JP3225918U - 手袋 - Google Patents

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高徳 及川
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Abstract

【課題】着脱が容易で、任意の部位の延伸により、手袋のある部分を絞り込めて、しっかり装着でき、かつ各指の動きを比較的自由にできるミトン型の手袋を提供する。【解決手段】装飾表示6を形成した2枚の合成樹脂素材シートをもって作成したミトン型の手袋であって、指先端から手首方向すなわち縦方向に延伸できる素材配置で、延伸方向と平行な方向に引き延ばすことにより、その部分に絞りが生じ細くなる変形が自在であり、絞った部分の装飾表示に変化が表出し、絞り変化が容易に視認できる。必要に応じて、手首部分などを引っ張って絞ると、半透明で薄い素材でも絞り具合が装飾表示の変化で容易に視認でき、装着すると脱げにくくなり、使いやすい。【選択図】図1

Description

本考案は、比較的薄い合成樹脂製のシートを素材とするミトン型の手袋に関する。
食品を製造調理するとき、衛生上の理由から素手で作業を行えないとき、手あるいは手指が汚れるのを防ぎながら作業を行うとき、あるいは手や指からの汚染を防ぐため精密作業や医療作業のときなどには、比較的薄い合成樹脂シート製の手袋をする。
この種手袋は、長期間使用することには適さないが、短時間の作業や負荷のかからない軽作業には、十分な性能素材であり、経済的である。
合成樹脂シート製(例えば、ポリエチレン)の手袋において、5本指型の手袋は、各指にしっかり装着できるので、長い作業時間の場合や各指が細かな動きが要請される場合には、大変有用である。
合成樹脂シート製5本指型の手袋は、各指が自由に動きやすく、作業性にも優れているが、若干窮屈で、装着や取り外しに手間がかかるという一面がある。
着脱を多数回必要な作業や、短い数分の装着時間の作業のようなときには、脱着が面倒であまり適さない。
毛糸製などの合成樹脂製以外では、装着しやすい手袋としては、 指を入れる部分が、親指だけ分かれていて、他の指はひとまとめになった二股の手袋であるミトン型の手袋がある。が、この形態での薄手の合成樹脂製のものは、知見していない。
そもそも厚手の生地や編み物製のミトン型手袋では、親指の動きと他の4本の指とで握る作業には対応できても、例えば容器に並べられた小さな食品を親指の先と人差し指の先だけで摘み取るというような作業には不向きであるということがあり、作業用の合成樹脂製ではなおさら不向きなことが予想されていた。
合成樹脂シート製の5本指型の手袋を製造する工程は、所定手袋形の溶着型を製造して、連続成型機に装置し、シート送出機から2枚の合成樹脂製のシートを重ね合わせ、重ね合わされた両シートに所定の溶着型で加熱して溶着しかつ分離して連続的に製造される。
材料費を節約するために、溶着型は、余白を少なくする配置で溶着型はなるべく近接して設けられる。
5本指型の合成樹脂製の手袋に関しては、次の特許文献1、特許文献2のような技術がある。
実開昭55−30713「衛生手袋」 実開平06−69218「合成樹脂製手袋」
本考案に係る手袋は、薄手の合成樹脂製のミトン型の手袋であって、手の大きさに比べて親指が入る親指挿入部や他の4本指が入る4本挿入部とも比較的緩やかな大きさにして、親指および他の4本の指が自由に動けるようにし、着脱が容易であって、しかも任意の部位の延伸によって、手袋のある部分を絞り込めて、抜けにくくしっかり装着できて収まり、かつ各指の動きを比較的自由できるミトン型の手袋の提供を課題とする。
本考案は、この種の合成樹脂製の薄手の手袋において、指を入れる部分が、親指だけ分かれていて、他の指はひとまとめ或いは中途迄ひとまとめになった二股の手袋であるミトン型手袋にして、より着脱しやすくし、かつ素材の延伸方向を利用して、延伸により手首部分や親指以外の各指に絞りができるなど 手袋自体の装着を改善し、かつ手袋シート素材に凹凸面や標章、文字や図形・模様を施し、皮膚への接触感の調整や、標章や模様や図柄が延伸した状態を表しかつ標章等が変形しても見やすいように工夫したものである。
合成樹脂製の薄手の手袋において、5本指の手袋型は周知であり一般に販売されているが、装着が安定し脱げにくい構成である絞りが可能なミトン型の手袋はない。
ミトン型では、指先の動きに支障があるということで業務上のニーズを待っている状況で、製品化や量産化としての採用がされていなかったか、市販化がなかったものと思われる。
合成樹脂製では、特許文献2のように、一部絞って引っ張ることで細く絞れる5本指の手袋を開示している。
本考案では、合成樹脂製の薄手の手袋において、5本指の手袋型ではなく、装着や取り外しが容易なミトン型の手袋とすることが第一の課題である。
従来のミトン型の形態では、確かに各指は窮屈で動きにくく、作業を要請されるシーンでは、5本指型の手袋で足りていた。
ただミトン型だから指の動きができないわけではなく、比較的薄い合成樹脂製であれば、指の挿入部に、指の動く空間領域さえあれば、十分に指の動きは保障できる可能性はある。
ミトン型の手袋は、指を入れる部分が、親指だけ分かれていて、親指挿入部と他の指がひとまとめになった4本挿入部からなる二股の手袋である。
布製のミトン型の手袋は、防寒のために、親指、他の4本とも、手袋内での動きは不要であるので、むしろしっかり手のひらや指を囲繞する寸法で作成される。
ただ、伸縮する布製ではなく、一定の形態保持ができる機能がある薄手の合成樹脂製の手袋においては、親指や他の4本の動きを自由にするためには、その空間領域を確保すれば可能であるので、布製とは異なる目的での使用ができ、そのための形態を工夫することが必要になる。
保温のための布製のミトンは親指が入る部分は、比較的狭く細く、親指がしっかり挿入でき落ち着く空間であるが、合成樹脂製の薄手の手袋においては、その使用目的が作業のためであるので、親指の動きを制約しないような適宜幅の空間を形成した幅広の構造とすることが第二の課題である。
しかも、合成樹脂製の薄手の手袋では、布製のものと異なり、その内部で、親指の皮膚が手袋の内面素材に密着すると、指を動かして物を持つという動きなどに支障があるので、指の皮膚と内面との接触感を少なくすることも課題である。
このような合成樹脂製のミトン型の手袋は、指の自由性を保障するため、親指挿入部と他の4本の挿入部の大きさや深さ、傾斜の設計において、多数のデータのもとにその形を決定する必要があり、指と内面との接触感を少なくするそのため、親指挿入部および、4本挿入部とも従来とは異なる開発が要請される。
親指挿入部および、4本挿入部とも,概ね広めに大きく形成する設計ではあるが、それだけでは脱げやすいという一面があるため、脱げにくくできる設計も課題である。
本考案は、このような課題に対応した合成樹脂製のミトン型の手袋を提供することを目的とする。
新たに開発した合成樹脂製シートの特性を巧みに利用することによって、ぬげにくくなるように装着することができ、絞った部分の表示に認識しやすい変化が表出し、脱着とも使い勝手の良いミトン型の手袋の提供を課題とする。
さらに脱げにくく変化した形態が容易に視認できるようにすることも課題である。
上記目的を達成するために、本考案は、標章等の装飾表示を内面及び又は外面に形成した合成樹脂シートを指先端から手首方向すなわち縦方向に延伸できる素材配置で、合成樹脂製の薄手のミトン型手袋としたもので、延伸方向と平行な方向に引き延ばすことにより、その部分に絞りが生じ細くなる変形が自在であり、絞った部分の表示に認識しやすい変化が表出し、絞り変化が容易に視認できるようにしたことを特徴とする手袋である。
前記装飾表示の形成は、当該合成樹脂シートの内面及び又は外面に印刷又は凹凸加工やエンボス加工して形成する。
接触感をなくすためには内面に現出する何らかの加工は不可欠である。
内面には、凹凸面や粗面、格子状凸状などを模様として立体的に加工形成し凹凸立体的な装飾表示を形成すると、指との接触感が軽減でき、装着時には皮膚への付着がなく、或いは付着しにくくなっている。
外面に凹凸面や粗面など凹凸立体的な装飾表示を形成すると、物を掴むときに滑らないで掴むことができる。
外面を平滑にすると、手袋に液体や粉体などが付着しにくい。
合成樹脂シートは10ミクロン〜40ミクロンの厚さのポリエチレンシート等の合成樹脂素材で、シート送出機から2枚が重なって送出されて、連続的にミトン型に溶着され型抜きされて製造される。
本考案の薄手の合成樹脂素材には、その延伸が視認できるように標章や模様や文字や記号・図形、点状凹部、格子状凹凸等の装飾表示が形成されており、所望の個所を指で握って引っ張ることで前記装飾表示が変形して装飾表示等が薄く大きくなり或いは判別しやすい標章が表出し、所望の個所に絞りや延伸が視認できる構成である。
さらに、標章や模様や図柄等は、それらが延伸しても見やすいように工夫した装飾表示とすることもできる。
例えば平文字でなる標章を印刷或いは押圧形成しておき、縦に延伸したときにより読みやすくかつ延伸が認識できる表示がよい。
標章では横列の平文字を表示することで、縦に伸びたときにバランスの良い文字を認識できる構成や手法が採用される。
手袋の任意の個所を上下に握って引っ張ると、つまり延伸方向と平行な方向に引き延ばすことにより、縦方向に細く伸びたその部分に絞りが生じ、細くなる変形が起きる。
変形を起こして維持するために、シート素材の一面には、微細であるが、+形状のエンボス加工や散点状の凹凸面や、粗面、格子状凸状などを模様として立体的に加工形成している。
内面に凹凸面を形成して付着をしにくくするのは、指の動きを保障するためでもあり、特に本考案ではミトン型の手袋であって、親指の挿入部をきわめて広くした特徴がある。
合成樹脂製の薄手のミトン型の手袋の親指挿入部と指4本挿入部との横幅比は、1:2〜1:1で、親指挿入部は親指が自由に動ける幅であり、4本挿入部は4本が自由に動ける幅である。
接触感の少ない内面と余裕ある指挿入部の広い空間で、親指の動きは、握る動作や伸ばす動作、屈折の動作など自由にできる。
本考案のミトン型の手袋1の製作では、ある方向に延伸する性質の薄い合成樹脂製のシートFの一面に凹凸などの加工を施し、その2枚の薄い合成樹脂製のシートF,Fをそれぞれのシートの加工面を内側にして重ね合わせ、重ね合わされた両シートF,Fの一方が開口部(手の差入口)となるようにミトン型の手袋を順次溶着して作成される。
各ミトン型の手袋1を該溶着部分Gから分離して個々のミトン型の手袋1として製作する。
この合成樹脂製のミトン型の手袋1において延伸する方向は、手の差し入れ方向を延伸する方向とする。
合成樹脂シートF・Fが手袋の縦方向に伸延する素材配置で、ミトン型の手袋に溶着して切断し作成した構成であるので、次の様な特徴や効果がある。
(1) ミトン型の手袋において、親指挿入部と4本挿入部との横幅比を、1:2〜1:1として、通常の指自体の太さの2倍ほどの空間領域とし、親指挿入部は広く自由性があり、他の4本の指挿入部も自由に動ける広さとしたので、ミトン型でも指の動きを保障している。
このため、指を使う作業であっても、薄い素材であるためにミトン型でも適用できるようになった。
つまり、ミトン型の手袋において、親指を入れる親指挿入部と4本挿入部の幅比を、略1;2〜1:1とした形状で、指を入れる部分を大きく太目に異形化した形状であり、そのため親指は動きやすくかつ緩やかにフィットして、これを装着しても仕事しやすいものとなっている
(2) 5本指手袋に比して、挿入部内の空間は、指の太さの2倍ほどあり、その分の空間があり、各指の動きが自由である。
(3)ミトン型の手袋形では輪郭長と溶着のライン全長を、五本指形より短くでき、溶着部の剥離や分離の可能性を低くしている。耐久性ある。
(4)エンボス加工された合成樹脂製シートを用い、内側にエンボス加工面を露出させたものは、手や指を入れた時に接触感を少なくできる。
(5)エンボス加工は、散点状や格子状の交差ラインで微細に形成して接触面を小さく区画化しているので、より接触感が弱い。
(6)合成樹脂シートF・Fを手袋の縦方向に伸延する素材配置で作成しているので、手袋の所定の個所を引っ張ると細く伸びる性質があり、所定のる個所が、手首該当部であれば、その部分が細くなり、抜けにくくする効果がある。
手袋をしたままでも下端を引き延ばすと手首部分は細くなり、手首部分が締まってくる。手袋の手首部分の個所を絞り引き延ばすとその部分は、下方に伸び、水平方向には縮むので細くなる。
必要に応じて、手首部分などを引っ張って絞ると、半透明で薄い素材でも絞り具合が視認でき、装着すると脱げにくくなり、使いやすい。
(7)合成樹脂シートに形成する標章(実施例:POPPOPPOの文字・図柄 広告文字)は、合成樹脂シートF・Fの伸延する方向に直交する横列方向に表示され、例えば平文字からなる標章等が表され、引き延ばされても見やすい位置に散設してある。
エンボス加工の面は、散点状、格子状の交差ラインが、薄く伸びるので、
伸びた形も視認しやすい。
図1は、本考案に係るミトン型の手袋の実施例1を示す正面図と部分拡大図である。 図2は、同じ実施例1で、下端を引っ張って手首部分が変形し伸びた部分が細くなっている状態を示す説明図である。 図3は、同じ実施例1で、下端を引っ張って手首部分が変形した状態を示す説明図であって、文字が縦伸びする状態を示すものである。 図4は、シートに押圧プレス又は印刷で表示した平文字が、引き延ばしで、鮮明に読める文字に変形する状態を示す一例である。 図5は、手首部分を絞って引き延ばす手順を表すもので、本考案の手袋に表示しておく図柄の一例である。 図6は、ミトン型の手袋の実施例2を示すもので、親指挿入部と 指4本挿入部の横幅を1;1としたもので、同時に手首部分を絞って引き延ばす手順のピトグラムを表示したミトン型の手袋である。 図7は、同じくミトン型の手袋の実施例2を示すもので、親指挿入部と指4本挿入部の横幅を1;1としたもので、手を挿入した状態で、各指が自由に動ける状態を示すものである。 図8は、実施例3を示すミトン型の手袋である。短時間で指先を多用する作業のための変形例で、親指挿入部および4本の指挿入部分が開口している手袋を示す実施例3の正面斜視図である。 図9は、ミトン型の手袋で、親指以外の4本の指部分が開口している手袋を示す実施例4の正面斜視図である。 図10は、親指挿入部のほかに親指以外の4本の指部分を二股にした変形のミトン型の手袋を示す実施例5の正面斜視図である。 図11は、本考案に係るミトン型の手袋の製造を示す説明図である。 図12は、本考案に係るミトン型の手袋の内面及びまたは外面に凹凸加工する模様である装飾表示の拡大図であり、引っ張ることにより細く絞られその形を維持する連続エンボス形状を示す説明図である。
図1〜図5に示す実施例1について説明する。
図1は、本考案に係るミトン型の手袋の実施例1を示す正面図と部分拡大図である。
実施例1は、半透明の合成樹脂シートF・Fの一面を細かい格子状に凹凸加工して装飾表示6を施し、さらに標章「POPPOPPO」を凹凸加工した2枚の合成樹脂シートF・Fで作成したミトン型の手袋である。
標章「POPPOPPO」は一例であり、その表示は、印刷および又は凹凸加工して形成される。
素材としては、標章・図柄・模様・+状模様・格子状凹凸、散点状凹、などの装飾表示6を印刷および又は凹凸加工した10ミクロン〜40ミクロンの厚さのポリエチレンシートなどがある。
合成樹脂シートF・Fは、透明、半透明、不透明な素材を選択できる。
装飾表示6は、後述する手首該当部を細く絞る場合にその絞った形態を維持することに影響するが、本考案では、図12の拡大図ように、縦長楕円と円形の凹部を組み合わせた微細な形状模様からなる装飾表示6も提案する。
図12の装飾表示6は、1個の円形の凹部の周囲に縦長楕円の凹部を配したもので、縦長楕円の凹部は縦列に位置し、円形の凹部の数に比して多数の縦長楕円の凹部を設けてあり、下方に引っ張ることで縦長楕円の凹部はさらに長く変形するので、その伸びたかたちで細くなる。
円形の凹部も縦長に変形するが、手袋に手を入れるときに開いたあとに少し細く縮むように作用して抜けにくくなるのは、円形の凹部が変形したあとに少し形状復帰して細くするからである。
肉眼では、細かな格子状に視認されるが、縦長楕円と円形の凹部が伸びて縦長に細くなり、薄く延びた形態を維持できる。
この形状例は、あくまで一例で、様々な形状が想定できる。
装飾表示6は、文字、記号等の標章や、図柄や+(プラス)状模様・格子状凹凸、散点状凹等の模様等、ピトグラムのような行動をガイドするロゴ等を含む概念である。
いずれの装飾表示6も、元の形態と引っ張りで延伸した形態の差異が明確に視認できる。
手袋1を製造するに当たっては、図11のように、長尺物の2枚の薄い合成樹脂製のシートF・Fを重ね合わせ、合成樹脂素材を指先端から手首方向すなわち縦方向に延伸できる素材配置で、重ね合わされた両シートF・Fの一方の側縁部が手の出し入れの開口部5となるように手袋形に順次溶着し、当該溶着部分から分離して個々の手袋1を形成製造する。
この素材配置で合成樹脂製の薄手のミトン型の手袋1を連続製造できる。
この素材配置で作成されているので、手袋1は、手首該当部を上下から持ち、上下縦方向に引っ張ると、その部分は上下に延伸し、直交する横方向には縮み、手首部分が絞られ締まった状態となり、使用中脱げにくくすることができる。
ミトン型の手袋1は、親指挿入部2と指4本挿入部3との横幅比をA:2Aすなわち1:2としている。
親指挿入部2は、通常の大人の親指が2本ほど入る空間領域があり、指4本挿入部3も指7本ほど入る空間領域である。
実施例1の寸法は、全長29cm、全横24cm、親指挿入部2の幅4,4cm、である。
図中のAは、8cm、2Aは16cmである。
尚、手袋1は、そのサイズを大中小にして提供することがあり、その場合の寸法は、上記実施例に限定されるものではない。
全長は30〜25cm、全横幅は20〜28cm、親指挿入部2の幅は3.5cm〜6cmの幅でも作成できる。
図6の実施例2では、親指挿入部2と指4本挿入部3との横幅比をA:Aすなわち1:1としている。
親指挿入部2は、空間領域が広くとれ、親指の動きの自由度がより高い。
本考案のミトン型の手袋では、親指挿入部2と指4本挿入部3との横幅比は、1:1,8程度が標準的で、1:2〜1:1が好ましい。
5本指手袋では、親指と他の4本の指を配置する横幅比は、1:2,3〜1:3位で開いた形であり、指と指の間の隙間があるために、幅広となっている。
一方布製ミトンは1:4〜1:5位の比である。
一方布製ミトンとの比較では、実施例1・2において、親指挿入部2と指4本挿入部3との横幅比1:2〜1:1は、人の手の形に合わせた布製ミトンではありえない横幅比であり、極めて特徴的な比率である。
布製のミトンでは、親指挿入部2内の親指が動かないし、親指挿入部は無駄な空間を形成する必要はないし、親指挿入部2と指4本挿入部3との横幅比は、各指の幅に相当し、1:4〜1:5程になる
実施例1・2の手袋1では、10ミクロン〜40ミクロンの厚さの2枚のポリエチレンシートF・Fで構成されていて、手袋1の適宜個所をその上部と下部を握り、上下方向に引き延ばすことで延伸させることができる。
つまり、手袋の適宜個所を素材の延伸可能な方向と平行な方向に引き延ばすことにより、縦に延伸され直交する横方向に縮みその部分に絞りが生じ細くなる変形が自在にできる。
又、同時に、引っ張り絞った部分の前記装飾表示6に変化が表出し、絞り変形や変化が容易に視認できるようになる。
図2、図3は、同じ実施例1で、手袋1の上部と下部を握り、下端方向へ引っ張って延ばすと、手首該当部4が変形し、伸びた部分が細くなっている状態を示す説明図である。
図2、図3において、左側のミトン型の手袋1は、手首該当部4が広く、装着が容易にでき、装着後に下端を引っ張って手首該当部4が変形した状態では、抜けにくい状態で作業をすることができる。
手首該当部4が延伸変形した状態では、その部分は模様が薄くなるとか、文字が縦伸びして文字が明瞭に変化する状態になり、その変形を視認できるようになっている。
図4は、合成樹脂製シートF・Fに押圧プレス又は印刷で表示した平文字の一例である。平文字は、引き延ばしで縦伸びして、鮮明に読める文字に変形する。
手袋1に広告表示や標章などの装飾表示6を表示する場合は、変形をしたのちによく視認できる形態が好ましい。
図5は、手首該当部4を絞って引き延ばす手順を直感できる装飾表示6の一例の図柄を表すもので、注意を示すために表示される視覚記号(ピトグラム)の一例でもあり、本考案の手袋1に表示しておくことで、引き延ばして使用する用法をガイドしている。
各手袋1に表示しておき、使用時に手首該当部4を絞れることを気づかせることができる
図6は、ミトン型の手袋1に係る実施例2を示すもので、細かい格子状に凹凸加工した2枚の合成樹脂シートF・Fで作成したミトン型の手袋であって、上半部に格子状凹凸加工を施し、手首該当部4に装飾表示6の一例であるピトグラムとしてのマークを表示形成したものである。
全体は、親指挿入部2と指4本挿入部3の横幅を1;1としたもので、親指挿入部2を広くしている。
図7は、実施例2に手を挿入した状態で、各指が自由に動ける状態を示すものである。
手首該当部4を絞って引き延ばすと、手首部分4が細くなり、手袋1から手は抜けにくくなる。
親指挿入部2は親指が約4本位入る太さ、指4本挿入部3はさらに4本位入る太さである。親指、他の4本指とも、ほぼ自由に動けるので、物を握ったり、指で摘まんだり、指先の作業に左程支障はない。
図7では、5本の指ともに自由に動ける空間がミトン型の手袋にはあり、ミトン型の手袋であっても十分に指先を使う作業が可能なことを示している。
ミトン型の手袋でも、抜けにくくかつ指先の作業できる合成樹脂製手袋が提供できる。
図8は、ミトン型の手袋1で、短時間で指先を多用する作業のための変形例で、親指挿入部2は先端が開口部51であり、4本挿入部3は中途で一つの大きな開口部52とした実施例3の正面斜視図である。
親指および4本の指部分が、露出する着用になる。
小さな電気部品を組み合わせるような作業で、手袋の掌部分を保護して行う作業では、この形態のミトン型も有用である。
図9は、ミトン型で、親指以外の4本の指部分が開口している変形例の手袋1である実施例4の正面斜視図である。
親指挿入部2は閉塞し、4本挿入部3は、4本指の中途まで各指の挿入部を残した所謂指出し変形半ミトン型になる。
手袋の掌部分と親指を保護して行う作業では、この形態のミトン型も有用である。
図10は、親指挿入部2のほかに親指以外の4本の指部分3を二股にした指挿入部31,32を設けた変形のミトン型の手袋1を示す実施例5である。
二股の指挿入部31,32は、夫々、指2本を入れても十分に余裕がある空間領域を設けている。
ミトン型の手袋1は、5本指型の手袋に比較して、着脱が容易で、かつ自由性があるので、内部で指が動き、窮屈感がない。
本考案の手袋は、合成樹脂製の手袋の必要な作業、例えば、食品加工、調理加工、精密機械など、手作業に関わる作業分野に広く利用可能性がある。
1 手袋
2 親指挿入部
3 指4本挿入部
31 指2本挿入部
32 指2本挿入部
4 手首該当部
5 開口部(手の入口)
6 装飾表示
F 合成樹脂シート

Claims (4)

  1. 装飾表示6を形成した2枚の合成樹脂素材シートをもって作成した手袋であって、指先端から手首方向すなわち縦方向に延伸できる素材配置で、ミトン型の手袋1としたものであって、延伸方向と平行な方向に引き延ばすことにより、その部分に絞りが生じ細くなる変形が自在であり、絞った部分の前記装飾表示6に変化が表出し、絞り変化が容易に視認できることを特徴とする手袋。
  2. 標章、図柄、模様等の装飾表示6を内面及び又は外面に印刷或いは凹凸加工した2枚の10ミクロン〜40ミクロンの厚さのポリエチレンシートF・F等の合成樹脂素材シートをもって作成した手袋であって、指先端から手首方向すなわち縦方向に延伸できる素材配置で、ミトン型の手袋1としたものであって、延伸方向と平行な方向に引き延ばすことにより、その部分に絞りが生じ細くなる変形が自在であり、絞った部分の前記装飾表示6に変化が表出し、絞り変化が容易に視認できることを特徴とする手袋。
  3. 標章、図柄、模様等の装飾表示6を内面及び又は外面に印刷或いは凹凸加工した2枚の10ミクロン〜40ミクロンの厚さのポリエチレンシートF・F等の合成樹脂素材シートをもって作成した手袋であって、指先端から手首方向すなわち縦方向に延伸できる素材配置で、親指挿入部と指4本挿入部との横幅比を1:2〜1:1としたミトン型の手袋1で、延伸方向と平行な方向に引き延ばすことにより、その部分に絞りが生じ細くなる変形が自在であり、絞った部分の前記装飾表示6に変化が表出し、絞り変化が容易に視認できることを特徴とする手袋。
  4. 横列に平文字を配した標章、ピトグラム等の図柄、模様等の装飾表示6を内面及び又は外面に印刷或いは凹凸加工した2枚の10ミクロン〜40ミクロンの厚さの半透明のポリエチレンシートF・F等の合成樹脂素材シートをもって作成した手袋であって、指先端から手首方向すなわち縦方向に延伸できる素材配置で、親指挿入部と指4本挿入部との横幅比を1:2〜1:1とした薄手のミトン型の手袋1であって、延伸方向と平行な方向に引き延ばすことにより、その部分に絞りが生じ細くなる変形が自在であり、絞った部分の前記装飾表示6に変化が表出し、絞り変化が容易に視認できることを特徴とする手袋。
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