JP3226478B2 - 流体継手 - Google Patents
流体継手Info
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- JP
- Japan
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- claw member
- claw
- sleeve
- socket body
- plug body
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- Expired - Lifetime
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Description
ースを繋ぐのに用いられる流体継手に関する。
7022号公報に記載された発明が従来から知られてい
る。この従来の流体継手は、ソケット本体にプラグ本体
の挿入筒部を挿入するもので、そのソケット本体に樹脂
製のスリーブを摺動可能に設け、このスリーブには爪部
材を一体に設けている。そして、この爪部材は、その基
端をスリーブの内面に直接連接している。また、ソケッ
ト本体には上記爪部材の先端が突出するガイド孔を形成
し、プラグ本体をソケット本体に挿入したとき、プラグ
本体の挿入筒部外周に形成した凹部に、ガイド孔から突
出した爪部材が入って、ソケット本体とプラグ本体との
連結状態を保つようにしている。
の流体継手では、爪部材の基端をスリーブ内面に直接連
接していたので、その連接部分に応力が集中してしま
う。その応力集中に耐えるために、どうしても連接部分
の強度を上げなければならなかった。ところが、この連
接部分の強度を上げれば上げるほど、今度はその部分の
弾性がなくなり、爪部材の基端が折れ曲がりにくくなっ
てしまう。しかし、爪部材の基端が折れ曲がりにくい
と、スリーブがスムーズに移動しない。スリーブを移動
させるのに大きな力を必要とすると、ソケット本体とプ
ラグ本体との連結や切り離し、特にその切り離しに大き
な力を必要とするという問題があった。
ば、爪部材の肉厚を薄くすることも考えられる。しか
し、爪部材の肉厚を薄くすると、今度は爪部材それ自体
の強度が保てなくなる。また、肉厚をあまり薄くし過ぎ
ると、型成形時に、その薄い部分に十分に樹脂が供給さ
れず、肉厚にばらつきが生じてしまうという問題も発生
してしまう。この発明の目的は、爪部材の肉厚を特に薄
くしなくても、スリーブを軽く動かせるようにして、ソ
ケット本体とプラグ本体との連結や切り離し作業をスム
ーズにできる流体継手を提供することである。
て、本発明の上記目的は、ソケット本体にプラグ本体の
挿入筒部を挿入するとともに、上記ソケット本体に樹脂
製のスリーブを摺動可能に設け、このスリーブには爪部
材を一体に設け、この爪部材の基端部分を弾性的に折曲
可能にする一方、ソケット本体には上記爪部材の先端が
突出するガイド孔を形成し、プラグ本体をソケット本体
に挿入したとき、プラグ本体の挿入筒部外周に形成した
凹部に、ガイド孔から突出した爪部材が入って、ソケッ
ト本体とプラグ本体との連結状態を保つ構成にした流体
継手であって、前記スリーブと前記爪部材の基端との連
接部分にU字形の折り返し部を形成するとともに、前記
折り返し部から爪部にいたる過程の連係部を軸線に対し
て平行にしたことを特徴とする流体継手を提供すること
によって、達成される。
よって、爪部材全体の長さを長くできる。爪部材の材質
が同じでかつたわみ部分の断面形状が同じであれば、爪
部材の長さが長い方が、その長さが短いものよりも、小
さな荷重で爪部材をたわませることができる。したがっ
て、爪部材の材質も断面形状も従来と同じにしながら、
小さな荷重で爪部材をたわませることができる。このよ
うに爪部材の材質も断面形状も従来と同じということ
は、その強度も従来と同じに保てるということである。
とによって、爪部材の長さをいっそう長くできるととも
に、この折り返し部に応力が集中することもない。また
折り返し部から爪部にいたる過程の連係部を軸線に対し
て平行にすることによって、よりいっそう小さな荷重で
爪部材をたわませられる。
は、樹脂製のソケット本体Sの一端にホース接続筒部1
を形成し、このホース接続筒部1の外周に、同じく樹脂
製のホース締め付け部材2及び外側筒3をはめている。
そして、これらホース接続筒部1と締め付け部材2との
間に、図示していないホースを差し込むようにしてい
る。このようにホースを差し込んだら、外側筒3を締め
付けて、ホースの抜けを防止するようにしている。
部1とは反対側を連結筒部4としている。この連結筒部
4は、その外周に樹脂製のスリーブ5を摺動自在にはめ
ている。このスリーブ5は、上記連結筒部4に対してそ
の回転が阻止されているが、軸方向には摺動可能にして
いる。そして、このスリーブ5とソケット本体Sの連結
筒部4との間には、圧縮スプリング6を介在させ、通常
は、このスリーブ5が連結筒部4に対して図1に示す位
置を保つようにしている。なお、スリーブ5が連結筒部
4から抜けないように、スリーブと連結筒部とには、図
示していないストッパー機構を設けている。
爪部材nを一体形成しているが、この爪部材nとスリー
ブ5との連接部分には、U字形の折り返し部7を設けて
いる。また、この折り返し部7から爪部8にいたる部分
を連係部9とするとともに、爪部材nに力が作用してい
ない図1の状態で、上記連係部9が軸線に対して平行に
なるようにしている。さらに、上記爪部8は、その先端
に向かうにしたがってその厚さを厚くするとともに、そ
の先端部分を円弧状部8aとしている。
位置にあるとき、その爪部8が連結筒部4に形成したガ
イド孔10からその筒部4内に突出するようにしてい
る。ただし、スリーブ5を圧縮スプリング6に抗してス
ライドさせると、上記爪部8がガイド孔10から退避す
るようにしている。また、このガイド孔10の周辺であ
って、爪部8が上記のように退避する方向には、テーパ
部11を形成し、爪部8が退避しやすいようにしてい
る。なお、上記のようにした爪部材nは、スリーブ5の
円周方向に複数設けるとともに、この爪部材nに対応す
る位置にも、ガイド孔10を形成している。
Pは、その先端に挿入筒部12を形成するとともに、こ
の挿入筒部12の先端を円弧状にしている。また、この
挿入筒部12の基端に近い部分に環状の凹部13を形成
している。そして、この挿入筒部12の外径は、ガイド
孔10から突出している爪部8の内径よりも大きくして
いる。ただし、上記凹部13の底部の外径は、ガイド孔
10から突出した爪部8の内径とほぼ同じにしている。
なお、図中符号14は、挿入筒部12の外周にはめたシ
ールである。
とは反対側にキャップ15を設けるとともに、このキャ
ップ15とプラグ本体Pとの間に蛇口シール16を介在
させている。上記キャップ15には、複数のボルト17
を貫通させ、このボルト17でプラグ本体Pを図示して
いない蛇口に固定するようにしている。
結する場合について説明する。まず、図1に示すよう
に、プラグ本体Pの挿入筒部12を、ソケット本体Sの
連結筒部4に挿入する。このとき、挿入筒部12の先端
の円弧上部12aが、爪部材nの爪部8に当たるが、そ
れでもスプリング6に抗する力で圧縮しながら、挿入筒
部12を連結筒部4に押し込めば、その押し付け力で、
スリーブ5が圧縮スプリング6に抗して移動するととも
に、爪部8がガイド孔10から退避する。したがって、
挿入筒部12が連結筒部4内にスムーズに挿入される。
ここから、挿入筒部12を連結筒部4にさらに押し込め
ば、図2に示すように、爪部8が凹部13内に落ち込
む。
ソケット本体Sとを反対方向に引っ張っても、それらを
切り離すことはできないが、その理由は次の通りであ
る。つまり、図2の状態で、両本体PとSとを反対方向
に引っ張ると、爪部8が、凹部13の一方の土手13a
と、ガイド孔10の縁10aとの間に挟まってしまうの
で、挿入筒部12が連結筒部4から絶対に抜けない。し
かし、スリーブ5をスプリング6に抗して積極的にスラ
イドさせると、図3に示すように、爪部8がガイド孔1
0から完全に退避するので、挿入筒部12が連結筒部4
から簡単に抜くことができる。
爪部材nとスリーブ5との連接部分に、U字状の折り返
し部7を設けたこと、及びこの折り返し部7から爪部8
にいたる過程の連係部9を軸線に対してほぼ平行にした
ことである。上記のように折り返し部7をU字状にする
ことによって、その部分を折り曲げたとしても、応力が
集中しない。また、折り返し部7を設けることによっ
て、爪部材nの全長を長くできる。このように全長が長
くなればなるほど、小さな力でそれをたわませることが
できる。そして、この力とたわみ量との関係は、次の式
で表すことができる。
が同じとすれば、爪部材の長さLが長いほど、爪部材n
がたわみやすくなる。つまり、従来と爪部材の断面形状
を同じにしても、言い換えれば、爪部材nの強度を従来
と同じにしながら、それをたわみやすくできる。
いるので、図3のようにスリーブ5をスライドさせたと
き、折り返し部7が簡単に曲がることになる。そのため
にスリーブ5をスライドさせるときの力が軽くてすむ。
また、連係部9を軸線に対して、ほぼ平行にしたという
ことは、爪部8にそれを持ち上げる方向の力が作用した
とき、その力のほとんどが、折り返し部7を曲げるため
の力となる。したがって、連係部9を平行にしたという
ことも、折り返し部7を軽い力で曲げられる要因にもな
っている。
に、爪部材をスリーブに直接連係するのでなければ、そ
の折り返し部の形状は、必ずしも限定されない。例え
ば、図4に示した第2実施例の場合には、爪部材nの折
り返し部7を小さくするとともに、連係部9も軸線に対
して角度を持たせている。この第2実施例の場合には、
第1実施例よりも、折れ曲がり部7が硬くなるととも
に、爪部8を持ち上げる方向に力が作用しても、その力
が分散してしまう。そのために、第1実施例の場合より
も、スリーブ5を移動させるときに、多少大きな力が必
要になる。しかし、従来例と比べれば、その力はわずか
で足りる。
爪部材全体の長さを長くすることができ、その分小さな
荷重で爪部材をたわませることができる。また折り返し
部をU字状にすることによって、爪部材の長さをいっそ
う長くできるとともに、この折り返し部に応力が集中す
ることもない。さらに折り返し部から爪部にいたる過程
の連係部を軸線に対して平行にすることによって、より
いっそう小さな荷重で爪部材をたわませられる。その上
連係部を軸線に対して平行にすることにより、爪部材に
爪部材を持ち上げる方向の力が作用したとき、その力の
殆どが折り返し部を曲げることとなり、したがって連係
部を軸線に対して平行にすることは、折り返し部を軽い
力で曲げられることになる。また折り返し部を設けると
ともに折り返し部から爪部にいたる過程の連係部を軸線
に対して平行にすることにより、両者は相まってスリー
ブをスライドさせるときに、爪部材を軽い力で曲げるこ
とができるので、きわめて軽い力でスリーブをスライド
させることができる等の効果がある。
部口に位置させた状態の第1実施例の断面図である。
第1実施例の断面図である。
スライドさせた状態の第1実施例の断面図である。
第2実施例の断面図である。
Claims (1)
- 【請求項1】 ソケット本体にプラグ本体の挿入筒部を
挿入するとともに、上記ソケット本体に樹脂製スリーブ
を摺動可能に設け、このスリーブには爪部材を一体に設
け、この爪部材の基端部分を弾性的に折曲可能にする一
方、ソケット本体には上記爪部材の先端が突出するガイ
ド孔を形成し、プラグ本体をソケット本体に挿入したと
き、プラグ本体の挿入筒部外周に形成した凹部に、ガイ
ド孔から突出した爪部材が入って、ソケット本体とプラ
グ本体との連結状態を保つ構成にした流体継手であっ
て、 前記スリーブと前記爪部材の基端との連接部分にU字形
の折り返し部を形成するとともに、前記折り返し部から
爪部にいたる過程の連係部を軸線に対して平行にしたこ
とを特徴とする、 流体継手。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22116697A JP3226478B2 (ja) | 1997-08-01 | 1997-08-01 | 流体継手 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22116697A JP3226478B2 (ja) | 1997-08-01 | 1997-08-01 | 流体継手 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1151276A JPH1151276A (ja) | 1999-02-26 |
JP3226478B2 true JP3226478B2 (ja) | 2001-11-05 |
Family
ID=16762514
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP22116697A Expired - Lifetime JP3226478B2 (ja) | 1997-08-01 | 1997-08-01 | 流体継手 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3226478B2 (ja) |
-
1997
- 1997-08-01 JP JP22116697A patent/JP3226478B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH1151276A (ja) | 1999-02-26 |
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