JP3227394U - コンプレッサ用筐体 - Google Patents

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達男 開
達男 開
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太陽技研工業株式会社
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Abstract

【課題】吸気部の空気の流動抵抗による圧損を低減できるコンプレッサ用筐体を提供する。【解決手段】コンプレッサ用筐体を、コンプレッサを収容する直方体形状のコンプレッサ収容室筐体11と、コンプレッサ収容室筐体11に並設した直方体形状の吸気室筐体12とを、一体に形成することで全体形状を直方体形状に構成し、吸気室筐体12のコンプレッサ収容室筐体11の反対側の側面部の上部に外気を取り入れるための第1の開口31を、コンプレッサ収容室筐体11側の側面部の下部に、第1の開口31から取り入れた外気をコンプレッサ収容室筐体11内に送り出すための第2の開口32を、それぞれ形成し、第1の開口31の下端縁と吸気室筐体12のコンプレッサ収容室筐体11側の上部角部を結ぶ面及び第2の開口32の上端縁と吸気室筐体12のコンプレッサ収容室筐体11の反対側の下部角部を結ぶ面に沿って、複数の整流ベーン33を配設する。【選択図】図6

Description

本考案は、コンプレッサを収容するために用いられるコンプレッサ用筐体に関するものである。
従来、コンプレッサを収容するためのコンプレッサ用筐体が汎用されている。
そして、このコンプレッサ用筐体については、コンプレッサの騒音を筐体の外部へ出さないようにするための防音構造の工夫、研究が進められている(例えば、特許文献1〜2参照。)。
特開2009−174490号公報 特表2015−512492号公報
ところで、従来のコンプレッサ用筐体の防音構造は、構造が複雑で、吸気部の空気の流動抵抗による圧損が大きくなるという問題があった。
本考案は、上記従来のコンプレッサ用筐体の防音構造の有する問題点に鑑み、構造が簡単で、吸気部の空気の流動抵抗による圧損を低減できるコンプレッサ用筐体を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本考案のコンプレッサ用筐体は、コンプレッサを収容し、吸気部及び排気部を形成するようにしたコンプレッサ用筐体において、前記コンプレッサ用筐体を、コンプレッサを収容する直方体形状のコンプレッサ収容室筐体と、該コンプレッサ収容室筐体に並設した直方体形状の吸気室筐体とを、一体に形成することで全体形状を直方体形状に構成し、吸気室筐体のコンプレッサ収容室筐体の反対側の側面部の上部に外気を取り入れるための第1の開口を、コンプレッサ収容室筐体側の側面部の下部に、第1の開口から取り入れた外気をコンプレッサ収容室筐体内に送り出すための第1の開口を、それぞれ形成し、第1の開口の下端縁と吸気室筐体のコンプレッサ収容室筐体側の上部角部を結ぶ面及び第2の開口の上端縁と吸気室筐体のコンプレッサ収容室筐体の反対側の下部角部を結ぶ面に沿って、複数の整流ベーンを配設してなることを特徴とする。
この場合において、前記吸気室筐体のコンプレッサ収容室筐体側の上部角部及び吸気室筐体のコンプレッサ収容室筐体の反対側の下部角部に、コーナーベーンを配設することができる。
また、前記コンプレッサ収容室筐体の天面部に、ダクト形状の排気部を配設することができる。
本考案のコンプレッサ用筐体によれば、従来のコンプレッサ用筐体の防音構造の有する問題点を解消し、構造が簡単で、吸気部の空気の流動抵抗による圧損を低減できるコンプレッサ用筐体を提供することができる。
本考案のコンプレッサ用筐体の一実施例を示す正面図である。 同平面図である。 同背面図である。 同左側面図である。 同右側面図である。 同吸気室筐体を示し、(a)は平断面図、(b)は縦断面図である。
以下、本考案のコンプレッサ用筐体の実施の形態を、図面に基づいて説明する。
図1〜図6に、本考案のコンプレッサ用筐体の一実施例を示す。
このコンプレッサ用筐体1は、コンプレッサ2(本実施例においては、パッケージ型コンプレッサ。)を収容し、吸気部3及び排気部4を形成するようにしたもので、コンプレッサ用筐体1を、コンプレッサ2を収容する直方体形状のコンプレッサ収容室筐体11と、コンプレッサ収容室筐体11に並設した、吸気部3を構成する直方体形状の吸気室筐体12とを、一体に形成することで全体形状を直方体形状に構成し、吸気室筐体12のコンプレッサ収容室筐体11の反対側の側面部の上部に外気を取り入れるための第1の開口31を、コンプレッサ収容室筐体11側の側面部の下部に、第1の開口から取り入れた外気をコンプレッサ収容室筐体11内に送り出すための第2の開口32を、それぞれ形成し、第1の開口31の下端縁と吸気室筐体12のコンプレッサ収容室筐体11側の上部角部を結ぶ面及び第2の開口32の上端縁と吸気室筐体12のコンプレッサ収容室筐体11の反対側の下部角部を結ぶ面に沿って、複数(本実施例においては、それぞれ5個ずつ。)の整流ベーン33を間隔をあけて配設するようにしている。
この場合において、第1の開口31及び第2の開口32は、吸気室筐体12の幅方向の略全長に亘って形成するようにしている。
整流ベーン33(後述のコーナーベーン34、35も同様。)は、吸気室筐体12の幅方向の略全長に亘って配設するようにしている。
この場合、吸気室筐体12の幅方向の略全長に亘る長さの部材を用いたり、複数に分割した部材を中間部に設けたガイド部材(図示省略)を介して取り付けるようにしたりすることができる。
整流ベーン33には、板状のベーンと比較して圧損係数の小さい、曲率半径の異なる板材を組み合わせて構成した立体構造のベーンを用いるようにしている。
また、吸気室筐体12のコンプレッサ収容室筐体11側の上部角部及び吸気室筐体12のコンプレッサ収容室筐体11の反対側の下部角部に、コーナーベーン34、35を、それぞれ配設するようにしている。
これにより、構造が簡単で、吸気部3の空気の流動抵抗による圧損を低減できるようにしている。
第1の開口31は、金網(図示省略)で覆うとともに、吸気フード36を配設するようにしている。
コンプレッサ収容室筐体11の天面部に、ダクト形状の排気部4を配設するようにしている。
コンプレッサ収容室筐体11には、遮音ガラスからなる窓13及び換気扇14を設けるとともに、換気扇14には、換気扇フード15を配設するようにしている。
コンプレッサ用筐体1(コンプレッサ収容室筐体11、吸気室筐体12)、換気扇フード15、吸気フード36、排気部4等は、板金構造とするとともに、必要に応じて、吸音材を設けるようにしている。
以上、本考案のコンプレッサ用筐体について、複数の実施例に基づいて説明したが、本考案は上記実施例に記載した構成に限定されるものではなく、各実施例に記載した構成を適宜組み合わせる等、その趣旨を逸脱しない範囲において適宜その構成を変更することができるものである。
本考案のコンプレッサ用筐体は、構造が簡単で、吸気部の空気の流動抵抗による圧損を低減できるコンプレッサ用筐体という特性を有していることから、パッケージ型コンプレッサを収容する筐体の用途に好適に用いることができるほか、各種コンプレッサを収容する筐体の用途に広く用いることができる。
1 コンプレッサ用筐体
11 コンプレッサ収容室筐体
12 吸気室筐体
13 窓
14 換気扇
15 換気扇フード
2 コンプレッサ
3 吸気部
31 第1の開口
32 第2の開口
33 整流ベーン
34 コーナーベーン
35 コーナーベーン
36 吸気フード
4 排気部

Claims (3)

  1. コンプレッサを収容し、吸気部及び排気部を形成するようにしたコンプレッサ用筐体において、前記コンプレッサ用筐体を、コンプレッサを収容する直方体形状のコンプレッサ収容室筐体と、該コンプレッサ収容室筐体に並設した直方体形状の吸気室筐体とを、一体に形成することで全体形状を直方体形状に構成し、吸気室筐体のコンプレッサ収容室筐体の反対側の側面部の上部に外気を取り入れるための第1の開口を、コンプレッサ収容室筐体側の側面部の下部に、第1の開口から取り入れた外気をコンプレッサ収容室筐体内に送り出すための第2の開口を、それぞれ形成し、第1の開口の下端縁と吸気室筐体のコンプレッサ収容室筐体側の上部角部を結ぶ面及び第2の開口の上端縁と吸気室筐体のコンプレッサ収容室筐体の反対側の下部角部を結ぶ面に沿って、複数の整流ベーンを配設してなることを特徴とするコンプレッサ用筐体。
  2. 前記吸気室筐体のコンプレッサ収容室筐体側の上部角部及び吸気室筐体のコンプレッサ収容室筐体の反対側の下部角部に、コーナーベーンを配設してなることを特徴とする請求項1に記載のコンプレッサ用筐体。
  3. 前記コンプレッサ収容室筐体の天面部に、ダクト形状の排気部を配設してなることを特徴とする請求項1又は2に記載のコンプレッサ用筐体。
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