JP3226006U - ケーブル収容用管 - Google Patents

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Abstract

【課題】取付けとケーブル収容が容易なケーブル収容用管であって、配線ボックス間や天井面とデスク等間へのケーブル敷設の容易さを図る。【解決手段】長手方向に連続した開口部a1、a2を有する内側管Aと、長手方向に連続した開口部を有する管状の弾性材からなり該開口部を介して内側管の開口部を含めて内側管の外面を略覆うように装着可能にされ、弾性によって着脱自在であってかつ装着時には装着状態が保持されるカバー管Gを備える。これにより開口部よりのケーブルの出し入れと目視を可能にしてケーブルの入線の容易さが達成される。【選択図】図1

Description

本考案は、ケーブルの収容を目的とした開口部を擁するケーブル収容用管に関するものである。
従来、露出型の配線ボックスや端子ボックス等に天井面より敷設されるケーブルは電線管や配線ダクト等によって収容されることが多い。しかし、市販されている電線管を用いた場合、管内へのケーブル収容には通線具を必要とするし、さらには既設ケーブルが複数敷設されている場合の電線管内へのケーブルの追加敷設工事は容易とは言えない。また、配線ダクト等は一方向を開口出来るので入線は容易であるが一般的に壁面に固定されるので壁面上部の天井内の天井支え金具等が入線の妨げになることも少なくはない。
また、天井面よりデスク等へのケーブル敷設であるが、一般的には結束バンドやスパイラルバンド等を用いて数本のケーブルをまとめフック等を取付けての吊り下げる方式が多く採られている。しかし、この手段には支えが無くぶら下がり状態であるのでケーブルには負担がかかるし美観上も好ましいとは言えない。
以上のように露出型ボックス等やデスク等への天井面よりのケーブル敷設に於いて従来の電線管や配線ダクト等を用いての収容方式や吊り下げ方式には幾つかの問題点がある。そこでこれらを解決するには天井面と配線ボックス等間や天井面とデスク等間へのケーブル敷設用として望む位置に容易に取付けられ、ケーブル敷設も容易とするケーブル収容用管を提供することが有効であると考えられる。
そして、上記の改善を目的として提案されているものとしては、天井面と床面との間の取付けを望む場所に取付けられケーブルの収容を目的とする電源情報ポール(特許文献1)が提案されている。図示は省略するが、この発明によると前記ポールは天井面にケーブル通し用の孔を予め設け、これに中空管を取付け用意された床面固定材を使用し床面にネジをもって固定する方式がとられている。よって、天井面より敷設されるケーブルは中空管によって保護されるので負担がかかることは無いしケーブル類が露出することはないので美観上も好ましい。しかし、上記の電源情報ポールにも問題が無いわけではない。天井面の望む場所に取付けられるとしているが、その位置に予め孔を設けておく必要があるので自由な位置への取付けとは言えないし、床面への固定材のネジによる固定手段も簡単な取付けとは言えないし、ポール内へのケーブル入線方法は従来の電線管と同じ手段を必要とするし、配線ボックス間等への取付け手段は考慮されていない。
また、本体と蓋体を回動可能な接合部によって接合した電線管(特許文献2)も提案されている。この提案によると開口部よりのケーブルの収容を可能とするのみ記され詳細は記されていないが、図によると縦方向に本体と蓋部の一方が回動可能に接合され、開口部よりの電線管内へのケーブル収容後に本体と蓋体とをロック部をもって開口部を閉鎖する構造で本体と蓋部が一体化されておりケーブルの保護を目的とした電線管と思われる。この構造によりケーブルの収容、蓋部による開口部封止は容易である。しかし、ボックス間や天井面より床面間にケーブル収容用管として用いた場合の取付け手段は考慮されていないし、一体形ゆえに固定手段も限定されるので用途は限定される。
特開平11−289642号公報 意匠登録1435503号公報
天井面よりボックス等、或いは、天井面よりデスク等や床面へのケーブルの敷設と保護を容易にするため、自由な位置への容易な取付け手段有し、ケーブル収容が容易なケーブル収容用管を提供する。
本考案は、ケーブルの収容を目的とするケーブル収容用管であって、長手方向に連続した開口部を有し、該開口部からケーブルを出し入れ可能にする内側管と、長手方向に連続した開口部を有する管状の弾性材からなり該開口部を介して上記内側管の開口部を含めて上記内側管の外面を略覆うように装着可能にされ、弾性によって着脱自在であってかつ装着時には装着状態が保持されるカバー管とを有する。さらに、複数の前記内側管を係合しスライドさせることによる長さ調節を可能とする接続部材と、外部構造物への固定を可能とする固定部材と、を具備するケーブル収容用管をもって、望む位置への自由な取付けと、天井面よりボックス等、或いは、天井面よりデスク等や床面へのケーブルの敷設と保護に関する上記課題を解決する。
請求項1の考案のケーブルの収容を目的とするケーブル収容用管は、長手方向に連続した開口部を擁しケーブルの出し入れを可能にする内側管と、長手方向に連続した開口部を有する管状の弾性材からなり該開口部を介して上記内側管の開口部を含めて上記内側管の外面を略覆うように装着可能にされ、弾性によって着脱自在であってかつ装着時には装着状態が保持されるカバー管とで構成され、配線ボックスや電線管との係合具による接合が可能である。よって、ケーブル入線時に管の開口部よりの出し入れが出来るので通線具を必要としないし、管内の目視が可能であるので管内に既存のケーブルが敷設されていても既存ケーブルによる妨げが少ないし、開口部封止用のカバー管の取付けも容易であるので、配線ボックス間、又は、電線管相互の中継部に採用した場合、ケーブル敷設と収容を容易にすることが出来る。
請求項2の考案のケーブルの収容を目的とするケーブル収容用管は、請求項1における上記第一の内側管とこの第一の内側管より径が小さく第一の内側管の内壁に沿ってスライド可能な第二の内側管からなり、第二の内側管をスライドさせることによって上記内側管の長さが調節可能に構成され、第一の内側管の端部に、第一の内側管と第二の内側管とを固定する接続部材を有する。よって、スライド式伸縮機能による長さ調整をもって容易に取り付けられるし、ケーブル入線時に管の開口部よりの出し入れが出来るので通線具を必要としないし、管内の目視が可能であるので管内に既存のケーブルが敷設されていても既存ケーブルによる妨げが少ないし、開口部の封止用カバー管の取付けも容易であるので、中継ボックスと配線ボックス等間のケーブル収容用として採用した場合、ケーブル敷設と収容を容易にすることが出来る。
請求項3の考案のケーブルの収容を目的とするケーブル収容用管は、請求項1または請求項2において、上記内側管の一対の端部には、この内側管を外部構造物に固定するための固定部材をさらに有する。よって、長さ調整加工の必要なくスライド式伸縮機能をもって臨む位置に突っ張り固定が出来るし、入線するケーブルを管の開口部より出し入れが出来るので通線具を必要としないし、管内に既存のケーブルが敷設されていても管内の目視が可能であるので既存ケーブルによる妨げが少ないし、開口部の封止用カバー管の取付けも容易であるので、天井面とデスク等間のケーブル収容用として採用した場合、ケーブル敷設と収容を容易にすることが出来る。
請求項4の考案のケーブルの収容を目的とするケーブル収容用管は、請求項1ないし請求項3のいずれかにおける上記内側管の内部には、内側管に収容される複数のケーブルを互いに離間させるセパレータをさらに有する。よって、電力系と通信系ケーブルとを分離できるのでケーブル間の電磁波干渉対策としての効果が望める。
請求項5の考案のケーブルの収容を目的とするケーブル収容用管は、請求項1ないし請求項4のいずれかにおける少なくても上記カバー管の外部表面に彩色または模様が施されている。よって、天井面からのケーブル敷設用電線管でありながら装飾的効果が望める。
この考案の実施例3のケーブル収容用管の構造と構成部品の説明図。 この考案の実施例2のケーブル収容用管と係合具とカバー管の構成図。 (a)はケーブル収容用管への開口部封止用カバー管の取付け方法の説明図。(b)ケーブル収容用管への開口部封止用カバー管取付け後の説明図。 (a)は係合具の説明図。(b)は係合具用カバーの説明図。 係合具と係合具用カバーとの組立方法の説明図。 (a)は係合具への第一の内側管の取付け方法の説明図。(b)は係合具への第一の内側管の固定方法と第二の内側管の取付け方法と固定方法の説明図。 この考案の実施例2のケーブル収容用管のボックスへの取付けとケーブルの敷設方法の説明図。 固定具と台座部の構造を示す説明図。 固定具と台座部の係合状態、及び、管の引上げ方法説明の為の断面図。 (a)は管への固定具の取付け方法を示す説明図。(b)は固定具を取付けたケーブル収容用管の天井面への取付け方法を示す説明図。 この考案の実施例3のケーブル収容用管の取付け方法を示す説明図。 この考案の実施例3のケーブル収容用管の用法を示す説明図。 この考案の実施例1のケーブル容用管による配線ボックス等への取付けとケーブルの敷設方法を示す説明図。 この考案の実施例1の電線管間へのケーブル収容用管の取付け例を示す説明図。 この考案の実施例4のケーブル収容用管の構造を示す説明図。 従来の電線管による配線ボックス等への取付けとケーブルの敷設方法を示す説明図。
以下、本考案に係るケーブル収容用管について図面を基にして説明する。
まず、本考案の請求項1のケーブル収容用管の効果を説明するために従来の電線管を使用した場合について説明する。図16に示す5はねじなし電線管Eで2は配線ボックスで6は中継用ボックスで4はねじなしコネクタでいずれも市販品であり、多くの場合ねじなし電線管E5を使用し中継用ボックス6と配線ボックス2との間にねじなしコネクタ4を係合具として用いて取付けられる。しかし、該図に示すようにケーブル1を中継用ボックス6より配線ボックス2間の電線管E内に入線するには通線具を必要とするし電線管内部を把握出来ないので既存ケーブルがある場合には絡み合ったケーブルが入線の妨げとなり収容可能な線数の収容を阻む場合もあるので容易とは言えない。
そこで、請求項1のケーブル収容用管について図2を基に説明する。該図に示すAは管の係合具として一般的に用いられる前記ねじなしコネクタ4に適合する径にて作成されa1、a2間を長手方向に連続して開口した断面がCの字形状の内側管Aである。そして、Gは内側管Aの外径とほぼ同じ寸法の内径を有し、g1、g2間を開口した断面がCの字形状の内側管Aの開口部の封止用のカバー管Gで、内側管の開口部を含めて前記内側管の外面を略覆うように装着可能にされ、弾性によって着脱自在であってかつ装着時には装着状態が保持されるよう弾性を有した樹脂にて作成されている。
内側管Aへのカバー管Gの取付けについて図3を基に説明する。カバー管Gは前記説明のようにg1、g2間を開口してあるので、図3(a)に示すようにカバー管Gのg1、g2部を内側管Aの開口部側から押し付けると弾性により内側管Aの外側に沿うように広がり、さらに押し込むと図3(b)に示すように復元し内側管Aを包み込むように装着される。よって、g1、g2間の幅は内側管Aへの装着の容易さと脱落防止を考慮して作成する必要があるので、限定はしないがカバー管Gの円周の10%以上、30%以下程度が望ましい。また、図1に示すように開口部封止用カバー管Gをいくつかに分けるとこで内側管Aへの装着をより容易にすることが出来るし、カバー管の加工をしなくても上下、或いは中間からのケーブルの引き出しも可能となる。
まず、中継用ボックスと配線ボックス間への取付け方法について図13を基に説明する。該図に示すA、6、2は上記説明の内側管A、中継ボックス6、配線ボックス2である。そして、内側管Aは前記説明のようにねじなしコネクタ4に適合させてあるので中継ボックス6と配線ボックス2間の長さに適合させることで該図に示すように取付けることが出来る。また、ダクターとダクタークリップによる管の固定を望む場合には、ダクタークリップの取付け部にカバー管を必要長分だけ切断して先行して取付けて固定すれば良いし、以下に於けるケーブルの入線にも大きな支障は生じない。
次に、前記によって中継ボッククス6と配線ボックス2との間に取付けられた内側管A内へのケーブル敷設について説明する。内側管Aは前記説明のようにa1、a2間を開口してあるので、該図に示すように中継ボッククス6と配線ボックス2間へのケーブル1の敷設は入線時に開口部より出し入れが出来るし管内部を把握することも出来るので入線は容易でありケーブル並びの整理もできる。よって、例え既存敷設ケーブルが存在しても入線の妨げを少なくしてケーブル敷設を行うことが出来る。そして、ケーブルを中継ボッククス6側又は配線ボックス2側に引っ張ることで管内に収め、上記説明のカバー管Gの取付け手段により開口部を封止することでケーブルを管内に収容することが出来る。
また、他の用法の例として、図14に示すように市販の電線管16の中間に電線管用のねじなしアダプタ15を用いて本考案の前記内側管Aを取付けることで天井内でのボックスによる中継を省略することも可能である。この手段を図13に示すように天井面の点検口17を利用して用いれば固定や加工等のいくつかの工程を必要とするボックスの取付けを省略できるし、ネジの着脱を要するボックスの蓋の開閉も必要としないし、設置位置も自由に選択できるし、取付けも容易である。よって、この手段を幾つかの点検口の上部に採用すれば中継点を自由に設置できるので、曲がりや長さを必要とする電線管内へのケーブル敷設、或いは、天井内でのケーブル追加工事を容易にすることが出来る。また、図には示さないが天井内を経由した電線管16を天井面より突き出した場合には直角的な曲がりが生じ入線の困難さを生じる場合がある。そこで、本考案の内側管Aをねじなしアダプタ15を用いて電線管16と下方の配線ボックス間に取付けることで電線管の曲がりによる入線の困難さを軽減することも出来る。
以上説明のように、本考案1の内側管A及び開口部封止用のカバー管Gをもってすればケーブル敷設時に通線具を必要としないし、管内の既存ケーブルによる入線の妨げも少ないし、前記説明のカバー管Gをもってすれば管の途中からの入線や引き出しも可能とするもので、中継用ボックスと配線ボックス間、或いは、電線管間の一部に採用することでケーブルの敷設工事を容易にすることが出来る。また、カバー管Gが着脱容易であるのでケーブルの追加敷設も容易に行うことが出来る。よって、従来例(特許文献2)説明の電線管と比較すると、本体と蓋部が結合されていないので、管の上下部や途中からのケーブル引き出しに加工を必要としないし、ケーブル収容用管とカバー管とを分離してあるので制作も容易で安価にて提供することも可能とするものである。
本実施例2で説明する請求項2のケーブル収容用管は上記請求項1にて説明の内側管と封止用カバー管と、接続部材である係合具で構成されるが、上記請求項1と異なり内側管及びカバー管を複数使用する。そこで、以下に各部の機能と役目につて説明するが、以下に於いては特に説明に必要とする場合以外は説明済のものは記号のみの表現にて説明する。
図2に示すAは上記実施例1で説明の内側管Aであり、Bは内側管Aの内径よりやや小さめな外径にて作成されb1、b2間をAの開口部とほぼ同じ幅に開口し管A内に収容出来るように作成した断面がCの字形状の内側管Bで、Cは管Aと管Bとの連結を担う接続部材である係合具Cで、Dは上記説明のカバー管Gと同じ特性を有する係合具Cの開口部納品封止用カバーDで、Gは上記説明のカバー管Gで、Hはカバー管Gと同じ特性を有する内側管Bの開口部の封止用カバー管Hであるが上記説明のGと同様にいくつかに分けてもよい。
前記した内側管Aと内側管B管は連結して使用する。そこで、管相互の連結についてAを第一の内側管としてBを第二の内側管として使用した場合を例にして説明するが、まず、AとBの連結に用いる係合具Cの構造について図4(a)を基に説明する。該図に示すc3はAの収容部でAの外径よりやや大きめの内径にて作られAをc8まで挿入できるようにしてあり、c4はBの外径よりやや大きめの内径にて作られBを通過させることが出来る。そして、c1、c2間は開口部でその端部を図4(a)に示すように内側に突起させ、図6(a)に示すように上記Aの開口部a1、a2、及び、Bの開口部b1、b2が沿うように通過できるようにし、A、B、Cの開口部が同方向に向くようにしてある。また、c5は図6(b)にも示すようにA及びBの固定ネジ用孔c6とc7を設ける為の突起部で形状は自由である。
次に、係合具Cの開口部封止用カバーDについて図4(b)を基に説明する。d1は前記c1、c2間の開口部よりやや小さめの幅に作られc1、c2と同程度に突起させたCとの係合部でてある。そこで、前記説明のd1をCの開口部c1、c2の突起に合わせ押し付けると、図5に示すように、DはGと同じ特性を有しているので上記実施例1にて説明のAへのGの装着と同様にCの外面を包み込むように装着することが出来る。
次に、Aの係合具Cへの取付けについて図6(a)を基に説明する。Cの下方よりc1、c2の突起部にAの開口部a1、a2を合わせ差し込むと前記説明のようにc1、c2に沿いながらAはc8まで挿入される。そして、図6(b)に示すc5に用意されたネジ用孔c6にネジ8をねじ込み締付けると開口部を同方向にしてAをCに固定する事が出来る。このCへのAの固定であるが固定用ネジの数は管の径を考慮して決めれば良いし後に取り外すことは無いので溶着や接着等の別の固定手段を用いても良い。
次に、上記によってCに固定されたAとBとの連結について説明する。上記説明のようにCのc4はBを通過させることができる。よって、図6(b)に示すようにCの上方よりBの開口部b1、b2をc1、c2に合わせ差し込むとAのCへの取付けと同様に開口部を同方向にしてBはAの内部にスライドしながら収容され、c5に用意された孔c7へのネジ9のねじ込みをもってBをCに固定する事が出来る。これをもって第一の内側管であるAと第二の内側管であるBとを連結することが出来るし、ネジ9の調整をもってBをスライドさせて取出すことで管全体の高さを自由に調節することが出来るし、取付け前の運搬や移動を容易にすることが出来る。
上記によって開口部を同じ方向にして連結されたケーブル収容用管の用法について図7を基に説明する。該図に示す中継ボックス6と端子ボックス2の間に上記請求項1にて説明と同様にねじなしコネクタ4をもって本考案2のケーブル収容用管を取付ける。その手順であるが、まず、上部の中継ボックス6に取付けた4にBの開口部を望む方向にして差し込み4付属のネジにてBを固定する。その後、上記説明のBを固定したネジ9を緩めるとCとAとを自由にスライドさせることが出来るので、下方に引き下げて端子ボックス2に取付けた4にAを収容し4付属のネジを締め付けてAを2に固定する。その後、再び前記9を締め付けるとスライドの自由さが無くなりケーブル収容用管は6と2間に固定される。また、この取付け順であるが下方の端子ボックス2へのA側からの取付け先にした順にしてもよいので6の固定を取付け後にすることも可能である。また、BはAより外径がやや小さいのでAに合わせた4の中空部に於いて多少隙間が生じるが4に付属のネジによる固定の許容範囲であるのでそのまま固定してもよいし、スペーサー等を用意してもよい。
次に、前記6と2間に取付けたケーブル収容用管へのケーブル敷設及び収容について説明する。図7に示すようにケーブル1を6側から入線した場合、Bの開口部より一時引き出してから2に入線するが実施例1と異なりC及びAが存在する。しかし、上記したようにA、B、Cそれぞれの開口部が同一方向であるのでケーブルが複数であっても全ての開口部よりのケーブル引き出しに妨げは生じない。そして、敷設したケーブルをCの開口部より押し込み上記説明の手順にてカバーDを先行して装着すると前記突起部d1により敷設したケーブルの中間部がC内に収容される。そして、余長部を6又は2側に引き出すとケーブル1はA、B内に収まるので容易にカバー管GとHを装着することが出来る。そして、カバー管G及びHは内側管とカバー管とに孔を設けネジ類をもってカバー管の強固な取付けを出来るようにしてもよいし、バンド状のものによる手段を用いてもよい。
以上説明のように、本考案の請求項2のケーブル収容用管は、スライド式の伸縮機能を有しているので運搬も容易であるし、管の切断を必要としないので取付けも容易である。また、通線具を必要としないし、既存ケーブルによる入線の妨げも少ないので管内へのケーブルの敷設工事も容易であるし、カバー管GやHを幾つかに分け管の中途からのケーブルの出し入れを可能にする事も出来る。よって、ケーブルの敷設作業は複数のカバー類全てが着脱容易であるのでケーブル敷設が天井内からでも中間からであっても加工の必要なしに繰り返し行うことが出来る。また、上記説明は管の使用数を二とした例でAとBは各一本の使用として説明したが係合具CをもってA又はBをさらに係合し長さを延長する事も出来る。また、前記に於いてはボックス間への取付けとして説明したが、上記実施例1で説明したように電線管用のねじなしアダプタを用いての電線管との連結や結合も可能であるので上部側がボックスでなく電線管であっても使用することが出来る。
上記実施例1と実施例2に於いては本考案のケーブル収容用管の用途をボックス間又は電線管間への使用として説明したが、本実施例3に於いては実施例2で説明した連結されたケーブル収容用管の外部構造物への取付けをも可能とする請求項3のケーブル収容用管について説明する。
まず、ケーブル収容用管の外部構造物への取付けを可能とする固定具について図8を基に説明する。該図に示すEは第一の固定部材である固定具Eで、e6は取付け面への固定部で、e1はAの径よりやや大きめの中空孔を擁する管の収容部で、e2はBの内径とほぼ同じ径の中空部を設けた管のストッパー部で、e3は管の固定ネジ用の雌ネジ孔である。そして、e6に設けたe4とe5は雌ネジ部を擁した孔であるが用途については以下に於いて説明する。
ケーブル収容用管への前記Eの取付けについて図10(a)を基に説明する。まず、Bをe1内に差し込みe2まで挿入して前記e3にネジ11をねじ込むとEはBに固定される。この時e1の内径はAのサイズに合わせてあるので多少隙間は生じるがネジ11による固定の許容範囲内であるのでそのまま固定しても良いし、スペーサー等を用いても良いし、e1をBのサイズに合わせたB用の固定具を別に用意してもよい。
次に、前記にてEを取付けたBの外部構造物への取付けであるが、天井面と端子ボックス間への取付けを例にして説明する。まず、上記実施例2にて説明した例と同様に下部側の端子ボックス2に4を取付けAの開口部を望む方向にして4付属のネジをもってAを2に取付ける。その後、係合具Cのネジ9を緩めCへのBの固定を解除してBを引抜き天井面3にB上のEを押しつけながら9を再び締め付け天井面と3と端子ボックス2間に仮固定する。これにより位置が決定するのでe2の中空部に合わせ天井内からのケーブルの敷設用孔を設けておく。その後、図10(b)に示すように前記説明のe6に設けられた雌ネジ部を擁したe4とe5の孔にネジ10を使用し天井面3にEを固定すると上方のBはEによって下方のAは4によって天井面と端子ボックス間に開口部を望む方向にして固定される。よって、Eの採用によって上部側にボックス等が無くても端子ボックスへのケーブル収容用管の取付けと天井内よりのケーブルの入線を可能とすることが出来る。また、上記したようにe1はAにも適合出来るので下方側にも固定具Eを用いての固定も可能である。
しかし、例えば下方側がデスク等のときは移動の可能性が高いしデスク等を傷つけることになるので前記の4による固定手段は適さない。そこで、天井面とデスク等間にケーブル収容用管の突っ張り固定を可能とする第二の固定部材である台座部について説明する。図8に示すFは台座部Fで中央のf5はEのe1部を収容できる径を有する中空部で、f6はEのe6部を収容できる径を有する中空部であるが高さについては以下に於いて説明する。そして、f3は前記Eのe4と、f4はe5と同位置に配した貫通孔で、f1とf2は取付け面への固定用の孔である。
図9の断面図を基にしてEとFの係合について説明する。FをEの上方より重ねf5にe1を収容し、Fの上方よりネジ12を前記貫通孔f3通過させて上記雌ネジ部を擁したe4に、同様にf4を通過させてe5に軽くねじ込み係合する。よって、その状態は該図に示すようにf6の高さをe6の上部にスペースが生じるようにしてあるのでe6はネジ12によってぶら下がり状態になるが、その由は以下に於いて説明する。その後、Fを係合したEを上記説明の手段にてAとBの上下に取付けると図1に示すように上下に台座部Fを有したケーブル収容用管とすることが出来る。
前記説明の台座部Fを有したケーブル収容用管の取付けについて天井面とデスク上間への取付けを例にして図11を基に説明する。まず、デスク7の望む位置にケーブル収容用管の下部側に取付けたFを配置しネジ9を緩めるとBは自由になるので上方に引き出すことが出来る。そして、Bの上部側のFを天井面3に押し付けながらネジ9を締め付けるとケーブル収容用管はと3と7間に仮固定される。
しかし、この状態では上下への押し付けは不十分である。そこで、前記説明のF上のEとの係合用ネジ12を締め付けると前記したようにe6上にスペースがあるのでEを上方に引き上げることが出来る。これによってe2上に載るように配置されたAを含む上部側も上方に引き上げられるのでケーブル収容用管全体を天井側に強く押し付けることが出来る。また、押し付けが十分でない場合は上部側のネジ12も同様に締め付けることでより強く押し付けることも出来る。これをもってケーブル収容用管を天井面3とデスク7間に突っ張り固定する事が出来る。そして、この手段によれば天井面3とデスク面7への傷つけを極めて少なくして取付けられるし、取付け箇所が限定されることもなく望む位置に取付けることが出来る。
また、上記説明の突っ張り固定をより安定した下部側への固定を望む場合は、Fの底面に例えば吸着タイプのテープ、シール、マット等を滑り止めとして取付けることでデスク等へのより安定した固定を図れ、この手段をもってすれば比較的強度の低いショーケース等への設置も可能である。また、前記説明のようにFには固定用としてf1とf2の孔を設けてあるので天井面へのネジによる固定も出来るし、下方がデスク等ではなく床面等である場合には下部側にもネジをもって強固に固定することも可能である。
上記説明の天井面3とデスク7間に取付けられたケーブル収容用管へのケーブル収容について図12を基にして説明する。該図に示すように天井面3に電源や通信用のコンセント13が配置され、下部側がデスク等である場合、ケーブルは管の上部側よりの引込と下部側よりの引き出しが必用となるので、この場合のケーブルの収容について説明する。まずCの開口部よりケーブルを押し込んでDを装着し中間部を先に収容する。次に、ケーブル14をコンセント13に接続してから上側ケーブルをBの開口部より押し込んでB内に収容しケーブル14の入線分だけ開けてHをBに装着する。同様にAの開口部よりケーブルをA内に押込み収容しカバー管Gをケーブル14の引き出し分だけ開けて装着するとケーブル14を管内に容易に収容することが出来る。また、該図に示すようにカバー管H及びGを幾つかに分けるとより容易な装着とすることが出来るし、弾性を利用してカバー管の一部を重ねて装着することも可能である。また、上記説明のようにEのe1に設けた中空部を利用し天井面にケーブル入線用の孔を設けることで天井内よりのケーブル1の敷設も可能である。
また、前記説明の突っ張り固定手段に於ける構成品には既製品を使用しないので管、カバー管、固定具、台座部の形状は必ずしも円形でなくてもよい。
以上説明のように、本考案の請求項3のケーブル収容用管は、天井面とデスク等間の望む位置に取付け面への傷つけを少なくして容易に取付けられるし、ボックス間、或いは、天井面と床面等間への望む位置への強固な取付けも可能で、ケーブル敷設と収容の容易さを図れる。また、ケーブルの敷設作業はカバー類が着脱容易であるのでケーブル敷設が天井内よりでも中間からであっても加工の必要なしにケーブルの追加敷設も容易に行うことが出来るケーブル収容用管である。
本考案の請求項4のケーブル収容用管は、請求項1ないし請求項3のいずれかにおいて、上記内部管内にセパレータを有したものである。そこで、上記説明のAを使用した場合を例にして図15を基にして説明する。該図に示すAは上記説明の第一の内側管Aで、JはAの中空部内に縦方向に配置されたセパレータJで、21及び22は電力系のケーブルで31は通信系のケーブルであるが、該図に示すように管内のセパレータJにより電力線21,22と通信線31とを系統別に分けて敷設できるので電磁波対策としての効果が望める。そして、このセパレータJは組み込み式でもよいし、融着方式や接着方式や管との一体型でもよい。
本考案の請求項5のケーブル収容用管について説明する。上記に於いては本考案のケーブル収容用管の取付けの容易さとケーブル入線の容易さについて説明したが、例えば店舗の中央レジ等人目に付く場所へのケーブル敷設に於いて、市販の各種電線管類、又は、上記説明のいずれかのケーブル収容用管を用いても工事材料であるゆえ管の無機質的外観は美観上好ましいとは言えない。そこで、ケーブル収容用管を装飾品であるかのように思えるイメージ効果を意図し、上記各請求項1ないし4のいずれかに説明の少なくても上記カバー管の外部表面に、彩色、或いは、模様等の装飾を施しこの問題の解決を図ったものである。そして、この模様や彩色の施しは直接的でもシール等によるものでもよいので施工手段は問わない。
側面に開口部を有する本考案のケーブル収容用管は、ボックス間、オフィスの天井面とデスク間、店舗の天井面とケース等間、天井面と床間等への望む位置への設置が容易に出来るし、ケーブル敷設の容易さも図ることが出来るし、美観上の対策を講じることも出来る。よって、幅広い用途があるので、工場、オフィス、店舗等での採用が見込める。
A 第一の内側管
a1、a2 第一の内側管の開口部
B 第二の内側管
b1、b2 第二の内側管の開口部
C 第二の内側管Aと第一の内側管Bとの係合具
c1、c2 係合具の開口部
c3 第一の内側管Aの収容部
c4 第二の内側管Bの収容部
c5 第一の内側管A及び第二の内側管Bの固定部
c8 第一の内側管Aのストッパー部
D 係合具用カバー
d1、d2 係合具用カバーの開口部
E 管の固定具
e1、e2 固定具Eの内側管の収容部とストッパー部
e4、e5 台座部との係合用ネジ用の孔
e6 固定具Eの固定部
F 台座部
f3、f4 固定具Eとの係合用ネジ用の雌ネジ孔
f5 e1の収容部
f6 e6の収容部
G 第一の内側管Aの開口部封止用カバー管
g1、g2 第一の内側管Aの開口部封止用カバー管の開口部
H 第二の内側管Bの開口部封止用カバー管
J セパレータ

Claims (5)

  1. ケーブルの収容を目的とするケーブル収容用管であって、長手方向に連続した開口部を有し該開口部からケーブルの出し入れを可能にする内側管と、長手方向に連続した開口部を有する管状の弾性材からなり該開口部を介して上記内側管の開口部を含めて上記内側管の外面を略覆うように装着可能にされ弾性によって上記内側管に着脱自在であってかつ装着時には装着状態が保持されるカバー管と、を有することを特徴とするケーブル収容用管。
  2. 請求項1において、上記内側管は第一の内側管とこの第一内側管より径が小さく第一の内側管の内壁に沿ってスライド可能な第二の内側管からなり、第二の内側管をスライドさせることによって上記内側管の長さが調節可能に構成され、第一の内側管の一方の端部に、第一の内側管と第二の内側管とを固定する接続部材を有することを特徴とするケーブル収容用管。
  3. 請求項1または請求項2において、上記内側管の一対の端部には、この内側管を外部構造物に固定するための固定部材をさらに有することを特徴とするケーブル収容用管。
  4. 請求項1ないし請求項3のいずれかにおいて、上記内側管の内部には、内側管に収容される複数のケーブルを互いに離間させるセパレータをさらに有することを特徴とするケーブル収容用管。
  5. 請求項1ないし請求項4のいずれかにおいて、少なくても上記カバー管の外部表面に彩色または模様が施されていることを特徴とするケーブル収容用管。
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