JP3227228U - 箔押し加工を施したマスク - Google Patents
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Abstract
【課題】意匠性に優れた箔押し加工が施されているマスクを提供する。【解決手段】織布または不織布からなる四角形のマスク本体と、マスク本体の対向する2辺に取り付けられた、着用者の顔面にマスク本体を固定するための紐部とを備え、マスク本体に箔押し加工が施されている。これによって、感染症の拡大予防、微粒子の吸引防止などの衛生機能を提供すると同時に、視覚的印象に影響を与える優れた意匠性を有する。【選択図】図1
Description
本考案は、箔押し加工を施したマスクに関する。
マスクは、病気の感染拡大の予防、花粉やPM2.5のような微粒子の吸引防止などを目的に、広く使用されている衛生用品である。また、口腔や喉の湿潤を保つことや、化粧をしていない顔を隠すことなど、より広範な用途で用いられることもある。
マスクは一般に、ガーゼなどの織布または不織布で構成されたマスク本体に、マスク本体を口と鼻を覆う位置に固定するための耳かけ紐が付属している。多くの場合、耳かけ紐は伸縮性を有する素材で製造され、伸ばしながら耳にかけ、縮む力によって本体を固定する構造となっている。あるいは、紐を耳にかけるのではなく、紐を後頭部に回して固定する構造のものも存在する。後頭部でマスクを固定するものは、医療現場のような長時間の使用を想定する場合や、顔面への密着性が求められる場合に使用される。
マスクは顔の下側の大部分を覆うため、他人から見た視覚的印象に大きな影響を与える。しかし、一般に流通しているマスクは、白色を中心に少数のカラーバリエーションがある程度で、多くは無地である。すなわち、印象形成に影響を与えるにもかかわらず、意匠性に乏しい製品が大多数である。
特許文献1には、マスク本体の正面部に図柄部が表示されたマスクが開示されている。しかしながら、このマスクでは、図柄部の周縁部を裏面に回り込ませて折りたたむ構造を採用している。すなわち、最外層となる図柄部を単に積層するのではなく、またプリーツを形成するのではなく、周縁部を裏面に折り込むという限定的な形状を有する。
本考案によれば、従来製品と同じ構成を採用しながら、意匠性に優れたマスクを提供することができる。
従来のマスクは、画一的で無個性な製品が大多数であり、一般に意匠性に乏しいものであった。本考案は、従来のマスクと同じ構成を採用しながら、意匠性に優れたマスクを提供することを課題とする。
上記課題を解決するため、本考案は、織布または不織布からなる四角形のマスク本体と、前記マスク本体の対向する2辺に取り付けられた、着用者の顔面に前記マスク本体を固定するための紐部とを備え、前記マスク本体に箔押し加工が施されているマスクを提供する。
本考案によるマスクは、マスク本体に箔押し加工を施すことにより、感染症の拡大予防、微粒子の吸引防止などの衛生機能を提供すると同時に、視覚的印象に影響を与える優れた意匠性を提供することができる。
さらに、本考案によるマスクは、裏表の判別が容易になるという利点を有する。マスクは、紐部の接合方法やその形状により、顔面への密着性が裏表で異なる場合がある。また、食事などの際に一時的にマスクを外した場合、裏表の判別が容易でないマスクでは、裏表を誤って着用する懸念がある。微粒子が外表面に蓄積したマスクの裏表を誤って着用すると、避けられたはずの微粒子吸引を引き起こす。本考案によるマスクは、裏表の判別が容易であるため、これらの事態の回避にも有用である。
また、近年では衛生意識の高まりや、感染症の流行などにより、マスクをノベルティとして配布する機会が増加している。本考案によるマスクは、箔押し加工によって、企業名やロゴ、メッセージなどを表示することも可能である。
本考案によるマスクは、箔押し加工によって、図形、模様、ロゴ、キャラクター、文字などを含む任意のデザインが、マスク本体に表示される。箔押し加工とは、金属箔や顔料箔を、版を用いて圧力を加え、対象物に熱転写する技法である。金属箔を用いると、金属光沢を有するデザインが転写され、高級感のある加工が得られる。また、顔料箔を用いると、独特の質感を有するデザインが転写され、艶やかで上品な加工が得られる。
本考案によるマスクに用いる織布または不織布は、任意の色または模様を有してもよい。現在流通しているマスクは白色のものが多いが、黒色、ピンク色、水色などのものも存在する。本考案においては、任意の色の織布または不織布に箔押し加工を施してもよい。原料や素材に染色を行った場合、またはこれらが含有する成分によって色や模様を有する場合であっても、同様に箔押し加工を施し、本考案によるマスクを製造することができる。
一実施形態では、本考案によるマスクは、ロール状の原反を引き出しながら箔押し加工を施す工程、箔押しされた原反を含む原反を積層する工程、積層された原反にプリーツの折り目をつける工程、プリーツの折り目がついた原反同士を接着する工程、接着された原反を所定の寸法に切断してマスク本体を形成する工程、および耳にかけるための紐をマスク本体に取り付ける工程によって製造することができる。
別の実施形態では、本考案によるマスクは、ロール状の原反を引き出しながら積層する工程、積層された原反にプリーツの折り目をつける工程、プリーツの折り目がついた原反同士を接着する工程、接着された原反に箔押し加工を施す工程、箔押しされた原反を所定の寸法に切断してマスク本体を形成する工程、および耳にかけるための紐をマスク本体に取り付ける工程によって製造することができる。
さらに別の実施形態では、本考案によるマスクは、ロール状の原反を引き出しながら積層する工程、積層された原反にプリーツの折り目をつける工程、プリーツの折り目がついた原反同士を接着する工程、接着された原反を所定の寸法に切断してマスク本体を形成する工程、マスク本体に箔押し加工を施す工程、および耳にかけるための紐をマスク本体に取り付ける工程によって製造することができる。
なお、本考案は上記の実施形態に限定されるものではなく、本考案の趣旨に基づいて種々変形させることが可能であり、それらを本考案の範囲から排除するものではない。
Claims (1)
- 織布または不織布からなる四角形のマスク本体と、
前記マスク本体の対向する2辺に取り付けられた、着用者の顔面に前記マスク本体を固定するための紐部とを備え、
前記マスク本体に箔押し加工が施されているマスク。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2020001629U JP3227228U (ja) | 2020-05-05 | 2020-05-05 | 箔押し加工を施したマスク |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2020001629U JP3227228U (ja) | 2020-05-05 | 2020-05-05 | 箔押し加工を施したマスク |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP3227228U true JP3227228U (ja) | 2020-08-13 |
Family
ID=71949207
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2020001629U Active JP3227228U (ja) | 2020-05-05 | 2020-05-05 | 箔押し加工を施したマスク |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3227228U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN112841770A (zh) * | 2020-12-22 | 2021-05-28 | 仙桃市兴荣防护用品有限公司 | 口罩的生产方法 |
-
2020
- 2020-05-05 JP JP2020001629U patent/JP3227228U/ja active Active
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN112841770A (zh) * | 2020-12-22 | 2021-05-28 | 仙桃市兴荣防护用品有限公司 | 口罩的生产方法 |
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