JP3227790U - 飾り台 - Google Patents
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Abstract
【課題】設置や収納が容易であり、雛壇だけでなく、他の用途としても使用することが可能な飾り台を提供する。
【解決手段】飾り台10は、設置面から上方に向かって3段の台部20,30,40を備えており、下段となる台部20が上方(上段)に位置する台部30の収納空間S1に収納され、台部40に対して下段となる台部30が上方(上段)に位置する台部40の収納空間S2に収納されている。収納空間S1,S2は、一対の足部31,41と足部31,41に跨る板部32,42とにより形成され、下段の台部20,30を収納する。
【選択図】図1
【解決手段】飾り台10は、設置面から上方に向かって3段の台部20,30,40を備えており、下段となる台部20が上方(上段)に位置する台部30の収納空間S1に収納され、台部40に対して下段となる台部30が上方(上段)に位置する台部40の収納空間S2に収納されている。収納空間S1,S2は、一対の足部31,41と足部31,41に跨る板部32,42とにより形成され、下段の台部20,30を収納する。
【選択図】図1
Description
本考案は、雛人形などの節句人形や他の人形、置物、写真立てなど、使用者の好みのものが設置できる飾り台に関するものである。
雛人形は、内裏雛、三人官女、五人囃子などが階段状に形成された雛壇に飾られる。また、端午の節句では、兜の他、鎧や金太郎人形などが飾り台に飾られる。
このような節句人形が飾られる飾り台として、特許文献1に記載されたものが知られている。
このような節句人形が飾られる飾り台として、特許文献1に記載されたものが知られている。
特許文献1に記載の人形飾台は、階段状雛壇が設置場所を大きくとるため、室内が狭くなり、組み立てや分解が取扱い面で面倒であることから考案されたものである。この飾り台は、箱構造を呈する人形飾台主体と、人形飾台主体に対して抜差し可能に組み込まれる補助飾板とで形成され、節句人形等の二段飾りを可能とするものである。
そして、補助飾板は、後端折曲部が、桟木の後端に当接してストッパー作用を果たすため、補助飾板それ自体が、人形飾台主体より抜け出すことが無いようになっている。
そして、補助飾板は、後端折曲部が、桟木の後端に当接してストッパー作用を果たすため、補助飾板それ自体が、人形飾台主体より抜け出すことが無いようになっている。
しかし、この特許文献1に記載の人形飾台は、二段しかなく、雛壇として色々な人形を飾りたいと思っても、そういう訳にはいかない。また、補助飾板は、人形飾台から抜けないため、この人形飾台は、雛壇しか使えない。
そこで本考案は、設置や収納が容易であり、雛壇だけでなく、他の用途としても使用することが可能な飾り台を提供することを目的とする。
本考案の飾り台は、上方に向かって2段以上の台部を有するものであり、2段目以降の前記台部は、一対の足部と前記一対の足部に跨る板部とによる収納空間であり、下段の前記台部を収納する前記収納空間が、それぞれの前記下段の台部を前部の開口部から出し入れ可能に形成されたことを特徴としたものである。
本考案の飾り台によれば、一対の足部と前記足部に跨る板部とによる収納空間に、下段の台部を上段の台部に収納することで、コンパクトにまとめることができ、ずらして階段状に設置することで雛壇として使用できるだけでなく、それぞれ別個に設置することで、それぞれの台部にそれぞれ違う場所に設置して、好きな置物を設置することで、個々の台部として使用することができる。
一段目の前記台部は、前記板部のみから形成されたものとすることができる。1段目の台部が、板部のみで、足部を有していないため、2段目以降の台部の高さを低く抑えることができる。
前記台部の前面は、おもて面側からうら面側に向かって徐々に厚みが厚くなる三角柱を切り取ったような傾斜面に形成されたものとすることができる。そうすることにより、板部の下に手を入れ、台部を引き出すときに、傾斜面に沿って差し込めば、自然と板部の下に手が入り、板部を掴むことができる。
前記板部は、奥側から前部に向かって等幅または拡がる形状に形成されたものとすることができる。板部が、奥側から前部に向かって等幅または拡がる形状に形成されていることで、台部を前部の開口部から引き出す際に、支障なく引き出すことができる。
本考案の飾り台によれば、雛壇として使用でき、それぞれ別個に設置して使用することができるため、設置や収納が容易であり、雛壇だけでなく、他の用途としても使用することが可能である。
(実施の形態1)
本考案の実施の形態1に係る飾り台を図面に基づいて説明する。
図1および図2(A)から同図(F)に示す飾り台10は、雛壇として使用できるだけでなく、様々な置物の飾り台としても使用できるものである。
飾り台10は、設置面から上方に向かって3段の台部20〜40を備えており、下段となる台部20が上方(上段)に位置する台部30に収納され、台部40に対して下段となる台部30が上方(上段)に位置する台部40に収納されている。
本考案の実施の形態1に係る飾り台を図面に基づいて説明する。
図1および図2(A)から同図(F)に示す飾り台10は、雛壇として使用できるだけでなく、様々な置物の飾り台としても使用できるものである。
飾り台10は、設置面から上方に向かって3段の台部20〜40を備えており、下段となる台部20が上方(上段)に位置する台部30に収納され、台部40に対して下段となる台部30が上方(上段)に位置する台部40に収納されている。
本実施の形態1では、3段目の台部40は、左右方向F1の長さが約30cmに形成され、奥行き方向F2の長さが約16cmに形成され、高さが約7cmに形成されているが、このサイズは適宜、変更することが可能である。
図3(A)に示す1段目の台部20は、人形や置物が載置される矩形状の板部22のみにより構成されている。板部22は、設置面に置かれる。
板部22の前面22aは、板部22のおもて面22m(載置面)からうら面22n(載置面の反対面)に向かって徐々に厚みが厚くなる三角柱が切り取られたような傾斜面に形成されていることで、面取りされている。
板部22の左右方向F1(図1参照)の両方の壁面22b,22b(側面)も同様に、おもて面22m(載置面)からうら面22n(載置面の反対面)に向かって徐々に厚みが厚くなる三角柱が切り取られたような傾斜面に形成されていることで、面取りされている。
板部22の背面22c(図2(B)および同図(F)参照)は、垂直面に形成されている。
板部22の前面22aは、板部22のおもて面22m(載置面)からうら面22n(載置面の反対面)に向かって徐々に厚みが厚くなる三角柱が切り取られたような傾斜面に形成されていることで、面取りされている。
板部22の左右方向F1(図1参照)の両方の壁面22b,22b(側面)も同様に、おもて面22m(載置面)からうら面22n(載置面の反対面)に向かって徐々に厚みが厚くなる三角柱が切り取られたような傾斜面に形成されていることで、面取りされている。
板部22の背面22c(図2(B)および同図(F)参照)は、垂直面に形成されている。
図3(B)に示す2段目の台部30は、設置面に置かれる一対の足部31と、一対の足部31の間に跨る板部32とを備えている。台部30は、一対の足部31と板部32とにより下向きに開いたコ字状に形成されている。板部32は矩形状に形成されている。
足部31の前面31a,31aは、外側の壁面31b側から内側の壁面31c側に向かって徐々に厚みが厚くなる三角柱が切り取られたような傾斜面に形成されていることで、面取りされている。また、板部32の前面32aは、おもて面32m(載置面)側からうら面32n(載置面の反対面)に向かって徐々に厚みが厚くなる三角柱が切り取られたような傾斜面に形成されていることで、足部31と同様に面取りされている。
足部31の前面31a,31aは、外側の壁面31b側から内側の壁面31c側に向かって徐々に厚みが厚くなる三角柱が切り取られたような傾斜面に形成されていることで、面取りされている。また、板部32の前面32aは、おもて面32m(載置面)側からうら面32n(載置面の反対面)に向かって徐々に厚みが厚くなる三角柱が切り取られたような傾斜面に形成されていることで、足部31と同様に面取りされている。
足部31の左右方向F1(図1参照)の外側の壁面31b,31bと、内側の壁面31c,31cと、図2(B)および同図(F)に示す、足部31の背面31dと、板部32の背面32bとは、垂直面に形成されている。
図2(A)に示すように、一対の足部31により板部32のうら面32nの位置が、1段目の台部20より高く形成される。
図2(A)に示すように、一対の足部31により板部32のうら面32nの位置が、1段目の台部20より高く形成される。
図3(C)に示す3段目の台部40は、2段目の台部30と同様に、設置面に置かれる一対の足部41と、一対の足部41の間に跨る板部42とを備えている。台部40は、一対の足部41と板部42とにより下向きに開いたコ字状に形成されている。板部42は矩形状に形成されている。
足部41の前面41a,41aは、外側の壁面41b側から内側の壁面41c側に向かって徐々に厚みが厚くなる三角柱が切り取られたような傾斜面に形成されていることで、面取りされている。
足部41の前面41a,41aは、外側の壁面41b側から内側の壁面41c側に向かって徐々に厚みが厚くなる三角柱が切り取られたような傾斜面に形成されていることで、面取りされている。
板部42との前面42aは、おもて面42m側からうら面42n(載置面の反対面)側に向かって徐々に厚みが厚くなる三角柱が切り取られたような傾斜面に形成されていることで、足部41と同様に面取りされている。
足部41の左右方向F1(図1参照)の外側の壁面41b,41bと、内側の壁面41c,41cと、図2(B)および同図(F)に示す、足部41の背面41dと、板部42の背面42bとは、垂直面に形成されている。
図2(A)に示すように、一対の足部41により板部42のうら面42nの位置が、2段目の台部30より高く形成される。
足部41の左右方向F1(図1参照)の外側の壁面41b,41bと、内側の壁面41c,41cと、図2(B)および同図(F)に示す、足部41の背面41dと、板部42の背面42bとは、垂直面に形成されている。
図2(A)に示すように、一対の足部41により板部42のうら面42nの位置が、2段目の台部30より高く形成される。
図1に示すように、2段目の台部30は、一対の足部31と板部32と設置面とにより囲まれた空間が、1段目の台部20を、前部の開口部から前後方向に出し入れすることができる収納空間S1となる。また、3段目の台部40は、一対の足部41と板部42と設置面とにより囲まれた空間が、1段目の台部20および2段目の台部30を、前部の開口部から前後方向に出し入れすることができる収納空間S2となる。
以上のように構成された本考案の実施の形態1に係る飾り台10の使用状態を図面に基づいて説明する。
図1に示す飾り台10は、台部20を台部30の収納空間S1に収納した状態で、台部20と台部30を台部40の収納空間S2に位置させている。
従って、この状態の飾り台10は、3段目の台部40に残りの台部20,30が収納された状態であるので、コンパクトにまとめることができる。従って、飾り台10は、片付けるときに収納場所の確保が容易である。また、この状態の飾り台10でも、台部40の板部42には置物などを載置することができる。
図1に示す飾り台10は、台部20を台部30の収納空間S1に収納した状態で、台部20と台部30を台部40の収納空間S2に位置させている。
従って、この状態の飾り台10は、3段目の台部40に残りの台部20,30が収納された状態であるので、コンパクトにまとめることができる。従って、飾り台10は、片付けるときに収納場所の確保が容易である。また、この状態の飾り台10でも、台部40の板部42には置物などを載置することができる。
次に、飾り台10を雛壇として使用するときには、図4(A)に示すように、台部20と台部30とを台部40から引き出す。このとき、2段目の台部30の後端が3段目の台部40の前端より前方に少しずれて、2段目の台部30が3段目の台部40に重ならないようにしてもよいし、2段目の台部30の後端が3段目の台部40の前端より後方へずれて、2段目の台部30に置物がおける程度に、2段目の台部30が3段目の台部40と少し重なっていてもよい。
また、台部20を台部30から引き出す。同様にして、1段目の台部20の後端が2段目の台部30の前端より前方に少しずれて、1段目の台部20が2段目の台部30に重ならないようにしてもよいし、1段目の台部20の後端が2段目の台部30の前端より後方へずれて、1段目の台部20に置物がおける程度に、1段目の台部20が2段目の台部30と少し重なっていてもよい。
このように配置することで、飾り台10は階段状に設置することができるので、簡易な雛壇として使用することができる。
次に、個々の台部20,30,40をそれぞれ別々に使用する場合には、図4(B)に示すように、それぞれが互いに離間するように引き出し、台部20,30,40を、所望とする場所に設置し、所望とする置物を載置することで、自由に置物を楽しむことができる。
以上のように、本考案の実施の形態1に係る飾り台10は、下段となる台部20,30を上段となる台部40に収納することで、コンパクトにまとめることができ、ずらして階段状に設置することで雛壇として使用できるだけでなく、それぞれ別個に設置することで、それぞれの台部20,30,40にそれぞれ違う場所に設置して、好きな置物を設置することで、個々の台部として使用することができる。よって、飾り台10は、設置や収納が容易であり、雛壇だけでなく、他の用途としても使用することが可能である。
また、1段目の台部20は、板部22のみより形成されており、足部を有していないため、台部30,40の高さを低く抑えることができるので、よりコンパクトなサイズとすることができる。
更に、板部22,32,42の前面22a,32a,42aは、おもて面22m,32m,42mからうら面22n,32n,42nに向かって徐々に厚みが厚くなる三角柱が切り取られたような傾斜面に形成されている。そのため、板部22,32,42の下に手を入れ、台部20,30,40を引き出すときに、傾斜面に沿って差し込めば、自然と板部22,32,42の下に手が入り、板部22,32,42を掴むことができる。従って、台部20,30,40を容易に掴み、引き出すことができる。
なお、図5(A)および同図(B)に示すように、台部30,40における板部32,42のうら面32n,42nの前部に、引き出し用の凹部32t,42tを形成するようにしてもよい。
そうすることで、凹部32t,42tに指を掛けることで、更に、台部30,40を容易に掴み、引き出すことができる。
そうすることで、凹部32t,42tに指を掛けることで、更に、台部30,40を容易に掴み、引き出すことができる。
本考案の実施の形態2に係る飾り台について、図面に基づいて説明する。
図6に示す飾り台11は、台部21,31,41の板部23,33,43が台形状に形成されている。そのため、台部31と台部41の収納空間S1,S2が後部の開口部から前部の開口部に向かって左右方向F1が拡がる空間に形成されている。
図6に示す飾り台11は、台部21,31,41の板部23,33,43が台形状に形成されている。そのため、台部31と台部41の収納空間S1,S2が後部の開口部から前部の開口部に向かって左右方向F1が拡がる空間に形成されている。
板部23,33,43が台形状に形成されていることで、大判の板材から板部23,33,43を取るときに、向きを互い違いにして大判の板材から切り取ることで、枚数を数多く取ることができる。また、人形や飾り物を飾るときには、人形が奥側、飾り物が前側に置かれるため、後部より前部の方が広い台形状であると、板部23,33,43の広さを有効に無駄なく使用することができる。
実施の形態1では、板部22,32,42が矩形状に形成され、実施の形態2では、板部23,33,43では、台形状に形成されているが、後部(奥部)から前部に向かって等幅、または拡がるような形状であれば、三角形状や異形状であっても、足部31,41に引っ掛かることなく、収納空間から引き出すことができる。
本考案は、雛人形などの節句人形や他の人形、置物、写真立てなど、使用者の好みのものが設置できる飾り台に好適である。
10,11 飾り台
20,21,30,31,40,41 台部
22,23,32,33,42,43 板部
22a,32a,42a 前面
22b 壁面
22c,32b,42b 背面
22m,32m,42m おもて面
22n,32n,42n うら面
32t,42t 凹部
31,41 足部
31a,41a 前面
31b,31c,41b,41c 壁面
31d,41d 背面
F1 左右方向
F2 奥行き方向
S1,S2 収納空間
20,21,30,31,40,41 台部
22,23,32,33,42,43 板部
22a,32a,42a 前面
22b 壁面
22c,32b,42b 背面
22m,32m,42m おもて面
22n,32n,42n うら面
32t,42t 凹部
31,41 足部
31a,41a 前面
31b,31c,41b,41c 壁面
31d,41d 背面
F1 左右方向
F2 奥行き方向
S1,S2 収納空間
Claims (4)
- 上方に向かって2段以上の台部を有するものであり、
2段目以降の前記台部は、一対の足部と前記一対の足部に跨る板部とによる収納空間であり、下段の前記台部を収納する前記収納空間が、それぞれの前記下段の台部を前部の開口部から出し入れ可能に形成された飾り台。 - 一段目の前記台部は、前記板部のみから形成された請求項1記載の飾り台。
- 前記台部の前面は、おもて面側からうら面側に向かって徐々に厚みが厚くなる三角柱を切り取ったような傾斜面に形成された請求項1または2記載の飾り台。
- 前記板部は、奥側から前部に向かって等幅または拡がる形状に形成された請求項1から3のいずれかの項に記載の飾り台。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2020002549U JP3227790U (ja) | 2020-06-26 | 2020-06-26 | 飾り台 |
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JP2020002549U JP3227790U (ja) | 2020-06-26 | 2020-06-26 | 飾り台 |
Publications (1)
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JP3227790U true JP3227790U (ja) | 2020-09-17 |
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2022051599A (ja) * | 2020-09-20 | 2022-04-01 | 株式会社モリヤ | 陳列棚 |
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2020
- 2020-06-26 JP JP2020002549U patent/JP3227790U/ja not_active Expired - Fee Related
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