JP3225278B2 - ワイヤレスロビーインターホン - Google Patents

ワイヤレスロビーインターホン

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JP3225278B2 JP03802492A JP3802492A JP3225278B2 JP 3225278 B2 JP3225278 B2 JP 3225278B2 JP 03802492 A JP03802492 A JP 03802492A JP 3802492 A JP3802492 A JP 3802492A JP 3225278 B2 JP3225278 B2 JP 3225278B2
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浩 中条
浩一 奥村
誠治 村尾
洋一 磯部
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、マンション等の集合住
宅の共同玄関口に設置されて使用されるワイヤレスロビ
ーインターホンに関する。
【0002】
【従来の技術】近時、マンション等の集合住宅では、そ
の共同玄関に電気錠を取り付ける場合が多々あるが、か
かる電気錠の解錠はロビーインターホンを利用して行わ
せているのが通例である。即ち、従来では、ロビーイン
ターホンの前面パネルに設けられたテンキーを操作する
ことにより所定の暗証コードを入力したり、或いは各住
戸用のキーを逆マスターキーとして利用し、そのキーを
ロビーインターホンの前面パネルに設けられた鍵穴に差
し込んで回転させる等の操作を行えば、その時点でロビ
ーインターホンからは電気錠を解錠させるための所定の
信号が電気錠制御盤に接続されたコントローラに対して
出力されるように構成されていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来では、電気錠の解錠操作を行うには、ロビーインター
ホンの前面に近寄ってから所定のキー操作又は鍵操作を
行う必要があるために、その操作は非常に面倒で、時間
を要し、特に両手に荷物を把持しているような場合にあ
っては、簡単に解錠を行うことはできず、甚だ不便であ
った。尚、かかる難点を解消するためには、要は電気錠
の解錠操作を簡素化すればよいのであるが、この種共同
玄関の電気錠は、防犯上の観点から、部外者が容易に解
錠できようにしなければならず、只単に解錠操作を簡単
にするだけでは、上記難点を適切に解消できないという
一面があった。
【0004】本発明は上記の点に鑑みて提案されたもの
で、部外者による解錠操作を困難としながらも、集合住
宅の居住者にあっては面倒なキー操作等を行う必要がな
く、簡易且つ迅速に解錠操作を行うことができるように
することを、その目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に提案された請求項1に記載の本発明に係るワイヤレス
ロビーインターホンは、マンション等の集合住宅の共同
玄関に設けられた電気錠を解錠させるための制御信号を
出力可能に構成されたロビーインターホンにおいて、居
住者携帯用のワイヤレス送信機から送信されてくる無線
信号を受信するためのワイヤレス受信機が前記ロボーイ
ンターホンのロビーインターホン本体部を収容するハウ
ジング内に内蔵され、このワイヤレス受信機で前記ワイ
ヤレス送信機からの所定の無線信号を受信したときに
は、電気錠を解錠させるための制御信号を出力するよう
に構成され、上記ワイヤレス受信機の受信アンテナが、
ハウジングの金属製表面パネルにスロットを形成して構
成されたスロットアンテナであることを特徴とする。
【0006】また、請求項2に記載の本発明に係るワイ
ヤレスロビーインターホンは、上記請求項1の構成にお
いて、上記ワイヤレス送信機は、居住者固有のIDコー
ドが付加されたデータを無線送信すべく構成されている
とともに、上記ワイヤレス受信機は、ワイヤレス送信機
から送信されてきたデータに付加されているIDコード
が記憶手段に予め登録されているか否かの判断手段を有
し、ワイヤレス受信機で受信したデータが記憶手段に登
録されているときにのみ電気錠を解錠させるための制御
信号を出力するように構成されている。
【0007】請求項3に記載の本発明に係るワイヤレス
ロビーインターホンは、上記請求項2の構成において、
上記記憶手段は、複数のIDコードのデータの登録と消
去が自在に行えるように構成されている。
【0008】請求項4に記載の本発明に係るワイヤレス
ロビーインターホンは、上記請求項1乃至3の何れかの
構成において、上記電気錠を解錠させるための制御信号
が、テンキー操作による所定データの入力操作、又は逆
マスターキーの操作によっても出力されるように構成さ
れている。
【0010】
【作用】上記構成を特徴とする請求項1記載の本発明に
係るワイヤレスロビーインターホンにおいては、集合住
宅の居住者が携帯するワイヤレス送信機から所定の信号
が無線出力されると、これがロビーインターホンに内蔵
されたワイヤレス受信機で受信され、電気錠を解錠させ
るための制御信号が出力される。従って、ロビーインタ
ーホンには何ら手を触れることなく、ワイヤレス送信機
から所定の信号を無線送信させるだけで、共同玄関の電
気錠の解錠が行えることとなる。一方、上記のような無
線送信による電気錠の解錠は、所定のワイヤレス送信機
を持たない部外者では実行し得ない。また、ワイヤレス
受信機は、ロビーインターホンのハウジング内に内蔵さ
れているから、ワイヤレス受信機を玄関ロビー等の美観
が要求される箇所へロビーインターホンのハウジングと
は別個に不体裁に設置する必要もなくなる。更に、金属
製表面パネルをスロットアンテナとして機能させ得るた
め、ホイップアンテナの如くロビーインターホンの外面
に不体裁な突起を設ける必要性がなく、またアンテナを
取付け或いは収容するためのスペースの省略化が図れ
る。更に、スロットアンテナは、周囲の金属物や接地の
影響を受け難く、その受信特性は安定したものである。
【0011】請求項2に記載の本発明に係るワイヤレス
ロビーインターホンにおいては、ワイヤレス送信機から
送信されてきたデータに付加されているIDコードが記
憶手段に予め登録されている場合にのみ電気錠を解錠さ
せることができるため、登録されていないIDコードを
発信するワイヤレス送信機を持つ者では解錠が不可能と
なり、予めIDコードを登録したワイヤレス送信機を持
つ正当な居住者のみが電気錠の解錠を行えることとな
る。
【0012】請求項3に記載の本発明に係るワイヤレス
ロビーインターホンにおいては、記憶手段へのIDコー
ドのデータの登録と消去が自在に行えるから、居住者が
転出したような場合には、旧登録データを消去すること
により、その旧居住者が解錠を行うことが困難となり、
また新たな入居者がある場合には、新たなIDコードを
記憶手段に登録することにより、その新たなIDコード
での電気錠の解錠が可能となる。
【0014】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照し
て説明する。図1はワイヤレスロビーインターホンAを
用いた情報監視システムの一例を示す説明図、図2はワ
イヤレスロビーインターホンAのハード構成の一例を示
すブロック図、図3はワイヤレス受信機の組付状態を示
す分解斜視図、図4はワイヤレスロビーインターホンの
側面図、図5はIDコードの登録や消去をワイヤレス送
信で行うためのメンテナンス用の送信機の外観図であ
る。
【0015】図1に示すように、当該ワイヤレスロビー
インターホンAは、マンション等の集合住宅の共同玄関
ロビーに設置され、各住戸に設置される住宅情報盤Bと
接続されるコントローラCに対して信号線Lc及び通話
線Laを介して接続されている。ここで、コントローラ
Cは、集合住宅の管理人室等に設置されるが、このコン
トローラCには、共同玄関に設置される電気錠1を制御
する電気錠制御盤2が接続されて、コントローラCによ
って電気錠1の制御ができるように構成されている。ま
た、各住戸内の住宅情報盤Bには、電気錠操作ユニット
3が接続され、各住戸からも電気錠1の解錠・施錠が行
えるように構成されている。各住戸の玄関口にも電気錠
が設けられているが、これは各住戸玄関に設置されたワ
イヤレス受信機4への所定データのワイヤレス送信によ
り解錠・施錠が行えるように構成されている。
【0016】図2において、ワイヤレスロビーインター
ホンAは、ロビーインターホン本体部Aaを収納するハ
ウジング15内にワイヤレス受信機5を内蔵させ、これ
らを相互に接続したものである。ここで、ロビーインタ
ーホン本体部Aaは、前記住宅情報盤Bと通話線Laを
介してインターホン通話を行うためのマイクMCとスピ
ーカSPを接続した通話回路6以外として、例えば7セ
グメントや液晶表示器等で構成された表示部7、各住戸
のインターホン呼び出しや電気錠1の解錠用の暗証番号
を操作するためのテンキー等を備えたキー操作部8、各
住戸のキー(鍵)で電気錠1の解錠を行うための逆マス
ターキー操作部9、電気錠1の解錠を行わせるべくコン
トローラCを制御するための所定の制御信号を信号線L
cを介して送信するための多重伝送制御部10、及びR
OMやRAM等のシステムメモリ11を具備し上記の各
部を制御する信号処理部12等から構成されている。
【0017】一方、ワイヤレス受信機5は、集合住宅の
居住者が携帯する所定のワイヤレス送信機13から無線
送信されてくる電波を受信するためのアンテナ5a、こ
のアンテナ5aで受信した電波のデータを復調するフロ
ントエンド/デコーダ部5b、ROMやRAM以外のI
Dコード用メモリ5c(請求項2、3の記憶手段に相
当)を備えた信号処理部5d等から構成され、この信号
処理部5dは、I/Oポート14を介してロビーインタ
ーホン本体部Aa側の信号処理部12と接続されてい
る。ここで、前記アンテナ5aは、図3に示すように、
ロビーインターホンAのハウジング15を構成するイン
ターホンケース正面の金属製表面パネル15aの適当な
位置に、スロット(切欠孔)16を設けることにより形
成されたスロットアンテナとして構成されたものであ
る。ワイヤレス受信機5のハード構成は、同図に示すよ
うに、スロットアンテナ5aに対して、電波受信に際し
ての同調を図るためのマッチング回路基板17をネジ止
めした上で、その回路基板17には、受信電波の復調、
増幅、検波等を行うための受信回路基板18をRFケー
ブル19を介して接続し、更にIDコード用メモリ等を
備えた基板20を接続する等して構成されている。
【0018】また、前記ワイヤレス受信機5に対して所
定のデータを送信するワイヤレス送信機13は、各住戸
毎に相違する固有のIDコードを付加したデータを無線
出力できるように構成されているが、ワイヤレス受信機
5のIDコード用メモリ5cは、これら各住戸に割当て
られたIDコードのデータを予め登録しておくためのも
のである。
【0019】ワイヤレス受信機5の信号処理部5dは、
フロントエンド/デコーダ部5bから復調した所定のデ
ータを受信したときには、そのデータに付加されている
IDコードがIDコード用メモリ5cに登録されている
か否かを判断するもので、受信したIDコードがIDコ
ード用メモリ5cに登録されているときには、ロビーイ
ンターホン本体部Aaの信号処理部12に対して所定の
制御信号を出力し、これによってその信号処理部12
は、多重伝送制御部10からコントローラCに対して電
気錠1を解錠させるための特定の制御信号を出力するよ
うに構成されている。これに対して、フロントエンド/
デコーダ部5bで復調したデータのIDコードがIDコ
ード用メモリ5cに登録されていないときには、電気錠
1を解錠させる必要はなく、信号処理部5dからロビー
インターホン本体部Aaの信号処理部12に対しては何
ら特別な信号は送出されない。
【0020】図4において、ロビーインターホンAの側
面部には、IDコードの登録設定用押釦21、消去設定
用押釦22が設けられている。前者の登録設定用押釦2
1は、キー操作部8のテンキー等を用いてIDコード用
メモリ5cにIDコードを入力するときに操作するため
のものであり、又後者の消去設定用押釦22は住戸者の
引っ越し等に伴ってその登録済みのIDコードを消去す
るのに使用するものである。尚、これら両押釦21、2
2は、通常のロビーインターホンAの壁面への取付状態
時にあっては、部外者等が勝手に操作できないように、
壁面内等へ配置されるように考慮されている。
【0021】図5は、上記両押釦21、22の操作より
も簡易な手段でIDコードの登録等を行うために構成さ
れたメンテナンス用の発信機23の外観図である。この
発信機23は、IDコードを数字設定するための例えば
6桁の数字のサムホイールスイッチ24、ワイヤレス受
信機5のモードを「登録」と「消去」の何れかに設定し
且つその後モード解除を行うためのモード設定キー25
a、25b、25c、及びサムホイールスイッチ24で
設定したIDコードのデータを無線出力するための送信
キー26等を備えたものである。かかる発信機23で
は、予め登録キー25aを操作してワイヤレス受信機5
を登録モードに設定した状態で、サムホイールスイッチ
24でIDコードを設定し、次いで送信キー26を操作
すれば、そのデータがワイヤレス受信機5に対して無線
送信されるように構成されている。また、消去モードに
設定すれば、同様な手順で、消去を行いたいIDコード
のデータをワイヤレス受信機5に無線送信可能である。
ワイヤレス受信機5は、かかる無線送信を受けた場合に
は、そのモードに応じて、受信したIDコードをIDコ
ード用メモリ5cに格納したり、或いは受信したIDコ
ードをIDコード用メモリ5cから抹消するように機能
すべく構成されている。
【0022】次に、上記構成のワイヤレスロビーインタ
ーホンAの使用例、並びに作用について説明する。先
ず、上記図5のメンテナンス用の発信機23を使用し、
又は図4で示した押釦21、22を操作する等して、ロ
ビーインターホンAに内蔵されたワイヤレス受信機5の
IDコード用メモリ5cに、各住戸に割当てられている
IDコードのデータを予め登録しておく。図5の発信機
23の使用によれば、ワイヤレス受信機5を登録モード
に設定した状態において、サムホイールスイッチ24で
順次各住戸のIDコードを設定した後に、送信キー26
を操作するだけで、そのデータ登録が行えるから、大量
のIDコードの登録作業が簡易、迅速に行え、またその
データ登録はロビーインターホンAを壁面に設置したま
まの状態で行える。何れかの居住者が転出したり、或い
は居住者が入れ替わりを生じたような場合には、登録済
みのIDコードを消去し、新たなIDコードを登録すれ
ばよい。
【0023】上記IDコードの登録後においては、ロビ
ーインターホンAを登録モードから通常モードに復帰さ
せておけば、居住者がワイヤレス送信機13をロビーイ
ンターホンAに向けてその操作スイッチを操作すれば、
その送信機固有のIDコードが付加されたデータが無線
出力され、これがロビーインターホンAに内蔵されたワ
イヤレス受信機5で受信される。かかるワイヤレス受信
機5のアンテナ5aは、スロットアンテナとして構成さ
れているから、電波受信に際しては周囲の金属物や接地
の影響を受け難く、その受信特性が良好である。また、
かかるスロットアンテナは、ロビーインターホンの外面
に不体裁に突出しておらず、美観上有利であり、更には
ロビーインターホンAのハウジング15を構成する金属
製表面パネル15aを利用しているからアンテナを収容
するための専用スペースを設ける必要もない。
【0024】次いで、上記アンテナ5aでワイヤレス送
信機13からの無線電波が受信されれば、そのデータは
フロントエンド/デコーダ5bで復調され、そのデータ
に付加されているIDコードが判別される。また、信号
処理部5dはIDコード用メモリ5cに登録されている
データを参照して、その復調されたIDコードが予めI
Dコード用メモリ5cに登録されているものか否かを判
別する。そして、そのIDコードが登録されていれば、
所定の制御信号をロビーインターホン本体部Aaの信号
処理部12に送出し、これにより多重伝送制御部10か
らコントローラCへ所定の制御信号が送出され、コント
ローラCはその信号受信により電気錠制御盤2を制御し
て共同玄関の電気錠1を解錠させる。これに対して、I
Dコードが登録されていない場合には、コントローラC
に対して電気錠1を解錠させるための信号は送出され
ず、電気錠1は施錠されたままとなる。従って、IDコ
ード用メモリ5cに登録されている所定のIDコードを
有するワイヤレス送信機13を携帯する居住者のみが、
ワイヤレス操作によって電気錠1の解錠を行うことが可
能である。
【0025】尚、電気錠1の解錠は、上記ワイヤレス送
信機13の使用のみならず、キー操作部8のテンキー操
作や逆マスターキーの操作によっても行えるから、ワイ
ヤレス送信機13を携帯せずに外出した場合であっても
不具合を生じることはない。また、ワイヤレス送信機1
3は、各住戸の玄関に設けられているワイヤレス受信機
4への無線送信にも利用できるが(図1参照)、かかる
各住戸の玄関では、全住戸のIDコードではなく、自己
に割当てられたIDコードをワイヤレス受信機4が受信
したときにのみ解錠が行われるように構成しておけばよ
い。図6は、ワイヤレス送信機13の他の実施例を示す
外観図で、本発明では同図に示すように、ワイヤレス送
信機13に輪状の鎖状部材又は線状部材27を連結した
ネックレスの如き形態のものにしてもよい。
【0025】
【発明の効果】以上の説明から理解されるように、請求
項1乃至4に記載の本発明に係るワイヤレスロビーイン
ターホンによれば、ワイヤレス送信機から所定の信号を
無線送信するだけで共同玄関の電気錠を解錠させること
ができるため、その解錠操作は従来の操作に比較して非
常に簡易で且つ迅速に行えて利便であるとともに、所定
のワイヤレス送信機を持たない部外者では解錠は困難で
あるから、防犯性にも優れるという効果が得られる。ま
た、ワイヤレス受信機はロビーインターホンのハウジン
グ内に内蔵されているから、ワイヤレス受信機を玄関ロ
ビー等の美観が要求される箇所へロビーインターホンの
ハウジングとは別個に不体裁に設置する必要もなくな
り、その設置が簡易で体裁も良好なものにできる実益も
ある。更に、金属製表面パネルをワイヤレス受信機のス
ロットアンテナとして機能させ得るため、ホイップアン
テナの如くロビーインターホンの外面に不体裁な突起を
設ける必要性がない他、アンテナを取付け或いは収容す
るためのスペースを省略できて、外観が美麗で且つ全体
の小型化が図れ、更にその受信特性は、周囲の金属物や
接地の影響を受け難く、動作性能を良好なものにできる
という利点も得 られる。
【0026】また、請求項2記載の本発明によれば、ワ
イヤレス送信機から送信されてくるIDコードのデータ
が記憶手段に予め登録されていなければ電気錠の解錠が
行えないため、予めIDコードを登録したワイヤレス送
信機を持つ正当な居住者のみが電気錠の解錠を行え、防
犯性を一層高めることができる効果が得られる。特に、
請求項3記載の本発明によれば、記憶手段へのIDコー
ドのデータの登録と消去が自在に行えるから、居住者が
転出したような場合には、旧登録データを消去すること
により、その旧居住者が解錠を行うことを困難にでき、
また新たな入居者がある場合には、新たなIDコードを
記憶手段に記憶することにより、その新たなIDコード
での電気錠の解錠が行える等、居住者の変更等に応じて
的確な対応が行える。
【0027】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るワイヤレスロビーインターホンを
用いたシステム構成の一例を示す説明図。
【図2】本発明に係るワイヤレスロビーインターホンの
ハード構成の一例を示すブロック図。
【図3】ワイヤレス受信機の一例を示す分解斜視図。
【図4】本発明に係るワイヤレスロビーインターホンの
一例を示す側面図。
【図5】ワイヤレスロビーインターホンへのIDコード
の登録・消去をワイヤレス送信で行うためのワイヤレス
発信機の一例を示す外観図。
【図6】ワイヤレス送信機の他の実施例を示す外観図。
【符号の説明】
1 電気錠 2 電気錠制御盤 5 ワイヤレス受信機 5a アンテナ 5c IDコード用メモリ 5d 信号処理部 6 通話回路 7 表示部 8 キー操作部 9 逆マスターキー操作部 10 多重伝送制御部 12 信号処理部 13 ワイヤレス送信機 15 ハウジング 23 メンテナンス用発信機 A ワイヤレスロビーインターホン B 住宅情報盤 C コントローラ La 通話線 Lc 信号線
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 磯部 洋一 大阪府門真市大字門真1048番地 松下電 工株式会社内 (72)発明者 久野 毅 大阪府門真市大字門真1048番地 松下電 工株式会社内 (56)参考文献 特開 平3−84180(JP,A) 特開 平3−83446(JP,A) 特開 昭64−32567(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04Q 9/00 - 9/16 H04M 9/00 - 9/10

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】マンション等の集合住宅の共同玄関に設け
    られた電気錠を解錠させるための制御信号を出力可能に
    構成されたロビーインターホンにおいて、 居住者携帯用のワイヤレス送信機から送信されてくる無
    線信号を受信するためのワイヤレス受信機が、前記ロボ
    ーインターホンのロビーインターホン本体部を収容する
    ハウジング内に内蔵され、このワイヤレス受信機で前記
    ワイヤレス送信機からの所定の無線信号を受信したとき
    には、電気錠を解錠させるための制御信号を出力するよ
    うに構成され、上記ワイヤレス受信機の受信アンテナ
    が、ハウジングの金属製表面パネルにスロットを形成し
    て構成されたスロットアンテナであることを特徴とする
    ワイヤレスロビーインターホン。
  2. 【請求項2】請求項1において、上記ワイヤレス送信機
    は、居住者固有のIDコードが付加されたデータを無線
    送信すべく構成されているとともに、上記ワイヤレス受
    信機は、ワイヤレス送信機から送信されてきたデータに
    付加されているIDコードが記憶手段に予め登録されて
    いるか否かの判断手段を有し、ワイヤレス受信機で受信
    したデータが記憶手段に予め登録されているときにのみ
    電気錠を解錠させるための制御信号を出力するように構
    成されていることを特徴とするワイヤレスロビーインタ
    ーホン。
  3. 【請求項3】請求項2において、上記記憶手段は、複数
    のIDコードのデータの登録と消去が自在に行えるよう
    に構成されたものであるワイヤレスロビーインターホ
    ン。
  4. 【請求項4】請求項1乃至3において、上記電気錠を解
    錠させるための制御信号が、テンキー操作による所定デ
    ータの入力操作、又は逆マスターキーの操作によっても
    出力されるように構成されているワイヤレスロビーイン
    ターホン。
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