本考案は、装着者の顔面を覆う保護具に関する。
唾液や体液などの飛沫の拡散防止や、花粉、防塵対策、顔面保護として、フェイスシールドと呼ばれる保護具が提案されている。例えば、特許文献1に記載の保護具は、装着者の顔面を両耳まで覆う大きさの保護面と、ヘルメットに着脱可能に取り付けられ、保護面をヘルメットに対して保持する保持部とを有している。保持部は、保護面の上側の縁に固定されている固定部材と、ヘルメットに取り付けられる2つの取付部材と、固定部材と取付部材とを回動可能に連結する第1、第2の各連結部材とを備えている。
実用新案登録第3224635号公報
しかし、特許文献1に記載の発明においては、保護面は、ヘルメットに取り付けられている取付部材を用いてヘルメットに保持されている。このため、保護面は、取付部材が設けられたヘルメットにしか取付けることができず、取付部材が設けられていないヘルメットには取付けることができない。
本考案は、上記した課題に着目してなされたものであり、帽体に取付用の部材が設けられていなくても、帽体に取付けることのできる保護具を提供することを目的とする。
本考案による保護具は、装着者の顔面を覆うシールド本体と、装着者の頭に着用される帽体と係合して前記シールド本体を帽体に装着する一対の係合部とを備え、前記シールド本体には、前記帽体の鍔が貫通可能なスリットが設けられている。
上記の構成によれば、係合部により帽体にシールド本体を取付けるので、帽体に取付用の部材が設けられていない場合であっても、帽体に保護具を取付けることができる。また、帽体の鍔が貫通するスリットがシールド本体に設けられているため、保護具を帽体に取付ける際に鍔が邪魔にならず、シールド本体を顔に近い位置となるように保護具を取付けることが可能となる。さらに係合部が任意の位置で帽体と係合することで、シールド本体と顔との距離を調整することができる。
前記スリットは横長に形成され、横方向中央部が上方向に凸となる湾曲形状を有していてもよい。
前記スリットは横方向に沿って直線状に形成されていてもよい。
前記係合部を前記シールド本体に取付けるための取付手段が、前記シールド本体の横方向両端部の上端部に設けられていてもよい。
前記係合部を前記シールド本体に取付けるための取付手段が、前記シールド本体の前記スリットの横方向両端側に設けられていてもよい。
前記取付手段は、前記係合部を取付けるための係止孔を備えていてもよい。
前記取付手段は、前記係合部を前記シールド本体に連結するための連結部材を備えていてもよい。
前記係合部は、一対の挟み片により前記帽体を挟持するクリップを備えていてもよい。
本考案によれば、保護具取付け用の部材が設けられていない帽体に保護具を取付けることができる。
本考案の一実施形態に係る保護具の正面図である。 保護具を帽体に装着した状態を示す斜視図である。 クリップの側面図である。 (A)はシールド本体へのクリップの取付を説明するための拡大斜視図であり、(B)はクリップが帽体本体に係合した状態を示す拡大斜視図である。 本考案の他の実施形態に係る保護具の正面図である。 本考案の他の実施形態に係る保護具の正面図である。 保護具を帽体に装着した状態を示す斜視図である。 本考案の他の実施形態に係る保護具の正面図である。 保護具を帽体に装着した状態を示す斜視図である。 クリップの斜視図である。 本考案の他の実施形態に係る保護具の正面図である。 保護具を帽体に装着した状態を示す斜視図である。
本考案の実施形態を図面を参照して説明する。本考案の保護具10は、装着者の頭に着用される帽体1に装着されるものである。帽体1は、頭部を覆う半球状の帽体本体2と、帽体本体2の開口端部から外側に突出して設けられた鍔3とを備えている。帽体1は、装着者の頭に着用されるものであれば限定されないが、例えば帽子やヘルメットである。なお、以下の説明においては、特に指定しない限り、帽体1をかぶった装着者の顔が向く方向を前方向または前側、前側と反対側を後側という。
図1〜図4に本考案の一実施形態の保護具10を示す。本実施形態の保護具10は、特に、図2に示すいわゆる野球帽と呼ばれる、帽体本体2の一部に鍔3が設けられた帽体1に好適に取付けられるものである。図2の帽体1は、鍔3が設けられた側を正面として帽体1を正面から見た場合に、鍔3の形状が横方向中央部3aにおいて上側に凸になる湾曲形状を有している。なお、本実施形態の保護具10が取付けられる帽体1は上記に限定されない。
図1に示すように、保護具10は、装着者の顔面を覆うシールド本体20と、装着者の頭に着用される帽体1と係合して前記シールド本体20を帽体1に装着する一対の係合部とを備えている。本実施形態では、係合部としてクリップ30を備えている。なお、図1においては、説明のために、一対のクリップ30と、各クリップ30をシールド本体20に連結する連結部材40とは一方を実線で示し、他方を二重鎖線で示している。図6においても同様である。
シールド本体20は、厚さ0.2mm程度の可撓性のある薄いシート材を打ち抜いて形成されている。シート材の材料として、例えばポリカーボネートやアクリルが挙げられるが、これに限定されない。シールド本体20は、少なくとも保護具10の装着者の視界の範囲においてシールド本体20を通して外部を視認できる程度に透光性を有するものであり、本実施形態では、装着者の視界が明瞭となるようにシールド本体20全体を略無着色の透明としている。なお、シールド本体20は着色されていてもよい。これによりシールド本体20を通過する光の強度が減少して装着者が感じる光のまぶしさを低減することができる。また、シールド本体20は抗菌加工、滅菌加工されていてもよく、紫外線をカットする機能を有していてもよい。さらに、シールド本体20の装着者の視界に邪魔にならない部分、例えばスリット21(後述)よりも上側の部分に、透明または不透明の模様やマーク、文字等が印刷されていてもよい。
シールド本体20が透明の場合には、シールド本体20の両面のいずれの面を前側(外側)、後側(顔と対向する側)としてもよいが、模様やマーク、文字、文字等が印刷されている場合は、これらの印刷部分が外から視認できるようにシールド本体20の前後方向が定められて帽体1に取付けられる。
図1に示すように、シールド本体20は、上端縁20a及び側端縁20b、20cは直線状に形成され、下端縁20dは下に凸となるように湾曲形状に形成されている。シールド本体20の横方向の長さL1は、シールド本体20が帽体1に取付けられたときにその両端部が装着者の耳の手前に位置する程度の長さに設定されており、本実施形態では約34cmとしている。シールド本体20の横方向中央部における上下方向の長さL2は、保護具10を取付けた帽体1を装着者が装着したときにシールド本体20により少なくとも装着者の口を覆う程度の長さであって、装着者が下を向いたときにシールド本体20の下端縁20dが胸に当たらない程度の長さに設定されており、本実施形態では約22cmとしている。シールド本体20の上部の角部20eは面取りされている。
シールド本体20は、図1における横方向の中央部であって上下方向の上側部分に、帽体1の鍔3が貫通可能な開口であるスリット21が設けられている。スリット21は帽体1の鍔3の形状に沿った形状を有している。本実施形態では、スリット21は横長に形成されており、その中央部22が上方向に凸となる湾曲形状を有し、両端部23が横方向に対してわずかに上向きに湾曲した形状を有している。スリット21の横方向の長さL3は、帽体1である野球帽の一般的な鍔3の幅(帽体1を正面から見た場合に、鍔3の横方向の長さ)よりも若干長く設定されており、本実施形態では鍔3の大きさに合わせて約20cmに設定されている。スリット21の上下方向の長さL4、すなわち、スリット21の最も上の位置と最も下の位置との間の長さは約3cmに設定されている。また、スリット21の幅L5は、帽体1の鍔3が貫通できるように一般的な帽体1の鍔3の厚みよりも若干長く形成されており、本実施形態では約0.5cmに設定されている。
なお、シールド本体20のサイズ(L1、L2)や厚み、スリット21の大きさや幅(L3〜L5)は本実施形態に限定されるものではなく、顔のサイズや帽体1の大きさ、鍔3の大きさに合わせて適宜設定される。例えば、子供用の保護具10の場合には子供用の帽体1や顔のサイズに合わせて、シールド本体20のサイズやスリット21の長さや幅が適宜設定される。またシールド本体20の形状も本実施形態に限定されず、少なくとも装着者の顔の目、鼻、口を覆うことができればいずれの形状でもよい。
例えば、図5の形態では、スリット21の上下方向の長さL4を図1に示す実施形態よりも短く設定している。図5の形態の保護具10を取付ける帽体1が、図2に示す帽体1よりも鍔3の湾曲が上下方向に小さい形状を有するか、図6に示すように帽体1を正面から見た場合に鍔3の形状が直線形状を有する場合、鍔3をスリット21に挿通しやすくなる。
シールド本体20の横方向両端部の上端部には、それぞれ、係合部を取付けるための取付孔である第1取付孔24Aと第2取付孔24Bとが、横方向に並んで形成されている。第1取付孔24Aは開口が上下方向に長い矩形状の孔であり、後述する帯状の連結部材40が貫通可能な大きさに設定されている。第2取付孔24Bは第1取付孔24Aよりも横方向に外側に位置し、開口が円形状の孔であり、連結部材40のスナップボタン41Bの凸部(後述)が挿通可能な大きさに設定されている。
係合部は、帽体1の帽体本体2または鍔3の端部にシールド本体20を係止するためのものであり、帽体1に係合部を設けずとも保護具10に設けられた係合部のみでシールド本体20を帽体1の帽体本体2または鍔3の端部を係止できるものである。係合部として、例えば既知のクリップが用いられる。本実施形態のクリップ30は、図3、図4に示すように、先端部が互いに近接、離反可能な一対の挟み片31A、31Bを備えており、帽体1の帽体本体2または鍔3の端部を一対の挟み片31A、31Bの間に挟んで挟持するものである。さらに、本実施形態のクリップ30には、一方の挟み片31Aの外側に押し片32が設けられている。押し片32の基端部は、他方の挟み片31Bから立設した一対の支持部31aに回動自由に軸支されている。押し片32の基端部には、一方の挟み片31Aを押しつけるための突出部32aが設けられている。
押し片32を図3、図4(A)に示す開いた状態から、回動させて図4(B)に示すように一方の挟み片31Aに重なるように倒伏姿勢とすると、押し片32の突出部32aにより一方の挟み片31Aが他方の挟み片31Bに向けて押しつけられ、一対の挟み片31A、31Bの間に帽体本体2または鍔3の端部が挟持される。
係合部はクリップ30に限定されず、例えば、安全ピンであってもよく、着脱可能にシールド本体20を帽体1に係止できるような接着剤であってもよい。
シールド本体20とクリップ30とは連結部材40により連結される。連結部材40は、ポリ塩化ビニル、ポリスチレン、ポリプロピレン、ポリエチレン等の可撓性のあるプラスチック素材から形成され、図3に示すように、帯状を呈している。連結部材40の一方の端部40aはクリップ30の一方の挟み片31Aの先端部にハトメ等(図示せず)により回動自由に取付けられている。他方の端部40bには、雄雌で一対のスナップボタン41A、41Bのうちの雌ボタン41Aが取付けられており、雌ボタン41Aが取けられた面と同じ面であって、連結部材40の長さ方向中央よりも一方の端部40a寄りの位置に、雄ボタン41Bが取り付けられている。連結部材40をシールド本体20に取付けるには、まず、シールド本体20の前側の面側から、他方の端部40bを第1取付孔24Aに挿通し、一対のスナップボタン41A、41Bの間の位置で折り返す。雄ボタン41Bの凸部をシールド本体20の前側の面側から第2取付孔24Bに挿通させて後側の面上に突出させ、雌ボタン41Aの凹部と嵌め合わす。このように連結部材40をシールド本体20に取付けることで、クリップ30がシールド本体20の横方向外側に位置する。
連結部材40、第1取付孔24A及び第2取付孔24Bは、係合部であるクリップ30をシールド本体20に取付けるための取付手段を構成する。なお、取付手段は連結部材40、第1取付孔24A及び第2取付孔24Bに限定されず、係合部をシールド本体20に取付けることができればいずれの手段であってもよく、例えば、接着剤であってもよく、熱溶着等の手段であってもよい。
保護具10を帽体1に取付けるには、図1に示すように、シールド本体20のスリット21に帽体1の鍔3を通し、クリップ30を、一対の挟み片31A、31Bの先端部が上側を向くように回動させて、一対の挟み片31A、31Bの間に帽体本体2の端部を挟持する。このとき、シールド本体20は帽体本体2の周方向に沿うように湾曲する。このようにして保護具10が帽体1に取付けられる。なお、係合部を鍔3の端部に取付けてもよい。
本実施形態の保護具10によれば、保護具10に設けられた係合部を用いて帽体1にシールド本体20を取付けるので、取付用の部材が設けられていない帽体1にも保護具10を取付けることができる。また、シールド本体20にスリット21が設けられているため、保護具10を帽体1に取付ける際に帽体1の鍔3をスリット21に貫通させることで、保護具10を帽体1に取付ける際に鍔3が邪魔にならず、シールド本体20を顔側に近づくように保護具10を取付けることが可能である。係合部による帽体1への取付位置を変化させることでシールド本体20と顔との距離を調整することができる。
また、スリット21は横長に形成され、中央部22が上方向に凸となる湾曲形状を有しているため、帽体1の鍔3の正面形状が上方向に凸となる湾曲形状を有している場合には、スリット21に鍔3を挿入しやすい。さらに、係合部をクリップ30としているため、ワンタッチで帽体1に保護具10を取付けることができる。また、連結部材40に対して係合部を回動可能に取付けているため、係合部の先端を上向きとすることができ、係合部が帽体本体2の端部を下側から係合することができる。
図6、図7は本考案の他の実施形態を示す。本実施形態の保護具10は、いわゆる野球帽と呼ばれる帽体1であって、図7に示すように、帽体1を正面から見た場合に鍔3の形状が直線形状を有し、上方向に湾曲していない帽体1に好適に取付けられる。なお、本実施形態の保護具10が取付けられる帽体1は上記に限定されない。
本実施形態の保護具10は、シールド本体20のスリット21の形状が図1の実施形態とは異なっている。スリット21は、開口が図6に示すように横方向に沿って直線状に形成されている。スリット21の横方向の長さL3は帽体1である野球帽の一般的な鍔3の幅よりも若干長く設定されており、本実施形態では鍔3の大きさに合わせて、第1取付孔24A間の距離と略同じ長さである約25cmに設定されている。なお、長さL3は本実施形態限定されず、保護具10が取付けられる帽体1の鍔3の幅に合わせて適宜設定される。
スリット21は横方向に沿って直線状に形成されているため、帽体1の鍔3が横方向に沿って直線状に形成されている場合に、スリット21に鍔3を挿入しやすい。
その他の構成及び効果については、図1の実施形態と同様であるため、対応する部分に同一の符号を付して説明を省略する。
図8〜図10は本考案の他の実施形態を示す。本実施形態の保護具10は、例えば、図9に示すいわゆるキャスケットの帽体1に取付けられる。この帽体1は、帽体1を正面から見た場合に、鍔3が上側に凸になる湾曲形状を有しており、鍔3は基端側から先端側(前側)に向かうにつれて下向きに設けられている。なお、本実施形態の保護具10が取付けられる帽体1は上記に限定されない。
本実施形態の保護具10は、係合部を構成するクリップ130の構成、シールド本体20の取付手段である取付孔24A、24Bの形状、シールド本体20の横方向の長さL1が図1の実施形態とは異なっている。
係合部を構成するクリップ130は、図10に示すように、クリップ130の側面の形状が略U字形状であり、対向する一対の挟み片131A、131Bと、一対の挟み片131A、131Bの基端部同士を連結する連結部132とを備えている。クリップ130は、一例としてナイロンなどのポリマーの合成樹脂により一体成形された単一部品である。連結部132が有するバネ作用により挟み片131A、131Bは互いに近接する方向に付勢されている。一方の挟み片131Aの先端部131aは折り曲げられて、付勢された状態で他方の挟み片131Bに当接する。なお、係合部の構成は上記に限定されず、帽体1を係合できればいずれの構成でもよい。
図8に示すように、シールド本体20の第1取付孔124A及び第2取付孔124Bは、スリット21の横方向両端側の位置に設けられている。第1取付孔124Aは、その開口が横方向外側に向かうにつれて上位置となる斜め方向に長い矩形状である。第1取付孔124Aの大きさは、クリップ30の挟み片31A、31Bが挿入可能な大きさに設定されている。第2取付孔124Bは第1取付孔124Aと同一形状であって、第1取付孔124Aと所定の間隔を開けて第1取付孔124Aに平行に設けられている。第1取付孔124A及び第2取付孔124Bは、係合部の取付手段を構成する。なお、第1取付孔124A及び第2取付孔124Bは、係合部を挿通できればいずれの形状でもよい。
本実施形態においては、図9に示すように帽体1の鍔3をクリップ130により係合するため、シールド本体20の横方向の長さL1は、図1のような帽体本体2の端部を係合する形態における長さL1よりも若干短く設定されている。なお、長さL1は本実施形態に限定されず、装着者の顔を覆うことができれば任意の長さに設定されてもよい。
シールド本体20の前側の面から第1取付孔124A及び第2取付孔124Bにクリップ130の各挟み片131A、131Bを挿通することで、クリップ130の連結部132が、シールド本体20の第1取付孔124A及び第2取付孔124Bの間の部分に当接して抜け止め状態となり、クリップ130がシールド本体20に取付けられる。このとき、各挟み片131A、131Bは、シールド本体20の後面に直交する方向に突出する。なお、図8においては、説明のために一対のクリップ130は一方を実線で示し、他方を二重鎖線で示している。図11においても同様である。
保護具10を帽体1に取付けるには、図9に示すように、シールド本体20のスリット21に帽体1の鍔3を通すとともに、クリップ130の一対の挟み片131A、131Bを押し開いて鍔3の基端に近い端部を挟持する。
本実施形態によれば、クリップ130が連結部材40を用いずに直接シールド本体20に取付けられおり、取付手段が係止孔124A、124Bのみで構成されるため、保護具10を帽体1に取付けた時に取付手段が目立たず、美感が向上する。また、クリップ130は各挟み片131A、131Bがシールド本体20の後面から後面に直交する方向に突出するので、鍔3の端部を挟持しやすい。また、第1取付孔124A及び第2取付孔124Bは外側に向かうにつれて上位置となる斜め方向に設けられているため、クリップ130も斜め方向に傾いて第1取付孔124A及び第2取付孔124Bに取付られる。図8のような鍔3が先端側に向かうにつれて下向きとなるように設けられた帽体1の場合には、クリップ130の傾きが鍔3の傾きに沿い、クリップ130が鍔3の端部に取付けやすくなる。
その他の構成及び効果については、図1の実施形態と同様であるため、対応する部分に同一の符号を付して説明を省略する。
図11、図12は本考案の他の実施形態を示す。本実施形態の保護具10は、例えば、図12に示すいわゆるハット型の帽体1に取付けられる。この帽体1は鍔3が帽体本体2の周囲の全長に亘って設けられており、鍔3は帽体本体1の端部から上下方向に傾かずに伸びており、野球帽やキャスケットよりも鍔の突出長さが短く形成されている。なお、本実施形態の保護具10が取付けられる帽体1は上記に限定されない。
本実施形態の保護具10は、係合部であるクリップ130の構成と、シールド本体20のスリット21の形状と、シールド本体20の取付手段である取付孔224A、224Bの形状及び位置が図1の実施形態とは異なっている。係合部であるクリップ130の構成は、図8に示す実施形態で用いられる図10のクリップ130と同様であるため、対応する部分に同一の符号を付して説明を省略する。
スリット21は、図11に示すように横方向に沿って直線状に形成されている。スリット21の横方向の両側であって、シールド本体20の側縁に近い位置には、第1取付孔224A及び第2取付孔224Bが形成されている。第1取付孔224Aは開口が横方向に長い矩形状の孔であり、クリップ130の挟み片131A、131Bが貫通可能な大きさに設定されている。第2取付孔224Bは第1取付孔224Aと同一形状であって、第1取付孔224Aの下側に所定の間隔を開けて第1取付孔224Aに平行に設けられている。なお、スリット21の横方向の長さL3は本実施形態限定されず、保護具10が取付けられる帽体1の鍔3の幅に合わせて適宜設定される。また、第1取付孔224A及び第2取付孔224Bは、係合部を挿通できればいずれの形状でもよい。
シールド本体20の前側の面から第1取付孔224A及び第2取付孔224Bにクリップ130の各挟み片131A、131Bを挿通することで、クリップ130の連結部132が、シールド本体20の第1取付孔224A及び第2取付孔224Bの間の部分に当接して抜け止め状態となり、クリップ130がシールド本体20に取付けられる。
このとき、各挟み片131A、131Bは、シールド本体20の後面に直交する方向に突出する。
保護具10を帽体1に取付けるには、図12に示すように、シールド本体20のスリット21に帽体1の鍔3を通すとともに、クリップ130の一対の挟み片131A、131Bを押し開いて鍔3の端部に挟み込み、クリップ130を取付ける。
本実施形態によれば、クリップ130が連結部材40を用いずに直接シールド本体20に取付けられているので、取付手段が係止孔224A、224Bのみで構成されるため、保護具10を帽体1に取付けた時に取付手段が目立たたず、美感が向上する。また、クリップ130は各挟み片131A、131Bがシールド本体20の後面に直交する方向に突出するので、鍔3の端部を挟持しやすい。また、第1取付孔224A及び第2取付孔224Bは横方向に沿って設けられているため、クリップ130も上下に斜め方向に傾かずに横方向に取付られる。図12のような鍔3が上下に傾かずに設けられる帽体1の場合には、クリップ130の傾きが鍔3の傾きに沿い、クリップ130が鍔3の端部に取付けやすくなる。
その他の構成及び効果については、図1の実施形態と同様であるため、対応する部分に同一の符号を付して説明を省略する。
以上、本考案の一実施形態について説明したが、本考案は上記実施形態に限定されるものではなく、本考案の趣旨を逸脱しない限りにおいて種々の変更が可能である。
1 帽体
2 帽体本体
3 鍔
10 保護具
20 シールド本体
21 スリット
24A、24B、124A、124B、224A、224B 取付孔(取付手段)
30、130 クリップ(係合部)
31A、31B 挟み片
40 連結部材(取付手段)

Claims (8)

  1. 装着者の顔面を覆うシールド本体と、
    装着者の頭に着用される帽体と係合して前記シールド本体を帽体に装着する一対の係合部とを備え、
    前記シールド本体は、横方向中央部に前記帽体の鍔が貫通可能なスリットが設けられている保護具。
  2. 前記スリットは横長に形成され、横方向中央部が上方向に凸となる湾曲形状を有する、請求項1に記載の保護具。
  3. 前記スリットは横方向に沿って直線状に形成されている請求項1に記載の保護具。
  4. 前記係合部を前記シールド本体に取付けるための取付手段が、前記シールド本体の横方向両端部の上端部に設けられる、請求項1から3のいずれかに記載の保護具。
  5. 前記係合部を前記シールド本体に取付けるための取付手段が、前記シールド本体の前記スリットの横方向両端側に設けられる、請求項1から3のいずれかに記載の保護具。
  6. 前記取付手段は、前記係合部を取付けるための係止孔を備える、請求項4または5に記載の保護具。
  7. 前記取付手段は、前記係合部を前記シールド本体に連結するための連結部材を備える請求項4から6のいずれかに記載の保護具。
  8. 前記係合部は、一対の挟み片により前記帽体を挟持するクリップを備える、請求項1〜7のいずれかに記載の保護具。
JP2020002365U 2020-06-17 2020-06-17 保護具 Active JP3227886U (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR102209436B1 (ko) * 2020-09-25 2021-01-29 김진복 안면보호 및 자외선 차단용 모자
WO2022080047A1 (ja) * 2020-10-13 2022-04-21 デンカ株式会社 フェイスシールド

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