JP3151378U - 作業用手袋 - Google Patents

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Abstract

【課題】 手のひら面に滑り止め加工を施したものでありながら、屈曲性が良く、滑り止め効果が大きく、しかも製造が容易な作業用手袋を提供する。【解決手段】 作業用手袋1の手のひら面の表面に合成樹脂材の滑り止めが付着形成されており、手のひらの屈曲する部分には上記平面状滑り止めを付着形成させない線状の折り曲げ部が設けられており、該折り曲げ部は幾何学的な模様、器物の図案化模様又は文字の図案化模様に形成され、上記滑り止めの表面に凹凸模様が形成されている。指先と第1間節の間、第1関節と第2関節との間との間に相当する箇所であって、先端パターン2aと矩形状パターン2bの境界部分3aおよび、矩形状パターン2c〜2f同士の境界部分3c、3eには、手袋の指表面の全幅にわたって、合成樹脂材の滑り止めが付着されていない手袋生地の境界部分が設けられており、かつ、前記先端パターンと矩形状パターンの表面に凹凸模様が形成されている。【選択図】図1

Description

本考案は、滑り止めを施した作業用手袋に関するものである。
従来から作業用手袋として、綿糸や合成繊維の糸で編んだ手袋(いわゆる軍手)に、ゴムや塩化ビニールで点粒状滑り止めを施した滑り止め手袋や、ゴムや塩化ビニールやポリウレタン等を全面または一部に塗布した手袋がある。
ゴムや塩化ビニールで点粒状滑り止めを施した滑り止め手袋は屈曲性が良く、はじめの内は滑り止め効果が高く作業性は良いが、ほこりが付くと滑り易くなる。また、ゴムや塩化ビニールやポリウレタン等を全面または一部に塗布した作業用手袋は屈曲性を良くする為立体的な手型で加工するが、この製法は立体的な手型に手袋を挿入するのに手間がかかり、高価な手袋になる。また、立体的でない平たい手型を用い、手袋の手のひら面に塩化ビニールやゴムを塗布した手袋は、作業に使用する時、屈曲性が悪いため曲がりにくく作業性が悪いと言った問題点がある。
立体的でない平たい手型を用いた手袋として、本願出願人による特許文献1に開示される手袋においては、点粒状滑り止めと平面模様状の滑り止めとを組み合わせて配置した手袋が開示されている。
また、同様に、点粒状滑り止めを有さずに平面模様状の滑り止めを有する手袋が特許文献2に開示されている。
特開平11−256411号公報 特開平11−350218号公報
特許文献1および特許文献2に開示された手袋は、指の関節において、人間の関節の数(すなわち3つ)とし、関節の無い部分については、平面模様状の滑り止めが位置しないようにしている。これは、平面模様状であると屈曲性が悪く曲がりにくいと言うことに対応するものである。しかしながら、着用する人の手の大きさによらないフリーサイズの手袋では、必ずしも、平面模様状の滑り止めが関節位置に位置付けられない状態が生じる。特許文献2においては、平面模様状の滑り止めの間隔が狭く、関節位置が平面模様状の滑り止めに位置すると違和感を覚えるものとなる。
また、特許文献1においては、平面模様状の滑り止めの間隔を離して配置し、その間に点粒状滑り止めを配することにより、滑り止め効果を発揮するように工夫されている。しかしながら、滑り止めパターンの統一性には欠けるものとなる。
本考案は、上記のような問題を解決するためになされたもので、手のひら面に滑り止め加工を施したものでありながら、屈曲性が良く、滑り止め効果が大きく、しかも製造が容易な作業用手袋を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本考案の作業用手袋においては、平たい手型を用いて作成された作業用手袋の手のひら面の表面であって、手袋生地に幾何学的な模様、器物の図案化模様又は文字の図案化模様となる線状の折り曲げ部以外の部分に対して合成樹脂材の滑り止めが付着形成された作業用手袋において、前記すべり止めとして、親指を除く他の4指の腹部分表面に、指先端部の先端パターンおよび、当該手袋の指の長さの1/7以下の短辺を有し指の関節数よりも多い矩形状パターンが付着形成され、指先と第1間節の間、第1関節と第2関節との間との間に相当する箇所であって、先端パターンと矩形状パターンの境界部分および、矩形状パターン同士の境界部分には、手袋の指表面の全幅にわたって、合成樹脂材の滑り止めが付着されていない手袋生地の境界部分が設けられており、かつ、前記先端パターンと矩形状パターンの表面に凹凸模様が形成されている。
この発明の作業用手袋は上記のように構成されているので、指先と第1間節の間、第1関節と第2関節との間において、指を曲げた際に矩形状パターンが関節位置からずれていた場合には、矩形状パターン同士或いは先端パターンとの間で境界部分が折りたたみ状となり、曲がりにくさを感じなくさせる。
本考案に係る作業用手袋の正面図である。 他の平面状滑り止めが施された作業用手袋の正面図である。 他の平面状滑り止めが施された作業用手袋の正面図である。 作業用手袋の手のひら面に施された平面状滑り止めに凹凸加工をする説明図で、Aは凹凸加工前の平面状滑り止めの断面図、Bは凹凸加工後の平面状滑り止めの断面図である。
図1において、作業用手袋1は、例えば、一般に軍手と呼ばれるもので、平たい手型を用いて作成されており、綿糸または合成繊維の糸を用いて、15ゲージ編みした作業用手袋である。指の腹部分の手袋表面には、平面状矩形状パターン2が、例えば塩化ビニール樹脂材などの合成樹脂材を用いて平面状に付着形成されている。
手袋の一本の指に着目すると、本実施例による平面状の矩形状パターン2は矩形状に形成される点は、特許文献1や2と同様である。本実施例における手袋においては、親指、小指を除く3指について、第1関節Xから第3関節Zにかけての指の腹の部分に対して、関節の数よりも多い領域の平面状の矩形状パターン2b〜2fが配置されている点で相違している。また、指先と第1関節Xとの間に存在する先端パターン2aの大きさについても相違する。
矩形状パターン2b〜2fは、当該指の関節の数よりも多い5以上設けられており、指の関節部に矩形状パターン2b〜2fが位置付けられないようにはしているが厳密なものではない。指の関節の間には少なくとも1つ以上の箇所が、矩形状パターンの境界部分となっている。図1において、人指し指について着目すると、指先から第1間節Xに相当する部分には、先端パターン2aと矩形状パターン2bが、第1関節Xと第2関節Yの間には矩形状パターン2cと2dが、第2関節Yと第3関節Zの間には矩形状パターン2eと2fとが位置している。そして、指先と第1間節Xの間、第1関節Xと第2関節Yとの間、第2関節Yと第3関節Zとの間において、矩形状パターン2b〜2f(或いは先端パターン2a)の境界部分となる3a、3cおよび3eの箇所は、手袋の指表面の全幅にわたって、矩形状の矩形状パターンが付着されていない手袋生地の部分となっている。なお、境界部分3b、3dは、関節に相当する位置に位置付けられているが、着用する人に個人差があるので厳密ではない。一方、境界部分となる3a、3cおよび3eの箇所は、個人差の影響は受けない。また、矩形状パターン2b〜2fを5つ以上としたのは、指先と第1間節Xの間で1つ、第1関節Xと第2関節Yとの間で2つ、第2関節Yと第3関節Zの間で2つとしたからである。
矩形状パターン2b〜2fは、平たい手型を用いて作成された手袋の一方の面の指の幅に略全範囲の長辺を持ち、短辺は手袋の一本の指の長さLの1/7或いはこれよりも短い長さに設定されている。先端パターン2aは、他の矩形状パターンとは違い大きなパターンであるが、矩形状パターン2b及び境界部分3aに相当する長さだけ、指先から第1間節Xに相当する部分よりも短く設定される。
境界部分となる3a、3cおよび3eが設けられることにより、境界部分3b、3dの部分が関節位置に適合していなくても指を折り曲げた際に、手袋の生地の伸縮性により矩形状パターンが関節位置から外れて、関節の間に設けられた少なくとも1つの境界部分が干渉領域となり、矩形状パターンの存在しない境界部分が関節の曲がる位置に位置付けられる。例えば、第1関節X部分においては、矩形状パターン2bが関節位置からずれていた場合には、矩形状パターン2bと先端パターン2aとの間で境界部分3aが折りたたみ状となる。他の箇所も同様に作用することで、曲がりにくさを感じなくさせる。また、矩形状パターン2b〜2fは長い矩形としているので、指を曲げた際にも滑り止めのとしての機能は、指の全体に存在することになり、ホールド感を損なうこともない。
小指については、指先から第1関節Xの間、第1関節Xから第2関節Yの間に、矩形状パターンの境界部分となる箇所が少なくとも1つ以上設けられており(図1においては、1箇所)、この構成においては、親指を除く他の3指と同様である。なお、作業用手袋においては、小指の付け根の部分は他の指より奥まっているため、手袋内において余裕があり、第2関節Yから第3関節Zの間の矩形状パターンは必ずしも他の指と同様に配置しなくても違和感はさほど感じない。このため、小指については、この箇所については異なるものとなっている。
矩形状パターンの境界部分は、関節の間に2箇所以上設けても良いが、矩形の短辺が短くなり逆にホールド性が低くなる。本実施例においては、矩形状パターンの短辺を6〜4mmとし、境界部分を3〜2mmとした。
矩形状パターンは、指の長さ方向に分割することも可能であるが、力がかかる指の腹の部分に矩形状パターンが欠落することになり好ましくない。
掌の個所のパターンの配置は、特許文献1や2のように、指関節などの手のひらの屈曲する部分にはパターンの存在しない生地のみの線状折り曲げ部とする。そして、この線状の折り曲げ部は、視覚を通じて美観を起こさせるような模様にするのが望ましいが、指の矩形パターンと同様に角部を持ったパターンとして全体に模様の統一性を持たせる。
指および掌の手袋表面に施す滑り止めパターンの図案としては、幾何学的な模様、器物の図案化模様、文字の図案化模様などを施す。例えば図2及び図3などの模様も考えられる。平面状滑り止めには凹凸加工が施されている。
製造方法について説明する。15ゲージの手袋編み機を用いて140デニールナイロンを2本引きそろえで編成された作業用手袋1を、厚さ2mm〜3mmの手型に挿入する。作業用手袋1の手のひら面に平面状滑り止め2をスクリーン印刷の方法で塩化ビニールゾルを印刷する(図4A参照)。スクリーン印刷による製造方法は図案化が容易であり、幾何学的な図案等が容易に加工できる。
次に凹凸加工を施す。即ち、平面状滑り止め2をスクリーン印刷した後、200℃から260℃の温度で10分から15分過熱し、印刷された塩化ビニールをゲル化させ、塩化ビニールが200℃以上の熱を保持している状態のとき、凹凸版4をプレスし、冷却しながら凹凸模様をつける(図4B参照)。この凹凸加工は金型の形状により幾何学的な模様等が考えられる。
実施例においては、平たい手型で平面状滑り止め加工、金型による凹凸加工の2回の加工が1つの手型に装着したままで連続して出来る為、製作上簡単であり、安価に製造できる。手の関節に合わせた滑り止めの模様を印刷しているので使用中に抵抗感がなく、さらに凹凸模様をつけてあるので滑り止め効果が向上する。
1 作業用手袋
2 平面状滑り止め
3 折り曲げ部
4 凹凸版

Claims (2)

  1. 平たい手型を用いて作成された作業用手袋の手のひら面の表面であって、手袋生地に幾何学的な模様、器物の図案化模様又は文字の図案化模様となる線状の折り曲げ部以外の部分に対して合成樹脂材の滑り止めが付着形成された作業用手袋において、
    前記すべり止めとして、親指を除く他の4指の腹部分表面に、指先端部の先端パターンおよび、当該手袋の指の長さの1/7以下の短辺を有し指の関節数よりも多い矩形状パターンが付着形成され、
    指先と第1間節の間、第1関節と第2関節との間との間に相当する箇所であって、先端パターンと矩形状パターンの境界部分および、矩形状パターン同士の境界部分には、手袋の指表面の全幅にわたって、合成樹脂材の滑り止めが付着されていない手袋生地の境界部分が設けられており、かつ、前記先端パターンと矩形状パターンの表面に凹凸模様が形成されていることを特徴とする作業用手袋。
  2. 請求項1の作業用手袋において、親指と小指を除く他の3指の第2関節と第3関節の腹部分表面に、指先端部の先端パターンおよび、当該手袋の指の長さの1/7以下の短辺を有し指の関節数よりも多い矩形状パターンが付着形成され、
    手袋の指表面の全幅にわたって、矩形状パターン同士の境界部分には、合成樹脂材の滑り止めが付着されていない手袋生地の境界部分が設けられており、かつ、当該矩形状パターンの表面に凹凸模様が形成されていることを特徴とする作業用手袋。
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