JP3097987U - 洗車ブラシ - Google Patents
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Abstract
【課題】ブラシ材2を回転軸4に取り付けるために回転軸4にあけられる孔の数を軽減できるようにすると共に、損傷しにくい取り付け構造とする。
【解決手段】ジグザグに折り畳まれたシート材料をブラシ材2とし、左右の側面部9,10と両側面部9,10をつなぐ背面部11とを備えた断面コ字形をなす中空棒状の取付レール3を、両側面部9,10間の開口部を外向きにして、背面部11を介して回転軸4に取り付け、ブラシ材2の一端を取付レール3の開口部から両把側面部9,10間に差し込んで挟持させる。
【選択図】 図1
【解決手段】ジグザグに折り畳まれたシート材料をブラシ材2とし、左右の側面部9,10と両側面部9,10をつなぐ背面部11とを備えた断面コ字形をなす中空棒状の取付レール3を、両側面部9,10間の開口部を外向きにして、背面部11を介して回転軸4に取り付け、ブラシ材2の一端を取付レール3の開口部から両把側面部9,10間に差し込んで挟持させる。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、自動洗車機に用いられる洗車ブラシに関する。更に詳しくは、一端が集束端、他端が自由端となったブラシ材を、集束端側を介して回転軸の周囲に多数取り付けた洗車ブラシに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、一端が集束端、他端が自由端となったシート材料製のブラシ材を、集束端側を介して回転軸の周囲に多数取り付けた洗車ブラシとしては、折り畳み方向に対して左右一側を自由端、他側を集束端としたブラシ材を、回転軸の周囲に、集束端側をビスやリベットなどの固定ピンで直接回転軸に固定した洗車ブラシが知られている(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
【特許文献1】
実用新案登録第3089760号公報
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来の洗車ブラシの場合、ブラシ材を直接回転に固定ピンで取り付けており、多数の固定ピンの打ち込みによって回転軸に形成される孔の数が多く、取り付けに手間がかかるだけでなく、回転軸が損傷しやすい問題がある。また、固定ピンを直接ブラシ材に打ち込んでいることから、洗車時にこれらの打ち込み箇所近傍に力が集中しやすく、取り付け部分の経時的損傷が早い問題もある。
【0005】
一方、ブラシ材としてモノフィラメントの束を用いる場合もあり、このモノフィラメントの束で構成したブラシ材は、回転軸に孔をあけて束毎に取り付けている。
【0006】
しかしながら、数多くの束を取り付けることから、回転軸にあけられる孔の数も多く、薄肉のアルミパイプを回転軸として使用して軽量化を図ることなどが困難となる。
【0007】
本考案は、上記従来の問題点に鑑みてなされたもので、ブラシ材を回転軸に取り付けるために回転軸にあけられる孔の数を軽減できるようにすると共に、損傷しにくい取り付け構造とすることを第一の目的とする。また、本考案は、同時に、ボリューム感のあるブラシ材の取付状態が得られるようにすることを第2の目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的のために、本考案は、一端が集束端、他端が自由端となったブラシ材が、回転軸の周囲に、集束端側を介して取り付けられた洗車ブラシにおいて、ブラシ材が、ブラシ材を保持する取付レールを介して回転軸に取り付けられていることを特徴とする洗車ブラシを提供するものである。
【0009】
また、本考案は、特にブラシ材が、ジグザグに折り畳まれて、折り畳み方向に対して左右一側が集束端、他側が自由端となったシート材料である場合において、折り畳み方向を回転軸の軸方向に向けて取り付けられており、前記取付レールが、左右の側面部と両側面部をつなぐ背面部とを備えた断面コ字形をなす中空棒状をなし、両側面部間の開口部を外向きにし、かつ長さ方向を回転軸の軸方向に向けて、前記背面部を介して回転軸に取り付けられており、しかも前記ブラシ材の集束端側が、前記取付レールの開口部から両側面部間に差し込まれて挟持されていることを特徴とする洗車ブラシを提供するものである。
【0010】
上記シート材料のブラシ材の場合、
前記ブラシ材の集束端側が、前記取付レールに着脱可能に挟持されていること、
取付レールが、両側面部をそれぞれ内側へ倒伏させる方向への締め付けと当該締め付けの解除が可能な締め付け手段を有すること、
折り畳まれたブラシ材の集束端側の両コーナー部が切り欠き部となっており、ブラシ材の折り目が両側面部による挟持領域から外れていること、
切り欠き部の切り欠きラインが凹形円弧状であること、
取付レールの両側面部の内側に、長手方向に延びる凸部が、対向位置からずれて形成されていること、
ブラシ材が、合成樹脂発泡体のシート材料で構成されていること、
が好ましい。
【0011】
更に本考案は、特にブラシ材が、長さ方向に二つ折りにされ、折り曲げ側が集束端、他端が自由端となったモノフィラメントの束である場合において、前記取付レールが、左右の側面部、前面部及び背面部を有する断面ロ字形をなす中空棒状をなし、前面部を外向きにし、かつ長さ方向を回転軸の軸方向に向けて、前記背面部を介して回転軸に取り付けられており、しかも前面部と背面部にそれぞれブラシ孔を有し、ブラシ材の集束端側が、前面部のブラシ孔から背面部のブラシ孔へ差し込まれて、前記折曲げ部の内側に背面部の外面側に張り渡された線材が通されて係止されていることを特徴とする洗車ブラシを提供するものでもある。
【0012】
上記モノフィラメントのブラシ材の場合、
取付レールの前面部と背面部のブラシ孔が、それぞれ縦横複数列設けられており、幅方向の間隔が、背面部のブラシ孔の幅方向の間隔に比して前面部のブラシ孔の間隔が大きくなっていること、
前面部のブラシ孔が背面部のブラシ孔より大きいこと、
取付レールが、背面部の両側部に外方に突出した当接部を有すること、
が好ましい。
【0013】
また、上記ブラシ材がシート材料である場合とモノフィラメントである場合のいずれにおいても、取付レールの背面部が、回転軸外面の曲率半径より小径の曲率半径で幅方向内側に凸に湾曲しており、回転軸外面に押し付けられて弾性変形可能であることが好ましいものである。
【0014】
【考案の実施の形態】
本考案に係る洗車ブラシの一例を図1〜図6に基づいて説明する。
【0015】
図1は、本考案の一例に係る洗車ブラシにおけるブラシ材の回転軸への取付状態を示す斜視図、図2は図1に示されるブラシ材の展開平面図、図3はブラシ材の折り畳んだ状態の平面図、図4は図1に示される取付レールの断面図、図5は取付レールに取り付けた状態のブラシ材の平面図、図6はブラシ材の集束端側の両コーナー部が切除されていることによる効果の説明図である。
【0016】
図1に示されるように、本例に係る洗車ブラシ1は、ブラシ材2を取付レール3を介して回転軸4の外周面に取り付けたものとなっている。図面上は1つのブラシ材2のみが描かれているが、このブラシ材2を、回転軸4の周方向及び軸方向にそれぞれ複数取り付けることで洗車ブラシ1を構成しているものである。
【0017】
ブラシ材2はシート材料で構成されたもので、図1〜図3に示されるように、ジグザグに折り畳まれて回転軸4に取り付けられている。具体的には、図2に示される展開状態のブラシ材2において、A〜Cラインの内、Aラインを山折り、Bラインを谷折り、Cラインを山折りとして、四等分するようにジグザグに折り、図3の状態として取り付けられている。
【0018】
ブラシ材2を構成するシート材料としては、例えば織布や不織布を用いることもできるが、折り目が弾性的に膨らみやすく、後述するボリューム感のある取付状態が得やすいことから、合成樹脂発泡体が好ましい。合成樹脂としては、熱可塑性樹脂、各種エラストマーや合成ゴムを用いることができる。熱可塑性樹脂としては、例えばEVA、ポリエチレン、ポリウレタン、これらのブレンド品などを挙げることができる。エラストマーとしては、熱可塑性エラストマーが好ましく、例えばスチレン系熱可塑性エラストマー、ポリオレフィン系熱可塑性エラストマー、ポリ塩化ビニル系熱可塑性エラストマー、ポリウレタン系熱可塑性エラストマー、ポリエステル系熱可塑性エラストマーなどを用いることができる。合成樹脂発泡体製のシート材料4を用いる場合、薄すぎると必要な強度や腰の強さが得にくく、厚すぎると車体への当たりが強くなりやすいことから、厚みは2〜5mm程度が好ましい。
【0019】
ブラシ材2の折り畳み方向に対して左右一側は、車体に接触して洗浄するための自由端となっており、他側が取付レール3による回転軸4への取付側となる集束端となっている。折り畳まれたブラシ材2の集束端側には、図1及び図3に示されるように、締め付けボルト5を通すためのボルト孔6が貫通している。また、やはり図1及び図3に示されるように、折り畳まれたブラシ材2の集束端側の両コーナー部は、凹形円弧状の切り欠きラインを有する切り欠き部7となっている。
【0020】
更に説明すると、図2に示される展開状態のブラシ材2においては、ボルト孔6は、折り目となるA〜Cラインで仕切られる各領域の集束端側に、それぞれブラシ材2を折り畳んだときに重なり合う位置に形成されている。また、展開されたブラシ材2の集束端側の両コーナー部は1/4円状に切り欠かれて、凹形円弧状の切り欠きラインを有する切り欠き部7となっている。また、集束端側の側縁部には、折り目となるA〜Cラインをそれぞれ中央にして、両コーナー部と同径の1/2円状に切り欠かれて、やはり凹形円弧状の切り欠きラインを有する切り欠き部7が形成されており、これらの各切り欠き部7は、ブラシ材2を前述のようにジグザグに折り畳んだときに互いに重なり合うものとなっている。なお、この切り欠き部7を設けることによる利益については後述する。
【0021】
ブラシ材2の集束端とは反対側は自由端となった車体への接触側で、本例のブラシ材2における自由端側は、図1〜図3に示されるように、多数のスリット8により多数の細片に分割されており、車体への当たりを和らげると共に、細かな凹凸の汚れを拭い取りやすくなっている。このスリット8による細片化は必須のものではないが、特にブラシ材2を構成するシート材料を合成樹脂発泡体製とした場合、上記の理由から、スリット8による細片化を施すことが好ましい。
【0022】
取付レール3は、図1及び図4に示されるように、左右の側面部9,10と、両側面部9,10をつなぐ背面部11とを備えた断面コ字形をなす中空の棒状体となっている。この取付レール3は、図1に示されるように、両側面部9,10間の開口部を外向きにし、かつ長さ方向(側面部9,10の対向方向に対する直交方向)を回転軸4の軸方向に向けて、背面部11を介して回転軸4に取り付けられるものとなっている。本例においては、図1に示されるように、背面部11の外面を回転軸4の外面に当て、ビスやリベットなどの固定ピン12を取付レール3の背面部11内面側から回転軸4に向かって打ち込むことで固定されるものとなっている。
【0023】
取付レール3は、金属、合成樹脂などで構成することができ、特に背面部11は、回転軸4(図1参照)外面の曲率半径より小径の曲率半径で幅方向(側面部9,10の対向方向)内側に凸に湾曲させておくことが好ましい。このようにしておくと、上記回転軸4への取り付け時に、背面部11を回転軸4外面に押し付けて、弾性変形により密着させることができ、背面部11と回転軸4間の馴染みやすさを向上させることができ、取付レール3の取付状態を安定させやすくなる。また、背面部11の弾性変形時に、両側面部9,10間の開口部幅も狭まるので、後述する両側面部9,10によるブラシ材2の集束端側を挟持する力も向上する。
【0024】
取付レール3は、図4に示されるように、開口部の幅が背面部11の内幅よりやや狭くなっており、両側面部9,10を弾性的に押し開きながら開口部からブラシ材2の集束端側を差し込むことで、当該集束端側を着脱可能に挟持するものとなっている。また、取付レール3の両側面部9,10の内側には、長手方向に延びる凸部13が、それぞれ対向位置からずれて形成されている。このように凸部13を対向位置からずらして両側面部9,10の内側に設けておくと、ブラシ材2の集束端部側を両側面部9,10間に挟持したときに蛇行させることができ、ブラシ材2を抜け落ちにくくすることができる。
【0025】
取付レール3は、ブラシ材2の集束端側をしっかり両側面部9,10間に挟んで固定できるよう、両側面部9,10をそれぞれ内側へ倒伏させる方向への締め付け手段を有することが好ましい。この締め付け手段としては、両側面部9,10を挟み付けるリベットを用いることができる。
【0026】
上記締め付け手段としては、締め付けの解除が可能なものが更に好ましい。本例における締め付け手段は、図1に示されるように、両側面部9,10を貫通すると共に、前記ボルト孔6を介してブラシ材2の集束端側を貫通して差し込まれる締め付けボルト5と、これらを貫通して差し込まれた締め付けボルト5の先端にねじ込まれる締め付けナット14とで構成されている。この締め付けボルト5とナット締め付けナット14で両側面部9,10を締め付けることで、両側面部9,10間の開口部幅を弾性的に狭めて、ブラシ材2の集束端側を強く挟み付けて固定することができる。また、締め付けを解除し、締め付けボルト5から締め付けナット14を外し、更に締め付けボルト5を引き抜くことで、容易にブラシ材2を取り外すことができる。
【0027】
ブラシ材2の取り外しは、前記リベットを締め付け手段とした場合でもこのリベットを取り外すことで行うことができるが、上記締め付けボルト5と締め付けナット14を用いると、作業が簡便となり、ブラシ材2の交換作業が行いやすくなる。
【0028】
ブラシ材2を取付レール3に取り付けた図5の状態において、ブラシ材2の折り目は、図5における上辺と下辺に位置しているが、前記切り欠き部7によって、両側面部9,10による挟持領域から外されている。即ち、前記切り欠き部7は、ブラシ材2を取付レール3に取り付けたときに、折り目が直接両側面部9,10に挟持されて潰されないようにするためのもので、これによってブラシ材2の取付状態にボリューム感を出すことができる。
【0029】
更に説明すると、切り欠き部7によって、ブラシ材2の折り目を両側面部9,10による挟持領域から外した場合、図6(a)に示されるように、折り目が潰されないため、ブラシ材2の取付側基部から折り目が膨らんだ、全体に膨らみのある取付状態が得られる。これに対して折り目を両側面部9,10で挟んで潰してしまった場合、図6(b)に示されるように、ブラシ材2の取付側基部が平坦になり、全体の膨らみが少なくなって、ボリューム感を得にくくなる。また、このボリューム感を得るためには、ブラシ材2の折り目が弾性復帰しやすいことが好ましく、この点からブラシ材2は、前記のように、合成樹脂発泡体のシート材料製であることが好ましい。
【0030】
ブラシ材2は、前述のように、折り畳み方向を回転軸4の軸方向に取り付けられるもので、特に車体の側面を洗浄するための洗車ブラシは、回転軸4を縦にして設置されるので、折り目が上下方向に位置する。この場合、上記ボリューム感をより効果的に生じさせる上で、図1に示されるように、ブラシ材2の折り目は奇数本とし(図1では3本)、上縁は総て折り目が位置し、折り畳み方向の両端を下方に垂らした状態で取り付けることが好ましい。
【0031】
上記の例における切り欠き部7は、切り欠きラインが凹形円弧状となっているが、図7に示されるように、折り畳まれたブラシ材2の集束端側の両コーナー部を直角三角形状に切り欠いた切り欠き部7とし、切り欠きラインをほぼ直線状とすることもできる。更に説明すると、図8に示されるように、展開されたブラシ材2の集束端側の両コーナー部を直角三角形状の切り欠き部7とし、集束端側の側縁部には、折り目となるA〜Cラインをそれぞれ中央にして、両コーナー部の直角三角形状の切り欠き部7を2つ合わせた大きさの二等辺三角形状の切り欠き部7とすることができる。この場合、特に集束端側の側縁部に設ける二等辺三角形状の切り欠き部7は、頂部からの裂けを防止するために、頂部に丸味を持たせておくことが好ましい。
【0032】
次に、図9及び図10に基づいて本考案に係る洗車ブラシの他の例を説明する。
【0033】
図9は、本考案の他の例に係る洗車ブラシにおけるブラシ材の回転軸への取付状態を示す斜視図、図10は図9における取付レール部分の断面図である。
【0034】
本例のブラシ材2は、長さ方向に二つ折りにされ、折り曲げ側が集束端、他端が自由端となったモノフィラメントの束で、モノフィラメントの束で構成されたブラシ材2が1本の取付レール3に複数取り付けられている。
【0035】
上記ブラシ材2を構成するモノフィラメントとしては、例えばポリオレフィン、ポリオレフィンを主体とした共重合体、これらのブレンド物又はこれらの変性物のモノフィラメントを用いることができる。このモノフィラメントは、未発泡糸でもよいが、発泡倍率が1.1〜1.7倍の低発泡糸とすると、車体への当たりを和らげ、車体の傷付きを防止しやすくなるので好ましい。また、モノフィラメントは、水の表面張力によって外表面に水が付着しやすくして洗浄効果を高めることができるよう、例えば断面四方分岐形状(十字形)、三方分岐形状などのように、中心部から放射状に分岐した断面形状を有することが好ましく、その外接円の直径が0.5mm〜5mm程度であることが好ましい。
【0036】
本例の取付レール3は、左右の側面部9,10、前面部15及び背面部11を有する断面ロ字形をなす中空棒状をなし、前面部15を外向きにし、かつ長さ方向を回転軸4の軸方向に向けて、前記背面部11を介して回転軸4に取り付けられている。また、前面部15と背面部11には、それぞれ複数のブラシ孔16,17が形成されている。
【0037】
上記取付レール3へのブラシ材2の取り付けは、ブラシ材2の集束端側(モノフィラメントの折り曲げ側)を前面部15のブラシ孔16から背面部11のブラシ孔17へ差し込み、背面部11の外側に張り渡されたワイヤーなどの線材18を、ブラシ材2の集束端側の折曲げ部の内側に通して係止することで行われている。また、取付レール3は、前述の例と同様に、背面部11を介して回転軸4へ取り付けられている。具体的には、図9に示されるように、長さ方向両端部の前面部15が切除されており、この切除部分を介して固定ピンを12背面部11上から回転軸4に打ち込むことで行われている。また、長さ方向中間部の前面部15に開口部を設けておけば、この開口部を介して同様に固定ピン12を打ち込み、中間部も固定することができる。
【0038】
本例のブラシ材2は、図9及び図10に示されるように、縦横複数列で取付レール3に取り付けられており、これに対応して、取付レール3の前面部15のブラシ孔16と背面部11のブラシ孔17も縦横複数列で形成されている。この前面部15のブラシ孔16は、背面部11のブラシ孔17に比して、取付レール3の幅方向の間隔を広くして形成されている。また、前面部15のブラシ孔16は、背面部11のブラシ孔17より大きく形成されている。上記幅方向の間隔は、隣接するブラシ材2を、自由端側に向かって徐々に離れる方向に取り付けて、ブラシ材2の広がりをもたせるためのものであり、上記大きさは、各ブラシ材2を構成するモノフィラメントの束を広がりやすい状態で取り付けるためのものである。これらによって、ブラシ材2のボリューウム感を向上させることができる。
【0039】
取付レール3の背面部11は、前述した理由と同じ理由から、回転軸4(図9参照)外面の曲率半径より小径の曲率半径で幅方向内側に凸に湾曲させておくことが好ましい。また、図10に明示されるように、背面部の両側部には、外方に突出した当接部19を設けておくことが好ましい。この突出部19を設けておくと、取付レール3を回転軸4へ取り付けたときに、この突出部が回転軸4に当接することで、背面部11の中間部が回転軸4へ押し付けられる力を和らげることができ、背面部11の外側に張り渡されている線材18を保護することができる。
【0040】
上記図9及び図10で説明した例では、取付レール3に取り付けられたブラシ材2は幅方向に2列であるが、図11に示されるように、幅方向に3列とすることもできる。また、図示はされていないが、ブラシ材2を1列又は4列以上で取付レール3に設けることもできる。なお、図11において図10と同じ符号は同じ部材又は部位を示すものである。
【0041】
【考案の効果】
本考案は、以上説明したとおりのものであり、次の効果を奏するものである。
【0042】
(1)ブラシ材の集束端側が取付レールを介して回転軸に取り付けられるので、ブラシ材の束毎に回転軸に取り付ける場合に比して、ブラシ材を回転軸に取り付けるために打ち込む固定ピンの本数を減らすことができ、ブラシ材の取り付け作業が容易となると共に、ブラシ材取り付けのために回転軸に形成される孔の数も減るので、回転軸の損傷も軽減することができる。
【0043】
(2)ブラシ材は取付レールに保持されており、ブラシ材を回転軸に固定するための固定ピンは取付レールに行われることから、固定ピンの打ち込み部分に力が集中してブラシ材が損傷するのを防止することができる。
【0044】
(3)ブラシ材がジグザグに折り畳まれたシート材料の場合、左右の側面部と両側面部をつなぐ背面部とを備えた断面コ字形をなす中空棒状の取付レールを用いれば、ブラシ材の集束端側を、取付レールの開口部から両側面部間に差し込んで挟持させることで、容易にブラシ材を取付レールに取り付けることができる。
【0045】
(4)ブラシ材がジグザグに折り畳まれたシート材料の場合、ブラシ材の折り目を、切り欠き部により、両側面部による挟持領域から外しておくと、折り目の弾性復帰によってボリューム感のある取付状態を得ることができる。
【0046】
(5)上記切り欠き部の切り欠きラインを凹形円弧状としておくと、切り欠き部からの裂けを防止しやすい。
【0047】
(6)ブラシ材がジグザグに折り畳まれたシート材料の場合、取付レールの両側面部の内側に、長手方向に延びる凸部を、対向位置からずらせて形成しておくと、ブラシ材の集束端部側を両側面部間に挟持したときに蛇行させ、ブラシ材を抜け落ちにくくすることができる。
【0048】
(7)ブラシ材がジグザグに折り畳まれたシート材料の場合、取付レールを、両側面部をそれぞれ内側へ倒伏させる方向への締め付けと当該締め付けの解除が可能な締め付け手段を有するものとすると、両側面部間の開口部幅を締め付け手段で弾性的に狭めたり広げることで、ブラシ材の取り付けと取り外しを行うことができ、ブラシ材の交換時に、回転軸に打ち込まれている固定ピンを抜いたり打ち直す必要がなく、交換作業が容易となる。
【0049】
(8)ブラシ材がジグザグに折り畳まれたシート材料の場合、ブラシ材を合成樹脂発泡体製のシート材料で構成しておくと、折り目が弾性復帰しやすく、上記ボリューム感のある取付状態が一層得やすくなる。
【0050】
(9)ブラシ材が、長さ方向に二つ折りにされたモノフィラメントの束の場合、左右の側面部、前面部及び背面部を有する断面ロ字形をなす中空棒状の取付レールを用い、前面部と背面部にブラシ孔を設け、ブラシ材の集束端側(折り曲げ側)を、前面部のブラシ孔から背面部のブラシ孔へ差し込んで、前記折り曲げ部の内側に背面部の外面側に張り渡された線材を通して係止することで、ブラシ材を容易に取付レールに取り付けることができる。
【0051】
(10)上記取付レールの前面部と背面部のブラシ孔を、それぞれ縦横複数列設け、幅方向の間隔が、背面部のブラシ孔の幅方向の間隔に比して前面部のブラシ孔の間隔が大きくしたり、前面部のブラシ孔を背面部のブラシ孔より大きくすることで、ブラシ材のボリューム感を向上させることができる。
【0052】
(11)上記取付レールの背面部の両側部に外方に突出した当接部を設けておくと、上記線材が回転軸に押し付けられる力を和らげて保護することができる。
【0053】
(12)取付レールの背面部を、回転軸外面の曲率半径より小径の曲率半径で幅方向内側に凸に湾曲させておき、回転軸外面に押し付けて弾性変形により密着させておくと、取付レールの背面部と回転軸外面との馴染みがよく、取付レールの取付状態を安定させやすい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一例に係る洗車ブラシにおけるブラシ材の回転軸への取付状態を示す斜視図である。
【図2】図1に示されるブラシ材の展開平面図である。
【図3】ブラシ材の折り畳んだ状態の平面図である。
【図4】図1に示される取付レールの断面図である。
【図5】取付レールに取り付けた状態のブラシ材の平面図である。
【図6】ブラシ材の集束端側の両コーナー部が切除されていることによる効果の説明図である。
【図7】シート材料のブラシ材の他の例を示す折り畳んだ状態の平面図である。
【図8】図7のブラシ材の展開平面図である。
【図9】本考案の他の例に係る洗車ブラシにおけるブラシ材の回転軸への取付状態を示す斜視図である。
【図10】図9に示される取付レール部分の断面図である。
【図11】モノフィラメントのブラシ材を取付レールに取り付ける場合の他の例を示す断面図である。
【符号の説明】
1 洗車ブラシ
2 ブラシ材
3 取付レール
4 回転軸
5 締め付けボルト
6 ボルト孔
7 切り欠き部
8 スリット
9 側面部
10 側面部
11 背面部
12 固定ピン
13 凸部
14 締め付けナット
15 前面部
16 ブラシ孔
17 ブラシ孔
18 線材
19 当接部
【考案の属する技術分野】
本考案は、自動洗車機に用いられる洗車ブラシに関する。更に詳しくは、一端が集束端、他端が自由端となったブラシ材を、集束端側を介して回転軸の周囲に多数取り付けた洗車ブラシに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、一端が集束端、他端が自由端となったシート材料製のブラシ材を、集束端側を介して回転軸の周囲に多数取り付けた洗車ブラシとしては、折り畳み方向に対して左右一側を自由端、他側を集束端としたブラシ材を、回転軸の周囲に、集束端側をビスやリベットなどの固定ピンで直接回転軸に固定した洗車ブラシが知られている(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
【特許文献1】
実用新案登録第3089760号公報
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来の洗車ブラシの場合、ブラシ材を直接回転に固定ピンで取り付けており、多数の固定ピンの打ち込みによって回転軸に形成される孔の数が多く、取り付けに手間がかかるだけでなく、回転軸が損傷しやすい問題がある。また、固定ピンを直接ブラシ材に打ち込んでいることから、洗車時にこれらの打ち込み箇所近傍に力が集中しやすく、取り付け部分の経時的損傷が早い問題もある。
【0005】
一方、ブラシ材としてモノフィラメントの束を用いる場合もあり、このモノフィラメントの束で構成したブラシ材は、回転軸に孔をあけて束毎に取り付けている。
【0006】
しかしながら、数多くの束を取り付けることから、回転軸にあけられる孔の数も多く、薄肉のアルミパイプを回転軸として使用して軽量化を図ることなどが困難となる。
【0007】
本考案は、上記従来の問題点に鑑みてなされたもので、ブラシ材を回転軸に取り付けるために回転軸にあけられる孔の数を軽減できるようにすると共に、損傷しにくい取り付け構造とすることを第一の目的とする。また、本考案は、同時に、ボリューム感のあるブラシ材の取付状態が得られるようにすることを第2の目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的のために、本考案は、一端が集束端、他端が自由端となったブラシ材が、回転軸の周囲に、集束端側を介して取り付けられた洗車ブラシにおいて、ブラシ材が、ブラシ材を保持する取付レールを介して回転軸に取り付けられていることを特徴とする洗車ブラシを提供するものである。
【0009】
また、本考案は、特にブラシ材が、ジグザグに折り畳まれて、折り畳み方向に対して左右一側が集束端、他側が自由端となったシート材料である場合において、折り畳み方向を回転軸の軸方向に向けて取り付けられており、前記取付レールが、左右の側面部と両側面部をつなぐ背面部とを備えた断面コ字形をなす中空棒状をなし、両側面部間の開口部を外向きにし、かつ長さ方向を回転軸の軸方向に向けて、前記背面部を介して回転軸に取り付けられており、しかも前記ブラシ材の集束端側が、前記取付レールの開口部から両側面部間に差し込まれて挟持されていることを特徴とする洗車ブラシを提供するものである。
【0010】
上記シート材料のブラシ材の場合、
前記ブラシ材の集束端側が、前記取付レールに着脱可能に挟持されていること、
取付レールが、両側面部をそれぞれ内側へ倒伏させる方向への締め付けと当該締め付けの解除が可能な締め付け手段を有すること、
折り畳まれたブラシ材の集束端側の両コーナー部が切り欠き部となっており、ブラシ材の折り目が両側面部による挟持領域から外れていること、
切り欠き部の切り欠きラインが凹形円弧状であること、
取付レールの両側面部の内側に、長手方向に延びる凸部が、対向位置からずれて形成されていること、
ブラシ材が、合成樹脂発泡体のシート材料で構成されていること、
が好ましい。
【0011】
更に本考案は、特にブラシ材が、長さ方向に二つ折りにされ、折り曲げ側が集束端、他端が自由端となったモノフィラメントの束である場合において、前記取付レールが、左右の側面部、前面部及び背面部を有する断面ロ字形をなす中空棒状をなし、前面部を外向きにし、かつ長さ方向を回転軸の軸方向に向けて、前記背面部を介して回転軸に取り付けられており、しかも前面部と背面部にそれぞれブラシ孔を有し、ブラシ材の集束端側が、前面部のブラシ孔から背面部のブラシ孔へ差し込まれて、前記折曲げ部の内側に背面部の外面側に張り渡された線材が通されて係止されていることを特徴とする洗車ブラシを提供するものでもある。
【0012】
上記モノフィラメントのブラシ材の場合、
取付レールの前面部と背面部のブラシ孔が、それぞれ縦横複数列設けられており、幅方向の間隔が、背面部のブラシ孔の幅方向の間隔に比して前面部のブラシ孔の間隔が大きくなっていること、
前面部のブラシ孔が背面部のブラシ孔より大きいこと、
取付レールが、背面部の両側部に外方に突出した当接部を有すること、
が好ましい。
【0013】
また、上記ブラシ材がシート材料である場合とモノフィラメントである場合のいずれにおいても、取付レールの背面部が、回転軸外面の曲率半径より小径の曲率半径で幅方向内側に凸に湾曲しており、回転軸外面に押し付けられて弾性変形可能であることが好ましいものである。
【0014】
【考案の実施の形態】
本考案に係る洗車ブラシの一例を図1〜図6に基づいて説明する。
【0015】
図1は、本考案の一例に係る洗車ブラシにおけるブラシ材の回転軸への取付状態を示す斜視図、図2は図1に示されるブラシ材の展開平面図、図3はブラシ材の折り畳んだ状態の平面図、図4は図1に示される取付レールの断面図、図5は取付レールに取り付けた状態のブラシ材の平面図、図6はブラシ材の集束端側の両コーナー部が切除されていることによる効果の説明図である。
【0016】
図1に示されるように、本例に係る洗車ブラシ1は、ブラシ材2を取付レール3を介して回転軸4の外周面に取り付けたものとなっている。図面上は1つのブラシ材2のみが描かれているが、このブラシ材2を、回転軸4の周方向及び軸方向にそれぞれ複数取り付けることで洗車ブラシ1を構成しているものである。
【0017】
ブラシ材2はシート材料で構成されたもので、図1〜図3に示されるように、ジグザグに折り畳まれて回転軸4に取り付けられている。具体的には、図2に示される展開状態のブラシ材2において、A〜Cラインの内、Aラインを山折り、Bラインを谷折り、Cラインを山折りとして、四等分するようにジグザグに折り、図3の状態として取り付けられている。
【0018】
ブラシ材2を構成するシート材料としては、例えば織布や不織布を用いることもできるが、折り目が弾性的に膨らみやすく、後述するボリューム感のある取付状態が得やすいことから、合成樹脂発泡体が好ましい。合成樹脂としては、熱可塑性樹脂、各種エラストマーや合成ゴムを用いることができる。熱可塑性樹脂としては、例えばEVA、ポリエチレン、ポリウレタン、これらのブレンド品などを挙げることができる。エラストマーとしては、熱可塑性エラストマーが好ましく、例えばスチレン系熱可塑性エラストマー、ポリオレフィン系熱可塑性エラストマー、ポリ塩化ビニル系熱可塑性エラストマー、ポリウレタン系熱可塑性エラストマー、ポリエステル系熱可塑性エラストマーなどを用いることができる。合成樹脂発泡体製のシート材料4を用いる場合、薄すぎると必要な強度や腰の強さが得にくく、厚すぎると車体への当たりが強くなりやすいことから、厚みは2〜5mm程度が好ましい。
【0019】
ブラシ材2の折り畳み方向に対して左右一側は、車体に接触して洗浄するための自由端となっており、他側が取付レール3による回転軸4への取付側となる集束端となっている。折り畳まれたブラシ材2の集束端側には、図1及び図3に示されるように、締め付けボルト5を通すためのボルト孔6が貫通している。また、やはり図1及び図3に示されるように、折り畳まれたブラシ材2の集束端側の両コーナー部は、凹形円弧状の切り欠きラインを有する切り欠き部7となっている。
【0020】
更に説明すると、図2に示される展開状態のブラシ材2においては、ボルト孔6は、折り目となるA〜Cラインで仕切られる各領域の集束端側に、それぞれブラシ材2を折り畳んだときに重なり合う位置に形成されている。また、展開されたブラシ材2の集束端側の両コーナー部は1/4円状に切り欠かれて、凹形円弧状の切り欠きラインを有する切り欠き部7となっている。また、集束端側の側縁部には、折り目となるA〜Cラインをそれぞれ中央にして、両コーナー部と同径の1/2円状に切り欠かれて、やはり凹形円弧状の切り欠きラインを有する切り欠き部7が形成されており、これらの各切り欠き部7は、ブラシ材2を前述のようにジグザグに折り畳んだときに互いに重なり合うものとなっている。なお、この切り欠き部7を設けることによる利益については後述する。
【0021】
ブラシ材2の集束端とは反対側は自由端となった車体への接触側で、本例のブラシ材2における自由端側は、図1〜図3に示されるように、多数のスリット8により多数の細片に分割されており、車体への当たりを和らげると共に、細かな凹凸の汚れを拭い取りやすくなっている。このスリット8による細片化は必須のものではないが、特にブラシ材2を構成するシート材料を合成樹脂発泡体製とした場合、上記の理由から、スリット8による細片化を施すことが好ましい。
【0022】
取付レール3は、図1及び図4に示されるように、左右の側面部9,10と、両側面部9,10をつなぐ背面部11とを備えた断面コ字形をなす中空の棒状体となっている。この取付レール3は、図1に示されるように、両側面部9,10間の開口部を外向きにし、かつ長さ方向(側面部9,10の対向方向に対する直交方向)を回転軸4の軸方向に向けて、背面部11を介して回転軸4に取り付けられるものとなっている。本例においては、図1に示されるように、背面部11の外面を回転軸4の外面に当て、ビスやリベットなどの固定ピン12を取付レール3の背面部11内面側から回転軸4に向かって打ち込むことで固定されるものとなっている。
【0023】
取付レール3は、金属、合成樹脂などで構成することができ、特に背面部11は、回転軸4(図1参照)外面の曲率半径より小径の曲率半径で幅方向(側面部9,10の対向方向)内側に凸に湾曲させておくことが好ましい。このようにしておくと、上記回転軸4への取り付け時に、背面部11を回転軸4外面に押し付けて、弾性変形により密着させることができ、背面部11と回転軸4間の馴染みやすさを向上させることができ、取付レール3の取付状態を安定させやすくなる。また、背面部11の弾性変形時に、両側面部9,10間の開口部幅も狭まるので、後述する両側面部9,10によるブラシ材2の集束端側を挟持する力も向上する。
【0024】
取付レール3は、図4に示されるように、開口部の幅が背面部11の内幅よりやや狭くなっており、両側面部9,10を弾性的に押し開きながら開口部からブラシ材2の集束端側を差し込むことで、当該集束端側を着脱可能に挟持するものとなっている。また、取付レール3の両側面部9,10の内側には、長手方向に延びる凸部13が、それぞれ対向位置からずれて形成されている。このように凸部13を対向位置からずらして両側面部9,10の内側に設けておくと、ブラシ材2の集束端部側を両側面部9,10間に挟持したときに蛇行させることができ、ブラシ材2を抜け落ちにくくすることができる。
【0025】
取付レール3は、ブラシ材2の集束端側をしっかり両側面部9,10間に挟んで固定できるよう、両側面部9,10をそれぞれ内側へ倒伏させる方向への締め付け手段を有することが好ましい。この締め付け手段としては、両側面部9,10を挟み付けるリベットを用いることができる。
【0026】
上記締め付け手段としては、締め付けの解除が可能なものが更に好ましい。本例における締め付け手段は、図1に示されるように、両側面部9,10を貫通すると共に、前記ボルト孔6を介してブラシ材2の集束端側を貫通して差し込まれる締め付けボルト5と、これらを貫通して差し込まれた締め付けボルト5の先端にねじ込まれる締め付けナット14とで構成されている。この締め付けボルト5とナット締め付けナット14で両側面部9,10を締め付けることで、両側面部9,10間の開口部幅を弾性的に狭めて、ブラシ材2の集束端側を強く挟み付けて固定することができる。また、締め付けを解除し、締め付けボルト5から締め付けナット14を外し、更に締め付けボルト5を引き抜くことで、容易にブラシ材2を取り外すことができる。
【0027】
ブラシ材2の取り外しは、前記リベットを締め付け手段とした場合でもこのリベットを取り外すことで行うことができるが、上記締め付けボルト5と締め付けナット14を用いると、作業が簡便となり、ブラシ材2の交換作業が行いやすくなる。
【0028】
ブラシ材2を取付レール3に取り付けた図5の状態において、ブラシ材2の折り目は、図5における上辺と下辺に位置しているが、前記切り欠き部7によって、両側面部9,10による挟持領域から外されている。即ち、前記切り欠き部7は、ブラシ材2を取付レール3に取り付けたときに、折り目が直接両側面部9,10に挟持されて潰されないようにするためのもので、これによってブラシ材2の取付状態にボリューム感を出すことができる。
【0029】
更に説明すると、切り欠き部7によって、ブラシ材2の折り目を両側面部9,10による挟持領域から外した場合、図6(a)に示されるように、折り目が潰されないため、ブラシ材2の取付側基部から折り目が膨らんだ、全体に膨らみのある取付状態が得られる。これに対して折り目を両側面部9,10で挟んで潰してしまった場合、図6(b)に示されるように、ブラシ材2の取付側基部が平坦になり、全体の膨らみが少なくなって、ボリューム感を得にくくなる。また、このボリューム感を得るためには、ブラシ材2の折り目が弾性復帰しやすいことが好ましく、この点からブラシ材2は、前記のように、合成樹脂発泡体のシート材料製であることが好ましい。
【0030】
ブラシ材2は、前述のように、折り畳み方向を回転軸4の軸方向に取り付けられるもので、特に車体の側面を洗浄するための洗車ブラシは、回転軸4を縦にして設置されるので、折り目が上下方向に位置する。この場合、上記ボリューム感をより効果的に生じさせる上で、図1に示されるように、ブラシ材2の折り目は奇数本とし(図1では3本)、上縁は総て折り目が位置し、折り畳み方向の両端を下方に垂らした状態で取り付けることが好ましい。
【0031】
上記の例における切り欠き部7は、切り欠きラインが凹形円弧状となっているが、図7に示されるように、折り畳まれたブラシ材2の集束端側の両コーナー部を直角三角形状に切り欠いた切り欠き部7とし、切り欠きラインをほぼ直線状とすることもできる。更に説明すると、図8に示されるように、展開されたブラシ材2の集束端側の両コーナー部を直角三角形状の切り欠き部7とし、集束端側の側縁部には、折り目となるA〜Cラインをそれぞれ中央にして、両コーナー部の直角三角形状の切り欠き部7を2つ合わせた大きさの二等辺三角形状の切り欠き部7とすることができる。この場合、特に集束端側の側縁部に設ける二等辺三角形状の切り欠き部7は、頂部からの裂けを防止するために、頂部に丸味を持たせておくことが好ましい。
【0032】
次に、図9及び図10に基づいて本考案に係る洗車ブラシの他の例を説明する。
【0033】
図9は、本考案の他の例に係る洗車ブラシにおけるブラシ材の回転軸への取付状態を示す斜視図、図10は図9における取付レール部分の断面図である。
【0034】
本例のブラシ材2は、長さ方向に二つ折りにされ、折り曲げ側が集束端、他端が自由端となったモノフィラメントの束で、モノフィラメントの束で構成されたブラシ材2が1本の取付レール3に複数取り付けられている。
【0035】
上記ブラシ材2を構成するモノフィラメントとしては、例えばポリオレフィン、ポリオレフィンを主体とした共重合体、これらのブレンド物又はこれらの変性物のモノフィラメントを用いることができる。このモノフィラメントは、未発泡糸でもよいが、発泡倍率が1.1〜1.7倍の低発泡糸とすると、車体への当たりを和らげ、車体の傷付きを防止しやすくなるので好ましい。また、モノフィラメントは、水の表面張力によって外表面に水が付着しやすくして洗浄効果を高めることができるよう、例えば断面四方分岐形状(十字形)、三方分岐形状などのように、中心部から放射状に分岐した断面形状を有することが好ましく、その外接円の直径が0.5mm〜5mm程度であることが好ましい。
【0036】
本例の取付レール3は、左右の側面部9,10、前面部15及び背面部11を有する断面ロ字形をなす中空棒状をなし、前面部15を外向きにし、かつ長さ方向を回転軸4の軸方向に向けて、前記背面部11を介して回転軸4に取り付けられている。また、前面部15と背面部11には、それぞれ複数のブラシ孔16,17が形成されている。
【0037】
上記取付レール3へのブラシ材2の取り付けは、ブラシ材2の集束端側(モノフィラメントの折り曲げ側)を前面部15のブラシ孔16から背面部11のブラシ孔17へ差し込み、背面部11の外側に張り渡されたワイヤーなどの線材18を、ブラシ材2の集束端側の折曲げ部の内側に通して係止することで行われている。また、取付レール3は、前述の例と同様に、背面部11を介して回転軸4へ取り付けられている。具体的には、図9に示されるように、長さ方向両端部の前面部15が切除されており、この切除部分を介して固定ピンを12背面部11上から回転軸4に打ち込むことで行われている。また、長さ方向中間部の前面部15に開口部を設けておけば、この開口部を介して同様に固定ピン12を打ち込み、中間部も固定することができる。
【0038】
本例のブラシ材2は、図9及び図10に示されるように、縦横複数列で取付レール3に取り付けられており、これに対応して、取付レール3の前面部15のブラシ孔16と背面部11のブラシ孔17も縦横複数列で形成されている。この前面部15のブラシ孔16は、背面部11のブラシ孔17に比して、取付レール3の幅方向の間隔を広くして形成されている。また、前面部15のブラシ孔16は、背面部11のブラシ孔17より大きく形成されている。上記幅方向の間隔は、隣接するブラシ材2を、自由端側に向かって徐々に離れる方向に取り付けて、ブラシ材2の広がりをもたせるためのものであり、上記大きさは、各ブラシ材2を構成するモノフィラメントの束を広がりやすい状態で取り付けるためのものである。これらによって、ブラシ材2のボリューウム感を向上させることができる。
【0039】
取付レール3の背面部11は、前述した理由と同じ理由から、回転軸4(図9参照)外面の曲率半径より小径の曲率半径で幅方向内側に凸に湾曲させておくことが好ましい。また、図10に明示されるように、背面部の両側部には、外方に突出した当接部19を設けておくことが好ましい。この突出部19を設けておくと、取付レール3を回転軸4へ取り付けたときに、この突出部が回転軸4に当接することで、背面部11の中間部が回転軸4へ押し付けられる力を和らげることができ、背面部11の外側に張り渡されている線材18を保護することができる。
【0040】
上記図9及び図10で説明した例では、取付レール3に取り付けられたブラシ材2は幅方向に2列であるが、図11に示されるように、幅方向に3列とすることもできる。また、図示はされていないが、ブラシ材2を1列又は4列以上で取付レール3に設けることもできる。なお、図11において図10と同じ符号は同じ部材又は部位を示すものである。
【0041】
【考案の効果】
本考案は、以上説明したとおりのものであり、次の効果を奏するものである。
【0042】
(1)ブラシ材の集束端側が取付レールを介して回転軸に取り付けられるので、ブラシ材の束毎に回転軸に取り付ける場合に比して、ブラシ材を回転軸に取り付けるために打ち込む固定ピンの本数を減らすことができ、ブラシ材の取り付け作業が容易となると共に、ブラシ材取り付けのために回転軸に形成される孔の数も減るので、回転軸の損傷も軽減することができる。
【0043】
(2)ブラシ材は取付レールに保持されており、ブラシ材を回転軸に固定するための固定ピンは取付レールに行われることから、固定ピンの打ち込み部分に力が集中してブラシ材が損傷するのを防止することができる。
【0044】
(3)ブラシ材がジグザグに折り畳まれたシート材料の場合、左右の側面部と両側面部をつなぐ背面部とを備えた断面コ字形をなす中空棒状の取付レールを用いれば、ブラシ材の集束端側を、取付レールの開口部から両側面部間に差し込んで挟持させることで、容易にブラシ材を取付レールに取り付けることができる。
【0045】
(4)ブラシ材がジグザグに折り畳まれたシート材料の場合、ブラシ材の折り目を、切り欠き部により、両側面部による挟持領域から外しておくと、折り目の弾性復帰によってボリューム感のある取付状態を得ることができる。
【0046】
(5)上記切り欠き部の切り欠きラインを凹形円弧状としておくと、切り欠き部からの裂けを防止しやすい。
【0047】
(6)ブラシ材がジグザグに折り畳まれたシート材料の場合、取付レールの両側面部の内側に、長手方向に延びる凸部を、対向位置からずらせて形成しておくと、ブラシ材の集束端部側を両側面部間に挟持したときに蛇行させ、ブラシ材を抜け落ちにくくすることができる。
【0048】
(7)ブラシ材がジグザグに折り畳まれたシート材料の場合、取付レールを、両側面部をそれぞれ内側へ倒伏させる方向への締め付けと当該締め付けの解除が可能な締め付け手段を有するものとすると、両側面部間の開口部幅を締め付け手段で弾性的に狭めたり広げることで、ブラシ材の取り付けと取り外しを行うことができ、ブラシ材の交換時に、回転軸に打ち込まれている固定ピンを抜いたり打ち直す必要がなく、交換作業が容易となる。
【0049】
(8)ブラシ材がジグザグに折り畳まれたシート材料の場合、ブラシ材を合成樹脂発泡体製のシート材料で構成しておくと、折り目が弾性復帰しやすく、上記ボリューム感のある取付状態が一層得やすくなる。
【0050】
(9)ブラシ材が、長さ方向に二つ折りにされたモノフィラメントの束の場合、左右の側面部、前面部及び背面部を有する断面ロ字形をなす中空棒状の取付レールを用い、前面部と背面部にブラシ孔を設け、ブラシ材の集束端側(折り曲げ側)を、前面部のブラシ孔から背面部のブラシ孔へ差し込んで、前記折り曲げ部の内側に背面部の外面側に張り渡された線材を通して係止することで、ブラシ材を容易に取付レールに取り付けることができる。
【0051】
(10)上記取付レールの前面部と背面部のブラシ孔を、それぞれ縦横複数列設け、幅方向の間隔が、背面部のブラシ孔の幅方向の間隔に比して前面部のブラシ孔の間隔が大きくしたり、前面部のブラシ孔を背面部のブラシ孔より大きくすることで、ブラシ材のボリューム感を向上させることができる。
【0052】
(11)上記取付レールの背面部の両側部に外方に突出した当接部を設けておくと、上記線材が回転軸に押し付けられる力を和らげて保護することができる。
【0053】
(12)取付レールの背面部を、回転軸外面の曲率半径より小径の曲率半径で幅方向内側に凸に湾曲させておき、回転軸外面に押し付けて弾性変形により密着させておくと、取付レールの背面部と回転軸外面との馴染みがよく、取付レールの取付状態を安定させやすい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一例に係る洗車ブラシにおけるブラシ材の回転軸への取付状態を示す斜視図である。
【図2】図1に示されるブラシ材の展開平面図である。
【図3】ブラシ材の折り畳んだ状態の平面図である。
【図4】図1に示される取付レールの断面図である。
【図5】取付レールに取り付けた状態のブラシ材の平面図である。
【図6】ブラシ材の集束端側の両コーナー部が切除されていることによる効果の説明図である。
【図7】シート材料のブラシ材の他の例を示す折り畳んだ状態の平面図である。
【図8】図7のブラシ材の展開平面図である。
【図9】本考案の他の例に係る洗車ブラシにおけるブラシ材の回転軸への取付状態を示す斜視図である。
【図10】図9に示される取付レール部分の断面図である。
【図11】モノフィラメントのブラシ材を取付レールに取り付ける場合の他の例を示す断面図である。
【符号の説明】
1 洗車ブラシ
2 ブラシ材
3 取付レール
4 回転軸
5 締め付けボルト
6 ボルト孔
7 切り欠き部
8 スリット
9 側面部
10 側面部
11 背面部
12 固定ピン
13 凸部
14 締め付けナット
15 前面部
16 ブラシ孔
17 ブラシ孔
18 線材
19 当接部
Claims (13)
- 一端が集束端、他端が自由端となったブラシ材が、回転軸の周囲に、集束端側を介して取り付けられた洗車ブラシにおいて、ブラシ材が、ブラシ材を保持する取付レールを介して回転軸に取り付けられていることを特徴とする洗車ブラシ。
- ブラシ材が、ジグザグに折り畳まれて、折り畳み方向に対して左右一側が集束端、他側が自由端となったシート材料で、折り畳み方向を回転軸の軸方向に向けて取り付けられており、前記取付レールが、左右の側面部と両側面部をつなぐ背面部とを備えた断面コ字形をなす中空棒状をなし、両側面部間の開口部を外向きにし、かつ長さ方向を回転軸の軸方向に向けて、前記背面部を介して回転軸に取り付けられており、しかも前記ブラシ材の集束端側が、前記取付レールの開口部から両側面部間に差し込まれて挟持されていることを特徴とする請求項1に記載の洗車ブラシ。
- 前記ブラシ材の集束端側が、前記取付レールに着脱可能に挟持されていることを特徴とする請求項2に記載の洗車ブラシ。
- 取付レールが、両側面部をそれぞれ内側へ倒伏させる方向への締め付けと当該締め付けの解除が可能な締め付け手段を有することを特徴とする請求項3に記載の洗車ブラシ。
- 折り畳まれたブラシ材の集束端側の両コーナー部が切り欠き部となっており、ブラシ材の折り目が両側面部による挟持領域から外れていることを特徴とする請求項2〜4のいずれか1項に記載の洗車ブラシ。
- 切り欠き部の切り欠きラインが凹形円弧状であることを特徴とする請求項5に記載の洗車ブラシ。
- 取付レールの両側面部の内側に、長手方向に延びる凸部が、対向位置からずれて形成されていることを特徴とする請求項2〜6のいずれか1項に記載の洗車ブラシ。
- ブラシ材が、合成樹脂発泡体のシート材料で構成されていることを特徴とする請求項2〜7のいずれか1項に記載の洗車ブラシ。
- ブラシ材が、長さ方向に二つ折りにされ、折り曲げ側が集束端、他端が自由端となったモノフィラメントの束で、前記取付レールが、左右の側面部、前面部及び背面部を有する断面ロ字形をなす中空棒状をなし、前面部を外向きにし、かつ長さ方向を回転軸の軸方向に向けて、前記背面部を介して回転軸に取り付けられており、しかも前面部と背面部にそれぞれブラシ孔を有し、ブラシ材の集束端側が、前面部のブラシ孔から背面部のブラシ孔へ差し込まれて、前記折り曲げ部の内側に背面部の外面側に張り渡された線材が通されて係止されていることを特徴とする請求項1に記載の洗車ブラシ。
- 取付レールの前面部と背面部のブラシ孔が、それぞれ縦横複数列設けられており、幅方向の間隔が、背面部のブラシ孔の幅方向の間隔に比して前面部のブラシ孔の間隔が大きくなっていることを特徴とする請求項9に記載の洗車ブラシ。
- 前面部のブラシ孔が背面部のブラシ孔より大きいことを特徴とする請求項9又は10に記載の洗車ブラシ。
- 取付レールが、背面部の両側部に外方に突出した当接部を有することを特徴とする請求項9〜10のいずれか1項に記載の洗車ブラシ。
- 取付レールの背面部が、回転軸外面の曲率半径より小径の曲率半径で幅方向内側に凸に湾曲しており、回転軸外面に押し付けられて弾性変形可能であることを特徴とする請求項2〜12のいずれか1項に記載の洗車ブラシ。
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