JP3226395B2 - 経皮吸収貼付剤 - Google Patents

経皮吸収貼付剤

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JP3226395B2
JP3226395B2 JP24675193A JP24675193A JP3226395B2 JP 3226395 B2 JP3226395 B2 JP 3226395B2 JP 24675193 A JP24675193 A JP 24675193A JP 24675193 A JP24675193 A JP 24675193A JP 3226395 B2 JP3226395 B2 JP 3226395B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は経皮吸収貼付剤に関す
る。
【0002】
【従来の技術】経皮吸収貼付剤は、皮膚と密着すること
により薬物の経皮吸収が安定的に行われるので、貼付剤
の性能を高めるために貼付性の向上が行われてきた。こ
れらの目的を達成するために、貼付剤に粘着付与樹脂の
添加や可塑剤等を添加が行われているが、皮膚と貼付剤
との密着性を向上するものの、皮膚角質層等の剥離によ
り皮膚の炎症をもたらすことが多く、ヒトに対する安全
性の観点から問題点があった。
【0003】この問題点を解決する手段として、粘着剤
の接着性を適度に保つことにより皮膚との密着性を調節
する方法が提案されている(例えば、特開昭54−13
8124号公報及び特公昭60−34922号公報)。
これらの方法は、熱可塑性樹脂を粘着基剤として使用
し、油脂や高級脂肪酸を含有させることにより、貼付剤
に適度な粘着力及び貼付性を付与させているが、貼付性
は優れるものの剥離性が十分でなく、皮膚に対する刺激
が余り軽減されていないという問題点があった。
【0004】また、上記問題点を解決する別の手段とし
て、末端基がビニル基であるジオルガノポリシロキサン
と両末端基が活性水素であるオルガノハイドロジエンポ
リシロキサンと反応させて得られるオルガノポリシロキ
サンを粘着基剤とする貼付薬が開示されている(特公平
3−36805号公報)。
【0005】これは末端基がビニル基であるジオルガノ
ポリシロキサン(粘度600〜700,000cps)
と、両末端基が活性水素であるオルガノハイドロジエン
ポリシロキサンとを、白金又は白金化合物の存在下、2
0〜50℃で反応させてオルガノポリシロキサン(2液
型RTVゴム)を得、これにサリチル酸エステル、l−
メントール等の薬物を添加した貼付薬である。この貼付
薬は、貼付時に適度な弾性、皮膚への密着性、適度な粘
着性、剥離時の痛み、膏体残り、痒みなどの皮膚障害、
薬物の放出性等の点から満足しうるものと記されてい
る。
【0006】また、特定構成成分からなる粘着剤に、エ
トフエナマートを含有させて支持体上に展延し、患部に
対する自着性ならびに貼付薬剥離時における剥離性が優
れ、しかも長時間にわたって経皮吸収性を良好に持続さ
せる貼付薬が開示されている(特開昭63−24632
7号公報)。
【0007】これは、スチレン−イソプレン−スチレン
ブロック共重合体20〜40重量%、粘着付与樹脂40
〜60重量%、流動パラフィン0.1〜2重量%、液状
ゴム5〜20重量%及び酸化防止剤0.01〜5重量%
を含有する粘着剤に、さらに2−(2−ヒドロキシエト
キシ)エチル−N−(α,α,α−トリフルオロ−m−
トリル)アンスラニレート(エトフエナマート)を1〜
20重量%含有させた粘着剤を使用する。
【0008】さらに、ポリエスエルエラストマー、粘着
付与成分、油脂又は高級脂肪酸及び薬効成分からなる混
合物層を担体上に設けた、皮膚に直接貼付できる粘着性
と皮膚を保護するための弾性を有する貼付薬が開示され
ている(特開昭60−208912号公報)。これは、
反復長鎖エステル単位、例えば、ポリテトラメチレンエ
ーテルテレフタレートと、反復短鎖エステル単位、例え
ば、ポリブチレンテレフタレートからなる一般配置A−
B型(Aは軟質重合体セグメント、Bは硬質重合体セグ
メントで、その重量比率はA/B=40〜70/60〜
30が好適)のポリエステルエラストマー100重量
部、粘着付与成分50〜400重量部、油脂又は高級脂
肪酸20〜300重量部及び薬効成分を含有する混合物
層を担体上に設けたものである。
【0009】しかしながら、上記いずれのものも、貼付
し易く、しかも剥離し易という二つの性能を満足するこ
とができないという問題点があった。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記欠点に
鑑みてなされたものであって、その目的とするところ
は、貼付時には容易にしかも強固に接着されるにもかか
わらず、一定時間経過した剥離時に容易に剥離可能な吸
収貼付剤を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】
【0012】本発明の経皮吸収貼付剤は、支持体の一面
に、粘着剤、粘着付与樹脂、易剥離剤、粘着補助剤なら
びに薬理活性物質からなる粘着剤層が積層されている。
【0013】上記支持体としては、例えば、酢酸セルロ
−ス、エチルセルロ−ス、ポリエチレン、ポリプロピレ
ン、ポリ塩化ビニル、酢酸ビニル−塩化ビニル共重合
体、エチレン−酢酸ビニル共重合体、エチレン−酢酸ビ
ニル−一酸化炭素共重合体、エチレン−ブチルアクリレ
−ト−一酸化炭素共重合体、ポリ塩化ビニリデン、ポリ
ウレタン、ナイロン、ポリエチレンテレフタレ−ト、ポ
リブチレンテレフタレ−ト等の樹脂フィルム、アルミニ
ウムシ−トなどが挙げられ、これらの積層シ−トであっ
てもよく、織布や不織布と積層されてもよい。
【0014】上記粘着剤は、2−エチルヘキシル(メ
タ)アクリレ−ト及びドデシルメタクリレ−トよりなる
群から選ばれた2種以上のアクリレート化合物からなる
アクリル系共重合体であり、例えば、2−エチルヘキシ
ルアクリレ−ト、2−エチルヘキシルメタクリレ−ト及
びドデシルメタクリレ−トを構成成分とするアクリル系
共重合体が好適に使用される。
【0015】上記2−エチルヘキシルアクリレ−ト、2
−エチルヘキシルメタクリレ−トおよびドデシルメタク
リレ−トの含有量は、多くなっても少なくなっても、薬
理活性物質との相溶性のバランスがくずれ、相溶性がよ
すぎる場合は薬理活性物質の徐放性が低下し、相溶性が
悪い場合は粘着剤の粘着力が低下するので、上記アクリ
ル系共重合中、2−エチルヘキシルアクリレ−トは3〜
40重量%が好ましく、2−エチルヘキシルメタクリレ
−トは50〜90重量%が好ましく、ドデシルメタクリ
レ−トは2〜30重量%が好ましい。
【0016】上記アクリル系共重合体には、薬理活性物
質との相溶性のバランスがくずれない範囲で多官能性モ
ノマ−が添加されてもよく、多官能性モノマ−として
は、例えば、1,6−ヘキサングリコ−ルジメタクリレ
−ト、テトラエチレングリコ−ルジアクリレ−ト、トリ
メチロ−ルプロパントリアクリレ−ト等が挙げられ、そ
の含有量は上記アクリル系共重合体中0.005〜0.
5重量%が好ましい。
【0017】本発明で使用される粘着剤を調製するに
は、通常、重合開始剤の存在下で所要モノマ−の溶液重
合を行う。ただし、重合形態はこれに限定されない。ま
た、重合反応条件は主としてモノマ−の種類により適宜
選定される。
【0018】溶液重合を行う場合、例えば、所要モノマ
−の所定量に、酢酸エチルまたはその他の一般的な重合
溶媒を加え、攪拌装置および冷却還流装置を備えた反応
器中で、アゾビス系、過酸化物系等の重合開始剤の存在
下、窒素雰囲気で70〜90℃、8〜40時間反応させ
ればよい。なお、上記モノマ−および溶媒は一括投入し
てもよいし、適宜分割投入してもよい。重合開始剤は反
応の進行状況に応じて、適宜分割投入するのが好まし
い。
【0019】上記アゾビス系重合開始剤としては、例え
ば、2,2’−アゾビス−iso−ブチロニトリル、
1,1’−アゾビス(シクロヘキサン−1−カルボニト
リル)、2,2’−アゾビス−(2,4−ジメチルバレ
ロニトリル)等があげられ、過酸化物系重合開始剤とし
ては、例えば、過酸化ラウロイル、過酸化ベンゾイル、
ジ(ter−ブチル)パ−オキサイド等があげられる。
【0020】上記粘着付与樹脂としては、例えば、ロジ
ン系樹脂、ロジン系樹脂の誘導体、テルペン樹脂、テル
ペンフェノール樹脂、脂肪族石油樹脂、芳香族石油樹
脂、脂環族系石油樹脂、クマロンインデン樹脂、アルキ
ルフェノール樹脂、キシレン樹脂等が挙げられる。
【0021】上記ロジン系樹脂としては、アルキルハイ
ドロフェナンスレン核を有する1価カルボン酸の混融物
を主成分とする樹脂が好適に使用される。また、ロジン
系樹脂の誘導体としては、ロジン系樹脂の水素化物、不
均化物、二量体化物、エステル化物等が好適に使用さ
れ、エステル化物の市販品としては、エステルガムH
(荒川化学社製)等が挙げられる。
【0022】上記テルペン樹脂としては、例えば、α−
ピネン、β−ピネン、カンフェル、ジペンテン等の環状
テルペンを主成分とするものが好適に使用され、市販品
としては、YSレジンA、YSレジンPX(いずれも安
原油脂社製)、ピコライトA、ピコライトS(いずれも
ハーキュレス社製)等が挙げられる。
【0023】上記テルペンフェノール樹脂としては、上
記テルペン樹脂に対し、フェノールをフリーデルクラフ
ツ反応により結合させたり、さらにホルマリンで縮合さ
せたものが好適に使用され、市販品としては、タマノー
ル800(荒川化学社製)、YSポリスター(安原油脂
社製)、スミライトPR−12603(住友デュレッツ
社製)等が挙げられる。
【0024】上記脂肪族石油樹脂は、石油を原料とする
脂肪族化合物を主成分とする粘着付与樹脂であり、市販
品としては、エスコレッツ(東燃石油化学社製)、ハイ
レッツ(三井石油化学社製)、クイントン(日本ゼオン
社製)、タッキロール(住友化学社製)等が挙げられ
る。
【0025】上記芳香族石油樹脂は、石油を原料とする
芳香族化合物を主成分とする粘着付与樹脂であり、市販
品としては、ペトロジン(三井石油化学社製)、ネオポ
リマー(日本合成樹脂社製)、ペトコール(東ソー社
製)、ハイレジン(東邦石油化学社製)等が挙げられ
る。
【0026】上記脂環族石油樹脂は、石油を原料とする
脂環族化合物を主成分とする粘着付与樹脂であり、市販
品としては、アルコン(荒川化学社製)等が挙げられ
る。
【0027】上記クマロンインデン樹脂は、主としてク
マロンやインデンを共重合することにより得られる樹脂
であり、市販品としては、クマロンNG(日鉄化学社
製)、クマロンRG(新日鉄社製)等が挙げられる。
【0028】上記アルキルフェノール樹脂は、p−t−
ブチルフェノールとアセチレンを縮合させたものであ
り、市販品としては、タマノール101,タマノール1
30(いずれも荒川化学社製)、ヒタノール−1501
(日立化成社製)、タッキロール101,タッキロール
103(いずれも住友化学社製)等が挙げられる。
【0029】上記キシレン樹脂は、キシレンを主成分と
するものを重合することにより得られ、市販品として
は、ニカノールA−70,HP−70(三菱瓦斯化学社
製)、ナショナルキシレン(松下電工社製)等が挙げら
れる。
【0030】上記粘着付与樹脂のうち、特にエステルガ
ム、YSレジンが好ましい。
【0031】上記粘着剤層中において、粘着付与樹脂の
量が少なくなると十分な初期粘着力が発現せず、多くな
ると凝集力が低下して糊残りが生じ、剥離時に皮膚が汚
れるので、粘着剤100重量部に対して10〜45重量
部である。
【0032】上記易剥離剤は、脂肪族モノカルボン酸と
モノまたはジエタノ−ルアミンとの反応生成物である脂
肪酸アミドである。
【0033】上記易剥離剤は、界面活性剤として作用
し、経時的に発汗等の水分を吸収することによって、貼
付剤と皮膚の間に経時的に界面活性剤の膜を形成して剥
離し易くするので、剥離時の皮膚刺激を大幅に軽減す
る。
【0034】上記脂肪族モノカルボン酸は、炭素数が小
さくなると揮発性が増して貼付剤化しにくくなると共
に、皮膚へ移行し過ぎるために強い毒性を示すことがあ
り、炭素数が大きくなると粘着剤に対する溶解性が低下
して貼付剤化しにくくなるので、その炭素数は8〜16
に限定され、このような脂肪族モノカルボン酸として
は、例えば、ラウリル酸、ラウリン酸、パルミチン酸、
ミリスチン酸、カプリン酸カプリル酸等が挙げられる。
【0035】上記脂肪酸アミドとしては、ラウリン酸モ
ノ(ジ)エタノ−ルアミドが好適に使用される。
【0036】上記易剥離剤の添加量は、少なくなると剥
離時の皮膚刺激が低減せず、多くなると少量の発汗で界
面活性剤の膜を形成するため薬理効果を発現する前に剥
離する恐れがあるので、前記粘着剤100重量部に対し
て3〜5重量部に限定される。
【0037】上記粘着補助剤は、高級脂肪酸とアルコー
ルとの反応生成物であり、貼付剤の粘着物性、貼付性を
改善するために添加される。
【0038】上記高級脂肪酸は、炭素数が小さくなると
揮発性が増して貼付剤化しにくくなるとともに、貼付剤
の保存安定性が低下し、炭素数が大きくなると粘着補助
剤の融点が高くなって貼付剤の可塑化効果が低下するの
で、その炭素数は10〜18に限定され、高級脂肪酸と
しては、例えば、ミリスチン酸、パルミチン酸、ラウリ
ン酸、ステアリン酸、カプリン酸等の飽和脂肪族モノカ
ルボン酸;パルミトレイン酸、オレイン酸、バクセン
酸、リノ−ル酸、リノレン酸等の不飽和脂肪族モノカル
ボン酸およびセバシン酸等の飽和脂肪族ジカルボン酸が
挙げられる。
【0039】また、上記アルコ−ルは、炭素数が大きく
なると粘着補助剤の融点が高くなって貼付剤の可塑化効
果が低下するので1〜18に限定され、例えば、メチル
アルコ−ル、エチルアルコ−ル、プロピルアルコ−ル、
イソプロピルアルコ−ル、ブチルアルコ−ル、ペンチル
アルコ−ル、ヘキシルアルコ−ル、ヘプチルアルコ−
ル、オクチルアルコ−ル、デシルアルコ−ル、セチルア
ルコ−ル等の脂肪族飽和アルコ−ルが挙げられる。
【0040】上記粘着補助剤としては、例えば、ミリス
チン酸イソプロピルおよびパルミチン酸イソプロピルが
好適に使用され、その添加量は、少なくなる粘着性や貼
付性を改善する効果が得られず、多くなると薬物や粘着
補助剤の結晶が析出して粘着剤の粘着性が低下するの
で、前記粘着剤100重量部に対して3〜7重量部に限
定される。
【0041】上記経皮吸収貼付剤には薬物を体内に吸収
させるために、薬理活性物質が含有される。ここでいう
薬理活性物質は、人体に吸収されることによって、全身
的あるいは局所的な生理的変化を発現する物質のことで
あり、経皮的に吸収されるものであれば特に限定されな
い。
【0042】上記薬理活性物質としては、3−ケトデソ
ゲストレル及びその17−エステル体よりなる群から選
ばれた1種以上の薬物は除外される。
【0043】上記薬理活性物質としては、ハイドロコー
チゾン、3プレドニゾロン、ベクロメタゾンプロピオナ
ード、フルメタゾン、ベタメタゾン、トリアムシノロ
ン、トリアムシノロンアセトニド、フルオシノロン、フ
ルオシノロンアセトニド、フルオシノロンアセトニドア
セトート、プロピオン酸クロベタゾール等のコルチコス
テロイド類;アセトアミノフェノン、メフェナム酸、フ
ルフェナム酸、インドメタシン、ジクロフェナック、ジ
クロフェナックナトリウム、アルクロフェナック、オキ
シフェンブタゾン、フェニルブタゾン、イブプロフェ
ン、フルルビプロフェン、ケトプロフェン、サリチル
酸、サリチル酸メチル、l−メントール、カンファー、
スリンダック、トルメチンアトリウム、ナプロキセン、
フェンブフェン等の消炎鎮痛剤;フェノバルビタール、
アモバルビタール、シクロバルビタール、トルアゾラ
ム、ニトラゼパム、ロラゼパム、ハロペリドール等の催
眠鎮静剤;フルフェナジン、チオリダジン、ジアゼパ
ム、フルジアゼパム、フルニトラゼパム、クロルプロマ
ジン等の精神安定剤;クロニジン、塩酸クロニジン、ピ
ンドロール、プロプラノロール、塩酸プロプラノロー
ル、ブフラノール、インデノロール、ニバジピン、ロフ
ェジキシン、ニプラジロール、ブクモロール、ニフェジ
ピン、塩酸プラゾシン等の抗高血圧剤;ハイドロサイア
ザイド、ベンドロフルメサイアザイド、シクロペンチア
ザイド等の降圧利尿剤;ペニシリン、テトラサイクリ
ン、オキシテトラサイクリン、硫酸フラジオマイシン、
エリスロマイシン、クロラムフェニコール等の抗生物
質;リドカイン、ベンゾカイン、アミノ安息香酸エチル
等の局所麻酔剤;塩化ベンザルコニウム、ニトロフラゾ
ン、ナイスタチン、アセトスルファミン等の抗菌性物
質;ペンタマイシン、アムホテリシンB、ピロールニト
リン、クロトリマゾール等の抗真菌性物質;ビタミン
A、エルゴカルシフェロール、コレカルシフェロール、
オクトチアミン、リボフラビン酪酸エステル等のビタミ
ン剤;ニトラゼパム、メプロパメート、クロナゼパム等
の抗てんかん剤;イソソルビドジナイトレート、エリス
リトーステトラナイトレート、ペンタエリスリトーステ
トラナイトレート、プロパチルナイトレート等の冠血管
拡張剤;塩酸ジフェンヒドラミン、クロルフェニラミ
ン、ジフェニルイミダゾール等の抗ヒスタミン剤;デキ
ストロメトルファン、テルブタリン、エフェドリン、塩
酸エフェドリンサルブタモール、イソプロテレノール等
の鎮咳剤;プロゲステロン、エストラジオール、酢酸ノ
ルエチステロン、ノルゲストレル、デソゲストレル等の
性ホルモン及び性ホルモン様物質;ドキセピン等の抗鬱
剤;5−フルオロウラシル、ジヒドロエルゴタミン、フ
ェンタニル、デスモプレシン、トルペリゾン、ジゴキシ
ン、メトクロプラシド、ドンペリドン、スコポラミン、
臭化水素酸スコポラミン、プロスタグランジン、ブプレ
ノルフィン等の物質が挙げられる。
【0044】上記薬理活性物質の添加量は、少なくなる
と必要な皮膚透過量が得られず薬効が発現せず、多くな
ると粘着剤中に結晶が析出して皮膚透過量が低下し、薬
効が悪くなるので、前記粘着剤100重量部に対して3
〜7重量部が好ましい。
【0045】上記粘着剤層の厚みは、特に限定されるも
のではないが、薄くなると薬物を多量に添加せねばなら
ず、その結果、粘着力が低下し、厚くなると貼付剤中の
薬物が有効に利用されなくなり、コストが上昇するだけ
で性能は向上しないので、10〜200μmが好まし
い。
【0046】本発明の経皮吸収貼付剤の構成は上述の通
りであり、その製造は従来公知の粘着テ−プの製造方法
が使用できる。その代表例は溶剤塗工法であり、その他
ホットメルト塗工法、エマルジョン塗工法等があげられ
る。溶剤塗工を行う場合、例えば、粘着剤、薬物および
経皮吸収促進剤を所定量、酢酸エチル等の溶媒に溶解ま
たは分散させ、得られた液を支持体上に塗布、乾燥する
方法、剥離紙上に塗布、乾燥した後、支持体上に転写す
る方法等が好適に使用される。
【0047】上記経皮吸収貼付剤は所定の形状に切断さ
れて包材中に収納、保管されるが、該包材としては酸素
を透過しないか、透過しにくい材料が好ましく、例え
ば、酸素透過度が0〜100[cc/m2・atm ・24hrs](25
℃) の材料が好ましい。このような材料としては、例え
ば、表面がポリエチレンテレフタレート又はポリエチレ
ンで被覆されたアルミ箔、ポリ塩化ビニリデンとポリ塩
化ビニルの積層フィルムが挙げられる。
【0048】さらに、薬物含有量の安定性を高めるため
に、包材中に脱酸素剤を同封するのが好ましい。脱酸素
剤としては、鉄系、ハイドロサルファイド系、アスコル
ビン酸系、BHT(ブチルヒドロキシトルエン)系のも
の使用可能であり、市販品としてエージレース(三菱瓦
斯化学社製)、鮮度保持剤F(凸版印刷社製)等が挙げ
られる。
【0049】
【作用】本発明の経皮吸収貼付剤は、粘着剤層に、比較
的凝集力の高いアクリル系粘着剤と、粘着補助剤及び粘
着性付与樹脂を含有することにより、良好な貼付性を示
し、薬理活性物質が徐々に生体内に吸収されるので、一
定期間にわたって良好な血中濃度を維持する。また、一
定期間経過後において、粘着剤層中の易剥離剤が溶出し
て皮膚と貼付剤との間に界面活性剤の被膜を形成するの
で、容易に剥離することができる。
【0050】
【実施例】次に、本発明の実施例を説明する。以下
「部」とあるのは「重量部」を意味する。粘着剤(1)の合成 ドデシルメタクリレート(以下DMAという)48.3
部(10モル%)、2−エチルヘキシルアクリレート
(以下EHAという)34.9部(10モル%)、2−
エチルヘキシルメタクリレート(以下EHMという)3
01部(80モル%)及びヘキサメチレングリコールジ
メタクリレート0.0384部(全モノマー量に対して
0.01重量%)を攪拌装置および冷却装置付きセパラ
ブルフラスコに供給し、さらに酢酸エチル256部を加
えてモノマー濃度を60重量%に調整した。この溶液を
窒素雰囲気下で70℃に昇温し、過酸化ラウロイル2部
をシクロヘキサン100部に溶解した溶液を10分割
し、その1をセパラブルフラスコに添加して重合を開始
した。重合開始後、5時間目から残部の9を1時間間隔
で添加し、添加終了後さらに19時間反応した。なお、
粘度調節のため反応開始後、5時間毎に酢酸エチルを2
7部づつ5回添加しながら合計32時間重合を行い、固
形分濃度が50重量%の粘着剤溶液を得た。
【0051】粘着剤(2)の合成 モノマ−組成を、DMA96.6部(20モル%)、E
HA34.9部(10モル%)、EHM263.4部
(70モル%)に変更したこと以外は、粘着剤1と同様
な方法で合成を行い粘着剤溶液を得た。
【0052】粘着剤(3)の合成 モノマ−組成を、DMA48.3部(10モル%)、E
HA104.7部(30モル%)、EHM225.8部
(60モル%)に変更したこと以外は、粘着剤1と同様
な方法で合成を行い粘着剤溶液を得た。
【0053】粘着剤(4)の合成 EHA302部(65モル%)、N−ビニル−2−ピロ
リドン98部(35モル%)とヘキサメチレングリコー
ルジメタクリレート0.0384部(全モノマー量に対
して0.01重量%)を攪拌装置および冷却装置付きセ
パラブルフラスコに供給し、さらに酢酸エチル400部
を加えてモノマー濃度を50重量%に調整した。この溶
液を窒素雰囲気下で60℃に昇温し、過酸化ラウロイル
2部をシクロヘキサン100部に溶解した溶液を10分
割し、その1をセパラブルフラスコに添加して重合を開
始した。重合開始後、5時間目から残部の9を1時間間
隔で添加し、添加終了後さらに19時間反応した。な
お、粘度調節のため反応開始後、5時間毎に酢酸エチル
を50部づつ5回添加して合計32時間重合を行い、固
形分濃度が35重量%の粘着剤溶液を得た。
【0054】粘着剤(5) ダウ・コ−ニング社製のシリコ−ン系粘着剤(商品名;
シラスコン355)をそのまま用いた。
【0055】(実施例1〜10、比較例1〜8)表1お
よび表2に示した所定量の粘着剤、粘着付与樹脂、易剥
離剤、粘着補助剤及び薬理活性物質をガラス製サンプル
容器中に供給し、酢酸エチルで希釈しながらミックスロ
−タ−にて18時間均一に混合して固形分(粘着剤固形
分、粘着付与樹脂、易剥離剤、粘着補助剤及び薬理活性
物質の合計重量)28重量%の混合液500部を得た。
得られた混合液を、シリコン処理されたポリエチレンテ
レフタレ−トフィルム(厚み40μm)上に塗布、60
℃で30分間乾燥して厚さ60μmの粘着剤層を形成
し、次いで、厚さ50μmのポリエチレンテレフタレ−
ト・エチレン−酢酸ビニル共重合体積層フィルムのエチ
レン−酢酸ビニル共重合体層上に粘着剤層を転写して本
発明の経皮吸収貼付剤を得た。
【0056】
【表1】
【0057】
【表2】
【0058】
【表3】
【0059】
【表4】
【0060】尚、表1〜4に使用した各成分は次の通り
である。 ・易剥離剤:ラウリン酸ジエタノールアミド(ヘンケル
社製) ・粘着補助剤:ミリスチン酸イソプロピル(クローダジ
ャパン社製)
【0061】皮膚透過量試験 実施例1〜10および比較例1〜8で得られた経皮吸収
貼付剤を用い、図1に示した拡散セル1により、薬物透
過量(μg)を測定した。拡散セル1は、有底円筒状の
レセプター槽2と、同槽2の上に配置された有底円筒状
のドナー槽3から形成されている。ドナー槽3の底壁中
央部には開口部4が設けられており、底壁は周囲方向に
延設されフランジ5が設けられている。レセプター槽2
の上部にはフランジ6が設けられ、側壁には側方に突出
したサンプリング口7が取り付けられている。フランジ
5とフランジ6が対向して重ね合わされ、ドナ−槽3と
レセプター槽2が気密状かつ同心状に積み重ねられてい
る。また、レセプター槽2の内部にはマグネット攪拌子
9が入れてある。
【0062】ヘアレスマウス(6週齢、♂)を頸椎脱臼
により屠殺した後、直ちに背部皮膚を剥離し、皮下脂肪
と筋層を除去して約5cm×5cmの皮膚片8を得た。
得られた皮膚片8を拡散セル1のフランジ5とフランジ
6との間に挟着し、ドナー層3の開口部4を皮膚片8で
完全に閉じた。得られた経皮吸収貼付剤10を円形
(3.14cm2 )に切断し、粘着剤層が皮膚片8に接
するように皮膚片8の中央部に貼付した。
【0063】レセプター層2にはレセプター溶液を満た
し、温度37℃に保持された恒温槽内に設置し、マグネ
ット攪拌装置によりマグネット攪拌子9を回転させて攪
拌した。試験開始後、5、18、24時間に、サンプリ
ング口7からレセプター液1mlを採取し、採取したレ
セプター液中の薬物量を高速クロマトグラフィにより測
定した。レセプター液の採取に際しては、採取後レセプ
ター液を補充した。また、試験はn=3で行い、平均値
を計算した。インドメタシンの測定結果を図2〜4に示
し、17−β−エストラジオールにつき図5及び6に示
した。
【0064】なお、レセプター液は、NaH2PO4 5×10-4
mol 、Na2HPO4 2×10-4mol 、NaCl1.5×10-1mol 及び
ゲンタマイシン10ppm が溶解された水溶液にNaOHの1N
水溶液を添加してpHを 7.2に調製した水溶液80部にポ
リエチレングリコ−ル400を20部溶解することによ
り得た。
【0065】皮膚貼付性試験 実施例1〜10および比較例1〜8で得られた貼付剤、
ならびに日本薬局方絆創膏(標準貼付剤)を用い、健常
人男子10人に対して以下の試験を行った後、下記判定
基準にて評価を行い、その結果を表6に示した。 〔試験法〕上記貼付剤を5mm角にして左右上腕部に貼付
し、入浴なしに48時間貼付状態を持続した後、貼付
時、貼付後12時間、24時間及び48時間における貼
付性(剥がれ状態)を目視評価した。 〔判定基準〕 5:全ての被験者で剥がれが認められなかった(20%未
満の剥がれ面積許容) 4:剥がれ面積20%以上の被験者が1〜3人 3:剥がれ面積20%以上の被験者が半分以上(剥落1
人以下) 2:剥がれ面積20%以上の被験者が30〜80%(剥
落3人以下) 1:剥がれ面積20%以上の被験者が全員(剥落7人以
下) 0:8人以上の剥落が認められた
【0066】皮膚刺激性試験 実施例1〜10および比較例1〜8で得られた経皮吸収
貼付剤、ならびに日本薬局方絆創膏(標準貼付剤)を用
い、健常人男子10人に対して以下の試験を行い、下記
判定基準(Draize法、紅斑判定基準に準拠)にて
評価を行い、その最頻値の結果を表5に示した。 〔試験法〕上記貼付剤を5mm角にして左右上腕部に貼付
し、入浴なしに48時間貼付状態(貼付4時間後、12
時間後にそれぞれ30分間の負荷運動をかけ発汗させ
る)を持続した後、剥離直後、剥離30分後及び剥離2
4時間における皮膚の状態を目視観察した。 〔判定基準〕 0:紅斑なし、1:非常に軽度な紅斑(やっと認められ
る程度)、2:明らかな紅斑、3:中程度ないし強い紅
【0067】
【表5】
【0068】
【表6】
【0069】
【発明の効果】本発明の経皮吸収貼付剤の構成は上述の
通りであり、貼付時には容易に且つ強固に貼付すること
ができ、剥離時に皮膚刺激を与えずに容易に剥離可能な
吸収貼付剤を提供する。
【0070】
【図面の簡単な説明】
【図1】皮膚透過性試験に用いた拡散セルの斜視図であ
る。
【図2】実施例2、4および比較例2、4の皮膚透過量
試験(インドメタシン)の結果を示すグラフである。
【図3】実施例6、8および比較例6の皮膚透過量試験
(インドメタシン)の結果を示すグラフである。
【図4】実施例10および比較例8の皮膚透過量試験(イ
ンドメタシン)の結果を示すグラフである。
【図5】実施例1、3、5および比較例1、3の皮膚透
過量試験(17−β−エストラジオ−ル)の結果を示す
グラフである。
【図6】実施例7、9および比較例5、7の皮膚透過量
試験(17−β−エストラジオ−ル)の結果を示すグラ
フである。
【符号の説明】
1 拡散セル 2 レセプター槽 3 ドナー槽 4 開口部 5,6 フランジ 7 サンプリング口 8 皮膚片

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】支持体の一面に、粘着剤100重量部、粘
    着付与樹脂10〜45重量部、易剥離剤1〜10重量
    部、粘着補助剤3〜7重量部ならびに3−ケトデソゲス
    トレル及びその17−エステル体よりなる群から選ばれ
    た1種以上の薬物を除く薬理活性物質からなる粘着剤層
    が積層された経皮吸収貼付剤であって、上記粘着剤が2
    −エチルヘキシル(メタ)アクリレ−トおよびドデシル
    メタクリレ−トよりなる群から選ばれた二種以上の(メ
    タ)アクリレ−ト化合物からなるアクリル系共重合体で
    あり、上記易剥離剤が炭素数8〜16の脂肪族モノカル
    ボン酸とモノまたはジエタノ−ルアミンとの反応生成物
    である脂肪酸アミドであり、粘着補助剤が炭素数10〜
    18の高級脂肪酸と炭素数1〜18のアルコールとの反
    応生成物であることを特徴とする経皮吸収貼付剤。
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