JP3226314U - カップ型回転研磨工具 - Google Patents

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Abstract

【課題】着脱可能な研磨布紙が作業中にはがれにくいカップ型回転研磨工具を提供する。【解決手段】円筒状本体12の外周壁を貫通し且つ円筒状本体12の回転中心線Cに平行な方向に形成された長手状切欠き20と、円筒状本体12の内周面のうちの少なくとも長手状切欠き20に隣接する面に固着された第1面ファスナ22と、研磨布紙14の内周面の端部に固着され、研磨布紙14の端部が長手状切欠き20を通して円筒状本体12内に引き込まれた状態で第1面ファスナ22と接着させられる第2面ファスナ26とが、設けられている。カップ型回転研磨工具10の回転により発生する遠心力が研磨布紙14の端部を円筒状本体12の内周面に押しつけて、第2面ファスナ26と第1面ファスナ22との間の接着力が高められるので、研磨作業中において研磨布紙14のはがれにくいカップ型回転研磨工具10が得られる。【選択図】図1

Description

本考案は、小径管材の内周嵌合面のバリ取り作業や仕上げ作業等に有効なカップ型回転研磨工具に関するものである。
たとえば、比較的小径管材の切断作業時に発生するバリを取り除くためのバリ取り作業などの小径管材の内周嵌合面や、加工穴、成形物の小径穴の内周面を研磨するに作業に際しては、特許文献1に記載された軸付砥石や、特許文献2に記載された軸付フラップホイール等の研磨工具が用いられている。
実用新案登録第3090108号公報 特開2014−237214号公報
上記軸付砥石および軸付フラップホイールは、比較的短時間で目潰れ、目詰まり、脱粒が発生して作業性が低下する。しかし、上記軸付砥石および軸付フラップホイールは比較的高額の研磨工具であるために、作業者はコストを低減するために軸付砥石および軸付フラップホイールの取替えを躊躇し、そのまま上記研磨工具を使い続ける傾向があるので、作業性が低下していた。
これに対して、たとえば軸付き円筒体の外周面に、例えば両面接着テープ等を介して研磨布紙を着脱可能に巻き付けることで軸付き研磨工具を構成することが考えられる。これによれば、小径管材の内周嵌合面を研磨するに作業に際して、目潰れ、目詰まり、脱粒が発生して作業性の低下が発生すると、簡単且つ低コストで研磨布紙を交換できるので、作業性が得られるようになると考えられた。しかし、軸付き円筒体の外周面に巻き付けられた研磨布紙に遠心力が加えられると、両面接着テープ等の接着力に抗して、研磨布紙が軸付き円筒体の外周面からはがれるので、未だ目潰れ、目詰まり、脱粒が発生していなくても研磨布紙の交換が必要となるという問題があった。このような問題は、作業性を高めるために軸付き円筒体の回転を高めるほど、顕著に発生する。
本考案は以上の事情を背景として為されたものであり、その目的とするところは、着脱可能な研磨布紙のはがれにくいカップ型回転研磨工具を提供することにある。
本考案者等は、上記事情を背景として種々検討を重ねた結果、カップ型回転研磨工具の円筒状本体の内側に研磨布紙の端部を引き込み、その研磨布紙の端部を円筒状本体の内周面に接着するようにすると、カップ型回転研磨工具の回転を高めても、研磨布紙のはがれが発生しないことを見いだした。カップ型回転研磨工具の回転により発生する遠心力が研磨布紙の端部を円筒状本体の内周面に押しつけるので、研磨布紙の端部の接着力が高められると推定される。本考案はかかる知見に基づいてなされたものである。
すなわち、本考案の要旨とするところは、(a)円筒状本体の外周面に巻き付けられた研磨布紙により研磨を行なうカップ型回転研磨工具であって、(b)前記円筒状本体の外周壁を貫通し且つ前記円筒状本体の回転中心線に平行な方向に形成された長手状切欠きと、(b)前記円筒状本体の内周面のうちの前記長手状切欠きに隣接する面に固着された第1面ファスナと、(c)前記研磨布紙の端部の内周面に固着され、前記研磨布紙の端部が前記長手状切欠きを通して前記円筒状本体内に引き込まれた状態で前記第1面ファスナと接着させられる第2面ファスナとを、含むことにある。
本考案のカップ型回転研磨工具によれば、(a)円筒状本体の外周面に巻き付けられた研磨布紙により研磨を行なうカップ型回転研磨工具であって、(b)前記円筒状本体の外周壁を貫通し且つ前記円筒状本体の回転中心線に平行な方向に形成された長手状切欠きと、(b)前記円筒状本体の内周面のうちの前記長手状切欠きに隣接する面に固着された第1面ファスナと、(c)前記研磨布紙の裏面の端部に固着され、前記研磨布紙の端部が前記長手状切欠きを通して前記円筒状本体内に引き込まれた状態で前記第1面ファスナと接着させられる第2面ファスナとを、含む。このため、カップ型回転研磨工具の回転により発生する遠心力が研磨布紙の裏面の端部を円筒状本体の内周面に押しつけることから、研磨布紙の裏面の端部の第2面ファスナと円筒状本体の内周面に固着された第1面ファスナとの間の接着力が高められるので、研磨作業中において研磨布紙のはがれにくいカップ型回転研磨工具が得られる。その結果、研磨布紙を容易に交換でき、低コストで切れ味のよい研磨作業が可能となる。
ここで、好適には、前記第2面ファスナは、前記研磨布紙の裏面の両端部にそれぞれ固着された一対の面ファスナである。これにより、研磨布紙の裏面の両端部に設けられた第2面ファスナが、円筒状本体の内周面のうちの前記長手状切欠きに隣接する一対の面にそれぞれ固着された一対の第1面ファスナに固定されるので、円筒状本体の外周面からの研磨布紙の浮きがなく、研磨布紙の巻回状態が安定する。
また、好適には、前記カップ型回転研磨工具は、前記円筒状本体の外周面に固着された第3面ファスナと、前記研磨布紙の裏面のうちの一対の前記第2面ファスナの間に固着され、前記研磨布紙が前記円筒状本体の外周側に巻き付けられた状態で前記第3面ファスナと接着させられる第4面ファスナとを、含まれている。このため、研磨布紙は、円筒状本体の外周面に全面的に接着させられるので、円筒状本体の外周面からの研磨布紙の浮きがなく、研磨布紙の巻回状態が安定する。また、上記第3面ファスナおよび第4面ファスナがクッション機能を有するので、研磨作業中の飛び跳ねが緩和されて研磨作業が容易となる。
また、好適には、前記円筒状本体の外周面と、前記研磨布紙の裏面のうちの一対の前記第2面ファスナの間の裏面との少なくとも一方には、人工皮革が固着されている。このため、研磨布紙の裏面および円筒状本体の外周面に面ファスナがなくても、クッション性が得られるので、カップ型回転研磨工具の作業中の飛び跳ねが緩和されて作業が容易となる。
また、好適には、前記円筒状本体は、前記回転中心線方向の一端部が開放され、他端部が蓋部により閉じられ、前記蓋部には、回転駆動装置へ取り付けるためのストレート軸、ねじ軸、または取付穴が前記回転中心線と同芯に設けられている。このため、作業者が用いる回転駆動装置に容易に装着することができる。
また、好適には、前記研磨布紙の裏面において、前記研磨布紙の裏面の両端部に設けられた一対の前記第2面ファスナと前記第4面ファスナとの間には、前記円筒状本体の外周壁の肉厚以上の間隔が設けられている。このため、研磨布紙が円筒状本体の外周面に巻き付けられ、研磨布紙の端部が円筒状本体に形成された長手状切欠きを通して円筒状本体の内周側へ折り込まれるとき、面ファスナがなく厚みが小さな上記間隔の存在により、曲率半径が小さくされるので、円筒状本体の外周面からの研磨布紙の浮きがなく、研磨布紙の巻回状態が安定する。
また、好適には、前記円筒状本体を構成する外周壁には、前記長手状切欠きに隣接した肉厚部が形成され、前記肉厚部の前記長手状切欠き側の肉厚は、前記長手状切欠きから周方向に離れるほど大きくなり、前記肉厚部の前記長手状切欠き側の内周面の径は、前記長手状切欠きから周方向に離れるほど小さくなるように形成されている。このため、研磨布紙の端部が円筒状本体に形成された長手状切欠きを通して円筒状本体の内周側に折り込まれるとき、研磨布紙の曲率半径が大きい状態で第2面ファスナが第1面ファスナと接着させられるので、前記円筒状本体が小径であっても、或いは前記研磨布紙の裏面の両端部に設けられた一対の前記第2面ファスナと前記第4面ファスナとの間に前記円筒状本体の外周壁の肉厚以上の間隔が設けられていなくても、前記円筒状本体の外周面からの研磨布紙の浮きがなく、研磨布紙の巻回状態が安定する。
本考案の一実施例のカップ型回転研磨工具を示す斜視図である。 図1のカップ型回転研磨工具が装着される携帯型回転駆動装置の外観を示す図である。 図1のカップ型回転研磨工具の円筒状本体を示す斜視図である。 図1のカップ型回転研磨工具の研磨布紙の裏面である内周面を示す図である。 本考案の他の実施例のカップ型回転研磨工具の円筒状本体を示す斜視図であって、図3に対応する図である。
以下、本考案の一実施例を図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本考案の一実施例のカップ型回転研磨工具10を示し、図2は、カップ型回転研磨工具10が装着される携帯型回転駆動装置30の外観を示している。図1において、カップ型回転研磨工具10は、樹脂、アルミニウム或いは鉄等からなる円筒状本体12と、円筒状本体12の外周面に巻き付けられた研磨布紙14とを備え、回転中心線Cまわりに回転駆動されることで、小径管材の内周嵌合面や小径穴の内周面などを研磨する。
円筒状本体12は、回転中心線C方向の一端部が開放され、他端部がたとえば溶接された蓋部16により一体的に閉じられ、蓋部16には、たとえば図2の携帯型回転駆動装置30のアダプタ32内へ嵌め入れるためのストレート軸18が回転中心線Cと同芯に設けられている。図3に詳しく示すように、円筒状本体12には、円筒状本体12を構成する外周壁12aを径方向すなわち厚み方向に貫通し且つ円筒状本体12の回転中心線Cに平行な方向に長手状切欠き20が形成されている。また、長手状の第1面ファスナ22が、円筒状本体12の内周面のうちの長手状切欠き20に隣接する一対の面の少なくとも一方の面(本実施例では円筒状本体12の内周面の全体)に接着剤などにより固着されている。さらに、長手状の第3面ファスナ24が、円筒状本体12の外周面全体に固着されている。
図4は、研磨布紙14の内周面すなわち裏面を示している。研磨布紙14は長手状を成しており、研磨布紙14の裏面には、その両端部14a,14bに接着剤或いは縫目などにより固着された一対の第2面ファスナ26と、それら一対の第2面ファスナ26の間に位置する第4面ファスナ28とが、接着剤或いは縫目などにより固着されている。それら第2面ファスナ26と第4面ファスナ28との間には、円筒状本体12の外周壁12aの肉厚D2以上の間隔D1が設けられている。この間隔D1は、ファスナがなく、相対的に薄くされている。
上記第1面ファスナ22と第2面ファスナ26とは、着脱可能ではあるが所定の接着力で接着可能な構造を有した対を成すものである。また、第3面ファスナ24と第4面ファスナ28とは、着脱可能ではあるが所定の接着力で接着可能な構造を有した対を成すものである。これらのファスナは、たとえば、対を成す一方のファスナは基材上がフック状、マッシュルーム状、或いは鋸歯状に起毛されたものであり、他方のファスナは基材上にループ状に密集して起毛されたものである。また、一方のファスナの基材および他方のファスナの基材に、フック状の起毛およびループ状の密集した起毛の両方がそれぞれ設けられたものでもよい。
研磨布紙14は、天然繊維、合成繊維、炭素繊維から選択された1または2以上の繊維から成る、不織布、織布または多層構造の複合シート剤などの可撓性シート部材から成る基層と、基層の表面に砥粒が固着されて成る砥粒層との積層体から構成され、可撓性を有している。第2面ファスナ26と第4面ファスナ28は、研磨布紙14の裏面側に位置している基層に固着されている。
図1に示すように、研磨布紙14は、その端部14a,14bは長手状切欠き20を通して円筒状本体12内に引き込まれた状態で、その端部14a,14bに固着された第2面ファスナ26が円筒状本体12の内周面に固着された第1面ファスナ22と着脱可能に接着させられることで、円筒状本体12の外周面に装着される。この状態では、研磨布紙14の内周面に固着されている第4面ファスナ28も円筒状本体12の外周面に固着されている第3面ファスナ24に接着されることで、研磨布紙14が一層安定的に円筒状本体12に装着される。
このように構成されたカップ型回転研磨工具10によれば、円筒状本体12の外周側に巻き付けられた研磨布紙14により研磨を行なうカップ型回転研磨工具10であって、円筒状本体12の外周壁12aを貫通し且つ円筒状本体12の回転中心線Cに平行な方向に形成された長手状切欠き20と、円筒状本体12の内周面のうちの長手状切欠き20に隣接する面に固着された第1面ファスナ22と、研磨布紙14の内周面の端部14a,14bに固着され、研磨布紙14の端部14a,14bが長手状切欠き20を通して円筒状本体12内に引き込まれた状態で第1面ファスナ22と接着させられる第2面ファスナ26とが、設けられている。このため、カップ型回転研磨工具10の回転により発生する遠心力が研磨布紙14の端部14a,14bを円筒状本体12の内周面に押しつけることから、研磨布紙14の端部14a,14bの第2面ファスナ26と円筒状本体12の内周面に固着された第1面ファスナ22との間の接着力が高められるので、研磨作業中において研磨布紙14のはがれにくいカップ型回転研磨工具10が得られる。その結果、研磨布紙14を容易に交換でき、低コストで切れ味のよい研磨作業が可能となる。
本実施例のカップ型回転研磨工具10によれば、第2面ファスナ26は、研磨布紙14の内周面の両端部14a,14bにそれぞれ固着された一対の面ファスナである。これにより、研磨布紙14の両端部14a,14bにそれぞれ設けられた第2面ファスナ26が、円筒状本体12の内周面のうちの少なくとも長手状切欠き20に隣接する一対の面に固着された第1面ファスナ22に固定されるので、研磨布紙14の円筒状本体12の外周面からの浮きがなく、研磨布紙14の巻回状態が安定する。
本実施例のカップ型回転研磨工具10によれば、円筒状本体12の外周面に固着された第3面ファスナ24と、研磨布紙14の内周面のうちの一対の第2面ファスナ26の間に固着され、研磨布紙14が円筒状本体12の外周側に巻き付けられた状態で第3面ファスナ24と接着させられる第4面ファスナ28とが、設けられている。このため、研磨布紙14は、円筒状本体12の外周面に全面的に接着させられるので、円筒状本体12の外周面からの研磨布紙14の浮きがなく、研磨布紙14の巻回状態が安定する。また、第3面ファスナ24および第4面ファスナ28がクッション機能を有するので、研磨作業中の飛び跳ねが緩和されて研磨作業が容易となる。
本実施例のカップ型回転研磨工具10によれば、円筒状本体12の外周面と、研磨布紙14の内周面のうちの一対の第2面ファスナ26の間の内周面との少なくとも一方には、人工皮革が固着されている。このため、研磨布紙14の内周面および円筒状本体12の外周面に第4面ファスナ28および第3面ファスナ24がなくても、クッション性が得られるので、カップ型回転研磨工具10の作業中の飛び跳ねが緩和されて作業が容易となる。
本実施例のカップ型回転研磨工具10によれば、円筒状本体12は、回転中心線方向の一端部が開放され、他端部が蓋部16により閉じられ、蓋部16には、携帯型回転駆動装置30へ取り付けるためのストレート軸18が回転中心線Cと同芯に設けられている。このため、作業者が用いる携帯型回転駆動装置30に備えられたアダプタ32に差し入れることで、容易に装着することができる。
本実施例のカップ型回転研磨工具10によれば、研磨布紙14の内周面において、研磨布紙14の長手方向において研磨布紙14の端部14a,14bに設けられた一対の第2面ファスナ26と、一対の第2面ファスナ26との間に設けられた第4面ファスナ28との間には、円筒状本体12の外周壁12aの肉厚D2以上の間隔D1が設けられている。このため、研磨布紙14が円筒状本体12の外周面に巻き付けられ、研磨布紙14の端部14aが円筒状本体12に形成された長手状切欠き20を通して円筒状本体12の内周側へ折り込まれるとき、面ファスナがなく厚みが小さな間隔D1の存在により、曲率半径が小さくされるので、円筒状本体12の外周面からの研磨布紙14の浮きがなく、研磨布紙14の巻回状態が安定する。
続いて、本考案の他の実施例を図面に基づいて詳細に説明する。なお、以下の説明において、前述の実施例と共通する部分については同一の符号を付して説明を省略する。
図5は、本考案の他の実施例のカップ型回転研磨工具50の円筒状本体52を示す斜視図であって、図3に対応する図である。本実施例の円筒状本体52では、その円筒状本体52を構成する外周壁52aの長手状切欠き20に隣接した位置には、一対の肉厚部54が形成され、肉厚部54の長手状切欠き20側の肉厚は、長手状切欠き20から周方向に離れるほど大きくなり、肉厚部54の長手状切欠き20側の内周面の径は、長手状切欠き20から周方向に離れるほど小さくなるように形成されている。肉厚部54の内面は平坦面であって、第1面ファスナ22がそれぞれ接着されている。
これにより、研磨布紙14の端部が円筒状本体52に形成された長手状切欠き20を通して円筒状本体52の内周側に折り込まれるとき、研磨布紙14の曲率半径が大きい状態で第2面ファスナ26が第1面ファスナ22と接着させられるので、円筒状本体52が小径であっても、或いは研磨布紙14の裏面の両端部に設けられた一対の第2面ファスナ26と第4面ファスナ28との間に円筒状本体52の外周壁52aの肉厚以上の間隔が設けられていなくても、円筒状本体52の外周面からの研磨布紙14の浮きがなく、研磨布紙14の巻回状態が安定するという利点がある。
以上、本考案の一実施例を図面に基づいて説明したが、本考案はその他の態様においても適用される。
たとえば、前述の実施例のカップ型回転研磨工具10,50において、第1面ファスナ22は、円筒状本体12の内周面全体に設けられた長手状の一体ものであったが、円筒状本体12の内周面のうちの長手状切欠き20に隣接する一対の面に局所的に固着されたものであってもよい。
前述の実施例のカップ型回転研磨工具10,50において、研磨布紙14の裏面の両端部14a,14bには、一対の第2面ファスナ26が設けられていたが、両端部14a,14bのうちの一方の端部に第2面ファスナ26が局所的に設けられていてもよい。この場合、好適には、研磨布紙14の裏面の両端部14a,14bのうちカップ型回転研磨工具10の回転方向の上流側に対応する端部に1つの第2面ファスナ26が設けられる。
前述の実施例のカップ型回転研磨工具10,50において、研磨布紙14の裏面には、第2面ファスナ26と第4面ファスナ28との間に間隔D1が設けられていたが、必ずしも間隔D1はなくてもよい。この場合、第2面ファスナ26と第4面ファスナ28とは、連続した一体もののファスナで構成されてもよい。
また、前述の実施例のカップ型回転研磨工具10,50において、第3面ファスナ24および第4面ファスナ28は必ずしも設けられなくてもよく、或いは第3面ファスナ24および第4面ファスナ28の少なくとも一方に替えて、同様のクッション性を有する人工皮革が設けられてもよい。
また、前述の実施例のカップ型回転研磨工具10,50において、円筒状本体12の蓋部16には、携帯型回転駆動装置30のアダプタ32へ取り付けるためのストレート軸18が回転中心線Cと同芯に設けられていたが、そのストレート軸18に替えて、他の形式の回転駆動装置のアダプタの仕様に適したねじ軸、または取付穴が回転中心線Cと同芯に設けられていてもよい。
なお、上述したのはあくまでも一実施形態であり、その他一々例示はしないが、本考案は、その主旨を逸脱しない範囲で当業者の知識に基づいて種々変更、改良を加えた態様で実施することができる。
10,50:カップ型回転研磨工具
12,52:円筒状本体
12a:外周壁
14:研磨布紙
16:蓋部
18:ストレート軸
20:長手状切欠き
22:第1面ファスナ
24:第3面ファスナ
26:第2面ファスナ
28:第4面ファスナ
30:携帯型回転駆動装置(回転駆動装置)
32:アダプタ

Claims (7)

  1. 円筒状本体の外周面に巻き付けられた研磨布紙により研磨を行なうカップ型回転研磨工具であって、
    前記円筒状本体の外周壁を貫通し且つ前記円筒状本体の回転中心線に平行な方向に形成された長手状切欠きと、
    前記円筒状本体の内周面のうちの前記長手状切欠きに隣接する面に固着された第1面ファスナと、
    前記研磨布紙の裏面の端部に固着され、前記研磨布紙の端部が前記長手状切欠きを通して前記円筒状本体内に引き込まれた状態で前記第1面ファスナと接着させられる第2面ファスナとを、含む
    ことを特徴とするカップ型回転研磨工具。
  2. 前記第2面ファスナは、前記研磨布紙の裏面の両端部にそれぞれ固着された一対の面ファスナである
    ことを特徴とする請求項1のカップ型回転研磨工具。
  3. 前記円筒状本体の外周面に固着された第3面ファスナと、
    前記研磨布紙の裏面のうちの一対の前記第2面ファスナの間に前記第2面ファスナと連続して又は隔離して固着され、前記研磨布紙が前記円筒状本体の外周側に巻き付けられた状態で前記第3面ファスナと接着させられる第4面ファスナとを、含む、
    ことを特徴とする請求項2のカップ型回転研磨工具。
  4. 前記円筒状本体の外周面と、前記研磨布紙の裏面のうちの一対の前記第2面ファスナの間の裏面との少なくとも一方には、人工皮革が固着されている
    ことを特徴とする請求項2のカップ型回転研磨工具。
  5. 前記円筒状本体は、前記回転中心線方向の一端部が開放され、他端部が蓋部により一体的に閉じられ、前記蓋部には、回転駆動装置へ取り付けるためのストレート軸、ねじ軸、または取付穴が前記回転中心線と同芯に設けられている
    ことを特徴とする請求項1から4のいずれか1のカップ型回転研磨工具。
  6. 前記研磨布紙の裏面において、前記研磨布紙の裏面の両端部に設けられた一対の前記第2面ファスナと前記第4面ファスナとの間には、前記円筒状本体の外周壁の肉厚以上の間隔が設けられている
    ことを特徴とする請求項3のカップ型回転研磨工具。
  7. 前記円筒状本体を構成する外周壁には、前記長手状切欠きに隣接した肉厚部が形成され、前記肉厚部の前記長手状切欠き側の肉厚は、前記長手状切欠きから周方向に離れるほど大きくなり、前記肉厚部の前記長手状切欠き側の内周面の径は、前記長手状切欠きから周方向に離れるほど小さくなるように形成されている
    ことを特徴とする請求項1から5のいずれか1のカップ型回転研磨工具。
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