JP2021054035A - コンクリート二次製品工場向け付着モルタルリサイクルシステム - Google Patents

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一志 小原
Kazushi Obara
一志 小原
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Hokuto Shouhan Co Ltd
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Abstract

【課題】本発明の課題は、コンクリート二次製品工場のミキサー、コンクリートホッパー及びライン上にある打設ホッパーなどに付着したフレッシュモルタルをそのまま廃棄するのではなく、JISA5308附属書C,D,F,Gを活用し再利用することでスラッジと洗浄水の大幅な減量化を実現することである。【解決手段】 コンクリート二次製品工場のミキサーやコンクリートホッパー及びライン上にある打設ホッパーなどに付着しているフレッシュモルタルに付着モルタル安定剤を用いてスラリー状モルタルにし、新たに製造するコンクリートに混合して使用するシステムにおいて、上部に砂、砂利分級用のメッシュの異なるバイブロスクリーンを上下2段に設けた安定剤希釈溶液槽と該バイブロスクリーンの分級側下流に砂回収槽と砂利回収槽をそれぞれ設け、前記安定剤希釈溶液槽内に撹拌ポンプと計量・循環用ポンプを設備し、該計量・循環用ポンプから上方向に送り管を設け、頂部に前記安定剤希釈溶液槽内に戻す戻り管とミキサーに水計量ビンを経て安定剤希釈溶液を投入して使用する。

Description

本発明は、コンクリート二次製品工場に装置されているミキサー及びコンクリートホッパー及びライン上にある打設ホッパーなどに付着したモルタルと洗浄水の再利用に関するものである。
コンクリート二次製品工場では、コンクリートを製造する際に使用したミキサーやコンクリートホッパー及びライン上にある打設ホッパーなどに付着しているフレッシュモルタルを洗浄し、その洗浄水とそれに含まれるスラッジを全て廃棄物として廃棄している。これらの技術として、本発明者の同一発明による[特許文献1]及び[特許文献2]並びに[特許文献3]がある。
特開2005−335386号公報 特開2008−068608号公報 特許5975147号
コンクリート二次製品工場において、コンクリート製造時にミキサーやコンクリートホッパー及びライン上にある打設ホッパーなどに付着したフレッシュモルタルは洗浄排水することによってスラッジになる。スラッジは「管理型産業廃棄物」として処分することが義務付けられているが、最終処分場の残余年数が少ないことからスラッジの発生を抑制することは喫緊の課題である。また、洗浄水はアルカリ性が強いため、中和した後縣濁物質を取り除くなどして放流しなければならないことから、再利用の技術開発が待たれている。
本発明の課題は、ミキサーやコンクリートホッパー及びライン上にある打設ホッパーなどに付着したフレッシュモルタルを水で洗浄して廃棄するのではなく、JISA5308附属書Dで規定される安定剤を用いて付着したフレッシュモルタルを再利用し、スラッジの発生を抑制することと洗浄水を再利用することである。
同一発明人による[特許文献1][特許文献2][特許文献3]があるが、これらは何れも生コン工場で稼働するミキサー車の洗浄排水によるスラッジを減量化する方法となっているが、コンクリート二次製品工場での使用に適したシステムではないことからコンクリート二次製品工場での使用に適したシステムの実現を課題としたものである。
また、安定剤希釈溶液槽の底に沈降した砂等の微粒分は廃棄物となるため、撹拌と循環を併せて行う事でできるだけこれを少なくすることを課題とした。
コンクリート二次製品工場のミキサーやコンクリートホッパー及びライン上にある打設ホッパーなどに付着しているフレッシュモルタルに、付着モルタル安定剤を用いてスラリー状モルタルにし、新たに製造するコンクリートに混合して使用するシステムにおいて、上部に砂、砂利分級用のメッシュの異なるバイブロスクリーンを上下2段に設けた安定剤希釈溶液槽と該バイブロスクリーンの分級側下流に砂回収槽と砂利回収槽をそれぞれ設け、前記安定剤希釈溶液槽内に撹拌ポンプと計量・循環用ポンプを設備し、該計量・循環用ポンプから上方向に送り管を設け、頂部に前記安定剤希釈溶液槽内に戻す戻り管とミキサーに水計量ビンを経て安定剤希釈溶液を投入する安定剤希釈溶液投入管をそれぞれ配置したことを特徴とするコンクリート二次製品工場向け付着モルタルリサイクルシステムである。
ミキサーやコンクリートホッパー及びライン上にある打設ホッパーなどに付着したフレッシュモルタルはJISA5308附属書Dで規定される安定剤を用いてスラリー状にすることで使用が可能となる。このスラリー状モルタルを希釈溶液、砂、砂利に分級後砂と砂利は原材料として再利用が可能となる。一方希釈溶液は、分級時に安定剤希釈溶液槽に受け入れるが微粒分の沈降を防ぐため、撹拌ポンプを稼働させると同時に計量・循環用ポンプにより送り管から戻り管を通じて循環させる。そして新しいコンクリートを製造する際にピンチバルブの切替えによって既設の水計量ビンへ計量水の内割りとして必要量を投入する。
また、安定剤希釈溶液槽内に撹拌専用ポンプと計量・循環ポンプを設置して撹拌しながら循環させることで砂等の微粒分の沈降を最小限に抑えて使用することができる。
本発明を実施すると、従来100%廃棄されていたスラッジと洗浄水のほとんどを減量化することが可能となり、最終処分場の残余年数を引き延ばすことができる。
本発明の装置の構成図
本発明を実施するための形態
安定剤希釈溶液槽に排出されたスラリー状モルタルを使用するには安定剤希釈溶液槽上部に設置された砂、砂利分級用の2段式バイブロスクリーンを稼働させ、分級後の砂と砂利は原材料として再利用する。一方バイブロスクリーンを通過した安定剤希釈溶液は安定剤希釈溶液槽内に設置された撹拌ポンプで撹拌されながら計量・循環ポンプで送り管から戻り管を通じて循環されており新たなコンクリートを製造する際にオペレーターが手元操作盤で操作し既設の水計量ビンへ計量水の内割りとして必要量を投入する。
コンクリート二次製品工場で製造されるコンクリート製品のほとんどはJIS規格外品が生産されている。製品の品質管理については、JISA5308附属書C,D,F,Gを準拠した形で管理し、再利用する方法とした。
以下に本発明のシステムを図1に基づいて説明する。
図1はシステムの全体構成を示している。高圧洗浄機1で混練りが終了したミキサー15及びコンクリートホッパー16に付着しているフレッシュモルタルにJISA5308附属書Dにある安定剤を水道水で所定の割合にした希釈溶液を用いて洗浄する。
洗浄後の付着モルタルを含む安定剤希釈溶液は、タイヤショベルで受けて受入ホッパー3に排出し砂、砂利分級用の2段式バイブロスクリーン4で分級され、希釈溶液は安定剤希釈溶液槽5に、砂は砂回収槽6に、砂利は砂利回収槽7にそれぞれ回収され、砂、砂利は原材料として再利用可能となる。
安定剤希釈溶液槽5に回収された安定剤希釈溶液をレベラー8が検知すると撹拌ポンプ9と計量・循環用ポンプ10が作動し、安定剤希釈溶液は送り管11を通じて戻り管12から安定剤希釈溶液槽5に循環させ微粒分の沈降を防ぎながら保存する。循環中は循環用ピンチバルブ13は開、計量用ピンチバルブ14は閉となる。
安定剤希釈溶液槽5にある循環中の安定剤希釈溶液はコンクリート製造の際、循環用ピンチバルブ13は閉、計量用ピンチバルブ14は開となり、所定量が安定剤希釈溶液投入管18から水計量ビン17に送り込まれる。
本発明は、コンクリート二次製品工場向けに開発した合理的かつ適正に品質管理されたシステムであり、適用した安定剤希釈溶液を計量水の一部に置き換えることができるシステムである。また、回収された砂、砂利も再利用可能である。つまり、スラリー状モルタルを、上部に砂、砂利分級用のメッシュの異なるバイブロスクリーンを上下2段に設けた安定剤希釈溶液槽と該バイブロスクリーンの分級側下流に砂回収槽と砂利回収槽をそれぞれ設け、前記安定剤希釈溶液槽内に撹拌ポンプと計量・循環用ポンプを設備し、該計量・循環用ポンプから上方向に送り管を設け、頂部に前記安定剤希釈溶液槽内に戻す戻り管とミキサーに水計量ビンを経て安定剤希釈溶液を投入して使用する。すなわち本発明は、未だ実現されないコンクリート二次製品工場におけるスラッジや洗浄水の大幅な減量化をする方法を具現化したシステムである。
1高圧洗浄機
2タイヤショベル
3受入ホッパー
4バイブロスクリーン
5安定剤希釈溶液槽
6砂回収槽
7砂利回収槽
8レベラー
9撹拌ポンプ
10計量・循環ポンプ
11送り管
12戻り管
13循環用ピンチバルブ
14計量用ピンチバルブ
15ミキサー
16コンクリートホッパー
17水計量ビン
18安定剤希釈溶液投入管

Claims (1)

  1. コンクリート二次製品工場のミキサーやコンクリートホッパー及びライン上にある打設ホッパーなどに付着しているフレッシュモルタルに、付着モルタル安定剤を用いてスラリー状モルタルにし、新たに製造するコンクリートに混合して使用するシステムにおいて、上部に砂、砂利分級用のメッシュの異なるバイブロスクリーンを上下2段に設けた安定剤希釈溶液槽と該バイブロスクリーンの分級側下流に砂回収槽と砂利回収槽をそれぞれ設け、前記安定剤希釈溶液槽内に撹拌ポンプと計量・循環用ポンプを設備し、該計量・循環用ポンプから上方向に送り管を設け、頂部に前記安定剤希釈溶液槽内に戻す戻り管とミキサーに水計量ビンを経て安定剤希釈溶液を投入する安定剤希釈溶液投入管をそれぞれ配置したことを特徴とするコンクリート二次製品工場向け付着モルタルリサイクルシステム。
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