JP3225698U - 関節用装具 - Google Patents

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和弘 亀田
和弘 亀田
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【課題】ベルトに形状保持部材を備え、ベルトの自重による垂下を抑制した関節用装具を提供する。【解決手段】巻き付け用のベルトを備えた関節用装具は、平面状の本体部2と、本体部2の左右の縁部から一体として延伸する巻き付け用の複数のベルト3とを備え、ベルト3の縁部に形状保持部材6を備える。【選択図】図1

Description

本考案は、形態安定性を有する締付ベルトを備えた関節用装具に関するものである。
膝関節などの運動障害は、変形性膝関節炎症や関節炎、半月板損傷、リウマチ、或いは膝靱帯障害などに因ることが多いが、このような障害を持つ患者が立ったとき、また歩行するときに、膝関節に横ずれなどの負荷がかかると、激しい痛みによる苦痛に耐えなければならない。このような場合、関節部位を関節用サポーターによって圧迫、拘束することで関節の動揺を抑制し、痛みの発生を緩和する方法が採られている。
膝関節用のサポーターの形状の一つとして、巻き付け用のベルトが一体となったサポーターがよく知られている。例えば、本件の出願人は、特開2000−197654号公報において、膝関節に装着するためのベルト一体型のサポーターの発明を開示している。ベルト一体型の膝関節用のサポーターは、巻き付け圧力の調整が自在であり、靴を履いたまま装着できるという利点がある。
膝関節の運動障害が重度である場合は、実開平4−30514にて開示されている考案のように、膝の両側方で揺動可能な支柱を備え、支柱は、大腿部と下腿部に巻き付けられるベルトによって固定される構造の膝装具が用いられることがある。
特開2000−197654号公報 実開平4−30514号公報
ベルト一体型のサポーターの素材は多岐にわたるが、一般的に、ベルトおよびサポーター本体部はともに柔軟性や伸縮性を有している。ベルトおよびサポーター本体部の柔軟性は、一方では、巻き付け圧力の調整の自在性を実現するものの、他方では、ベルトおよびサポーター本体部の自重による垂下により、ベルトおよびサポーター本体部の取り扱いに大きな身体的負担がかかる場合がある。ベルトの垂下は、支柱付き装具においても同様に発生する。
そこで、本考案は、ベルトに形状保持部材を備え、ベルトの自重による垂下を抑制した関節用装具を提供することを目的とする。
本考案の関節用装具は、前記した目的を達成せんとするもので、請求項1の手段は、巻き付け用のベルトを備えた関節用装具において、平面状の本体部と、前記本体部の左右の縁部から一体として延伸する巻き付け用の複数のベルトと、を備え、前記ベルトの縁部に形状保持部材を備えることを特徴とする。
請求項2の手段は、本考案の関節用装具は、前記本体部の縁部に形状保持部材を備えることを特徴とする。
請求項3の手段は、使用者の大腿部両側方に配される大腿支柱と、前記大腿支柱を連結する大腿カフと、使用者の下腿部両側方に配される下腿支柱と、前記下腿支柱を連結する下腿カフと、前記大腿支柱と前記下腿支柱を連結して揺動可能とする継手部とを備える関節用装具において、大腿部に巻き付ける大腿ベルトと、下腿部に巻き付ける下腿ベルトと、を備え、前記大腿ベルトおよび/または前記下腿ベルトの縁部に形状保持部材を備えることを特徴とする。
請求項1および請求項3の構成を備える本考案の関節用装具は、形状保持部材の剛性によって装着用のベルトの自重による垂下が抑制され、ベルトおよび本体部の接合や位置合わせが容易である。さらに、請求項2の構成を備える本考案の関節用装具は、関節用装具全体として、巻き付けが容易な形状を保持することができる。
本考案の第1の実施例における関節用装具の平面図である。 本考案の第1の実施例における関節用装具の一部から形状保持部材を除いた状態を示す平面図である。 本考案の関節用装具に用いる形状保持部材の斜視図である。 本考案の第2の実施例における関節用装具の平面図である。 本考案の第3の実施例における関節用装具の全体図である。
以下、本考案を実施するための形態を図面とともに説明する。
図1は、本実施例の関節用装具である膝用サポーター1の平面図である。膝用サポーター1は、平面状の本体部2と、本体部2の左右の縁部から一体として延伸する巻き付け用の複数のベルト3を備える。本体部2は、膝蓋骨を収めるための開口部4が設けられる。本体部2およびベルト3の縁部は、ほつれ防止のためにバイアステープ5で保護されている。形状保持部材6は、ベルト3の縁部に取り付けられるのが好ましい。より好ましくは、形状保持部材6は、本体部2の縁部にも取り付けられてもよい。本実施例の図1において、形状保持部材6は、本体部2およびベルト3の縁部かつ内部に取り付けられているが、ベルト3にのみ取り付けられていてもよい。
本実施例の形状保持部材6は、膝用サポーター1の外観には現れず、図1においては破線で示している。形状保持部材6を備えた膝用サポーター1は、本体部2および装着用のベルト3の材質に関わらず、自重による垂下が抑制され、立体的な形状を保持することができる。
本実施例の本体部2およびベルト3は、可撓性および伸縮性のある素材で構成され、素材としては、綿やウールをはじめとする天然の生地およびナイロンやポリウレタンの化学合成繊維にゴムを混紡した編布、織布または不織布といった布地、または、メッシュ状やスポンジ状に形成された伸縮性や通気性を有する合成樹脂体が好適であり、これらを組み合わせても良い。
また、本実施例の本体部2およびベルト3は、表面に面ファスナーが取り付けられており、巻き付けたときの形状を自在に調整できる構成としている。面ファスナーの図示は省略する。面ファスナーは、ベルト3の先端部が、同じベルト3の裏面部、本体部2、他のベルト3のいずれと接合しても良い。
図2は、膝用サポーター1の片側のベルト3から形状保持部材6を除いた状態を示す平面図である。自重によって垂下した膝用サポーター1のベルト3は、使用者の疾患によっては、取扱いが困難になることがある。形状を保持したベルト3であれば手が届きやすく、前回と同じ部位に装着するのであれば、ベルト3および本体部2の接合や位置合わせが容易である。
また、ベルト3のみならず、本体部2にも形状保持部材6を取り付けることによって、膝用サポーター1の全体の型崩れを抑制し、膝用サポーター全体として、巻き付けが容易な形状を保持することができる。
本実施例の形状保持部材6は、糸状または帯状塑性変形性のポリエチレン材料が好適である。ポリエチレン材料であれば、軽量であり、安全性が高い。ここでいうポリエチレン材料は、ポリエチレン単独、または、ポリエチレンに他のポリオレフィンが混合された混合物であり、原料としては、汎用ポリエチレンでも、超高分子量ポリエチレンでもよい。本考案の膝用サポーター1に用いる形状保持部材6は、三井化学株式会社によって商標名“テクノロート”で市販されている線材を用いることができる。
図3に示す形状保持部材6の斜視図は、形状保持部材6の一例であり、フィルム6aで保護された糸状のプラスチック線材6bを表し、プラスチック線材6bが形状保持機能を備えている。形状保持部材6の本体部2およびベルト3への取り付けは、フィルム6aを活かして縫合しても良いし、フィルム6aを除去してプラスチック線材6bを繊維間に織り込んでも良い。
図4は、本実施例の関節用装具である膝用サポーター11の平面図である。膝用サポーター11は、平面状の本体部12と、本体部12の左右の縁部から一体として延伸する巻き付け用の複数のベルト13を備える。本体部12は、膝蓋骨を収めるための開口部14が設けられる。本体部12およびベルト13の縁部は、ほつれ防止のためにバイアステープ15で保護されている。形状保持部材16は、ベルト3の縁部に取り付けられている。
本実施例の膝用サポーター11は、本体部12に取り付ける形状保持部材16の配置が実施例1とは異なり、形状保持部材16を本体部12の全周の縁部に取り付けることによって、形状の保持性をより高めたものである。ここでいう縁部は、バイアステープ15に重なる位置に限定されず、本体部12の形状の保持性を損なわない程度にやや内側に形状保持部材16を取り付けても良い。他の構成については、実施例1と同様のため、説明は割愛する。
図5は、本実施例の関節用装具である支柱付膝用装具21の全体図である。支柱付膝用装具21は、使用者の大腿部両側方に配される大腿支柱22と、大腿支柱22を連結する大腿カフ23と、使用者の下腿部両側方に配される下腿支柱24と、下腿支柱24を連結する下腿カフ25と、大腿支柱22と下腿支柱24を連結して揺動可能とする継手部26とを備える。支柱付膝用装具21は、大腿部に巻き付ける大腿ベルト27と、下腿部に巻き付ける下腿ベルト28を用いて、使用者の脚部に装着される。本実施例の支柱付膝用装具21においては、膝の両側方に配される継手部26の調整によって、膝の過伸展、過回旋等が抑制され、使用者の膝周りが保護される。
支柱付膝用装具21の使用者の脚部への装着の一例として、大腿ベルト27および下腿ベルト28は、尾錠29、30に通し、大腿ベルト27および下腿ベルト28の内側の面の先端部および中央部近辺に設けた面ファスナーによって接合される。使用者は、面ファスナーを所望の位置で接合させることによって、締め付けを調整することができる。面ファスナーの図示は省略する。形状保持部材31は、大腿ベルト27および/または下腿ベルト28の縁部に取り付けられる。図5の形状保持部材31は、大腿ベルト27と下腿ベルト28の双方の縁部かつ内部に取り付けられている。
本実施例の形状保持部材31は、支柱付膝用装具21の外観には現れず、図5においては破線で示している。形状保持部材31を備えた支柱付膝用装具21は、装着用の大腿ベルト27および下腿ベルト28の材質に関わらず、自重による垂下が抑制され、立体的な形状を保持することができる。形状を保持した大腿ベルト27および下腿ベルト28であれば手が届きやすく、前回と同じ部位に装着するのであれば、締め付けの調整が容易である。形状保持部材31の詳細については、実施例1と同様であるため、説明は割愛する。
以上、本考案の代表的と思われる実施例について説明したが、本考案は必ずしも実施例において述べた構造に限定されるものではなく、本考案にいう構成要件を備え、本考案にいう目的を達成しうる範囲内において適宜改変して実施する場合を包含するものである。
ポリエチレンを代表とする材料を形状保持部材として利用した本考案の膝用サポーターは、装着が容易であり、膝以外にも疾患を有する使用者をはじめとして、高齢者、あるいはリハビリを必要とする被介護者が無理なく簡単に装着できるサポーターとして有用である。特に、ベルトの部分に形状保持部材を取り付けることは、膝用にとどまらず、あらゆる部位のサポーターにおいても転用が可能であり、サポーターのみならず、包帯および被覆用品全般、さらには関節用装具全般に応用が可能である。
1…膝用サポーター。
2…本体部。
3…ベルト。
4…開口部。
5…バイアステープ。
6…形状保持部材、6a…フィルム、6b…プラスチック線材。
11…膝用サポーター。
12…本体部。
13…ベルト。
14…開口部。
15…バイアステープ。
16…形状保持部材。
21…支柱付膝用装具。
22…大腿支柱。
23…大腿カフ。
24…下腿支柱。
25…下腿カフ。
26…継手部。
27…大腿ベルト。
28…下腿ベルト。
29…尾錠。
30…尾錠。
31…形状保持部材。


Claims (3)

  1. 巻き付け型の関節用装具において、
    平面状の本体部と、
    前記本体部の左右の縁部から一体として延伸する巻き付け用の複数のベルトと、を備え、
    前記ベルトの縁部に形状保持部材を備えることを特徴とする関節用装具。
  2. 前記本体部の縁部に形状保持部材を備えることを特徴とする請求項1に記載の関節用装具。
  3. 使用者の大腿部両側方に配される大腿支柱と、前記大腿支柱を連結する大腿カフと、使用者の下腿部両側方に配される下腿支柱と、前記下腿支柱を連結する下腿カフと、前記大腿支柱と前記下腿支柱を連結して揺動可能とする継手部とを備える関節用装具において、
    大腿部に巻き付ける大腿ベルトと、下腿部に巻き付ける下腿ベルトと、を備え、前記大腿ベルトおよび/または前記下腿ベルトの縁部に形状保持部材を備えることを特徴とする関節用装具。

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