JP6895877B2 - 送風装置 - Google Patents

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本発明は、遠心送風機を外側ケーシング内に組み込んだ送風装置に関する。
天井裏の空間に設置されて換気装置には、遠心送風機を備えた送風装置が用いられることがある。送風装置に組み込まれる遠心送風機は、ファンと、ファンを駆動するモータと、ファンを収容するスクロールケーシングとを有している。
遠心送風機を備えた送風装置における騒音源は、一般的には駆動部であるモータ及びファンである。
特許文献1に開示される送風装置は、ファンを収容するスクロールケーシングの吸込側及び遠心送風機を収容する外側ケーシングの内面に吸音材を取付け、モータ及びファンから発生する騒音が室内に伝わりにくくしている。一般的に、吸音材には、グラスウールといった多孔質吸音性材料を用いた多孔質吸音性部材が用いられる。なお、以下の説明において、騒音源から発生した騒音を送風装置の内部で吸収して外に漏れにくくすることを、騒音を低減するという。
特許文献2に開示される送風装置は、ヘルムホルツ型共鳴器と称される共鳴型吸音構造を外側ケーシングに形成し、遠心送風機から発生した騒音を低減している。
特開2001−050199号公報 特許第4687099号公報
多孔質吸音性部材を使用した吸音構造は、1500Hzを超える高周波数帯の吸音に効果的であるが、1500Hz以下の低周波数帯の吸音特性は低い傾向を示す。低周波数帯の吸音特性を向上させるには、多孔質吸音性部材を厚くする必要がある。しかし、特許文献1に開示される送風装置は、外側ケーシングの内面に吸音材を内貼りしているため、多孔質吸音性部材を厚くするのに伴って流路断面積が狭まる。送風装置は、流路断面積が減少すると、流路抵抗が増大し、圧力損失が大きくなって、送風性能が低下してしまう。
流路断面積の減少に起因する送風装置の送風性能の低下を防ぐために、多孔質吸音性部材を厚くしつつ流路断面積を維持しようとすると、外側ケーシングを拡大させなければならず、送風装置が大型化してしまうという新たな問題が発生する。
特許文献2に開示される送風装置は、風路内で気圧差が発生するため、外側ケーシングに組まれたヘルムホルツ型共鳴吸音構造内の空気層と表面の隙間部との間にも気圧差が発生し、空気層が流動してしまう。したがって、特許文献2に開示される送風装置は、空気層がばねとなって機能しにくく、ヘルムホルツ型共鳴による騒音低減効果が得られにくい。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、大型化及び送風性能の低下を防止しつつ、低周波数帯の騒音低減効果の向上を図った送風装置を得ることを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、吸込口及び吐出口を有する外側ケーシングと、外側ケーシングの内部に収容された遠心送風機とを備え、遠心送風機によって吸込口から空気を吸い込み、吐出口から吹き出す空気流を発生させる送風装置であって、外側ケーシングの内部に設置された共鳴型吸音構造を備える。共鳴型吸音構造は、外側ケーシングに対して間隔を空けて配置された第1の板と、第1の板よりも外側ケーシング側に配置された多孔質吸音性部材とを有する。
本発明によれば、大型化及び送風性能の低下を防止しつつ、低周波数帯の騒音低減効果の向上を図った送風装置を得られるという効果を奏する。
本発明の実施の形態1に係る送風装置の外観を示す斜視図 実施の形態1に係る送風装置の断面図 実施の形態1に係る送風装置の共鳴型吸音構造の詳細図 実施の形態1に係る送風装置の共鳴型吸音構造の斜視図 実施の形態1に係る送風装置で発生する騒音の周波数と強度との関係を示す図 本発明の実施の形態2に係る送風装置の断面図 本発明の実施の形態3に係る送風装置の断面図
以下に、本発明の実施の形態に係る送風装置を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。
実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態1に係る送風装置の外観を示す斜視図である。図2は、実施の形態1に係る送風装置の断面図である。図2は、送風装置50の高さ方向の中央での断面を示している。実施の形態1に係る送風装置50は、建物の天井裏の空間に設置される。ダクト接続部品9には、天井裏に設置されているダクトが接続される。実施の形態1に係る送風装置50は、室内の空気を吸い込み、室外へ排気して換気を行う。送風装置50は、スクロールケーシング2の対向する2側面、すなわちモータ側と反モータ側との双方に、モータ側吸込口8とファン側吸込口7とが設けられた両吸込型である。
送風装置50の外郭をなす外側ケーシング3の内部には、遠心送風機30が収容されている。遠心送風機30は、スクロールケーシング2の内部に、ファン4とモータ1の一部とが収納されている。ファン4がモータ1によって駆動されることで、図2中に矢印で向きを示す作動流体流れ10のように、吸込口5から空気が流入し、遠心送風機30のファン側吸込口7とモータ側吸込口8とからファン4に吸い込まれ、吐出口6から吹き出される。
実施の形態1に係る送風装置50内には、外側ケーシング3に対して間隔を空けて設置された第1の板11と、第1の板11と外側ケーシング3との間の間に配置された多孔質吸音性部材12とを備えた共鳴型吸音構造20が設けられている。すなわち、多孔質吸音性部材12は、第1の板11よりも外側ケーシング3側に配置されている。実施の形態1に係る送風装置50は、外側ケーシング3内に設置された共鳴型吸音構造20を備えるため、外側ケーシング3と第1の板11との間で低音域共鳴透過現象が発生し、共鳴音を多孔質吸音性部材12が吸音することで、特定の低周波数帯の吸音特性を向上させることができる。なお、共鳴型吸音構造20の位置は、図2に示す位置に限定はされない。
図3は、実施の形態1に係る送風装置の共鳴型吸音構造の詳細図である。図4は、実施の形態1に係る送風装置の共鳴型吸音構造の斜視図である。共鳴型吸音構造20で共鳴する周波数は、共鳴周波数をf(Hz)、 音速をc(m/s)、空気密度をρ(kg/m)、外側ケーシング3と第1の板11との距離をD(m)、外側ケーシング3の面密度をm(kg/m)、第1の板11の面密度をm(kg/m)とすると、下記の式(1)で定義される。共鳴型吸音構造20で共鳴する音の周波数は、外側ケーシング3と第1の板11との距離D、外側ケーシング3の面密度m及び第1の板11の面密度mを調整することで変更可能である。すなわち、共鳴型吸音構造20のサイズを変更することなく、面密度の調整のみで共鳴周波数を制御できる。
Figure 0006895877
図5は、実施の形態1に係る送風装置で発生する騒音の周波数と強度との関係を示す図である。図5中の網掛けの部分は、共鳴型吸音構造20の共鳴周波数の理論値である。なお、図5中には、実施の形態1に係る送風装置50から共鳴型吸音構造20を取り除いた送風装置で発生する騒音の周波数と強度との関係を破線で示している。共鳴型吸音構造20を設けることにより、共鳴周波数での騒音が低減されていることが確認できる。
実施の形態1に係る送風装置50は、第1の板11と外側ケーシング3とが空気層を介して配置された二重構造を外側ケーシング3の内部に形成し、空気層内に多孔質吸音性部材12を配置して共鳴型吸音構造20が構成されている。共鳴型吸音構造20は、ヘルムホルツ型共鳴ではなく、低音域共鳴透過現象により第1の板11と外側ケーシング3との間の空気層がばねとなって振動する。したがって、外側ケーシング3内の風路と共鳴型吸音構造20の空気層とを独立できるため、風路内部と共鳴型吸音構造20の空気層間で発生する気圧差の影響を受けることなく共鳴型吸音構造20が機能する。すなわち、送風装置50の大型化及び送風性能の低下を伴うことなく、低周波数帯の吸音特性を向上させることができる。
実施の形態2.
図6は、本発明の実施の形態2に係る送風装置の断面図である。実施の形態1に係る送風装置50と共通する部分は、実施の形態1と同じ符号を付して説明は省略する。実施の形態2に係る送風装置50は、外側ケーシング3の内面に対して傾きを持って外側ケーシング3の中に設置された第1の板11と、第1の板11との間に間隔を空けて設置された第2の板13と、第1の板11と第2の板13との間の空間に設置された多孔質吸音性部材12とを備えた共鳴型吸音構造20を備える。第1の板11は、吐出口6側では、ファン側吸込口7のベルマウスの縁の部分に接しており、吸込口5側では、外側ケーシング3の内面に接している。第2の板13は、第1の板11と外側ケーシング3との間に配置されている。
共鳴型吸音構造20を第1の板11、多孔質吸音性部材12及び第2の板13で構成することにより、共鳴型吸音構造20の設置位置は、外側ケーシング3の内面に限られなくなるため、共鳴型吸音構造20に整流板の機能を持たせることができる。したがって、実施の形態2に係る送風装置50は、低周波数帯の吸音特性を向上させるだけでなく、送風性能も向上させることができる。
実施の形態3.
図7は、本発明の実施の形態3に係る送風装置の断面図である。実施の形態1に係る送風装置50と共通する部分は、実施の形態1と同じ符号を付して説明は省略する。実施の形態3に係る送風装置50は、外側ケーシング3の内面に対して傾きを持って外側ケーシング3の中に設置された第1の板11と、第1の板11と外側ケーシング3の内面との間に設置された多孔質吸音性部材12とを備えた共鳴型吸音構造20を備える。第1の板11は、吐出口6側では、ファン側吸込口7のベルマウスの縁の部分に接しており、吸込口5側では、外側ケーシング3の内面に接している。
第1の板11を外側ケーシング3の内面に対して傾けて設置することにより、第1の板11と外側ケーシング3の内面との距離は、一定の値ではなく連続的に変化する幅を持つ値となる。したがって、実施の形態1に係る送風装置50と比べると、共鳴型吸音構造20で共鳴する周波数の範囲が広くなり、低周波数帯の吸音特性が向上する。また、共鳴型吸音構造20に整流板の機能を持たせることができるため、実施の形態3に係る送風装置50は、送風性能も向上させることができる。
上記の実施の形態1から実施の形態3において、共鳴型吸音構造20は、両吸込型の送風装置50の反モータ側だけに設けられているが、モータ側にも共鳴型吸音構造20を設けても良い。
以上の実施の形態に示した構成は、本発明の内容の一例を示すものであり、別の公知の技術と組み合わせることも可能であるし、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、構成の一部を省略、変更することも可能である。
1 モータ、2 スクロールケーシング、3 外側ケーシング、4 ファン、5 吸込口、6 吐出口、7 ファン側吸込口、8 モータ側吸込口、9 ダクト接続部品、10 作動流体流れ、11 第1の板、12 多孔質吸音性部材、13 第2の板、20 共鳴型吸音構造、30 遠心送風機、50 送風装置。

Claims (1)

  1. 吸込口及び吐出口を有する外側ケーシングと、前記外側ケーシングの内部に収容された遠心送風機とを備え、前記遠心送風機によって前記吸込口から空気を吸い込み、前記吐出口から吹き出す空気流を発生させる送風装置であって、
    前記外側ケーシングの内部に設置された共鳴型吸音構造を備え、
    前記共鳴型吸音構造は、前記外側ケーシングに対して間隔を空けて、かつ前記外側ケーシングの内面に対して傾斜して設置された穴のない第1の板と、前記第1の板よりも前記外側ケーシング側に配置された多孔質吸音性部材とを有し、
    前記遠心送風機は、ベルマウスが形成されたスクロールケーシングを有し、
    前記第1の板は、前記吐出口側では前記ベルマウスの縁の部分に接しており、前記吸込口側では前記外側ケーシングの内面に接しており、
    前記多孔質吸音性部材は、前記第1の板と前記外側ケーシングの内面との距離が長くなるにつれて厚さが連続的に増大することを特徴とする送風装置。
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