JP3226767U - 付着モルタルリサイクルシステム - Google Patents

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一志 小原
一志 小原
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Abstract

【課題】トラックアジテータのドラム内壁、羽根等の付着モルタルリサイクルシステムを提供する。【解決手段】トラックアジテータ1のドラム内壁、羽根等に付着しているフレッシュモルタルに、付着モルタル安定剤を用いてスラリー状モルタルにし、新たに積み込むコンクリートと混合して使用するシステムにおいて、上部にスラリー状モルタル分級用のバイブロスクリーン5を設けた希釈溶液回収容器2と、その下流側に付着モルタル回収容器6を設け、該付着モルタル回収容器内からミキサー13に接続されるバケットコンベア8を設置し、また希釈溶液回収容器内に水中ポンプ又はサンドポンプ7を装備し、該水中ポンプ又はサンドポンプの下流側出口を水計量槽12に接続し、該水計量槽からの計量水を、配水管を通じミキサーに接続した構成とする。【選択図】図1

Description

本考案は、レディーミクストコンクリートを運搬するアジテータのドラム内壁、羽根等に付着したモルタルのリサイクルシステムに関する。
レディーミクストコンクリート、所謂生コンクリートの運搬には主に傾胴型のドラムを搭載したトラックアジテータが使用されている。内部の生コンクリートは静止状態に置かれると固まるためドラムを常時回転させ、荷卸しを完了し全量を排出した後はドラム内に水を入れて内部に付着したフレッシュモルタルを洗浄し、洗浄排水を全て外部に排出している。
これらの技術としては、本考案者の同一発明による[特許文献1]及び[特許文献2]並びに[特許文献3]がある。
特開2005−335386号公報 特開2008−068608号公報 特許5975147号
トラックアジテータは現場で荷卸しを完了した後、ドラム内壁、羽根などに付着したフレッシュモルタルの固着を防ぐためドラム内を水洗いする。これにより廃棄されるスラッジは年間100万m〜150万m以上にも及ぶ。スラッジは、『管理型産業廃棄物』として処分することを義務付けられているが、最終処分場の数は限られており、また廃棄費用も高額なことから不法投棄の温床となっている。最終処分場の残余年数が残り少ない中で廃棄し続けることは、都市部の廃棄物を地方にツケ回す構図が容易に想像され問題である。
本考案の課題は、付着したフレッシュモルタルに水を加えて廃棄するのではなくJISA5308附属書F(以下、附属書Fという。)を実用化した方法で付着したフレッシュモルタルを使用し、できるだけスラッジ(産業廃棄物)を発生させないことである。
同一発明人による[特許文献1][特許文献2]があるが、それらにおける欠点は、スラリー状モルタルに含まれる安定剤希釈溶液を、新たに積み込むコンクリートの練混ぜ量の一部とするためその量を計量水量から差し引くこととなっている。このためオペレーターは希釈溶液と同量の計量水量を手動操作により水計量槽に残す作業を行わなければならない。JISA5308では、単位水量の動荷重範囲はプラスマイナス1%以内で管理することが求められており、このような手動操作は正確性を欠く作業なため合理的な方法を示すことを課題とする。又、[特許文献3]では、この課題を解決しているが、スクイズポンプを閉塞させるような大粒の粗骨材は廃棄しなければならないことと、プラント内の計量フロアに希釈溶液回収容器と付着モルタル回収容器を設置するため、生コンプラント内の狭い空間には設置できないことがある。狭い空間の生コンプラントにも設置できるようにすることを課題としたものである。
また、希釈溶液回収容器の底に沈降した砂等の微粒分は廃棄物となっていた。この廃棄物を限りなく少なくすることを課題とした。
トラックアジテータのドラム内壁、羽根等に付着しているフレッシュモルタルに、付着モルタル安定剤を用いてスラリー状モルタルにし、新たに積み込むコンクリートと混合して使用するシステムにおいて、前記スラリー状モルタルを、上部にスラリー状モルタル分級用バイブロスクリーンを設けた希釈溶液回収容器をその下流側に付着モルタル回収容器を設け、該付着モルタル回収容器下に上方に搬送するバケットコンベアを設置し、該バケットコンベアの排出口下方にミキサーを設け、前記希釈溶液回収容器に水中ポンプ又はサンドポンプを装置し、該水中ポンプ又はサンドポンプの下流側出口を水計量槽に接続し、該水計量槽から計量水投入管を通じて既設のミキサーに接続して新たなコンクリートを製造する際に必要な他の材料と共にそれぞれミキサーへ投入して使用する。
また、希釈溶液回収容器の底部に撹拌用水中ポンプを設置し該撹拌用水中ポンプの排出口に不規則に排出される撹拌羽根を設けることでランダムな流れを作り砂等の微粒分を沈降させずに使用することができる。
附属書Fでは、付着モルタルの容積は新たに積み込むコンクリートの容積の一部として考慮してはならないが希釈溶液は練混ぜ量の一部として考慮することになっている。このため本考案では、専用の希釈溶液回収容器に受け入れたスラリー状モルタルを分級後、付着モルタルはバケットコンベアを通じて直接ミキサーへ投入するが希釈溶液は既設の水計量槽へ計量水が計量完了するまでに投入し、新たに積み込むコンクリートの練混ぜ量の一部とするのでオペレーターは希釈溶液と同量の水量を手動操作により水計量槽に残す等の困難な手間が無くなると共にスクイズポンプを閉塞させるような大粒の粗骨材も使用できるとともに、希釈溶液回収容器と付着モルタル回収容器をプラント内ではなく、地上に設置することで空間の狭い生コンプラントでも設置稼働させることができる。また、希釈溶液回収容器の底部に撹拌用水中ポンプを設置し該撹拌用水中ポンプの排出口に不規則に排出される撹拌羽根を設けることで砂等の微粒分を沈降させずに使用することができる。
本考案を実施すると、従来はプラント内の計量フロアに希釈溶液回収容器と付着モルタル回収容器を設置していたが、狭い空間の生コンプラントにも設置することが可能になるので、対象となる生コンプラントが増えるので更なる波及効果が期待できる。又、年間100万m〜150万m以上発生しているスラッジを大幅に抑制することが可能となり、最終処分場の残余年数を引き延ばすことができる。さらに、希釈溶液回収容器の底部に撹拌用水中ポンプを設置し該撹拌用水中ポンプの排出口に不規則に排出される撹拌羽根を設けることで希釈溶液回収容器内の水に勢いのあるランダムな流れを作り砂等の微粒分を沈降させずに使用することができる。
本考案の装置の構成図
附属書Fでは、普通コンクリート及びこれを流動化したコンクリートの荷卸しを完了し、全量を排出した後のアジテータのドラム内壁、羽根などに付着しているフレッシュモルタルに付着モルタル安定剤を用いてスラリー状にし、新たに積み込むコンクリートと混合して使用することが認められている。附属書Fでは、スラリー状モルタルをアジテータのドラム内に保存する場合とアジテータのドラムから取り出して専用の容器で保存する場合の2通りが規定されており、本考案ではアジテータのドラムから取り出して専用の容器で保存する場合とした。
希釈溶液回収容器に排出されたスラリー状モルタルを使用するには、希釈溶液回収容器上部に設置されたバイブロスクリーンを作動させ、分級後の付着モルタルをその下流側にある付着モルタル回収容器に送り込む。
送り込まれた付着モルタルは、オペレーターが手元操作盤で使用量を設定し、上方に搬送するバケットコンベアにより2階ミキサーフロアにある既設のミキサー内に新たに製造するコンクリートの材料と共に投入される。
希釈溶液は、希釈溶液回収容器内に設置された水中ポンプ又はサンドポンプよりオペレーターが手元操作盤で使用量を設定し、新たなコンクリートを製造する際に既設の水計量槽へ投入する。また、希釈溶液回収容器の底部に撹拌用水中ポンプを設置し該撹拌用水中ポンプの排出口に不規則に排出される撹拌羽根を設けることで砂等の微粒分を沈降させずに使用することができる。
附属書Fでは、新たに積み込むアジテータ1台分のコンクリートに適用するスラリー状モルタルの量は、これが排出されたアジテータ1台分と同量又はこれを超えない量とし、1回の計量ごとにその量を均等に分けて計量することになっている。又、付着モルタルのスラリー化は、コンクリートの練混ぜから3時間以内に行うこととスラリー状モルタルの保存は24時間以内と規定されていることから、翌日が休日の場合などを考慮して事前に使用の可否を判断しなければならない。
以下に本考案のシステムを図1に基づいて説明する。
図1はシステムの全体構成を示している。トラックアジテータ1がコンクリートの荷卸しを完了し、全量排出後のドラム内壁、羽根などに付着しているフレッシュモルタルにJISA5308附属書Fに規定する付着モルタル安定剤を上水道水で所定の割合にした希釈溶液でスラリー化し、撹拌用水中ポンプ3が設置された希釈溶液回収容器2に排出する。尚、撹拌用水中ポンプ3の排出口には撹拌羽根4が設けられており、これにより希釈溶液回収容器2内の水が勢いのあるランダムな流れによりよどむことなく砂等の微粒分を沈降させず流れに巻き込み希釈溶液として使用することができる。
希釈溶液回収容器2の上部には、スラリー状モルタル分級用バイブロスクリーン5が設置されており、これが作動して下流側にある付着モルタル回収容器6から上方に搬送するバケットコンベア8を通じて付着モルタル投入口9から付着モルタルがミキサー13内に所定量送り込まれる。
一方、希釈溶液回収容器にある希釈溶液は接続された水中ポンプ又はサンドポンプ7により、希釈溶液送り管10を通じて希釈溶液投入管11から水計量槽12に所定量送り込まれる。
本考案は、JISA5308附属書Fに従い、合理的且つ適正に品質管理された方法で、適用した希釈溶液と同量を計量水量の一部に置き換えることができるシステムである。本システムは、生コンクリート製造工場に設置し、荷卸しを終えたトラックアジテータのドラム内に付着したモルタルを廃棄せずに新たに積み込むコンクリートと混合して使用することができるので、未だに廃棄され続けるスラッジを大幅に減量化することができる。つまり、スラリー状モルタルを、上部にスラリー状モルタル分級用バイブロスクリーンを設けた希釈溶液回収容器をその下流側に付着モルタル回収容器を設け、該付着モルタル回収容器内に上方に搬送するバケットコンベアを設置し、該バケットコンベアの排出口下方にミキサーを設け、前記希釈溶液回収容器に水中ポンプ又はサンドポンプを装置し、該水中ポンプ又はサンドポンプの下流側出口を水計量槽に接続し、該水計量槽から計量水投入管を通じてミキサーに接続して新たなコンクリートを製造する際に必要な他の材料と共にミキサーへ投入して使用する。すなわち本考案は、JISA5308附属書Fを実用化することにより廃棄材料をできる限り少なくし、省資源化を図ったものである。
1トラックアジテータ
2希釈溶液回収容器
3撹拌用水中ポンプ
4撹拌羽根
5バイブロスクリーン
6付着モルタル回収容器
7水中ポンプ又はサンドポンプ
8バケットコンベア
9付着モルタル投入口
10希釈溶液送り管
11希釈溶液投入管
12水計量槽
13ミキサー
トラックアジテータのドラム内壁、羽根等に付着しているフレッシュモルタルに、付着モルタル安定剤を用いてスラリー状モルタルにし、新たに積み込むコンクリートと混合して使用するシステムにおいて、上部にスラリー状モルタル分級用のバイブロスクリーンを設けた希釈溶液回収容器と、その下流側に付着モルタル回収容器を設け、該付着モルタル回収容器内からミキサーに接続されるバケットコンベアを設置し、また前記希釈溶液回収容器内に水中ポンプ又はサンドポンプを装備し、該水中ポンプ又はサンドポンプの下流側出口を水計量槽に接続し、該水計量槽からの計量水を配水管を通じ前記ミキサーに接続して、新たなコンクリートを製造する際に必要な他の材料と共にそれぞれミキサーへ投入して使用する。
また、希釈溶液回収容器内に、不規則撹拌羽根を排出口に装備してなる撹拌用水中ポンプを設け、回収された希釈溶液にランダムな流れを作り砂等の微粒分を沈降させずに使用するようにしたことにある。

Claims (2)

  1. トラックアジテータのドラム内壁、羽根等に付着しているフレッシュモルタルに、付着モルタル安定剤を用いてスラリー状モルタルにし、新たに積み込むコンクリートと混合して使用するシステムにおいて、前記スラリー状モルタルを、上部にスラリー状モルタル分級用のバイブロスクリーンを設けた希釈溶液回収容器と、その下流側に付着モルタル回収容器を設け、該付着モルタル回収容器下に上方に搬送するバケットコンベアを設置し、該バケットコンベアの排出口下方にある既設のミキサーへ前記希釈溶液回収容器に水中ポンプ又はサンドポンプを装置し、該水中ポンプ又はサンドポンプの下流側出口を水計量槽に接続し、該水計量槽から計量水投入管を通じて既設のミキサーに接続してなる付着モルタルリサイクルシステム。
  2. 上部にスラリー状モルタル分級用のバイブロスクリーンを設けた希釈溶液回収容器において、該バイブロスクリーンの網目を通過した微粒分の沈降防止のため、希釈溶液回収容器の底部に撹拌用水中ポンプを設置し該撹拌用水中ポンプの排出口に不規則に排出される撹拌羽根を設けたことを特徴とする請求項1記載の付着モルタルリサイクルシステム。
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