JP3225027U - スーツケースの改良構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】スーツケースの改良構造を提供する。【解決手段】一面には少なくとも1つの第一結合ユニット111が設置されるメインケース11及び一面には前記第一結合ユニットに対応させる少なくとも1つの第一対応結合ユニット121が設置されるポケット12を備える。前記第一対応結合ユニットが前記第一結合ユニットに取り外し可能に結合されることにより前記ポケットが前記メインケースに取り外し可能に結合され、前記メインケース及び前記ポケットが前記第一結合ユニット及び前記第一対応結合ユニットにより高速に結合及び取り外し可能となる。【選択図】図2A

Description

本考案は、スーツケースの改良構造に関し、より詳しくは、メインケースの外部に取り外し可能なポケットが設置されるスーツケースの改良構造に関する。
現代社会の発展は目覚ましく、国民所得も上昇を続け、加えて様々な交通手段が普及している。利便性を向上するため、出張や旅行等ではスーツケースを使用し、使用者が外出時に必要な衣類、日用品、洗面用具、記念品、文書、ノートパソコン等の物品を携帯しやすくしている。
前述した従来のスーツケースでは、スーツケースの蓋の外表面にファスナーが付設されるポケットが設置され、体積が小さく頻繁に取り出す物品を入れられるようになっている。前記ポケットは通常縫合方式でスーツケースの蓋の外表面に直接縫合されているが、一般的なスーツケースは預け入れ荷物として運送し、手荷物として機内に持ち込めないものが多い。
このため、使用者はキャリーバッグを携帯して財布やパスポート、携帯電話等の身の回り品を収納するようにしている場合があり、これは使用者にとって不便であり、前記ポケットもその機能を活かせなかった。
そこで、本考案者は上記の欠点が改善可能と考え、鋭意検討を重ねた結果、合理的設計で上記の課題を効果的に改善する本考案、すなわち、使用者がポケットをメインケースの外部に着脱可能なスーツケースの改良構造の提案に到った。
本考案は、以上の従来技術の課題を解決する為になされたものであり、本考案の目的は、メインケース及びポケットに結合ユニット及び対応結合ユニットがそれぞれ設置され、メインケース及びポケットが結合ユニット及び対応結合ユニットにより高速に結合及び取り外しが行われ、使用上の利便性を向上させる、スーツケースの改良構造を提供することにある。
上述した課題を解決し、目的を達成するための、本考案に係るスーツケースの改良構造は、一面には少なくとも1つの第一結合ユニットが設置されるメインケース及び一面には前記第一結合ユニットに対応させる少なくとも1つの第一対応結合ユニットが設置されるポケットを備える。前記第一対応結合ユニットが前記第一結合ユニットに取り外し可能に結合されることにより前記ポケットが前記メインケースに取り外し可能に結合される。
好ましい実施形態において、前記第一結合ユニットは留め具であり、前記第一対応結合ユニットはそれに対応する留め具である。
好ましい実施形態において、前記第一結合ユニットは貼着部材であり、前記第一対応結合ユニットはそれに対応する貼着部材である。
好ましい実施形態において、前記第一結合ユニットはレールであり、前記第一対応結合ユニットは挿嵌部材である。
好ましい実施形態において、前記第一結合ユニットは磁性部材であり、前記第一対応結合ユニットは前記磁性部材と互いに吸着し合う対応する磁性部材である。
好ましい実施形態において、前記第一結合ユニットは第一ファスナーであり、前記第一対応結合ユニットは第二ファスナーであり、且つ前記第一ファスナー及び前記第二ファスナーは互いに噛み合って開閉を行い、また、前記第一ファスナーは前記メインケースの一面の側辺に設置され、前記第二ファスナーは前記ポケットの一面の側辺に設置される。
好ましい実施形態において、前記メインケースは前記第一結合ユニットが設置される一面に少なくとも1つの第二結合ユニットが更に設置され、前記ポケットは前記第一対応結合ユニットが設置される一面に前記第二結合ユニットに対応させる少なくとも1つの第二対応結合ユニットが更に設置され、且つ前記第二結合ユニットと前記第二対応結合ユニットとの結合方式及び前記第一結合ユニットと前記第一対応結合ユニットとの結合方式は相違する。
好ましい実施形態において、前記第一結合ユニット及び前記第一対応結合ユニットが留め具及びそれに対応する留め具である場合、前記第二結合ユニット及び前記第二対応結合ユニットは第一ファスナー及び前記第一ファスナーに互いに噛み合って開閉を行う第二ファスナーである。
好ましい実施形態において、前記第一結合ユニット及び前記第一対応結合ユニットが留め具及びそれに対応する留め具である場合、前記第二結合ユニット及び前記第二対応結合ユニットは貼着部材及びそれに対応する貼着部材である。
好ましい実施形態において、前記第一結合ユニット及び前記第一対応結合ユニットが留め具及びそれに対応する留め具である場合、前記第二結合ユニット及び前記第二対応結合ユニットは磁性部材及び前記磁性部材に互いに吸着し合う対応する磁性部材である。
好ましい実施形態において、前記第一結合ユニット及び前記第一対応結合ユニットが磁性部材及びそれに対応する磁性部材である場合、前記第二結合ユニット及び前記第二対応結合ユニットは第一ファスナー及び前記第一ファスナーに互いに噛み合って開閉を行う第二ファスナーである。
好ましい実施形態において、前記第一結合ユニット及び前記第一対応結合ユニットが磁性部材及びそれに対応する磁性部材である場合、前記第二結合ユニット及び前記第二対応結合ユニットは貼着部材及びそれに対応する貼着部材である。
好ましい実施形態において、前記第一結合ユニット及び前記第一対応結合ユニットが貼着部材及びそれに対応する貼着部材である場合、前記第二結合ユニット及び前記第二対応結合ユニットは第一ファスナー及び前記第一ファスナーに互いに噛み合って開閉を行う第二ファスナーである。
好ましい実施形態において、前記第一結合ユニット及び前記第一対応結合ユニットがレール及び挿嵌部材である場合、前記第二結合ユニット及び前記第二対応結合ユニットは第一ファスナー及び前記第一ファスナーに互いに噛み合って開閉を行う第二ファスナーである。
好ましい実施形態において、前記メインケースの前記第一結合ユニットが設置される一面は凹面である。
好ましい実施形態において、前記ポケットには2つのバックルが設置され、スリングの両端がこれら前記バックルにそれぞれ係合される。
好ましい実施形態において、前記ポケットの上部にはハンドルが更に設置される。
本考案の一実施形態に係るスーツケースの改良構造を示す概略図である。 本考案のスーツケースの改良構造を示す分解の概略図(一)である。 本考案のスーツケースの改良構造を示す分解の概略図(二)である。 本考案のスーツケースの改良構造を示す分解の概略図(三)である。 本考案のスーツケースの改良構造を示す分解の概略図(四)である。 本考案のスーツケースの改良構造を示す使用状態の概略図である。
以下に図面を参照して、本考案を実施するための形態について、詳細に説明する。なお、本考案は、以下に説明する実施形態に限定されるものではない。
本考案のスーツケースの改良構造10は、一面には少なくとも1つの第一結合ユニット111が設置されるメインケース11及び一面には前記第一結合ユニット111に対応させる少なくとも1つの第一対応結合ユニット121が設置されるポケット12を備える(図1及び図2A参照)。
前記第一対応結合ユニット121が前記第一結合ユニット111に取り外し可能に結合されることにより前記ポケット12が前記メインケース11に取り外し可能に結合され、前記メインケース11及び前記ポケット12が前記第一結合ユニット111及び前記第一対応結合ユニット121により高速に結合及び取り外しが行われ、使用上の利便性が向上する。
図2A乃至図2Cに示すように、前記第一結合ユニット111は留め具(例えば、オス留め具)、貼着部材(例えば、面ファスナー)、またはレールであり、前記第一対応結合ユニット121は対応する留め具(例えば、メス留め具)、対応する貼着部材件(例えば、対応する面ファスナー)、または挿嵌部材である。
前記メインケース11及び前記ポケット12は前記第一結合ユニット111の留め具及び前記第一対応結合ユニット121の対応する留め具により係合、貼着、或いは挿嵌される等の方式で高速に結合及び取り外しが行われる。或いは、前記第一結合ユニット111が磁性部材または第一ファスナーであり、前記第一対応結合ユニット121が前記磁性部材に互いに吸着し合う対応する磁性部材または第二ファスナーであり、噛合、磁力による吸着等の他の結合方式が採用されてもよい。
また、前記メインケース11及び前記ポケット12が着脱しやすさ及び安定的な結合効果を兼ね備えるようにするため、前記メインケース11には前記第一結合ユニット111が設置される一面に少なくとも1つの第二結合ユニット112が更に設置され、前記ポケット12には前記第一対応結合ユニット121が設置される一面に前記第二結合ユニット112に対応させる少なくとも1つの第二対応結合ユニット122が更に設置される。且つ前記第二結合ユニット112と前記第二対応結合ユニット122との結合方式が前記第一結合ユニット111と前記第一対応結合ユニット121との結合方式とは相違する。
図2Dに示すように、前記第一結合ユニット111及び前記第一対応結合ユニット121が留め具及びそれに対応する留め具である場合、前記第二結合ユニット112及び前記第二対応結合ユニット122は第一ファスナー及び前記第一ファスナーに互いに噛み合って開閉を行う第二ファスナーであり、前記メインケース11及び前記ポケット12は同時に係合及び噛合方式で結合及び取り外しが行われる。
本考案のスーツケースの改良構造は、さらに他の多重結合方式を有する。例えば、前記第一結合ユニット及び前記第一対応結合ユニットが留め具及びそれに対応する留め具である場合、前記第二結合ユニット及び前記第二対応結合ユニットは貼着部材及びそれに対応する貼着部材であるか、或いは磁性部材及び前記磁性部材に互いに吸着し合う対応する磁性部材であり、前記メインケース11及び前記ポケット12は同時に係合及び貼着方式により結合及び取り外しが行われる。
前記第一結合ユニット111及び前記第一対応結合ユニット121が磁性部材及びそれに対応する磁性部材である場合、前記第二結合ユニット112及び前記第二対応結合ユニット122は第一ファスナー及び前記第一ファスナーに互いに噛み合って開閉を行う第二ファスナーであるか、或いは貼着部材及びそれに対応する貼着部材であり、前記メインケース11及び前記ポケット12は同時に磁力による吸着及び噛合方式により結合及び取り外しが行われる。前記第一結合ユニット111及び前記第一対応結合ユニット121が貼着部材及びそれに対応する貼着部材である場合、前記第二結合ユニット112及び前記第二対応結合ユニット122は第一ファスナー及び前記第一ファスナーに互いに噛み合って開閉を行う第二ファスナーであり、前記メインケース11及び前記ポケット12は同時に噛合及び貼着方式により結合及び取り外しが行われる。
前記第一結合ユニット111及び前記第一対応結合ユニット121がレール及び挿嵌部材である場合、前記第二結合ユニット112及び前記第二対応結合ユニット122は第一ファスナー及び前記第一ファスナーに互いに噛み合って開閉を行う第二ファスナーであり、前記メインケース11及び前記ポケット12は同時に挿嵌及び噛合方式により結合及び取り外しが行われる。
しかしながら、上述のどの実施方式であれ、前記メインケース11は前記第一結合ユニット111が設置される一面が凹面113であり、前記スーツケースの改良構造10の全体的な体積が節約される。前記メインケース11の底部には複数のキャスター114が設置され、前記メインケース11が滑動しやすくなる。前記メインケース11にはキャリーハンドル115が更に設置され、前記スーツケースの改良構造10を使用者が引くこと可能になる。
また、前記ポケット12には2つのバックル123が設置され、スリング13の両端がこれら前記バックル123にそれぞれ係合される。前記ポケット12及び前記メインケース11が分離された後、使用者は前記ポケット12を肩に背負ったり、前記ポケット12の上部に接続されるハンドル124を利用して前記ポケット12を持つことが可能になる。
総合すると、本考案は、メインケース及びポケットに結合ユニット及び対応結合ユニットがそれぞれ設置され、メインケース及びポケットが結合ユニット及び対応結合ユニットにより高速に結合及び取り外しが行われ、使用上の利便性が向上するスーツケースの改良構造を提供する。
上述の実施形態は本考案の技術思想及び特徴を説明するためのものにすぎず、当該技術分野を熟知する者に本考案の内容を理解させると共にこれをもって実施させることを目的とし、本考案の特許請求の範囲を限定するものではない。従って、本考案の精神を逸脱せずに行う各種の同様の効果をもつ改良又は変更は、後述の請求項に含まれるものとする。
10 スーツケースの改良構造
11 メインケース
111 第一結合ユニット
112 第二結合ユニット
113 凹面
114 キャスター
115 キャリーハンドル
12 ポケット
121 第一対応結合ユニット
122 第二対応結合ユニット
123 バックル
124 ハンドル
13 スリング

Claims (9)

  1. 一面には少なくとも1つの第一結合ユニット及び少なくとも1つの第二結合ユニットが設置されるメインケースと、
    一面には前記第一結合ユニットに対応させる少なくとも1つの第一対応結合ユニット及び前記第二結合ユニットに対応させる少なくとも1つの第二対応結合ユニットが設置され、少なくとも1つの袋口を有するポケットと、を備え、
    前記第一対応結合ユニットが前記第一結合ユニットに取り外し可能に結合され、かつ前記第二対応結合ユニットが前記第二結合ユニットに取り外し可能に結合されることにより前記ポケットが前記メインケースに取り外し可能に結合され、
    前記第二結合ユニットと前記第二対応結合ユニットの結合方式は、前記第一結合ユニットと前記第一対応結合ユニットとの結合方式と相違し、
    前記第一結合ユニットと前記第一対応結合ユニットは、前記メインケース及び前記ポケットの上下側辺にそれぞれ配置され、
    前記第二結合ユニットと前記第二対応結合ユニットは、前記メインケース及び前記ポケットの左右側辺にそれぞれ配置され、
    前記メインケースにおける前記ポケットを結合する一面は凹面であり、
    前記第一結合ユニット及び前記第二結合ユニットは前記凹面に設置され、
    前記ポケットが前記メインケースに結合した状態において、前記ポケットが前記凹面内に嵌め合わされ、かつ前記少なくとも1つの袋口を開いて内容物を出し入れ可能であることを特徴とする、
    スーツケースの改良構造。
  2. 前記第一結合ユニット及び前記第一対応結合ユニットが留め具及びそれに対応する留め具であり、前記第二結合ユニット及び前記第二対応結合ユニットは第一ファスナー及び前記第一ファスナーに互いに噛み合って開閉を行う第二ファスナーであることを特徴とする請求項1に記載のスーツケースの改良構造。
  3. 前記第一結合ユニット及び前記第一対応結合ユニットが留め具及びそれに対応する留め具であり、前記第二結合ユニット及び前記第二対応結合ユニットは貼着部材及びそれに対応する貼着部材であることを特徴とする請求項1に記載のスーツケースの改良構造。
  4. 前記第一結合ユニット及び前記第一対応結合ユニットが留め具及びそれに対応する留め具であり、前記第二結合ユニット及び前記第二対応結合ユニットは磁性部材及び前記磁性部材に互いに吸着し合う対応する磁性部材であることを特徴とする請求項1に記載のスーツケースの改良構造。
  5. 前記第一結合ユニット及び前記第一対応結合ユニットが磁性部材及びそれに対応する磁性部材であり、前記第二結合ユニット及び前記第二対応結合ユニットは第一ファスナー及び前記第一ファスナーに互いに噛み合って開閉を行う第二ファスナーであることを特徴とする請求項1に記載のスーツケースの改良構造。
  6. 前記第一結合ユニット及び前記第一対応結合ユニットが磁性部材及びそれに対応する磁性部材であり、前記第二結合ユニット及び前記第二対応結合ユニットは貼着部材及びそれに対応する貼着部材であることを特徴とする請求項1に記載のスーツケースの改良構造。
  7. 前記第一結合ユニット及び前記第一対応結合ユニットが貼着部材及びそれに対応する貼着部材であり、前記第二結合ユニット及び前記第二対応結合ユニットは第一ファスナー及び前記第一ファスナーに互いに噛み合って開閉を行う第二ファスナーであることを特徴とする請求項1に記載のスーツケースの改良構造。
  8. 前記ポケットには2つのバックルが設置され、スリングの両端がこれら前記バックルにそれぞれ係合されることを特徴とする請求項1乃至7の何れか1項に記載のスーツケースの改良構造。
  9. 前記ポケットの上部にはハンドルが更に設置されることを特徴とする請求項1乃至7の何れか1項に記載のスーツケースの改良構造。
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