JP3227709U - 洗車ブラシ及びその取付構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】角パイプ状又は角柱状の回転軸に巻き付けられたシート体の位置ずれを防止できる洗車ブラシを提供する。
【解決手段】本洗車ブラシ1は、角パイプ状の回転軸2に巻き付け可能なように弾性材料により形成されているとともに、植毛用穴が形成されたシート体3と、シート体3の表面側に植毛用穴を介して植毛される毛材4と、を備える。そして、シート体3の裏面側には、回転軸2の外周角部2aのそれぞれに対応する位置に外周角部2aを保持可能な保持部15が設けられており、シート体3を回転軸2に巻き付けたときに、保持部15が外周角部2aを保持することでシート体3が円筒状に形状保持される。
【選択図】図7

Description

本考案は、洗車ブラシ及びその取付構造に関し、更に詳しくは、角パイプ状又は角柱状の回転軸に取り付けられる洗車ブラシ及びその取付構造に関する。
従来の洗車ブラシとして、海外などで電車の洗車機に使用され、角パイプ状の回転軸に取り付けられるものが知られている。この種の洗車ブラシ101の製法としては、例えば、図8及び図9に示されるように、樹脂成型された一対の半割筒体103のそれぞれに植毛用穴106をドリル等であけ、植毛用穴106を介して毛材104を植毛した後に一対の半割筒体103を接合する製法が知られている。
具体的に、半割筒体103の接合面には、軸方向に延びる凸部110及び凹部111が設けられており、一対の半割筒体103の軸方向への相対移動により凸部110及び凹部111が係合されて両半割筒体103が接合される。さらに、一対の半割筒体103の内側には枠部112が設けられており、両半割筒体103が接合されたときに枠部112の間に断面正方形の挿通空間Sが形成され、その挿通空間Sに角パイプ状の回転軸102を挿通して回転軸102に洗車ブラシ101が取り付けられる。
実用新案登録第3147980号公報 実用新案登録第3200645号公報
しかし、上記従来の洗車ブラシ101では、樹脂成型された一対の半割筒体103のそれぞれに植毛用穴106をドリル等であけ、植毛用穴106を介して毛材104を植毛しているので、コストと時間がかかる。
なお、樹脂成型時に半割筒体103に植毛用穴106を形成することも可能であるが、この場合、成形型が複雑且つ高価な構造となってしまう。
さらに、上記従来の洗車ブラシ101では、挿通空間Sに回転軸102を挿通することで回転軸102に洗車ブラシ101が取り付けられるので、回転軸102に複数の洗車ブラシ101が取り付けられている場合、毛材104が損傷した所望の洗車ブラシ101を交換する際に、他の洗車ブラシ101も回転軸102から取り外す必要があり、交換作業性が悪い。
ここで、特許文献1及び2には、丸パイプ状の回転軸に巻き付け可能なように弾性材料により形成されるとともに、毛材が植毛されたシート体を備える洗車ブラシが開示されているが、この洗車ブラシを単純に利用しても、角パイプ状の回転軸に巻き付けられたシート体の位置ずれを防止することは困難である。
以上より、本考案は、上記現状に鑑みてなされたものであり、角パイプ状又は角柱状の回転軸に巻き付けられたシート体の位置ずれを防止できるとともに、生産効率及び交換作業性を向上させることができる洗車ブラシ及びその取付構造を提供することを目的とする。
上記問題を解決するために、請求項1に記載の考案は、角パイプ状又は角柱状の回転軸に取り付けられる洗車ブラシであって、前記回転軸に巻き付け可能なように弾性材料により形成されているとともに、植毛用穴が形成されたシート体と、前記シート体の表面側に前記植毛用穴を介して植毛される毛材と、を備え、前記シート体の裏面側には、前記回転軸の外周角部のそれぞれに対応する位置に該外周角部を保持可能な保持部が設けられており、前記シート体を前記回転軸に巻き付けたときに、前記保持部が前記外周角部を保持することで前記シート体が円筒状に形状保持されることを要旨とする。
請求項2に記載の考案は、請求項1に記載の考案において、前記保持部は、前記外周角部の頂点を挟む両側から該外周角部を挟持可能な一対の挟持片を備えることを要旨とする。
請求項3に記載の考案は、請求項1又は2に記載の考案において、前記シート体の裏面側には、前記回転軸の隣り合う前記外周角部の間の中間部に対応する位置に該中間部に当接可能な当接部が設けられていることを要旨とする。
請求項4に記載の考案は、請求項1乃至3のいずれか一項に記載の考案において、前記シート体は、厚さ方向に沿う断面において複数の円弧状部が連なる波板状に形成されていることを要旨とする。
請求項5に記載の考案は、請求項1に記載の考案において、前記保持部は、前記外周角部の頂点を挟む両側から該外周角部を挟持可能な一対の挟持片を備え、前記シート体の裏面側には、前記回転軸の隣り合う前記外周角部の間の中間部に対応する位置に該中間部に当接可能な当接部が設けられており、前記シート体は、厚さ方向に沿う断面において複数の円弧状部が連なる波板状に形成されており、前記挟持片は、隣り合う前記円弧状部の連絡部を挟む両側に配置されており、前記当接部は、隣り合う前記円弧状部の連絡部に配置されていることを要旨とする。
上記問題を解決するために、請求項6に記載の考案は、角パイプ状又は角柱状の回転軸に請求項1乃至5のいずれか一項に記載の洗車ブラシが取り付けられた洗車ブラシの取付構造であって、前記シート体は、前記回転軸に巻き付けられているとともに、前記保持部が前記外周角部を保持することで円筒状に形状保持されていることを要旨とする。
本考案の洗車ブラシによると、回転軸に巻き付け可能なように弾性材料により形成されているとともに、植毛用穴が形成されたシート体と、シート体の表面側に植毛用穴を介して植毛される毛材と、を備える。そして、シート体の裏面側には、回転軸の外周角部のそれぞれに対応する位置に該外周角部を保持可能な保持部が設けられており、シート体を回転軸に巻き付けたときに、保持部が外周角部を保持することでシート体が円筒状に形状保持される。これにより、角パイプ状又は角柱状の回転軸に巻き付けられたシート体の位置ずれが防止される。また、柔軟性の高いエラストマー等の弾性材料を用いてなるシート体に予め形成された植毛用穴を介して毛材を植毛できるので、従来のように樹脂成型された一対の半割筒体からなる洗車ブラシに比べて、洗車ブラシの生産効率を向上させることができる。さらに、回転軸に複数の洗車ブラシが取り付けられている場合であっても、毛材が損傷等した所望の洗車ブラシのみを巻き付けを解除して交換できるので、洗車ブラシの交換作業性を向上させることができる。
また、前記保持部が一対の挟持片を備える場合は、一対の挟持片が外周角部の頂点を挟む両側から該外周角部を挟持することで外周角部を更に強固に保持できる。
また、前記シート体の裏面側に当接部が設けられている場合は、当接部が回転軸の隣り合う外周角部の間の中間部に当接することでシート体が更に適正な円筒状に形状保持される。
さらに、前記シート体が波板状に形成されている場合は、シート体を適正な円筒状に形成し易く且つ形状保持し易い。
本考案の洗車ブラシの取付構造によると、シート体は、回転軸に巻き付けられているとともに、保持部が外周角部を保持することで円筒状に形状保持されている。これにより、角パイプ状又は角柱状の回転軸に巻き付けられたシート体の位置ずれが防止される。また、柔軟性の高いエラストマー等の弾性材料を用いてなるシート体に予め形成された植毛用穴を介して毛材を植毛できるので、従来のように樹脂成型された一対の半割筒体からなる洗車ブラシに比べて、洗車ブラシの生産効率を向上させることができる。さらに、回転軸に複数の洗車ブラシが取り付けられている場合であっても、毛材が損傷等した所望の洗車ブラシのみを巻き付けを解除して交換できるので、洗車ブラシの交換作業性を向上させることができる。
本考案について、本考案による典型的な実施形態の非限定的な例を挙げ、言及された複数の図面を参照しつつ以下の詳細な記述にて更に説明するが、同様の参照符号は図面のいくつかの図を通して同様の部品を示す。
実施例に係る洗車ブラシを構成するシート体の表面から見た斜視図である。 シート体の裏面から見た斜視図である。 図1のIII矢視図である。 図1のIV−IV線断面図である。 図4の要部拡大図(毛材が植毛されたシート体)である。 円筒状のシート体の斜視図である。 回転軸に取り付けられた洗車ブラシを軸方向から見た側面図である。 従来の洗車ブラシを構成する一対の半割筒体の斜視図である。 回転軸に取り付けられた従来の洗車ブラシを軸方向から見た側面図である。
ここで示される事項は例示的なものおよび本考案の実施形態を例示的に説明するためのものであり、本考案の原理と概念的な特徴とを最も有効に且つ難なく理解できる説明であると思われるものを提供する目的で述べたものである。この点で、本考案の根本的な理解のために必要である程度以上に本考案の構造的な詳細を示すことを意図してはおらず、図面と合わせた説明によって本考案の幾つかの形態が実際にどのように具現化されるかを当業者に明らかにするものである。
<洗車ブラシ>
本実施形態に係る洗車ブラシは、例えば、図2及び図7等に示すように、角パイプ状又は角柱状の回転軸(2)に取り付けられる洗車ブラシ(1)であって、回転軸(2)に巻き付け可能なように弾性材料により形成されているとともに、植毛用穴(6)が形成されたシート体(3)と、シート体(3)の表面側に植毛用穴(6)を介して植毛される毛材(4)と、を備える。そして、シート体(3)の裏面側には、回転軸(2)の外周角部(2a)のそれぞれに対応する位置に該外周角部を保持可能な保持部(15)が設けられており、シート体(3)を回転軸(2)に巻き付けたときに、保持部(15)が外周角部(2a)を保持することでシート体(3)が円筒状に形状保持される。
回転軸(2)の材質、駆動形態等は特に問わない。この回転軸(2)は、例えば、図7等に示すように、複数の外周角部(2a)と、隣り合う外周角部(2a)の間の中間部(2b)と、を備えることができる。
シート体(3)の材質、大きさ等は特に問わない。このシート体(3)の弾性材料としては、例えば、ポリエチレンエラストマー等の合成樹脂エラストマー、合成ゴムなどが挙げられる。また、シート体(3)の厚さとしては、例えば、2〜5mm等が挙げられる。さらに、植毛用穴(4)の大きさ、個数等は特に問わない。
保持部(15)の形状、大きさ等は特に問わない。この保持部(15)は、例えば、図7等に示すように、外周角部(2a)の頂点を挟む両側から該外周角部を挟持可能な一対の挟持片(15a)を備えることができる。
毛材(4)の材質、大きさ等は特に問わない。この毛材(4)としては、例えば、微発泡又は非発泡の合成樹脂製の線材を束ねたもの、布をジグザグに細長く折り畳んだもの、棒状のスポンジ材等が挙げられる。
本実施形態に係る洗車ブラシとしては、例えば、図2及び図7等に示すように、シート体(3)の裏面側には、回転軸(2)の隣り合う外周角部(2a)の間の中間部(2b)に対応する位置に該中間部に当接可能な当接部(16)が設けられている形態が挙げられる。
本実施形態に係る洗車ブラシとしては、例えば、図3等に示すように、シート体(3)は、厚さ方向に沿う断面において複数の円弧状部(13)が連なる波板状に形成されている形態が挙げられる。この形態の場合、例えば、挟持片(15a)は、隣り合う円弧状部(13)の連絡部を挟む両側に配置されていることができる。さらに、例えば、当接部(16)は、隣り合う円弧状部(13)の連絡部に配置されていることができる。
<洗車ブラシの取付構造>
本実施形態の洗車ブラシの取付構造としては、例えば、図7等に示すように、角パイプ状又は角柱状の回転軸(2)に上述の実施形態に係る洗車ブラシ(1)が取り付けられた洗車ブラシの取付構造であって、シート体(3)は、回転軸(2)に巻き付けられているとともに、保持部(15)が外周角部(2a)を保持することで円筒状に形状保持されている。
なお、上記実施形態で記載した各構成の括弧内の符号は、後述する実施例に記載の具体的構成との対応関係を示すものである。
以下、図面を用いて実施例により本考案を具体的に説明する。なお、本実施例では、四角パイプ状の回転軸2に取り付けられる洗車ブラシ1を例示する(図7参照)。この回転軸2は、4つの外周角部2aと、隣り合う外周角部2aの間の中間部2bと、を備えている。
(1)洗車ブラシの構成
本実施例に係る洗車ブラシ1は、図7に示すように、以下に述べるシート体3及び毛材4を備えている。この洗車ブラシ1は、回転軸2の軸方向に沿って複数並んで取り付けられる。
シート体3は、図1及び図2に示すように、回転軸2に巻き付け可能な可撓性を有するように弾性材料(例えば、合成樹脂エラストマー等)により形成されている。このシート体3は、平面矩形状に形成されている。また、シート体3には、厚さ方向に貫通した植毛用穴6が多数形成されている。この植毛用穴6は、シート体3の縦方向P及び横方向Qに等間隔で千鳥状に配置されている。また、シート体3の表面には、植毛用穴6を囲むように筒部7が突設されている。なお、シート体3の縦方向Pとは、円筒状に形状保持されたシート体3の軸方向と対応する方向を意図し、シート体3の横方向Qとは、円筒状に形状保持されたシート体3の円周方向と対応する方向を意図する(図6参照)。
シート体3の表面には、横方向Qの一方の縁側に沿って複数(図中3つ)の台座8が突設されている。これら各台座8には、リベット又はネジ9の頭部が受け入れられる(図7参照)。また、各台座8には、リベット又はネジ9の軸部を通す挿通穴8aが形成されている。また、シート体3の裏面には、横方向Qの他方の縁側に沿って延びる突出部11が突設されている。この突出部11には、各台座8と対応する位置にリベット又はネジ9の軸部を通す挿通穴11aが形成されている。そして、シート体3を回転軸2に巻き付けた状態で、台座8及び突出部11を介して回転軸2に対してリベット又はネジ9を打ち込む又はねじ込むことで、シート体3が回転軸2に固定される。なお、突出部11は、後述する当接部16として機能する。
シート体3は、図3に示すように、厚さ方向に沿う断面において複数(図中8つ)の円弧状部13が連なる波板状に形成されている。これら各円弧状部13の曲率半径は、シート体3を回転軸2に巻き付けたときにシート体3が円筒状をなすような値に設定されている(図6参照)。
シート体3の裏面側には、図2及び図3に示すように、回転軸2の外周角部2aのそれぞれに対応する位置に該外周角部2aを保持可能な保持部15が設けられている(図7参照)。この保持部15は、シート体3と一体に形成されている。また、保持部15は、シート体3の縦方向P及び横方向Qに沿って複数配置されている。さらに、保持部15は、回転軸2の外周角部2aの頂点を挟む両側から該外周角部2aを挟持可能な一対の挟持片15aにより構成されている。この挟持片15aは、隣り合う円弧状部13の連絡部を挟む両側に配置されている。さらに、挟持片15aは、シート体3の裏面側に突出する板状に形成されている。
シート体3の裏面側には、図2及び図3に示すように、回転軸2の隣り合う外周角部2aの間の中間部2bに対応する位置に該中間部2bに当接可能な当接部16が設けられている(図7参照)。この当接部16は、シート体3と一体に形成されている。また、当接部16は、シート体3の縦方向P及び横方向Qに沿って複数配置されている。また、当接部16は、隣り合う円弧状部13の連絡部に配置されている。さらに、当接部16は、シート体3の裏面側に挟持片15aよりも高く突出する板状に形成されている。
なお、シート体3を回転軸2に巻き付けたときに、当接部16が回転軸2の中間部2bに圧接するようにしてもよいが、当接部16の先端と回転軸2の中間部2bとの間に微小な隙間が形成されるようにしてもよい。この微小な隙間は、回転軸2の製作誤差を吸収する機能等を発揮する。
毛材4は、図5に示すように、シート体3の表面側に植毛用穴6を介して植毛されている。この毛材4は、微発泡又は非発泡合成樹脂製の線材を束ねたものである。また、毛材4は、長さ方向に二つ折りにして、中央の折り部を基部として筒部7内に挿入されている。この毛材4の折り部上を跨ぐように植毛用穴6にシート体3の裏面を通って糸18を導入することで、毛材4の基部が筒部7内に保持される。
(2)洗車ブラシの作用
次に、上記構成の洗車ブラシ1の作用について説明する。図6及び図7に示すように、シート体3を回転軸2に巻き付けてリベット又はネジ9により回転軸2に固定する。このとき、一対の挟持片15aが回転軸2の外周角部2aの頂点の両側から該外周角部2aを挟持(保持)するとともに、当接部16が回転軸2の中間部2bに当接することで、シート体3が適正な円筒状に形状保持される。そのため、シート体3の表面側で毛材4が略均等な放射状で立ち上がり、効果的な洗車を行うことができる。また、回転軸2に取り付けられた複数の洗車ブラシ1のうちで、毛材4が損傷した洗車ブラシ1の巻き付けを解除することで、その洗車ブラシ1のみを回転軸2から取り外して交換する。
(3)実施例の効果
本実施例の洗車ブラシ1によると、回転軸2に巻き付け可能なように弾性材料により形成されているとともに、植毛用穴6が形成されたシート体3と、シート体3の表面側に植毛用穴6を介して植毛される毛材4と、を備える。そして、シート体3の裏面側には、回転軸2の外周角部2aのそれぞれに対応する位置に該外周角部2aを保持可能な保持部15が設けられており、シート体3を回転軸2に巻き付けたときに、保持部15が外周角部2aを保持することでシート体3が円筒状に形状保持される。これにより、角パイプ状の回転軸2に巻き付けられたシート体3の位置ずれが防止される。また、柔軟性の高いエラストマー等の弾性材料を用いてなるシート体3に予め形成された植毛用穴6を介して毛材4を植毛できるので、従来のように樹脂成型された一対の半割筒体からなる洗車ブラシに比べて、洗車ブラシ1の生産効率を向上させることができる。さらに、毛材4が損傷等した所望の洗車ブラシ1のみを巻き付けを解除して交換できるので、洗車ブラシ1の交換作業性を向上させることができる。
また、本実施例では、保持部15は一対の挟持片15aを備える。これにより、一対の挟持片15aが外周角部2aの頂点を挟む両側から該外周角部2aを挟持することで外周角部2aを更に強固に保持できる。
また、本実施例では、シート体3の裏面側には当接部16が設けられている。これにより、当接部16が回転軸2の隣り合う外周角部2aの間の中間部2bに当接することでシート体3が更に適正な円筒状に形状保持される。
さらに、本実施例では、シート体3は波板状に形成されている。これにより、シート体3を適正な円筒状に形成し易く且つ形状保持し易い。
尚、本考案においては、上記実施例に限られず、目的、用途に基づいて本考案の範囲内で種々変更した実施例とすることができる。即ち、上記実施例では、中空の角パイプ状の回転軸2に取り付けられる洗車ブラシ1を例示したが、これに限定されず、例えば、中実の角柱状の回転軸2に取り付けられる洗車ブラシ1としてもよい。
また、上記実施例では、回転軸2の外周角部2aを挟持する一対の挟持片15aを備える保持部15を例示したが、これに限定されず、例えば、外周角部2aに嵌合する凹部を有する保持部15としてもよい。
また、上記実施例では、回転軸2の中間部2b毎に1つの当接部16を備える形態を例示したが、これに限定されず、例えば、回転軸2の中間部2b毎に2以上の当接部16を備えるようにしてもよい。さらに、例えば、当接部16を備えないシート体3を採用してもよい。
また、上記実施例では、波板状のシート体3を例示したが、これに限定されず、例えば、平板状又は湾曲板状のシート体3としてもよい。
さらに、上記実施例では、リベット又はネジ9で回転軸2にシート体3を取り付ける形態を例示したが、これに限定されず、例えば、ベルト又はワイヤーなどを巻き付けて締め付けることで回転軸2にシート体3を取り付けるようにしてもよい。
本考案は上記で詳述した実施形態に限定されず、本考案の請求項に示した範囲で様々な変形または変更が可能である。
本考案は、列車(電車等)、自動車などを洗車する洗車機に用いられる洗車ブラシに関する技術として広く利用される。
1;洗車ブラシ、2;回転軸、2a;外周角部、2b;中間部、3;シート体、4;毛材、13;円弧状部、15;保持部、15a;挟持片、16;当接部。

Claims (6)

  1. 角パイプ状又は角柱状の回転軸に取り付けられる洗車ブラシであって、
    前記回転軸に巻き付け可能なように弾性材料により形成されているとともに、植毛用穴が形成されたシート体と、
    前記シート体の表面側に前記植毛用穴を介して植毛される毛材と、を備え、
    前記シート体の裏面側には、前記回転軸の外周角部のそれぞれに対応する位置に該外周角部を保持可能な保持部が設けられており、
    前記シート体を前記回転軸に巻き付けたときに、前記保持部が前記外周角部を保持することで前記シート体が円筒状に形状保持されることを特徴とする洗車ブラシ。
  2. 前記保持部は、前記外周角部の頂点を挟む両側から該外周角部を挟持可能な一対の挟持片を備える請求項1に記載の洗車ブラシ。
  3. 前記シート体の裏面側には、前記回転軸の隣り合う前記外周角部の間の中間部に対応する位置に該中間部に当接可能な当接部が設けられている請求項1又は2に記載の洗車ブラシ。
  4. 前記シート体は、厚さ方向に沿う断面において複数の円弧状部が連なる波板状に形成されている請求項1乃至3のいずれか一項に記載の洗車ブラシ。
  5. 前記保持部は、前記外周角部の頂点を挟む両側から該外周角部を挟持可能な一対の挟持片を備え、
    前記シート体の裏面側には、前記回転軸の隣り合う前記外周角部の間の中間部に対応する位置に該中間部に当接可能な当接部が設けられており、
    前記シート体は、厚さ方向に沿う断面において複数の円弧状部が連なる波板状に形成されており、
    前記挟持片は、隣り合う前記円弧状部の連絡部を挟む両側に配置されており、
    前記当接部は、隣り合う前記円弧状部の連絡部に配置されている請求項1に記載の洗車ブラシ。
  6. 角パイプ状又は角柱状の回転軸に請求項1乃至5のいずれか一項に記載の洗車ブラシが取り付けられた洗車ブラシの取付構造であって、
    前記シート体は、前記回転軸に巻き付けられているとともに、前記保持部が前記外周角部を保持することで円筒状に形状保持されていることを特徴とする洗車ブラシの取付構造。
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