JPS6330263Y2 - - Google Patents
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- JPS6330263Y2 JPS6330263Y2 JP1984151275U JP15127584U JPS6330263Y2 JP S6330263 Y2 JPS6330263 Y2 JP S6330263Y2 JP 1984151275 U JP1984151275 U JP 1984151275U JP 15127584 U JP15127584 U JP 15127584U JP S6330263 Y2 JPS6330263 Y2 JP S6330263Y2
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Landscapes
- Brushes (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本考案は、整髪用のヘアーブラシに関する。
従来、多数のブリツスルを植毛したゴム製の植
毛シートの両側部に穿設された孔が、円弧状膨出
面を有する中子の両側部に設けられた突起に係合
し、前記膨出面が植毛シートで装着された中子
を、ハンドル本体に取着したヘアーブラシが知ら
れている(実開昭58−44926号公報)。
毛シートの両側部に穿設された孔が、円弧状膨出
面を有する中子の両側部に設けられた突起に係合
し、前記膨出面が植毛シートで装着された中子
を、ハンドル本体に取着したヘアーブラシが知ら
れている(実開昭58−44926号公報)。
しかしながら、中子が一体に形成されているた
めに、植毛シートの両側部と中子の両側部との係
合操作が困難であつたり、植毛シートを緊張させ
た状態で中子の膨出面に装着できないという欠点
があつた。すなわち、植毛シートを装着した状態
でブリツスルを直立させるために、植毛シートと
しては強靭なものが使用されるが、中子の両側部
と係合させるには、植毛シートの側部を強く引張
る必要があるため、植毛シートの装着等作業性が
悪く、また両者を係合させた後にあつては、植毛
シートに弛みが生じるため、植毛シートを緊張さ
せた状態で装着できず、ブリツスルも直立せず、
従つて、ヘアーブラシとしての機能が十分に果せ
ない。
めに、植毛シートの両側部と中子の両側部との係
合操作が困難であつたり、植毛シートを緊張させ
た状態で中子の膨出面に装着できないという欠点
があつた。すなわち、植毛シートを装着した状態
でブリツスルを直立させるために、植毛シートと
しては強靭なものが使用されるが、中子の両側部
と係合させるには、植毛シートの側部を強く引張
る必要があるため、植毛シートの装着等作業性が
悪く、また両者を係合させた後にあつては、植毛
シートに弛みが生じるため、植毛シートを緊張さ
せた状態で装着できず、ブリツスルも直立せず、
従つて、ヘアーブラシとしての機能が十分に果せ
ない。
また、植毛シートや中子などが損傷した場合、
これらの取換えも煩雑で、困難であるという欠点
があつた。
これらの取換えも煩雑で、困難であるという欠点
があつた。
本考案は、上記従来の問題点を解決すべくなさ
れたもので、中子の膨出面に、植毛シートが緊張
した状態で簡便に、しかもブリツスルを強固に直
立させた状態で張着でき、植毛シートの取付等の
作業性や中子等の取換えも容易で、かつ整髪し易
い安価なヘアーブラシを提供することを目的とす
る。
れたもので、中子の膨出面に、植毛シートが緊張
した状態で簡便に、しかもブリツスルを強固に直
立させた状態で張着でき、植毛シートの取付等の
作業性や中子等の取換えも容易で、かつ整髪し易
い安価なヘアーブラシを提供することを目的とす
る。
本考案に係るヘアーブラシは、多数のブリツス
ルを植毛した可撓性を有する植毛シートが中子の
円弧状膨出面に沿つて張着され、前記中子がハン
ドル本体に取着されたものであるが、前記中子が
長手方向に分割された2つの中子片からなる。各
中子片の互いに遠い側の側部は、植毛シートの長
手方向の側縁とそれぞれ係合しており、また両中
子片の互いに対向する側部は当接しており、この
当接部を支点として相対回動することができ、こ
れにより前記円弧状膨出面を形成したものであ
る。
ルを植毛した可撓性を有する植毛シートが中子の
円弧状膨出面に沿つて張着され、前記中子がハン
ドル本体に取着されたものであるが、前記中子が
長手方向に分割された2つの中子片からなる。各
中子片の互いに遠い側の側部は、植毛シートの長
手方向の側縁とそれぞれ係合しており、また両中
子片の互いに対向する側部は当接しており、この
当接部を支点として相対回動することができ、こ
れにより前記円弧状膨出面を形成したものであ
る。
本考案は、上記の構成を採用することにより、
上記従来の問題点を解決するものである。
上記従来の問題点を解決するものである。
中子は、長手方向に分割された2つの中子片か
らなり、中子片の互いに遠い側の側部は、植毛シ
ートの側縁と係合しているため、植毛シートの両
側縁は、中子片との係合により拘束されている。
らなり、中子片の互いに遠い側の側部は、植毛シ
ートの側縁と係合しているため、植毛シートの両
側縁は、中子片との係合により拘束されている。
一方、中子片が互いに対向する側部は当接して
おり、この当接部を支点にして相対回動可能であ
り、また植毛シートは可撓性を有するため、前記
中子片を植毛シートの張力に抗して植毛シートの
裏面に押圧すると、中子片は当接部を支点にして
相対回動する。この回動に伴ない、中子片により
中子の円弧状膨出面が形成されると共に、前記円
弧状膨出面は、植毛シートにより張着され、ブリ
ツスルが強固に直立する。植毛シートによる中子
の膨出面の張着は、回動操作によるため、強い力
を必要としない。
おり、この当接部を支点にして相対回動可能であ
り、また植毛シートは可撓性を有するため、前記
中子片を植毛シートの張力に抗して植毛シートの
裏面に押圧すると、中子片は当接部を支点にして
相対回動する。この回動に伴ない、中子片により
中子の円弧状膨出面が形成されると共に、前記円
弧状膨出面は、植毛シートにより張着され、ブリ
ツスルが強固に直立する。植毛シートによる中子
の膨出面の張着は、回動操作によるため、強い力
を必要としない。
また、植毛シートにより中子の膨出面が張着さ
れた後は、中子片の前記当接部が中子の両側部よ
りも上方に位置し、この状態で上記の張着された
中子がハンドル本体に取着されているため、前記
中子片の回動が規制され、中子片は植毛シートに
よる張着前の状態に戻ることがない。
れた後は、中子片の前記当接部が中子の両側部よ
りも上方に位置し、この状態で上記の張着された
中子がハンドル本体に取着されているため、前記
中子片の回動が規制され、中子片は植毛シートに
よる張着前の状態に戻ることがない。
以下に、本考案に係るヘアーブラシの実施例を
図面に基づき説明する。
図面に基づき説明する。
図面中、符号1は、多数のブリツスル3を植毛
した可撓性を有する植毛シートであり、植毛シー
ト1は、多数の小孔(図示せず)が並列に設けら
れた合成ゴム製の可撓性を有するシート本体2
と、多数のブリツスル3が直列に立設された6つ
の細長片4とからなり、この細長片4のブリツス
ル3が、前記シート本体2の裏面から、前記小孔
を通じて挿入されることにより形成されている。
した可撓性を有する植毛シートであり、植毛シー
ト1は、多数の小孔(図示せず)が並列に設けら
れた合成ゴム製の可撓性を有するシート本体2
と、多数のブリツスル3が直列に立設された6つ
の細長片4とからなり、この細長片4のブリツス
ル3が、前記シート本体2の裏面から、前記小孔
を通じて挿入されることにより形成されている。
なお、植毛シートは、シート本体とブリツスル
等とを別体とする必要はなく、一体に形成された
り、ブリツスルをシート本体に直接植毛したもの
であつてもよい。また、シート本体の素材は、可
撓性を有するものであればよく、他の合成ゴム、
各種プラスチツク材料であつてもよい。
等とを別体とする必要はなく、一体に形成された
り、ブリツスルをシート本体に直接植毛したもの
であつてもよい。また、シート本体の素材は、可
撓性を有するものであればよく、他の合成ゴム、
各種プラスチツク材料であつてもよい。
また、ブリツスルは先端に丸味をもたせたり、
髪をむらなくすくために、植毛されたブリツスル
の先端面を面一とせず、細長片の長手方向中央部
により短いブリツスルを配し、ブリツスルの先端
面が湾曲するようにしたものが好ましい。なお、
ブリツスルは、ナイロン製であるが、剛性および
適当な可撓性を有する素材、例えばポリエステル
樹脂、ポリプロピレン樹脂などで作られたもので
あつてもよい。また細長片の数やブリツスルの密
度は、用途に応じて任意に変えることができる。
髪をむらなくすくために、植毛されたブリツスル
の先端面を面一とせず、細長片の長手方向中央部
により短いブリツスルを配し、ブリツスルの先端
面が湾曲するようにしたものが好ましい。なお、
ブリツスルは、ナイロン製であるが、剛性および
適当な可撓性を有する素材、例えばポリエステル
樹脂、ポリプロピレン樹脂などで作られたもので
あつてもよい。また細長片の数やブリツスルの密
度は、用途に応じて任意に変えることができる。
シート本体2の長手方向の両側縁は、後述する
中子5の両側部と係合されるために、内側に折曲
された断面コ字状の折曲片6a,6bを有し、こ
の折曲片6a,6bの上面には、T形状の突条片
7a,7bが所定間隔をおいて配設されている。
中子5の両側部と係合されるために、内側に折曲
された断面コ字状の折曲片6a,6bを有し、こ
の折曲片6a,6bの上面には、T形状の突条片
7a,7bが所定間隔をおいて配設されている。
一方、中子5の表面を前記植毛シート1が緊張
した状態で張着するように、中子5は、植毛シー
ト1の幅よりも大なる円弧状膨出面を有してい
る。また、前記植毛シート1の張着作業、取付作
業を容易にするため、中子5は、長手方向に分割
された2つの中子片8a,8bからなり、中子片
8a,8bは、後述するように、互いに対向する
側部が当接し、この当接部を支点として相対回動
可能である。また、中子片8a,8bは、それぞ
れ湾曲表面を有し、この湾曲表面により、植毛シ
ート1で張着される中子5の円弧状膨出面が形成
される。
した状態で張着するように、中子5は、植毛シー
ト1の幅よりも大なる円弧状膨出面を有してい
る。また、前記植毛シート1の張着作業、取付作
業を容易にするため、中子5は、長手方向に分割
された2つの中子片8a,8bからなり、中子片
8a,8bは、後述するように、互いに対向する
側部が当接し、この当接部を支点として相対回動
可能である。また、中子片8a,8bは、それぞ
れ湾曲表面を有し、この湾曲表面により、植毛シ
ート1で張着される中子5の円弧状膨出面が形成
される。
中子片8a,8bの互いに遠い側の側部には、
それぞれ前記折曲片6a,6bの厚みに適合した
大きさの溝9a,9bがあり、この溝9a,9b
を隔てて前記折曲片6a,6bの内面と係合する
係止片10a,10bと、前記T形状の突条片7
a,7bに対応した箇所が切欠され、前記T形状
の突条片7a,7bの基部と嵌合する嵌合片11
a,11bがある。
それぞれ前記折曲片6a,6bの厚みに適合した
大きさの溝9a,9bがあり、この溝9a,9b
を隔てて前記折曲片6a,6bの内面と係合する
係止片10a,10bと、前記T形状の突条片7
a,7bに対応した箇所が切欠され、前記T形状
の突条片7a,7bの基部と嵌合する嵌合片11
a,11bがある。
従つて、植毛シート1の折曲片6a,6bを中
子片8a,8bの溝9a,9bに嵌合させること
により、折曲片6a,6bの内面と中子片8a,
8bの係止片10a,10bとが係合し、また植
毛シート1の脱離を防ぎ係合を確実なものとする
ために、植毛シート1の突条片7a,7bと中子
片8a,8bの嵌合片11a,11bとを嵌合さ
せることにより、植毛シート1の長手方向の両側
縁は、中子片8a,8bの側部との係合により拘
束される。
子片8a,8bの溝9a,9bに嵌合させること
により、折曲片6a,6bの内面と中子片8a,
8bの係止片10a,10bとが係合し、また植
毛シート1の脱離を防ぎ係合を確実なものとする
ために、植毛シート1の突条片7a,7bと中子
片8a,8bの嵌合片11a,11bとを嵌合さ
せることにより、植毛シート1の長手方向の両側
縁は、中子片8a,8bの側部との係合により拘
束される。
なお、植毛シートの両側縁と中子片の一の側部
の構造は、上記のものに限られず、植毛シートの
両側縁が中子片の互いに遠い側の側部と係合して
拘束されるものであればよい。例えば、上記の例
において、突条片と嵌合片とを除去したものや、
植毛シートの両側に穿設した複数の孔と、中子片
の一の側部に設けた先端が膨出した突起とを係合
させたもの、あるいは植毛シートの両側縁に設け
た凸部と中子片の一の側部に設けた凹部とを係合
させたものであつてもよい。また、植毛シートの
脱離を防ぎ、係合を確実なものとするために、植
毛シートの両側縁に剛性および強靭性を有する素
材を用いたり、配したものであつてもよい。
の構造は、上記のものに限られず、植毛シートの
両側縁が中子片の互いに遠い側の側部と係合して
拘束されるものであればよい。例えば、上記の例
において、突条片と嵌合片とを除去したものや、
植毛シートの両側に穿設した複数の孔と、中子片
の一の側部に設けた先端が膨出した突起とを係合
させたもの、あるいは植毛シートの両側縁に設け
た凸部と中子片の一の側部に設けた凹部とを係合
させたものであつてもよい。また、植毛シートの
脱離を防ぎ、係合を確実なものとするために、植
毛シートの両側縁に剛性および強靭性を有する素
材を用いたり、配したものであつてもよい。
また、一方の中子片8aの他の側部、すなわ
ち、中子片8a,8bの互いに対向する側部に
は、切欠部12aがあり、この切欠部12aを隔
てて湾曲表面を有する2つの湾曲片13a,13
aがあり、他方の中子片8bの同様な側部には、
上記一方の中子片8aの切欠部12aおよび湾曲
片13a,13aに対応した箇所に前記切欠部1
2aおよび湾曲片13a,13aに適合した2つ
の湾曲片13b,13bと切欠部12bがある。
ち、中子片8a,8bの互いに対向する側部に
は、切欠部12aがあり、この切欠部12aを隔
てて湾曲表面を有する2つの湾曲片13a,13
aがあり、他方の中子片8bの同様な側部には、
上記一方の中子片8aの切欠部12aおよび湾曲
片13a,13aに対応した箇所に前記切欠部1
2aおよび湾曲片13a,13aに適合した2つ
の湾曲片13b,13bと切欠部12bがある。
また、2つの中子片8a,8bが互いに対向す
る側部で当接し、この当接部を支点として相対回
動可能とするために、上記一方の中子片8aの2
つの湾曲片13a,13aのうち、一の湾曲片1
3aの側部には突起14aが設けられ、他の湾曲
片13aの側部には、凹部15aが設けられてお
り、また他方の中子片8bの2つの湾曲片13
b,13bの側部には、前記突起14aおよび凹
部15aに対応した箇所に、前記突起14aおよ
び凹部15aに適合した大きさの凹部15bおよ
び突起14bが設けられている。
る側部で当接し、この当接部を支点として相対回
動可能とするために、上記一方の中子片8aの2
つの湾曲片13a,13aのうち、一の湾曲片1
3aの側部には突起14aが設けられ、他の湾曲
片13aの側部には、凹部15aが設けられてお
り、また他方の中子片8bの2つの湾曲片13
b,13bの側部には、前記突起14aおよび凹
部15aに対応した箇所に、前記突起14aおよ
び凹部15aに適合した大きさの凹部15bおよ
び突起14bが設けられている。
従つて、中子片8a,8bの湾曲片13a,1
3bを切欠部12a,12bに互いに嵌め込むと
共に、前記突起14a,14bと凹部15a,1
5bとを嵌合させることにより、2つの中子片8
a,8bは、当接し、前記突起14a,14bと
凹部15a,15bにより構成される当接部を支
点として回動可能である。なお、必要に応じて中
子片8a,8bは、それぞれ分離可能であるた
め、中子片8a,8bが損傷を受けた場合には、
これらを容易に取換えることができる。
3bを切欠部12a,12bに互いに嵌め込むと
共に、前記突起14a,14bと凹部15a,1
5bとを嵌合させることにより、2つの中子片8
a,8bは、当接し、前記突起14a,14bと
凹部15a,15bにより構成される当接部を支
点として回動可能である。なお、必要に応じて中
子片8a,8bは、それぞれ分離可能であるた
め、中子片8a,8bが損傷を受けた場合には、
これらを容易に取換えることができる。
なお、2つの中子片は、当接部を支点にして回
動可能な構造であればよいが、ピンと溝による枢
着手段の他、ヒンジ式に結合して、当接部を構成
したものは、強度が大きいため好ましい。また2
つの中子片の互いに対向する側部を可撓性を有す
る材料、例えば合成ゴムや各種プラスチツク、金
属薄板などで接続し、回動可能としたものであつ
てもよい。また、中子片は、必ずしも分離可能な
ものでなくともよい。
動可能な構造であればよいが、ピンと溝による枢
着手段の他、ヒンジ式に結合して、当接部を構成
したものは、強度が大きいため好ましい。また2
つの中子片の互いに対向する側部を可撓性を有す
る材料、例えば合成ゴムや各種プラスチツク、金
属薄板などで接続し、回動可能としたものであつ
てもよい。また、中子片は、必ずしも分離可能な
ものでなくともよい。
このように、当接部を支点として相対回動可能
に形成された2つの中子片8a,8bの両側部
は、前記のように植毛シート1の両側縁と係合し
て拘束されているため、中子片8a,8bを植毛
シート1の裏面に押圧すると第2図に示すよう
に、中子片8a,8bは、前記当接部を支点にし
て相対回動する。これに伴ない、矢印方向のテン
シヨンが植毛シート1にかかり、中子片8a,8
bの湾曲表面により形成される中子5の円弧状膨
出面が、植毛シート1により張着され、ブリツス
ル3が強固に直立する。
に形成された2つの中子片8a,8bの両側部
は、前記のように植毛シート1の両側縁と係合し
て拘束されているため、中子片8a,8bを植毛
シート1の裏面に押圧すると第2図に示すよう
に、中子片8a,8bは、前記当接部を支点にし
て相対回動する。これに伴ない、矢印方向のテン
シヨンが植毛シート1にかかり、中子片8a,8
bの湾曲表面により形成される中子5の円弧状膨
出面が、植毛シート1により張着され、ブリツス
ル3が強固に直立する。
一方、2つの中子片8a,8bの互いに対向す
る側部にそれぞれ設けられた2つの湾曲片13
a,13bのうち、前記突起14a,14bを有
する湾曲片13a,13bの内面には、ハンドル
本体19への取付孔16a,16bがあり、この
取付孔16a,16bの内部には、ハンドル本体
19の割りピン21,21との係合段部17a,
17bがある。
る側部にそれぞれ設けられた2つの湾曲片13
a,13bのうち、前記突起14a,14bを有
する湾曲片13a,13bの内面には、ハンドル
本体19への取付孔16a,16bがあり、この
取付孔16a,16bの内部には、ハンドル本体
19の割りピン21,21との係合段部17a,
17bがある。
また、各中子片8a,8bの長手方向両端部の
内面には、それぞれ、保持片18a,18bが突
設しており、この保持片18a,18bの対向す
る側面は、中子5の膨出面が植毛シート1で張着
された状態では、当接しており、当接した状態
で、保持片18a,18bのそれぞれは、後述す
るハンドル本体19の挾持片22a,22bの間
に嵌挿される。
内面には、それぞれ、保持片18a,18bが突
設しており、この保持片18a,18bの対向す
る側面は、中子5の膨出面が植毛シート1で張着
された状態では、当接しており、当接した状態
で、保持片18a,18bのそれぞれは、後述す
るハンドル本体19の挾持片22a,22bの間
に嵌挿される。
上記のような構造の中子片8a,8bは、それ
ぞれABS樹脂で一体に成形加工され保形性を有
するが、上記樹脂に限らず、剛性と強靭性を有す
るアクリル樹脂など各種プラスチツク材料や金属
あるいは陶磁器などで作られてもよく、また必ず
しも一体成形される必要はない。
ぞれABS樹脂で一体に成形加工され保形性を有
するが、上記樹脂に限らず、剛性と強靭性を有す
るアクリル樹脂など各種プラスチツク材料や金属
あるいは陶磁器などで作られてもよく、また必ず
しも一体成形される必要はない。
なお、中子が2つの中子片からなるため、中子
が複雑な構造であつても、各中子片の成形加工が
容易である。
が複雑な構造であつても、各中子片の成形加工が
容易である。
また、前記保持片の相対向する側面に、それぞ
れ突起等と凹部又は孔等を設け、両者が嵌合ある
いは係合しうるようにしたものは、上記両側面で
両者を嵌合等するだけで、中子片の回動が規制さ
れるため、ハンドル本体に取着し易い。
れ突起等と凹部又は孔等を設け、両者が嵌合ある
いは係合しうるようにしたものは、上記両側面で
両者を嵌合等するだけで、中子片の回動が規制さ
れるため、ハンドル本体に取着し易い。
ハンドル本体19には、植毛シート1で張着さ
れた中子5の形状、大きさに適合した中子取付用
凹所20があり、前記中子片8a,8bの取付孔
16a,16bと、前記保持片18a,18bの
両側とに対応した前記凹所20の箇所には、先端
が楔状の割りピン21,21と挾持片22a,2
2bとがある。
れた中子5の形状、大きさに適合した中子取付用
凹所20があり、前記中子片8a,8bの取付孔
16a,16bと、前記保持片18a,18bの
両側とに対応した前記凹所20の箇所には、先端
が楔状の割りピン21,21と挾持片22a,2
2bとがある。
従つて、第4図に示されるように、植毛シート
1により張着された状態で、中子片8a,8bの
前記取付孔16a,16bに、ハンドル本体19
の前記割りピン21,21を圧入すると、中子5
の脱離が防止されると共に、中子片8a,8bの
回動が規制される。また、中子片8a,8bの前
記保持片18a,18bの双方をハンドル本体1
9の前記挾持片22a,22bの間に嵌挿する
と、第5図に示されるように、保持片18a,1
8bが、挾持片22a,22bにより挾持され、
中子片8a,8bの回動は更に規制され、植毛シ
ート1により張着された中子片8a,8bがハン
ドル本体19に取着、固定される。この場合、保
持片および挾持片が、長手方向の両側部にあるた
め、前記割りピンと取付孔の係合段部との係合と
相まつて、張着された中子片がハンドル本体に一
体となつて取着され、中子が使用中に外れること
がない。
1により張着された状態で、中子片8a,8bの
前記取付孔16a,16bに、ハンドル本体19
の前記割りピン21,21を圧入すると、中子5
の脱離が防止されると共に、中子片8a,8bの
回動が規制される。また、中子片8a,8bの前
記保持片18a,18bの双方をハンドル本体1
9の前記挾持片22a,22bの間に嵌挿する
と、第5図に示されるように、保持片18a,1
8bが、挾持片22a,22bにより挾持され、
中子片8a,8bの回動は更に規制され、植毛シ
ート1により張着された中子片8a,8bがハン
ドル本体19に取着、固定される。この場合、保
持片および挾持片が、長手方向の両側部にあるた
め、前記割りピンと取付孔の係合段部との係合と
相まつて、張着された中子片がハンドル本体に一
体となつて取着され、中子が使用中に外れること
がない。
なお、保持片と挾持片とは、適所に適数設ける
ことができ、また、保持片と挾持片とが相対向す
る側面に、凸部等と凹部等とを設けたものは、嵌
挿に伴ない両者が嵌合、係止するため、一体に結
合した状態となり、更に好ましい。また、ハンド
ル本体からの中子の脱離を防止するためには、前
記割りピン等の他、適宜手段を採用することがで
き、また両者を着脱自在とするために、凸部等と
凹部、孔等による嵌合手段、係合手段の他、中子
の内面に設けたL形状の突片、先端が幅広の突条
片と、ハンドル本体の凹所に設けた前記突片等に
適合した形状の係止片、溝とによる係合又は嵌合
手段も採用できる。
ことができ、また、保持片と挾持片とが相対向す
る側面に、凸部等と凹部等とを設けたものは、嵌
挿に伴ない両者が嵌合、係止するため、一体に結
合した状態となり、更に好ましい。また、ハンド
ル本体からの中子の脱離を防止するためには、前
記割りピン等の他、適宜手段を採用することがで
き、また両者を着脱自在とするために、凸部等と
凹部、孔等による嵌合手段、係合手段の他、中子
の内面に設けたL形状の突片、先端が幅広の突条
片と、ハンドル本体の凹所に設けた前記突片等に
適合した形状の係止片、溝とによる係合又は嵌合
手段も採用できる。
なお、ハンドル本体は、ABS樹脂製であるが、
木製、他の各種プラスチツク製であつてもよい。
木製、他の各種プラスチツク製であつてもよい。
本考案に係るヘアーブラシは、中子が2つの中
子片からなり、中子片の互い遠い側の側部は、植
毛シートの両側縁と係合し、拘束されており、ま
た中子片の互いに対向する側部は当接し、当接部
を支点として相対回動可能であり、中子片の回動
に伴ない中子の円弧状膨出面が形成されるため、
中子片を植毛シートと係合させ、植毛シートの裏
面に押圧するだけで、植毛シートが緊張した状態
で中子の円弧状膨出面を張着し、ブリツスルが強
固に直立する。従つて、植毛シートの張着作業ひ
いてはヘアーブラシの組立作業が簡便にでき、作
業性がよいだけでなく、張着後植毛シートが弛ま
ず、使用時に植毛シートが変形しないため、整髪
をスムースに行なえる。
子片からなり、中子片の互い遠い側の側部は、植
毛シートの両側縁と係合し、拘束されており、ま
た中子片の互いに対向する側部は当接し、当接部
を支点として相対回動可能であり、中子片の回動
に伴ない中子の円弧状膨出面が形成されるため、
中子片を植毛シートと係合させ、植毛シートの裏
面に押圧するだけで、植毛シートが緊張した状態
で中子の円弧状膨出面を張着し、ブリツスルが強
固に直立する。従つて、植毛シートの張着作業ひ
いてはヘアーブラシの組立作業が簡便にでき、作
業性がよいだけでなく、張着後植毛シートが弛ま
ず、使用時に植毛シートが変形しないため、整髪
をスムースに行なえる。
また、植毛シートで張着された中子は、ハンド
ル本体に取着されており、中子片の回動が規制さ
れ、またハンドル本体の凹所に安定して保持され
ているため、ブリツスルが強固に直立しているこ
とと相まつて、使用し易く、整髪効果が大きい。
ル本体に取着されており、中子片の回動が規制さ
れ、またハンドル本体の凹所に安定して保持され
ているため、ブリツスルが強固に直立しているこ
とと相まつて、使用し易く、整髪効果が大きい。
また、中子片等は分離可能であるため、これら
が損傷した場合などにあつては、植毛シートや中
子片等を容易に取換えることができる。
が損傷した場合などにあつては、植毛シートや中
子片等を容易に取換えることができる。
更には、構造が複雑な中子であつても、中子が
2つの中子片からなるため、各中子片を一体成形
し易く、経済的である。
2つの中子片からなるため、各中子片を一体成形
し易く、経済的である。
なお、本考案は、ヘアーブラシのみならず、衣
類用ブラシ、自動車等の洗浄用ブラシあるいは歯
磨用ブラシとしても好適である。
類用ブラシ、自動車等の洗浄用ブラシあるいは歯
磨用ブラシとしても好適である。
第1図は、本考案に係るヘアーブラシの分解斜
視図、第2図は、中子の膨出面を植毛シートで張
着する過程を示す断面図、第3図は、植毛シート
により張着された中子の斜視図、第4図は、ヘア
ーブラシの一部欠載斜視図、第5図は第4図の
−断面図である。 符号の説明、1……植毛シート、3……ブリツ
スル、5……中子、8a,8b……中子片、14
a,14b……突起、15a,15b……凹部、
19……ハンドル本体。
視図、第2図は、中子の膨出面を植毛シートで張
着する過程を示す断面図、第3図は、植毛シート
により張着された中子の斜視図、第4図は、ヘア
ーブラシの一部欠載斜視図、第5図は第4図の
−断面図である。 符号の説明、1……植毛シート、3……ブリツ
スル、5……中子、8a,8b……中子片、14
a,14b……突起、15a,15b……凹部、
19……ハンドル本体。
Claims (1)
- 多数のブリツスルを植毛した可撓性を有する植
毛シートが中子の円弧状膨出面に沿つて張着さ
れ、前記中子がハンドル本体に取着されてなるヘ
アーブラシにおいて、前記中子が長手方向に分割
された2つの中子片からなり、前記各中子片の互
いに遠い側の側部が前記植毛シートの長手方向の
側縁とそれぞれ係合し、前記両中子片の互いに対
向する側部が当接し、この当接部を支点として相
対回動することにより前記円弧状膨出面を形成し
たことを特徴とするヘアーブラシ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1984151275U JPS6330263Y2 (ja) | 1984-10-06 | 1984-10-06 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1984151275U JPS6330263Y2 (ja) | 1984-10-06 | 1984-10-06 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6166530U JPS6166530U (ja) | 1986-05-07 |
JPS6330263Y2 true JPS6330263Y2 (ja) | 1988-08-15 |
Family
ID=30709396
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1984151275U Expired JPS6330263Y2 (ja) | 1984-10-06 | 1984-10-06 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6330263Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4080500B2 (ja) * | 2005-06-15 | 2008-04-23 | 大 西岡 | ヘアーブラシ |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS606255Y2 (ja) * | 1981-03-19 | 1985-02-27 | 池本刷子工業株式会社 | ヘア−ブラシ |
JPS5895732U (ja) * | 1981-12-22 | 1983-06-29 | ライオン株式会社 | ヘアブラシ |
-
1984
- 1984-10-06 JP JP1984151275U patent/JPS6330263Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6166530U (ja) | 1986-05-07 |
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