JP3224271B2 - 鏡像異性的に純粋な置換された(キノリン−2−イル−メトキシ)−フエニル酢酸の合成方法 - Google Patents
鏡像異性的に純粋な置換された(キノリン−2−イル−メトキシ)−フエニル酢酸の合成方法Info
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Description
ラキドン酸の新陳代謝における、とりわけリポキシジェ
ナーゼによる、酵素反応の禁止剤として用い得ることが
公知であるところの鏡像異性的に純粋(enantiomerical
ly pure)な(キノリン−2−イル−メトキシ)−フェ
ニル酢酸化合物の合成方法に関する。
テルは、立体選択的なアセトキシル化反応に適してお
り、ドナー/アクセプター相互作用を介して芳香族化合
物の立体選択的に制御された酸化反応に利用できる と
いうことが、文献より公知である(J.Chem.Soc.,
Chem.Commun.,1986,741-742;THL Vol.30,
No.3,327-330,1989 参照)。
イル−メトキシ)−フェニル酢酸は、例えばクロマトグ
ラフィーや分別結晶法などの、常法によってダイアステ
レオマー(対掌体でない光学異性体)を用いた分別法に
よってそれぞれの立体異性体(対掌体)に分別できるこ
とも公知である(ドイツ特許公告 3,916,663号参照)。
ジアステレオマーのクロマトグラフィーによる分離法も
分別結晶法も両者とも技術的な熟練を必要とする。その
上、一般にこの方法では50%の役に立たないジアステ
レオマーが得られ、この異性体は前の合成プロセスにも
はや循環させることができない。
副生物を廃棄しなければならないという現実から、(大
規模な)工業的なプロセスとしての経済性を著しく損な
う。その上、通常用いられる不斎炭素をもつ補助試薬
は、少量でもきわめて高価で、複雑な合成方法を経てよ
うやく合成することができる。
一またはお互いに異なっていて、水素、水酸基、ハロゲ
ン、カルボキシル、ニトロ、トリフルオロメチル、トリ
フルオロメトキシ、8個以下の炭素原子を含む直鎖状ま
たは分枝状のアルキルあるいはアルコキシ基、もしくは
場合によってはハロゲン、水酸基、ニトロまたはシアノ
によって置換されていてもよい6−10個の炭素原子を含
むアリール基を表し、R1は、4−12個の炭素原子を含
むシクロアルキル基を表す、によって表される、鏡像異
性的に純粋な(キノリン−2−イル−メトキシ)−フェ
ニル酢酸が、つぎのプロセス、すなわち 次の一般式
(II)
述の意味を表し、R2は、不斉炭素をもつアルコール残
基を表す、によって表される化合物を、次の一般式(I
II)
塩素、ヨウ素、メシル、トシル、あるいはトリフルオロ
メチルスルフォニル、好ましくはヨウ素または臭素、な
どの典型的な脱離基を表す、によって表される化合物と
不活性な溶媒中塩基の存在下でジアステレオ選択的な
(diastereoselective)アルキル化反応に付すことによ
って、まず第一に次の一般式(IV)
びR2は、前述の意味を表す、によって表される化合物
に変えた後、第二段階で残基R2をラセミ化させること
なく酸によって選択的に除去することによって合成でき
ることが見いだされた。
よって表すことができる:
望の鏡像異性的に純粋な4−(キノリン−2−イル−メ
トキシ)−フェニル酢酸をあまり技術的な熟練がなくて
も高収率・高純度で生成する。
アルキル(III)の立体効果に依存して、第一段階の
化合物(II)のアルキル化反応は、簡単な方法で高収
率でジアステレオ選択的に進行する。化合物(IV)
は、高いジアステレオマー過剰率で生成し、反応混合物
から直接晶出し、その後粗生成物の簡単な再結晶によっ
てジアステレオマー的に純粋な化合物(IV)を生成す
る。
当な溶媒と塩基の選択によって好ましくないジアステレ
オマーを好ましいジアステレオマーにエピマー化させう
ることであり、後者を直接晶出させることもできる。こ
うして、(所望の)ジアステレオマー的に純粋な生成物
を母液からエピマー化と結晶析出とを繰り返すことによ
って直接得ることができる。全体のプロセスは、その母
液をアルキル化段階で直接混合することによって循環プ
ロセス方式で最適化させることができる。本発明による
方法の最大の利点は、出発物質が極めて容易に入手でき
る点にある。それらは、技術的な熟練をあまり要しない
で、比較的単純な合成プロセスで高い収率で合成するこ
とができる。その上、本発明による方法は、一般式
(I)の化合物の既知量のラセミ体を対応する鏡像異性
体に変換することができる。本発明による方法は、公知
の方法よりもより少ない合成段階ではるかに高い収率
で、本発明の一般式(I)の化合物を合成することがで
きる。
れる(キノリン−2−イル−メトキシ)フェニル酢酸の
一般式を与える。塩基を用いる通常の方法では、対応す
る塩として得られる。
(+)−または(−)−メンチル,(+)−または
(−)−ボルニル,(+)−または(−)−イソボルニ
ル,あるいは(−)−8−フェニルメンチル などの、
キラルなアルコール基を表す。R2は、(+)−または
(−)−メンチルを表す場合が好ましい。
鏡像異性的に純粋な(キノリン−2−イル−メトキシ)
−フェニル酢酸は、一般式(I)において、式中、A,
B,D,E,GおよびLは、同一またはお互いに異なっ
ていて、水素、フッ素、塩素、臭素、トリフルオロメチ
ル、6個以下の炭素原子を含む直鎖状または分枝状のア
ルキル基を表し、R1は、シクロペンチル、シクロヘキ
シル、シクロヘプチル、またはシクロオクチルを表す、
によって表される化合物である。本発明の方法によって
合成されるとくに好ましい(キノリン−2−イル−メト
キシ)−フェニル酢酸は、一般式(I)において、式
中、A,B,D,E,GおよびLが、水素を表し、R1
は、シクロペンチル、シクロヘキシル、またはシクロヘ
プチルを表す、によって表される化合物である。
とくに好ましい(キノリン−2−イル−メトキシ)−フ
ェニル酢酸は、一般式(I)において、式中、A,B,
D,E,GおよびLが、水素を表し、★CH−R1−C
O2H基が、キノリルメトキシ基の4−位置に存在する
場合の化合物である。
化させない通常の有機溶媒である。好ましい溶媒には、
ジエチルエーテル、ジオキサン、テトラハイドロフラ
ン、グリコールジメチルエーテルなどのエーテル類、ベ
ンゼン、トルエン、キシレン、ヘキサン、シクロヘキサ
ン、鉱油の各留分などの炭化水素類、ジクロロメタン、
トリクロロメタン、テトラクロロメタン、ジクロロエチ
レン、トリクロロエチレン、クロロベンゼンなどのハロ
ゲン化炭化水素類、酢酸エチル、トリエチルアミン、ピ
リジン、ジメチルスルフォキシド、ジメチルホルムアミ
ド、ヘキサメチルりん酸トリアミド、アセトニトリル、
アセトン、あるいはニトロメタンなどがある。これらの
溶媒の混合物を用いることも可能である。ジメチルホル
ムアミドが好ましい。
中で、場合によっては不活性ガス雰囲気中で、−20−
+100℃,好ましくは−10−+30℃,の温度で実
施される。
した塩基は、通常の塩基性化合物である。それらの化合
物には、水酸化ナトリウムなどの水酸化アルカリ金属、
ナトリウムアマイドなどのアルカリ金属アマイド、ナト
リウムメトキシド・ナトリウムエトキシド・カリウムメ
トキシド・カリウムエトキシドまたはカリウム tert-ブ
トキシドなどのアルカリ金属アルコキシド、トリエチル
アミンなどのトリアルキルアミンを含む有機アミン類、
もしくはブチルリチウムやフェニルリチウムなどの有機
リチウム化合物などがある。カリウム tert-ブトキシド
が好ましい。
いて、これらの塩基は、一般式(II)の化合物1モル
に対して、1−10モル、好ましくは1.2−3モル、
の割合で用いられる。
ボン酸、例えば、シュウ化水素酸・塩化水素酸・硫酸ま
たは前述の酸の混合物など無機酸が、キラルな残基 R2
の除去に適している。酢酸、ギ酸、シュウ化水素酸お
よび/または硫酸が好ましい。酢酸/硫酸、ギ酸/シュ
ウ化水素酸、およびギ酸/硫酸などの混合物がとくに好
ましい。
同時に、そして大過剰に用いられる。
0−100℃、の温度範囲で実施される。
が、場合によっては加圧下もしくは減圧下(例えば0.
5−3バール)で実施することもできる。
トルエン混合液、に溶かした塩基で中和した後、その酸
を常法によって処理する。
水酸化カリウムなどの水酸化アルカリ金属である。水酸
化ナトリウムが好ましい。
均一な粗生成物は、前述の一つの溶媒、例えばイソプロ
パノール、中で洗浄するとかシリカゲルを用いたクロマ
トグラフィーなどの、常法によって精製される。
に純粋な化合物は、基本的にDOS(ドイツ特許公告)
3,916,663号によって公知であり、医薬、とりわけリポ
キシジェナーゼ禁止剤、の製造用の有用な活性化合物で
ある。
般式(V)
す、によって表されるハイドロキシフェニル酢酸誘導体
を、次の一般式VI
味を有し、Xはハロゲン、好ましくは塩素、を表す、に
よって表されるハロゲノメチルキノリンと、不活性な溶
媒中、場合によっては塩基および/または助剤、あるい
は相間転移触媒の存在下で、エーテル化することによっ
て合成される。
すことができる:
中で、場合によっては塩基の存在下で、実施することが
できる。このエーテル化反応に用いられる溶媒は、反応
条件を変化させない不活性な有機溶媒である。好ましい
溶媒には、エタノール、プロパノールまたはイソプロパ
ノールなどのアルコール類、ジオキサン、テトラヒドロ
フランまたはジエチルエーテルなどのエーテル類、ジク
ロロメタン、トリクロロメタン、テトラクロロメタン、
1,2−ジクロロエタンまたはトリクロロエチレンなど
のハロゲン化炭化水素類、ベンゼン、トルエン、キシレ
ン、ヘキサン、シクロヘキサンまたは鉱油の各留分など
の炭化水素類、ニトロメタン、ジメチルホルムアミド、
アセトニトリル、アセトン、あるいはヘキサメチルりん
酸トリアミドなどがある。これらの溶媒の混合物を用い
ることも可能である。塩化メチレンおよびイソプロパノ
ールが好ましい。
無機または有機の塩基である。好ましい塩基には、炭酸
ナトリウムや炭酸カリウムなどのアルカリ金属の炭酸
塩、炭酸カルシウムなどのアルカリ土類金属の炭酸塩、
トリエチルアミンなどの有機アミン〔トリアルキル(C
1−C6)アミン〕類、あるいはピリジン、メチルピペリ
ジン、ピペリジンまたはモルホリンなどの複素環化合物
などがある。その他に用い得る塩基は、ナトリウムハイ
ドライドなどの水素化物である。用いるハロゲン化物
(III)を活性化するために、その反応溶液にアルカ
リ金属のヨウ化物、好ましくはヨウ化カリウムを添加す
ることもできる。
好ましくは10℃−100℃、の温度範囲で実施され
る。
れる。しかし減圧下あるいは加圧下(例えば、0.5−
5バールの範囲で)その反応を実施することもできる。
ン化物(III)0.5−5モル、好ましくは1−2モ
ル、が使用される。塩基は、ハロゲン化物に対して、通
常0.5−5モル、好ましくは1−3モル、の割合で使
用される。
において、好ましくはジメチルホルムアミド、塩化メチ
レンまたはトルエン中で、クラウンエーテルまたは第四
級アンモニウム塩、好ましくはテトラブチルアンモニウ
ムアイオダイドを用いて、実施される。
であり、常法によって合成することができる〔Chem.
Ber.,120,649(1987)参照〕。
〔Beilstein 5,19/5,24/5,29参照〕、対応す
るアルコールまたはシクロアルケンから常法によって合
成することができる。
の化合物は、大部分は新規であり、例えば、〔−O−C
H(CH3)2〕の形で保護されている公知の誘導体から常
法によりその保護基を外すことによって合成することが
できる(THL,Vol.30,No.3,pp.327−330 およ
びJ.Chem.Soc.,Chem.Commun.,1986,pp.741
−742参照)。
般式(V)によって表される化合物は、トルエン中でp
−トルエンスルフォン酸の存在下で、アルコールを過剰
に用いることによって副反応をほぼ完全に抑制しつつ、
適当なキラルなアルコールと反応せることができる。
イドロキシフェニル酢酸に対して0.5−10モル、好
ましくは1−3モル、の割合で用いられる。
−および(−)−メンチル、はほどほどの価格で、大量
に市販されている。
く、それを説明するのに役立つ。
と(+)−メントール1.95kgとをトルエン25リッ
トル中、p−トルエンスルフォン酸40gとともに16時間
加熱沸騰させる;この間に約300mlの水が分離され
る。このトルエン溶液をNaHCO3の飽和溶液10リッ
トルと水10リットルで洗い、真空中で蒸発乾固する。
表記の化合物が、油状の残留物5.4kg(理論値の98
−100%)として得られ、その純度は91.8%であ
る(HPLCの面積パーセントによる)。
ハイドロキシフェニルアセテートをn−ヘキサンから2
回再結晶した。
シ)−フェニルアセテート
ルジンクロリド28.7kg,炭酸カリウム3.87kg,
およびヨウ化カリウム400gとを、沸騰しているイソ
プロパノール18リットル中で20時間反応させる。水
19リットルを加えて表記の化合物を沈殿させる。結晶
を遠心分離し、イソプロパノール/水(1:1)10リ
ットルと水8リットルで洗う。
イル−メトキシ)−フェニル〕−2−シクロペンチルア
セテート
かした実施例2の化合物5.44kgとブロモシクロペン
タン2.06kgの溶液に不活性ガス雰囲気中−5℃〜+
5℃の温度で、DMF5リットルに溶かしたカリウムte
rt−ブトキシド1.87kgの溶液を加える。その混合物
を−5℃でひき続き4時間撹拌し、その後水18.5リ
ットルを加える。粗生成物を遠心分離し、60℃で24
時間真空乾燥し、そしてリグロイン7.5リットルから
2回再結晶する;最初の再結晶の時、リグロインの熱い
溶液を濾過する。
−フェニル〕−2−シクロペンチル酢酸
ットルと氷酢酸5.6リットルの混合物中で4時間沸騰
させて、加水分解する。この混合物を冷却し、トルエン
2リットルを加え、それから水15リットルとトルエン
6リットルの混合液中にゆっくりと加え、濃度45%の
水酸化ナトリウム溶液約1.7リットルを同時に加えて
中和する。このとき沈殿している表記の化合物を遠心分
離し、イソプロパノール8リットルから再結晶する。
騰しているトルエン15リットル中、トルエンスルフォ
ン酸40gの存在下で、(−)−メントール2.5kgで
エステル化する;水分離器中を循環させることによっ
て、反応で生成した水が除去される。水がもはや分離し
て来なくなったとき、その混合物を冷却し、NaHCO3
の飽和溶液4リットルで1回と水4リットルで2回洗浄
し、真空中で蒸発乾固する。表記の化合物が油状の残留
物として得られる。
シ)−フェニルアセテート
DMF15リットル中、キナルジンクロリド2.48k
g、炭酸カリウム2.94kg、ヨウ化カリウム150
g、およびテトラブチルアンモニウムアイオダイド15
0gとともに、50℃で4時間撹拌する。つぎに塩を濾
別し、イソプロパノール6リットルで洗う。濾液に水
2.5リットルを加えると、表記の化合物が晶出する。
それを遠心分離し、イソプロパノール/水 (1:1)
8リットルと水6リットルで洗い、50℃で真空乾燥す
る。
−イル−メトキシ)−フェニル〕−2−シクロヘプチル
アセテート
MF2.4リットル中でブロモシクロヘプタン580g
とともに、水蒸気を遮蔽しつつ−5℃〜+5℃で撹拌す
る。約2時間の間に、DMF1.6リットルに溶かした
カリウム tert−ブトキシドの溶液400gを加える。
その混合物を−20℃と−10℃の間でさらに4時間撹
拌し、その後水7.5リットルを加えると、表記の化合
物が粗生成物として沈殿する。その粗生成物を遠心分離
し、50℃で真空乾燥し、そしてリグロイン6リットル
を用いて2回再結晶する;第1回目の再結晶のとき、そ
の溶液を熱濾過する。
−フェニル〕−2−シクロヘプチル酢酸
98%のギ酸9リットルと濃度48%の臭化水素酸0.
8リットルとの沸騰している混合物中で3〜4時間撹拌
する。この間に留出して分離している軽い層を取り除
く。その反応溶液を冷却してから、濃度45%の水酸化
ナトリウム溶液750ml、水7.5リットルおよびイソ
プロパノール2リットルよりなる混合物中へ添加する。
この間に沈殿する粗生成物を遠心分離し、イソプロパノ
ール3.6リットルと水1.2リットルとの混合液で再結
晶する。
おりである。
述の意味を表し、R2は、不斎炭素をもつアルコール残
基を表す、によって表される化合物を、次の一般式(I
II)
塩素、ヨウ素、メシル、トシル、あるいはトリフルオロ
メチルスルフォニル、好ましくはヨウ素または臭素、な
どの典型的な脱離基を表す、によって表される化合物と
不活性な溶媒中塩基の存在下でジアステレオ選択的なア
ルキル化反応に付すことによって、まず第一に次の一般
式(IV)
は後述の意味を表し、そしておよびR2は、前述の意味
を表す、によって表される化合物に変えた後、第二段階
で残基R2をラセミ化させることなく、酸によって選択
的に除去することを特徴とする、次の一般式(I)
一またはお互いに異なっていて、水素、水酸基、ハロゲ
ン、カルボキシル、ニトロ、トリフルオロメチル、トリ
フルオロメトキシ、8個以下の炭素原子を含む直鎖状ま
たは分枝状のアルキルあるいはアルコキシ基、もしくは
場合によってはハロゲン、水酸基、ニトロまたはシアノ
によって置換されていてもよい6−10個の炭素原子を含
むアリール基を表し、R1は、4−12個の炭素原子を含
むシクロアルキル基を表す、によって表される 立体構
造の均一な(キノリン−2−イル−メトキシ)−フェニ
ル酢酸を合成する方法。
いに異なっていて、水素、フッ素、塩素、臭素、トリフ
ルオロメチル、6個以下の炭素原子を含む直鎖状または
分枝状のアルキル基を表し、R1は、シクロペンチル、
シクロヘキシル、シクロヘプチル、またはシクロオクチ
ルを表す、によって表される、上記1に記載の鏡像異性
的に純粋な(キノリン−2−イル−メトキシ)−フェニ
ル酢酸を合成する方法。
1は、シクロペンチル、シクロヘキシル、またはシクロ
ヘプチルを表す、によって表される、上記1に記載の鏡
像異性的に純粋な(キノリン−2−イル−メトキシ)−
フェニル酢酸を合成する方法。
−または(−)−メンチル,(+)−または(−)−ボル
ニル,(+)−または(−)−イソボルニル,あるいは
(−)−8−フェニルメチル を表すことを特徴とす
る、上記1−3に記載の方法。
−または(−)−メンチル を表すことを特徴とする、上
記1−3に記載の方法。
してアルカリ金属の水素化物、アルカリ金属のアミド、
アルカリ金属のアルコキシド、有機アミン、あるいは有
機リチウム化合物を用いることを特徴とする、上記1−
3に記載の方法。
として、酢酸、ギ酸、臭化水素酸および/または硫酸
を用いることを特徴とする、上記1−3に記載の方法。
一またはお互いに異なっていて、水素、水酸基、ハロゲ
ン、カルボキシル、ニトロ、トリフルオロメチル、トリ
フルオロメトキシ、8個以下の炭素原子を含む直鎖状ま
たは分枝状のアルキルあるいはアルコキシ基、もしくは
場合によってはハロゲン、水酸基、ニトロまたはシアノ
によって置換されているところの6−10個の炭素原子
を含むアリール基を表し、R2はキラルなアルコール残
基を表す、によって表される化合物。
ルを表すことを特徴とする、上記8に記載の化合物。
す、によって表されるハイドロキシフェニル酢酸誘導体
を、次の一般式(VI)
前述の意味を表し、Xはハロゲン、好ましくは塩素を表
す、によって表されるハロゲノメチルキノリンによっ
て、不活性溶媒中、場合によっては塩基および/または
助剤の存在下で、あるいは相間転移触媒の存在下で、エ
ーテル化することを特徴とする、上記8に記載の化合物
の合成方法。
Claims (1)
- 【請求項1】 次の一般式(I) 【化4】 式中、A,B,D,E,GおよびLは、同一またはお互
いに異なっていて、水素、水酸基、ハロゲン、カルボキ
シル、ニトロ、トリフルオロメチル、トリフルオロメト
キシ、8個以下の炭素原子を含む直鎖状または分枝状の
アルキルあるいはアルコキシ基、もしくは場合によって
はハロゲン、水酸基、ニトロまたはシアノによって置換
されていてもよい6−10個の炭素原子を含むアリール基
を表し、 R1は、4−12個の炭素原子を含むシクロアルキル基を
表す、 によって表される、鏡像異性的に純粋な(キノリン−2
−イル−メトキシ)−フェニル酢酸を合成する方法であ
って、次の一般式(II) 【化1】 式中、A,B,D,E,GおよびLは、前述の意味を表
し、 R2は、(+)−または(−)−メンチル、(+)−ま
たは(−)−ボルニル 、(+)−または(−)−イソボ
ルニル、或いは(−)−8−フェニルメンチ ルを表す、 によって表される化合物を、次の一般式(III) 【化2】R1−Y (III) 式中、R1は前述の意味を表し、 Yは、臭素、塩素、ヨウ素、メシル、トシル、或いはト
リフルオロメチルスルフォニルを表す、 によって表される化合物と不活性な溶媒中塩基の存在下
でジアステレオ選択的なアルキル化反応に付すことによ
って、まず第一に次の一般式(IV) 【化3】 式中、A,B,D,E,G,L,R1およびR2は、前述
の意味を表す、 によって表される化合物に変えた後、 第二段階で残基R2をラセミ化させることなく、酸によ
って選択的に除去することを特徴とする方法。
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