JP3226429U - 床下地構造 - Google Patents

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正憲 菅原
正憲 菅原
若林 竜太
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Abstract

【課題】法定の断熱性能基準をクリアした床下地を、安定的に且つ簡易に構築できる床下地構造を提供する。【解決手段】コンクリート製の床スラブF上に、支持脚10を用いて構築された乾式二重床の床下地構造において、床スラグ上に、上下に貫通する貫通穴3を有する断熱層2が設けられ、該断熱層に形成された貫通穴に、支持脚の台座11が配置されているとともに、支持脚の支持ボルト12を挿入し得る差し込みスリットが側壁に形成された軟質発泡合成樹脂製のパッキン材50が、台座を覆う状態で貫通穴に充填されている床下地構造とした。【選択図】図2

Description

本考案は、集合住宅などの各種建物のコンクリート製床スラブ上に、断熱性能に優れた床下地を構築するのに好適な、床下地構造に関するものである。
従来、この種の床下地の中には、遮音性能、断熱性能の向上、及び床下の配管・配線を容易にすること等を目的として、コンクリート製床スラブ(以下、単に床スラブとも言う)の上方に空隙が空くように床下地材を配置した、所謂、乾式二重床の構造にしたものがある(特許文献1、2参照)。
この乾式二重床の床下地は、ゴム製の台座上に回転自在に立設した支持ボルトと、該支持ボルトの上端に螺合した調整ナットと、該調整ナットに固定して支持ボルトで支持する受材からなる支持脚を用い、台座を床スラブ上に固着して支持ボルトを立脚させてから、該支持ボルトを回して受材を昇降させることによりレベル調整し、これら受材上にパーティクルボード等からなる床下地材を載せて釘や接着剤で固定することにより、床下地を構築する構造になっている。そして、このように床下地を床スラブ上に設置してから、床下地材上に、例えばフローリング材、木質フロア、床タイル等の床仕上げ材を固着し、床表面を仕上げている。
実開平6−76521号公報 特開平2003−3648号公報
ところで、近年、地球の温暖化防止の見地から、省エネ法(エネルギーの使用の合理化に関する法律)が改正され、住宅・建築分野においては、床下地には、改正省エネ法に基づき、特に断熱性が必要な最下階・最上階や、2階以上でも外気と面する壁側の床には、壁際から部屋の中央部に向け所定の幅にわたり、法定の断熱性能基準値を超えた断熱構造にする義務が課せられている。
そこで、上述した乾式二重床の床下地では、床下地の構築に際して、先ず壁際から所定の幅にわたり、現場発泡ウレタンを床スラブ上に吹き付けたり、発泡合成樹脂製の断熱材を床スラブ上に張り付けたりして断熱層を形成し、壁側の床スラブを断熱補強することがなされていた。そして、この場合、乾式二重床の支持脚設置用に、床スラブ上に形成した上記断熱層にいったん穴を開け、その穴に上記支持脚の脚元であるゴム製の台座を設置して床スラブに固定した後、該台座の周りにできた隙間を再び、現場吹き付け発泡ウレタンや接着剤、繊維系断熱材等で穴を埋め戻すことが行われていた。
しかしながら、現場吹き付け発泡ウレタンや接着剤で穴を埋め戻した場合には、硬化したウレタンや接着樹脂とゴム製の台座との間の擦れにより、床鳴りが生じる問題があった。また、繊維系断熱材を充填する方法では、施工者が現場で断裁し取り付けており、施工者の技量により密度が不均一であったり、隙間が生じるなど、断熱性能に課題が残るものであった。
本考案は、上述した背景技術が有する課題に鑑みなされたものであって、その目的は、法定の断熱性能基準をクリアした床下地を、安定的に且つ簡易に構築できる床下地構造を提供することにある。
上記した目的を達成するため、本考案は、次の〔1〕〜〔5〕に記載した床下地構造とした。
〔1〕コンクリート製の床スラブ上に、台座と、該台座上に回転自在に立設した支持ボルトと、該支持ボルトの上端に螺合した調整ナットと、該調整ナットに固定して支持ボルトで支持する受材からなる支持脚を用いて構築された乾式二重床の床下地構造において、上記床スラグ上に、上下に貫通する貫通穴を有する断熱層が設けられ、該断熱層に形成された上記貫通穴に、上記支持脚の台座が配置されているとともに、上記支持脚の支持ボルトを挿入し得る差し込みスリットが側壁に形成された軟質発泡合成樹脂製のパッキン材が、上記台座を覆う状態で上記貫通穴に充填されていることを特徴とする、床下地構造。
〔2〕上記パッキン材の底壁に、上記支持脚の台座が嵌り込む凹所が形成されていることを特徴とする、上記〔1〕に記載の床下地構造。
〔3〕上記パッキン材の底壁に形成された凹所が、切り欠き凹部であることを特徴とする、上記〔2〕に記載の床下地構造。
〔4〕上記パッキン材の底壁に形成された凹所が、切り込みスリットが形成された部分が圧縮されることにより形成されたものであることを特徴とする、上記〔2〕に記載の床下地構造。
〔5〕上記パッキン材が、ポリオレフィン系樹脂発泡体であることを特徴とする、上記〔1〕〜〔4〕のいずれかに記載の床下地構造。
上記した本考案に係る床下地構造によれば、法定の断熱性能基準をクリアした床下地を、安定的に且つ簡易に構築することができる。
本考案に係る床下地構造の一例を示した部分斜視図である。 図1に示した床下地構造の要部を拡大して示した縦断面図である。 支持脚の例を示した斜視図であり、(a)は受材が複数本の支持ボルトで支持された支持脚を示した図、(b)は受材が1本の支持ボルトで支持された支持脚を示した図である。 パッキン材の例を示した図であり、(a)はパッキン材の斜視図、(b)はパッキン材の縦断面図である。 パッキン材の他の例を示した図であり、(a)はパッキン材の斜視図、(b)はパッキン材の縦断面図である。 パッキン材の断熱層に形成された貫通穴への充填方法を示した図である。
以下、本考案に係る床下地構造の実施形態を、図面を参照しつつ詳細に説明する。
図1は、本考案に係る床下地構造の一例を示した部分斜視図、図2は、その要部を拡大して示した縦断面図である。図示した実施形態は、本考案の床下地構造を、マンションのような鉄筋コンクリート造の集合住宅の床に適用したものである。
図1及び図2において、Wは外気に面したコンクリート製の壁、Fはコンクリート製の床スラブである。壁Wには、その内壁面側に、必要に応じて、例えば断熱材と石膏ボードからなる断熱壁1が形成されている。また、床スラブF上には、省エネ法に従い、壁Wから所定幅(例えば600mm)の範囲内にわたり、断熱層2が形成されている。
上記断熱層2は、非透湿性(非透水性)及び断熱性を有する材料からなるものであれば、特に限定されるものではないが、例えば現場発泡ウレタンを床スラブF上に吹き付けたり、発泡合成樹脂製の断熱材を床スラブF上に張り付けることにより形成されている。断熱層2を床スラブF上に形成することにより、壁Wから所定幅の範囲内にわたり、法定の断熱性能基準値をクリアした断熱構造にしている。
上記断熱層2には、その所定位置に上下に貫通する貫通穴3が形成されている。この貫通穴3は、後に詳述する支持脚10の台座11が収納配置される部位であり、支持脚10の設置位置に基づいてその形成位置が決定され、収納配置される台座11の形状や大きさに基づいてその形状や大きさが決定される。貫通穴3の形成は、断熱層2を現場発泡ウレタンの吹き付けにより形成する場合には、断熱層2の形成後に、型抜き治具等を用いて貫通穴3を断熱層2の所定位置に形成することとなるが、発泡合成樹脂製の断熱材を張り付けることにより形成する場合には、予め貫通穴3が所定位置に形成された断熱材を床スラブF上に張り付けることにより断熱層2を形成することとしても良い。
壁Wから所定幅の範囲内にわたり断熱層2が形成された床スラブF上には、図示したように、複数の支持脚10を立設し、それら支持脚10で床下地材20を受けて支持した乾式二重床の床下地構造が構築されている。
床下地材20を支持する支持脚10は、図3に示すように、台座11と、該台座11上に回転自在に立設した支持ボルト12と、該支持ボルト12の上端に螺合した調整ナット13と、該調整ナット13に固定して支持ボルト12で支持される受材14とからなる。
上記台座11の形状は、特に限定されるものではないが、円柱形状、多角柱形状、楕円柱形状等が挙げられる。台座11が円柱形状の場合には、上記した断熱層2に形成される貫通穴3の形状は、同様の円柱形状に形成されていることが好ましい。また、言うまでもなく、台座11が多角柱形状や楕円柱形状の場合には、貫通穴3も多角柱形状や楕円柱形状に形成されていることが好ましい。
台座11は、硬質性及び非透湿性を有する材料により構成されている必要があり、例えば台座11としては、ゴム硬度(JIS K 6301のA形)が70程度以上の天然ゴム又は合成ゴム等の弾性体からなるもの、非発泡の硬質の合成樹脂成形体や、低発泡(発泡倍率2〜3倍程度)の硬質の合成樹脂成形体からなるもの等を好適に用いることができる。また、台座11に用いる合成樹脂材料としては、ポリエチレン樹脂、ポリプロピレン樹脂、ポリスチレン樹脂、ポリウレタン樹脂、フェノール樹脂、ABS樹脂等を好適に用いることができる。
上記台座11上には、回転自在に支持ボルト12が立設されている。支持ボルト12は、外周面に雄ねじ12aが刻設され、上端面にマイナス溝12bが形成されている。支持ボルト12の雄ねじ12aには、調整ナット13が螺合されている。調整ナット13は、内周面に雌ねじ13aが刻設された円筒部13bと、該円筒部13bの下端に設けられた環状鍔部13cとからなる。そして、該調整ナット13の円筒部13bを、受材14に穿設された挿通穴14aに嵌合し、環状鍔部13cを、挿通穴14aの穴周縁に接着することにより、受材14を取り付けている。
支持脚10には、図3(a)に示したように、長尺な断面矩形の棒状体に形成された受材14を、その長手方向に沿って等間隔に固定された調整ナット13にそれぞれ螺合する複数本の支持ボルト12によって支持した構造のもの(特に、この構造の支持脚は「根太ユニット」と称される)10Aと、図3(b)に示したように、平面視矩形(或いは円形)に形成された受材14を、その中心部に固定された調整ナット13に螺合する1本の支持ボルト12によって支持した構造のもの10Bとがあり、図1に示したように、根太ユニットと称される支持脚10Aが壁W際に配置され、その内方には支持脚10Bが配置されている。
上記支持脚10を構成する支持ボルト12、調整ナット13としては、強度の観点から、金属製のものを好適に用いることができる。また、受材14としては、合板等の木質材や、ABS樹脂、ポリエチレン樹脂、ポリスチレン樹脂等の硬質合成樹脂低発泡体(発泡倍率3倍以下)等の釘止め可能な材料からなるもの、又はこれら材料を組み合わせてなるものを好適に用いることができる。
上記した構成の支持脚10の台座11が、図2に示したように、断熱層2が形成された床スラブF上においては、断熱層2に形成された上記貫通穴3に挿入され、床スラブF上に支持脚10が設置されている。一方、断熱層2が形成されていない床スラブF上においては、同じく図2に示したように、支持脚10の台座11が直接床スラブF上に載置され、床スラブF上に支持脚10が設置されている。そして、設置された支持脚10の台座11は、必要に応じて、床スラブFに対して接着剤等によって固定されている。
断熱層2に形成された貫通穴3に挿入された支持脚10の台座11は、該貫通穴3に充填された軟質発泡合成樹脂製のパッキン材50によって覆われている。この貫通穴3へのパッキン材50の充填により、断熱層2に支持脚10を設置するために形成された貫通穴3を塞ぐことができ、断熱性能の欠損部分のない断熱層2に修復することができる。
上記パッキン材50は、支持脚10の台座11が挿入された状態の貫通穴3の形状寸法に応じてその形状や大きさが決定されており、貫通穴3が円形の穴である場合には、該円形の貫通穴に嵌め込むことができる円柱状或いは円錐状のパッキン材に設計され、貫通穴3が四角形、六角形等の多角形の穴である場合には、該多角形の貫通穴に嵌め込むことができる四角形、六角形等の多角柱状のパッキン材に設計されていることが好ましい。
また、パッキン材50には、図4及び図5に示したように、その側壁に上記支持脚10の支持ボルト12を挿入し得る差し込みスリット51が形成されている。この差し込みスリット51の存在により、図6に示したように、断熱層2に形成された貫通穴3に設置された支持脚10に対して、該支持脚10の支持ボルト12に邪魔されることなく貫通穴3内に挿入配置された台座11上に、該パッキン材50を充填することができるものとなる。加えて、上記差し込みスリット51の終端となるパッキン材50の中心位置に、支持ボルト12を配置できる設置穴52が形成されていることは、パッキン材50の台座11上への充填がよりスムーズに行えるものとなるために好ましい。
また、パッキン材50には、その底壁に支持脚10の台座11が嵌り込む凹所53が形成されていることが好ましい。この凹所53の存在により、台座11によるパッキン材50の浮き上がりが阻止され、パッキン材50の底面と床スラブとの間の隙間を可及的に無くすことができ、断熱性能の良好な断熱層2に修復することができるものとなる。
上記パッキン材50の底壁に形成される凹所53は、図4に示したように、パッキン材50の底壁に切り欠き凹部54を形成することにより実現しても良く、また、図5に示したように、パッキン材50の底壁に切り込みスリット55を形成し、該切り込みスリット55を形成した部分を台座11の上面に圧接させることにより潰し(圧縮し)、台座11が嵌り込む凹所53としたものであっても良い。
上記パッキン材50の基材樹脂としては、例えば、ポリ塩化ビニル等の塩化ビニル系樹脂、ゴム成分を含有したポリスチレン系樹脂や、ポリエチレン系樹脂やポリプロピレン系樹脂等のポリオレフィン系樹脂、ポリメチルメタクリレート等のアクリル系樹脂、ポリカーボネート系樹脂等が挙げられる。上記の中でもポリエチレン系樹脂、ポリプロピレン系樹脂等のポリオレフィン系樹脂は、本考案のパッキン材に可撓性,圧縮歪回復性,柔軟性を付与する上で最も好適な樹脂である。
上記ポリオレフィン系樹脂を基材樹脂として用いた場合には、該ポリオレフィン系樹脂発泡体の見掛け密度は、好ましくは0.010〜0.090g/cm、更に好ましくは0.015〜0.070g/cm、特に好ましくは0.020〜0.050g/cmである。
なお、上記見掛け密度は、発泡体の重量(g)を水没法にて求められる該発泡体の体積(cm)で除して得られる値である。
また、上記パッキン材50は、十分な断熱性を付与する観点から、熱伝導率が好ましくは0.02〜0.07W/m・K、より好ましくは0.023〜0.060W/m・K、さらに好ましくは0.028〜0.050W/m・Kの合成樹脂発泡体からなるものである。断熱性を付与する観点からは、熱伝導率は低いほど好ましいが、熱伝導率が0.02W/m・Kに満たないものは低コストで得ることが困難であり、経済的な観点から現実的ではない。
床スラブF上に立設され複数の支持脚10上には、床下地材20が敷設されている。床下地材20の敷設に際しては、支持ボルト12の上端に形成されたマイナス溝12bに回転用工具の先端を嵌め込んで支持ボルト12を回すことにより、受材14を昇降させて各受材14の高さを調節し、各受材14の上面を同じ水平面に合致させた後に、該受材14上に床下地材20を載せて釘や接着剤で受材14に固定することによりなされている。
床下地材20としては、例えば、平面視矩形の合板、パーティクルボード等の木質材からなるものを好適に用いることができる。また、支持脚10の高さ調整を行った後、必要に応じて、各支持脚10の支柱ボルト12の回り止めを行う。例えば支持ボルト12の上端部外周に接着剤を流し込むことにより、支持ボルト12の外周面と調整ナット13の内周面とを接着し、支持ボルト12の受材14に対する回り止めをはかることは好ましい。
上記のようにして複数の床下地材20が、断熱層2から上方に所定間隔をおいた状態で面状に並んで配置されるように取り付けられる。この取り付け状態においては、隣り合う床下地材20の隙間には、目地材を配置して、その隙間を閉塞しても良い。更に、床下地材20の下面全域等に断熱パネルを取り付けて、より断熱性能の良好な床下地を構築しても良い。
本考案に係る床下地構造は、上記のように構成されており、その床下地における床下地材20の上面側に、必要に応じて合板等の捨張材を介して、例えばフローリング材、木質フロア、床タイル等の床仕上げ材を施工し、床構造が形成される。
以上、詳述した本考案に係る床下地構造は、床スラグF上に、上下に貫通する貫通穴3を有する断熱層2が設けられ、該断熱層2に形成された上記貫通穴3に、支持脚10の台座11が配置されるものであるので、支持脚10の台座11を、断熱層2に形成された貫通穴3を介して直接床スラブF上に載置することができ、安定した状態で支持脚10を床スラブF上に立設できるものとなる。
また、支持脚10を設置するために形成した断熱層2の貫通穴3は、軟質発泡合成樹脂製のパッキン材50によって塞がれているので、断熱層2の断熱性能は良好なものとなり、法定の断熱性能基準をクリアしたものとなる。
さらに、貫通穴3に充填するパッキン材50は、側壁に支持脚10の支持ボルト12を挿入し得る差し込みスリット51が形成された軟質発泡合成樹脂製のものであるので、貫通穴3に配置された支持脚10に対して、該支持脚10の支持ボルト12に邪魔されることなく貫通穴3内に挿入配置された台座11上に、該パッキン材50を容易に充填することができるものとなる。
上記したようなことから、本考案に係る床下地構造は、法定の断熱性能基準をクリアした床下地を、安定的に且つ簡易に構築することができるものとなる。
以上、本考案に係る床下地構造の実施形態を説明したが、本考案は、既述の実施形態に限定されるものではなく、実用新案登録請求の範囲に記載した本考案の技術的思想としての床下地構造の範囲内において、種々の変形及び変更が可能であることは当然である。
本考案に係る床下地構造は、法定の断熱性能基準をクリアした床下地を、安定的に且つ簡易に構築できるものであるので、集合住宅などの各種建物のコンクリート製床スラブ上に、断熱性能に優れた床下地を構築するのに好適に利用することができるものである。
W 外気に面したコンクリート製の壁
F コンクリート製の床スラブ
1 断熱壁
2 断熱層
3 貫通穴
10 支持脚
11 台座
12 支持ボルト
13 調整ナット
20 床下地材
50 軟質発泡合成樹脂製のパッキン材
51 差し込みスリット
52 設置穴
53 凹所
54 切り欠き凹部
55 切り込みスリット

Claims (5)

  1. コンクリート製の床スラブ上に、台座と、該台座上に回転自在に立設した支持ボルトと、該支持ボルトの上端に螺合した調整ナットと、該調整ナットに固定して支持ボルトで支持する受材からなる支持脚を用いて構築された乾式二重床の床下地構造において、上記床スラグ上に、上下に貫通する貫通穴を有する断熱層が設けられ、該断熱層に形成された上記貫通穴に、上記支持脚の台座が配置されているとともに、上記支持脚の支持ボルトを挿入し得る差し込みスリットが側壁に形成された軟質発泡合成樹脂製のパッキン材が、上記台座を覆う状態で上記貫通穴に充填されていることを特徴とする、床下地構造。
  2. 上記パッキン材の底壁に、上記支持脚の台座が嵌り込む凹所が形成されていることを特徴とする、請求項1に記載の床下地構造。
  3. 上記パッキン材の底壁に形成された凹所が、切り欠き凹部であることを特徴とする、請求項2に記載の床下地構造。
  4. 上記パッキン材の底壁に形成された凹所が、切り込みスリットが形成された部分が圧縮されることにより形成されたものであることを特徴とする、請求項2に記載の床下地構造。
  5. 上記パッキン材が、ポリオレフィン系樹脂発泡体であることを特徴とする、請求項1〜4のいずれかに記載の床下地構造。
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