JP3225973U - ブリスター包装容器 - Google Patents

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林田 徳生
徳生 林田
夏美 志村
夏美 志村
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大成工業株式会社
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Abstract

【課題】商品情報表示片を商品収容空間内で簡便かつ確実に位置決めすることができ、商品情報表示片を商品収容空間内に立体的に見栄えよく配置することができるブリスター包装容器を提供する。【解決手段】商品を保持する商品保持部116を設けた台座本体110と、台座本体110と一体に成型して外側に膨出する商品収容空間を形成した蓋体120とを備え、台座本体110に対して蓋体120を折り返して閉蓋する際に台座本体110の側壁外周面111に沿って形成した台座本体側嵌合部113と蓋体120の側壁内周面121に沿って形成した蓋体側嵌合部123とが凹凸嵌合し、台座本体側嵌合部113が、台座本体110及び蓋体120とは別体に設けて商品収容空間内に掛け渡す帯状の商品情報表示片の長手方向端部を組み込んで着座させる凹状着座部分112を備えている。【選択図】図4

Description

本考案は、商品を保持、収納するブリスター包装容器に関し、特に商品情報表示片を商品にかけ渡して商品情報表示を行うブリスター包装容器に関するものである。
従来、商品情報表示片を商品にかけ渡すブリスター包装容器において、商品情報表示片を配置、固定する構造としては、前面板と背面板との二重構造を有する台紙と商品情報表示片とを一体に形成し、商品情報表示片で商品を押さえつけて固定し、さらに商品情報表示片の長手方向端部を折り曲げて、台紙の前面板と背面板との間に差し込むことにより配置、固定するものが知られている(特許文献1参照)。
特開2001−322673号公報
しかしながら、従来の商品情報表示片を商品にかけ渡すブリスター包装容器は、商品情報表示片の長手方向端部を折り曲げて台紙の前面板と背面板との間に差し込み、粘着テープで固定する必要があるため包装プロセスが煩雑であり、また、商品情報表示片で商品を押さえつけて固定するため、商品情報表示片を商品表示に用いるには見栄えが悪いという問題があった。
そこで、本考案は、前述したような従来技術の問題を解決するものであって、すなわち、本考案の目的は、商品情報表示片を商品収容空間内で簡便かつ確実に位置決めすることができ、商品情報表示片を商品収容空間内に立体的に見栄えよく配置することができるブリスター包装容器を提供することである。
本請求項1に係る考案は、商品を保持する商品保持部を設けた台座本体と、該台座本体と一体に成型して外側に膨出する商品収容空間を形成した蓋体とを備え、前記台座本体に対して前記蓋体を折り返して閉蓋する際に前記台座本体の側壁外周面に沿って形成した台座本体側嵌合部と前記蓋体の側壁内周面に沿って形成した蓋体側嵌合部とが凹凸嵌合するブリスター包装容器であって、前記台座本体側嵌合部が、前記台座本体及び前記蓋体とは別体に設けて前記商品収容空間内に掛け渡す帯状の商品情報表示片の長手方向端部を組み込んで着座させる凹状着座部分を備えていることにより、前述した課題を解決するものである。
本請求項2に係る考案は、前記凹状着座部分が、前記台座本体側嵌合部に対して前記商品収容空間を介して対向配置されていることにより、前述した課題をさらに解決するものである。
本請求項3に係る考案は、前記凹状着座部分が、前記台座本体側嵌合部に対して前記蓋体の閉蓋時に前記商品情報表示片が前記台座本体の商品保持部を覆ってかけ渡すように配置されていることにより、前述した課題をさらに解決するものである。
本考案の請求項1に係る考案のブリスター包装容器によれば、商品を保持する商品保持部を設けた台座本体と、該台座本体と一体に成型して外側に膨出する商品収容空間を形成した蓋体とを備え、前記台座本体に対して前記蓋体を折り返して閉蓋する際に前記台座本体の側壁外周面に沿って形成した台座本体側嵌合部と前記蓋体の側壁内周面に沿って形成した蓋体側嵌合部とが凹凸嵌合することにより、商品収容空間内に商品を収容できるばかりでなく、本考案に固有の構成により、以下のように本考案に固有の効果を奏することができる。
すなわち、本考案の請求項1に係る考案のブリスター包装容器によれば、台座本体側嵌合部が、台座本体及び蓋体とは別体に設けて商品収容空間内に掛け渡す帯状の商品情報表示片の長手方向端部を組み込んで着座させる凹状着座部分を備えていることにより、商品情報表示片の長手方向端部が凹状着座部分内に組み込まれて着座するため、運搬時や陳列時にブリスター包装容器の設置姿勢が変化したりブリスター包装容器を不用意に転落させたりした場合であっても、商品情報表示片を商品収容空間内で確実に位置決めすることができる。
しかも、凹状着座部分が台座本体の側壁外周面に沿って形成した台座本体側嵌合部に形成されているため、商品情報表示片を台座本体の側壁外周面に対して過度に屈曲させることなく蓋体の蓋体側嵌合部と台座本体の凹状着座部分との間で挟持された状態で商品収容空間内に向けて立ち上がってアーチ状に掛け渡され、その結果、商品情報表示片を商品収容空間内に立体的に見栄えよく配置することができる。
本考案の請求項2に係る考案のブリスター包装容器によれば、請求項1に係る考案が奏する効果に加え、台座本体側嵌合部が、商品情報表示片の両長手方向端部を配置する位置に凹状着座部分を備えていることにより、商品情報表示片の左右両方の長手方向端部分が商品収容空間を介して対向配置された2か所の凹状着座部分内にそれぞれ組み込まれて両持ち状態で着座するため、運搬時や陳列時にブリスター包装容器の設置姿勢が変化したりブリスター包装容器を不用意に転落させたりした場合であっても、商品情報表示片が商品収容空間内でより一段と確実に位置決め保持することができる。
本請求項3に係る考案のブリスター包装容器によれば、請求項1及び請求項2に係る考案が奏する効果に加え、凹状着座部分が、台座本体側嵌合部に対して蓋体の閉蓋時に商品情報表示片が台座本体の商品保持部を覆ってかけ渡すように配置されていることにより、蓋体の閉蓋時に商品情報表示片が台座本体の商品保持部を覆って掛け渡されるため、商品保持部が目立つことなく商品を見栄えよく収納することができる。
本考案のブリスター包装容器を用いて商品を包装し陳列している状態の一例を示す模式的正面図。 図1の模式的A−A断面図。 本考案のブリスター包装容器の閉蓋状態を示す模式的斜視図。 本考案のブリスター包装容器の開蓋状態を示す模式的斜視図。 本考案のブリスター包装容器とは別体に設ける商品情報表示片の一例の使用方法を示す説明図。 本考案のブリスター包装容器とは別体に設ける商品情報表示片の一例の使用方法を示す説明図。 本考案のブリスター包装容器とは別体に設ける商品情報表示片の一例の使用方法を示す説明図。 図5Cの模式的B−B断面図。 図5A乃至図6に示した商品情報表示片を本考案のブリスター包装容器に配置して商品を収容する場合の位置関係を示す模式図。
本考案は、台座本体側嵌合部が、台座本体及び蓋体とは別体に設けて商品収容空間内に掛け渡す商品情報表示片の長手方向端部を組み込んで着座させる凹状着座部分を備えて、商品情報表示片を商品収容空間内で簡便かつ確実に位置決めすることができ、商品情報表示片を商品収容空間内に立体的に見栄えよく配置することができるものであれば、その具体的な実施態様は、如何なるものであっても構わない。
また本考案は、凹状着座部分が台座本体の側壁外周面に沿って形成した台座本体側嵌合部に形成されていることにより、商品情報表示片を台座本体の側壁外周面に対して過度に屈曲させることなく蓋体の蓋体側嵌合部と台座本体の凹状着座部分との間で挟持された状態で商品収容空間内に向けて立ち上がってアーチ状に掛け渡され、その結果、商品情報表示片を商品収容空間内に立体的に見栄えよく配置することができるものであれば、その具体的な実施態様は、如何なるものであっても構わない。
例えば、本考案のブリスター包装容器は、台座本体が備える凹状着座部分は、左右のいずれか一方のみに備えていても、左右両側に備えていてもよい。また、蓋体が備える帯受入部分は、閉蓋時に凹状着座部分に対向する位置に配置するため、左右いずれか一方のみ、又は左右両側に備えることとなる。
凹状着座部分及び帯受入部分を、それぞれ左右両側に備える構成とすれば、台紙とは別体に構成されている商品情報表示片、単独で使用される帯状の商品情報表示片、あるいは、全体形状が帯状でなく左右両方の長手方向端部のみが帯状に構成されている商品情報表示片を用いる場合であっても、ブリスター包装容器内に配置し、確実に位置決めすることができる。
以下に、本考案の一実施例であるブリスター包装容器について、図1乃至図7に基づいて説明する。
ここで、図1は、本考案のブリスター包装容器を用いて商品を包装し陳列している状態の一例を示す模式的正面図であり、図2は、図1の模式的A−A断面図であり、図3は、本考案のブリスター包装容器の閉蓋状態を示す模式的斜視図であり、図4は、本考案のブリスター包装容器の開蓋状態を示す模式的斜視図であり、図5A乃至図5Cは、本考案のブリスター包装容器とは別体に設ける商品情報表示片の一例の使用方法を示す説明図であり、図6は、図5Cの模式的B−B断面図であり、図7は、図5A乃至図6に示した商品情報表示片を本考案のブリスター包装容器に配置して商品を収容する場合の位置関係を示す模式図である。
本実施例に係るブリスター包装容器100は、図1及び図2に示すように、台座本体110にマスカラ等の商品Pを保持して商品収容空間S内に収容し、商品名等が印刷してある商品情報表示片M20を商品収容空間S内にかけ渡して、蓋体120を台座本体110に嵌合させた閉蓋状態で、自立させて陳列し、又は、陳列用フックを蓋体側吊下孔部分125に挿通して吊り下げて陳列するための透明な包装容器である。
以下、本実施例に係るブリスター包装容器100の各部の構成について詳細に説明する。特に断りがない限り、図1に示す状態を基準として上下左右の用語を用いる。
本実施例に係るブリスター包装容器100は、図1乃至図4に示すように、ミシン目を施して形成した折曲線101において、台座本体110と蓋体120とが折り曲げ自在に一体成型された透明樹脂からなり、折曲線101を回動軸として蓋体120を開閉することができるものである。
台座本体110は、その大部分が平坦な板状に構成されており、その中央部には、保持する商品Pの形状に対応した縦長の商品収容凹部117を備え、商品収容凹部117の左右両側には、商品Pを挟持して保持するための一対の商品保持部116が設けられている。
台座本体110の側壁外周面に沿った台座本体側嵌合部111は、左右の対応する位置に矩形状に窪んでいる一対の凹状着座部分112を備えている。台座本体側嵌合部111のうち凹状着座部分112が設けられていない部位には、係合凹溝部分113が、側壁外周面に沿って断続的に設けられている。
左右一対の凹状着座部分112は、商品保持部116を挟むように商品保持部116と同じ高さの位置に設けられている。また、凹状着座部分112の上下幅は、商品保持部116を構成している突起の上下幅とほぼ同じ長さになるように構成されている。
台座本体110は、その側壁外周面に沿った台座本体側嵌合部111の外側の一段奥まった部位に台座本体側鍔部114を備えており、この台座本体側鍔部114の上側中央部に台座本体側吊下孔部分115が設けられている。
一方、蓋体120は、その大部分が外側(前側)に膨出して商品収容空間Sを形成している。
蓋体120の側壁内周面に沿った蓋体側嵌合部121は、左右の対応する位置に側壁内周面に沿った平坦な一対の帯受入部分122を備えている。蓋体側嵌合部121のうち帯受入部分122以外の部位には、商品収容空間Sに向かって突出する係合突条部分123が、側壁内周面に沿って断続的に設けられている。
蓋体120は、その側壁外周面の外側の一段奥まった部位に蓋体側鍔部124を備えており、この蓋体側鍔部124の上側中央部に蓋体側吊下孔部分125が設けられている。
ブリスター包装容器100は、閉蓋状態において、台座本体110の台座本体側嵌合部111と蓋体120の蓋体側嵌合部121とが凹凸嵌合しているが、この際、台座本体110の係合凹溝部分113と蓋体120の係合突条部分123とが相互に係合して、閉蓋状態を維持するように構成されている。
また、ブリスター包装容器100は、閉蓋状態において、台座本体110の凹状着座部分112と蓋体120の帯受入部分122とが至近距離で対向するように構成されている。
なお、図1及び図2は、台座本体110が備える凹状着座部分112が右側のみに設けられ、これに対向する蓋体120の帯受入部分122もまた右側のみに設けられている場合を示している。
従って、図2の右側には、凹状着座部分112と帯受入部分122に、後述の商品情報表示片M20の長手方向端部M22が挟持されている状態の断面が表れており、図2の左側には、台座本体110の係合凹溝部分113と蓋体120の係合突条部分123とが相互に係合している状態の断面が表れている。
一方、図3及び図4は、台座本体110が備える凹状着座部分112が左右両側に設けられ、これに対向する蓋体120の帯受入部分122もまた、左右両側に設けられている場合を示している。
さらに、ブリスター包装容器100は、閉蓋状態において、台座本体110の台座本体側鍔部114と蓋体120の蓋体側鍔部124とがちょうど重なり合い、さらに、台座本体110の台座本体側吊下孔部分115と蓋体120の蓋体側吊下孔部分125とがちょうど重なり合って単一の吊下孔となるように構成されている。
次に、本実施例に係るブリスター包装容器100とは別体に設ける商品情報表示片M20の一例について説明する。
本実施例に係るブリスター包装容器100内に配置する商品情報表示片M20の一例は、図5A乃至図6に示すように、台紙M10及び折返片M30と一体となって台紙付き商品情報表示片Mを構成している。
ただし、商品情報表示片M20は、台紙M10及び折返片M30とは別体に構成してもよく、帯状の商品情報表示片M20を単独で使用してもよい。また、商品情報表示片M20の全体形状が帯状でなくてもよく、少なくとも左右両方の長手方向端部M22が帯状に構成されていれば、本実施例に係るブリスター包装容器100内に配置することができる。
帯状の商品情報表示片M20が台紙M10及び折返片M30と一体となって台紙付き商品情報表示片Mを構成している場合には、図5Aに示すように、帯状の商品情報表示片M20は、折返片M30を介して台紙M10と連接している。
すなわち、商品情報表示片M20は、切込辺部M21を形成する切り込みにより、台紙M10から分離している。
商品情報表示片M20と折返片M30とは、水平に、すなわち商品情報表示片M20をかけ渡す方向と平行な方向にミシン目を施して形成した第一折返線M31において、折り返し自在に連接しており、さらに、折返片M30と台紙M10とは、垂直に、すなわち商品情報表示片M20をかけ渡す方向と直交する方向にミシン目を施して形成した第二折返線M32において折り返し自在に連接している。
台紙M10は、第二折返線M32を設けてある辺と対向する辺の、第二折返線M32と同じ高さの位置に、商品情報表示片M20の長手方向端部M22がちょうど収容されて係合する幅の切欠係止部M11を備えている。
台紙M10は、さらに、第二折返線M32と切欠係止部M11との間の位置に、帯状の商品情報表示片M20と概ね同じ上下幅を有する挿通孔部M12を備えている。
換言すると、挿通孔部M12の位置、大きさは、ブリスター包装容器100の商品保持部116の位置、大きさに応じて決定することとなるため、第二折返線M32と切欠係止部M11は、台紙M10の挿通孔部M12が設けられている高さの左右両辺に、それぞれ挿通孔部M12と同程度の高さを有するように設けることとなる。
台紙付き商品情報表示片Mを使用する場合には、まず図5Aに示すように、商品情報表示片M20を第一折返線M31に沿って山折りに折り返す。

この際、折返片M30が商品情報表示片M20の形状領域内に完全に包含されるように、すなわち、折返片M30のすべての領域が商品情報表示片M20と重なるように、折返片M30の形状及び寸法が設定されている。また、切込辺部M21がちょうど第二折返線M32と重なる状態になる。
次に、図5Bに示すように、第二折返線M32に沿って谷折りに折り返し、図5C及び図6に示すように、商品情報表示片M20をアーチ状に曲げて、長手方向端部M22を切欠係止部M11内に挿通、係合させて用いることとなる。この際、図5Cに示すように、正面から見た場合に、挿通孔部M12が商品情報表示片M20によって概ね隠れるように、商品情報表示片M20の形状及び寸法、並びに第二折返線M32と切欠係止部M11の高さが設定されている。
次に、本実施例のブリスター包装容器100内に台紙付き商品情報表示片Mを配置して、商品Pを陳列する場合の手順を説明する。
本実施例のブリスター包装容器100内に台紙付き商品情報表示片Mを配置して商品Pを陳列する場合には、図7に示すように、まずブリスター包装容器100を構成する台座本体110と蓋体120とを大きく開いて開蓋状態とする。
この段階では、台座本体110の商品保持部116が上向きに突出するように、テーブル等の平坦面上に載置しておけば作業がしやすいため、図7の説明においては、開蓋状態のブリスター包装容器100を商品保持部116が上向きに突出するように水平面に置いた状態として説明する。
次に、台座本体110の上に、台紙付き商品情報表示片Mの台紙M10を載置する。この時、台紙M10の挿通孔部M12は、上向きに突出する商品保持部116が挿通する位置及び大きさに構成されているので、平坦な台紙M10が平坦な台座本体110の上に載置される。
なお、台座本体110が商品収容凹部117を備えている場合には、台紙M10の対応する位置に商品Pを挿通させるための挿通孔が設けられていてもよい。台紙M10に商品Pを挿通するために十分な大きさの挿通孔が設けてあれば、台紙M10を台座本体110上に載置する前に、商品Pを商品保持部116に配置することができる。
図7は、台紙付き商品情報表示片Mが折り返されていない状態(図5Aの状態)における位置関係を示しているが、予め商品情報表示片M20を第一折返線M31に沿って山折りに折り返された状態(図5Bの状態)で載置すれば、台紙M10を台座本体110から持ち上げて商品情報表示片M20を折り曲げる必要がない。
台紙M10に商品Pを挿通することができる大きさの挿通孔がない場合は、台紙M10を台座本体110上に載置した後に、商品Pを商品保持部116に配置する。
商品Pが商品保持部116に配置され、かつ、商品情報表示片M20が第一折返線M31に沿って山折りに折り返され状態(図5Bの状態)で台紙M10が台座本体110の上に載置された状態になった後に、商品情報表示片M20をアーチ状に曲げて、長手方向端部M22を切欠係止部M11内に挿通、嵌合させる。
この時、切欠係止部M11が、台座本体110の凹状着座部分112とちょうど重なる位置に配置されているため、長手方向端部M22が切欠係止部M11内に挿通、係合するとともに、凹状着座部分112に組み込まれて着座する状態になる。
その後、蓋体120を、折曲線101を回動中心にして、台座本体110と重なる位置まで回動させることにより、ブリスター包装容器100が閉蓋状態となる。
この際、商品情報表示片M20の長手方向端部M22は、切欠係止部M11内に挿通、係合するとともに、台座本体110の凹状着座部分112に組み込まれ、さらに台座本体110の凹状着座部分112と蓋体120の帯受入部分122とにより挟持される。
本実施例のブリスター包装容器100は、以上説明したような構成となっているため、ブリスター包装容器100を閉蓋状態とした際には、商品情報表示片M20の長手方向端部M22が凹状着座部分112内に組み込まれて着座する。また、商品情報表示片M20が蓋体120の帯受入部分122と台座本体110の凹状着座部分112との間で挟持された状態で商品収容空間S内に向けて立ち上がってアーチ状に掛け渡される。
以上説明したように、本実施例に係るブリスター包装容器100によれば、商品Pを保持する商品保持部116を設けた台座本体110と、台座本体110と一体に成型して外側に膨出する商品収容空間Sを形成した蓋体120とを備え、台座本体110に対して蓋体120を折り返して閉蓋する際に台座本体110の側壁外周面に沿って形成した台座本体側嵌合部111と蓋体120の側壁内周面に沿って形成した蓋体側嵌合部121とが凹凸嵌合することにより、商品収容空間S内に商品Pを収容できるばかりでなく、以下の効果を奏することができる。
本実施例に係るブリスター包装容器100によれば、台座本体側嵌合部111が、台座本体110及び蓋体120とは別体に設けて商品収容空間S内に掛け渡す帯状の商品情報表示片M20の長手方向端部M22を組み込んで着座させる凹状着座部分112を備えていることにより、商品情報表示片M20の長手方向端部M22が凹状着座部分112内に組み込まれて着座するため、運搬時や陳列時にブリスター包装容器100の設置姿勢が変化したりブリスター包装容器を不用意に転落させたりした場合であっても、商品情報表示片M20を商品収容空間S内で確実に位置決めすることができる。
しかも、凹状着座部分112が台座本体110の側壁外周面に沿って形成した台座本体側嵌合部111に形成されているため、商品情報表示片M20を台座本体110の側壁外周面に対して過度に屈曲させることなく蓋体120の帯受入部分122と台座本体110の凹状着座部分112との間で挟持された状態で商品収容空間S内に向けて立ち上がってアーチ状に掛け渡され、その結果、商品情報表示片M20を商品収容空間S内に立体的に見栄えよく配置することができる。
また、台座本体側嵌合部111が、商品情報表示片M20の両長手方向端部M22を配置する位置に凹状着座部分112を備えていることにより、商品情報表示片M20の左右両方の長手方向端部M22が商品収容空間Sを介して対向配置された2か所の凹状着座部分112内にそれぞれ組み込まれて両持ち状態で着座するため、運搬時や陳列時にブリスター包装容器100の設置姿勢が変化したりブリスター包装容器100を不用意に転落させたりした場合であっても、商品情報表示片M20が商品収容空間S内でより一段と確実に位置決め保持することができる。
さらに、凹状着座部分112が、台座本体側嵌合部111に対して蓋体120の閉蓋時に商品情報表示片M20が台座本体110の商品保持部116を覆ってかけ渡すように配置されていることにより、蓋体120の閉蓋時に商品情報表示片M20が台座本体110の商品保持部116を覆って掛け渡されるため、商品保持部116が目立つことなく商品Pを見栄えよく収納することができる。
以上、本考案に係るブリスター包装容器について実施例を用いて説明したが、本考案は、これらに限定されるものではない。
本考案は、その主旨を逸脱しない範囲で当業者の知識に基づき種々の改良、修正、変更を加えた態様で実施できるものである。
本考案に係るブリスター包装容器は、商品情報表示片を商品収容空間内に配置する包装容器として用いることができる。
100・・・ブリスター包装容器
101・・・折曲線
110・・・台座本体
111・・・台座本体側嵌合部(側壁外周面)
112・・・凹状着座部分
113・・・係合凹溝部分
114・・・台座本体側鍔部
115・・・台座本体側吊下孔部分
116・・・商品保持部
117・・・商品収容凹部
120・・・蓋体
121・・・蓋体側嵌合部(側壁内周面)
122・・・帯受入部分
123・・・係合突条部分
124・・・蓋体側鍔部
125・・・蓋体側吊下孔部分
M・・・・・台紙付き商品情報表示片
M10・・・台紙
M11・・・切欠係止部
M12・・・挿通孔部
M20・・・商品情報表示片
M21・・・切込辺部
M22・・・長手方向端部
M30・・・折返片
M31・・・第一折返線
M32・・・第二折返線
S・・・・・商品収容空間
P・・・・・商品

Claims (3)

  1. 商品を保持する商品保持部を設けた台座本体と、該台座本体と一体に成型して外側に膨出する商品収容空間を形成した蓋体とを備え、前記台座本体に対して前記蓋体を折り返して閉蓋する際に前記台座本体の側壁外周面に沿って形成した台座本体側嵌合部と前記蓋体の側壁内周面に沿って形成した蓋体側嵌合部とが凹凸嵌合するブリスター包装容器であって、
    前記台座本体側嵌合部が、前記台座本体及び前記蓋体とは別体に設けて前記商品収容空間内に掛け渡す帯状の商品情報表示片の長手方向端部を組み込んで着座させる凹状着座部分を備えていることを特徴とするブリスター包装容器。
  2. 前記凹状着座部分が、前記台座本体側嵌合部に対して前記商品収容空間を介して対向配置されていることを特徴とする請求項1に記載のブリスター包装容器。
  3. 前記凹状着座部分が、前記台座本体側嵌合部に対して前記蓋体の閉蓋時に前記商品情報表示片が前記台座本体の商品保持部を覆ってかけ渡すように配置されていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のブリスター包装容器。
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