JP3223994U - 実験用スタンド - Google Patents
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Abstract
【課題】操作時において支柱が台座に対して回転することを抑制できる実験用スタンドを提供する。【解決手段】本考案の実験用スタンド100は、支柱1および台座2を備えている。支柱1は、本体部11および張出部12を含んでいる。本体部11は、上下に延びている。張出部12は、本体部11から側方に張り出している。張出部12は、少なくとも1つの係合部を有している。台座2には、張出部12よりも下側において本体部11が取り付けられている。台座2は、少なくとも1つの被係合部を含んでいる。少なくとも1つの係合部は、支柱1が台座2に対して回転することを抑制するように、少なくとも1つの被係合部と係合している。【選択図】図1
Description
本考案は、実験用スタンドに関するものである。
実験用スタンドは、例えば、実開平6−63138号公報(特許文献1)、実開昭59−082546号公報(特許文献2)および実開昭56−146442号公報(特許文献3)に開示されている。これらの文献の実験用スタンドは、支柱が台座に螺合されている。
従来の実験用スタンドにおいては、支柱は、台座と螺合されることで、台座と締結されている。このため、実験用スタンドの操作時に、支柱が台座に対して回転し得る。
本考案は、上記課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、操作時において支柱が台座に対して回転することを抑制できる実験用スタンドを提供することである。
本考案の実験用スタンドは、支柱および台座を備えている。支柱は、本体部および張出部を含んでいる。本体部は、上下に延びている。張出部は、本体部から側方に張り出している。張出部は、少なくとも1つの係合部を有している。台座には、張出部よりも下側において本体部が取り付けられている。台座は、少なくとも1つの被係合部を含んでいる。少なくとも1つの係合部は、支柱が台座に対して回転することを抑制するように、少なくとも1つの被係合部と係合している。
本考案によれば、操作時において支柱が台座に対して回転することを抑制できる実験用スタンドを提供することができる。
以下、本考案の実施の形態について図に基づいて説明する。なお、以下では、同一または相当する部分に同一の符号を付すものとし、重複する説明は繰り返さない。また、適宜、図の一部を省略しており、省略した箇所は図において省略線で示している。
<実験用スタンド100の構成>
まず、図1〜図6を用いて、本実施の形態に係る実験用スタンド100の構成について説明する。図1〜図4のそれぞれは、本実施の形態に係る実験用スタンド100の構成を概略的に示す斜視図、分解斜視図、部分側面図、平面図である。図5は図3のV−V線に沿った断面図であり、図6は本実施の形態に係る支柱の構成を下側から概略的に示す底面図である。
まず、図1〜図6を用いて、本実施の形態に係る実験用スタンド100の構成について説明する。図1〜図4のそれぞれは、本実施の形態に係る実験用スタンド100の構成を概略的に示す斜視図、分解斜視図、部分側面図、平面図である。図5は図3のV−V線に沿った断面図であり、図6は本実施の形態に係る支柱の構成を下側から概略的に示す底面図である。
図1および図2に示されるように、実験用スタンド100は、支柱1と、台座2と、雌ネジ部材3とを有している。実験用スタンド100は、各種実験に用いられる。実験用スタンド100は、例えば教科書に記載される理科学習用の実験を学校で行う場合にも用いられ得る。
図1に示されるように、台座2は、例えば机の上に載置される。支柱1は、台座2に取り付けられ、台座2の上方へ延びている。
台座2は、主部2aと、第1脚部2cと、第2脚部2dと、複数の高さ調整部材2bとを有している。主部2a、第1脚部2cおよび第2脚部2dは、例えば鋳造により一体に構成されている。主部2a、第1脚部2cおよび第2脚部2dの材料は、例えば、亜鉛(Zn)、ステンレスなどである。
主部2aは、横方向に例えば直線状に延びている。主部2aの横方向における一方端部には第1脚部2cが接続されている。主部2aの横方向における他方端部には第2脚部2dが接続されている。主部2aは、第1脚部2cおよび第2脚部2dを繋いでいる。
第1脚部2cおよび第2脚部2dの各々は、主部2aの延びる方向に対して例えば直交する方向に延びている。このため第1脚部2cおよび第2脚部2dの各々の長手方向は、主部2aの長手方向に例えば直交している。
第1脚部2cの長手方向と第2脚部2dの長手方向とは、互いに略平行である。主部2a、第1脚部2cおよび第2脚部2dは、支柱1の延びる方向(上下方向)に沿って上から見た視点(平面視)において例えばH字形状を有している。
第1脚部2cの長手方向における両端部の各々の下部には高さ調整部材2bが取り付けられている。また第2脚部2dの長手方向における両端部の各々の下部にも高さ調整部材2bが取り付けられている。複数(例えば4つ)の高さ調整部材2bの各々は、机の載置面に対する台座2の高さを調整可能に構成されている。高さ調整部材2bの材質は、例えばゴムである。
図3に示されるように、主部2aには貫通孔2eが設けられている。貫通孔2eは、主部2aの上面から下面に亘って主部2aの厚み方向に主部2aを貫通している。貫通孔2eは、貫通孔2eから第1脚部2cまでの距離と貫通孔2eから第2脚部2dまでの距離とが例えば略同じとなる位置に配置されている。
図1に示されるように、支柱1の材料は、例えばステンレスなどである。支柱1は、本体部11と、張出部12とを含んでいる。本体部11は、支柱1が台座2に取り付けられた状態で上下方向に延びる棒形状に構成されている。
本体部11は、例えば柱形状を有しており、円柱形状であってもよく、また角柱形状であってもよい。このため本体部11の水平方向における断面形状は、例えば、円形または多角形などである。本体部11が円柱である場合、本体部11の外径は、例えば、9mm以上12mm以下である。
張出部12は、本体部11から側方に張り出している。張出部12は、本体部11の例えば外周全周から側方に張り出している。張出部12は、支柱1が台座2に取り付けられた状態で台座2の主部2aの直上に配置されている。張出部12の下面は、台座2の主部2aの上面に接していてもよい。
図4に示されるように、平面視において、張出部12の外形は例えば円形状を有している。平面視において本体部11および張出部12の各々の外形が円形状である場合、張出部12の直径D2は本体部11の直径D1よりも大きい。
図2に示されるように、本体部11には雄ネジ部111が設けられている。雄ネジ部111は、本体部11の下端外周部に設けられている。雄ネジ部111は、張出部12よりも下方に位置している。
本体部11の張出部12よりも下方の部分(雄ネジ部111が形成された部分を含む部分)の横方向の断面形状は、主部2aの貫通孔2eの開口形状よりも小さい。このため本体部11の張出部12よりも下方の部分は、主部2aの貫通孔2eに挿入可能である。
一方、張出部12の横方向の断面形状は、主部2aの貫通孔2eの開口形状よりも大きい。このため張出部12は、主部2aの貫通孔2eに挿入することができない。これにより本体部11の張出部12よりも下方の部分が主部2aの貫通孔2eに挿入される際に、張出部12の下面が主部2aの上面に接触した時点で、本体部11の貫通孔2eへの挿入は停止する。
図3に示されるように、本体部11の下部が貫通孔2eに挿入された状態において、本体部11は、貫通孔2eを通って台座2と交差している。本体部11は、望ましくは、台座2と直交している。
本体部11の下部が貫通孔2eに挿入された状態において、本体部11の下端は主部2aの下面よりも下方に位置している。この状態において、雄ネジ部111が設けられた本体部11の部分は、貫通孔2eから下方に突き出している。
雌ネジ部材3は、例えば蝶ネジ、ナットなどである。雌ネジ部材3は、支柱1の雄ネジ部111に螺合可能である。貫通孔2eから下方に突き出した雄ネジ部111に雌ネジ部材3が螺合されている。雌ネジ部材3が雄ネジ部111に螺合した状態で、雌ネジ部材3の上面は、主部2aの下面と接している。また雌ネジ部材3は、主部2aの下面よりも下方に位置し、かつ高さ調整部材2bの下端よりも上方に位置している。
雌ネジ部材3が支柱1の雄ネジ部111に螺合されることにより、雌ネジ部材3と張出部12とにより台座2の主部2aが挟み込まれる。これにより支柱1は台座2に取り付けられ、固定されている。
なお、雌ネジ部材3は、雄ネジ部111に対して着脱可能である。雌ネジ部材3が雄ネジ部111から取り外されることにより、支柱1を台座2から取り外すことが可能である。このように実験用スタンド100は、分解および組立可能となるように構成されている。
図3に示されるように、張出部12は、少なくとも1つの係合部121を有している。一方、台座2は、少なくとも1つの被係合部21を有している。少なくとも1つの係合部121は、少なくとも1つの被係合部21と係合している。これにより支柱1が台座2に対して回転することが抑制されている。
少なくとも1つの係合部121は、1つの係合部であってもよく、また複数の係合部であってもよい。本実施の形態においては、張出部12は、例えば2つの係合部121を有している。
係合部121の形状は、例えば切り欠き、孔などの凹形状である。本実施の形態においては係合部121は、張出部12を上下方向に貫通する貫通孔である。ただし係合部121は、凹形状に限定されず、例えばピンなどの凸形状であってもよい。
少なくとも1つの被係合部21は、1つの被係合部であってもよく、また複数の被係合部21であってもよい。本実施の形態においては、台座2は、例えば2つの被係合部21を有している。
被係合部21は、例えばピンなどの凸形状である。本実施の形態においては被係合部21は、台座2の上面から上方へ突き出したピン形状の凸部である。ただし係合部121は、凸形状に限定されず、例えば切り欠き、孔などの凹形状であってもよい。
係合部121と被係合部21とは、上記のとおり互いに係合している。具体的には貫通孔よりなる係合部121にピン形状の凸部よりなる被係合部21が挿入されている。係合部121と被係合部21とが互いに係合することにより、支柱1が台座2に対して回転することが抑制されている。
図2に示されるように、少なくとも1つの被係合部21は、第1被係合部21aおよび第2被係合部21bを含んでいる。第1被係合部21aおよび第2被係合部21bは、本体部11を挟んで配置されている。第1被係合部21aおよび第2被係合部21bの各々は、例えばピンなどの凸形状である。
第1被係合部21aと、第2被係合部21bとは、本体部11の中心(例えば軸心C)を中心とする同一円周上に位置するように台座2に配置されている。第1被係合部21aおよび第2被係合部21bは、本体部11の中心(例えば軸心C)に対して点対称に配置されている。
少なくとも1つの係合部121は、第1係合部121aおよび第2係合部121bを含んでいる。第1係合部121aおよび第2係合部121bは、本体部11を挟んで配置されている。
第1係合部121aと、第2係合部121bとは、本体部11の中心(例えば軸心C)を中心とする同一円周上に位置するように張出部12に配置されている。第1係合部121aおよび第2係合部121bは、本体部11の中心(例えば軸心C)に対して点対称に配置されている。
第1被係合部21aおよび第2被係合部21bが配置されている円周における円の直径と、第1係合部121aおよび第2係合部121bが配置されている円周における円の直径とは互いに等しい。すなわち、第1係合部121aと、第2係合部121bと、第1被係合部21aと、第2被係合部21bとは、本体部11の中心(例えば軸心C)を中心とする同一円周上に位置している。
図3に示されるように、第1被係合部21aは第1係合部121aに係合している。第2被係合部21bは第2係合部121bに係合している。
本実施の形態において、張出部12は、本体部11と別体であってもよく、また本体部11と一体であってもよい。張出部12が本体部11と別体である場合、張出部12の形状は、環形状であってもよいし、C字型であってもよい。張出部12は、本体部11に対して回転することが抑制されるように取り付けられている。
図6に示されるように、張出部12が環形状を有する場合、張出部12は内周面12Iと外周面12Oとを有している。張出部12の内周面12Iは、張出部12の貫通孔12Tを構成している。貫通孔12THは、本体部11が挿入可能となるように、本体部11の外径以上の外径を有している。
貫通孔12TH内に、本体部11が挿入されている。張出部12は、本体部11を囲んでいる。張出部12は貫通孔12THを有していれば、張出部12の外形は円形に限られず、例えば多角形などでもよい。
図5に示されるように、張出部12は、横穴12SHを有している。横穴12SHは、環形状の張出部12を径方向に貫通している。具体的には横穴12SHは、環形状の張出部12における外周面12Oから内周面12Iに達している。横穴12SHは、例えばネジ穴などである。
また本体部11の外周面には、凹部112が設けられている。凹部112は、例えば本体部11の中心に対して凹んでいる面でもよい。凹部112は、例えば、本体部11の外周面12Oに設けられた平坦な面でもよい。凹部112は、内周面12Iと向かい合っている。凹部112は、横穴12SHの開口と径方向に向かい合っている。
図2に示されるように、実験用スタンド100は、ピン部材4をさらに有していてもよい。ピン部材4は、張出部12が本体部11と別体である場合に、張出部12が本体部11に対して回転することを抑制するための部材である。ピン部材4は、例えばピン、ネジ、イモネジなどである。
ピン部材4は、張出部12の横穴12SHに挿入されている。ピン部材4は、横穴12SHから内周側へ突き出している。横穴12SHよりも内周側へ突き出したピン部材4の部分は、本体部11の凹部112に嵌められている。
ピン部材4は、横穴12SHに挿入され、かつ凹部112に嵌められることにより、本体部11に対して張出部12を固定している。ピン部材4が凹部112に嵌められた状態において、ピン部材4は凹部112において本体部11に押し付けられていてもよい。
図1に示されるように、支柱1および台座2の位置合わせのために、位置合わせマークMKが支柱1および台座2に設けられてもよい。位置合わせマークMKは、位置合わせ上側マークMKuおよび位置合わせ下側マークMKdを含んでいてもよい。
位置合わせ上側マークMKuは、例えば支柱1の張出部12の側面に設けられている。位置合わせ下側マークMKdは、例えば台座2の上面に設けられている。位置合わせ上側マークMKuおよび位置合わせ下側マークMKdは、係合部121および被係合部21が係合する位置を示すように設けられている。位置合わせマークMKは、例えば支柱1および台座2にシールで付されてもよいし、支柱1および台座2にプリント(印字)されてもよいし、支柱1および台座2の一部を削って付されてもよい。
<変形例>
次に、本実施の形態に係る実験用スタンドの変形例の構成について図7、図8を用いて説明する。図7は、本考案の一実施の形態に係る実験用スタンドの変形例における台座およびの構成を示す斜視図である。図8は、本考案の一実施の形態に係る実験用スタンドの変形例における支柱の構成を一部を示する側面図である。
次に、本実施の形態に係る実験用スタンドの変形例の構成について図7、図8を用いて説明する。図7は、本考案の一実施の形態に係る実験用スタンドの変形例における台座およびの構成を示す斜視図である。図8は、本考案の一実施の形態に係る実験用スタンドの変形例における支柱の構成を一部を示する側面図である。
図7に示されるように、本実施の形態の変形例において、被係合部21は、台座2に設けられた孔である。また図8に示されるように、本実施の形態の変形例において、係合部121は、ピンである。
図7に示された孔である被係合部21に、図8に示されたピンである係合部121が挿入される。これにより、支柱1が台座2に対して回転することが抑制されている。
<本実施の形態の作用効果>
次に、本実施の形態に係る実験用スタンド100の作用効果について説明する。
次に、本実施の形態に係る実験用スタンド100の作用効果について説明する。
実験用スタンド100を用いる実験においては、図示されない汎用クランプが用いられ得る。汎用クランプは、支柱1に取り付けられる。汎用クランプが支柱1に取り付けられるためには、汎用クランプが支柱1に取り付け可能である程度に支柱1の本体部11の外径を、小さくする必要がある。すなわち、支柱1の本体部11の太さを細くする必要がある。このため、従来の実験用スタンド100においては、支柱1を台座2に取り付けるために、支柱1に雄ネジ部111を設けることしかできない。
従来の実験用スタンド100においては、支柱1に設けられた雄ネジ部111と雌ネジ部材3との螺合による支柱1と台座2との締結だけでは、実験用スタンド100の操作時に支柱1は台座2に対して回転し得る。実験用スタンド100の操作時に支柱1が台座2に対して回転する場合、実験を正しく行うことは難しい。
本実施の形態の実験用スタンド100においては、汎用クランプが取り付けられる支柱1の本体部11の外径を細く維持しつつ、操作時において支柱1が台座2に対して回転することを抑制するための係合部121を張出部12に設けることができる。
本実施の形態に係る実験用スタンド100によれば、少なくとも1つの係合部121は、支柱1が台座2に対して回転することを抑制するように、少なくとも1つの被係合部21と係合する。これにより、実験用スタンド100の操作時において、支柱1が台座2に対して回転することが抑制される。
実験用スタンド100の操作時において、支柱1が台座2に対して回転することが抑制されるため、支柱1と台座2との係合が緩むことにより支柱1と台座2とが分離することが抑制される。したがって、実験用スタンド100の操作時の安定性が向上する。
雌ネジ部材3が雄ネジ部111と螺合し、かつ張出部12とで台座2を挟み込んでいるため、支柱1と台座2とは固定される。また、雌ネジ部材3が張出部12とで台座2を挟み込んでいるため、支柱1が台座2から抜けることが抑制される。
雌ネジ部材3が雄ネジ部111に対して着脱可能であることにより、実験用スタンド100は分解および組立可能であるため、必要に応じて実験用スタンド100を分解することができる。よって、実験用スタンド100の非使用時および輸送時などに、場所を取らないようにすることができる。
本体部11と張出部12とが別体である場合、実験用スタンド100の製造に際して、既存の部材を流用し、加工することで実験用スタンド100を製造することができる。本体部11には、例えば、丸棒または角棒などが用いられ得る。張出部12には、例えば、フランジなどが用いられ得る。これにより、実験用スタンド100の製造コストを小さくすることができる。
仮に、本体部11とは別体である張出部12が、本体部11に対して回転する場合、張出部12の係合部121が台座2の被係合部21と係合していたとしても、張出部12が本体部11に対して回転し得る。このため、支柱1が台座2に対して回転し得るため、支柱1が台座2に対して回転することが抑制される効果が損なわれる。張出部12が本体部11に対して固定されることにより、張出部12が本体部11に対して回転することが抑制されるため、支柱1が台座2に対して回転することが抑制される。
ピン部材4が凹部112に対して嵌められているため、張出部12が本体部11に対して回転することが抑制される。
ピン部材4に沿って接触するように構成されている凹部112にピン部材4が嵌合している場合、ピン部材4と凹部112との接触面積は、ピン部材4が本体部11の凸形状の曲面と接触する場合の接触面積よりも大きくなる。このため、ピン部材4は、本体部11を張出部12に対してさらに強固に固定できる。よって、支柱1が台座2に対して回転することがさらに抑制される。
張出部12が貫通孔12THを有し、本体部11が貫通孔12THに挿入されている場合、本体部11の全周は、張出部12によって支持される。このため、本体部11が台座2に対して全周にわたってグラつくことが抑制される。よって、実験用スタンド100は、高い安定性を得る。
第1被係合部21aが第1係合部121aに係合し、第2被係合部21bが第2係合部121bに係合している場合、第1被係合部21aおよび第1係合部121aならびに第2被係合部21bおよび第2係合部121bによって支柱1が台座2に対して回転することが抑制される。このため、1つの被係合部21および1つの係合部121によって支柱1が台座2に対して回転することが抑制される場合よりも、支柱1が台座2に対して回転することがさらに抑制される。
第1係合部121aおよび第2係合部121bが本体部11を挟んで配置されているため、1つの被係合部21および1つの係合部121が本体部11に対して片方側にのみ設けられている場合よりも、支柱1が台座2に対して回転することがさらに抑制される。
第1係合部121aおよび第2係合部121bが本体部11の中心に対して点対称に設けられている場合、支柱1を台座2に対して180度回転させることで、係合部121および被係合部21の位置を合わせることができる。これにより、実験用スタンド100の製造工程において、支柱1および台座2の位置合わせが容易になる。
支柱1および台座2に位置合わせマークMKが設けられることにより、実験用スタンド100の製造工程において、支柱1および台座2の位置合わせが容易になる。
係合部121が張出部12に設けられていることにより、係合部121を設けるために本体部11の外径を大きくする必要がない。このため、本体部11の外形を通常の実験用スタンドの支柱1の外形と同様にすることができる。そのため、通常の実験用スタンドの支柱に用いられるクランプなどを、本実施の形態の実験用スタンド100の本体部11に用いることができる。すなわち、本実施の形態における実験用スタンド100は、通常の実験用スタンドと互換性がある。
なお、台座2は、例えば平型形状を有していてもよい。平型形状の台座2は、平面視において四角形状を有している。台座2が平型形状を有する場合、高さ調整部材2bは四角形状の下側四隅に取り付けられている。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本考案の範囲は上記した説明ではなくて実用新案登録請求の範囲によって示され、実用新案登録請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1 支柱、2 台座、3 雌ネジ部材、4 ピン部材、11 本体部、12 張出部、12I 内周面、12O 外周面、12TH 貫通孔、12SH 横穴、21 被係合部、21a 第1被係合部、21b 第2被係合部、111 雄ネジ部、112 凹部、121 係合部、121a 第1係合部、121b 第2係合部。
Claims (8)
- 上下に延びる本体部と、前記本体部から側方に張り出し、かつ少なくとも1つの係合部を有する張出部とを含む支柱と、
前記張出部よりも下側において前記本体部が取り付けられ、かつ少なくとも1つの被係合部を含む台座とを備え、
前記少なくとも1つの係合部は、前記支柱が前記台座に対して回転することを抑制するように、前記少なくとも1つの被係合部と係合する、実験用スタンド。 - 雌ネジ部材をさらに備え、
前記本体部は、雄ネジ部を含み、
前記雌ネジ部材は、前記雄ネジ部と螺合し、かつ前記張出部とで前記台座を挟み込む、請求項1に記載の実験用スタンド。 - 前記張出部は、前記本体部と別体であり、かつ前記本体部に対して回転することを抑制するように取り付けられている、請求項1または2に記載の実験用スタンド。
- ピン部材をさらに備え、
前記張出部は、外周面と、内周面とを含み、かつ前記外周面から前記内周面に向かって前記張出部を貫通している横穴が設けられており、
前記ピン部材は、前記横穴に挿入されることにより、前記本体部に対して前記張出部を固定している、請求項3に記載の実験用スタンド。 - 前記本体部には、凹部が設けられ、
前記ピン部材は前記凹部に嵌められている、請求項4に記載の実験用スタンド。 - 前記張出部は、貫通孔が設けられた環形状を有し、
前記本体部は、前記貫通孔に挿入されている、請求項3〜5のいずれか1項に記載の実験用スタンド。 - 前記少なくとも1つの係合部は、第1係合部および第2係合部を含み、
前記少なくとも1つの被係合部は、第1被係合部および第2被係合部を含み、
前記第1係合部および前記第2係合部は、前記本体部を挟んで配置され、
前記第1被係合部は、前記第1係合部に係合し、
前記第2被係合部は、前記第2係合部に係合する、請求項1〜6のいずれか1項に記載の実験用スタンド。 - 前記第1係合部および前記第2係合部は、前記本体部の中心に対して点対称に配置されている、請求項7に記載の実験用スタンド。
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- 2019-09-05 JP JP2019003363U patent/JP3223994U/ja not_active Expired - Fee Related
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