JP3226557B2 - マルチプロセッサシステム - Google Patents

マルチプロセッサシステム

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JP3226557B2
JP3226557B2 JP06638191A JP6638191A JP3226557B2 JP 3226557 B2 JP3226557 B2 JP 3226557B2 JP 06638191 A JP06638191 A JP 06638191A JP 6638191 A JP6638191 A JP 6638191A JP 3226557 B2 JP3226557 B2 JP 3226557B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】[発明の目的]
【0002】
【産業上の利用分野】本発明は、共有メモリのキャッシ
ュ装置を持つ複数のプロセッサをバスを通じて接続して
なるマルチプロセッサシステムに関する。
【0003】
【従来の技術】マルチプロセッサシステムにおいて、共
有メモリのアクセスは共通のバスを通して行われる。こ
のバスは一度に1つのプロセッサしか使用できないこと
から、複数のプロセッサが同時に共有メモリをアクセス
しようとした時に、あるプロセッサがアクセスを待たさ
れる(アクセスの衝突)といった事態が起こる。これを
避けるために、プロセッサ毎にキャッシュ装置を設け、
共有メモリの内容をキャッシュ装置内のメモリに複写す
ることで、プロセッサによるメモリアクセスをキャッシ
ュ装置へのアクセスのみに止めてバスへのアクセスを抑
制することが行われる。この場合、複数のキャッシュ装
置に同一のアドレスの内容が保持される可能性があり、
これら同一アドレスの内容の一貫性を保持する必要があ
る。そこでキャッシュ装置内のメモリを複数のエリア
(キャッシュ単位)に分け、このキャッシュ単位毎に占
有か共有か、または有効か無効かの状態を保持し、占有
状態以外の状態のキャッシュ単位内のアドレスにwrite
が行われた時はこのキャッシュ単位を占有状態にし、か
つ同一アドレスを含む他のプロセッサのキャッシュ単位
を無効にする命令をバス経由で伝達し、これらを無効状
態にするwrite-invalid型と呼ばれる手法や、あるプロ
セッサのキャッシュにwrite が行われた時に他のプロセ
ッサのキャッシュにwrite 内容をバス経由で伝達し、同
一アドレスを含む部分を更新するwrite-update型と呼ば
れる手法などが用いられている。
【0004】このとき、プログラムのリードや連続アド
レスに割り当てられたデータの初期化時などにおいて
は、あるアドレスのアクセス後、後続のアドレスへのア
クセスが行われる可能性が高い。このことから、キャッ
シュブロックサイズが大きく、1キャッシュブロック内
に連続する複数ワードを含む方が、ヒット率が向上し、
アクセス効率が高まる。
【0005】しかしながら、複数のプロセッサが同一ブ
ロック内の別ワードへ頻繁にアクセスする場合、あるプ
ロセッサがデータをwrite する度に他プロセッサの対応
するキャッシュブロック全体が無効となってしまい、該
ワード自身は有効であるにも拘らず無効となってしま
う。また、キャッシュブロックを小さくすると、キャッ
シュブロックの情報であるアドレスや、状態を格納する
領域の増大、あるいは連続領域へのアクセス時の効率低
下の問題なども生じる。
【0006】このため、従来は、キャッシュブロックを
アクセスの単位であるワードなどのように小さくし、キ
ャッシュ装置にないアドレスをリードしたときに、共有
メモリとキャッシュ装置との間にある数ワード分のバッ
ファから連続の数ワードを読み込み、以降のリードで、
目的のデータがこのバッファにある場合には主メモリま
で読みに行かずにこのバッファからリードすることによ
り、バスへのアクセスを減らしバッファを含めてのヒッ
ト率を高める、などの手法がとられてきた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、この手法で
も、キャッシュブロックの情報の増大、検索時間の増
加、と言った問題は解決されず、さらにバッファ内デー
タの有効/無効を保証する処理などが増えてしまうと言
う問題があった。
【0008】本発明はこのような事情に対処してなされ
たもので、ヒット率の向上、検索時間の短縮を図ると同
時に、本来有効なデータを無効にしてしまうような事態
を阻止することのできるマルチプロセッサシステムの提
供を目的としている。
【0009】[発明の構成]
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明のマルチプロセッ
サシステムは、上記した目的を達成するために、バス
に、共有メモリと、前記共有メモリのキャッシュ装置を
有する複数のプロセッサとを接続して構成されるマルチ
プロセッサシステムにおいて、前記プロセッサのキャッ
シュ装置が、連続nワードからなるキャッシュブロック
ごとに、該キャッシュブロック内のワードがすべて有効
であるか否かの情報を保持する手段と、前記キャッシュ
ブロック内のワードごとに、該キャッシュブロック内の
ワードがすべて有効であるときは該ワードが占有か共有
かの情報、該キャッシュブロック内のワードがすべては
有効でないときは該ワードが有効か無効かの情報を保持
する手段とを有することを特徴としている。
【0011】
【作用】本発明では、連続nワードをキャッシュブロッ
クとすることにより、ヒット率の向上、検索時間の短縮
を図り、さらに、キャッシュブロックごとの、キャッシ
ュブロック内のワードがすべて有効であるか否かを示す
情報と、ワードごとの、キャッシュブロック内のワード
がすべて有効である場合の占有か共有を示す情報若しく
はキャッシュブロック内のワードがすべてが有効でない
場合の有効か無効かを示す情報を持つことにより、本来
有効なデータが無効として扱われたり、既に占有となっ
ているデータのライト時に無効化信号を送出したりする
ことを避けることができる。
【0012】
【実施例】以下、本発明の実施例の詳細を図面に基づい
て説明する。
【0013】図1は本発明に係る一実施例のマルチプロ
セッサシステムの構成を示すブロック図である。同図に
示すように、このマルチプロセッサシステムは複数のプ
ロセッサ11a、11bと共有メモリ12とをそれぞれ
共通のバス13を通じ接続して構成されている。但し、
各プロセッサ11a、11bは、それぞれ共有メモリ1
2の内容を複写し保持するキャッシュ装置14a、14
bを介してバス13に接続されている。各キャッシュ装
置14a、14bは、それぞれキャッシュコントローラ
15a、15bとキャッシュメモリ16a、16bとか
ら構成されている。
【0014】また、各キャッシュ装置14a、14bの
キャッシュコントローラ15a、15bは、図2に示す
ように、連続nワードからなるキャッシュブロックごと
の情報を登録する第1の情報テーブル21と、ワードご
との情報およびデータを登録する第2の情報テーブル2
2とを管理している。第1の情報テーブル21は、キャ
ッシュメモリ16a、16b内のキャッシュブロックの
アドレス211とそのキャッシュブロックの有効/無効
を示す情報212とからなっている。また第2の情報テ
ーブル22は、ワードの占有/共有を示す情報および有
効/無効を示す情報221と、そのワードのデータ22
2とからなっている。
【0015】次に、本実施例のマルチプロセッサシステ
ムにおいて、図3に示すアクセスパターンで各プロセッ
サ11a、11bによるアクセス(write操作またはrea
d操作)が行われた場合の各キャッシュ装置14a、1
4bの動作を説明する。
【0016】尚、図4は各プロセッサ11a、11bの
各情報テーブル21、22の初期状態を示している。
【0017】まず図3のステップ1において、プロセッ
サ11aでアドレス100に対するreadアクセスが発生
すると、図5に示すように、まずプロセッサ11aから
readアクセスを受けたキャッシュコントローラ15a
は、そのreadアドレスを含むキャッシュブロックがキャ
ッシュメモリ16aに存在するかを第1の情報テーブル
21を参照して調べる(ステップ501)。すると、当
該アドレス100を含むキャッシュブロックの先頭アド
レスである100は第1の情報テーブル21に登録され
ていないので、アドレス100から始まるキャッシュブ
ロック分のデータをブロックリードしてこれを登録する
(ステップ509)。ここで、キャッシュブロックの先
頭アドレスは(アクセスするワードのアドレス)−(ワ
ードのアドレス modキャッシュブロックサイズ)で決ま
る。次にこのキャッシュブロック全体を有効とし(ステ
ップ510)、全ワードを共有とする(ステップ51
1)。最後にプロセッサ11aにこのワードのデータを
渡す(ステップ508)。
【0018】一方、ブロックリードと共に出されたread
信号を検出したキャッシュコントローラ15aは、図6
に示すように、第1の情報テーブル21にアドレス10
0を含むキャッシュブロックが登録されているかを調べ
る(ステップ601)。この場合、該当ブロックは存在
しないので何もしない。これにより、各情報テーブル2
1、22は、図7に示すような内容に更新される。
【0019】次に、図3のステップ2において、プロセ
ッサ11aでアドレス101に対するreadアクセスが発
生すると、プロセッサ11aからreadアクセスを受けた
キャッシュコントローラ15aは、ステップ1の場合同
様、図5に示すように、readアドレス101を含むキャ
ッシュブロックがキャッシュメモリ16aに存在するか
を調べる(ステップ501)。この場合、該当するキャ
ッシュブロックが存在し、しかもこのキャッシュブロッ
ク全体が有効であるので(ステップ502)、キャッシ
ュメモリ16aに存在するread アドレス101のデー
タをプロセッサ11aに渡す(ステップ508)。この
ステップでは、各情報テーブル21、22に変化はな
い。
【0020】次に図3のステップ3において、プロセッ
サ11bでアドレス100に対するreadアクセスが発生
すると、プロセッサ11bからreadアクセスを受けたキ
ャッシュコントローラ15bは、ステップ1の場合と同
様、図5に示すように、readアドレス100を含むキャ
ッシュブロックがキャッシュメモリ16bに存在しない
ことを判定して(ステップ501)、アドレス100か
ら始まるキャッシュブロック分のデータをブロックリー
ドし、これを登録する(ステップ509)。そしてこの
キャッシュブロック全体を有効とし(ステップ51
0)、全ワードを共有とする(ステップ511)。最後
にプロセッサ11bにこのワードのデータを渡す(ステ
ップ508)。
【0021】一方、ブロックリードと共に出されたread
信号を検出したキャッシュコントローラ15aは、図6
に示すように、第1の情報テーブル21にアドレス10
0を含むキャッシュブロックが登録されていること(ス
テップ601)、該キャッシュブロック全体が有効であ
ることを確認したものの(ステップ602)、該ワード
(アドレス100)が占有でないため(ステップ60
3)、この場合は何の処理も行わない。この結果、各情
報テーブル21、22の内容は、図8に示すように更新
される。
【0022】図3のステップ4から8は、ステップ2と
まったく同様に処理が行われ、各情報テーブル21、2
2の内容には変化はない。
【0023】次のステップ9についてもステップ1と同
様に処理が行われ、その結果、各情報テーブル21、2
2の内容は、図9に示すように更新される。
【0024】さらにステップ10はステップ3と同様に
処理が行われ、その結果、各情報テーブル21、22の
内容は、図10に示すように更新される。
【0025】次に図3のステップ11において、プロセ
ッサ11aでアドレス100に対するwrite アクセスが
発生すると、プロセッサ11aからwrite アクセスを受
けたキャッシュコントローラ15aは、図11に示すよ
うに、write アドレス100を含むキャッシュブロック
がキャッシュメモリ16aに存在し(ステップ110
1)、さらに該キャッシュブロック全体が有効であるこ
とを判定するものの(ステップ1102)、アドレス1
00の該ワードが占有でないため(ステップ110
6)、アドレス100に対して無効化信号をバス13に
送出し(ステップ1107)、該ワードを占有とする
(ステップ1108)。最後にキャッシュメモリ16a
の該当ワード部分をプロセッサ11aから渡されたデー
タで更新する(ステップ1109)。
【0026】一方、バス13より無効化信号を検出した
キャッシュコントローラ15bは、図12に示すよう
に、第1の情報テーブル21にアドレス100を含むキ
ャッシュブロックが登録されていること(ステップ12
01)、さらに該キャッシュブロック全体が有効である
ことを確認して(ステップ1202)、該キャッシュブ
ロックの全ワードは有効でないものとし(ステップ12
03)、該ワード(アドレス100)を無効として、他
のワード(アドレス101、102、103)を有効に
する(ステップ1204)。この結果、各情報テーブル
21、22は、図13に示すように更新される。
【0027】次に図3のステップ12において、プロセ
ッサ11bでアドレス101に対するreadアクセスが発
生すると、これを受けたキャッシュコントローラ15b
は、図5に示すように、readアドレス101を含むアド
レス100からキャッシュブロックがキャッシュメモリ
16aに存在し(ステップ501)、このキャッシュブ
ロック全体が有効ではないものの(ステップ502)、
アドレス101のワードは有効であるので(ステップ5
03)、キャッシュメモリ16aに存在するreadアドレ
ス101のデータをプロセッサ11bに渡す(ステップ
508)。このステップでは各情報テーブル21、22
に変化はない。
【0028】この後、図3のステップ13において、同
じくプロセッサ11bでアドレス101に対するwrite
アクセスが発生すると、これを受けたキャッシュコント
ローラ15bは、図11に示すように、write アドレス
101を含むキャッシュブロックがキャッシュメモリ1
6bに存在するものの(ステップ1101)、該キャッ
シュ全体が有効ではないので(ステップ1102)、キ
ャッシュブロック内の無効ワードであるアドレス100
のワードをリードする(ステップ1103)。そしてア
ドレス101に対して無効化信号を送出し(ステップ1
104)、アドレス101のワードを占有にして他のア
ドレス100、102、103のワードを共有にする
(ステップ1105)。そして最後にキャッシュメモリ
16bの該当ワード部分をプロセッサ11bから渡され
たデータで更新する(ステップ1109)。
【0029】一方、無効化信号を検出したキャッシュコ
ントローラ15aは、図12に示すように、第1の情報
テーブル21にアドレス101を含むキャッシュブロッ
クが登録され(ステップ1201)、さらに該キャッシ
ュブロック全体が有効であることを確認して(ステップ
1202)、該キャッシュブロックを全ワードは有効で
ないものとし(ステップ1203)、該ワード(アドレ
ス101)を無効にして、他のワード(アドレス10
0,102,103)を有効にする(ステップ120
4)。この結果、情報テーブル21、22は、図14に
示すような内容に更新される。
【0030】図3のステップ14は、ステップ12とま
ったく同様に自プロセッサ11aのキャッシュメモリ1
6aからリードされる。
【0031】図3のステップ15において、プロセッサ
11bでアドレス102に対するwrite アクセスが発生
すると、これを受けたキャッシュコントローラ15b
は、図11に示すように、write アドレス102を含む
キャッシュブロックがキャッシュメモリ16bに存在し
(ステップ1101)、しかも該キャッシュブロック全
体が有効であるものの(ステップ1102)、該アドレ
ス102のワードが共有なので(ステップ1106)、
アドレス102に対して無効化信号を送出し(ステップ
1107)、このワードを占有にして(ステップ110
8)、キャッシュメモリ16bの該当ワード部分をプロ
セッサ11bから渡されたデータで更新する(ステップ
1109)。
【0032】一方、無効化信号を検出したキャッシュコ
ントローラ15aは、図12に示すように、第1の情報
テーブル21にアドレス102を含むキャッシュブロッ
クが登録されているものの(ステップ1201)、該キ
ャッシュブロック全体が有効でないので(ステップ12
02)、該ワード(アドレス102)を無効にする(ス
テップ1205)。この結果、情報テーブル21、22
の内容は、図15に示すように更新される。
【0033】次に図3のステップ16において、プロセ
ッサ11aでアドレス101に対するreadアクセスが発
生すると、これを受けたキャッシュコントローラ15a
は、図5に示すように、read アドレス101を含むキ
ャッシュブロックがキャッシュメモリ16aに存在する
ものの(ステップ501)、このキャッシュブロック全
体が有効ではなく(ステップ502)、アドレス101
のワードが無効であるので(ステップ503)、該アド
レス101のワードをリードすると共にread信号を送出
し(ステップ504)、該ワードを有効とする(ステッ
プ505)。ところが、この段階でこのワードを含むア
ドレス100から始まるキャッシュブロックの全ワード
が有効にはなっていないので、キャッシュブロックの情
報の全体は有効でないままとする(ステップ506)。
最後にリードしたデータをプロセッサ11aに渡す(ス
テップ508)。
【0034】一方、リードと共に出されたread信号を検
出したキャッシュコントーラ15bは、図6に示すよう
に、第1の情報テーブル21にアドレス101を含むキ
ャッシュブロックが登録され(ステップ601)、該キ
ャッシュブロック全体が有効で(ステップ602)、し
かも該ワード(アドレス101)が占有なので(ステッ
プ603)、該ワードを共有とする(ステップ60
4)。この結果、情報テーブルの内容は、図16に示す
ように更新される。
【0035】図17は本実施例によるバスへの操作を、
従来のwrite-invalid 方式(従来方式1)、およびキャ
ッシュブロックサイズを1ワードとして4バイトの入力
バッファを設けた従来方式2とそれぞれ比較して示す図
である。
【0036】これによると、従来方式1の場合、ステッ
プ12、14などで本来は有効なワードが無効と判断さ
れ、不要なブロックリードが生じてしまうのに対し、本
実施例の場合はこのような事態を避けられるため、バス
へのアクセスが減ってマルチプロセッサシステム全体の
効率を高めることができる。また従来方式2は、バスの
使用などは本実施例の場合と同等であるが、キャッシュ
ブロックが小さいために、あるアドレスのデータがどの
キャッシュブロックに格納されているかを検索する時間
が増加し、バッファの追加によるハードウェアの複雑化
やブロックの情報量の増加といった問題が生じる。
【0037】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、連
続nワードをキャッシュブロックとすることにより、ヒ
ット率の向上、検索時間の短縮を図れる。また、本来有
効なデータが無効として扱われたり、既に占有となって
いるデータのライト時に無効化信号を送出したりするこ
とを避けることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る一実施例のマルチプロセッサシス
テムの構成を示すブロック図である。
【図2】図1におけるキャッシュ装置が保持する第1お
よび第2の情報テーブルの構造を示す図である。
【図3】本実施例のマルチプロセッサシステムにおける
各プロセッサ間でのアクセスパターンの例を示す図であ
る。
【図4】図2の各情報テーブルの初期状態を示す図であ
る。
【図5】プロセッサのワードリード時の処理の流れを示
すフローチャートである。
【図6】プロセッサのリード信号検出時の処理の流れを
示すフローチャートである。
【図7】図3におけるステップ1実行後の各情報テーブ
ルの内容を示す図である。
【図8】ステップ3実行後の各情報テーブルの内容を示
す図である。
【図9】ステップ9実行後の各情報テーブルの内容を示
す図である。
【図10】ステップ10実行後の各情報テーブルの内容
を示す図である。
【図11】プロセッサのワードライト時の処理の流れを
示すフローチャートである。
【図12】プロセッサの無効化信号検出時の処理の流れ
を示すフローチャートである。
【図13】ステップ11実行後の各情報テーブルの内容
を示す図である。
【図14】ステップ13実行後の各情報テーブルの内容
を示す図である。
【図15】ステップ15実行後の各情報テーブルの内容
を示す図である。
【図16】ステップ16実行後の各情報テーブルの内容
を示す図である。
【図17】本実施例によるバスへの操作を従来方式と比
較して示す図である。
【符号の説明】
11a、11b……プロセッサ 12……共有メモリ 13……バス 14a、14b……キャッシュ装置 15a、15b……キャッシュコントローラ 16a、16b……キャッシュメモリ
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平2−77858(JP,A) 特開 平2−90259(JP,A) 特開 昭57−167188(JP,A) 特開 平2−195456(JP,A) 特開 平3−132858(JP,A) 特開 昭63−266560(JP,A) 特開 平2−188849(JP,A) 特開 昭58−205975(JP,A) 特開 平4−120639(JP,A) 特開 平3−6757(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G06F 12/08

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 バスに、共有メモリと、前記共有メモリ
    のキャッシュ装置を有する複数のプロセッサとを接続し
    て構成されるマルチプロセッサシステムにおいて、前記
    プロセッサのキャッシュ装置が、連続nワードからなる
    キャッシュブロックごとに、該キャッシュブロック内の
    ワードがすべて有効であるか否かの情報を保持する手段
    と、前記キャッシュブロック内のワードごとに、該キャ
    ッシュブロック内のワードがすべて有効であるときは該
    ワードが占有か共有かの情報を、該キャッシュブロック
    内のワードがすべては有効でないときは該ワードが有効
    か無効かの情報を保持する手段と、を有することを特徴
    とするマルチプロセッサシステム。
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