JP3227508B2 - 車両用エアバッグ - Google Patents
車両用エアバッグInfo
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- JP3227508B2 JP3227508B2 JP05358295A JP5358295A JP3227508B2 JP 3227508 B2 JP3227508 B2 JP 3227508B2 JP 05358295 A JP05358295 A JP 05358295A JP 5358295 A JP5358295 A JP 5358295A JP 3227508 B2 JP3227508 B2 JP 3227508B2
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Description
エアバッグ袋体に係り、詳しくは、インフレータのガス
フローを内設した内布によってコントロールする車両用
エアバッグに関するものである。
2−71052号公報に記載のものが周知である。即
ち、このエアバッグは、インフレータ側布と乗員側布の
2枚の円形布を重合し、これらの外周縁部を縫合するこ
とによってその外形が形成されるものであり、上記イン
フレータ側基布の略中心にはインフレータの頭部が挿入
される開口部が形成されている。
タ側、乗員側各布の間に、これら2枚の布と略同径の内
布を介設し、この内布の外周縁部を上記インフレータ側
布と乗員側布と共に縫合している。この内布の外周縁部
には断続的に切欠部が形成されており、さらに内布は、
その半径方向の中間位置で上記切欠部から周方向に外れ
た個所を前記インフレータ側布に縫着されている。
る噴出ガスが上記内布に当たって放射状に外周部に流
れ、さらに上記内布の切欠部を通ってエアバッグを偏平
形状に膨張させる。
来のエアバッグでは、内布が大きい上に切欠を設ける
等、形状が複雑であり、また縫製部位も上記内布の外周
縁部と中間位置とに夫々設定しなければならず、コスト
や工数的に不利な面を有している。
ッグ開口部に重合される補強布に新規な構成を見出すこ
とにより、上記ガスフローコントロール用内布を簡便か
つ低コストにて作成することを目的とするものである。
る本発明車両用エアバッグの特徴は、エアバッグの一部
にインフレータの頭部が挿入される開口部を形成する一
方、この開口部の周囲に該周囲を補強する補強布を重合
し縫着してなるエアバッグにおいて、上記補強布の外周
縁部から該補強布を開口部の直径方向左右両側に夫々延
長してインフレータ頭部の直径以上の幅を有する左右帯
状部を一体に延出すると共に、これら帯状部の各端末部
をインフレータ頭部の前方で乗員側布に関係なく自由な
状態で環状をなすよう縫着し、インフレータガスの流れ
を外周方向に変える内布となしたところにある。
ら出る噴出ガスが前記内布に当たることにより、放射状
に流れてエアバッグの外周部へと到達する。即ち、上記
エアバッグは、上記外周部から展開が始まることから、
膨張完了に近い形状を早期に得ることができる。
は、補強布から一体に延出した帯状部を縫合するだけで
上記ガスフローコントロール用内布が形成されるもので
あり、これにより上記内布を簡便かつ低コストにて作成
することが可能となる。
実施例を説明する。
態を示す断面図、図2は同実施例のインフレータ側布の
平面図であり、図1に示すようにこのエアバッグは、イ
ンフレータ側布1と乗員側布2の外周縁部を縫合するこ
とによりエアバッグの外形が形成されている。そして、
図2にも示すように、上記インフレータ側布1の略中心
にはインフレータ3の頭部3aが挿入される開口部4が
形成されており、この開口部4の周囲には、エアバッグ
の展開圧力を確保するための補強布5が同心状に重合さ
れ、かつインフレータ側布1に内・外周部が夫々縫製
8,9によって縫着されている。なお、図1に示すPは
開口部のパッド(カバー)である。
例では、図3,図4にも示すように、上記補強布5の外
周縁部から一つの直径方向に夫々、前記インフレータ頭
部3aの直径以上の幅を有する2本の帯状部6を一体に
延出すると共に、図4に示す如く、これら帯状部6をイ
ンフレータ頭部3aの前方で縫製10により環状をなす
よう縫着し、インフレータガスの流れを変える内布7と
なしている。
合は、図4に示すように端部6aを内側に向けた状態、
または図5に示すように外側に向けた状態で夫々行うこ
とが可能であり、また、単に上下に重ねた状態で縫合す
ることもできる。
記内布7の高さは、図1に示すインフレーション時にお
いて、この内布7がインフレータ頭部3aから約50〜
200mm程度離れていることが望ましい。
では、インフレータ3から噴出するガスGが図1に示す
如く上記内布7に当たることにより、放射状に流れてエ
アバッグの外周部へと到達する。これにより上記エアバ
ッグは、上記外周部から展開が始まることから、膨張完
了に近い形状を早期に得ることが可能となる。
おいては、補強布5から一体に延出した帯状部6を縫合
するだけで上記ガスフローコントロール用内布7が形成
されるものであり、これにより上記内布7を簡便かつ低
コストにて作成することが可能となる。
アバッグは、開口部周囲に重合した補強布を利用して直
径方向左右両側に一部延出して左右に帯状部を形成し、
これら帯状部の各端末部をインフレータ頭部の前方で乗
員側に関係なく、自由な状態で環状をなすよう縫着して
ガスの流れを外周方向に変える内布となしたものであ
り、補強布から一体に延出した帯状部の各端末部を縫合
するだけで、インフレータガスの流れをコントロールす
る内布を形成することができるので、構成の簡素化によ
り簡便かつ低コストであり、エアバッグの低廉化に寄与
すると共に、帯状部の縫着の設計によりガス流量を容易
に制御することができる顕著な効果をそうするものであ
る。
す断面図である。
分断面図である。
分断面図である。
Claims (1)
- 【請求項1】エアバッグの一部にインフレータの頭部が
挿入される開口部を形成する一方、この開口部の周囲に
該周囲を補強する補強布を重合縫着してなる車両用エア
バッグにおいて、上記補強布の外周縁部から該補強布を
開口部の直径方向左右両側に夫々延長してインフレータ
頭部の直径以上の幅を有する左右帯状部を一体に延出す
ると共に、これら帯状部の各端末部をインフレータ頭部
の前方で乗員側布に関係なく自由な状態で環状をなすよ
う縫着し、インフレータガスの流れを外周方向に変える
内布となしたことを特徴とする車両用エアバッグ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP05358295A JP3227508B2 (ja) | 1995-02-17 | 1995-02-17 | 車両用エアバッグ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP05358295A JP3227508B2 (ja) | 1995-02-17 | 1995-02-17 | 車両用エアバッグ |
Related Child Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11071911A Division JPH11314553A (ja) | 1999-03-17 | 1999-03-17 | 車両用エアバッグ装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08216814A JPH08216814A (ja) | 1996-08-27 |
JP3227508B2 true JP3227508B2 (ja) | 2001-11-12 |
Family
ID=12946848
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP05358295A Expired - Fee Related JP3227508B2 (ja) | 1995-02-17 | 1995-02-17 | 車両用エアバッグ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3227508B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE19858690A1 (de) * | 1998-12-18 | 2000-06-21 | Delphi Automotive Systems Gmbh | Luftsack |
JP2014069582A (ja) * | 2012-09-27 | 2014-04-21 | Toyoda Gosei Co Ltd | エアバッグ装置 |
-
1995
- 1995-02-17 JP JP05358295A patent/JP3227508B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH08216814A (ja) | 1996-08-27 |
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