JP3227234U - 食品用密閉容器 - Google Patents

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鴻池 良一
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Abstract

【課題】密閉性に優れた食品用密閉容器を提供する。【解決手段】容器本体1の開口縁部7を密封するシールパッキンをエラストマーによる二色成形により蓋体2に一体結合して成る食品用密閉容器であり、蓋体は、容器本体の開口縁部の頂面に臨まされるフランジ壁9と、開口縁部の内側面に沿って挿入される下向きのリブ壁10を備え、シールパッキンは、フランジ壁の下面に一体結合されたビード部12と、リブ壁の外側面に一体結合された垂下壁部13と、垂下壁部に周設されたリブ状のリップ部14をエラストマーにより一体成形され、リップ部を容器本体の開口縁部の内側面に圧接させる。【選択図】図5

Description

本考案は、食品用密閉容器に関するものであり、特に、容器本体の開口部を施蓋する蓋体に設けられたシールパッキンに関して、該シールパッキンを二色成形により蓋体に一体化した食品用密閉容器に関する。
一般家庭で使用される食品保存等のための容器は、容器本体の開口部を開閉自在に施蓋する蓋体に弾性材から成るシールパッキンを設けており、これにより、密閉性ないし密封性を持たせている。
一般的に蓋体とシールパッキンは別体のものとして形成され、蓋体の周溝にシールパッキンを嵌脱自在に嵌入している。従って、ユーザは、シールパッキンを周溝から取外した状態で、蓋体の周溝とシールパッキンを洗浄することができるので、これにより、衛生が保持される。
しかしながら、洗浄後、容器を再使用する際には、再びシールパッキンを蓋体の周溝に嵌入させなければならず、ユーザに負担が強いられている。
このため、蓋体にシールパッキンを一体成形したものが提案されている。この際、蓋体をポリプロピレン等により成形し、シールパッキンを弾性に優れたエラストマーにより成形する必要があるため、蓋体を1次成形した後、シールパッキンを2次成形する二色成形が行われる。
特許第2893170号公報
特許文献1により提案されたものは、平板状の蓋体の周囲に断面倒立U字形のシールパッキンを延設している。つまり、蓋体の周縁部の全体がエラストマーにより成形され、該周縁部それ自体がシールパッキンを構成している。
このため、容器本体の開口部を施蓋した状態で、蓋体が下向きに撓みやすく、不安定であり、蓋体の上に別の容器を積層させると、重みで撓むことにより、密閉状態を維持し難いという問題がある。また、容器に加熱食品を収容する場合、食品が冷めて容器本体の内部が負圧になると、蓋体が撓み、シールパッキンにより密閉状態を維持することが困難となる。
本考案は、エラストマーによるシールパッキンを蓋体に一体成形した構成において、蓋体により容器本体の開口部を閉鎖したとき、シールパッキンは、開口縁部の頂面に対して、ビード部により蓋体の下向き荷重を好適に支持しながら密閉状態を確保することができ、しかも、開口縁部の内側面に対して、垂下壁部を所定姿勢に保持された状態でリップ部を好適に圧接することにより密閉状態を確保することができるように構成した食品用密閉容器を提供するものである。
そこで、本考案が手段として構成したところは、上向き開口部を有する容器本体と、前記開口部を閉鎖するプラスチック製の蓋体とから成り、前記開口部の開口縁部を密封するシールパッキンをエラストマーによる二色成形により蓋体に一体結合して成る食品用密閉容器において、前記蓋体は、容器本体の開口縁部の頂面に臨まされるフランジ壁と、前記開口縁部の内側面に沿って挿入される下向きのリブ壁を備え、前記シールパッキンは、前記フランジ壁の下面に一体結合されたビード部と、前記リブ壁の外側面に一体結合された垂下壁部と、該垂下壁部に周設されたリブ状のリップ部をエラストマーにより一体成形されており、前記リップ部を容器本体の開口縁部の内側面に圧接させるように構成して成る点にある。
本考案の好ましい実施形態において、前記リップ部の下面は、先端に向けて上向きに傾斜する傾斜面を形成している。
前記シールパッキンのビード部は、フランジ壁の下面に凹設された溝部に充填され、該ビード部の下面に前記容器本体の開口縁部の頂面に当接する座面を形成することが好ましい。
本考案によれば、エラストマーによるシールパッキン3を蓋体2に一体成形した構成において、蓋体2により容器本体1の開口部6を閉鎖したとき、シールパッキン3は、開口縁部7の頂面に対して、ビード部12により蓋体の下向き荷重を好適に支持しながら密閉状態を確保することができ、しかも、開口縁部7の内側面に対して、垂下壁部13をリブ壁10の上に支持した状態で、リップ部14により好適に密閉状態を確保することができるという効果がある。
本考案の1実施形態に係る食品用密閉容器を示す斜視図である。 蓋体とシールパッキンを示しており、(A)は蓋体の下面を上向きとした状態で示す斜視図、(B)は中央を破断した断面で示す斜視図、(C)は断面部分を拡大して示す斜視図である。 容器本体に蓋体を施蓋した状態の密閉容器について外観と断面を示す正面図である。 蓋体とシールパッキンの二色成形に関して、(A)は1次成形された蓋体の要部を示す拡大断面図、(B)蓋体に2次成形されたシールパッキンの要部を示す拡大断面図である。 作用に関して、(A)は容器本体の開口部を蓋体により閉鎖する前の状態を示す拡大断面図、(B)は容器本体の開口部を蓋体により閉鎖して密閉した状態を示す拡大断面図である。
以下図面に基づいて本考案の好ましい実施形態を詳述する。
本考案の食品用密閉容器は、一般家庭において食品を保存するために使用することができる他、弁当箱としても使用することができ、その他、容器本体1に食品を収容した状態で、蓋体2を施蓋することにより、シールパッキン3を介して密閉ないし密封する構成のものとして広く利用される。
容器本体1は、ポリプロピレン等の比較的硬質の熱可塑性プラスチックにより一体成形され、底壁4から周壁5を立設することにより、上向き開口部6を有し、周壁5の上端部により開口部6の周囲を規定する開口縁部7を形成している。
蓋体2は、ポリプロピレン等の比較的硬質の熱可塑性プラスチックにより一体成形された中高状の蓋本体部8と、該蓋本体部8の周縁部から外周方向に延設されたフランジ壁9と、前記蓋本体部8の周縁部から下向きに垂設されたリブ壁10を備えている。この際、フランジ壁9は、外周縁に下向き折曲部9aを付設することにより、下向きに開口する周溝11を凹設することが好ましい。
シールパッキン3は、スチレン系やオレフィン系等の熱可塑性エラストマーによる二色成形により蓋体に一体結合されており、前記周溝11に充填されることによりフランジ壁9の下面に一体結合されたビード部12と、前記リブ壁10の外側面に一体結合された垂下壁部13と、該垂下壁部13に周設されたリブ状のリップ部14をエラストマーにより一体成形されている。
蓋体2の蓋本体部8は、図3に示すように、通気孔15を設けると共に、該通気孔15に対する外気の進入を阻止する傘状のバルブ16を設けている。この点の構成は公知であり、吸い付き状態となる蓋体2の開蓋を容易とするためのものである。即ち、容器本体1に加熱食品を収容した状態で蓋体2を施蓋して密閉した後、食品が冷めて容器本体1の内部が負圧になると、蓋体2が所謂吸い付き状態となり、開蓋が困難となる。そこで、指先でバルブ16を押下げて変形すると、外気が通気孔15を通じて容器本体1に進入し、内部を負圧状態から大気圧に戻し、蓋体2の開蓋を容易とする。
(二色成形法)
シールパッキン3は、熱可塑性エラストマーによる二色成形により蓋体2に一体結合されている。
この点を詳しく説明すると、図4(A)は、ポリプロピレン等で1次成形された蓋体2を示し、図4(B)は、蓋体2に対して二色成形としてエラストマーで2次成形されたシールパッキン3を示しており、蓋体2がシールパッキン3を介して容器本体1を施蓋したときの施蓋位置を明らかにするため、容器本体1を鎖線で示している。
図4(A)に示すように、蓋体2を施蓋位置として容器本体1との関係を見たとき、前記フランジ壁9は、容器本体1の開口縁部7の頂面に臨まされ、前記リブ壁10は、開口縁部7の内側面に沿って挿入される位置に形成されている。この際、フランジ壁9の折曲部9aは、開口縁部7の頂面から寸法Sだけ離間しており、リブ壁10の外側面は、開口縁部7の内側面から寸法W1だけ離間している。
これに対して、図4(B)に示すように、蓋体2に一体結合されたシールパッキン3を2次成形した状態において、前記ビード部12は、フランジ壁9の下面において周溝11に充填された分厚い断面矩形の周条を形成し、該ビード部12の下面により開口縁部7の頂面に当接する座面12aを形成する。これに対して、前記垂下壁部13は、リブ壁10の外側面に沿って積層状に一体化され、該垂下壁部13の外側面を開口縁部7の内側面から寸法W2だけ離間させている。そして、前記リップ部14は、外周方向に前記離間寸法W2を超えて延出することにより開口縁部7の内側面に圧接されるように構成され、該リップ部14の下面には、先端に向けて上向きに傾斜する傾斜面14aが形成されている。
(作用)
図5は、本考案の作用を示している。図5(A)は、容器本体1を蓋体2により施蓋する前の状態を示す断面図、図5(B)は施蓋した状態を示す断面図である。
図5(A)に示すように、蓋体2により容器本体1を施蓋する際、蓋体2のリブ壁10に一体化されたシールパッキン3の垂下壁部13が開口縁部7の内側に挿入される。先端(下端)が挿入された後、リップ部14が弾性変形させられながら開口縁部7の内側面に沿って進入するので、蓋体2のセンタリングが可能となる。また、リップ部14は、傾斜面14aを開口縁部7の内側面に摺擦させることにより、上向きに変形されながら、垂下壁部13と開口縁部7の間で圧縮される。
図5(B)に示すように、ビード部12の座面12aが開口縁部7の頂面に当接することにより、蓋体2の施蓋が完了し、容器本体1の密閉状態が得られる。
上述のように、容器本体1に加熱食品を収容した状態で蓋体2を施蓋して密閉した後、食品が冷めると、容器本体1の内部が負圧になるので、図示矢印で示すように、蓋体2には、容器本体1に吸い寄せられる方向の大きな荷重Fが作用する。
このような荷重は、フランジ壁9と開口縁部7の間において、主として、ビード部12を介して支持される。ビード部12は、圧縮方向の力を受けることにより弾性変形するが、周溝11に充填され、外周部を折曲部9aにより保持されているので、座面12aを歪曲することなく、開口縁部7の頂面に好適に接支させられる。
ビード部12の内側において、リブ壁10と開口縁部7の間は、垂下壁部13とリップ部14により好適にシールされているので、外気の進入を許すことはなく、密閉状態が確実に維持される。
このように、シールパッキン3は、外側に位置するビード部12と、内側に位置するリップ部14により、二重のシール構造を有するので、密閉効果に優れている。
ところで、ビード部12は、荷重Fを支持する点に主要な機能を有するため、疲労その他により、座面12aに隙間を生じるおそれがあるが、その場合でも、リップ部14によるシールが行われているので、外気が容器本体1の内部に進入することはない。
この点に関して、もしも、座面12aに隙間が生じ、該座面12aとリップ部14の間の空間が大気圧に等しくなると、リップ部14が容器本体1の内部(負圧側)に向けられた力を受けることになる。しかしながら、リップ部14は、上述のように、傾斜面14aを上向きに変形させられた状態として垂下壁部13と開口縁部7の間で圧縮されているので、負圧側に向けて下向きに変形されることはない。しかも、リップ部14を支持する垂下壁部13は、それ自体は弾性変形自在のものであるが、弾性変形しない蓋体2のリブ壁10に一体結合されているので、その結果、負圧に屈しない剛性のある支持構造が形成されており、これにより、密閉状態を確実に維持することができる。
1 容器本体
2 蓋体
3 シールパッキン
4 底壁
5 周壁
6 開口部
7 開口縁部
8 蓋本体部
9 フランジ壁
10 リブ壁
11 周溝
12 ビード部
12a 座面
13 垂下壁部
14 リップ部
15 通気孔
16 バルブ

Claims (3)

  1. 上向き開口部(6)を有する容器本体(1)と、前記開口部を閉鎖するプラスチック製の蓋体(2)とから成り、前記開口部の開口縁部(7)を密封するシールパッキン(3)をエラストマーによる二色成形により蓋体(2)に一体結合して成る食品用密閉容器において、
    前記蓋体(2)は、容器本体の開口縁部(7)の頂面に臨まされるフランジ壁(9)と、前記開口縁部(7)の内側面に沿って挿入される下向きのリブ壁(10)を備え、
    前記シールパッキン(3)は、前記フランジ壁の下面に一体結合されたビード部(12)と、前記リブ壁の外側面に一体結合された垂下壁部(13)と、該垂下壁部に周設されたリブ状のリップ部(14)をエラストマーにより一体成形されており、前記リップ部(14)を容器本体の開口縁部(7)の内側面に圧接させるように構成して成ることを特徴とする食品用密閉容器。
  2. 前記リップ部(14)の下面は、先端に向けて上向きに傾斜する傾斜面(14a)を形成して成ることを特徴とする請求項1に記載の食品用密閉容器。
  3. 前記シールパッキンのビード部(12)は、前記フランジ壁の下面に凹設された周溝(11)に充填され、該ビード部の下面に前記容器本体の開口縁部(7)の頂面に当接する座面(12a)を形成して成ることを特徴とする請求項1又は2に記載の食品用密閉容器。
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