JP3224314U - 物品搬送機 - Google Patents
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Abstract
【課題】階段におけるガスボンベ等の物品搬送が、容易に、かつ、安全に行われるような物品搬送機を提供する。【解決手段】垂直方向に配置され下部にキャスター3を備えるベース体2と、ベース体2の下部に前方に突出するように設けられ下面前部にキャスター7を備える物品載置台9と、下部がベース体2の後下部に取り付けられ上部が後方に傾斜して設けられる電動移動用ベルト体11とを備え、ベース体2の前面に物品載置台9上に載置される棒状物品100の把持固定部50が設けられてなる。【選択図】図3
Description
この考案は、ガスボンベ等の階段搬送に使用される物品搬送機に関する。
古いビルやマンション等はエレベータを備えていない場合が多く、台車等を使用しての長尺大形で重量のあるガスボンベの階段における搬送作業は、多人数を要して手間がかかり、またその作業には危険が伴う問題があった。
この考案は、階段におけるガスボンベ等の物品搬送が容易に、かつ、安全に行われるようにすることを目的とする。
この考案では、垂直方向に配置され下部にキャスターを備えるベース体と、前記ベース体の下部に前方に突出するように設けられ下面前部にキャスターを備える物品載置台と、下部が前記ベース体の後下部に取り付けられ上部が後方に傾斜して設けられる電動移動用ベルト体とを備え、前記ベース体の前面に前記物品載置台上に載置される棒状物品の把持固定部が設けられてなることを特徴とする物品搬送機を提供する。
この考案の物品搬送機によれば、ベース体の前面に設けられた把持固定部により物品載置台上に載置される棒状物品が把持固定され、電動移動用ベルト体が作動されることで物品搬送機が階段に沿って上昇移動、下降移動して棒状物品の階段搬送移動が行われる。
把持固定部がベース体の前面の上下位置に複数個設けられる構成とされることで、棒状物品のベース体への把持固定が安定して行われる。
物品載置台が、棒状物品の安定設置構造を備える構成とされることで、棒状物品の物品載置台上への設置が安定して行える。
この考案の物品搬送機は、ガスボンベ等の棒状で重量のある物品の階段搬送に好適に用いられる。
この考案の物品搬送機を使用することで、ガスボンベ等の棒状で重量のある物品の階段搬送移動が、少人数により手間をかけることなく容易、かつ、安全に行えるようになる。
図1はこの考案の物品搬送機の斜視図である。物品搬送機1は、方形枠状で垂直方向に配置され下部の両側端にキャスター3を備えるベース体2と、ベース体2の上部に設けられるアーチ状で上部が後方に折れ曲がった階段移動用操作部5と、ベース体2の下部に前方に突出するように設けられ前部の下面両端にキャスター7を備える物品載置台9と、下部がベース体2の後下部に取り付けられ上部が後方に傾斜して設けられる一対の電動移動用ベルト体11とを備えて構成されている。電動移動用ベルト体11はベース体2の下部に配置される電動モータにより作動され、電動モータには隣接配置される電池より駆動電源が与えられる。
ベース体2の前面には、上部と下部に物品載置台9上に載置される棒状物品の把持固定部50のそれぞれが設けられている。把持固定部50は、図2に示す取付け部51と受け部53とからなる取付け部材55と一対の面ファスナー57とから構成される。取り付け部材55は鉄製で取付け部51の前面に受け部53が一体に溶接固着され、取付け部51の両端がベース体2の桟材にネジ固定されて取り付けられている。受け部53は両端に開き部59を備え、その端部に縦方向に設けられた連結孔61に面ファスナー57の端部が挿通固定されている。図2に示す取付け部材55はベース体2の上部に使用されるもので、下部で使用される取付け部材55は突出寸法Aが上部で使用されるものより若干大きくなっている。
物品載置台9には、一対の側部71と、それら側部71の下端を連結する底部72からなる凹み溝形状の鉄製の支持体70が取り付けられ、前面には前倒し開閉可能にカバー75が取り付けられている。側部71それぞれの上縁部外面が物品載置台9の桟材に溶接固着されている。
以下、図3を参照して物品搬送機1のガスボンベ100の搬送使用について説明する。ロック77を外してカバー75を前倒しに開き、そのカバー75面を案内としてガスボンベ100を立設状態で支持体70上に移動させ、カバー75を閉じてロックし、上下の把持固定部50それぞれの面ファスナー57を巻き付け固定することでガスボンベ100を固定する。
その際、支持体70の巾Bはガスボンベ100の直径より若干大きくされていることで両側部71が近接してガスボンベ100は横ずれすることなく、また、前部近傍にはカバー75があることで前方へのずれもない。これにより、ガスボンベ100は支持体70上にガタツクことなく安定設置される。くわえて、上下2か所で把持固定部50によりガスボンベ100を把持固定し、さらに、上部で使用される把持固定部50の取付け部材55が下部で使用される把持固定部50の取付け部材55より突出寸法Aが若干大きくなっていることで、ガスボンベ100は傾斜してベース体2にもたれる安定状態に固定配置される。このようにして、ガスボンベ100は物品搬送機1に安定した状態に取り付けられる。
物品搬送機1の水平搬送移動は、ベース体2の後部に突設される一対の持ち手19が使用されて行われ、適宜の方向への移動が行われる。
物品搬送機1の階段における搬送は、図3に示すように、階段移動用操作部5を上側として電動移動用ベルト体11それぞれが階段Lの各段の角縁に沿う状態とされ、電動移動用ベルト体11が各段の角縁に噛む状態で作動変位し、これにより物品搬送機1が階段Lに沿って上昇移動、下降移動して行われる。上部の作業者は階段移動用操作部5を持ち、そこにある操作スイッチ80により電動移動用ベルト体11を作動させる。下部の作業者はベース体2の前部に突出する一対の持ち手82を持って物品搬送機1を安定支持する。このようにして、2名の作業者により120kg程度のガスボンベ100の階段Lでの搬送移動がなされる。
1 物品搬送機
2 ベース体
3 キャスター
5 階段移動用操作部
7 キャスター
9 物品載置台
11 電動移動用ベルト体
50 把持固定部
70 支持体
100 ガスボンベ(棒状物品)
2 ベース体
3 キャスター
5 階段移動用操作部
7 キャスター
9 物品載置台
11 電動移動用ベルト体
50 把持固定部
70 支持体
100 ガスボンベ(棒状物品)
Claims (4)
- 垂直方向に配置され、下部にキャスターを備えるベース体と、
前記ベース体の下部に前方に突出するように設けられ、下面前部にキャスターを備える物品載置台と、
下部が前記ベース体の後下部に取り付けられ上部が後方に傾斜して設けられる電動移動用ベルト体を備え、
前記ベース体の前面に、前記物品載置台上に載置される棒状物品の把持固定部が設けられてなることを特徴とする物品搬送機。 - 前記把持固定部が前記ベース体の前面の上下位置に複数個設けられている請求項1記載の物品搬送機。
- 前記物品載置台が、前記棒状物品の安定設置構造を備える請求項1記載の物品搬送機。
- 前記棒状物品がガスボンベである請求項1、2または3記載の物品搬送機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019003849U JP3224314U (ja) | 2019-09-19 | 2019-09-19 | 物品搬送機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019003849U JP3224314U (ja) | 2019-09-19 | 2019-09-19 | 物品搬送機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3224314U true JP3224314U (ja) | 2019-12-12 |
Family
ID=68835445
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2019003849U Active JP3224314U (ja) | 2019-09-19 | 2019-09-19 | 物品搬送機 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3224314U (ja) |
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2019
- 2019-09-19 JP JP2019003849U patent/JP3224314U/ja active Active
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