JP2004041676A - 組立式ラック - Google Patents

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Tetsushi Yanagimoto
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Abstract

【課題】組み立てが簡単で、高さ調整ができ、展開状態と収納状態の形態変更が容易な組立式ラックを提供する。
【解決手段】長手方向に沿って同一の縦断面形状で連続する背板ユニット(2)が結合構造(7、8)によって上下に積層自在に形成され、背板ユニット(2)に長手方向に沿って同一の縦断面形状で連続する棚板(3)のフックプレート(13)を挿入し棚板(3)を水平に支持する展開支持溝(10)と、フックプレート(13)を挿入し棚板(3)を起立する背板ユニット(2)に沿って鉛直方向に支持する収納支持溝(12)とを形成する。棚板(3)を、展開支持溝(10)と収納支持溝(12)のいずれかに挿入することにより、棚板(3)の展開状態と収納状態間の形態変更を簡単な組立作業で行うことができる。
【選択図】 図8

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、商品の陳列、家庭内での小物の載置等に用いるラックに関し、特に搬送時や不使用時に、場所をとらないコンパクトな形状としておくことが可能な組立式ラックに関する。
【0002】
【従来の技術】
図12は、この種の従来の組立式ラックを示すものである(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
【特許文献1】
特開平7−255535号公報(第3−4頁、図1−図4)
【0004】
パイプ材が組み付けられた縦長の背面部材100と、背面部材100の左右のパイプ材110、120に固定されたパイプ材の組み合わせからなる左右一対の側面部材130、140とを備え、これらの背面部材100と側面部材130、140に複数の棚板150が支持されるようになっている。
【0005】
左右の側面部材130、140は、背面部材100の4隅部分に設けた横棒160に回動可能となっている。また、各棚板150の支持は、基端部を背面部材100に枢支すると共に、先端部を側面部材130、140の前側に設けた支え棒170に支承することにより行われる。
【0006】
このような構造では、図12の展開状態に対し、基端部を中心に全ての棚板150を上方に回動させた後、側面部材130、140を背面部材100に重ね合うように回動させて棚板150を外側から押さえ、折り畳む。
【0007】
折り畳み状態では、棚板150及び側面部材130、140が背面部材100に重ね合わされた状態となるため、少ないスペース内への格納が可能となる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、図12に示す従来の組立式ラックでは、背面部材100の高さが固定されているため、ラック全体の高さを使用用途に合わせて調整することができない不便なものであった。
【0009】
また、棚板150が背面部材100の片面側に配置されるだけであるため、棚板の向きを変更することができず、背面部材100の表裏、両側に商品の陳列ができないものとなっている。
【0010】
また、背面部材100及び側面部材130、140がパイプ材を一体に組み付けて使用時に展開するものであるが、折り畳んだ状態であっても、これらのパイプ材間に無駄な空間が残り、搬送や不使用時にかさばるという問題が残されている。この為、使用時に各部材を組み立てるラックも知られているが、ネジやボルト及びこれらをネジ止めする為の工具を用いて組み立てる必要があるため、組立が煩わしく、子供や高齢者が組み立てるには困難なものであった。
【0011】
更に、上記従来の組立式ラックは、パイプ材を構成部材とするために、剛性のあるスチールを用いる必要があり、総重量が大きくなり、製造後の搬送コストが上昇するばかりでなく、屋外で商品の展示を目的に使用した場合には、錆が発生しやすく、美感を損なうとともに耐久性に劣る問題を有していた。
【0012】
できるだけ全体を軽量化するために、棚板150の背面を全体に覆わず、背面部材100間に水平に掛け渡した背側棒180で、棚板150に載置された商品、小物の後方への脱落を防止しているが、背側棒180の上下に隙間があるため、この間から小物などが脱落することがあった。
【0013】
本発明は、このような従来の問題点を考慮してなされたものであり、高さや棚板の向きの変更が容易であり、移動や持ち運びの際にコンパクトな形状に収めることができ、使用時には、工具を用いずに簡単に組み立てることができる組立式ラックを提供することを目的とする。
【0014】
また、十分な耐久性を有し、屋外での使用に好適な組立式ラックを提供することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明の組立式ラックは、上、下端面の長手方向に沿って同方向に直交する断面形状が同一形状で連続する背板ユニットに、前記長手方向に沿って同方向に直交する断面形状が同一形状で連続する棚板が着脱自在に組み付けられるラックであって、背板ユニットの上、下端面の少なくとも一面に、隣接する背板ユニットと相互に係合して結合を行う結合構造を前記長手方向に沿って形成し、複数の背板ユニットを上下方向に積層自在に連結するとともに、背板ユニットの表裏の少なくとも一面に、棚板及び/又は棚板に対し交差配置される側板に係合する係合溝又は係合突起を前記長手方向に沿って形成し、棚板及び/又は側板を支持することを特徴とする。
【0016】
このような構造では、棚板や側板を、背板ユニットの任意の係合溝や係合突起に係合させて組み立てるより、商品や小物を陳列するラックとなる。
【0017】
長手方向に沿って同方向に直交する断面形状が同一形状で連続する背板ユニットと棚板は、押出成形若しくは射出成形によって、複雑な形状の結合構造や個々の断面形状を、所望のままに容易に形成できる。特に、係合溝や係合突起と、これらの溝や突起に係合する棚板若しくは側板の長手方向に対して直交する断面形状を、任意で複雑な断面形状とすることができるので、棚や側板の背板ユニットからの脱落を防止できる。
【0018】
背板ユニットは、隣接する背板ユニット間と係合して積層自在に連結するので、ラック全体の高さを、用途に合わせて任意に変更できる。
【0019】
棚板や側板は、背板ユニットの係合溝若しくは係合突起に係合して組み付ける構造であるため、背板ユニットと棚板を個々に分離することができ、移動や持ち運び等の取り扱い性が飛躍的に向上する。
【0020】
請求項2の発明の組立式ラックは、棚板の表面に互いの交差角度が直交する一対の係合部を形成し、それぞれの係合部を背板ユニットの同一の係合溝又は係合突起に係合自在とし、棚板を、起立する背板ユニットに対し、略水平と略平行のいずれにも支持することを特徴とする。
【0021】
商品陳列のための棚板を略水平方向と略鉛直方向との間で支持する形態変更は、棚板の一対の係合部を背板ユニットの係合溝若しくは係合突起に対して係合し直すだけなので、特定の工具などを用いずに、簡単に行うことができる。
【0022】
同一の係合溝若しくは係合突起で、棚板を、略水平方向と略鉛直方向に支持できるので、背板ユニットの成形が容易で、しかも背板ユニットの表裏面に係合溝や係合突起を形成するために生じる凹凸が減少し、美感を損なうことがなく、また、背板ユニットの構造強度が保たれる。
【0023】
請求項3の発明の組立式ラックは、棚板が、背板ユニットに対し略平行に支持される際に水平方向に突出するプレートを有することを特徴とする。
【0024】
棚板が、鉛直方向に起立する背板ユニットに対して、略平行に支持される収納状態であっても、プレートが水平方向に突出するので、場所をとらない小物を載置する小棚として作用する。
【0025】
請求項4の発明の組立式ラックは、棚板の基端側端面に、背板ユニットの係合溝又は係合突起に係合し棚板を略水平に支持する係合部を形成するとともに、先端側端面に、前記係合部が係合する背板ユニットの係合溝又は係合突起と同形状の係合溝又は係合突起を形成し、基端側端面に前記係合部と同形状の係合部が形成された棚板を水平方向に連結自在としたことを特徴とする。
【0026】
棚板が略水平方向に連結自在とされるので、連結する棚板の数を調整して、略水平方向に支持される棚板の棚受け面の大きさを、載置する小物の大きさに合わせて調整できる。
【0027】
請求項5の発明の組立式ラックは、上、下端面の長手方向に沿って同方向に直交する断面形状が同一形状で連続する背板ユニットに、前記長手方向に沿って同方向に直交する断面形状が同一形状で連続する棚板が着脱自在に組み付けられるラックであって、
背板ユニットの上、下端面の少なくとも一面に、隣接する背板ユニットと相互に係合して結合を行う結合構造を前記長手方向に沿って形成し、複数の背板ユニットを上下方向に積層自在に連結するとともに、背板ユニットの表裏の少なくとも一面に、棚板の基端側に前記長手方向に沿って形成されるフックプレートを挿入し、棚板を略水平に支持する展開支持溝と、フックプレートを挿入し、棚板を起立する背板ユニットに対し略平行に支持する収納支持溝とを形成することを特徴とする。
【0028】
このような構造では、棚板のフックプレートを、背板ユニットの任意の収納支持溝に挿入して組み立てることにより、商品や小物を陳列するラックとなる。
【0029】
長手方向に沿って同方向に直交する断面形状が同一形状で連続する背板ユニットと棚板は、押出成形若しくは射出成形によって、複雑な形状の結合構造や個々の断面形状を、所望のままに容易に形成できる。特に、収納支持溝や展開支持溝と、これらの溝に挿入されるフックプレートの縦断面形状を、任意で複雑な断面形状とすることができるので、棚の溝からの脱落を防止できる。
【0030】
背板ユニットは、隣接する背板ユニット間と係合して積層自在に連結するので、ラック全体の高さを、用途に合わせて任意に変更できる。
【0031】
棚板は、フックプレートの挿入により組み付けられる構造であるため、背板ユニットと棚板を個々に分離することができ、移動や持ち運び等の取り扱い性が飛躍的に向上する。
【0032】
商品陳列のための展開状態及び格納のための収納状態の形態変更は、背板ユニットの展開支持溝と収納支持溝間で、棚板のフックプレートを差し替えるだけなので、特定の工具などを用いずに、簡単に行うことができる。
【0033】
請求項6の発明の組立式ラックは、フックプレートを、棚板の本体に対して略45度傾斜する方向に連設し、背板ユニットの表裏の少なくとも一面から斜め下方に略45度傾斜して内方に形成された共通支持溝を、展開支持溝と収納支持溝に共用することを特徴とする。
【0034】
水平とした棚板の基端側から斜め下方に傾斜するフックプレートを共通支持溝へ挿入すると、共通支持溝は展開支持溝として作用し、棚板が水平に支持され、鉛直方向に起立する棚板の基端(下端)側から斜め下方に傾斜するフックプレートを、共通支持溝へ挿入すると、共通支持溝は収納支持溝として作用し、棚板が起立する背板ユニットに平行に鉛直方向に支持される。
【0035】
展開支持溝と収納支持溝を一つの共通支持溝で兼用できるので、金型の加工が容易で、しかも背板ユニットの表裏面に支持溝を形成するために生じる凹凸が減少し、美感を損なうことがなく、また、背板ユニットの構造強度が保たれる。
【0036】
請求項7の発明の組立式ラックは、最下段の背板ユニットの展開支持溝にフックプレートを挿入した棚板を、背板ユニットの底面に沿って配置し、背板ユニットの転倒を防止する底板としたことを特徴とする。
【0037】
最下段の背板ユニットの展開支持溝に、フックプレートを挿入し棚板を組み付けると、棚板が背板ユニットを起立支持し、その倒れを防止する底板として作用する。底板を、棚板と別に用意する必要がなく、また、棚板と同様な取り付けが可能となる。
【0038】
請求項8の発明の組立式ラックは、上、下端面の長手方向に沿って同方向に直交する断面形状が同一形状で連続する背板ユニットに、前記長手方向に沿って同方向に直交する断面形状が同一形状で連続する棚板が着脱自在に組み付けられるラックであって、
背板ユニットの上、下端面の少なくとも一面に、隣接する背板ユニットと相互に係合して結合を行う結合構造を前記長手方向に沿って形成し、複数の背板ユニットを上下方向に積層自在に連結するとともに、背板ユニットの表裏の少なくとも一面に、棚板の基端側に前記長手方向に沿って形成されるフックプレートを挿入し、棚板を略水平に位置決め支持する展開支持溝と、棚板の先端側に前記長手方向に沿って形成される枠プレートを挿入し、棚板を起立する背板ユニットに対し略平行に支持する収納支持溝とを形成することを特徴とする。
【0039】
長手方向に沿って同方向に直交する断面形状が同一形状で連続する背板ユニットと棚板は、押出成形若しくは射出成形によって、複雑な形状の結合構造や個々の断面形状を、所望のままに容易に形成できる。特に、収納支持溝や展開支持溝と、これらの溝に挿入されるフックプレート、枠プレートの縦断面形状を、任意で複雑な断面形状とすることができるので、棚の溝からの脱落を防止できる。
【0040】
背板ユニットは、隣接する背板ユニット間と係合して積層自在に連結するので、ラック全体の高さを、用途に合わせて任意に変更できる。
【0041】
棚板は、フックプレートの挿入により組み付けられる構造であるため、背板ユニットと棚板を個々に分離することができ、移動や持ち運び等の取り扱い性が飛躍的に向上する。
【0042】
商品陳列のための展開状態及び格納のための収納状態の形態変更は、背板ユニットの展開支持溝と収納支持溝間で、棚板のフックプレート若しくは枠プレートの挿入を差し替えるだけなので、特定の工具などを用いずに、簡単に行うことができる。
【0043】
請求項9の発明の組立式ラックは、棚板に、フックプレートを展開支持溝へ挿入した状態で、背板ユニットの展開支持溝が形成された面に沿って当接するアングルプレートを形成し、枠プレートを収納支持溝に挿入した状態で、アングルプレートを起立する背板ユニットに対し略水平に突出させることを特徴とする。
【0044】
アングルプレートは、棚板が水平に支持される展開状態で、背板ユニットの一面に当接するので、展開状態で基端を中心とする棚板の回転を防止する。また、棚板が起立する背板ユニットと平行に支持される収納状態で、アングルプレートは、水平に突出するので、場所をとらない小物を載置する小棚として作用する。
【0045】
請求項10の発明の組立式ラックは、最下段の背板ユニットに、展開支持溝と略上下対称形状の取付溝を形成し、上下面を反転させた棚板のフックプレートを取付溝に挿入するとともに、アングルプレートを背板ユニットに当接し、棚板を背板ユニットの転倒を防止する底板としたことを特徴とする。
【0046】
最下段の背板ユニットの取付溝に、フックプレートを挿入するとともにアングルプレートを背板ユニットに当接させると、棚板が背板ユニットを起立支持し、その倒れを防止する底板として作用する。底板を、棚板と別に用意する必要がなく、また、棚板と同様な取り付けが可能となる。
【0047】
請求項11の発明の組立式ラックは、展開支持溝と収納支持溝が、共通する開口で、背板ユニットの表裏の一面から外方に臨むことを特徴とする。
【0048】
展開支持溝と収納支持溝が共通の開口で外方に臨むので、背板ユニットの表裏面での凹凸が減少し、美感を損なうことがなく、また、背板ユニットの構造強度が保たれる。
【0049】
請求項12の発明の組立式ラックは、背板ユニットの異なる開口間のピッチが、棚板のフックプレートと枠プレートの間隔に等しいことを特徴とする。
【0050】
開口間のピッチを、棚板のフックプレートと枠プレート間の間隔に一致させるので、一方の枠プレートを収納支持溝へ挿入し、収納状態とする際に、フックプレートを隣接する開口内に収容させることができ、棚板を背板ユニットに密着して平行に支持できる。
【0051】
請求項13の発明の組立式ラックは、側板を、基端側の係止プレートを展開支持溝に挿入し、棚板の側方に略水平に支持することを特徴とする。
【0052】
側板は、棚板と同様に背板ユニットに取り付けることができ、また、棚板の側方に側板が支持されることにより、棚板上の商品の側方への落下を防止できる。
【0053】
請求項14の発明の組立式ラックは、結合構造を、背板ユニットの表裏方向で対称形状に形成し、表裏の面を反転させた隣接する背板ユニットを連結自在とすることを特徴とする。
【0054】
背板ユニットに形成した結合構造が、背板ユニットが同じ向きの状態だけでなく反対の向きの状態であっても背板ユニットを相互に結合するため、背板ユニットに取り付ける棚板の向きを任意に変更できる。
【0055】
表裏いずれにも、棚を水平に支持でき、両側に棚を支持する場合には、背板ユニットに働く回転モーメントが相殺され、ラック全体が倒れにくい。
【0056】
請求項15の発明の組立式ラックは、棚板に、棚板に対し交差配置される側板に係合するスライドガイド部を前記長手方向に沿って形成し、側板を棚板に対し交差した状態で前記長手方向に沿ってスライド自在に支持することを特徴とする。
【0057】
側板を棚板上の長手方向に沿った任意の位置に支持することができ、棚板の棚受け面をしきる仕切り板として作用させることができる。
【0058】
請求項16の発明の組立式ラックは、背板ユニットと棚板が、それぞれ前記長手方向を押出方向として成形されるアルミニウム押出成形材からなることを特徴とする。
【0059】
背板ユニットと棚板は、アルミニウム押出成形材からなるので、軽量で、錆が発生することがなく、屋外の使用に耐えることができ、汎用性のあるラックとすることができる。また、アルミニウム押出成形材によって形成するため、複雑な形状の結合構造や個々の断面形状を、押出成形の際に同時に所望のまま簡単に形成できる。
【0060】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を、図1乃至図11に示す各実施の形態により、具体的に説明する。尚、以下に説明する第1乃至第4の各実施の形態において、同一若しくは相当する構成の部材、部位には、同一の符号を付して対応させている。
【0061】
図1乃至図3は、本発明の第1実施の形態に係る組立式ラック1であり、図1は、棚板3を略水平状態に支持した展開状態にある斜視図、図2は、同側面図、図3は、棚板3を鉛直方向に起立する背板ユニット2に対し、略平行に支持した収納状態の側面図を示す。
【0062】
この実施の形態の組立式ラック1は、複数の背板ユニット2、2・・と、複数の棚板3、3・・を備え、背板ユニット2の内の最下段の背板ユニットが脚部ユニット6と、最下方の棚板が、底板4となっている。
【0063】
背板ユニット2は、同じ厚みの背板ユニット2が上下方向に積層され、その最下段の脚部ユニット6は、裏面(図2において左側の面)に下方に向かって幅広となったテーパー状の転倒防止突部6bが一体に形成されている。
【0064】
脚部ユニット6を含む背板ユニット2は、上、下端面の長手方向(以下、この方向を長手方向という)に沿って、その長手方向に直交する断面形状(図2と図3において紙面と平行な面で切断した断面形状)が同一形状で連続する形状に形成され、ここでは、長手方向を押出方向とするアルミニウム押出成形材によりこのような形状の背板ユニット2を成形している。
【0065】
各背板ユニット2の上、下端面、すなわち隣接する背板ユニット2との対向面には、相互に係合して背板ユニット2を結合する結合構造が、前記押し出し成形の際に形成される。この実施の形態において、結合構造は、下側の背板ユニット2の上端面に、その長手方向に沿って突出した凸条7と、この凸条7が嵌合するように上側の背板ユニット2の下端面に長手方向に沿って形成された凹溝8とから構成されている。従って、凸条7及び凹溝8を嵌合させることにより、背板ユニット2を任意段数で積み重ねることができ、ラック1の高さを任意に変更することができる。
【0066】
なお、脚部ユニット6の上端面には、背板ユニット2と同形状の凸条7が形成され、これによりその上の背板ユニット2の凹溝8が嵌合して積み重ねられる。
【0067】
凸条7と凹溝8の縦断面形状は、表裏方向(図2、図3において左右方向)で対称形状となっているので、背板ユニット2を同じ向きで結合できるばかりでなく、表裏面を交換して結合することもできる。ここでは、脚部ユニット6の上方に積み重ねられた背板ユニット2の向きを交換し、図中左側の面を表面2aとしている。
【0068】
脚部ユニット6を除く各背板ユニット2の表面2aには、棚板3を支持するために棚板3に係合する係合溝として作用する共通支持溝16が形成されている。共通支持溝16は、後述するフックプレート13より僅かに幅広の溝幅で、表面2aから斜め下方に略45度傾斜して内方に向かって凹設された構造となっており、背板ユニット2の長手方向に沿って同じ断面形状で連続している。
【0069】
共通支持溝16は、展開支持溝10と収納支持溝11を兼ねるもので、この溝16に、棚板3の基端側に略45度傾斜して連設された後述のフックプレート13を挿入することにより、棚板3を展開状態または収納状態で取り付けることができる。
【0070】
なお、脚部ユニット6には、その表面6aに開口12のみを共通にした展開支持溝10と収納支持溝11が別々に形成され、それぞれ開口12から内方に向かって斜め上方と斜め下方に略45度傾斜させた方向に形成されている。
【0071】
棚板3と底板4も、背板ユニット2及び脚部ユニット6と同様に、長手方向に沿って、その長手方向に直交する断面形状が同一形状で連続する形状となっているもので、本実施の形態では、長手方向を押出方向とするアルミニウム押出成形材により形成されている。
【0072】
棚板3は、商品、小物などの置物5を載置し、商品を展示したり、小物を整理して陳列するものであり、複数の棚板3の基端から先端までの棚受け幅を同一幅としてそろえてもよいが、ここでは、自由度を拡大するため、互いに異なる棚受け幅の棚板3、3が用いられる。
【0073】
各棚板3の基端部には、背板ユニット2の共通支持溝16に挿入され、係合部として作用するフックプレート13が長手方向に沿って形成されている。フックプレート13は、棚板3の本体を水平にした状態で、その基端部から斜め下方に略45度傾斜した状態で一体に連設されるものである。フックプレート13の厚さは、共通支持溝16の溝幅より僅かに薄く、フックプレート13を無理なく共通支持溝16へ挿入しまた、簡単に抜け出ないようになっている。
【0074】
各棚板3の先端部には、枠プレート14が長手方向に沿って上方(フックプレート13が傾斜する逆側)に突出する状態で一体に形成されている。枠プレート14は、棚板3が展開状態で支持された際に、棚板3に載置された置物5の前方への落下を防止する。
【0075】
底板4は、棚板3より肉厚の本体と、脚部ユニット6の展開支持溝10若しくは収納支持溝11のいずれかに挿入されるフックプレート15と、枠プレート14を備えている。底板4のフックプレート15は、他の棚板3のフックプレート13と異なり、水平とした底板4の基端部から斜め上方に略45度傾斜した状態で一体に連設されている。底板4は、肉厚とすることにより、フックプレート15が、展開支持溝10に挿入され、底板4が略水平に支持される展開状態で、底板4の下面が脚部ユニット6の底面に同一面で連続し、ラック1全体の転倒を防止している。
【0076】
この第1の実施の形態に係るラック1を使用する場合には、図1及び図2に示すように、凸条7と凹溝8を嵌合させることにより、脚部ユニット6の上に必要な個数の背板ユニット2を順次積み重ねる。積層する背板ユニット2とその数を調整することにより、ラック2全体の高さを任意に設定する。
【0077】
この組立に前後して、脚部ユニット6の開口12から展開支持溝10に、底板4のフックプレート15を挿入し、底板4を脚部ユニット6に組み付け、ラック1全体の転倒を防止する。
【0078】
その後、各背板ユニット2の共通支持溝16へ、フックプレート13を下向きに傾斜させた状態で挿入する。この挿入によって、共通支持溝16は展開支持溝10として作用し、それぞれの棚板3を水平に保持した展開状態とすることができ、図1と図2に示すように、各棚板3上に必要な置物5を載置できる。
【0079】
図3は、ラック1を用いないときの棚板3の収納状態を示すもので、それぞれの棚板3を、フックプレート13が背板ユニット2の下端で背板ユニット2の方向に傾斜するように背板ユニット2に沿って起立させ、フックプレート13を共通支持溝16へ挿入して収納状態とする。展開状態から収納状態とする場合には、展開状態にある背板ユニット2のフックプレート13を共通支持溝16から引き抜いた後、棚板3の上下面を反転させて起立させ、再び同じ共通支持溝16へフックプレート13を挿入することで収納状態となる。
【0080】
この収納状態では、共通支持溝16は、収納支持溝11として作用し、各棚板3が起立する背板ユニット2に対して、略平行に配置される。特に、棚板3の枠プレート14は、背板ユニット2の表面2a側に突出しないので、背板ユニット2の表裏面に近接して棚板3が起立支持される。
【0081】
また、底板4は、フックプレート15を、脚部ユニット6の展開支持溝10から引き抜き、フックプレート15の挿入角度を変えて収納支持溝11へ挿入することにより、脚部ユニット6に沿って起立支持される収納状態となる。
【0082】
このように、棚板3と底板4は、背板ユニット2の前後方向に突出して嵩張ることがなく、コンパクトにまとめることができるため、ラック1全体を格納するためのスペースを節約することができる。
【0083】
また、ラック1を構成する背板ユニット2と棚板3が、本実施の形態では、アルミニウム押出成形材によって成形されているため、全体を軽量とすることができ、取り扱い性が向上すると共に、錆びることがないため、屋外での使用が可能となり、使用範囲を増大させることができる。
【0084】
また、背板ユニット2を同じ向きだけでなく、反対の向きであっても相互に結合できるため、棚板3の向きを任意に変更することができる。これらにより、ラック1全体の形状やバランスを、載置する置物5や陳列形態に合わせることができる。
【0085】
さらに、背板ユニット2が凸条7及び凹溝8の嵌合によって積み重ねられると共に、棚板3がフックプレート13の挿入によって組み付けられる構造であり、ラック1の組み立てに際して、ねじや接着剤を用いる必要がなく、組み立てに熟練を要することがない。従って、展開及び折り畳みの間での形態変更が容易となり、作業性が向上する。逆に、各部材の分解が簡単であり、分解した状態で持ち運び等を行うことにより取り扱い性が向上する。
【0086】
この実施の形態において、背板ユニット2の倒れを防止するために底板4を脚部ユニット6に組み付けているが、底板4は、棚板3と同様に成形し、同様に脚部ユニット6と分離して組み立てることができる。
【0087】
尚、上記実施の形態において、展開状態では、棚板3及び棚板3に載せられた置物5の荷重と、これらの荷重によって生じる回転モーメントによってフックプレート13が展開支持溝10(共通支持溝16)の内面に当接するので、相互に大きな摩擦力が発生し、展開支持溝10からフックプレート13が不用意に抜けでる恐れがない。
【0088】
図4は、第1実施の形態のラック1に、側板17を更に組み付けた第2の実施の形態を示す。
【0089】
側板17は、棚板3と同様に、略長方形状の本体17aの基端部にフックプレート13と同形状の係止プレート17bを備えている。従って、係止プレート17bも、水平とした側板17の基端部から斜め下向きに略45度傾斜した状態で連設され、背板ユニット2の共通支持溝16に挿入自在となっている。
【0090】
側板17は、フックプレート13を、背板ユニット2の展開支持溝10に挿入して棚板3を取り付けた後、棚板3の側方から、係止プレート17bを共通支持溝16に挿入し組み付ける。この挿入により、側板17は、棚板3と横並びに水平状態に支持される。尚、図4では、棚板3の一側にのみ側板17を取り付けているが、逆側からも同様の方法で側板17を取り付け、一対の側板17、17間に棚板3を配置するようにしてもよい。
【0091】
上述の側板17は、アルミニウムの押出品、アルミニウムの加工品(レーザー加工、ウォータージェット加工)、プラスチック、プラスチックの射出成形品等、任意の材料で形成できるが、ここでは、フックプレート13を設けた棚板3と同様に、長手方向を押し出し方向とするアルミニウム押出成形材によって成形している。アルミニウム押し出し成形で成形することにより、側板17も軽量で、錆にくいばかりか、係止プレート17bは、フックプレ−ト13と同形状なので、棚板3の支持に用いる共通支持溝16をその支持に用いることができ、更に、側板17自体は、種々の形状とすることができる。
【0092】
この第2の実施の形態では、第1実施の形態の作用に加えて、棚板3との横並びに側板17を配置するため、棚板3上に載置された商品の落下を防止することができる。さらに、側板17に商標を表示したり、自転車の輪郭等の特殊形状の輪郭とすることができ、載置された商品に関する表示を可能とするとともに、ラック1を商品の陳列棚や販促キャンペーン用品として提供する場合には、商品の広告機能を備え、嗜好に富んだデザインのラックとすることができる。
【0093】
一方、従来のラックでは、側板17が水平に展開された棚板3を支持する作用を有しているため、構造上その形状が制約されたり、取り除くことができないが、本発明では、棚板3が独立して背板ユニット2に水平に支持されるので、側板17を上記のように任意の形状とすることができ、また、第1実施の形態のように取り除くこともできる。
【0094】
側板は、更に背板ユニット2の共通支持溝16に対してのみならず、種々の部位に組み付けることができる。図5は、上述のラック1に対して、種々の方法で側板を組み付ける本発明の第3実施の形態を示す斜視図である。
【0095】
図中18は、背板ユニット2のガイド溝19に係合する側板で、基端部には、ガイド溝19と係合する係合プレート18aが形成されている。係合プレート18aをガイド溝19へ係合すると、側板18は、略水平に支持された棚板3の棚受け面上に交差した状態で支持される。ガイド溝19は、長手方向に沿って同一断面形状で連続し、側板18を長手方向に沿ってスライド自在に支持するスライドガイド部として作用するもので、棚受け面上に交差させた状態で長手方向の任意の位置に支持することができる。従って、側板18を棚受け面の中間位置に支持すれば、棚受け面をしきる仕切り板とすることができる。
【0096】
また、図中に示す側板20、21のように、棚板3の先端部に形成されたガイド突起22に係合させて、組み付けることもできる。ガイド突起22も、長手方向に沿って同一の断面形状で連続し、側板18を長手方向に沿ってスライド自在に支持するスライドガイド部として作用する。
【0097】
側板20、21は、それぞれガイド突起22に係合して、棚板3の表面側と裏面側で交差状態で支持されるもので、下方に支持される側板21は、その下段の棚受け面をしきる仕切り板とするなど、棚板の用途に合わせて所望形状とした側板を組み付けることができる。
【0098】
尚、図中最上段の棚板3Aには、更に上下に支棚23、24が組み付けられるようになっている。支棚23、24は、各基端側に、棚板3Aに向かって断面L字状の係止フック23a、24aが形成され、棚板3Aの対向面に形成された棚受けフック3a、3aにそれぞれ係止することによって略水平に支持される。
【0099】
このように支棚23、24を、棚板3Aに対し上下にわずかな隙間を隔てて平行に配置すると、背板ユニット2に棚板3を支持するための共通支持溝16を新たに形成することなく、棚受け面を増加させることができ、CDのように薄い小物を支棚23、24に区分けしそれぞれの棚受け面に整理して載置する等の利用ができる。
【0100】
上述の第1乃至第3実施の形態では、最下段の背板ユニット(脚部ユニット6)を除き、展開支持溝10と収納支持溝11を、背板ユニット2に形成された同一の共通支持溝16で兼用するものであったが、図6の組立式ラック9に示すように、それぞれ別に形成してもよい。
【0101】
この第4実施の形態に係る組立式ラック9では、フックプレート13Aが、水平とした棚板3の基端側から斜め上方に略45度傾斜して連設されるものであり、展開支持溝10と収納支持溝11は、背板ユニット2の表裏の少なくとも一面2aで外方に臨む共通の開口12から、それぞれ内方に向かって斜め上方と、斜め下方に略45度傾斜して形成される。
【0102】
展開状態では、フックプレート13Aを、展開支持溝10に圧入して、棚板3を水平に支持し、収納状態では、フックプレート13Aを収納支持溝11に挿入して、棚板3を背板ユニット2に沿って起立支持する。
【0103】
図7は、本発明に係る背板ユニット間の連結に適用可能な他の結合構造を示すもので、背板ユニット2、2間を、より強固にかつ傾斜させずに結合可能な結合構造を示すものである。
【0104】
図7に示すように、アルミニウム押出成形材からなる背板ユニット2、2は、上下に積み重ねられるものであり、上方の背板ユニット2の下端面には、相互に接近する方向に傾斜した一対の弾性リブ25が下方向に延びるように形成されていると共に、一対の弾性リブ25の基端外側に、一対の位置決め凹溝26が形成されている。これに対し、下方の背板ユニット2の上端面には弾性リブ25と噛み合う一対の噛み合いリブ27が形成されると共に、噛み合いリブ27の外側には、位置決め凹溝26へ入り込む一対の位置決め突条28が形成されている。
【0105】
背板ユニット2、2は、それぞれ図7の紙面に直交する方向を押し出し方向として成形され、従って、これらの弾性リブ25、位置決め凹溝26、噛み合いリブ27及び位置決め突条28は、各背板ユニット2の長手方向に沿って同じ断面形状で延びている。
【0106】
この結合構造では、上方の背板ユニット2の位置決め凹溝26へ、対向する下方の背板ユニット2の位置決め突条28を挿入させていくと、弾性リブ25が弾性変形しながら噛み合いリブ27を乗り越え、乗り越えた後復帰する。従って、弾性リブ25と噛み合いリブ27の噛み合いにより、上下の背板ユニット2、2間は外れず、また、その両外側で、位置決め突条28が位置決め凹溝26に位置決めされるので、鉛直方向で傾斜することなく、背板ユニット2、2間が積層される。また、背板ユニット2、2間に引き離す力を加えれば、弾性リブ25が弾性変形して再び噛み合いリブ27を乗り越え、両者の結合を簡単に解くことができる。
【0107】
背板ユニット2を強固に組み付けることができ、多段に積層しても傾斜しにくく、倒れにくいラック1とするために、このような複雑な断面形状の結合構造とする場合であっても、背板ユニット2の押出成形の際に、容易に形成することができる。
【0108】
図8は、収納状態とする方法が異なる本発明の第5の実施の形態に係る組立式ラック31を示し、複数の背板ユニット32、32・・と、複数の棚板33、33・・とを備えている。本実施の形態では、複数の棚板33に、同一形状の棚板を用いて部品点数を減少させ、棚受け幅を統一させている。
【0109】
背板ユニット32と、棚板33は、上述実施の形態と同様に、それぞれそれぞれ紙面と直交する方向を押出方向(長手方向)とするアルミニウム押出成形材で成形され、それぞれ、中空状に形成され軽量化が図られている。背板ユニット32の上、下端面には、隣接する背板ユニットとの結合を行うための結合構造が形成され、任意数の背板ユニット32、32・・を上下方向に積み重ねて、ラック31の高さを任意に設定できるようになっている。
【0110】
この実施の形態における結合構造は、背板ユニット32の上端面に、同一方向に屈曲したL字形の複数のフック鉤36が形成されていると共に、背板ユニット32の下端面に、フック鉤36と反対方向に屈曲したL字形の複数の係止鉤37が形成されることにより構成されている。この結合構造では、上方の背板ユニット32をその下端面を中心に図中反時計回りに回転させ、フック鉤36と係止鉤37とを互いに噛み合わせ、下方の背板ユニット32と結合している。なお、最下段の背板ユニット32Aは、上端面にフック鉤36が形成されるのみであり、最下段の背板ユニット32Aの下端部には、裏面側に床面や地面等に接地される水平な底板38が一体に突設されている。
【0111】
最下段の背板ユニット32Aを除く他の背板ユニット32(図示例では1個)には、棚板33を取り付けるための溝構造が、表裏いずれかの同一面における上下2箇所に形成されている。溝構造は、内方から開口縁に向かって上方が広がった開口39と、略鉛直方向に上向きの展開支持溝41と、内方に向かって斜め下方に傾斜する下向きの収納支持溝42とからなり、展開支持溝41と収納支持溝42は、共通する開口39を介して外部に連通している。上向きの展開支持溝41は、棚板33を水平な展開状態で支持する際に使用され、下向きの収納支持溝42は、棚板33を、背板ユニット32に沿った収納状態で支持する際に使用される。
【0112】
最下段の背板ユニット32Aには、底板として用いる棚板33を取り付けるための取付溝49が形成されている。取付溝49は、上下面を反転させた棚板33を取り付けて水平に固定するため、上記溝構造の開口39に連通する展開支持溝41を、上下方向で略対称にした形状で形成されている。
【0113】
最上段の背板ユニット32となるキャップ40は、他の背板ユニット32より低い高さとなっている。このキャップ40の下端面には、その下段の背板ユニット32におけるフック鉤36と噛み合うため、他の背板ユニット32の結合構造と同様の係止鉤37が形成されている。一方、上端面は、後述する棚板33の小突起46が掛止される段部40aが形成されただけの段差面となっていて、上記結合構造は形成されていない。尚、このキャップ40も、アルミニウム押出成形材を使用するが、キャップ40のみ、他の背板ユニット32と異なるプラスチック等の材料で成形してもよい。
【0114】
棚板33の基端部には、フックプレート43が、先端部には、枠プレート44が、それぞれ長手方向に沿って連続して形成されている。フックプレート43は、図示する展開状態で、基端部において略垂直となるように起立し、展開支持溝41に挿入し係合する形状となっている。また、枠プレート44は、実線で図示する展開状態で、棚板33の先端部から基端部方向に斜め上方に起立している。枠プレート44は、収納支持溝42に挿入されるものであり、このため、その傾斜角度は、収納支持溝42の傾斜と略同じ角度となっている。枠プレート44を、棚板33の先端部に形成することにより、棚板33が水平な展開状態で支持されている際に、棚板33に載置された置物2の脱落を防止するように作用する。
【0115】
さらに、棚板33には、展開状態で下面から略鉛直方向に垂設されるアングルプレート45が形成されている。アングルプレート45は、展開支持溝41にフックプレート43を係合し、実線で図示するように、棚板33を水平な展開状態で支持する際に、背板ユニット32の表面に沿って当接するもので、これにより、棚板33が図中時計回りの回転モーメントに抗して、同方向に撓むことを防止するアングルブラケットとして作用する。
【0116】
アングルプレート45の端部には、小突起46が直交して連設されている。この小突起46は、図中破線で示すように、棚板33が、最上部のキャップ40に吊り下げる場合に、その端部40aに掛け止めされ、棚板33の落下を防ぐように作用する。
【0117】
棚板33を展開状態に組み立てる場合には、棚板33の基端部のフックプレート43を、背板ユニット32の開口39から展開支持溝41内に挿入し、フックプレート43を展開支持溝41へ係合させて、抜け止めするとともに、アングルプレート45を背板ユニット32の表面に当接させて水平に支持する。これにより、棚板33は水平状態に保持されるため、商品や置物2の陳列が可能となる。
【0118】
また、最下段の背板ユニット32Aに対しては、棚板33の上下面を反転させ、基端部側のフックプレート43を取付溝49に挿入し係合させるとともに、アングルプレート45を背板ユニット32の表面に凹設された受け凹部47内に収容して位置決めする。これにより、上下面を反転させた棚板33は、先端部の枠プレート44が床面等に当接し、背板ユニット32の底面と略平行に支持され、背板ユニット32の倒れを防止する底板として作用する。また、反転させた棚板33は、水平に支持されるので、商品、置物2を陳列する棚とすることもできる。
【0119】
一方、棚板33を収納状態とする場合には、図8において破線で示すように、展開支持溝41若しくは取付溝49から棚板33を引き抜いて外した後、先端部側の枠プレート44を、背板ユニット32のいずれかの開口39から収納支持溝42へ挿入し、背板ユニット32の表面に沿って垂れ下げる。
【0120】
図示例では、棚板33のフックプレート43と枠プレート44間の間隔Lが、背板ユニット32における開口39間のピッチPより長いために、背板ユニット32の開口39の下方部位に、収納状態においてフックプレート43との干渉を避ける逃げ溝48が形成されている。従って、フックプレート43が逃げ溝48内に挿入され、棚板33は、背板ユニット32の表面に沿って配置され、嵩張らない収納状態とすることができる。
【0121】
また、棚板33側の間隔Lと開口39間のピッチPのいずれかを調整することにより両者が略一致するように設定すれば、図中破線で示す収納状態において、棚板33のフックプレート43と枠プレート44を、対応する逃げ溝48と、開口39へ挿入でき、逃げ溝48を形成することなく、背板ユニット32に沿って棚板33を吊り下げ支持できる。
【0122】
棚板33を、収納支持溝42に掛けて吊り下げる場合に、アングルプレート45は、背板ユニット32から水平に突出して支持されるものとなり、収納状態であっても、アングルプレート45を小棚として用いることができる。このとき、アングルプレート45端部の小突起46は、アングルプレート45に載置される小物2の脱落を防ぐ枠プレートとして作用する。
【0123】
尚、最上段の背板ユニット32であるキャップ40には、他の背板ユニット32と同様に、展開支持溝41と収納支持溝42を形成してもよいが、ここでは、上端に係合突起となる突部40bを長手方向に沿って形成してなる段部40aに、アングルプレート45の小突起46を掛止自在とし、起立する背板ユニット32に対して略平行に棚板33(図8の左側上部の破線で示す棚板33)を吊り下げ支持できるようにしてる。この場合においても、棚板33を、背板ユニット32に沿って嵩張ることのない収納状態で支持することができる。
【0124】
上述の実施の形態では、展開支持溝と収納支持溝を、背板ユニットの表、裏面一面にのみ形成する例で説明したが、それぞれ表、裏面の両面に形成するものであってもよい。同様に、最下段の背板ユニットに対し、底板となる棚板を一側のみから挿入して支持するものであったが、両側から一対の棚板を挿入しそれぞれを底板とすることもできる。
【0125】
また、上述の各実施の形態において、背板ユニット間を結合する結合構造では、一方の背板ユニットを上下方向から、背板ユニットへ棚板を支持する場合には、フックプレートを展開支持溝若しくは収納支持溝へ背板ユニットの表、裏面側から挿入するものであるが、結合又は支持する両者は、それぞれ長手方向に沿って同方向に直交する断面形状が同一形状で連続するので、一方を他方に対して長手方向にスライドして結合又は支持するものであってもよい。このように長手方向からスライドする組立方法を採用すれば、互いの結合部分の相補形状が複雑なものとなっても、組立の際に干渉することがなく、強い外力や回転モーメントに対して結合や支持が外れない複雑な形状とすることができる。
【0126】
図9は、背板ユニット52、52間の結合若しくは起立する背板ユニット52に対して棚板51を係合して支持する際に、一方を他方に対して長手方向にスライドして組み付ける第6実施の形態に係る組立式ラック50を示すものである。
【0127】
組立式ラック50は、同形状の複数の棚板51(51A乃至51F)を、上下4段に連結された背板ユニット52に係合し組み付けたもので、最上段の背板ユニット52と最下段の背板ユニット52が、それぞれ他と異なる形状のキャップ52A、脚部ユニット52Dとなっている。
【0128】
既述の各実施の形態と同様に、棚板51と背板ユニット52は、図9の紙面に直交する方向を長手方向とし、紙面と平行に切断した縦断面形状が長手方向に沿ったいずれの部位であっても同一形状に連続するように形成されている。
【0129】
キャップ52Aを除く各背板ユニット52の上端面には、下広がりの凹溝53が凹設され、その上段で隣接する背板ユニット52の下端面から垂設された下広がりの凸条54と係合することにより、上下背板ユニット52、52間ががたつきなく起立した状態で結合される。凹溝53と凸条54は、一方の背板ユニット52を他方54に対し長手方向にスライドさせて相互に係合させる。
【0130】
背板ユニット52B、52Cには、任意位置に展開支持溝と収納支持溝を兼ねた係合溝として作用するV字溝55が長手方向に沿って形成されているが、凹溝53と凸条54からなる結合構造は、左右(表裏)対称であるので、同一形状の背板ユニット52B、52Cの一方の表裏面を交換することにより、V字溝55の高さを変更することができる。
【0131】
棚板51は、図に示す種々の姿勢で支持されるように、このV字溝55に対して係合する複数の係合部57、58、59を備えている。係合部57は、棚板51の基端部から、棚受け面51aと平行に突出する水平プレート、係合部58は、基端部から棚受け面51aと直交する方向に突出するアングルプレート、係合部59は、先端部から棚受け面51aと直交する方向に突出する枠プレートであり、それぞれその先端に、突出方向に直交して小突起57a、58a、59aが形成されている。
【0132】
水平プレート57は、V字溝55に係合して棚板51を略水平に支持するもので、この組み付けは、図中の棚板51Aに示すように、水平プレート57をV字溝55の開口側に沿って挿入した後、図中の棚板51Bに示すように、水平となるまで回転させる。水平に支持された状態で、アングルプレート58は、起立する背板ユニット52に当接するアングルブラケットとして、また、先端部の枠プレート59は、棚受け面51a上に載置された小物の落下防止にそれぞれ作用する。また、水平プレート57の先端の小突起57aは、V字溝55を形成する突部55aの内壁面に当接し、棚板51の抜け止めとして作用する。
【0133】
水平プレート57と、アングルプレート58若しくは枠プレート59の交差角度は直交するので、これにより、アングルプレート58若しくは枠プレート59をV字溝55へ係合させると、棚板51は、鉛直方向、すなわち起立する背板ユニット52と略平行に支持される。
【0134】
図中、棚板51Cは、先端側の枠プレート59をV字溝55へ係合させ、起立する背板ユニット52と略平行に吊り下げ支持したものであり、この状態で、アングルプレート58は、水平方向に突出する小棚として利用できる。このとき、アングルプレート58先端の小突起58aは、小棚に縦置きしたCD等の小物5の脱落防止に作用する。
【0135】
図中、棚板51Dは、アングルプレート58をV字溝55へ係合させ、起立する背板ユニット52と略平行に支持したものであり、係合状態では、アングルプレート58の小突起58aがV字溝55を形成する突部55aの内壁面に当接するので、棚板51Dはがたつきなく背板ユニット52に沿って位置決めされる。従って、背板ユニット52に棚板51を支持した状態で持ち運ぶ際に、棚板51は、がたつかず、また脱落しにくいので、組立式ラック50の移動が容易になる。
【0136】
尚、このアングルプレート58とV字溝55との係合は、棚板51を背板ユニット52に対して長手方向にスライドさせて行う。
【0137】
キャップ52Aの上端面には、結合構造となる凹溝53を設けないので、デザイン上の要望に応じて種々の形状とすることができるが、ここでは、一対の吊り下げ溝56、56をその中央の長手方向に沿って形成している。吊り下げ溝56は、棚板51Eの枠プレート59の小突起59aと係合し、図示するように、棚板51Eを鉛直方向に吊り下げ支持する係合溝として作用するものである。吊り下げ支持された棚板51Eは、棚板51Cと同様に、アングルプレート58が小棚として、その先端の小突起58aが小棚に載置した小物の脱落防止に作用する。尚、吊り下げ支持された状態で、水平プレート57の小突起57aが当接する背板ユニット52の部位に、逃げ凹部60を凹設し、棚板51C、51Eを、背板ユニット52に沿って支持させてもよい。
【0138】
脚部ユニット52Dは、組立式ラック50全体の転倒を防止するために、底板61が水平方向に突設されているが、ここでは、その一方側の底板を、脚部ユニット52DのL字溝62に係合する棚板51Fで代用している。
【0139】
すなわち、脚部ユニット52Dの係合溝であるL字溝62を、裏返した棚板51Fの水平プレート57と小突起57aの輪郭に合わせて形成し、水平プレート57及び小突起57aと係合させることにより、棚板51Fの回転を拘束して支持する。この係合した状態で、棚板51Fのアングルプレート58は、脚部ユニット52Dの表裏面に当接するとともに、枠プレート59の小突起59aは床面に当接し、組立式ラック50全体の同方向への回転モーメントを受けとめる。
【0140】
L字溝62と水平プレート57及び小突起57aとの係合も、脚部ユニット52Dに対して、裏返した棚板51Fを長手方向にスライドして行う。
【0141】
尚、このように位置決め支持された棚板51Fの裏面51bは、床面と略水平となるので、裏面51b上へも置物5を配置することもできる。
【0142】
図10と図11は、背板ユニット66の表裏面に形成した係合突起67を、棚板68に係合して棚板68を支持する本発明の第7実施の形態に係る組立式ラック65を示す側面図及び要部斜視図である。
【0143】
上下の背板ユニット66、66を相互に結合する結合構造は、第6実施の形態に係る凹溝53と凸条54の組み合わせで上下方向を逆転させただけの相違であるので、同一の番号を付してその説明を省略する。
【0144】
背板ユニット66の表裏面に形成される係合突起67は、円柱部とその基端側の連結部とで側面視鍵穴状で、図10の紙面と直交する長手方向に沿って側面形状と同一の縦断面形状で連続している。
【0145】
棚板68は、長方形板状で、係合突起67と相補する縦断面形状が鍵穴状の第1係合凹部69及び第2係合凹部70が、基端面68aと裏面68bの基端側に、それぞれの面に直交する内方に向かって凹設されている。このように、第1係合凹部69と第2係合凹部70は、互いの凹設方向が直交するので、第1係合凹部69を係合突起67へ係合させると、棚板68は略水平に支持され、第2係合凹部70を係合突起67へ係合させると、棚板68は背板ユニット66と略平行に起立支持される。
【0146】
第1係合凹部69若しくは第2係合凹部70は、それぞれ棚板68を背板ユニット66に対して長手方向にスライドさせて係合突起67に係合させるもので、係合状態では、棚板68の基端面68a若しくは裏面68bが背板ユニット66の表面若しくは裏面に密着し、棚板68の回転が規制される。
【0147】
棚板68の先端には、枠プレート71が表面68c側に直交して形成され、棚板68が、略水平に支持された状態では、表面68c上に載置した小物5の脱落を防止する様に作用する。
【0148】
図10の棚板68A、68Bのように、棚板68は、先端側を上向き、若しくは下向きのいずれとしても、背板ユニット66と略平行に起立支持することができ、先端を下向きとした棚板68Bでは、枠プレート71が水平方向に突出するので、小物5を載置する小棚とすることができる。
【0149】
図11に拡大して示すように、棚板68の長手方向と平行な先端面68dには、先端面68dに直交する方向に、背板ユニット66の係合突起67と同形状の連結突起72が長手方向に沿って突設されている。この構成により、略水平に支持された棚板68Cの連結突起72に対して、同形状の棚板68Dの第1係合凹部69を長手方向に沿ってスライドさせ係合させると、棚板68Cの先端面68dと棚板68Dの基端面68aが密着した状態で、棚板68Dを略水平状態で棚板68Cの先端側に連結させることができる。このようにして、棚板68の棚受け面を載置する小物5の大きさに合わせて任意に拡大することができる。
【0150】
尚、ここでは、水平に連結される棚板68Cと棚板68Dは、同形状のものを用いているが、棚板68Cの先端側端面(68d)に第1係合凹部69が係合する背板ユニット66の係合突起67と同形状の連結突起72を形成し、棚板68Dの基端側端面68aに棚板68Cの第1係合凹部69と同形状の第1係合凹部69が形成されるものであれば、棚板68Cと棚板68Dは、異なる形状であってもよい。また、裏面68bを上面とした棚板68Cに対して、表面68cを上面とした棚板68Dを連結しているが、これは、棚受け面に、表面68c側に突出する棚板68Cの枠プレート71が突出しないようにしたものである。しかしながら、棚板68Cの表面68cを上面としてもよく、この場合には、棚受け面の中間に突出する枠プレート71が仕切り板として作用する。
【0151】
また、本実施の形態のように、背板ユニット66側に係合突起67を設ける場合には、棚受け面に棚板68を係合するための突起を形成する必要がなく、小物5を安定して載置することができる。
【0152】
棚板68の表面68c及び裏面68bには、長手方向に沿って側板73に係合し側板73を長手方向に沿って摺動自在に案内するスライドガイド溝74が凹設されている。従って、表裏面68b、68cの長手方向に沿ったいずれの位置にもこれらと交差する方向に側板73を配置し、棚受け面の仕切り板とすることができる。
【0153】
また、本実施の形態では、裏面68bを上面とした棚板68E、68F、68Gを用いて、組立式ラック65の転倒防止用の底板としている。最下段の背板ユニット66Aの高さは、他の背板ユニット66より低く、背板ユニット66Aの表裏両側から突出する係合突起67、67に棚板68E、68Fを係合させ略水平に支持した状態で、棚板68E、68Fから下方に突出する枠プレート71が背板ユニット66Aの底面と平行な接地面に当接するようになっている。
【0154】
棚板68E、68Fの基端面68aと背板ユニット66の表裏面は、密着した状態で、係合突起67と第1係合凹部69が係合するので、棚板68E、68Fは長手方向の軸回りの回転が拘束された状態で背板ユニット66Aに連結し、枠プレート71が床面に当接することにより、組立式ラック65の転倒を防止する。更に、図に示すように、同一構成の棚板68Gを、回転を拘束した状態で棚板68Fに水平に連結することができるので、底板として作用する背板ユニット66Aからの幅を任意に調整できる。
【0155】
尚、この第5乃至第7の実施の形態に係る組立式ラック31、50、65に対しても、第2、第3の実施の形態で例示するような側板を、同様の方法で成形し、取り付けることができる。
【0156】
また、以上の実施の形態に係る背板ユニットと棚板を、アルミニウムで成形する場合には、種々の色に着色したカラーアルマイトを用いることができる。しかしながら、アルミニウムの他、プラスチックなど他の材料で成形するものであってもよい。
【0157】
また、背板ユニットと棚板は、長手方向に沿って同方向に直交する断面形状が同一形状で連続するものであるが、この形状は、押出成形の以外の例えば、射出成形により成形するものであってもよい。
【0158】
【発明の効果】
請求項1の発明によれば、背板ユニットと棚板が、長手方向に沿って同方向に直交する断面形状が同一形状で連続する形状なので、棚板を支持する係合溝や係合突起の形状を、任意で複雑な断面形状とすることができ、棚や側板が背板ユニットから脱落しにくい組立式ラックとすることができる。
【0159】
また、背板ユニットは、隣接する背板ユニット間と係合して積層自在に連結するので、ラック全体の高さを、用途に合わせて任意に変更できる。
【0160】
更に、棚板や側板は、背板ユニットの係合溝若しくは係合突起に係合して組み付ける構造であるため、移動や持ち運びの際にコンパクトな形状に収めることができ、使用時には、工具を用いずに簡単に組み立てることができる。
【0161】
また、請求項2の発明によれば、棚板の一対の係合部を背板ユニットの係合溝若しくは係合突起に対して係合し直すだけで、商品陳列のために棚板を略水平方向に支持する展開状態と、起立する背板ユニットに沿って略平行に支持する収納状態との形態変更を、特定の工具などを用いずに、簡単に行うことができる。
【0162】
背板ユニットには、同一の係合溝若しくは係合突起を形成するだけで、棚板を、略水平方向と略鉛直方向に支持できるので、成形が容易で、しかも背板ユニットの表裏面に係合溝や係合突起を形成するために生じる凹凸が減少し、美感を損なうことがなく、背板ユニットの構造強度が保たれる。
【0163】
請求項3の発明によれば、棚板を背板ユニットに対して略平行に支持する収納状態であっても、プレートが水平方向に突出するので、場所をとらない小物を載置する小棚となる。
【0164】
請求項4の発明によれば、棚板が略水平方向に連結自在とされるので、連結する棚板の数を調整して、略水平方向に支持される棚板の棚受け面の大きさを、載置する小物の大きさに合わせて調整できる。
【0165】
また、棚板を組立式ラックの転倒を防止する底板する場合にも、略水平方向に連結する棚板の数を調整して、底板の幅を任意に調整できる。
【0166】
請求項5と請求項8の発明によれば、長手方向に沿って同方向に直交する断面形状が同一形状で連続する背板ユニットと棚板は、収納支持溝や展開支持溝と、これらの溝に挿入されるフックプレートの縦断面形状を、任意で複雑な断面形状とすることができるので、棚の溝からの脱落を防止できる。
【0167】
背板ユニットは、隣接する背板ユニット間と係合して積層自在に連結するので、ラック全体の高さを、用途に合わせて任意に変更できる。
【0168】
棚板は、フックプレートの挿入により組み付けられる構造であるため、背板ユニットと棚板を個々に分離することができ、移動や持ち運び等の取り扱い性が飛躍的に向上する。
【0169】
商品陳列のための展開状態及び格納のための収納状態の形態変更は、背板ユニットの展開支持溝と収納支持溝間で、棚板のフックプレートを差し替えるだけなので、特定の工具などを用いずに、簡単に行うことができる。
【0170】
請求項6の発明によれば、棚板の向きとフックプレートの挿入角度を変更するだけで、棚板を展開状態と収納状態間で変更できる。
【0171】
また、展開支持溝と収納支持溝を一つの共通支持溝で兼用できるので、その形状が単純化し、成形用の金型の加工が容易である。
【0172】
また、背板ユニットの表裏面に支持溝を形成するために生じる凹凸が減少し、美感を損なうことがなく、更に、支持溝による空隙比率が減少するので背板ユニット全体の構造強度が保たれる。
【0173】
請求項7と請求項10の発明によれば、底板に、棚板を兼用できるので、部品点数が減少し、また、棚板と同様の方法で取り付けるので、組立方法が簡易である。
【0174】
請求項9の発明によれば、展開状態で、アングルプレートはアングルブラケットとして作用するので、棚板が置物によって大きな荷重を受けても、破断や撓みが生じることがなく、確実に水平に支持できる。
【0175】
また、棚板が起立する背板ユニットと平行に支持される収納状態で、アングルプレートは、水平に突出するので、場所をとらない小物を載置する小棚とすることができる。
【0176】
また、請求項11の発明によれば、背板ユニットの表裏面に、共通の開口のみが表れるので、美感を損なうことがなく、背板ユニットの構造強度が保たれる。
【0177】
請求項12の発明によれば、棚板を収納状態とする際に、棚板を背板ユニットに密着して平行に支持できるので、よりコンパクトに全体を格納できる。
【0178】
請求項14の発明によれば、背板ユニットの向きを変更するだけで、棚の突出方向を変更できる。
【0179】
請求項13の発明によれば、棚板の側方に側板が支持されることにより、棚板上の商品の側方への落下を防止できる。
【0180】
請求項14の発明によれば、表裏いずれにも、棚を水平に支持でき、両側に棚を支持する場合には、背板ユニットに働く回転モーメントが相殺され、ラック全体が倒れにくい。
【0181】
請求項15の発明によれば、側板を棚板上の長手方向に沿った任意の位置に支持することができ、棚板の棚受け面をしきる仕切り板として作用させることができる。
【0182】
請求項16の発明によれば、背板ユニットと棚板は、アルミニウム押出成形材からなるので、軽量で、錆が発生することがなく、屋外の使用に耐えることができ、汎用性のあるラックとすることができる。また、アルミニウム押出成形材によって形成するため、複雑な形状の結合構造や個々の断面形状を、押出成形の際に同時に所望のまま簡単に形成できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施の形態に係る組立式ラック1の斜視図である。
【図2】図1の組立式ラック1の側面図である。
【図3】収納状態を示す組立式ラック1の側面図である。
【図4】第1実施の形態のラック1に、側板17を更に組み付けた第2の実施の形態を示す斜視図である。
【図5】第1実施の形態のラック1に、他の方法で側板を組み付ける第3の実施の形態を示す斜視図である。
【図6】第4実施の形態に係る組立式ラック9の斜視図である。
【図7】結合構造の一例を示す要部断面図である。
【図8】収納状態とする方法が異なる本発明の第5の実施の形態に係る組立式ラック31を示す縦断面図である。
【図9】本発明の第6実施の形態に係る組立式ラック50を示す側面図である。
【図10】本発明の第7実施の形態に係る組立式ラック65を示す側面図である。
【図11】組立式ラック65の要部分解斜視図である。
【図12】従来の組立式ラックの斜視図である。
【符号の説明】
1、9、31、50、65 組立式ラック
2、32、52、66   背板ユニット
2a           背板ユニットの表面
3、33、51、68   棚板
6、52D        脚部ユニット(背板ユニット)
7、54         凸条(結合構造)
8、53         凹溝(結合構造)
10、41        展開支持溝
11、42        収納支持溝
12、39        開口
13、15        フックプレート
16           共通支持溝
17、18、20、21、73 側板
17b          係止プレート
18a          係合プレート
19           ガイド溝(スライドガイド部)
32A          最下段の背板ユニット
36           フック鉤(結合構造)
37           係止鉤(結合構造)
39           開口
43           フックプレート
44、59、71     枠プレート(係合部)
45、58        アングルプレート
49           取付溝
55           V字溝(係合溝)
57           水平プレート(係合部)
58           アングルプレート(係合部)
67           係合突起
68a          棚板の基端側端面
69           第1係合凹部(係合部)
70           第2係合凹部(係合部)
72           連結突起(係合突起)
74           スライドガイド溝(スライドガイド部)

Claims (16)

  1. 上、下端面の長手方向に沿って同方向に直交する断面形状が同一形状で連続する背板ユニット(2)に、前記長手方向に沿って同方向に直交する断面形状が同一形状で連続する棚板(3)が着脱自在に組み付けられるラックであって、
    背板ユニット(2)の上、下端面の少なくとも一面に、隣接する背板ユニット(2)と相互に係合して結合を行う結合構造(7、8)を前記長手方向に沿って形成し、複数の背板ユニット(2)を上下方向に積層自在に連結するとともに、
    背板ユニット(2)の表裏の少なくとも一面に、棚板(3)及び/又は棚板(3)に対し交差配置される側板(18)に係合する係合溝(19)又は係合突起(67)を前記長手方向に沿って形成し、棚板(3)及び/又は側板(18)を支持することを特徴とする組立式ラック。
  2. 棚板(51)の表面に互いの交差角度が直交する一対の係合部(57、58)を形成し、それぞれの係合部(57、58)を背板ユニット(52)の同一の係合溝(55)又は係合突起(67)に係合自在とし、棚板(51)を、起立する背板ユニット(52)に対し、略水平と略平行のいずれにも支持することを特徴とする請求項1に記載の組立式ラック。
  3. 棚板(51)は、背板ユニット(52)に対し略平行に支持される際に水平方向に突出するプレート(58)を有することを特徴とする請求項1又は2に記載の組立式ラック。
  4. 棚板(68C)の基端側端面(68a)に、背板ユニット(66)の係合溝(55)又は係合突起(67)に係合し棚板(68C)を略水平に支持する係合部(69)を形成するとともに、先端側端面(68d)に、前記係合部(69)が係合する背板ユニット(52)の係合溝(55)又は係合突起(67)と同形状の係合溝又は係合突起(72)を形成し、基端側端面(68a)に前記係合部(69)と同形状の係合部(69)が形成された棚板(68D)を水平方向に連結自在としたことを特徴とする請求項1又は2に記載の組立式ラック。
  5. 上、下端面の長手方向に沿って同方向に直交する断面形状が同一形状で連続する背板ユニット(2)に、前記長手方向に沿って同方向に直交する断面形状が同一形状で連続する棚板(3)が着脱自在に組み付けられるラックであって、
    背板ユニット(2)の上、下端面の少なくとも一面に、隣接する背板ユニット(2)と相互に係合して結合を行う結合構造(7、8)を前記長手方向に沿って形成し、複数の背板ユニット(2)を上下方向に積層自在に連結するとともに、
    背板ユニット(2)の表裏の少なくとも一面(2a)に、棚板(3)の基端側に前記長手方向に沿って形成されるフックプレート(13)を挿入し、棚板(3)を略水平に支持する展開支持溝(10)と、フックプレート(13)を挿入し、棚板(3)を起立する背板ユニット(2)に対し略平行に支持する収納支持溝(11)とを形成することを特徴とする組立式ラック。
  6. フックプレート(13)を、棚板(3)の本体に対して略45度傾斜する方向に連設し、
    背板ユニット(2)の表裏の少なくとも一面(2a)から斜め下方に略45度傾斜して内方に形成された共通支持溝(16)を、展開支持溝(10)と収納支持溝(11)に共用することを特徴とする請求項5に記載の組立式ラック。
  7. 最下段の背板ユニット(6)の展開支持溝(10)にフックプレート(15)を挿入した棚板(3)を、背板ユニット(6)の底面に沿って配置し、背板ユニット(2)の転倒を防止する底板(4)としたことを特徴とする請求項5又は6のいずれか1項に記載の組立式ラック。
  8. 上、下端面の長手方向に沿って同方向に直交する断面形状が同一形状で連続する背板ユニット(32)に、前記長手方向に沿って同方向に直交する断面形状が同一形状で連続する棚板(33)が着脱自在に組み付けられるラックであって、
    背板ユニット(32)の上、下端面の少なくとも一面に、隣接する背板ユニット(32)と相互に係合して結合を行う結合構造(36、37)を前記長手方向に沿って形成し、複数の背板ユニット(32)を上下方向に積層自在に連結するとともに、
    背板ユニット(32)の表裏の少なくとも一面に、棚板(33)の基端側に前記長手方向に沿って形成されるフックプレート(43)を挿入し、棚板(33)を略水平に位置決め支持する展開支持溝(41)と、棚板(33)の先端側に前記長手方向に沿って形成される枠プレート(44)を挿入し、棚板(33)を起立する背板ユニット(32)に対し略平行に支持する収納支持溝(42)とを形成することを特徴とする組立式ラック。
  9. 棚板(33)に、フックプレート(43)を展開支持溝(41)へ挿入した状態で、背板ユニット(32)の展開支持溝(41)が形成された面に沿って当接するアングルプレート(45)を形成し、枠プレート(44)を収納支持溝(42)に挿入した状態で、アングルプレート(45)を起立する背板ユニット(32)に対し略水平に突出させることを特徴とする請求項8に記載の組立式ラック。
  10. 最下段の背板ユニット(32A)に、展開支持溝(41)と略上下対称形状の取付溝(49)を形成し、上下面を反転させた棚板(33)のフックプレート(43)を取付溝(49)に挿入するとともに、アングルプレート(45)を背板ユニット(32)に当接し、棚板(33)を背板ユニット(32)の転倒を防止する底板としたことを特徴とする請求項9記載の組立式ラック。
  11. 展開支持溝(41)と収納支持溝(42)は、共通する開口(39)で、背板ユニット(32)の表裏の一面から外方に臨むことを特徴とする請求項8乃至10のいずれか1項に記載の組立式ラック。
  12. 背板ユニット(32)の異なる開口(39)間のピッチPが、棚板(33)のフックプレート(43)と枠プレート(44)の間隔Lに等しいことを特徴とする請求項8乃至11のいずれか1項に記載の組立式ラック。
  13. 側板(17)を、基端側の係止プレート(17b)を展開支持溝(10)に挿入して、棚板(3、33)の側方に略水平に支持することを特徴とする請求項5乃至12のいずれか1項に記載の組立式ラック。
  14. 結合構造(7、8)を、背板ユニット(2)の表裏方向で対称形状に形成し、表裏の面を反転させた隣接する背板ユニット(2)を連結自在とすることを特徴とする請求項1乃至13のいずれか1項に記載の組立式ラック。
  15. 棚板(68)に、棚板(68)に対し交差配置される側板(73)に係合するスライドガイド部(74)を前記長手方向に沿って形成し、側板(73)を棚板(68)に対し交差した状態で前記長手方向に沿ってスライド自在に支持することを特徴とする請求項1乃至14のいずれか1項に記載の組立式ラック。
  16. 背板ユニット(2)と棚板(3)は、それぞれ前記長手方向を押出方向として成形されるアルミニウム押出成形材からなることを特徴とする請求項1乃至15のいずれか1項に記載の組立式ラック。
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