JP3226948B2 - アルミ・銅分離装置 - Google Patents

アルミ・銅分離装置

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修輔 成富
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Hitachi Metals Ltd
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Hitachi Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はうず電流式非鉄金属分離
装置に係り、特にアルミニウム(以下、単にアルミと略
称する)と銅をその他の非金属から分離するのに好適な
アルミ・銅分離装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の装置を図2で説明すると、ベルト
駆動用の後部プーリ4、ヘツドドラム5、交番磁界を発
生させるための全周に磁石を配したロータ1、ロータ回
転シヤフト6、およびヘツドドラム5と後部プーリ4に
掛け渡されたベルト2から構成されている。
【0003】ロータ1の回転により発生する交番磁界内
にアルミや銅等の電導体が入ると電磁誘導現象によりう
ず電流が発生する。うず電流によつて電導体に発生する
磁界はロータ1の回転により発生する交番磁界とは同極
であるので、電導体は反発し、ロータ1から飛び離れ
る。
【0004】一方、非金属は磁界の影響を受けないので
ロータ1からそのまま落下する。このことによりアルミ
や銅等の電導体と、その他非金属とは容易に分離するこ
とができる。
【0005】なお、7は原料投入口、10は非金属回収
ホツパ、11は鉄回収ホツパ、12はアルミ・銅回収ホ
ツパである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術は、磁界
を発生させる磁石の磁界の強さは常に一定である。
【0007】ロータの交番磁界により反発する電導体の
反発力は、電導体の導電率に比例し比重に反比例する。
そのため反発力を比較する場合、導電率を比重で割つた
値で評価すれば反発力を比較することができる。アルミ
と銅の反発力を、導電率を比重で割つた値(αとする)
で比較すると、アルミの場合、導電率61%、比重2.
7であるので、αA =22.6となる。銅は導電率10
0%、比重8.9であるので、αC =11.2となる。
【0008】アルミと銅が混在した材料を従来の非鉄金
属分離装置で分離する場合、アルミと銅の形状と寸法が
同じであれば、アルミの方が銅の約2倍の反発力である
ので分離することができるが、アルミの形状が銅より大
きく、重量が重い場合は、ほぼ同じように反発するので
分離することができない。
【0009】本発明の目的は、アルミと銅が混在する材
料の中から、アルミと銅の寸法、形状がばらばらであつ
ても容易にアルミと銅を分離することができるアルミ・
銅分離装置を提案することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために、少なくとも銅とアルミニウムとを含む混
合物を投入する投入口と、投入された混合物を搬送する
搬送手段と、搬送中の混合物に交番磁界を与える交番磁
界付与手段と、混合物中から分離したアルミニウムを捕
集するホツパとを備え、前記交番磁界付与手段から飛び
跳ねて空中にあるアルミニウムと銅に対して空気を吹き
かける空気吹き込み孔を設け、その空気吹き込み孔から
空気を吹きかけて、空中にあるアルミニウムと銅のうち
比重の軽いアルミニウムを空気で吹き飛ばして、前記ホ
ツパにアルミニウムを捕集することにより達成される。
【0011】
【作用】うず電流式非鉄金属分離装置出口部では、永久
磁石のロータの回転により発生した交番磁界に反発して
アルミと銅が空中に飛び跳ねる。そこで、当該非鉄金属
分離装置出口部に空気吹き込み孔を設け、ここから空気
を内部に吹き込むことにより、空中にあるアルミと銅の
うち比重の軽いアルミだけが空気で吹き飛び、比重の重
い銅はそのまま落下するので、アルミと銅を分離するこ
とができる。
【0012】
【実施例】本発明の実施例を図面を用いて説明する。
【0013】図1は本発明によるアルミ・銅分離装置の
第1の実施例の側断面を示す。この実施例によるアルミ
・銅分離装置は、永久磁石ロータ1、回転用ベルト2、
空気吹き込み孔3、後部プーリ4、ヘツドドラム5、ロ
ータ回転シヤフト6、原料投入口7、アルミ回収ホツパ
8、銅回収ホツパ9、非金属回収ホツパ10、鉄回収ホ
ツパ11等から構成されている。
【0014】アルミ、銅等の非鉄金属とガラス、木等の
非金属または鉄が混在する原料(破砕された廃棄物)
が、原料投入口7から供給され、回転用ベルト2によつ
て永久磁石ロータ1の入つたヘツドドラム5の上に運ば
れる。ヘツドドラム5の上に来た原料は永久磁石ロータ
1の回転により発生する交番磁界の影響を受けてアル
ミ、銅等の導電体にうず電流が発生する。
【0015】うず電流によつてアルミ、銅等の導電体に
生じる磁界は、ロータ1の回転により発生する交番磁界
とは同極であるので、アルミ、銅等の導電体は反発し、
ロータ1から飛び跳ねる。ロータ出口部に空気吹き込み
孔3を設け、ロータ1から飛び跳ねて空中にあるアル
ミ、銅等の非鉄金属に向かつて空気を吹き込むことによ
り、比重の軽いアルミ等は空気の影響を受けて吹き飛ば
され、アルミ回収ホツパ8に回収される。また、比重の
重い銅等は空気の影響を受けずそのまま落下し、銅回収
ホツパ9に回収されるのでアルミと銅を分離することが
できる。
【0016】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
アルミだけを空気で飛ばすことができるので、アルミと
銅が混在している材料からでもアルミと銅を別々に分離
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるアルミ・銅分離装置の実施例を示
す側断面図である。
【図2】従来の非鉄金属分離装置を示す側断面図であ
る。
【符号の説明】
1 永久磁石ロータ 2 回転用ベルト 3 空気吹き込み孔 4 後部プーリ 5 ヘツドドラム 6 ロータ回転シヤフト 7 原料投入口 8 アルミ回収ホツパ 9 銅回収ホツパ 10 非金属回収ホツパ 11 鉄回収ホツパ 12 アルミ・銅回収ホツパ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 成富 修輔 東京都千代田区丸の内2丁目1番地2号 日立金属 株式会社内 (72)発明者 佐藤 政樹 広島県呉市宝町3番36号 バブコツク日 立株式会社 呉工場内 (56)参考文献 実開 平4−5243(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B03C 1/00 - 1/32

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも銅とアルミニウムとを含む混
    合物を投入する投入口と、投入された混合物を搬送する
    搬送手段と、搬送中の混合物に交番磁界を与える交番磁
    界付与手段と、混合物中から分離したアルミニウムを捕
    集するホツパとを備え、前記交番磁界付与手段から飛び跳ねて空中にあるアルミ
    ニウムと銅に対して空気を吹きかける空気吹き込み孔を
    設け、その空気吹き込み孔から空気を吹きかけて、空中
    にあるアルミニウムと銅のうち比重の軽いアルミニウム
    を空気で吹き飛ばして、前記ホツパにアルミニウムを捕
    集する ことを特徴とするアルミ・銅分離装置。
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CN104815751A (zh) * 2015-05-20 2015-08-05 公安部沈阳消防研究所 小型火灾现场电气熔落物分选机
CN105797846B (zh) * 2016-04-15 2017-12-26 中山大学 一种分离破碎电子废弃物小尺寸有色金属的涡流分选机
GB2563639B (en) * 2017-06-21 2022-05-18 Ecohog Ltd An aggregate separation apparatus

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