JP3225822U - 組立式ケース - Google Patents
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Abstract
【課題】収納時や輸送時のコンパクト化が容易で、使用時の組み立ても容易な組立式ケースを提供する。【解決手段】組立式ケース1Aは、雛人形等が配置されるベース部材3と、ベース部材3の装着溝21に下端部を嵌合して設置される背板5及び左右の側板7、9と、左右の側板7、9に形成された嵌合溝7a、9aに嵌合して嵌め込まれる前板11と、背板5と左右の側板7、9の上端に形成された凸部5b、7b、9bに嵌合して取り付けられる天板13とを有し、背板5、左右の側板7、9、前板11及び天板13はガラス板等の透明パネルを備えている。左右の側板7、9は背板5の左右の端部に蝶番19で回動自在に取り付けられており、収納時には背板5に沿って折り畳まれ、他の取り外された各部材と共に平坦な状態で積み重ねられる。【選択図】 図3
Description
本考案は、雛人形や置物等の飾り物類を収容して鑑賞するのに用いられるケースに関し、詳しくは未使用時や不使用時のコンパクト収納が可能な組立式ケースに関するものである。
この種のケースとしては、雛人形を飾る人形ケースが知られている。従来では複数段構成の雛段(スチール段)に雛人形や雪洞等の雛飾りを陳列するのが一般的であったが、猫等のペットによるいたずらによって飾りが崩されたり、埃等の付着により雛人形等が汚損したりするのを防止する観点から、近年においてはガラス板や透明アクリル板を備えたケースで覆うものが多くなってきている。
このようなケースの構成は、例えば特許文献1に開示されているように、ケース台に下方が開放された箱形のケース枠を載置して、ケース台上に配置された雛人形等を覆うようになっている。
すなわち、ケース枠は前面、後面、左右側面及び上面を複数の枠部材で区画構成し、各面にガラス板や透明アクリル板を嵌め込んで一体に構成されている。
従って、飾り付け内容を変えたりする場合には、箱形状のケース枠を外して飾り物の交換等を行った後、ケース枠を被せるようになっている。
このようなケースの構成は、例えば特許文献1に開示されているように、ケース台に下方が開放された箱形のケース枠を載置して、ケース台上に配置された雛人形等を覆うようになっている。
すなわち、ケース枠は前面、後面、左右側面及び上面を複数の枠部材で区画構成し、各面にガラス板や透明アクリル板を嵌め込んで一体に構成されている。
従って、飾り付け内容を変えたりする場合には、箱形状のケース枠を外して飾り物の交換等を行った後、ケース枠を被せるようになっている。
ところで、この種のケースは特定の時節のみに使用される場合が多く、不使用時には収納・保管する必要がある。しかしながら、上記のようにケース枠が箱形状の一体構成の場合、嵩張って大きな収納・保管スペースが必要となる問題があった。
製造元から小売店への流通過程における輸送(運搬)や、小売店からユーザー宅への輸送等においても同様の問題があった。
製造元から小売店への流通過程における輸送(運搬)や、小売店からユーザー宅への輸送等においても同様の問題があった。
本考案は上記従来の問題点に着目して為されたものであり、収納時や輸送時のコンパクト化が容易で、使用時の組み立ても容易な組立式ケースの提供を、その目的とする。
本考案は、上記目的を達成するために為されたものであり、請求項1の考案は、ベース部材と、該ベース部材に対してそれぞれ着脱自在に設けられ、該ベース部材上の空間を区画する背板、左右の側板及び前板と、これら背板、左右の側板及び前板の上端側に着脱自在に設けられる天板とを備え、少なくとも前記前板の一部は透明な材料で形成された組立式ケースであって、前記左右の側板は、前記背板の左右の端部にそれぞれ蝶番を介して回動自在に取り付けられ、前記左右の側板を前記背板の前記前板側の面に重ねて折り畳み可能な構成を有していることを特徴とする組立式ケースである。
請求項2の考案は、請求項1に記載した組立式ケースにおいて、前記左右の側板の前記蝶番側と反対側の端部の内側にはそれぞれ、前記前板をスライドさせて嵌め込むための嵌合溝が上下方向に形成されていることを特徴とする組立式ケースである。
請求項3の考案は、請求項1又は2に記載した組立式ケースにおいて、前記ベース部材には、前記背板、前記左右の側板及び前記前板の下端部を挿入して立った状態に保持するための装着溝が形成され、前記天板の下面と、前記背板及び前記左右の側板の上端との間のいずれか一方側には凸部が形成され、他方側には前記凸部に嵌合する凹部が形成されていることを特徴とする組立式ケースである。
請求項4の考案は、請求項1から3のいずれかに記載した組立式ケースにおいて、前記左右の側板の奥行方向の幅を合計した寸法が、前記背板の左右方向の幅を超える構成を有しており、前記左右の側板を折り畳んだときに前記左右の側板が平行に重なるように構成されていることを特徴とする組立式ケースである。
請求項5の考案は、請求項4に記載した組立式ケースにおいて、前記左右の側板のうちの一方の側板は、他方の側板と同じ厚みを有して前記背板の前記前板側の面に固定又は形成された介装部材に前記蝶番を介して回動自在に取り付けられていることを特徴とする組立式ケースである。
本考案によれば、収納時や輸送時のコンパクト化が容易で、使用時の組み立ても容易な組立式ケースを提供することができる。
以下、本考案の実施の形態について図を参照して説明する。まず、図1乃至図7を参照して第1の実施の形態を説明する。
図1に示すように、組立式ケース1Aは、ベース部材3と、該ベース部材3に対してそれぞれ着脱自在に設けられ、該ベース部材3上の空間を矩形状に区画する背板5、左右の側板7、9及び前板11と、これら背板5、左右の側板7、9及び前板11の上端側に着脱自在に設けられる天板13とを備え、少なくとも前板11の一部は透明な材料で形成されている。
本実施の形態では、背板5、左右の側板7、9、前板11及び天板13の全てが透明のガラス板やアクリル板等の透明パネルを備えており、底面側を除く全方位からケース内を視認できるようになっている。
ベース部材3の上面の奥側には、雛人形等を飾るための台15が載置されており、台15の前方側は雪洞等を配置するスペース17となっている。台15とベース部材3にはそれぞれ、電源コードを通す挿通穴15a、3aが形成されており、雪洞等への外部からの通電が可能となっている。
図2に示すように、台15は、下面にベース部材3の上面から安定に浮かせるための脚部15b、15cを備えている。
図1に示すように、組立式ケース1Aは、ベース部材3と、該ベース部材3に対してそれぞれ着脱自在に設けられ、該ベース部材3上の空間を矩形状に区画する背板5、左右の側板7、9及び前板11と、これら背板5、左右の側板7、9及び前板11の上端側に着脱自在に設けられる天板13とを備え、少なくとも前板11の一部は透明な材料で形成されている。
本実施の形態では、背板5、左右の側板7、9、前板11及び天板13の全てが透明のガラス板やアクリル板等の透明パネルを備えており、底面側を除く全方位からケース内を視認できるようになっている。
ベース部材3の上面の奥側には、雛人形等を飾るための台15が載置されており、台15の前方側は雪洞等を配置するスペース17となっている。台15とベース部材3にはそれぞれ、電源コードを通す挿通穴15a、3aが形成されており、雪洞等への外部からの通電が可能となっている。
図2に示すように、台15は、下面にベース部材3の上面から安定に浮かせるための脚部15b、15cを備えている。
図3に示すように、左右の側板7、9は、背板5の左右の端部にそれぞれ蝶番19を介して水平方向に回動自在に取り付けられ、左右の側板7、9を背板5の前板11側の面5aに重ねて折り畳み可能な構成を有している。
左右の側板7、9の蝶番19側と反対側の端部の内側にはそれぞれ、前板11をスライドさせて嵌め込むための嵌合溝7a、9aが上下方向に貫通して形成されている。
ベース部材3には、背板5、左右の側板7、9及び前板11の下端部を挿入してこれらを立った状態に保持するための装着溝21が矩形状に連なるように形成されている。
背板5と左右の側板7、9を装着溝21に嵌合して立たせた後、左右の側板7、9の自由端側に形成された嵌合溝7a、9aに前板11の下端部を嵌合して下方にスライドさせると、前板11の下端部が装着溝21に挿入され、前板11の嵌め込みが完了する。その後、背板5及び左右の側板7、9の上端側に天板13を嵌め込むことにより組立式ケース1Aの組み立てが完了する。なお、図3では台15を省略している。
左右の側板7、9の蝶番19側と反対側の端部の内側にはそれぞれ、前板11をスライドさせて嵌め込むための嵌合溝7a、9aが上下方向に貫通して形成されている。
ベース部材3には、背板5、左右の側板7、9及び前板11の下端部を挿入してこれらを立った状態に保持するための装着溝21が矩形状に連なるように形成されている。
背板5と左右の側板7、9を装着溝21に嵌合して立たせた後、左右の側板7、9の自由端側に形成された嵌合溝7a、9aに前板11の下端部を嵌合して下方にスライドさせると、前板11の下端部が装着溝21に挿入され、前板11の嵌め込みが完了する。その後、背板5及び左右の側板7、9の上端側に天板13を嵌め込むことにより組立式ケース1Aの組み立てが完了する。なお、図3では台15を省略している。
背板5の上端の中央と、左右の側板7、9の自由端寄りには円柱状の凸部5b、7b、9bが形成されており、これらに対応して天板13には凸部5b、7b、9bに嵌合する凹部としての円形穴13aが形成されている(図4(a)参照)。
天板13は、長方形状の枠部13Aと、該枠部13Aに嵌め込まれたガラス板やアクリル板等の透明パネル13Bからなり、図4(b)に示すように、枠部13Aの下面には背板5や左右の側板7、9及び前板11の上端部が収容される嵌合溝13Cが形成されている。円形穴13aは嵌合溝13Cの底面に非貫通で形成されている。
図示しないが、装着溝21の背板5に対応する部分の中央部位には凸部が形成されており、これに対応して背板5の下面には該凸部に嵌合する凹部(円形穴)が形成されている。この嵌合構成は、ベース部材3に対する背板5の位置決めと、揺らぎ抑制に寄与する。
透明パネルの嵌め込み構造は、枠部に溝を形成して嵌め込む構成や、重ね合わせによって挟み込む構成が採用される。透明パネルの嵌め込み構造は背板5、左右の側板7、9及び前板11においても同様であるので説明は省略する。
天板13は、長方形状の枠部13Aと、該枠部13Aに嵌め込まれたガラス板やアクリル板等の透明パネル13Bからなり、図4(b)に示すように、枠部13Aの下面には背板5や左右の側板7、9及び前板11の上端部が収容される嵌合溝13Cが形成されている。円形穴13aは嵌合溝13Cの底面に非貫通で形成されている。
図示しないが、装着溝21の背板5に対応する部分の中央部位には凸部が形成されており、これに対応して背板5の下面には該凸部に嵌合する凹部(円形穴)が形成されている。この嵌合構成は、ベース部材3に対する背板5の位置決めと、揺らぎ抑制に寄与する。
透明パネルの嵌め込み構造は、枠部に溝を形成して嵌め込む構成や、重ね合わせによって挟み込む構成が採用される。透明パネルの嵌め込み構造は背板5、左右の側板7、9及び前板11においても同様であるので説明は省略する。
ベース部材3の上面に雛人形等を配置した後、上記のように、背板5と左右の側板7、9をベース部材3に装着して立った状態とし、次いで前板11を嵌め込み、その後天板13を装着することにより容易に組立式ケース1Aを構成することができる。
特に、前板11は嵌合溝7a、9aに嵌めて落とし込むだけでよく、何ら結合構成を必要としないので組み立て操作が容易となる。
特に、前板11は嵌合溝7a、9aに嵌めて落とし込むだけでよく、何ら結合構成を必要としないので組み立て操作が容易となる。
図5に示すように、左の側板7は背板5の左側端部に蝶番19を介して回動自在に設けられている。右の側板9も同様の回動構成を有しており、図6は左右の側板7、9を背板5に沿って直線状に水平展開した状態を示している。
背板5の左右方向の幅wに対し、左右の側板7、9の奥行方向の幅dはw/2以下となっている。
背板5の左右方向の幅wに対し、左右の側板7、9の奥行方向の幅dはw/2以下となっている。
組立式ケース1Aを分解するときは、天板13を外した後前板11を抜き取り、その後背板5と左右の側板7、9の一体構成をベース部材3から外す。
左右の側板7、9は背板5の前板11側の面5aに重なるように、すなわち面5aと略平行となるように内方に折り畳む。このようにすることで、例えば図7に示すように、ベース部材3の上に台15、天板13、前板11、背板5及び左右の側板7、9と重ねることにより、コンパクトで省スペースな収納状態を得ることができる。
図1に示す箱形状(使用状態)のままであると、収納時や輸送時にケースが嵩張って持ち運びやスペース確保上の問題を避けられないが、上記のように分解して重ね合わせることによりコンパクト化を実現できる。
左右の側板7、9は背板5の前板11側の面5aに重なるように、すなわち面5aと略平行となるように内方に折り畳む。このようにすることで、例えば図7に示すように、ベース部材3の上に台15、天板13、前板11、背板5及び左右の側板7、9と重ねることにより、コンパクトで省スペースな収納状態を得ることができる。
図1に示す箱形状(使用状態)のままであると、収納時や輸送時にケースが嵩張って持ち運びやスペース確保上の問題を避けられないが、上記のように分解して重ね合わせることによりコンパクト化を実現できる。
ところで、雛人形等をより豪華にみせるためには屏風や三宝等の道具(飾り物)を多く配置する必要があるが、その場合、ケースの奥行寸法(図1に示すD)を大きくとる必要がある。すなわち、左右の側板7、9の奥行寸法を大きくする必要がある。道具のサイズによっても同様の問題が生じる。
しかしながら、左右の側板7、9の奥行方向の幅dの合計が背板5の左右方向の幅wを超えると、左右の側板7、9を背板5に沿うように折り畳んだときに、図8に示すように、一方の側板(ここでは左の側板7)が他方の側板(ここでは右の側板9)に乗り上げて傾斜姿勢で重なることになる。
すなわち、右の側板9は背板5に対し略平行な状態で当接するが、左の側板7は傾斜姿勢で右の側板9の角部に当接することになる。従って、収納状態において傾斜している分嵩張るだけでなく、輸送中などにおいて傾斜姿勢の左の側板7の一部分に荷重が集中的に掛かり、破損してしまう虞がある。
しかしながら、左右の側板7、9の奥行方向の幅dの合計が背板5の左右方向の幅wを超えると、左右の側板7、9を背板5に沿うように折り畳んだときに、図8に示すように、一方の側板(ここでは左の側板7)が他方の側板(ここでは右の側板9)に乗り上げて傾斜姿勢で重なることになる。
すなわち、右の側板9は背板5に対し略平行な状態で当接するが、左の側板7は傾斜姿勢で右の側板9の角部に当接することになる。従って、収納状態において傾斜している分嵩張るだけでなく、輸送中などにおいて傾斜姿勢の左の側板7の一部分に荷重が集中的に掛かり、破損してしまう虞がある。
この問題に対処した本考案の第2の実施の形態を、図9乃至図12を参照して説明する。なお、第1の実施の形態と同一部分は同一符号で示す。
図9に示すように、組立式ケース1Bは、構成上は図1で示した組立式ケース1Aと変わらないが、左右の側板7、9の奥行方向の幅を大きくしている。すなわち、組立式ケース1Bの奥行寸法D´は組立式ケース1Aの奥行寸法Dよりも大きくなっている。
具体的には、ベース部材23と、背板5と、背板5の左側端部に蝶番19を介して回動自在に取り付けられた左の側板25と、背板5の右側端部に蝶番19を介して回動自在に取り付けられた右の側板27と、前板11と、天板29とを有している。
左の側板25と右の側板27の奥行方向の幅d1、d2は、第1の実施の形態における左右の側板7、9の奥行方向の幅dよりも大きくなっており、これに伴ってベース部材23と天板29の奥行寸法も第1の実施の形態におけるベース部材3と天板13の奥行寸法よりも大きくなっている。
これにより、台15の前方側における雪洞等を配置するスペース17は広くなっており、別の道具やサイズの大きい道具を配置可能となっている。
図9に示すように、組立式ケース1Bは、構成上は図1で示した組立式ケース1Aと変わらないが、左右の側板7、9の奥行方向の幅を大きくしている。すなわち、組立式ケース1Bの奥行寸法D´は組立式ケース1Aの奥行寸法Dよりも大きくなっている。
具体的には、ベース部材23と、背板5と、背板5の左側端部に蝶番19を介して回動自在に取り付けられた左の側板25と、背板5の右側端部に蝶番19を介して回動自在に取り付けられた右の側板27と、前板11と、天板29とを有している。
左の側板25と右の側板27の奥行方向の幅d1、d2は、第1の実施の形態における左右の側板7、9の奥行方向の幅dよりも大きくなっており、これに伴ってベース部材23と天板29の奥行寸法も第1の実施の形態におけるベース部材3と天板13の奥行寸法よりも大きくなっている。
これにより、台15の前方側における雪洞等を配置するスペース17は広くなっており、別の道具やサイズの大きい道具を配置可能となっている。
さらに具体的に説明すると、図10、図11に示すように、背板5の左側端部の前面には右の側板27と同じ厚みを有する直方体状の介装部材31が固定されており、該介装部材31に蝶番19を介して左の側板25が回動自在に取り付けられている(図11では分り易くするために介装部材31をハッチングで表示)。図10において、符号25a、27aは前板11を嵌め込むための嵌合溝を、25b、27bは天板29を装着するための凸部を示している。
上記の構成とすることにより、図12に示すように、組立式ケース1Bを分解して収納状態としたときに、左右の側板25、27を平行(略平行を含む)に重ねることができ、上述した嵩張りや集中荷重の掛かりによる側板の損傷の問題を解消することができる。
以上、本考案の実施の形態について詳述してきたが、具体的構成は、上記の各実施の形態に限定されるものではなく、本考案の趣旨を逸脱しない範囲における設計の変更があっても考案に含まれる。
例えば、背板5及び左右の側板7、9の上端側に対する天板13の着脱自在構成は、天板13の下面と、背板5及び左右の側板7、9の上端との間のいずれか一方側に凸部が形成され、他方側に該凸部に嵌合する凹部が形成されていればよい。
また、天板13の着脱構成では、凸部を背板5と左右の側板7、9のみに形成したが、前板11にも形成してもよく、さらに凸部及び凹部の形成位置は上記に限定されない。
さらに、天板13の着脱構成は凸部と凹部の嵌合構成に限定されず、天板13の下面に形成された細長い凸部を背板5、左右の側板7、9及び前板11で区画される枠内に入れて位置決めする構成としてもよい。
例えば、背板5及び左右の側板7、9の上端側に対する天板13の着脱自在構成は、天板13の下面と、背板5及び左右の側板7、9の上端との間のいずれか一方側に凸部が形成され、他方側に該凸部に嵌合する凹部が形成されていればよい。
また、天板13の着脱構成では、凸部を背板5と左右の側板7、9のみに形成したが、前板11にも形成してもよく、さらに凸部及び凹部の形成位置は上記に限定されない。
さらに、天板13の着脱構成は凸部と凹部の嵌合構成に限定されず、天板13の下面に形成された細長い凸部を背板5、左右の側板7、9及び前板11で区画される枠内に入れて位置決めする構成としてもよい。
第2の実施の形態における介装部材31は背板5とは別部材としたが、合成樹脂材で背板5に一体に形成してもよい。
また、第2の実施の形態では介装部材31を左の側板25側に設ける例を示したが、右の側板27側に設けても同様の効果を得ることができる。
なお、上記実施の形態では組立式ケースを略直方体としたが、略立方体としてもよいのは勿論である。
また、天板を2枚の平板状部材によって構成して、この平板状部材を蝶番で連結することで中心部分において回動可能とし、更に背板と前板を四角形と三角形とが一体となった形状として、上記天板が山型に折れた状態で、天板を構成する2枚の平板状部材が傾斜姿勢で前記背板と前板の三角形部分の縁に接続される構成とすることで、三角屋根状の組立式ケースとしてもよい。
また、第2の実施の形態では介装部材31を左の側板25側に設ける例を示したが、右の側板27側に設けても同様の効果を得ることができる。
なお、上記実施の形態では組立式ケースを略直方体としたが、略立方体としてもよいのは勿論である。
また、天板を2枚の平板状部材によって構成して、この平板状部材を蝶番で連結することで中心部分において回動可能とし、更に背板と前板を四角形と三角形とが一体となった形状として、上記天板が山型に折れた状態で、天板を構成する2枚の平板状部材が傾斜姿勢で前記背板と前板の三角形部分の縁に接続される構成とすることで、三角屋根状の組立式ケースとしてもよい。
1A、1B…組立式ケース 3、23…ベース部材 5…背板
5b、7b、9b、25b、27b…凸部 7、25…左の側板
7a、9a、25a、27a…嵌合溝 9、27…右の側板 11…前板
13、29…天板 19…蝶番 21…装着溝
13a…凹部としての円形穴 31…介装部材
5b、7b、9b、25b、27b…凸部 7、25…左の側板
7a、9a、25a、27a…嵌合溝 9、27…右の側板 11…前板
13、29…天板 19…蝶番 21…装着溝
13a…凹部としての円形穴 31…介装部材
本考案は、上記目的を達成するために為されたものであり、請求項1の考案は、ベース部材と、該ベース部材に対してそれぞれ設けられ、該ベース部材上の空間を区画する背板、左右の側板及び前板と、これら背板、左右の側板及び前板の上端側に設けられる天板とを備え、少なくとも前記前板の一部は透明な材料で形成された組立式ケースであって、前記左右の側板は、前記背板の左右の端部にそれぞれ蝶番を介して回動自在に取り付けられ、前記左右の側板を前記背板の前記前板側の面に重ねて折り畳み可能な構成を有していることを特徴とする組立式ケースである。
Claims (5)
- ベース部材と、該ベース部材に対してそれぞれ着脱自在に設けられ、該ベース部材上の空間を区画する背板、左右の側板及び前板と、これら背板、左右の側板及び前板の上端側に着脱自在に設けられる天板とを備え、少なくとも前記前板の一部は透明な材料で形成された組立式ケースであって、
前記左右の側板は、前記背板の左右の端部にそれぞれ蝶番を介して回動自在に取り付けられ、前記左右の側板を前記背板の前記前板側の面に重ねて折り畳み可能な構成を有していることを特徴とする組立式ケース。 - 請求項1に記載した組立式ケースにおいて、前記左右の側板の前記蝶番側と反対側の端部の内側にはそれぞれ、前記前板をスライドさせて嵌め込むための嵌合溝が上下方向に形成されていることを特徴とする組立式ケース。
- 請求項1又は2に記載した組立式ケースにおいて、前記ベース部材には、前記背板、前記左右の側板及び前記前板の下端部を挿入して立った状態に保持するための装着溝が形成され、前記天板の下面と、前記背板及び前記左右の側板の上端との間のいずれか一方側には凸部が形成され、他方側には前記凸部に嵌合する凹部が形成されていることを特徴とする組立式ケース。
- 請求項1から3のいずれかに記載した組立式ケースにおいて、前記左右の側板の奥行方向の幅を合計した寸法が、前記背板の左右方向の幅を超える構成を有しており、前記左右の側板を折り畳んだときに前記左右の側板が平行に重なるように構成されていることを特徴とする組立式ケース。
- 請求項4に記載した組立式ケースにおいて、前記左右の側板のうちの一方の側板は、他方の側板と同じ厚みを有して前記背板の前記前板側の面に固定又は形成された介装部材に前記蝶番を介して回動自在に取り付けられていることを特徴とする組立式ケース。
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