JP3235209U

JP3235209U - 簡易型手袋

Info

Publication number: JP3235209U
Application number: JP2021003723U
Authority: JP
Inventors: 康男上野
Original assignee: 康男上野
Priority date: 2021-08-27
Filing date: 2021-08-27
Publication date: 2021-12-02
Anticipated expiration: 2031-08-27

Abstract

【課題】手袋の機能改善のために親指以外の４本の指をそれぞれ２本ずつ一つの収納部位に入れることによって用途に応じて着脱の容易化と保温性の向上を図る、簡易型手袋を提供する。【解決手段】親指が挿入されるべき第１の挿入部位１と、人さし指及び中指が共に挿入されるべき第２の挿入部位２と、薬指及び小指が挿入されるべき第３の挿入部位３を備えた手袋を提供するものである。【選択図】図１

Description

本考案は、一般に使用される手袋に関するものである。形状を検討した結果、着脱が容易な上、内部の蒸れが少なく、防寒性に優れており、用途の広い手袋に関するものである。

一般に使用されている手袋は５本の指をそれぞれの挿入部位に収める形状になっているものである。本考案の手袋は親指が挿入されるべき第１の挿入部位と、人さし指及び中指が共に挿入されるべき第２の挿入部位と、薬指及び小指が挿入されるべき第３の部位を備えた手袋であり、この形状によってそれぞれの用途においてこれまでのものより優れた特徴を有する手袋を提供するものである。
〔非特許文献に代わる参考商品紹介〕

市販されている３本指の手袋は、親指と人差し指をそれぞれの挿入部位に挿入し、その他の３本の指をまとめて挿入する如く形成されたものである。これは、上記２本の指を有効に使用して、他の指はあまり使用しないごとき作業（例えば電気溶接など）のために特別に製造されたものである。
本考案は、それとは異なり広い用途で利便性を有する３本指の手袋に関するものである。

本考案の場合は、形状は上記のごときであっても、素材を変えることで違った利便性を発揮することが出来る。例示すれば薄いポリオレフィン系の素材で形成したものでは、主な用途は医療、防菌などであるが、この場合は手早く着脱が出来ることが求められている。しかし、現状の５本指の手袋ではそれぞれの挿入部位に１本ずつ指を入れることと、脱ぐときに湿気によって指と手袋が貼り付き、その処理のためにかなりの時間を要する。本案の手袋は人差し指と中指、および薬指と小指がそれぞれ２本ずつ挿入部位に挿入されているため、指をわずかに動かすことで、この貼り付き状態を解除することができる。また、指との間に隙間を作ることが容易な為、ほとんど瞬時に脱ぐことができる。

また、やや厚手の皮革などで製造した場合は、一つの挿入部位に２本の指が一緒に入っていることで防寒条件が大幅に改善される。このことは元々４本指を一緒に収納するミトンの防寒効果が高い事でも証明されている
更に外形上フラットな面積が大きいのでデザイン上も自由度が大きく嗜好性に合わせやすいという商業的優位性も高い。

本考案の主な目的は、手袋の機能改善のために親指以外の４本の指をそれぞれ２本ずつ一つの収納部位に入れることによって用途に応じて着脱の容易化と保温性の向上を図ることにある。

その課題は上記目的のために手袋自体の使い易さや物をつかむ機能などを損なってはならない。４本の指をまとめて挿入部位に入れる構造のいわゆるミトンは、着脱は容易であるが、小さなものを掴むとき４本の指が一緒に動かなくてはならないため器用に扱うことがやや難しい。人差し指だけと他の３本をまとめて挿入するタイプは人差し指の挿入がやや面倒である。上記の不具合を改善することが本考案の課題である。

上記のように本考案の手袋は親指が挿入されるべき第１の挿入部位と、人さし指及び中指が共に挿入されるべき第２の挿入部位と、薬指及び小指が挿入されるべき第３の部位を備えた手袋を提供する。

上記構造の手袋は使用上で指先の器用さを損なうことが少なく、用途に応じて着脱の容易化と保温性の向上を図ることにある。

図１は、本考案の手袋の１実施例の形状を示す平面図である。

本考案の手袋は親指が挿入されるべき第１の挿入部位と、人さし指及び中指が共に挿入されるべき第２の挿入部位と、薬指及び小指が挿入されるべき第３の部位を備えている。

本考案は上記課題を解決するための合理的な技術であり、その手段は極めて簡単である。以下上記の図とともにその構造を説明する。
図１において本考案の手袋は親指を挿入すべき第１の挿入部位１と人差し指と中指を挿入すべき第２の挿入部位２と薬指と小指を挿入すべき第３の挿入部位３と手の平部位４と手首部位５で構成されている。点線で示す６は使用者の手であり、７はその親指、８は人差し指、９は中指、１０は薬指、１１は小指である。形成する素材は薄いポリオレフィンなどの被膜であっても、またやや厚手の皮革でも良い。

薄いポリオレフィンなどで成形された手袋の場合は主に医療や防菌の用途が多い。着用時は第１の挿入部位１に親指７を、第２の挿入部位２に人差し指８と中指９を、また第３の挿入部位３に薬指１０と小指１１を挿入する。２本ずつ指を揃えて挿入すれば容易に挿入できる。使用時には第２及び第３の挿入部位２及び３には２本の指はそれぞれ自由に動けるだけの余裕がある。

以上の説明で明らかなごとく本考案の親指以外の４本の指をそれぞれ２本ずつ挿入部位に挿入する構造となっていることで、薄いポリオレフィンなどの被膜で制作された場合は着脱が極めて容易である。また、厚手の皮革で製作した場合は保温性に優れたものとなり、その技術的効果は極めて著しい

１第１の挿入部位
２第２の挿入部位
３第３の挿入部位
４手の平部位
５手首部位

Claims

親指が挿入されるべき第１の挿入部位と、人さし指及び中指が共に挿入されるべき第２の挿入部位と、薬指及び小指が挿入されるべき第３の部位を備えたことを特徴とする手袋。